JP2001086424A - モニタ装置 - Google Patents

モニタ装置

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JP2001086424A
JP2001086424A JP25894699A JP25894699A JP2001086424A JP 2001086424 A JP2001086424 A JP 2001086424A JP 25894699 A JP25894699 A JP 25894699A JP 25894699 A JP25894699 A JP 25894699A JP 2001086424 A JP2001086424 A JP 2001086424A
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Yoshiaki Matsubara
義明 松原
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OSD表示を行う場合のOSD情報の転送時
間を短くする。 【解決手段】 プログラムメモリ3に予め圧縮した、キ
ャラクタコード情報などのOSD情報を記憶しておき、
OSD表示を行う場合に圧縮されたOSD情報をOSD
表示系31に転送する。そして、OSD表示系31にお
ける伸張部8において転送されたOSD情報を伸張し
て、この伸張されたOSD情報に基づいてOSD表示を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンスクリーンデ
ィスプレー機能により、画面上に例えば各種調整用のメ
ニュー画面などとされる所要の画像表示を行なうことが
できるモニタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のモニタ装置においてOS
D(On Screen Display)表示を行なう構成の要部を示
すブロック図である。なお、図示されているモニタ装置
は、例えばパーソナルコンピュータなどとされるコンピ
ュータ装置から出力される画像を表示することができる
ディスプレー装置として構成されている。図8に示され
ているようにモニタ装置は、例えばモニタ装置全体の動
作制御を行なう制御系91、及びオンスクリーンディス
プレーの表示処理を行なうOSD表示系92などによっ
て構成され、これら制御系91、OSD表示系92は、
例えば回路基板単位として構成されている。
【0003】制御系91としては、例えば制御部60、
コントロールバス61、プログラムメモリ62、シリア
ルインターフェース63などが構成される。制御系91
において、制御部60は例えばCPU(Central Proces
sing Unit)などによって構成され、図示されているモ
ニタ装置の信号処理などの動作制御を行なうようにされ
ている。この制御部60と、コントロールバス61を介
して接続されているプログラムメモリ62には、例えば
モニタ装置を動作させる場合のメインプログラムや、O
SD(On Screen Display)表示を行なうためのOSD
情報(例えば座標情報、色情報、キャラクタコード情報
など)などが格納されている。操作部64は、このモニ
タ装置を使用するユーザが操作する所要の操作キーが備
えられた部位とされている。したがって、この操作部6
4には、少なくとも電源キーやOSD表示キー、または
OSD表示を参照しながら所要の調整操作を行なうこと
ができる操作キーなどが備えられる。
【0004】プログラムメモリ62から読み出されたO
SD情報は、コントロールバス61を介してシリアルイ
ンターフェース63によってシリアル通信データに変換
され、シリアル通信バス90を介してOSD表示系92
のOSD制御部70に転送される。
【0005】OSD表示系92は、例えばOSD制御部
70、キャラクタコードRAM71、キャラクタROM
72、RGBデータ変換部73などによって構成され
る。OSD制御部70に対しては、前記したように、シ
リアルインターフェース63においてシリアル通信デー
タに変換されたOSD情報、及び前記コンピュータ装置
から水平同期信号H、垂直同期信号Vが供給される。O
SD制御部70では、OSD情報に基づいて、OSD表
示を行なうための座標、色、キャラクタコードの判別を
行なうとともに、キャラクタコードRAM71に座標デ
ータとキャラクタコード情報を供給する制御を行なう。
