JP2001085915A - 高周波増幅装置、遅延回路 - Google Patents

高周波増幅装置、遅延回路

Info

Publication number
JP2001085915A
JP2001085915A JP25592199A JP25592199A JP2001085915A JP 2001085915 A JP2001085915 A JP 2001085915A JP 25592199 A JP25592199 A JP 25592199A JP 25592199 A JP25592199 A JP 25592199A JP 2001085915 A JP2001085915 A JP 2001085915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
frequency signal
output
delay circuit
signal input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25592199A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Hayase
宏生 早瀬
Takeshi Ishigami
武 石神
Kotaro Takenaga
浩太郎 竹永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP25592199A priority Critical patent/JP2001085915A/ja
Publication of JP2001085915A publication Critical patent/JP2001085915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィードフォワード歪補償方式の高周波増幅
装置を小型化する。 【解決手段】 遅延回路をサーキュレータ21(23)
と同軸ケーブル22(24)から構成する。同軸ケーブ
ル22(24)の一端を開放または短絡としておくと、
同軸ケーブルの長さの2倍に相当する遅延時間が得ら
れ、これによって遅延回路が小型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波増幅装置と
その増幅器で用いる遅延回路に係わり、特にフィードフ
ォワード方式により歪補償を行うようにした高周波増幅
装置とその増幅器で用いる遅延回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、フィードフォワード歪補償方式
を用いた高周波増幅装置の回路構成を示すブロック図
で、入力端子1に入力された高周波信号SINは電力分配
器2により高周波信号S1とS2分けられ、高周波信号
S2は遅延回路6で遅延を受け、高周波信号S4として
電力合成器7のb端子へ入力される。一方高周波信号S
1は可変減衰器3、可変移相器4、及び主増幅器5によ
り振幅と位相が制御され、高周波信号S3として電力合
成器7のa端子へ入力される。ここで遅延回路6の遅延
時間を高周波信号S3と高周波信号S1の時間差と等し
くなるように設定し、さらに高周波信号S3と高周波信
号S4が電力合成器7で合成されるときに振幅が等しく
かつ位相が逆になるようにしておくと、電力合成器7の
C端子には高周波信号S3と高周波信号S4の和、つま
り主増幅器5により生じた歪成分に比例した高周波信号
ΔS3が出力され、d端子には主増幅器5の出力である
高周波信号S3がそのまま出力される。電力合成器7の
C端子から出力された高周波信号ΔS3は方向性結合器
9、可変減衰器10、可変移相器11、及び誤差増幅器
12を経由して、高周波信号ΔS5として電力合成器1
4のb端子へ、電力合成器7のd端子出力である高周波
信号S3は遅延回路8を経由して、高周波信号S5とし
て電力合成器14のa端子へ、それぞれ入力される。
【0003】可変減衰器3と可変移相器4の制御は、方
向性結合器9より分配されレベル検出器18で検出され
た高周波信号のレベルが最小となるように、また、可変
減衰器10と可変移相器11の制御は、方向性結合器1
7より分配されレベル検出器19で検出された高周波信
号の歪レベルが最小となるように、制御回路19によっ
て制御される。また、遅延回路6及び8は、図3では集
中定数回路のように示しているが、これは通常はセミリ
ジットケーブル等の同軸ケーブルにより、分布定数回路
として実現される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】同軸ケーブルの遅延時
間は、内部絶縁体の比誘電率をεrとしたとき、単位長
(1m)あたり
【数1】 で与えられ、誘電体をテフロンとすると21cmで1n
secとなる。一方、遅延回路6や8が補償すべき遅延
時間、即ち可変減衰器、可変移相器、及び高周波増幅器
の遅延時間は例えば10nsecくらいになり、これを
テフロン内装の同軸ケーブルで実現するためには2m程
度を必要とする。これは装置の小型化の妨げになる。
【0005】本発明の目的は、より短いケーブル長で所
望の遅延量が得られるようにした遅延回路とそれを用い
たフィードフォワード補償方式の高周波増幅装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第一端子へ入
力された高周波信号を第2端子へ出力し、第2端子へ入
力された高周波信号を第3端子へ出力し、第3端子へ入
力された高周波信号を第1端子へ出力するように構成さ
れた3ポートサーキュレータと、前記第2端子にその一
端が接続され他端が開放または短絡された同軸ケーブル
とから成り、前記第1端子へ入力された高周波信号を、
前記第3端子からとり出すように構成したことを特徴と
する遅延回路を開示する。
【0007】更に本発明は、第一端子へ入力された高周
波信号を第2端子へ出力し、第2端子へ入力された高周
波信号を第3端子へ出力し、第3端子へ入力された高周
波信号を第4端子へ出力し、第4端子へ入力された高周
波信号を第1端子へ出力するように構成された4ポート
サーキュレータと、前記第2端子にその一端が接続され
他端が開放または短絡された同軸ケーブルと、前記第4
端子と接地との間に接続された終端抵抗器とから成り、
前記第1端子へ入力された高周波信号を、前記第3端子
からとり出すように構成したことを特徴とする遅延回路
を開示する。
【0008】更に本発明は、入力高周波信号の振幅と位
相を第1の調整回路により調整したのち主増幅器により
増幅し、前記第1の調整回路と主増幅器とで生じる遅延
時間を補償する第1の遅延回路により前記入力高周波信
号を遅延させた高周波信号と前記主増幅器の出力高周波
信号を比較することにより前記主増幅器で生じた歪み成
分を検出し、さらにこの歪み成分の振幅及び位相を第2
の調整回路により制御したのち、前記主増幅器出力を前
記第2の調整回路で生じる遅延時間を補償する第2の遅
延回路で遅延した高周波信号と加算することにより前記
主増幅器の出力に含まれる歪み成分を除去するように構
成した高周波増幅装置において、前記第1及び第2の遅
延回路の少なくとも一方を前記3ポートサーキュレータ
または4ポートサーキュレータを用いて構成された遅延
回路により構成したことを特徴とする高周波増幅装置を
開示する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明になるフィードフォワード補償方
式の高周波増幅装置の構成例を示すブロック図で、図3
で示した従来回路と異なっているのは、図3の遅延回路
