JP2001086074A - 中継局監視方法及び中継局監視システム - Google Patents

中継局監視方法及び中継局監視システム

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JP2001086074A
JP2001086074A JP26303999A JP26303999A JP2001086074A JP 2001086074 A JP2001086074 A JP 2001086074A JP 26303999 A JP26303999 A JP 26303999A JP 26303999 A JP26303999 A JP 26303999A JP 2001086074 A JP2001086074 A JP 2001086074A
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control
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継局からの指定された周波数の制御信号を
常に解析し、この制御信号の異常、又は、未受信が発生
した場合に、障害の発生を運用者に通知し、障害が連続
して発生した場合に中継局のCPUリセットを自動で行
うことで中継局の復旧を図ることができる中継局監視方
法及び中継局監視システムに関する技術を提供する点に
ある。 【解決手段】 図1に示すように、本実施の形態に係る
中継局監視システムは、通信モニタ装置1と中継局2と
移動局4とで概略構成され、通信モニタ装置1は、中継
局2から通信モニタ装置1と移動局4とへ送信された制
御信号3を解析し、受信の異常を運用者に通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムにお
ける各種状態をモニターする通信モニタ装置に関し、特
に障害の発生を運用者に通知する中継局監視方法及び中
継局監視システムに関する技術に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信システムにおける受信状況を
監視する通信モニタ装置は、特開平09−130339
公報に開示されている。図7は、監視装置の一例として
通信モニタ装置201を示すブロック図である。無線受
信手段206で受信した受信信号を電界強度測定手段2
16により電界の測定を行い、信号解析手段215によ
り受信信号の通信フォーマットを解析し、キー入力手段
208等から入力され、予め記憶された信号フォーマッ
トと受信した信号フォーマットとの比較結果を表示手段
209に表示するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。通信システムにお
ける従来の通信モニタ装置では、受信信号のフォーマッ
ト解析をして、その結果表示を行うが、受信状態の異常
は運用者が独自に判断して、受信状態の異常に対処する
ことであり、個々の運用者が適宜に対応して処理すると
いう問題点があった。
【0004】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、中継局からの指定
された周波数の制御信号を常に解析し、この制御信号の
異常、又は、未受信が発生した場合に、障害の発生を運
用者に通知し、障害が連続して発生した場合に中継局の
CPUリセットを自動で行うことで中継局の復旧を図る
ことができる中継局監視方法及び中継局監視システムに
関する技術を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、中継局からの制御チャネルを用いた無線通信シ
ステムにおける中継局監視方法であって、無線通信の受
信状態を監視する通信モニタ装置に、前記制御チャネル
の制御信号を特定する周波数番号と前記無線通信システ
ムを特定するシステム番号とを入力し、第1異常検出タ
イマーに時間を判定するための第1所定値を入力し、中
継局から送信される前記制御チャネルの受信を開始し、
前記制御信号の受信開始からの前記第1異常検出タイマ
ーの経過時間が前記第1所定値より小さい/以下かどう
かを判断し、前記経過時間が前記第1所定値より小さい
/以下の場合、前記制御信号の制御用キャリアを受信し
たとき、予め前記通信モニタ装置に登録された前記制御
信号の信号フォーマットと受信した前記制御信号の信号
フォーマットとを比較して前記制御信号の内容が正常か
どうか判断し、前記制御信号の内容が正常の場合、受信
した前記制御信号の前記システム番号が前記通信モニタ
装置に入力された前記システム番号と一致するかどうか
判断し、前記システム番号が一致した場合、前記制御信
号の受信を正常であると判断し、前記制御信号の正常な
受信状態を運用者に通報し、前記制御信号の受信を正常
であると判断しなかった場合、前記制御信号の受信開始
を繰り返し、前記経過時間が前記第1所定値より小さい
