JP2001085934A - 表面実装型アンテナおよびそれを用いた通信装置 - Google Patents

表面実装型アンテナおよびそれを用いた通信装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化と広帯域化が可能な表面実装型アンテ
ナを提供する。 【解決手段】 ベース誘電体基体1の上面5の左半分領
域内に第1の放射電極6を形成する。ベース誘電体基体
1の上面5には積層誘電体基体10を積層して接着固定
する。積層誘電体基体10の上面11にはその右側半分
領域に第2の放射電極12を形成する。第1の放射電極
6と第2の放射電極12は上下に重ならない位置とす
る。放射電極6、12の対向側の辺7、13は斜めの線
とする。信号源4の給電信号は給電接続電極2から容量
結合C1によって第1の放射電極6に供給し、さらに放
射電極6、12間の容量結合によって、第1の放射電極
6から第2の放射電極12に給電信号を供給する。第1
の放射電極6の励振方向(A方向)と第2の放射電極1
2の励振方向(B方向)はほぼ直交させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装型アンテ
ナおよびそのアンテナが使用される、例えば携帯電話等
の通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話の普及が目覚しく、携帯
電話の小型化と性能アップを目指して熾烈な技術開発競
争が行われている。携帯電話の小型化と性能アップを図
るためには、装置(携帯電話)に装備するアンテナ自体
の小型化と性能アップが欠かせない条件となる。
【0003】今まで様々な構造のアンテナが提案、提供
されてきたが、アンテナ性能と小型化を共に充分満足す
るものは得られていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は高性能で小
型化を達成するアンテナの有力候補として表面実装型ア
ンテナに注目し、その研究開発を進めている。この表面
実装型アンテナは、例えばチップ状の誘電体基体の表面
に逆Fアンテナの放射電極とマイクロストリップアンテ
ナの放射電極からなる1対の電極を近接配置することに
よって形成することができ、表面実装型アンテナを小型
にするためには誘電体基体の表面に形成される前記1対
の放射電極を狭い間隔でもって配置することが必要であ
る。
【0005】しかしながら、電極配置構造を考慮せずに
1対の放射電極を狭い間隔でもって配置すると、両電極
間信号の干渉の問題が発生し、通信の広帯域化が図れな
くなるという致命的な欠点が生じてしまう。この欠点を
解消するためには前記1対の電極間隔を大きく広げて両
電極間信号の干渉を抑制すればよいが、そうすると電極
間隔を広げる分、誘電体基体が大型化し、必然的に表面
実装型アンテナが大型化してしまう。つまり、小型化と
広帯域化は相反する関係となり、一方を改善すると他方
が悪化する関係となり、1対の電極を単に並置するだけ
の構造では、表面実装型アンテナの小型化と広帯域化を
共に満足することは困難である。
【0006】本発明者は研究開発を通じ、アンテナの小
型化と広帯域化をともに満足する画期的なアンテナの電
極配置構造を解明することに成功した。本発明は上記事
情に鑑み成されたものであり、その目的は前記電極配置
構造の解明結果に基づき、小型化と広帯域化を共に満足
することが可能な表面実装型アンテナおよびそのアンテ
ナを使用した通信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のような構成をもって課題を解決する
手段としている。すなわち、表面実装型アンテナの第1
の発明は、ベース誘電体基体の上面の一部領域に第1の
放射電極が形成され、このベース誘電体基体の上面に積
層誘電体基体が積層されてベース誘電体基体と積層誘電
体基体が一体化されており、積層誘電体基体の上面には
前記第1の放射電極と重なり合わない位置に第2の放射
電極が形成され、前記第1の放射電極の励振方向と第2
の放射電極の励振方向は互いに交叉する方向と成してい
る構成をもって課題を解決する手段としている。
【0008】また、表面実装型アンテナの第2の発明
は、前記第1の発明の構成を備えたものにおいて、ベー
ス誘電体基体と積層誘電体基体の上面は共に四辺形を成
しており、第1の放射電極はベース誘電体基体上面のほ
ぼ半分側の領域内に形成され、第2の放射電極は前記第
1の放射電極の形成領域とは反対側の積層誘電体基体上
面のほぼ半分側の領域内に形成され、第1の放射電極と
第2の放射電極との互いに積層誘電体基体を介して対向
側となる辺は斜め向きの辺と成している構成をもって課
題を解決する手段としている。
【0009】さらに、表面実装型アンテナの第3の発明
は、ベース誘電体基体の上面にギャップを介して第1の
放射電極と第2の放射電極が形成され、このベース誘電
体基体の上面に1枚以上の積層誘電体基体が積層されて
ベース誘電体基体と積層誘電体基体が一体化されてお
り、前記1枚以上の各積層誘電体基体の上面にも第1の
放射電極と第2の放射電極がギャップを介して形成さ
れ、ベース誘電体基体と1枚以上の各積層誘電体基体の
それぞれの誘電体基体に形成される各層の第1の放射電
極の励振方向と第2の放射電極の励振方向は互いに交叉
する方向と成し、また、上下に隣り合う上側層の放射電
極と下側層の放射電極の励振方向は異なる(一例として
例えば、第1の放射電極の励振方向は少なくとも上下に
隣り合う各層間で互いに異なる方向と成し、かつ、第2
の放射電極の励振方向も少なくとも上下に隣り合う各層
間で互いに異なる)方向と成している構成をもって課題
