JP2001085220A - 熱的スイッチ及び熱的スイッチの作動方法 - Google Patents
熱的スイッチ及び熱的スイッチの作動方法Info
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- JP2001085220A JP2001085220A JP26184599A JP26184599A JP2001085220A JP 2001085220 A JP2001085220 A JP 2001085220A JP 26184599 A JP26184599 A JP 26184599A JP 26184599 A JP26184599 A JP 26184599A JP 2001085220 A JP2001085220 A JP 2001085220A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】2段階冷却の過程の切り離しの際に外部からの
熱侵入を回避する。 【解決手段】冷却対象(超伝導コイル)3の温度変化に
物理的に対応して機械的に動作する部分11,24から
なり、その部分11,24の動作により熱的接続状態と
熱的断続状態とが切り替わる。冷却対象3の温度変化に
物理的に対応して機械的に動作する部分11,24の動
作により2つの熱的接合状態が切り替わるので、その温
度状態に即応した自己動作的スイッチングが可能になっ
ていて、冷却系が外界から影響を受けない。その部分
は、熱的変動により膨張収縮する気体、固体である。外
界の影響を特に嫌う冷却対象は、冷却されて超伝導状態
に変わる超伝導体、特に、超伝導コイルである。このよ
うな自己動作的部分は、冷却対象を囲み外界から閉じら
れた系の部分である。
熱侵入を回避する。 【解決手段】冷却対象(超伝導コイル)3の温度変化に
物理的に対応して機械的に動作する部分11,24から
なり、その部分11,24の動作により熱的接続状態と
熱的断続状態とが切り替わる。冷却対象3の温度変化に
物理的に対応して機械的に動作する部分11,24の動
作により2つの熱的接合状態が切り替わるので、その温
度状態に即応した自己動作的スイッチングが可能になっ
ていて、冷却系が外界から影響を受けない。その部分
は、熱的変動により膨張収縮する気体、固体である。外
界の影響を特に嫌う冷却対象は、冷却されて超伝導状態
に変わる超伝導体、特に、超伝導コイルである。このよ
うな自己動作的部分は、冷却対象を囲み外界から閉じら
れた系の部分である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱(的)スイッチ
及び熱的スイッチの作動方法に関し、特に、超伝導コイ
ルを2段階で冷却する際の冷却状態の切り換えを行うた
めの熱的スイッチ及び熱的スイッチの作動方法に関す
る。
及び熱的スイッチの作動方法に関し、特に、超伝導コイ
ルを2段階で冷却する際の冷却状態の切り換えを行うた
めの熱的スイッチ及び熱的スイッチの作動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超伝導コイルの冷却は、2段階で行われ
る。1段階目は高温冷却であり、2段階目は目標冷却値
に届く低温冷却である。このような1段階目と2段階目
の区切りのために、2つの冷却用伝熱体が切り換えられ
て使用される。特に、熱的スイッチは、自己作動型であ
ることが重要である。図7は、そのような切り換えを行
う公知の熱的スイッチを抽象的に図解している。参考の
ためなら、特開平09−178146号が引用され得
る。
る。1段階目は高温冷却であり、2段階目は目標冷却値
に届く低温冷却である。このような1段階目と2段階目
の区切りのために、2つの冷却用伝熱体が切り換えられ
て使用される。特に、熱的スイッチは、自己作動型であ
ることが重要である。図7は、そのような切り換えを行
う公知の熱的スイッチを抽象的に図解している。参考の
ためなら、特開平09−178146号が引用され得
る。
【0003】このような公知の熱的スイッチは、図7に
示されるように、真空容器101の中に収納されている
超伝導コイル102を冷凍機103により冷却するため
に、2様の冷却面体が設けられている。その2様の冷却
面体は、高温側冷却面体104と低温側冷却面体105