/以下の間に、前記制御信号の受信を正常であると判断
しなかった場合、前記制御信号の受信が異常であること
を前記運用者に通報することを特徴とする中継局監視方
法に存する。請求項2記載の本発明の要旨は、前記運用
者への通報は、前記制御信号の正常な受信状態を表示鳴
音手段に表示し、前記制御信号の受信が異常である場
合、前記表示鳴音手段に受信の異常状態を表示して鳴音
することを特徴とする請求項1記載の中継局監視方法に
存する。請求項3記載の本発明の要旨は、前記制御信号
の受信状態をCPUリセット手段に出力し、前記制御信
号の受信の異常状態が、前記CPUリセット手段の第2
異常検出タイマーに予め設定された第2所定値以上/を
越えて続いた場合、CPUリセット信号を前記中継局の
制御盤に出力し、該制御盤をリセットして、前記中継局
を再立上げして自動復旧することを特徴とする請求項1
又は2記載の中継局監視方法に存する。請求項4記載の
本発明の要旨は、前記CPUリセット手段は、前記制御
信号の受信状態と受信の異常状態とを表示することを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の中継局監視
方法に存する。請求項5記載の本発明の要旨は、請求項
1乃至4のいずれかに記載の中継局監視方法を実行可能
なプログラムが記録された記憶媒体に存する。請求項6
記載の本発明の要旨は、中継局からの制御チャネルを用
いた無線通信システムにおける中継局監視システムであ
って、前記無線通信システムを特定するシステム番号と
前記制御チャネルの周波数番号とを記憶し、予め記憶さ
れている前記制御信号のシステム番号と信号フォーマッ
トとに対して、前記周波数番号に対応する周波数に基づ
いて受信した前記制御信号の前記システム番号と信号フ
ォーマットとを比較することで受信状態を解析し、前記
制御信号の受信が異常である場合、受信の異常状態を表
示して、鳴音する通信モニタ装置を備えることを特徴と
する中継局監視システムに存する。請求項7記載の本発
明の要旨は、前記通信モニタ装置は、データ入力手段を
介して入力された前記システム番号と前記周波数番号と
を記憶する信号処理手段と前記周波数番号に対応する周
波数を前記信号処理手段から通知され、前記制御信号を
受信する無線受信手段と、前記信号処理手段で解析され
た前記制御信号の受信状態を表示し、前記制御信号の受
信が異常である場合、受信の異常状態を表示し、又、鳴
音する表示鳴音手段とを備え、前記信号処理手段は、前
記制御信号の受信開始からの第1異常検出タイマーの経
過時間が前記第1異常検出タイマーに予め設定された第
1所定値以上/を越えて、前記制御信号の制御キャリア
を受信できない場合、又は、予め前記信号処理手段に登
録された前記制御チャネルの前記制御信号の信号フォー
マットと受信した前記制御信号の信号フォーマットとが
一致しない場合、又は、受信した前記制御信号の前記シ
ステム番号と前記信号処理手段に記憶された前記システ
ム番号とが一致しない場合に前記制御信号の受信が異常
であると判断することを特徴とする請求項6記載の中継
局監視システムに存する。請求項8記載の本発明の要旨
は、前記信号処理手段は、前記経過時間が前記第1所定
値以下/未満の間に前記制御用キャリアを受信し、予め
登録された前記制御チャネルの信号フォーマットと受信
した前記制御信号の信号フォーマットとの一致、及び、
受信した前記制御信号の前記システム番号と前記信号処
理手段に記憶された前記システム番号との一致で前記制
御信号の正常な受信と判断し、正常な受信をした場合
に、前記表示鳴音手段に正常な受信状態を通知し、前記
経過時間が前記第1所定値以下/未満の間に、前記制御
用キャリアを受信できなかった場合、又は、前記制御信
号の信号フォーマットを正常に受信できなかった場合、
又は、前記制御信号の前記システム番号と前記信号処理
手段に記憶されたシステム番号とが一致しない場合に、
前記制御信号の受信の異常状態を前記表示鳴音手段に通
知する制御信号判断手段と、前記周波数番号を記憶し、
前記周波数番号に対応する周波数を前記無線受信手段に
通知し、前記制御信号判断手段へ前記制御信号の受信の
起動通知を送出する周波数指定手段と、を備えることを
特徴とする請求項6又は7記載の中継局監視システムに
存する。請求項9記載の本発明の要旨は、前記通信モニ
タ装置は、前記信号処理手段から通知された前記制御信
号の受信状態を表示するCPUリセット手段と、前記信
号処理手段と前記CPUリセット手段との間に設けられ
前記制御信号の受信状態を前記CPUリセット手段へ伝
えるインターフェースとを備え、前記中継局は、前記C
PUリセット手段からのCPUリセット信号を入力して
前記中継局を再立上げして自動復旧させる制御盤を備
え、前記CPUリセット手段は、前記制御信号の受信の
異常状態が、前記CPUリセット手段が有する第2異常
検出タイマーに予め設定された第2所定値以上/を越え