を解決する手段としている。
【0010】さらに、表面実装型アンテナの第4の発明
は、前記第3の発明の構成を備えたものにおいて、ベー
ス誘電体基体と積層誘電体基体の上面は共に四辺形を成
しており、各層に形成される第1の放射電極と第2の放
射電極の互いにギャップを介して対向側となる辺は斜め
向きの辺と成している構成をもって課題を解決する手段
としている。
【0011】さらに、表面実装型アンテナの第5の発明
は、ベース誘電体基体の上面に第1の放射電極が形成さ
れ、このベース誘電体基体の上面に積層誘電体基体が積
層されてベース誘電体基体と積層誘電体基体が一体化さ
れており、積層誘電体基体の上面には第2の放射電極が
形成され、前記第1の放射電極の励振方向と第2の放射
電極の励振方向は互いに交叉する方向と成していること
をもって課題を解決する手段としている。
【0012】さらに、表面実装型アンテナの第6の発明
は、前記第1乃至第5の何れか1つの発明の構成を備え
たものにおいて、ベース誘電体基体の誘電率よりも積層
誘電体基体の誘電率を高くしたことをもって課題を解決
する手段としている。
【0013】さらに、表面実装型アンテナの第7の発明
は、前記第3又は第4又は第5の発明の構成を備えたも
のにおいて、最上層に配置される積層誘電体基体の誘電
率は他の層の誘電体基体の誘電率よりも大きくしたこと
をもって課題を解決する手段としている。
【0014】さらに、通信装置の発明は、前記第1乃至
第7の何れか1つの発明の表面実装型アンテナが装備さ
れている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0015】本発明において、ベース誘電体基体の上面
の一部領域に第1の放射電極を形成し、そのベース誘電
体基体の上に積層一体化された積層誘電体基体の上面に
前記第1の放射電極と重ならない位置に第2の放射電極
を形成し、前記第1の放射電極の励振方向と第2の放射
電極の励振方向は互いに交叉する方向と成している表面
実装型アンテナにあっては、第1の放射電極と第2の放
射電極は積層誘電体基体を介して上下斜め方向に立体的
に対向する形態となるので、両放射電極の間隔を平面方
向に接近して狭くしても両放射電極間のアイソレーショ
ン効果を高い状態に維持でき、両放射電極間信号の干渉
が抑制されることで、通信波長の広帯域化が可能となる
上に、アンテナの小型化が達成される。
【0016】また、ベース誘電体基体の上面に1枚以上
の積層誘電体基体を積層一体化し、ベース誘電体基体の
上面と1枚以上の各積層誘電体基体の上面にそれぞれギ
ャップを介して第1の放射電極と第2の放射電極を形成
した本発明の表面実装型アンテナにおいても、各層の第
1の放射電極の励振方向と第2の放射電極の励振方向が
例えば略直交するという如く、交叉方向とされること
で、第1と第2の両放射電極間信号の干渉が効果的に抑
制されることとなる。したがって、その分、各層に形成
される第1と第2の両放射電極間の間隔を狭くでき、ア
ンテナの小型化が達成されるとともに、前記両放射電極
間信号の干渉抑制効果により、通信波長の広帯域化が達
成されるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に基づき説明する。なお、以下の各実施形態例の説明に
おいて、共通の構成部分には共通の符号を付し、重複説
明は省略又は簡略化する。
【0018】図1は本発明に係る表面実装型アンテナの
第1実施形態例の要部構成を示す。同図において、ベー
ス誘電体基体1はセラミックスや樹脂等の誘電率の高い
材料によって形成され、長方体(直方体)の形態を成し
ている。ベース誘電体基体1の底面には広面積の接地電
極(図示せず)と、この接地電極に絶縁状態の給電接続
電極2が形成されており、この給電接続電極2はベース
誘電体基体1の底面側から前側面3に伸長形成されてい
る。なお、この給電接続電極2は信号源4に接続される
ようになっている。
【0019】ベース誘電体基体1の上面5は直角四辺形
であり、この上面5の左半分領域内に導電材料により台
形状の第1の放射電極6が形成され、この台形状の辺7
は斜めの線と成している。第1の放射電極6と給電接続
電極2は容量C1によって結合されており、第1の放射
電極6はこの容量結合によって給電接続電極2を介して
信号源4の給電信号を導入して共振動作を行う構成とな
っている。なお、第1の放射電極6はベース誘電体基体
1の背側面(後側面)8に設けられる導通電極(ショー
ト電極)9を介して底面の接地電極に接続されている。
【0020】前記ベース誘電体基体1の上面5には積層
誘電体基体10が積層され、両誘電体基体1、10は接
着剤等により一体化されている。積層誘電体基体10は
セラミックスや樹脂等の誘電率の高い材料によって薄型
に形成され、その上面11の右半分側領域内に第2の放
射電極12が形成されている。この第2の放射電極12
も台形形状に形成され、前記第1の放射電極6の台形形
状とは上辺と底辺の前後方向の位置が逆になっている。
台形の辺13は斜めの線と成し、この辺13は前記第1
の放射電極6の斜めの辺7と積層誘電体基体10を介し
て斜め上方向に立体的な間隔をもって対向しており、そ
の平面方向のギャップはδ1と成している。
【0021】第2の放射電極12は積層誘電体基体10
およびベース誘電体基体1の背面(後面)側の側面に形
成した導通電極(ショート電極)14を介してベース誘
電体基体1の底面の接地電極に接続されている。なお、
ベース誘電体基体1の底面は実装基板(図示せず)の接
地面に塔載されることで、第1の放射電極6側の導通電
極9と第2の放射電極12側の導通電極14は共に実装