6をサーキュレータ21と同軸ケーブル22から構成
し、遅延回路8をサーキュレータ23と同軸ケーブル2
4から構成している点のみである。他の回路は図3と同
じで、各回路にも同一符号が付されている。但しサーキ
ュレータ21、23は3ポート型とする。
【0010】図2は、3ポート型のサーキュレータ21
(23)と同軸ケーブル22(24)から成る遅延回路
の構成例を示すものである。サーキュレータはその端子
のa→b→c→aの方向性を持ち、また同軸ケーブルは
サーキュレータのb端子に接続され、反対側は開放又は
短絡の状態にしておく。a端子から入力された高周波信
号S2(S3)は、b端子から同軸ケーブル22(2
4)へ入力され、開放端または短絡端で反射されてb端
子へ戻り、c端子から出力される。この構成によると、
同軸ケーブル22(24)の長さで決まる遅延時間の2
倍の遅延時間が同軸ケーブルにより得られるから、従来
技術に比べてほぼ半分のケーブル長で所要の遅延時間を
実現できる。例えば、10nsecの遅延時間に対し
て、従来の半分の1m程度でよく、装置の小型化に大き
な効果がある。
【0011】図3は、本発明の特徴とする遅延回路の別
の構成例を示すものである。先に説明した図2の遅延回
路の場合、a端子へ入力された高周波信号の一部は、直
接c端子へ達し、これを完全になくすことはできない。
そしてこの漏れ信号は、振幅は小さいがa→b端子、同
軸ケーブル往復、b→c端子と伝わってきた本来の遅延
信号と遅延時間が異なるから、このためにサーキュレー
タの入力高周波信号S2(S3)から出力高周波信号S
4(S5)に到る伝達関数に遅延歪みが生じ、増幅器の
特性に影響する。
【0012】図3の遅延回路は、このような特性の劣化
を極力生じないようにしたもので、4ポートのサーキュ
レータ31、同軸ケーブル32、及び終端抵抗器33か
ら遅延回路を構成し、これを図4の遅延回路6及び8と
して用いる。この図3の遅延回路では、a端子への入力
高周波信号Sa(図1の高周波信号S2またはS3)は
b端子へ入力され、同軸ケーブル32(その一端は短絡
または開放)を往復して遅延を受け、c端子から高周波
信号Sb(図1の高周波信号S4またはS5)として出
力される。こうして高周波信号Sbはほぼ同軸ケーブル
32を往復する時間の遅延を受け、図2の場合と同様
に、従来と比べてほぼ半分のケーブル長で所望の遅延時
間を実現できる。
【0013】一方、図3の場合には、入力高周波信号S
aがサーキュレータ31の出力端であるc端子へ直接漏
れるのは、a→d端子への逆方向特性による伝達量が、
さらにd→c端子への逆方向特性により伝達することに
なる。d端子は抵抗器33(50Ω)で終端することで
マッチングがとられているから、上記2つの逆方向の経
路を介しての漏れ量は極めて少なくなり、入力高周波信
号Saが出力高周波信号Sbとして出力されるまでの間
に受ける遅延歪みはほとんど無視できる。従って、図2
の場合よりも遅延歪みの少ない遅延回路を、図2の場合
と同じように短い同軸ケーブルにより実現することがで
きる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、従来のほぼ半分程度の
ケーブル長でもって所望の遅延時間を持つ遅延回路を構
成でき、フィードフォワード歪補償方式の高周波増幅装
置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる高周波増幅装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の遅延回路の詳細構成を示す図である。
【図3】別の遅延回路の構成例を示す図である。
【図4】従来の高周波増幅装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】 21、23 3ポートサーキュレータ 22、24、32 同軸ケーブル 31 4ポートサーキュレータ 33 終端抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹永 浩太郎 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 5J012 HA04 5J090 AA04 AA41 CA21 FA14 FA19 GN02 GN05 GN07 HA25 HN03 KA15 KA16 KA23 KA26 KA68 MA14 NN16 SA14 TA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一端子へ入力された高周波信号を第2
    端子へ出力し、第2端子へ入力された高周波信号を第3
    端子へ出力し、第3端子へ入力された高周波信号を第1
    端子へ出力するように構成された3ポートサーキュレー
    タと、前記第2端子にその一端が接続され他端が開放ま
    たは短絡された同軸ケーブルとから成り、前記第1端子
    へ入力された高周波信号を、前記第3端子からとり出す
    ように構成したことを特徴とする遅延回路。
  2. 【請求項2】 第一端子へ入力された高周波信号を第2
    端子へ出力し、第2端子へ入力された高周波信号を第3
    端子へ出力し、第3端子へ入力された高周波信号を第4
    端子へ出力し、第4端子へ入力された高周波信号を第1
    端子へ出力するように構成された4ポートサーキュレー
    タと、前記第2端子にその一端が接続され他端が開放ま
    たは短絡された同軸ケーブルと、前記第4端子と接地と
    の間に接続された終端抵抗器とから成り、前記第1端子
    へ入力された高周波信号を、前記第3端子からとり出す
    ように構成したことを特徴とする遅延回路。
  3. 【請求項3】 入力高周波信号の振幅と位相を第1の調
    整回路により調整したのち主増幅器により増幅し、前記
    第1の調整回路と主増幅器とで生じる遅延時間を補償す
    る第1の遅延回路により前記入力高周波信号を遅延させ
    た高周波信号と前記主増幅器の出力高周波信号を比較す
    ることにより前記主増幅器で生じた歪み成分を検出し、
    さらにこの歪み成分の振幅及び位相を第2の調整回路に
    より制御したのち、前記主増幅器出力を前記第2の調整
    回路で生じる遅延時間を補償する第2の遅延回路で遅延
    した高周波信号と加算することにより前記主増幅器の出
    力に含まれる歪み成分を除去するように構成した高周波
    増幅装置において、 前記第1及び第2の遅延回路の少なくとも一方を請求項
    1または2に記載の遅延回路により構成したことを特徴
    とする高周波増幅装置。
JP25592199A 1999-09-09 1999-09-09 高周波増幅装置、遅延回路 Pending JP2001085915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25592199A JP2001085915A (ja) 1999-09-09 1999-09-09 高周波増幅装置、遅延回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25592199A JP2001085915A (ja) 1999-09-09 1999-09-09 高周波増幅装置、遅延回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001085915A true JP2001085915A (ja) 2001-03-30