て続いた場合、前記制御盤に前記CPUリセット信号を
出力することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに
記載の中継局監視システムに存する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本実施
の形態に係る中継局監視システムは、通信モニタ装置1
と中継局2と移動局4とで概略構成され、通信モニタ装
置1は、中継局2から通信モニタ装置1と移動局4とへ
送信された制御信号3を解析し、受信の異常を運用者に
通報する。
【0007】図2は、通信モニタ装置1の構成を示すブ
ロック図である。通信モニタ装置1は、無線受信手段6
と信号処理手段7とキー入力手段(データ入力手段)8
と表示鳴音手段9とを備え、信号処理手段7は、第1異
常検出タイマー15を有する制御信号判断手段10と周
波数指定手段11とを備える。
【0008】通信モニタ装置1は、中継局2から送信さ
れた下りの制御信号3を受信して、その内容である信号
フォーマットを解析する。下りの制御信号3の制御キャ
リアが受信できない場合、又は、制御信号3の受信内容
である信号フォーマットが間違っている場合に、表示鳴
音手段9で受信の異常状態を表示及び鳴音する。
【0009】制御チャネルを用いた無線通信システムの
一例としてマルチチャネルアクセス(以下、MCAと称
す)システムをあげて説明する。キー入力手段8からM
CAシステムのシステム番号と周波数番号の入力を行
い、周波数指定手段11は、周波数番号を記憶し、この
周波数番号に基づき無線受信手段6に対して周波数の指
定を行う。無線受信手段6は、中継局2から送信された
下りの指定された周波数の制御信号3を周波数指定手段
11で記憶されたシステム番号に基づいて受信する。制
御信号判断手段10は、無線受信手段6により受信した
制御信号3を解析する。表示鳴音手段9は、信号処理手
段7より通知された制御信号の解析状態を表示し、受信
が異常の場合は、この受信の異常状態を表示して鳴音す
る。
【0010】次に、通信モニタ装置1を用いた方法を説
明する。MCAシステムの技術の一例(RCR STD
−32A)に基づき、図1、図2及び図3を参照して、
各構成要素の動作を詳細に説明する。
【0011】通信モニタ装置1において、キー入力手段
8から周波数番号とシステム番号とを入力し、信号処理
手段7へ通知する。信号処理手段7では、周波数指定手
段11により周波数番号に基づく周波数の指定を無線受
信手段6に通知するとともに、制御信号判断手段10へ
受信動作の起動通知を送出する。無線受信手段6では、
通知された周波数の指定に対応する制御信号3の受信を
開始する。受信した制御信号3は制御信号判断手段10
へ通知され、ここで制御信号3が正しく受信されている
かどうかの判断を行う。
【0012】制御信号3の受信についての判断方法を、
BCCH報知チャネルを制御チャネル方式の一例として
説明する。まず、BCCH報知チャネルの内容を受信し
た信号フォーマットと予め制御信号判断手段10に登録
された信号フォーマットとを比較することで、全て受信
出来たか確認する。次に、予め指定されたシステム番号
と受信したBCCH報知チャネルのシステム番号が一致
するかどうかを確認する。この判断が、制御信号判断手
段において、BCCH報知チャネルにおける制御信号3
の受信開始からの第1異常検出タイマー15の経過時間
が第1異常検出タイマー15の第1所定値以下/未満で
あれば、共通アクセスチャネル(以下、CACと称す)
捕捉完了(制御信号の正常受信)として表示鳴音手段9
へ通知する。
【0013】制御信号3の受信開始からの第1異常検出
タイマー15の経過時間が第1異常検出タイマーの第1
所定値より大きく/以上になってもBCCH報知チャネ
ルの制御信号3の受信が正常でない場合はCACの異常
を表示鳴音手段9へ通知することで、制御信号3の受信
が異常であることを運用者に通知できる。
【0014】図3は、図1の動作を示すフローチャート
図である。図2に示す信号処理手段7では、第1異常検
出タイマー15に第1所定値を設定した後、受信する制
御信号3に対応する周波数番号とMCAシステムのシス
テム番号の指定をする(STEP1、STEP2)。
【0015】次に、無線受信手段(無線受信部)6へ指
定された周波数番号に基づく周波数の指示を行い(ST
EP3)、第1異常検出タイマー15を起動して、制御
信号3の受信を開始する(STEP4)。
【0016】次に、制御信号3の受信開始した後のCA
C捕捉判断17について詳しく説明する。CACの捕捉
は、第1異常検出タイマー15の経過時間が予め設定さ
れた第1所定値以下/未満であるかどうかを判断し(S
TEP5)、第1異常検出タイマー15の経過時間が第
1所定値以下/未満の間に、指定された周波数の制御信
号3の制御用キャリアを受信したかどうかを確認し(S