基板の接地面に接続される。
【0022】次に、本実施形態例の表面実装型アンテナ
の動作を説明する。信号源4から給電信号が出力される
と、その信号は給電接続電極2との容量結合によって第
1の放射電極6に供給される一方、第1の放射電極6と
第2の放射電極12との容量結合によって給電信号は第
2の放射電極12にも供給される。
【0023】第1の放射電極6側に供給された信号の電
流はショート部(導通電極9側)から高電界部の開放端
15に向かって流れ、例えば設定周波数fの低周波数
側に近接した周波数f−Δfでもって共振して電流の
流れのベクトルと同じ向きの矢印A方向に励振する。一
方、第2の放射電極12に供給された信号の電流は、シ
ョート部(導通電極14側)から高電界部の開放端16
に向かって流れ、設定周波数fの高周波数側に近接し
た周波数f+Δfでもって共振して電流の流れのベク
トルと同じ向きの矢印B方向に励振する。すなわち、第
1の放射電極6の励振方向(偏波方向)と第2の放射電
極12の励振方向(偏波方向)とは互いに略直交する交
叉方向となる。
【0024】上記第1の放射電極6と第2の放射電極1
2の複共振により、図3(a)に示すように通信周波数
として使用される設定周波数fの広帯域化が達成され
ることとなる。なお、第1の放射電極6の設定周波数f
と第2の放射電極12の設定周波数fを離すことに
より、2つの周波数f、fを用いた通信が可能とな
る。
【0025】本実施形態例によれば、ベース誘電体基体
1に積層誘電体基体10が積層されて一体化された状態
で、第1の放射電極6と第2の放射電極12とが重なら
ない位置となり、その上に、第1の放射電極6の励振方
向Aと第2の放射電極12の励振方向Bとが略直交する
方向と成し、しかも、第1の放射電極6の辺7と第2の
放射電極12の辺13とが積層誘電体基体10を介して
上下斜め方向に立体的空間を隔てて対向するようにした
ので、第1の放射電極6側の共振信号と第2の放射電極
12側の共振信号とのアイソレーション(信号の干渉抑
制)を水平方向(平面方向)の電極間間隔δ1を狭くす
るにも拘らず高めることができる。したがって、このこ
とにより、設定周波数の広帯域化を図ることができる上
に、アンテナの小型化が達成される。
【0026】また、本実施形態例では、積層体を構成す
る別個の誘電体基体1、10に第1の放射電極6と第2
の放射電極12を形成するようにしたので、誘電体基体
1、10の誘電率を選択的に可変することにより、アン
テナ特性を改善できるという効果が得られる。例えば、
積層誘電体基体10の誘電率を適宜変えることにより、
第1の放射電極6の共振信号と第2の放射電極12の共
振信号のアイソレーション特性を制御することができ
る。つまり、積層誘電体基体10の誘電率を低くする方
向に変化(変更)すると放射電極6、12間の電界強度
が低下する方向に変化するので、アイソレーションが高
くなり、その逆に積層誘電体基体10の誘電率を高くす
る方向に変化すると前記アイソレーションが低くなる
(ただし、誘電体基体の小型化のためには誘電率は高い
方がよい)。したがって、積層誘電体基体10の誘電率
を選択調整することで、放射電極6、12間の前記アイ
ソレーション特性を自在に制御可能となる。
【0027】また、表面実装型アンテナを実装基板の接
地面上に実装すると、その実装基板の接地面と放射電極
6、12間に容量(実装基板側容量)が発生し、放射電
極の電界がその容量に集中し、アンテナの使用周波数が
狭帯域化する傾向となるが、この点、本実施形態例では
誘電体基体1、10を積層構造としているので、上側の
積層誘電体基体10の誘電率を下側のベース誘電体基体
1の誘電率よりも高く(大きく)することにより、積層
誘電体基体10側に電界を集中させることができ、これ
により、前記実装基板側容量への電界集中を弱め、使用
周波数の広帯域化を図ることができるという効果が得ら
れる。
【0028】ところで、アンテナを小型化すると、必然
的に放射電極6、12の電極面積が小さくなり、利得が
低下する方向となるが、本実施形態例では上記のよう
に、放射電極6、12の電極間間隔δ1を狭くできる上
に、δ1を狭くできる分、放射電極6、12の電極面積
を大きくできるので、アンテナの小型化に伴う利得の低
下を抑制でき、利得と広帯域化を共に満足する高性能の
小型の表面実装型アンテナの提供が可能となる。
【0029】図2は第2実施形態例の表面実装型アンテ
ナの要部構成を示す。この第2実施形態例が前記第1実
施形態例と異なる点は、放射電極6、12の配置位置を
左右逆位置にするとともに、各放射電極6、12の台形
形状の向きも逆向きにした逆バージョンの形態としたこ
とである。そのため、給電接続電極2と第2の放射電極
12を容量C2でもって結合し、信号源4の給電信号を
第2の放射電極12に容量C2を介して容量給電し、さ
らに第1の放射電極6が第2の放射電極12に容量結合
されることで、信号源4の信号が第2の放射電極12を
介して第1の放射電極6に供給される構成となってい
る。
【0030】この第2の実施形態例の場合も、第1の放
射電極6の辺7と第2の放射電極12の辺13が、積層
誘電体基体10を介して上下斜め方向に間隔を隔てて対
向し、かつ、第1の放射電極6の励振方向Aと第2の放
射電極12の励振方向Bとが略直交する交叉方向となる
ので、前記第1実施形態例と同様に動作して、第1実施
形態例と同様な効果を奏するものである。
【0031】図4は本発明の第3実施形態例の要部構成
を示す。この実施形態例もベース誘電体基体1の上面5
に積層誘電体基体10を積層一体化したものであるが、
ベース誘電体基体1と積層誘電体基体10の各上面5、