とから形成されている。冷却初期には高温側冷却面体1
04は熱的に直接に超伝導コイル102に接続して、冷
凍能力が大きい高温側冷却面体104により超伝導コイ
ル102を約80゜Kまで冷却する。この冷却段階で
は、その冷却能力が有効に利用される。コイル温度が8
0゜K〜50゜Kに冷却されると、低温側冷却面体10
5により超伝導コイル102を更に低い温度まで直接冷
却する。このように第1段階から第2段階への冷却の切
り換えを行う際に、真空容器101の外側に配置されて
いる駆動機構(図示されず)により駆動される切離機構
106により強制的に、高温側冷却面体104を直接に
超伝導コイル102に熱的に接続する切り離し自在な接
続面107を超伝導コイル102から切り離す必要があ
る。
示されるように、真空容器101の中に収納されている
超伝導コイル102を冷凍機103により冷却するため
に、2様の冷却面体が設けられている。その2様の冷却
面体は、高温側冷却面体104と低温側冷却面体105
とから形成されている。冷却初期には高温側冷却面体1
04は熱的に直接に超伝導コイル102に接続して、冷
凍能力が大きい高温側冷却面体104により超伝導コイ
ル102を約80゜Kまで冷却する。この冷却段階で
は、その冷却能力が有効に利用される。コイル温度が8
0゜K〜50゜Kに冷却されると、低温側冷却面体10
5により超伝導コイル102を更に低い温度まで直接冷
却する。このように第1段階から第2段階への冷却の切
り換えを行う際に、真空容器101の外側に配置されて
いる駆動機構(図示されず)により駆動される切離機構
106により強制的に、高温側冷却面体104を直接に
超伝導コイル102に熱的に接続する切り離し自在な接
続面107を超伝導コイル102から切り離す必要があ
る。
【0004】このような切り離しの過程で、駆動機構、
切離機構106を介して超伝導コイル102に外部から
熱が侵入するという熱侵入の問題が派生する。このよう
な外部からの熱侵入を回避することが望まれる。
切離機構106を介して超伝導コイル102に外部から
熱が侵入するという熱侵入の問題が派生する。このよう
な外部からの熱侵入を回避することが望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、2段
階冷却の過程の切り離しの際に外部からの熱侵入を回避
することができる熱的スイッチ及び熱的スイッチの作動
方法を提供することにある。本発明の他の課題は、2段
階冷却の過程の切り離しの際に外部からの熱侵入を回避
することができ、その回避が合理的に行われ得る熱的ス
イッチ及び熱的スイッチの作動方法を提供することにあ
る。
階冷却の過程の切り離しの際に外部からの熱侵入を回避
することができる熱的スイッチ及び熱的スイッチの作動
方法を提供することにある。本発明の他の課題は、2段
階冷却の過程の切り離しの際に外部からの熱侵入を回避
することができ、その回避が合理的に行われ得る熱的ス
イッチ及び熱的スイッチの作動方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0007】本発明による熱的スイッチは、冷却対象
(3)の温度変化に物理的に対応して機械的に動作する
部分(11,24)からなり、部分(11,24)の動
作により熱的接続状態と熱的断続状態とが切り替わる。
冷却対象(3)の温度変化に物理的に対応して機械的に
動作する部分(11,24)の動作により2つの熱的接
合状態が切り替わるので、その温度状態に即応した自己
動作的スイッチングが可能になっていて、冷却系が外界
から影響を受けない。外界の影響を特に嫌う冷却対象
は、冷却されて超伝導状態に変わる超伝導体、特に、超
伝導コイル(3)である。このような自己動作的部分
は、冷却対象を囲み外界から閉じられた系の部分であ
る。
(3)の温度変化に物理的に対応して機械的に動作する
部分(11,24)からなり、部分(11,24)の動
作により熱的接続状態と熱的断続状態とが切り替わる。
冷却対象(3)の温度変化に物理的に対応して機械的に
動作する部分(11,24)の動作により2つの熱的接
合状態が切り替わるので、その温度状態に即応した自己
動作的スイッチングが可能になっていて、冷却系が外界
から影響を受けない。外界の影響を特に嫌う冷却対象
は、冷却されて超伝導状態に変わる超伝導体、特に、超