キャラクタコードRAM71は、例えば座標情報、キャ
ラクタコード情報などが格納されるバッファ手段などと
して構成される。
【0006】キャラクタコードRAM71に格納された
座標情報、キャラクタコード情報は、OSD制御部70
の制御に基づいた所要のタイミングでキャラクタROM
72に供給される。このキャラクタROM72には、表
示されるキャラクタに対応したビットデータが格納され
ており、キャラクタコードRAM71から供給される座
標情報、キャラクタコード情報をアドレス情報として、
所要のキャラクタデータ(ビットデータ)が読み出され
る。RGBデータ変換部73では、キャラクタROM7
2から読み出されたキャラクタデータに対して、OSD
制御部70から供給される色情報に基づいて、例えばR
GBオン/オフのデータなどに着色するための信号処理
を施して、RGB各色に対応したOSD信号を生成する
ようにされている。なお、キャラクタコードRAM7
1、キャラクタROM72、RGBデータ変換部73な
どによる、OSD表示を行なうための動作は、OSD制
御部70が水平同期信号H、垂直同期信号Vに基づいた
所要のタイミングで制御するものとされる。
【0007】映像信号処理部80は、RGB各色に対応
した映像入力端子tR、tG、tBを介して例えばコンピ
ュータ装置などから供給される映像信号に対して、所要
の映像信号処理を施して合成/選択部81に供給する。
合成/選択部81では、通常、映像信号処理部80から
供給される映像信号を表示手段としてのCRT83(Ca
thode Ray Tube)に供給するようにされているが、RG
Bデータ変換部73からOSD信号が供給された場合、
その表示形態にしたがって、OSD信号を映像信号に重
畳するか、また例えばOSD信号のみを表示する必要が
ある場合などにおいては、OSD信号を選択するように
されている。
【0008】偏向部82は例えば偏向ヨークなどを備え
て構成され、水平同期信号H、垂直同期信号Vに基づい
て所要の偏向電流を生成することができるようにされて
いる。CRT83は合成/選択部81から出力された映
像信号に基づいて、各色の電子ビームを変調するように
され、偏向部82による偏向電流によってこの電子ビー
ムが偏向されることによって画像を形成するための走査
が行なわれる。
【0009】この図8に示すモニタ装置は、予め設定さ
れているキャラクタROM72に記憶されれいるキャラ
クタ単位に基づいたOSD表示(以下、キャラクタ形式
という)を行なう構成例とされる。このキャラクタ形式
によるOSD表示を行なう場合、その表示能力は、キャ
ラクタROM72に記憶されているキャラクタ数によっ
て限定されてしまう。また、表示能力の改善を図るため
にキャラクタ数の変更や追加が必要になった場合は、キ
ャラクタROM72自体の容量を変更する必要があっ
た。
【0010】このキャラクタ形式のOSD表示に対し
て、図9に示されているモニタ装置に示されているビッ
トマップ形式によるOSD表示は、表示機能に優れたも
のとされる。なお、図9において図8と同一部分には同
一符号を付している。この図7に示されているモニタ装
置の場合、プログラムメモリ62には、前記したような
キャラクタに対応したキャラクタコード情報ではなく、
ビットマップ表示を行なうためのドットに対応した座標
情報(ビットマップデータ)が格納されている。したが
って、オンスクリーンメモリ84には、OSD表示を行
なうためのドットデータが格納されるフィールドメモリ
として構成され、例えばOSD表示が100×100の
ドット数で、RGBによる8色のカラー表示を行なう場
合には、100×100×3=30000ビットのドッ
ト情報を格納することができる容量を要することにな
る。このようにしてオンスクリーンメモリ84に格納さ
れたドット情報としてのOSD情報は、RGB変換部8
5においてRGB各色に応じたビットデータに変換され
た後に、OSD信号として合成/選択部81に供給され
る。
【0011】そして、図8で説明した場合と同様に、O
SD信号を映像信号に重畳するか、また例えばOSD信
号のみが選択されてCRT83に表示されるようにされ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近ではモ
ニタ装置における各種調整を行う場合の操作性を向上す
ることを目的として、オンスクリーン表示自体が機能性
を向上するために多様化し、また表示言語を複数の国の