11に第1の放射電極6と第2の放射電極12の一対の
電極を対応するギャップδ1、δ2を介して形成した点
が前記第1、第2の各実施形態例と異なっている。ベー
ス誘電体基体1の上面5の左側領域には台形形状を呈し
た第1の放射電極6が形成され、上面5の右側領域には
台形形状の第2の放射電極12が形成され、第1の放射
電極6と第2の放射電極12はギャップδ1を介して対
向し、その対向辺7、13は斜めの線と成している。
【0032】第1の放射電極6は給電接続電極2と容量
C1によって容量結合し、第2の放射電極12はギャッ
プδ1の容量を介して第1の放射電極6と容量結合して
いる。第1の放射電極6側の信号(共振信号)と第2の
放射電極12側の信号とのアイソレーションの度合いは
ギャップδ1の間隔(幅)によって設定され、ギャップ
δ1の間隔が大きくなるに連れアイソレーションが高く
なる。
【0033】前記積層誘電体基体10の上面11におい
てもその左側に台形形状の第1の放射電極6が形成さ
れ、右側に台形形状の第2の放射電極12が形成され、
両放射電極6、12のギャップδ2を介して対向する辺
7、13は斜めの線となっている。この1対の放射電極
6、12のアイソレーションの度合いもギャップδ2の
間隔の大きさによって設定されている。なお、積層誘電
体基体10側の第1の放射電極6はベース誘電体基体1
の第1の放射電極6と容量C3によって結合され、積層
誘電体基体10側の第1の放射電極6と第2の放射電極
12はギャップδ2の容量によって容量結合されてい
る。
【0034】なお、図4においては、積層誘電体基体1
0に形成される放射電極6、12のショート部を導通電
極9、14を介して接地面(グランド面)に接続してい
るが、この導通電極9、14を省略し、放射電極6、1
2のショート部を接地面から浮いた状態に構成すること
も可能である。
【0035】この第3実施形態例においては、信号源4
から供給される給電信号は容量C1を介してベース誘電
体基体1側の第1の放射電極6に供給され、さらにギャ
ップδ1の容量を介してベース誘電体基体1の第2の放
射電極12に供給される。その一方において、給電信号
はベース誘電体基体1の第1の放射電極6から容量C3
を介して積層誘電体基体10側の第1の放射電極6に供
給され、さらに、この第1の放射電極6からギャップδ
2の容量を介して積層誘電体基体10の第2の放射電極
12へ供給される。
【0036】ベース誘電体基体1と積層誘電体基体10
の各放射電極6、12にはショート部側(導通電極9、
14側)から開放端15、13側に向けて電流が流れ、
ベース誘電体基体1側の第1の放射電極6はその電流の
流れのベクトルと同じA1方向に励振され、第2の放射
電極12は同じようにしてB1方向(A1方向と略直交
する方向)に励振される。同様に、積層誘電体基体10
側の第1の放射電極6はA2方向に励振され、第2の放
射電極12はB2方向(A2方向と略直交する方向)に
励振される。
【0037】このとき、ベース誘電体基体1側の各放射
電極6、12と積層誘電体基体10側の各放射電極6、
12によりそれぞれ共振動作が行われるので、合計4つ
の共振動作が行われることとなり、例えば、各放射電極
の共振周波数を設定周波数f の両側近傍に設定するこ
とにより、図8(a)に示すように4つの電極の共振の
結果として、設定周波数fの広帯域化が達成される。
【0038】また、例えば、ベース誘電体基体1側の放
射電極6、12の共振周波数を設定周波数fの近傍に
設定し、積層誘電体基体10側の放射電極6、12の共
振周波数を設定周波数fの近傍に設定することによ
り、ベース誘電体基体1側の放射電極6、12の複共振
と、積層誘電体基体10側の放射電極6、12の複共振
の結果として、図8(b)に示すように、設定周波数f
とfの広帯域化が達成される。
【0039】この第3実施形態例によれば、ベース誘電
体基体1の上面5に形成される第1層目の放射電極5、
12の相互の励振方向は略直交方向となり、積層誘電体
基体10の上面11に形成される第2層目の放射電極
6、12の相互の励振方向も略直交方向となるので、ギ
ャップδ1、δ2を狭くするにも関わらず、各層の第1
の放射電極6の共振信号と第2の放射電極12の共振信
号との干渉が抑制される(アイソレーションが高められ
る)ことで、広帯域化が実現可能となる。また、ギャッ
プδ1、δ2を狭くできる分、アンテナの小型化を図る
ことができる上に、ギャップδ1、δ2を狭くできる
分、放射電極の電極面積を大きくして利得アップを図る
ことが可能となる。
【0040】ところで、第1の放射電極6と第2の放射
電極12をこのように2層構造としたときには、上下に
隣り合う第1の放射電極6同士の共振信号のアイソレー
ションを図るとともに、同じく上下に隣り合う第2の放
射電極12同士の共振信号のアイソレーションを図るこ
とが必要である。この点、この第3実施形態例において
は、各層の第1の放射電極6と第2の放射電極12とを
ギャップδ1、δ2を介して配置し、かつ、そのギャッ
プを介して対向する放射電極6、12の辺7、13を斜
めの線としているので、ギャップδ1、δ2の間隔や、
ギャップδ1、δ2の角度θを可変設定することによ
り、上下両層の放射電極間のアイソレーション調整を容
易に達成することが可能である。
【0041】すなわち、ベース誘電体基体1側の第1の
放射電極6の励振方向A1と、その上の積層誘電体基体
10側の第1の放射電極6の励振方向A2とが平行にな
る場合には上下両層の第1の放射電極6間に共振信号の
干渉が生じる虞があり、また、ベース誘電体基体1側の
第2の放射電極12の励振方向B1と、その上の積層誘
電体基体10側の第2の放射電極12の励振方向B2と