伝導コイル(3)である。このような自己動作的部分
は、冷却対象を囲み外界から閉じられた系の部分であ
る。
【0008】自己動作的なその部分(11,24)は、
熱変動により膨張収縮するという物理的動作系であり、
信号系ではなく、温度測定と測定温度に対応する電気信
号を出力する測定系を要しない。その部分(7”)は冷
却対象に熱を伝達する熱媒体機能を兼ねることは好まし
い。
熱変動により膨張収縮するという物理的動作系であり、
信号系ではなく、温度測定と測定温度に対応する電気信
号を出力する測定系を要しない。その部分(7”)は冷
却対象に熱を伝達する熱媒体機能を兼ねることは好まし
い。
【0009】部分は動作ガスであることがある。動作ガ
スの膨張収縮に機械的に連動する部分として、ベローズ
(11)、ピストン(24)が用いられ得る。その部分
(7”)は、弾性を有する金属であり、且つ、冷却対象
に熱を伝達する熱媒体機能を兼ねるものであることがで
きる。実施の形態で示される可撓端子(7)も、熱変化
に対応して変位・変形して、熱的スイッチ機能を持つこ
とができる。この場合、ベローズ、動作ガスは不要であ
る。
スの膨張収縮に機械的に連動する部分として、ベローズ
(11)、ピストン(24)が用いられ得る。その部分
(7”)は、弾性を有する金属であり、且つ、冷却対象
に熱を伝達する熱媒体機能を兼ねるものであることがで
きる。実施の形態で示される可撓端子(7)も、熱変化
に対応して変位・変形して、熱的スイッチ機能を持つこ
とができる。この場合、ベローズ、動作ガスは不要であ
る。
【0010】本発明による熱的スイッチの作動方法は、
冷却対象(3)を第1温度状態まで冷却すること、冷却
対象(3)が第1温度状態まで冷却された時に冷却用熱
伝達を断絶すること、その断絶の状態で第1温度状態よ
りも温度が低い第2温度状態まで冷却対象(3)を冷却
することとからなり、その断絶は第1温度状態の温度に
物理的に対応して機械的に行われる。その機械的動作
は、既述の通りである。
冷却対象(3)を第1温度状態まで冷却すること、冷却
対象(3)が第1温度状態まで冷却された時に冷却用熱
伝達を断絶すること、その断絶の状態で第1温度状態よ
りも温度が低い第2温度状態まで冷却対象(3)を冷却
することとからなり、その断絶は第1温度状態の温度に
物理的に対応して機械的に行われる。その機械的動作
は、既述の通りである。
【0011】
【発明の実施の形態】図に一致対応して、本発明による
熱的スイッチの実施の形態は、真空容器の中に超伝導コ
イルが収納されている。その真空容器1の外側に、図1
に示されるように、冷凍機2が設けられている。冷凍機
2は、2様の冷却面体を介してその超伝導コイル3に熱
的に接続している。その2様の冷却面体は、高温側冷却
面体4と低温側冷却面体5とから形成されている。低温
側冷却面体5は、直接に超伝導コイル3に熱的に接続す
る低温側接続面6を有している。
熱的スイッチの実施の形態は、真空容器の中に超伝導コ
イルが収納されている。その真空容器1の外側に、図1
に示されるように、冷凍機2が設けられている。冷凍機
2は、2様の冷却面体を介してその超伝導コイル3に熱
的に接続している。その2様の冷却面体は、高温側冷却
面体4と低温側冷却面体5とから形成されている。低温
側冷却面体5は、直接に超伝導コイル3に熱的に接続す
る低温側接続面6を有している。
【0012】高温側冷却面体4は、可撓端子7を介して
間接的に超伝導コイル3に熱的に接続している。可撓端
子7の一端面は高温側冷却面体4に熱的に直接に接続す
ることが可能であり、可撓端子7の他端面は超伝導コイ
ル3に熱的に直接に接続している。可撓端子7の一端面
が熱的に直接に接続する高温側冷却面体4の接続面は、
その一端面から切り離し自在である切離面8として形成
されている。可撓端子7は、可撓性がある熱伝導体で作
製されている。
間接的に超伝導コイル3に熱的に接続している。可撓端
子7の一端面は高温側冷却面体4に熱的に直接に接続す
ることが可能であり、可撓端子7の他端面は超伝導コイ
ル3に熱的に直接に接続している。可撓端子7の一端面
が熱的に直接に接続する高温側冷却面体4の接続面は、
その一端面から切り離し自在である切離面8として形成
されている。可撓端子7は、可撓性がある熱伝導体で作
製されている。