TEP6)、制御キャリアを受信した場合、BCCH報
知チャネルの信号が正しく受信できたかどうかを、予め
制御信号判断手段10に登録された信号フォーマットと
比較することで判断する(STEP7)。次に、BCC
H報知チャネルの制御信号3のシステム番号と予め信号
処理手段7に記憶されたシステム番号とが一致するかど
うかを判断する(STEP8)。一致したとき、正常な
CACの捕捉が完了する(STEP9)。
【0017】STEP5〜STEP8において、CAC
の捕捉が出来ない場合、STEP5に戻り、第1異常検
出タイマー15の経過時間が第1所定値以下/未満の間
はCACの捕捉動作を繰り返して行う。
【0018】第1異常検出タイマー15の所定の値を越
えた/以上になった場合、CAC捕捉異常と判断し(S
TEP10)、異常検出された内容を表示鳴音手段(表
示部)9へ通知する(STEP11)。
【0019】図4に本実施の形態に係る中継局監視シス
テムの他の実施例を示す。通信モニタ装置101と中継
局102と移動局4とで概略構成され、中継局102か
ら通信モニタ装置101と移動局4とへ制御信号3が送
信される。
【0020】図5は、図4の中継局監視システムの構成
を示すブロック図である。通信モニタ装置101は、無
線受信手段6と信号処理手段107とキー入力手段8と
表示鳴音手段9とインターフェース112とパソコン
(CPUリセット手段)113とを備え、信号処理手段
107は、第1異常検出タイマー15を有する制御信号
判断手段10と周波数指定手段11とを備える。パソコ
ン113は、制御信号の受信について異常状態の時間経
過を判断する第2異常検出タイマーを備える。
【0021】通信モニタ装置101は、中継局102か
ら送信された下りの制御信号3を受信し、制御信号3の
内容を解析する。下りの制御信号3が受信できない場
合、又は、制御信号3の受信内容が間違っている場合
に、受信の異常状態を表示及び鳴音し、信号処理手段1
07からは、インターフェース112を介してパソコン
113に異常を示す信号を出力して受信の異常状態をパ
ソコン113に表示させる。
【0022】また、受信の異常状態が第2異常検出タイ
マーの第2所定値以上/を越えて続いた場合に、中継局
102の制御盤114のCPUにCPUリセット信号1
05を送出し、制御盤114のCPUをリセットする。
その結果、中継局102の装置は再立上げされて、中継
局102の自動復旧を図られる。
【0023】その他の構成要素である無線受信手段6と
キー入力手段8と表示鳴音手段9と制御信号判断手段1
0と周波数指定手段11とは、図1で示した通信モニタ
装置1と同じ機能なので説明は省略する。
【0024】制御信号判断手段110において、図6に
示すCAC捕捉判断17(STEP5〜STEP8)を
行い、第1異常検出タイマー15の経過時間が第1所定
値以下/未満の間にCAC捕捉が完了すれば、CAC捕
捉完了通知(制御信号の正常受信)を、インターフェー
ス112を介してパソコン113へ通知する。
【0025】図6は図4の動作を示すフローチャートで
ある。図6を参照して、実施の形態に係る他の中継局監
視システムの動作を詳細に説明する。STEP1〜ST
EP11は図3のフローチャートと同様なので省略し、
STEP10以降を説明する。
【0026】第1異常検出タイマー15の経過時間が第
1所定値以上/を越えた場合、CAC捕捉異常と判断し
(STEP10)、異常検出の内容を表示鳴音手段(表
示部)9へ通知する(STEP11)。
【0027】CAC捕捉異常を、インターフェース11
2を介してパソコン113へ通知する(STEP1
2)。
【0028】パソコン113では、信号処理手段107
から通知された信号の受信状態を常時表示し、受信の異
常状態の経過が第2異常検出タイマー115に設定され
た第2異常検出タイマーの第2所定値以上/を越えたか
どうかの判断をする(STEP13)。
【0029】パソコン113の第2異常検出タイマー1
15の判断に基づき、異常が連続して発生した場合に、
中継局102に対し、外部接点出力にてCPUリセット
信号105を通知し、中継局102の制御盤114に対
してリセットをかける(STEP14)。リセットの後
に、中継局102の再立上げが行われ、自動復旧する。
【0030】受信の異常状態の経過が第2異常検出タイ
マーの第2所定値以下/未満の場合、再度、制御信号3
の受信の異常状態を検出しているかどうか判断する(S
TEP15)。
【0031】制御信号3の受信の異常状態を検出してい
る場合、STEP13に戻り、制御信号3の受信の異常
状態を検出していない場合、正常動作に戻る。
【0032】なお、本実施の形態の実施例では、制御チ
ャネルシステムの一例としてBCCH報知チャネルを掲
げて制御信号の受信が正常かどうか判断を行っている
が、この他にRCCH1等の受信での確認や受信電界も
加味した確認も判断条件として考えられる。