Family

ID=17285427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25592199A Pending JP2001085915A (ja) 1999-09-09 1999-09-09 高周波増幅装置、遅延回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001085915A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1133052A2 (en) * 2000-03-07 2001-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Delay circuit and feedforward amplifier

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1133052A2 (en) * 2000-03-07 2001-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Delay circuit and feedforward amplifier
EP1133052A3 (en) * 2000-03-07 2003-08-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Delay circuit and feedforward amplifier

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7183843B1 (en) Electronically tuned power amplifier
US8169264B2 (en) Distributed Doherty amplifiers
US4549152A (en) Broadband adjustable phase modulation circuit
US6326845B1 (en) Feedforward amplifier
JP2004173231A (ja) ドハティ増幅器を用いた信号増幅装置
JPS5816802B2 (ja) 高周波増幅器の非線形補償回路
US5313174A (en) 2:1 bandwidth, 4-way, combiner/splitter
JP3206722B2 (ja) 進行波管及び半導体増幅器の増幅と位相の応答を異なる出力レベルで線形化する方法と装置
US20030034837A1 (en) Broadband amplifier system having improved linearity and minimum loss
JP2001085915A (ja) 高周波増幅装置、遅延回路
US6744314B2 (en) Wideband power amplifier linearization technique
JPH0787317B2 (ja) 電力合成形電力増幅装置
JP2002111395A (ja) 高周波増幅装置
JP2001196870A (ja) 電力増幅器
JP2001284979A (ja) 高周波増幅装置
JP2006261843A (ja) 可変移相器
KR102424306B1 (ko) 커플러 기반 전이중 무선통신 전단부 회로 및 그 제어방법
JPH01206709A (ja) マイクロ波ミリ波増幅器
JPH05315848A (ja) 低歪増幅回路
JP2000278054A (ja) フィードフォワード増幅器
JP3978919B2 (ja) リミッタ回路
US20230088158A1 (en) Amplifier Protection Circuit and Method
EP1400010B1 (en) Rf transmitter employing linear and non-linear pre-correctors
JPH08265066A (ja) 電力合成送信機
JP2005151185A (ja) 高出力広帯域信号を合成する方法及び増幅器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040127