【0013】可撓端子7の高温側冷却面体4に接続する
接続部分9の裏面(切離面8に直接に接続する面と反対
側の面)と低温側冷却面体5との間にベローズ11が介
設されている。ベローズ11は、高温側冷却面体4と低
温側冷却面体5の間でそれらが向かい合う方向12に伸
縮することができる慣用のデバイスである。ベローズ1
1は、内部に密閉空間を形成し、その密閉空間にはスイ
ッチ動作ガスが密封されている。ベローズ11は、高温
側冷却面体4又は(及び)低温側冷却面体5に熱的に接
続している。可撓端子7とベローズ11とにより当該熱
的スイッチが形成されている。
接続部分9の裏面(切離面8に直接に接続する面と反対
側の面)と低温側冷却面体5との間にベローズ11が介
設されている。ベローズ11は、高温側冷却面体4と低
温側冷却面体5の間でそれらが向かい合う方向12に伸
縮することができる慣用のデバイスである。ベローズ1
1は、内部に密閉空間を形成し、その密閉空間にはスイ
ッチ動作ガスが密封されている。ベローズ11は、高温
側冷却面体4又は(及び)低温側冷却面体5に熱的に接
続している。可撓端子7とベローズ11とにより当該熱
的スイッチが形成されている。
【0014】冷却初期には、ベローズ11は伸びた状態
にあり、可撓端子7は高温側冷却面体4に熱的に直接に
接合しており、超伝導コイル3は、冷凍機2により高温
側冷却面体4と可撓端子7とを介してその冷凍能力が有
効に利用されて冷却される。冷却が進み可撓端子7に接
合しているベローズ11がより冷却されてベローズ11
の中のスイッチ動作ガスが冷却されてその圧力が降下す
ると、ベローズ11は自己の復元力である収縮力により
その長さが縮小する。その縮小により、可撓端子7の接
続部分9の上面が切離面8から離れ、高温側冷却面体4
と超伝導コイル3との間の熱的接触が絶たれて、当該熱
的スイッチはON状態からOFF状態に移行する。この
移行は、自己動作型移行である。
にあり、可撓端子7は高温側冷却面体4に熱的に直接に
接合しており、超伝導コイル3は、冷凍機2により高温
側冷却面体4と可撓端子7とを介してその冷凍能力が有
効に利用されて冷却される。冷却が進み可撓端子7に接
合しているベローズ11がより冷却されてベローズ11
の中のスイッチ動作ガスが冷却されてその圧力が降下す
ると、ベローズ11は自己の復元力である収縮力により
その長さが縮小する。その縮小により、可撓端子7の接
続部分9の上面が切離面8から離れ、高温側冷却面体4
と超伝導コイル3との間の熱的接触が絶たれて、当該熱
的スイッチはON状態からOFF状態に移行する。この
移行は、自己動作型移行である。
【0015】このような熱的断絶状態のベローズ11
は、依然として低温側冷却面体5に熱的に接合し、低温
側冷却面体5は冷凍機2に熱的に結合しているので、ベ
ローズ11は更に冷却されて、その内圧は更に低下し
て、そのOFF状態は確実に保持される。このようなO
FF状態で、超伝導コイル3は冷凍機2により低温側冷
却面体5を介して更に冷却され、50゜K〜80゜Kの
温度状態から4゜Kの極低温状態まで更に冷却される。
は、依然として低温側冷却面体5に熱的に接合し、低温
側冷却面体5は冷凍機2に熱的に結合しているので、ベ
ローズ11は更に冷却されて、その内圧は更に低下し
て、そのOFF状態は確実に保持される。このようなO
FF状態で、超伝導コイル3は冷凍機2により低温側冷
却面体5を介して更に冷却され、50゜K〜80゜Kの
温度状態から4゜Kの極低温状態まで更に冷却される。
【0016】このように第1段階から第2段階への冷却
の切り換えが、超伝導コイル3の温度変化に対応して変
化するベローズ11の内圧により自己動作的に又は自己
整合的に行われる。その切り換えは、50゜Kの前後で
行われることが好ましい。このような切り換えの過程
で、当該熱的スイッチは、真空容器1の外側の大気・物
体に熱的に接合していないので、真空容器1の外部から
の熱侵入が回避されている。
の切り換えが、超伝導コイル3の温度変化に対応して変
化するベローズ11の内圧により自己動作的に又は自己
整合的に行われる。その切り換えは、50゜Kの前後で
行われることが好ましい。このような切り換えの過程
で、当該熱的スイッチは、真空容器1の外側の大気・物
体に熱的に接合していないので、真空容器1の外部から
の熱侵入が回避されている。