言語の中から選択することができるようにされている。
したがって、モニタ装置がオンスクリーン表示を行なう
ために有しているデータ量が増加する傾向になり、これ
に伴い、プログラムメモリ62に格納されるデータ量も
大きな容量を要すると共に、制御系91からOSD表示
系92に転送されるデータ通信量が増加してしまう。例
えば、キャラクタ形式の場合では、プログラムメモリ6
2に格納されるOSD情報としてのキャラクタコード情
報の数が増加し、また、OSD表示を行う場合、操作部
64の操作に基づいて、OSD制御部70に対して多数
のキャラクタコード情報が転送されることになる。また
例えば、ビットマップ形式の場合もプログラムメモリ6
2に格納されるOSD情報としてのビットマップ情報の
データ量が増加するとともに、OSD表示を行う場合
に、OSD表示部70に対して転送されるビットマップ
情報の量も大きくなる。
【0013】このようなOSD情報(キャラクタコード
情報、ビットマップ情報)の伝送を行う場合、通信デー
タが映像信号や同期信号に影響を及ぼす状態が生じ、水
平同期信号Hのジッタが悪化したり、またジッタが悪化
することで画面上にノイズとして表われることがある。
このような問題に対しては、例えば垂直帰線期間のみに
データ通信を行なうようにして、映像期間におけるノイ
ズを抑制することが考えられていた。しかし、データの
通信量が増加すると、或るOSD表示を行う場合に数フ
レーム分の垂直帰線期間にわたってデータ転送がおこな
われることになり、これに伴いOSD情報のリフレッシ
ュ動作に要する時間も長くなってしまう。なお、リフレ
ッシュ動作とは、OSD表示の誤表示を防止するため
に、例えば一定の周期でプログラムメモリ62から、キ
ャラクタデータコードRAM71、オンスクリーンメモ
リ84などにOSD情報を転送する動作とされる。つま
り、前記バッファ手段に格納されているOSD情報がモ
ニタ装置内における放電などの影響で破壊された場合で
も、前記一定の周期で新しいOSD情報が読み込まれる
ので、正しい表示に回復することが可能になる。したが
って、リフレッシュ動作に要する時間が長くなると、放
電などによってバッファ手段に格納されているでOSD
情報が破損した場合、回復するのにかなりの時間を要す
るという問題が生じていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するために、オンスクリーンディスプレー機能
により画像表示情報に基づいた画像を表示することがで
きるモニタ装置として、所要の圧縮方法によって圧縮さ
れた画像表示情報が記録されている画像表示情報記憶手
段と、所要のコマンド情報に基づいて前記画像表示情報
の読み出しを行なう画像表示情報読み出し制御手段と、
前記画像表示情報読み出し手段によって読み出された前
記画像表示情報を所要の通信形式の情報に変換してデー
タ転送処理を行なうインターフェース手段と、前記イン
ターフェース手段を介して転送された前記画像表示情報
を受信して、所要の伸張処理を施す画像表示情報伸張手
段と、前記画像表示情報伸張手段によって伸張された画
像表示情報に基づいてオンスクリーンディスプレー信号
を生成する信号生成手段と、前記オンスクリーンディス
プレー信号に基づいて、前記画像の表示を行なう表示手
段を備えてモニタ装置を構成する。
【0015】また、オンスクリーンディスプレー機能に
より画像表示情報に基づいた画像を表示することができ
るモニタ装置として、前記画像表示情報が記録されてい
る画像表示情報記憶手段と、所要のコマンド情報に基づ
いて前記画像表示情報の読み出しを行なう画像表示情報
読み出し制御手段と、前記画像表示情報読み出し制御手
段によって読み出された前記画像表示データを、所要の
圧縮方法によって圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段に
よって圧縮された前記画像表示情報を所要の通信形式の
情報に変換してデータ転送処理を行なうインターフェー
ス手段と、前記インターフェース手段を介して転送され
た前記画像表示情報を受信して、所要の伸張処理を施す
画像表示情報伸張手段と、前記画像表示情報伸張手段に
よって伸張された画像表示情報に基づいてオンスクリー
ンディスプレー信号を生成する信号生成手段と、前記オ
ンスクリーンディスプレー信号に基づいて、前記画像の
表示を行なう表示手段を備えてモニタ装置を構成する。
【0016】本発明によれば、OSD表示を行う場合の