が平行になる場合には上下両層の第2の放射電極12間
に共振信号の干渉が生じる虞がある。
【0042】このような場合は、放射電極6、12間の
ギャップ(δ1とδ2の一方又は両方)を変えればよ
い。そうすると、そのギャップを変えた層の放射電極
6、12に流れる電流の向きが微妙に変化し、この電流
の向きの変化に応じて励振方向も微妙に変化する結果、
上下両層の電極の励振方向が異なる方向(具体的には非
平行方向)に調整され、信号干渉が防止できる。
【0043】また、上下両層の放射電極6、12間のギ
ャップ角度θを変化させた場合も、その角度θを変化さ
せた層の放射電極6、12に流れる電流の向きが微妙に
変化し、この電流の向きの変化に応じて励振方向も微妙
に変化する結果、上下両層の電極の励振方向が異なる方
向(具体的には非平行方向)に調整され、同様に信号干
渉が防止される。
【0044】なお、ギャップ角度θが90度の付近は放
射電極6に流れる電流方向と放射電極12に流れる電流
方向が平行状になり、この電流の向きに対応して、放射
電極6の励振方向と放射電極12の励振方向が平行状に
なるので、電極6と電極12間の信号干渉が発生する状
況となる。したがって、ギャップ角度の調整を行う場合
は、この同一層の放射電極6、12間の信号干渉を避け
るために、90度付近の角度を避けた角度範囲で行うこ
とが必要である。
【0045】上記のように、上下両層の放射電極6、1
2の励振方向が平行状になる場合は、放射電極6、12
間のギャップとギャップ角度の一方又は両方を調整する
ことにより、上下両層の電極間信号のアイソレーション
効果を高めて、上下両層電極間信号の干渉を抑制して広
帯域化を達成することが可能となる。
【0046】また、上下両層のアイソレーションの程度
は前記第1、第2実施形態例で説明したように、積層誘
電体基体10の誘電率を選択変更することにより調整可
能であり、したがって、前記放射電極6、12間のギャ
ップとギャップ角度と誘電率の組み合わせ調整によっ
て、上下両層電極間信号の干渉防止を格段に高めること
ができることとなる。
【0047】さらに、前記第1、第2実施形態例で説明
したように、この第3実施形態例においても、上側の積
層誘電体基体10の誘電率をベース誘電体基体1の誘電
率よりも高めることにより、実装基板と放射電極間のフ
リンジング容量に電界が集中する現象を抑制し、上側の
積層誘電体基体10に電界を集中させることで、広帯域
化を図ることができる。
【0048】図5は本発明の第4実施形態例の表面実装
型アンテナの要部構成を示す。この第4実施形態例の装
置が前記第3実施形態例と異なることは、給電接続電極
2の上端をベース誘電体基体1の前側面3の上端まで伸
長して、給電接続電極2と積層誘電体基体10の第1の
放射電極6とを容量C2で結合するように構成したこと
であり、それ以外は第3実施形態例と同様であり、第3
実施形態例と同様に動作して第3実施形態例と同様な効
果を奏するものである。なお、図5に示される放射電極
6、12間のギャップの間隔δ1、δ2とギャップ角度
θは図4に示すものと異なっているが、これは、ギャッ
プの間隔δ1、δ2や、ギャップ角度θの可変によって
上下両層の放射電極6、12間信号の干渉防止がアイソ
レーション調整によって行われることを概念的に示した
ものである。
【0049】図6は本発明の第5実施形態例の表面実装
型アンテナの要部構成を示す。この第5実施形態例は1
層目の放射電極5、12が形成されたベース誘電体基体
1の上面5に2枚の積層誘電体基体10(10a、10
b)を積層一体化したことを特徴としており、それ以外
は前記第3実施形態例と同様である。積層誘電体基体1
0aの上面11にはギャップδ2を介して2層目の放射
電極6、12が形成され、積層誘電体基体10bの上面
11にはギャップδ3を介して3層目の放射電極6、1
2が形成されている。
【0050】そして、給電接続電極2とベース誘電体基
体1の第1の放射電極6は容量結合され、ベース誘電体
基体1の第1の放射電極6と積層誘電体基体10aの第
1の放射電極6も容量結合され、さらに、積層誘電体基
体10aの第1の放射電極6と積層誘電体基体10bの
第1の放射電極6も容量結合されている。そして、各層
の第1の放射電極6と第2の放射電極12は対応するギ
ャップδ1、δ2、δ3の部分の容量を介して結合され
ている。この結果、信号源4からの給電信号は前記各容
量結合を介して全ての放射電極6、12に供給され、各
層の放射電極6、12間で複共振が行われて合計6個の
多共振が得られるものである。
【0051】この第5実施形態例においても、各層の電
極間ギャップ(δ1、δ2、δ3)とギャップ角度θを
適宜調整することにより、上下に隣り合う各層の電極の
励振方向を異なる方向(非平行方向)に調整でき、ま
た、積層誘電体基体10a、10bの誘電率を選択変更
することにより、隣り合う上下両層間のアイソレーショ
ン調整が図られるものである。
【0052】また、この第5実施形態例においても、ベ
ース誘電体基体1の誘電率よりも積層誘電体基体10
a、10bの誘電率を高めることにより、積層誘電体基
体10a、10b側に電界を集中させて、設定周波数の
広帯域化を達成することが可能となる。特に、最も上側
の積層誘電体基体10(10b)の誘電率を最も高くす
ることにより、最上層の積層誘電体基体10(10b)
に電界を集中できるので、前記設定周波数の広帯域化を
より効果的に達成することができることとなる。なお、
それ以外にも、前述した各実施形態例と同様な効果が得
られるものである。
【0053】なお、この第5実施形態例ではベース誘電
体基体1の上に2枚の積層誘電体基体10を積層した