【0017】このように、当該熱的スイッチは、冷却対
象の温度変化に物理的に(圧力として)対応して動作す
る機械的部分がベローズにより実現している。ベローズ
は、それ自体の熱的変化により伸縮するが、その伸縮を
補助するために内部に動作ガスを有することが好まし
い。機械的部分の機械的動作は、熱的接続状態と熱的断
続状態とを有効に切り換えることができる。冷却対象
は、超伝導体に限られないが、本発明による熱的スイッ
チは極低温冷却に好適であり、1段階冷却にも有効に用
いられ得る。
象の温度変化に物理的に(圧力として)対応して動作す
る機械的部分がベローズにより実現している。ベローズ
は、それ自体の熱的変化により伸縮するが、その伸縮を
補助するために内部に動作ガスを有することが好まし
い。機械的部分の機械的動作は、熱的接続状態と熱的断
続状態とを有効に切り換えることができる。冷却対象
は、超伝導体に限られないが、本発明による熱的スイッ
チは極低温冷却に好適であり、1段階冷却にも有効に用
いられ得る。
【0018】図2は、本発明による熱的スイッチの実施
の他の形態を示している。本実施の形態は、可撓端子の
一部の形状と、切離面の形状とが異なる点を除き、既述
の実施の形態に実質的に同じである。高温側冷却面体4
の一部の下面に楔形凸側接点13が結合して形成されて
いる。可撓端子7’の接続部分9の上面に楔形凹側接点
14が結合して形成されている。ベローズ11の物性、
ベローズ11の超伝導コイル3と高温側冷却面体4に対
する熱的接合関係は既述の実施の形態に全く同じであ
る。
の他の形態を示している。本実施の形態は、可撓端子の
一部の形状と、切離面の形状とが異なる点を除き、既述
の実施の形態に実質的に同じである。高温側冷却面体4
の一部の下面に楔形凸側接点13が結合して形成されて
いる。可撓端子7’の接続部分9の上面に楔形凹側接点
14が結合して形成されている。ベローズ11の物性、
ベローズ11の超伝導コイル3と高温側冷却面体4に対
する熱的接合関係は既述の実施の形態に全く同じであ
る。
【0019】ベローズ11の伸縮に応じて、楔形凸側接
点13と楔形凹側接点14とは結合し又は離脱する。そ
の結合時の楔形凸側接点13と楔形凹側接点14とは、
それらの楔結合による嵌め合い時の楔面接触が確実であ
り、切離面8’での密着性がよくその部分での熱伝達率
がより向上する。
点13と楔形凹側接点14とは結合し又は離脱する。そ
の結合時の楔形凸側接点13と楔形凹側接点14とは、
それらの楔結合による嵌め合い時の楔面接触が確実であ
り、切離面8’での密着性がよくその部分での熱伝達率
がより向上する。
【0020】図3は、図1のベローズ11の内圧の変化
を敏感にするための改良を示している。ベローズ11が
形成する密閉空間中にフィン構造14が形成されてい
る。フィン構造14は、低温側冷却面体5に熱的に接合
し、且つ、密閉空間の中の動作ガスに接触する面積が大
きくなるように形成されている。フィン構造15は、超
伝導コイル3の温度変化を敏感にベローズ11の内部の
動作ガスに伝達し、当該熱的スイッチは超伝導コイル3
の温度変化に敏感に物理的に反応してそのスイッチング
動作を行い、その結果、ガス冷却を促進してそのスイッ
チング動作が円滑になる。
を敏感にするための改良を示している。ベローズ11が
形成する密閉空間中にフィン構造14が形成されてい
る。フィン構造14は、低温側冷却面体5に熱的に接合
し、且つ、密閉空間の中の動作ガスに接触する面積が大
きくなるように形成されている。フィン構造15は、超
伝導コイル3の温度変化を敏感にベローズ11の内部の
動作ガスに伝達し、当該熱的スイッチは超伝導コイル3
の温度変化に敏感に物理的に反応してそのスイッチング
動作を行い、その結果、ガス冷却を促進してそのスイッ
チング動作が円滑になる。
【0021】図4は、本発明による熱的スイッチの実施
の更に他の形態を示している。本実施の形態は、可撓端
子として適用するデバイスが異なる点を除き、既述の実
施の形態に実質的に同じである。そのデバイスとして、
ベローズに代えられてコイルスプリング7”が用いられ
ている。コイルスプリング7”は、より低温に冷却され
るとその弾力が弱くなってその長さが縮小する。その長
さの縮小と伸長とにより、熱的接合と熱的断絶の2状態
を変更する。