【0033】また、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な中継局
監視方法及び中継局監視システムに適用することができ
る。
【0034】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図
において、同一構成要素には同一符号を付している。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。中継局の下り制御信号
を、常に通信モニタで表示し、指定した周波数番号に対
応する周波数の制御信号の受信が異常、又は、未受信の
場合に、異常を通報する事により、無線システムの障害
発生を運用者に通知する事が出来る。
【0036】また、障害が連続して発生した場合に、中
継局の制御盤に対してCPUリセットを自動で行うこと
により、無線システムの異常時に運用者が介入すること
なく、自動復旧を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る中継局監視システム
の構成を示す図である。
【図2】図1の通信モニタ装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】図1の動作を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る中継局監視システム
の他の実施例の構成を示す図である。
【図5】図4の構成を示すブロック図である。
【図6】図4の動作を示すフローチャート図である。
【図7】従来の通信モニタ装置の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 通信モニタ装置 2 中継局 3 制御信号 4 移動局 6 無線受信手段(無線受信部) 7 信号処理手段 8 キー入力手段(データ入力手段) 9 表示鳴音手段(表示部) 10 制御信号判断手段 11 周波数指定手段 15 第1異常検出タイマー 17 CAC捕捉判断 101 通信モニタ装置 102 中継局 105 CPUリセット信号 107 信号処理手段 112 インターフェース 113 パソコン(CPUリセット手段) 114 制御盤 115 第2異常検出タイマー 201 通信モニタ装置 206 無線受信手段 208 キー入力手段 209 表示手段 215 信号解析手段 216 電界強度測定手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中継局からの制御チャネルを用いた無線
    通信システムにおける中継局監視方法であって、 無線通信の受信状態を監視する通信モニタ装置に、前記
    制御チャネルの制御信号を特定する周波数番号と前記無
    線通信システムを特定するシステム番号とを入力し、 第1異常検出タイマーに時間を判定するための第1所定
    値を入力し、 中継局から送信される前記制御チャネルの受信を開始
    し、 前記制御信号の受信開始からの前記第1異常検出タイマ
    ーの経過時間が前記第1所定値より小さい/以下かどう
    かを判断し、 前記経過時間が前記第1所定値より小さい/以下の場
    合、前記制御信号の制御用キャリアを受信したとき、予
    め前記通信モニタ装置に登録された前記制御信号の信号
    フォーマットと受信した前記制御信号の信号フォーマッ
    トとを比較して前記制御信号の内容が正常かどうか判断
    し、 前記制御信号の内容が正常の場合、受信した前記制御信
    号の前記システム番号が前記通信モニタ装置に入力され
    た前記システム番号と一致するかどうか判断し、 前記システム番号が一致した場合、前記制御信号の受信
    を正常であると判断し、 前記制御信号の正常な受信状態を運用者に通報し、 前記制御信号の受信を正常であると判断しなかった場
    合、前記制御信号の受信開始を繰り返し、 前記経過時間が前記第1所定値より小さい/以下の間
    に、前記制御信号の受信を正常であると判断しなかった
    場合、前記制御信号の受信が異常であることを前記運用
    者に通報することを特徴とする中継局監視方法。
  2. 【請求項2】 前記運用者への通報は、前記制御信号の
    正常な受信状態を表示鳴音手段に表示し、前記制御信号
    の受信が異常である場合、前記表示鳴音手段に受信の異
    常状態を表示して鳴音することを特徴とする請求項1記
    載の中継局監視方法。
  3. 【請求項3】 前記制御信号の受信状態をCPUリセッ
    ト手段に出力し、 前記制御信号の受信の異常状態が、前記CPUリセット
    手段の第2異常検出タイマーに予め設定された第2所定
    値以上/を越えて続いた場合、CPUリセット信号を前
    記中継局の制御盤に出力し、 該制御盤をリセットして、前記中継局を再立上げして自