OSD情報の転送量を削減することができ、転送時間を
短縮することができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモニタ装置の実施
の形態を説明する。図1は、本実施の形態のモニタ装置
におけるOSD情報の転送を行う場合の概要を説明する
ブロック図である。本実施の形態ではプログラムメモリ
3から読み出されたOSD情報を所要の圧縮方法によっ
て圧縮した状態で、制御系30からOSD表示系31に
転送するようにされている。例えば制御部1の制御によ
ってプログラムメモリ3から読み出されたOSD情報
は、コントロールバス2を介して圧縮部4に供給され
る。そして、この圧縮部4は、例えばハフマン符号化な
どとされる、FV(Fixed to Variable)符号化の演算
処理を行なうことができるようにされており、これによ
りOSD情報はFV符号化などによって圧縮された状態
で、シリアルインターフェース5において通信データに
変換される。また、圧縮されるOSD情報が予め例えば
特定のものとして固定とされている場合は、例えばFV
符号化によって圧縮されたOSD情報をプログラムメモ
リ3に記憶しておくことも可能である。この場合、圧縮
部4における符号化演算の処理を省略することができる
ようになる。すなわち、図1から圧縮部4を省略した構
成を採ることも可能である。また、制御部1において符
号化の演算処理を行なうように構成した場合でも、圧縮
部4を省略することができる。なおハフマン符号化は、
出現確率が高い文字などのデータを少ないビット数で、
また出現確率が低いデータを大きなビット数で示す可逆
なデータ圧縮方法とされている。
【0018】シリアルインターフェース5から出力され
たOSD情報(圧縮)は、シリアル通信バス17を介し
てOSD表示系31のOSD制御部6に供給される。O
SD制御部6は、この図には示していない外部のコンピ
ュータ装置から供給される水平同期信号、垂直同期信号
のタイミングに基づいて、OSD表示系31の各部位の
動作制御を行なうようにされている。また、シリアルイ
ンターフェース5から供給されたOSD情報を、例えば
バッファ手段などとして構成されているメモリ7に供給
する。メモリ7に格納されたOSD情報(圧縮)は、水
平同期信号、垂直同期信号のタイミングで伸張部8に供
給され、この伸張部8において前記OSD情報の伸張を
行なう演算処理が施される。すなわち、OSD情報(圧
縮)は、伸張部8において伸張されることにより、通常
のOSD情報とされる。そして、表示データ変換部9か
らOSD信号として出力されることになる。
【0019】以下、図1に示した構成に基づいてモニタ
装置を構成する例を説明する。図2は、例えばキャラク
タ形式によってOSD表示を行なうことができるように
構成されているモニタ装置の構成例を示すブロック図で
ある。この図2において、図1に対応する部分には同一
の符号を付して説明を省略する。この図に示す例では、
プログラムメモリ3に例えば前記ハフマン符号化などの
圧縮方法によって予め圧縮されたOSD情報(座標情
報、色情報、キャラクタコード情報など)が格納されて
いるものとする。つまり、操作部10の操作に基づいて
OSD表示を行なう場合、プログラムメモリ3からは圧
縮されているキャラクタコード情報が読み出されて、こ
の圧縮されたOSD情報がシリアルインターフェース5
で通信データに変換されて、シリアル通信バス17を介
してOSD表示系31のOSD制御部6に転送されるこ
とになる。OSD制御部6に転送されたOSD情報は、
キャラクタコードRAM11に格納され、その後伸張部
8に供給される。そして、この伸張部8で伸張された座
標情報、キャラクタコード情報は、OSD制御部6の制
御に基づいた所要のタイミングでキャラクタROM12
に供給され、キャラクタROM12からは座標情報、キ
ャラクタコード情報をアドレス情報として、所要のキャ
ラクタデータ(ビットデータ)が読み出される。RGB
データ変換部13では、キャラクタROM12から読み
出されたキャラクタデータに対して、OSD制御部6か
ら供給される色情報に基づいて、例えばRGBオン/オ
フのデータなどに着色するための信号処理を施して、R
GB各色に対応したOSD信号を生成するようにされて
いる。
【0020】映像信号処理部20は、RGB各色に対応
した映像入力端子tR、tG、tBを介して例えばコンピ
ュータ装置などから供給される映像信号に対して、所要