の更に他の形態を示している。本実施の形態は、可撓端
子として適用するデバイスが異なる点を除き、既述の実
施の形態に実質的に同じである。そのデバイスとして、
ベローズに代えられてコイルスプリング7”が用いられ
ている。コイルスプリング7”は、より低温に冷却され
るとその弾力が弱くなってその長さが縮小する。その長
さの縮小と伸長とにより、熱的接合と熱的断絶の2状態
を変更する。
【0022】本実施の形態では、縮小し伸長する部材
7”が、熱伝達媒体である可撓端子7の機能を兼ねてい
る。コイルスプリング7”に代えられて、板ばね、形状
記憶合金が用いられる得る。スプリングの温度依存ばね
定数を適正に採択することにより、300゜K〜80゜
Kの間で高温側冷却面体4と低温側冷却面体5とをコイ
ルスプリング7”により熱的に架橋することができる。
コイルスプリング7”は、室温時の長さに対して熱収縮
して、高温側冷却面体4に対する接触面圧が低下してい
くが、300゜K〜80゜Kの間では十分な面圧が得ら
れるようにそのばね定数が調整されている。80゜K以
下になって、コイルスプリング7”は完全に高温側冷却
面体4から離脱する。
7”が、熱伝達媒体である可撓端子7の機能を兼ねてい
る。コイルスプリング7”に代えられて、板ばね、形状
記憶合金が用いられる得る。スプリングの温度依存ばね
定数を適正に採択することにより、300゜K〜80゜
Kの間で高温側冷却面体4と低温側冷却面体5とをコイ
ルスプリング7”により熱的に架橋することができる。
コイルスプリング7”は、室温時の長さに対して熱収縮
して、高温側冷却面体4に対する接触面圧が低下してい
くが、300゜K〜80゜Kの間では十分な面圧が得ら
れるようにそのばね定数が調整されている。80゜K以
下になって、コイルスプリング7”は完全に高温側冷却
面体4から離脱する。
【0023】図5は、本発明による熱的スイッチの実施
の更に他の形態を示している。本実施の形態は、可撓端
子に代えられて、スライダー機構21が用いられてい
る。高温側冷却面体4の端部の下面に固定面体22が取
り付けられている。スライダー機構21は、シリンダ2
3と可動側熱媒体24とから形成されている。可動側熱
媒体24の上面が固定面体22の下面に熱的に接合して
摺動する。シリンダ23のシリンダ室には動作ガスが封
入されている。超伝導コイル3に熱的に接合して固定側
熱媒体25が固定されている。可動側熱媒体24は、そ
のシリンダ室に収納されている引張スプリング26によ
り常時に固定側熱媒体25に向かう方向に付勢されてい
る。可動側熱媒体24と固定側熱媒体25とは、斜面で
ある切離面8’で面接合する。
の更に他の形態を示している。本実施の形態は、可撓端
子に代えられて、スライダー機構21が用いられてい
る。高温側冷却面体4の端部の下面に固定面体22が取
り付けられている。スライダー機構21は、シリンダ2
3と可動側熱媒体24とから形成されている。可動側熱
媒体24の上面が固定面体22の下面に熱的に接合して
摺動する。シリンダ23のシリンダ室には動作ガスが封
入されている。超伝導コイル3に熱的に接合して固定側
熱媒体25が固定されている。可動側熱媒体24は、そ
のシリンダ室に収納されている引張スプリング26によ
り常時に固定側熱媒体25に向かう方向に付勢されてい
る。可動側熱媒体24と固定側熱媒体25とは、斜面で
ある切離面8’で面接合する。
【0024】可動側熱媒体24は、高温側冷却面体4と
低温側冷却面体5とが対向する対向方向に直交する方向
に移動可能である。高温状態時には、引張スプリング2
6の引張力よりも優勢であるシリンダ室の内圧が可動側
熱媒体24と固定側熱媒体25との間に働いて、可動側
熱媒体24は固定側熱媒体25に切離面8’で熱的に接
合する。
低温側冷却面体5とが対向する対向方向に直交する方向
に移動可能である。高温状態時には、引張スプリング2
6の引張力よりも優勢であるシリンダ室の内圧が可動側
熱媒体24と固定側熱媒体25との間に働いて、可動側
熱媒体24は固定側熱媒体25に切離面8’で熱的に接
合する。
【0025】低温状態時にはシリンダ室の内圧が低下し
て、シリンダ室の内圧よりも優勢になる引張スプリング
26の引張力により可動側熱媒体24が後退して固定側
熱媒体25から離脱する。互いに接合する可動側熱媒体
24と固定側熱媒体25が、超伝導コイル3と高温側冷