が、上面に放射電極6、12が形成された積層誘電体基
体10を3枚以上積層一体化することにより、さらに多
くの多共振化を達成することが可能である。
【0054】図7は本発明に係る表面実装型アンテナの
第6実施形態例の要部構成を示す。前記第1乃至第5の
各実施形態例は容量給電型のアンテナとしたが、これら
の容量給電型のアンテナは給電回路を変更する(容量給
電の回路を直接励振の回路に変更する)だけで直接励振
型のアンテナに容易に転換できるものであり、この第6
実施形態例は、代表例として、図4に示した容量給電型
のアンテナを直接励振型のアンテナに転換した構造を示
す。
【0055】この第6実施形態例では、ベース誘電体基
体1の側面に給電接続電極2を第1の放射電極6に導通
接続して設け、この給電接続電極2の途中部からショー
ト電極17を分岐形成し、さらに、このショート電極1
7に近接して第2の放射電極12に導通するショート電
極18を形成して直接給電型の回路と成している。な
お、ベース誘電体基体1の第1の放射電極6と積層誘電
体基体10の第1の放射電極6は容量結合し、積層誘電
体基体10の第1の放射電極6と第2の放射電極12は
ギャップδ2の容量によって結合される。
【0056】この図7の回路においては、信号源4から
供給される給電信号は給電接続電極2を介して直接ベー
ス誘電体基体1側の第1の放射電極6に供給される一方
において、ショート電極17とショート電極18が磁界
結合することで、給電信号はショート電極18を介して
ベース誘電体基体1側の第2の放射電極12に供給され
る。また、ベース誘電体基体1側の第1の放射電極6に
供給された給電信号は容量結合を介して積層誘電体基体
10側の第1の放射電極6に供給され、さらにギャップ
δ2の容量結合を介して積層誘電体基体10の第2の放
射電極12に供給されて、各層の各放射電極6、12は
前記第3実施形態例の場合と同様に共振動作を行って、
第3実施形態例と同様の効果を奏するものである。
【0057】図9は本発明に係る表面実装型アンテナの
第7実施形態例の要部構成を示す。この第7実施形態例
はベース誘電体基体1の上面5に第1の放射電極6を形
成し、このベース誘電体基体1の上面5に積層誘電体基
体10が積層一体化され、この積層誘電体基体10の上
面11に第2の放射電極12が形成されて成るものであ
る。前記第1の放射電極6はベース誘電体基体1の側面
23と24の方向に幅を持ち、この幅は側面22側(前
端の側面側)ではほぼ同一の幅と成し、後端側(背面
側)においては電極6の側面23側の周縁が側面24側
に退避する湾曲面30と成して前端の側面22がわから
後端側(背面側)に向かうに連れ扇状に狭幅化する電極
パターンと成している。
【0058】ベース誘電体基体1の側面(前側面)22
には給電接続電極2とショート電極17とが縦向きに形
成されている。この給電接続電極2の中間位置からはシ
ョート電極部25が分岐され、このショート電極部25
は給電接続電極2から水平方向に分岐した後下方に直角
に折曲されてショート電極17と近接した平行パターン
と成し、その下端はベース誘電体基体1の底面側の接地
電極20に導通されている。給電接続電極2の上端は上
面5の第1の放射電極6に接続され、下端は信号源4に
接続されている。この第1の放射電極6は側面(左側
面)24側でベース誘電体基体1の底面等に形成される
接地電極に容量結合されていて、側面24側が開放端1
5と成している。
【0059】ベース誘電体基体1の側面(右側面)23
の後端寄りには上端から下方の中間部にかけて電極21
が形成されており、この電極21の下端面は底面側から
延設された接地電極20の上端面と間隔を介して容量C
でもって容量結合している。
【0060】一方、積層誘電体基体10の上面11に形
成されている第2の放射電極12は接続用の電極パター
ン部分以外は前記第1の放射電極6のパターンとほぼ左
右が逆のパターン(ほぼ180度反転したパターン)と
成しており、この第2の放射電極12はベース誘電体基
体1と同じ側の側面(前側面)22に設けたショート電
極17によってベース誘電体基体1側のショート電極1
7に接続されている。
【0061】積層誘電体基体10の側面(右側面)23
の後端寄りには第2の放射電極12に導通する電極21
が設けられ、この積層誘電体基体10側の電極21は同
じベース誘電体基体1の側面23に設けられている前記
電極21の上端に導通接続されており、その結果、第2
の放射電極12は電極21を介して接地電極と容量Cで
もって結合し、この容量結合部が第2の放射電極12の
開放端16と成している。
【0062】この第7実施形態例においては、信号源4
から供給される給電信号はショート部として機能する給
電接続電極2から第1の放射電極6に供給され、第1の
放射電極6にはショート部側から開放端15に向けて電
流が流れ、その電流の流れのベクトル方向を励振方向
(A方向)として第1の放射電極6は励振駆動される。
【0063】一方、信号源4から供給される給電信号は
ショート電極部25とショート電極17の磁界結合を介
して第2の放射電極12に導入され、第2の放射電極1
2にはショート部から開放端16にむけて電流が流れ、
この電流の流れのベクトル方向を励振方向(B方向)と
して、第2の放射電極12の励振駆動が行われる。
【0064】この第7実施形態例においても、第1の放
射電極6の励振方向(A方向)と第2の放射電極12の
励振方向(B方向)はほぼ直交する方向となるので、両
放射電極6、12間の共振信号の干渉を抑制でき、広帯
域化が図れることとなる。また、前記各実施形態例で説
明したように、積層誘電体基体10の誘電率の大きさを