の映像信号処理を施して合成/選択部21に供給する。
なお、映像入力端子tR、tG、tB、映像信号処理部2
0、合成/選択部21、偏向部22、CRT23はそれ
ぞれ、図6、図7に示した映像入力端子tR、tG、t
B、映像信号処理部80、合成/選択部81、偏向部8
2、CRT83に対応している。すなわち、合成/選択
部21では、OSD表示の形態にしたがって、映像入力
端子tR、tG、tBを介して入力した映像信号にOSD
信号を重畳するか、また例えばOSD信号のみを表示す
る場合などは、OSD信号を選択してするようにされて
いる。そして、偏向部22は、例えばコンピュータ装置
などから供給される水平同期信号H、垂直同期信号Vに
基づいて所要の偏向電流を生成することができるように
されており、CRT23においては、この偏向電流によ
って電子ビームが走査される。
【0021】図3は図2に示したように構成されたモニ
タ装置によってOSD表示として表示される、各種調整
を行う場合のメニュー画面の一例を説明する図であり、
操作部10における所要の操作キー(メニューキーな
ど)を操作することによって表示される。
【0022】図3に示されているメニュー画面40は、
当該表示がメニュー画面であることを示す表題部、各種
調整項目などによって構築され、調整項目としては、本
実施の形態では以下に示すものがアイコン化され、例え
ばスクリーン調整(画調整)を行なう「SCREEN」、表示
画像の位置調整を行なう「CENTER」、コンバージェンス
調整を行なう「CONVER」、画歪調整を行なう「GEOM」、
色温度調整を行なう「COLOR」、表示言語の選択を行な
う「LANG」、表示画像のサイズ調整を行なう「SIZE」、
例えばデガウスなどの所要の調整を行なう「OPTION」、
メニュー画面40の表示を終了させる「EXIT」などのア
イコンが表示される。このメニュー画面40をキャラク
タ形式で表示する場合を想定すると、図示されているよ
うに複数のキャラクタを組み合わせることによって構築
される。なお、この図には、便宜上、表題部、アイコン
以外などの部分を細線で区切って1キャラクタを示して
いるが、例えば「EXIT」の部分に破線で示しているよう
に、1個のアイコン表示は12個のキャラクタによって
形成されている。
【0023】このようなメニュー画面40を構成するた
めのキャラクタは例えば45種類(「S」「C」「R」
「E」など)とされ、またメニュー画面40を構築する
ために必要なキャラクタ数は12×23=276キャラ
クタであることを想定する。例えば、45種類の中から
1キャラクタを表示するために必要なキャラクタコード
情報は、 45<64=2^6 とされ、少なくとも6ビットのデータ長が必要になる。
そして例えば6ビットのデータで276個のキャラクタ
に対応したキャラクタコード情報を固定長の符号化を行
った場合、 6ビット×276キャラクタ = 1556ビット のデータが必要になる。したがって、従来では、プログ
ラムメモリ3にメニュー画面40を構築するためのデー
タとして1556ビットのデータが記憶されているもの
とされる。すなわち、メニュー画面40の表示を行う場
合には、この1556ビットのデータがOSD制御部6
に転送されていたことになる。
【0024】しかし、本実施の形態では例えばハフマン
符号化によって圧縮された状態のデータをOSD制御部
6に転送するようにしているので、メニュー画面40の
表示を行う場合でも、転送するデータ量を削減すること
ができるようになる。
【0025】図4は、ハフマン符号化によって符号化さ
れたキャラクタコード情報のビット数の一例を示してい
る。前記したように、1キャラクタを表示するために必
要なデータは、6ビットとされているが、例えばメニュ
ー画面40を構築する場合に出現確率が高い「ベタ(空
白)」については、例えば1ビットで示すことができる
ようになる。同様に、比較的出現確率が高い「下影」は
3ビットで示すことができるようになる。このように、
メニュー画面40を構築するためのキャラクタコード情
報を例えばハフマン符号化によって圧縮することによっ
て、メニュー画面40全体では例えば812ビットとす
ることができる。したがって、プログラムメモリ3にお
いてメニュー画面40を表示するために例えば812ビ
ットのキャラクタコード情報を有していれば良く、ま
た、実際にOSD表示を行なうためにOSD制御部6に
転送されるキャラクタコード情報も1556ビットから