却面体4との間で熱を伝達するための熱伝達部材を形成
している。シリンダ室に封入される動作ガスの凝縮温度
により、スイッチングの動作温度が定まる。多種類の動
作ガスから適正な動作ガスを選択することにより、動作
温度を任意に設定することができる。
て、シリンダ室の内圧よりも優勢になる引張スプリング
26の引張力により可動側熱媒体24が後退して固定側
熱媒体25から離脱する。互いに接合する可動側熱媒体
24と固定側熱媒体25が、超伝導コイル3と高温側冷
却面体4との間で熱を伝達するための熱伝達部材を形成
している。シリンダ室に封入される動作ガスの凝縮温度
により、スイッチングの動作温度が定まる。多種類の動
作ガスから適正な動作ガスを選択することにより、動作
温度を任意に設定することができる。
【0026】図6は、本発明による熱的スイッチの実施
の更に他の形態を示している。本実施の形態は、可撓端
子に代えられて、伝熱ブロック機構31が用いられてい
る。伝熱ブロック機構31は、高温側冷却面体4の端部
の下面に固定されている第1伝熱ブロック32と、超伝
導コイル3の上面に固定されている第2伝熱ブロック3
3とから形成されている。第1伝熱ブロック32と第2
伝熱ブロック33は、高温時には凹凸嵌合し切離面8”
で熱的に接合しているが、低温時には第2伝熱ブロック
33の収縮により、第2伝熱ブロック32の切離面8”
が第1伝熱ブロック32の内面から離れる。80゜K〜
50゜Kに冷却された時点でその切り離しが起こるよう
に、第2伝熱ブロック33の材質が選択されている。
の更に他の形態を示している。本実施の形態は、可撓端
子に代えられて、伝熱ブロック機構31が用いられてい
る。伝熱ブロック機構31は、高温側冷却面体4の端部
の下面に固定されている第1伝熱ブロック32と、超伝
導コイル3の上面に固定されている第2伝熱ブロック3
3とから形成されている。第1伝熱ブロック32と第2
伝熱ブロック33は、高温時には凹凸嵌合し切離面8”
で熱的に接合しているが、低温時には第2伝熱ブロック
33の収縮により、第2伝熱ブロック32の切離面8”
が第1伝熱ブロック32の内面から離れる。80゜K〜
50゜Kに冷却された時点でその切り離しが起こるよう
に、第2伝熱ブロック33の材質が選択されている。
【0027】
【発明の効果】本発明による熱的スイッチ及び熱的スイ
ッチの作動方法は、自己動作的にスイッチ動作し、外界
から断絶した状態でスイッチングが行われ、外界からの
熱的影響を受けにくく、熱的切離しの際の外部からの熱
侵入を回避することができる。自己動作スイッチの形成
は、部品点数を少なくすることができ、極低温状態での
スイッチング動作の信頼性を高めることができる。
ッチの作動方法は、自己動作的にスイッチ動作し、外界
から断絶した状態でスイッチングが行われ、外界からの
熱的影響を受けにくく、熱的切離しの際の外部からの熱
侵入を回避することができる。自己動作スイッチの形成
は、部品点数を少なくすることができ、極低温状態での
スイッチング動作の信頼性を高めることができる。
【図1】図1は、本発明による熱的スイッチの実施の形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明による熱的スイッチの実施の他
の形態を示す断面図である。
の形態を示す断面図である。
【図3】図3は、本発明による熱的スイッチの実施の更
に他の形態を示す断面図である。
に他の形態を示す断面図である。
【図4】図4は、本発明による熱的スイッチの実施の更
に他の形態を示す断面図である。
に他の形態を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明による熱的スイッチの実施の更
に他の形態を示す断面図である。
に他の形態を示す断面図である。
【図6】図6は、本発明による熱的スイッチの実施の更
に他の形態を示す断面図である。
に他の形態を示す断面図である。
【図7】図7は、公知熱的スイッチを示す断面図であ
る。
る。
3…冷却対象(超伝導コイル) 7”,11,25…部分 7,7”…可撓端子 7”…可撓端子又はコイルスプリング 11…ベローズ 24…可動側熱媒体(ピストン) 25…固定側熱媒体