選択調整することにより、上下両放射電極6、12間の
アイソレーションを調整することが可能となり、さら
に、積層誘電体基体10の誘電率をベース誘電体基体1
の誘電率よりも高くすることで、より一層の広帯域化を
達成できるものである。
【0065】図10は本発明に係る通信装置の一実施形
態例を示す。同図において、携帯電話等の通信装置30
のケース31の中に実装基板50が設けられ、この実装
基板50に給電回路32が形成されている。この実装基
板50の接地面(接地電極)33上に上記第1乃至第7
の実施形態例に示した何れかの表面実装型アンテナ10
0が実装される。そして表面実装型アンテナ100は信
号源4を備えた給電回路32と直接又は容量結合によっ
て接続されている。この給電回路32は切換え回路34
を介して送信回路35および受信回路36に接続されて
いる。この通信装置においては、給電回路32の信号源
4の給電信号が表面実装型アンテナ100に供給され
て、前述したアンテナ動作(放射電極6、12の励振駆
動)が行われ、切換え回路34の切換え動作によって、
信号の送受信が円滑に行われるものである。
【0066】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることなく様々な他の実施の形態を採り得るものであ
る。例えば、上記各実施形態例では、第1の放射電極6
の励振方向と第2の放射電極12の励振方向を略直交す
る方向としたが、第1の放射電極6の励振方向と第2の
放射電極12の励振方向の交叉方向は必ずしも略直交す
る方向で無くてもよく、放射電極6、12間のギャップ
を小さい状態に確保した上で第1の放射電極6の共振信
号と第2の放射電極12の共振信号の干渉を実用上支障
を生じない程度に抑制できる交叉角度であればよい。
【0067】また、第1の放射電極6と第2の放射電極
12の電極形状(電極パターン)は上記各実施形態例の
ものに限定されず、仕様に応じた適宜の電極形態を採り
得るものである。
【0068】さらに、通信装置は、必ずしも携帯電話に
限定されることはなく、アンテナを装備して通信を行う
様々な通信用の装置に適用されるものである。
【0069】
【発明の効果】本発明のアンテナおよび通信装置はベー
ス誘電体基体の上面に積層誘電体基体を積層して一体化
し、ベース誘電体基体の上面に形成される第1の放射電
極と積層誘電体基体の上面に形成される第2の放射電極
の励振方向を異なる方向(非平行方向)としたので、上
下の第1と第2の放射電極間の共振信号の干渉を効果的
に抑制でき、アイソレーション性を高めて使用周波数の
広帯域化を図ることができる。
【0070】特に、ベース誘電体基体の上面に形成する
第1の放射電極と積層誘電体基体の上面に形成する第2
の放射電極を重ならない位置にすることで、アイソレー
ションをより高めて広帯域化を図ることができ、しか
も、前記の如く上側の第2の放射電極と下側の第1の放
射電極の励振方向が異なるので、ベース誘電体基体側の
第1の放射電極と積層誘電体基体側の第2の放射電極と
の水平方向のギャップ間隔を狭くしても十分なアイソレ
ーション性が得られることとなる。したがって、ギャッ
プ間隔を狭くできる分、アンテナおよびそのアンテナを
装備した通信装置の小型化を達成することができる。
【0071】また、ベース誘電体基体の上面にギャップ
を介して第1と第2の放射電極(第1層目の放射電極)
を形成し、ベース誘電体基体の上面に積層されて一体化
される積層誘電体基体の上面にもギャップを介して第1
と第2の放射電極(第2層目の放射電極)を形成した本
発明のアンテナおよび通信装置にあっても、各層の第1
と第2の放射電極の励振方向が異なる方向に形成される
ので、各層に形成される第1と第2の放射電極間のギャ
ップ間隔を狭くしても各層の第1と第2の放射電極間信
号のアイソレーション性を高めることができ、ギャップ
間隔を狭くできる分、装置(アンテナおよび通信装置)
の小型化を達成することができる。しかも、ギャップ間
隔を狭くできる分、放射電極の面積を大きくできるとい
う利点を有する。
【0072】また、上下に隣り合う上側層の放射電極の
励振方向と下側層の放射電極の励振方向は異なる方向
(非平行方向)に設定されているので、上下両層の放射
電極間の高アイソレーションが達成される。このよう
に、同一層内の電極間および上下に隣り合う層の電極間
のアイソレーション性能を共に達成できるので、各層に
おいて、信号干渉を抑制した第1と第2の放射電極によ
る複共振が正常に行われ、これにより、十分に満足し得
る広帯域化を実現することが可能である。
【0073】さらに、第1と第2の放射電極はギャップ
を介して対向する辺が斜めの線と成しているので、第1
の放射電極の励振方向と第2の放射電極の励振方向を異
なる方向にすることができ、しかも、ギャップの間隔や
ギャップ角度を可変することで、励振方向を容易、か
つ、自在に調整できるという効果が得られる。
【0074】さらに、ベース誘電体基体の上に積層誘電
体基体を積層したので、この積層誘電体基体の誘電率を
選択変更することで、ベース誘電体基体側に形成される
放射電極と積層誘電体基体側に形成される放射電極間の
アイソレーション性を容易に調整することが可能であ
る。同様に、ベース誘電体基体の上面に複数枚の積層誘
電体基体を積層して一体化した場合においても、適宜の
層の積層誘電体基体の誘電率を選択変更することによ
り、その層の積層誘電体基体の上側と下側の放射電極相
互のアイソレーション性を容易に調整することが可能で
ある。
【0075】さらに、ベース誘電体基体の誘電率よりも
積層誘電体基体の誘電率を高めることにより、電界を実
装基板側の容量に集中させずに積層誘電体基体に集中さ