    動復旧することを特徴とする請求項1又は2記載の中継
    局監視方法。
  4. 【請求項4】 前記CPUリセット手段は、前記制御信
    号の受信状態と受信の異常状態とを表示することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の中継局監視方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の中継
    局監視方法を実行可能なプログラムが記録された記憶媒
    体。
  6. 【請求項6】 中継局からの制御チャネルを用いた無線
    通信システムにおける中継局監視システムであって、 前記無線通信システムを特定するシステム番号と前記制
    御チャネルの周波数番号とを記憶し、予め記憶されてい
    る前記制御信号のシステム番号と信号フォーマットとに
    対して、前記周波数番号に対応する周波数に基づいて受
    信した前記制御信号の前記システム番号と信号フォーマ
    ットとを比較することで受信状態を解析し、前記制御信
    号の受信が異常である場合、受信の異常状態を表示し
    て、鳴音する通信モニタ装置を備えることを特徴とする
    中継局監視システム。
  7. 【請求項7】 前記通信モニタ装置は、 データ入力手段を介して入力された前記システム番号と
    前記周波数番号とを記憶する信号処理手段と 前記周波数番号に対応する周波数を前記信号処理手段か
    ら通知され、前記制御信号を受信する無線受信手段と、 前記信号処理手段で解析された前記制御信号の受信状態
    を表示し、前記制御信号の受信が異常である場合、受信
    の異常状態を表示し、又、鳴音する表示鳴音手段とを備
    え、 前記信号処理手段は、前記制御信号の受信開始からの第
    1異常検出タイマーの経過時間が前記第1異常検出タイ
    マーに予め設定された第1所定値以上/を越えて、前記
    制御信号の制御キャリアを受信できない場合、又は、予
    め前記信号処理手段に登録された前記制御チャネルの前
    記制御信号の信号フォーマットと受信した前記制御信号
    の信号フォーマットとが一致しない場合、又は、受信し
    た前記制御信号の前記システム番号と前記信号処理手段
    に記憶された前記システム番号とが一致しない場合に前
    記制御信号の受信が異常であると判断することを特徴と
    する請求項6記載の中継局監視システム。
  8. 【請求項8】 前記信号処理手段は、 前記経過時間が前記第1所定値以下/未満の間に前記制
    御用キャリアを受信し、予め登録された前記制御チャネ
    ルの信号フォーマットと受信した前記制御信号の信号フ
    ォーマットとの一致、及び、受信した前記制御信号の前
    記システム番号と前記信号処理手段に記憶された前記シ
    ステム番号との一致で前記制御信号の正常な受信と判断
    し、正常な受信をした場合に、前記表示鳴音手段に正常
    な受信状態を通知し、前記経過時間が前記第1所定値以
    下/未満の間に、前記制御用キャリアを受信できなかっ
    た場合、又は、前記制御信号の信号フォーマットを正常
    に受信できなかった場合、又は、前記制御信号の前記シ
    ステム番号と前記信号処理手段に記憶されたシステム番
    号とが一致しない場合に、前記制御信号の受信の異常状
    態を前記表示鳴音手段に通知する制御信号判断手段と、 前記周波数番号を記憶し、前記周波数番号に対応する周
    波数を前記無線受信手段に通知し、前記制御信号判断手
    段へ前記制御信号の受信の起動通知を送出する周波数指
    定手段と、 を備えることを特徴とする請求項6又は7記載の中継局
    監視システム。
  9. 【請求項9】 前記通信モニタ装置は、前記信号処理手
    段から通知された前記制御信号の受信状態を表示するC
    PUリセット手段と、前記信号処理手段と前記CPUリ
    セット手段との間に設けられ前記制御信号の受信状態を
    前記CPUリセット手段へ伝えるインターフェースとを
    備え、 前記中継局は、前記CPUリセット手段からのCPUリ
    セット信号を入力して前記中継局を再立上げして自動復
    旧させる制御盤を備え、 前記CPUリセット手段は、前記制御信号の受信の異常
    状態が、前記CPUリセット手段が有する第2異常検出
    タイマーに予め設定された第2所定値以上/を越えて続
    いた場合、前記制御盤に前記CPUリセット信号を出力
    することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載
    の中継局監視システム。
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