フロントページの続き (72)発明者 大川 智宏 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 中野 俊秀 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内
Claims (7)
- 【請求項1】冷却対象の温度変化に物理的に対応して機
械的に動作する部分からなり、 前記部分の前記動作により熱的接続状態と熱的断続状態
とが切り替わる熱的スイッチ。 - 【請求項2】請求項1において、 前記冷却対象は冷却されて超伝導状態に変わる超伝導体
である熱的スイッチ。 - 【請求項3】請求項1において、 前記部分は、前記熱変動により膨張収縮する熱的スイッ
チ。 - 【請求項4】請求項3において、 前記部分は前記冷却対象に熱を伝達する熱媒体機能を兼
ねる熱的スイッチ。 - 【請求項5】請求項3において、 前記部分はガスである熱的スイッチ。
- 【請求項6】請求項3において、 前記部分は弾性を有する金属であり、且つ、前記冷却対
象に熱を伝達する熱媒体機能を兼ねる熱的スイッチ。 - 【請求項7】冷却対象を第1温度状態まで冷却するこ
と、 前記冷却対象が前記第1温度状態まで冷却された時に冷
却用熱伝達を断絶すること、 前記断絶の状態で前記第1温度状態よりも温度が低い第
2温度状態まで前記冷却対象を冷却することとからな
り、 前記断絶は前記第1温度状態の温度に物理的に対応して
機械的に行われる熱的スイッチの作動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26184599A JP2001085220A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 熱的スイッチ及び熱的スイッチの作動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26184599A JP2001085220A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 熱的スイッチ及び熱的スイッチの作動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001085220A true JP2001085220A (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=17367556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26184599A Pending JP2001085220A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 熱的スイッチ及び熱的スイッチの作動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001085220A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003021413A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-24 | Kobe Steel Ltd | 多段式冷凍機及びそれに用いられる熱スイッチ |
CN1304808C (zh) * | 2003-08-06 | 2007-03-14 | 中国科学院电工研究所 | 一种用于热开关的低温热管 |
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JP2015177144A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | 株式会社日立製作所 | 超電導磁石装置 |
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JP2022535612A (ja) * | 2019-07-15 | 2022-08-09 | キウトラ ゲーエムベーハー | 熱スイッチ |
-
1999
- 1999-09-16 JP JP26184599A patent/JP2001085220A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050218 |