せることができ、これにより、電界が実装基板側の容量
に集中することによって生じる狭帯域化を防止して、設
定周波数(使用周波数)での広帯域化を図ることができ
る。
【0076】さらに、本発明のアンテナおよび通信装置
によれば、上記のように放射電極間のアイソレーション
性を高めて通信の広帯域化が達成されることで、通信の
信頼性を向上することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面実装型アンテナの第1実施形態例の要部構
成説明図である。
【図2】表面実装型アンテナの第2実施形態例の要部構
成説明図である。
【図3】第1第2の各実施形態例に適用される複共振の
動作例の説明図である。
【図4】表面実装型アンテナの第3実施形態例の要部構
成説明図である。
【図5】表面実装型アンテナの第4実施形態例の要部構
成説明図である。
【図6】表面実装型アンテナの第5実施形態例の要部構
成説明図である。
【図7】表面実装型アンテナの第6実施形態例の要部構
成説明図である。
【図8】第3〜第7の各実施形態例に適用される複共振
の動作例の説明図である。
【図9】表面実装型アンテナの第7実施形態例の要部構
成説明図である。
【図10】本発明に係る通信装置の一実施形態例の説明
図である。
【符号の説明】
1 ベース誘電体基体 6 第1の放射電極 10 積層誘電体基体 12 第2の放射電極 30 通信装置(携帯電話)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 一也 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J021 AA02 AA06 AB06 HA05 HA10 JA07 5J045 AA02 AB05 DA10 EA08 FA02 GA02 HA03 LA01 MA07 NA01 5J046 AA07 AB13 PA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース誘電体基体の上面の一部領域に第
    1の放射電極が形成され、このベース誘電体基体の上面
    に積層誘電体基体が積層されてベース誘電体基体と積層
    誘電体基体が一体化されており、積層誘電体基体の上面
    には前記第1の放射電極と重なり合わない位置に第2の
    放射電極が形成され、前記第1の放射電極の励振方向と
    第2の放射電極の励振方向は互いに交叉する方向と成し
    ていることを特徴とする表面実装型アンテナ。
  2. 【請求項2】 ベース誘電体基体と積層誘電体基体の上
    面は共に四辺形を成しており、第1の放射電極はベース
    誘電体基体上面のほぼ半分側の領域内に形成され、第2
    の放射電極は前記第1の放射電極の形成領域とは反対側
    の積層誘電体基体上面のほぼ半分側の領域内に形成さ
    れ、第1の放射電極と第2の放射電極との互いに積層誘
    電体基体を介して対向側となる辺は斜め向きの辺と成し
    ていることを特徴とする請求項1記載の表面実装型アン
    テナ。
  3. 【請求項3】 ベース誘電体基体の上面にギャップを介
    して第1の放射電極と第2の放射電極が形成され、この
    ベース誘電体基体の上面に1枚以上の積層誘電体基体が
    積層されてベース誘電体基体と積層誘電体基体が一体化
    されており、前記1枚以上の各積層誘電体基体の上面に
    も第1の放射電極と第2の放射電極がギャップを介して
    形成され、ベース誘電体基体と1枚以上の各積層誘電体
    基体のそれぞれの誘電体基体に形成される各層の第1の
    放射電極の励振方向と第2の放射電極の励振方向は互い
    に交叉する方向と成し、また、上下に隣り合う上側層の
    放射電極と下側層の放射電極の励振方向は異なる方向と
    成していることを特徴とする表面実装型アンテナ。
  4. 【請求項4】 ベース誘電体基体と積層誘電体基体の上
    面は共に四辺形を成しており、各層に形成される第1の
    放射電極と第2の放射電極の互いにギャップを介して対
    向側となる辺は斜め向きの辺と成していることを特徴と
    する請求項3記載の表面実装型アンテナ。
  5. 【請求項5】 ベース誘電体基体の上面に第1の放射電
    極が形成され、このベース誘電体基体の上面に積層誘電
    体基体が積層されてベース誘電体基体と積層誘電体基体
    が一体化されており、積層誘電体基体の上面には第2の
    放射電極が形成され、前記第1の放射電極の励振方向と
    第2の放射電極の励振方向は互いに交叉する方向と成し
    ていることを特徴とする表面実装型アンテナ。
  6. 【請求項6】 ベース誘電体基体の誘電率よりも積層誘
    電体基体の誘電率を高くしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項5の何れか1つに記載の表面実装型アンテ
    ナ。
  7. 【請求項7】 最上層に配置される積層誘電体基体の誘
    電率は他の層の誘電体基体の誘電率よりも大きくしたこ
    とを特徴とする請求項3又は請求項4又は請求項5記載
    の表面実装型アンテナ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7の何れか1つに記
    載の表面実装型アンテナが装備されていることを特徴と
    する通信装置。
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