812ビットに縮小され、データ転送量を例えば約50
%程度削減することができ、データ転送時間の短縮を図
ることができるようになる。
【0026】なお、図4では、例えばキャラクタコード
情報を例に挙げて説明したが、例えば色情報などについ
てもデータを圧縮しておくことによりデータ転送量の削
減、及びデータ転送時間の短縮を図ることができるよう
になる。また、本実施の形態ではメニュー画面40を例
に挙げて説明したが、メニュー画面40に表示される各
調整項目を選択した場合に表示される調整実行画面など
を表示するための色情報、キャラクタコード情報などに
ついても予めデータを圧縮しておけばよい。さらに、図
1で説明したように、プログラムメモリ3には圧縮して
いないデータ、すなわちメニュー画面40に対応したキ
ャラクタコード情報を例に挙げると1556ビットのデ
ータを記憶しておき、実際にメニュー画面40の表示を
行う場合に、圧縮演算を行なってOSD制御部6に転送
するようにしても、データ転送量、及びデータ転送時間
を短縮することができるようになる。
【0027】図5は、他の実施の形態として、例えばビ
ットマップ形式によってOSD表示を行なうことができ
るように構成されているモニタ装置の構成例を示すブロ
ック図である。この図5においても、図1に対応する部
分には同一の符号が付されている。この図5に示されて
いるモニタ装置のプログラムメモリ3には、ビットマッ
プ表示を行なうためのドットに対応した座標情報(ビッ
トマップ情報)が、前記ハフマン符号化などの圧縮方法
によって予め圧縮された状態で格納されているものとす
る。すなわち、OSD表示を行う場合は、プログラムメ
モリ3から圧縮されているビットマップ情報を読み出し
て、シリアルインターフェース5、シリアル通信バス1
7を介してOSD制御部6に転送する。OSD制御部6
では、転送されたビットマップ情報(圧縮)を、オンス
クリーンメモリ14に供給するようにされるが、このと
き、ビットマップ情報(圧縮)はオンスクリーンメモリ
14の入力形式に適応するように加工される。そして、
オンスクリーンメモリ14に格納されたビットマップ情
報(圧縮)は、伸張部8によって伸張された後にRGB
変換部15に供給され、RGB各色に応じたビットデー
タに変換された後に、OSD信号として合成/選択部2
1に供給される。そして、合成/選択部21からはOS
D信号及び/又は映像信号処理部20から出力された映
像信号は、図2で説明した場合と同様に、CRT23に
表示される。
【0028】ところで、図6に示されているように、メ
ニュー画面40は例えば534ドット×404ドット=
215735ドットによって構築される。このようなド
ット単位で表示を行なうことを考えた場合、ビットマッ
プ情報のデータ容量は、例えば図7に示されているよう
になる。なお、図7には、メニュー画面40を例えば
「白」「マゼンタ」「黒」「青」「黄」の5色のドット
で表示する場合の一例を挙げている。
【0029】図7に示されているように、メニュー画面
40を構築するドットにおいて、各色に対応した出現ド
ット数は、例えば「白」が97250ドット、例えば
「マゼンタ」が70720ドットとされ、全色の合計は
215735ドットとなる。この215735ドットの
表示を行なう場合、従来のように固定長による符号化を
行った場合は、各色の合計が647205ビットとな
り、OSD表示を行う場合は、この647205ビット
のデータが転送されることになる。本実施の形態ではハ
フマン符号化によってデータ圧縮を行なうことで、デー
タ転送量を削減するようにしている。メニュー画面40
を構築する各色の出現確率としては、「白」が9725
0個とされ一番高く、続いて「マゼンタ」「黒」「青」
「黄」の順に高いものとされる。したがって、この出現
確率に基づいて例えばハフマン符号化を行なった場合、
「白」を例えば1ビット、「マゼンタ」を例えば2ビッ
ト、「黒」を例えば3ビット、「青」及び「黄」を例え
ば4ビットで表すことができるようになる。例えば出現
確率の最も高い「白」を例に挙げた場合、1ドットを表
示する場合例えば2ビットの削減することができるよう
になる。
【0030】このように、例えばハフマン符号化によっ
てデータ圧縮を行なうことで、プログラムメモリ3に格
納しておくOSD情報(ビットマップ情報)を例えば4
06682ビットとすることができる。すなわち、圧縮
率を0.6283666(406682/64720
5)として、例えば約40%程度のデータ量削減が可能
になる。したがって、プログラムメモリ3においてビッ
トマップ形式でメニュー画面40を表示するために、例
えば406682ビットのビットマップ情報を有してい
れば良く、また、実際にOSD表示を行なうためにOS
D制御部6に転送されるビットマップ情報も例えば約4
0%程度削減することができ、データ転送時間の短縮を
図ることができるようになる。
【0031】また、ビットマップ形式によってOSD表
示を行う場合において、プログラムメモリ3、オンスク
リーンメモリ14の容量を削減することが可能になる。
したがって、従来ではメモリ容量などの制約を受けてキ
ャラクタベースによるOSD表示を行なう構成を採って
いた場合でも、ビットマップ形式を適用することが可能
になる。つまり、キャラクタ形式において困難とされて
いたキャラクタの変更、追加などを行なうためのキャラ
クタROM自体の変更を行うことなく、ビットマップデ
ータによるOSD表示を変更することができるようにな
る。
【0032】このように、OSD情報を圧縮した状態で
OSD制御部6に転送するようにしているので、通信デ
ータを削減して、この通信データによるノイズの影響を
低減することができる。さらに、OSD表示すべき情報
が増加したとしても、データの通信量を削減することが
できることから、垂直帰線期間においてデータ通信を行
った場合でもリフレッシュに要する時間を短くすること
ができる。したがって、表示するキャラクタデータが増
加した場合でも、従来よりも短時間でデータの転送を行
なうことができるようになる。
【0033】なお、本実施の形態では、表示手段として
例えばCRTを用いて構成されているモニタ装置を例に
挙げたが、例えばLCD(Liquid Crystal Display)な
どの表示手段を備えてモニタ装置を構成して、OSD表
示を行なう構成を採る場合に本発明を適用することがで
きる。また、本発明は本実施の形態で説明したようなコ
ンピュータユースのディスプレー装置以外にも、例えば
テレビジョン受像機などにも適用することができる。す
なわち、本発明は、何らかの表示手段を有し、所要の表
示画像に対してOSD表示を行なうことが出来る機器に
適用することが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のモニタ装
置は、オンスクリーンディスプレー(OSD)機能によ
る画像を形成する画像表示情報のデータ転送量を削減す
ることができるので、垂直帰線期間においてデータ通信
を行った場合でも、リフレッシュ動作に要する時間を短
縮することが可能になる。したがって、例えばキャラク
タ単位による表示形態を採った場合でも、またはビット
マップ形式による表示形態を採った場合でも、通信デー
タによる水平同期信号のジッタの悪化を抑制することが
でき、良好な画像表示を行なうことができるようにな
る。また、OSDによる画像を表示するための画像表示
情報を圧縮した状態で有する構成を採るために、より多
くの種類のOSD表示を行なうことができるようにな
る。さらに、画像表示情報を圧縮した状態で記憶してお
くことで、比較的大容量のビットマップ形式にも好適な
ものとなり、ビットマップ形式の利点を生かして、画像
表示情報の変更などを容易に行なうことができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概要を説明する図であ
る。
【図2】本実施の形態のキャラクタ形式でOSD表示を
行なうモニタ装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】OSD表示によるメニュー画面の一例を示す図
である。
【図4】メニュー画面を形成するためのキャラクタコー
ド情報を圧縮した場合のデータ量を示す図である。
【図5】他の実施の形態のビットマップ形式でOSD表
示を行なうモニタ装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図6】OSD表示によるメニュー画面の一例を示す図
である。
【図7】メニュー画面を形成するためのビットマップ情
報を圧縮した場合のデータ量を示す図である。
【図8】キャラクタ形式でOSD表示を行なう従来のモ
ニタ装置の構成を示すブロック図である。
【図9】ビットマップ形式でOSD表示を行なう従来の
モニタ装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 制御部、2 コントロールバス、3 プログラムメ
モリ、5 シリアルインターフェース、6 OSD制御
部、8 伸張部、11 キャラクタコードRAM、12
キャラクタROM、13 RGBデータ変換部、14
オンスクリーンメモリ、15 RGB変換部、17
シリアル通信バス、30 制御系、31OSD表示系

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オンスクリーンディスプレー機能により
    画像表示情報に基づいた画像を表示することができるモ
    ニタ装置として、 所要の圧縮方法によって圧縮された画像表示情報が記録
    されている画像表示情報記憶手段と、 所要のコマンド情報に基づいて前記画像表示情報の読み
    出しを行なう画像表示情報読み出し制御手段と、 前記画像表示情報読み出し手段によって読み出された前
    記画像表示情報の転送処理を行なうインターフェース手
    段と、 前記インターフェース手段を介して転送された前記画像
    表示情報を受信して、所要の伸張処理を施す画像表示情
    報伸張手段と、 前記画像表示情報伸張手段によって伸張された画像表示
    情報に基づいてオンスクリーンディスプレー信号を生成
    する信号生成手段と、 前記オンスクリーンディスプレー信号に基づいて、前記
    画像の表示を行なう表示手段と、 を備えたことを特徴とするモニタ装置。
  2. 【請求項2】 前記画像表示情報は、キャラクタ単位に
    よって前記画像を形成するデータ形式とされていること
    を特徴とする請求項1に記載のモニタ装置。
  3. 【請求項3】 前記画像表示情報は、ビットマップ形式
    によって前記画像を形成するデータ形式とされているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のモニタ装置。
  4. 【請求項4】 オンスクリーンディスプレー機能により
    画像表示情報に基づいた画像を表示することができるモ
    ニタ装置として、 前記画像表示情報が記録されている画像表示情報記憶手
    段と、 所要のコマンド情報に基づいて前記画像表示情報の読み
    出しを行なう画像表示情報読み出し制御手段と、 前記画像表示情報読み出し制御手段によって読み出され
    た前記画像表示データを、所要の圧縮方法によって圧縮
    する圧縮手段と、 前記圧縮手段によって圧縮された前記画像表示情報の転
    送処理を行なうインターフェース手段と、 前記インターフェース手段を介して転送された前記画像
    表示情報を受信して、所要の伸張処理を施す画像表示情
    報伸張手段と、 前記画像表示情報伸張手段によって伸張された画像表示
    情報に基づいてオンスクリーンディスプレー信号を生成
    する信号生成手段と、 前記オンスクリーンディスプレー信号に基づいて、前記
    画像の表示を行なう表示手段と、 を備えたことを特徴とするモニタ装置。
  5. 【請求項5】 前記画像表示情報は、キャラクタ単位に
    よって前記画像を形成するデータ形式とされていること
    を特徴とする請求項4に記載のモニタ装置。
  6. 【請求項6】 前記画像表示情報は、ビットマップ形式
    によって前記画像を形成するデータ形式とされているこ
    とを特徴とする請求項4に記載のモニタ装置。
JP25894699A 1999-09-13 1999-09-13 モニタ装置 Withdrawn JP2001086424A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2358981B (en) * 1999-12-02 2004-04-14 Sanyo Electric Co Digital television broadcasting receiver
JP2011160158A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Toshiba Corp 撮像装置、及び撮像素子
CN114785975A (zh) * 2022-04-27 2022-07-22 珠海鸿芯科技有限公司 视频osd显示方法、计算机装置及计算机可读存储介质

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