JP2001083969A - 再生制御装置と媒体 - Google Patents

再生制御装置と媒体

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JP2001083969A
JP2001083969A JP26348399A JP26348399A JP2001083969A JP 2001083969 A JP2001083969 A JP 2001083969A JP 26348399 A JP26348399 A JP 26348399A JP 26348399 A JP26348399 A JP 26348399A JP 2001083969 A JP2001083969 A JP 2001083969A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオデータの再生テンポを自由に変更
することの可能なオーディオデータの再生制御装置又は
プログラムを記録した媒体を提供する。 【解決手段】 オーディオデータ及び所定タイミング毎
のタイミングデータを記憶する記憶手段と、所定タイミ
ング毎のタイミング信号を入力するタイミング信号入力
手段と、前記オーディオデータ及び所定タイミング毎の
タイミングデータを読み出す読み出し手段と、前記入力
されたタイミング信号と前記読み出されたタイミングデ
ータを比較する比較手段と、前記比較結果に応じて、ピ
ッチを変えずにオーディオデータの再生テンポを制御す
る制御手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオデータ
の再生テンポを自由に変更することの可能なオーディオ
データの再生制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サンプラー等の電子楽器や楽音信号処理
装置では、タイムストレッチ処理により、楽音のピッチ
を変化させずに楽音信号波形の時間軸の圧縮又は伸張を
行い、楽音信号の再生時間を変えることが行われてい
る。
【0003】タイムストレッチは、音声信号を間引いた
り補間する事により、ピッチを変化させずに時間軸を圧
縮したり伸縮したりする処理である。再生時間を短くす
るには、音声信号の間引きを行い、長くするには音声信
号を補間する。
【0004】サンプラー等の電子楽器や楽音信号処理装
置は、一曲のデータを再生する用途のものではないため
に、基本的に、テンポ情報であるタイミングデータを持
っていない。このため、一曲の再生を制御する目的での
使用は困難である。
【0005】また、一曲のオーディオデータの再生テン
ポを変化させることの可能なオーディオデータの再生制
御装置に関して、2チャンネルテープの一方のチャンネ
ルにオーディオデータを、他方のチャンネルにオーディ
オデータの速度に関連したテンポ信号を録音し、このテ
ンポ信号と、ユーザからの所定の間隔で入力されるタッ
チ信号とを比較しテープの再生速度を制御する技術が特
開昭55−67967号に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のオーディオデー
タ再生制御装置のように単純に再生速度を変えると、そ
れに応じて、ピッチが変わってしまい、録音時のピッチ
と異なるものになってしまう。また、一度入力した、テ
ンポ情報を次回再生時に再現することが求められる。さ
らに、また、テンポ変化等が記載されている楽譜を認識
して、その認識結果に基づいて、再生テンポの制御をす
ることが求められる。また、サンプラーのように、ピッ
チを変えずに、再生速度が変えられるオーディオデータ
の再生制御装置が求められる。
【0007】本発明の目的は、オーディオデータの再生
テンポを自由に変更することの可能なオーディオデータ
の再生制御装置を提供することである。
【0008】また、本発明の他の目的は、一度入力し
た、テンポ情報を保存して、次回再生時に保存したテン
ポ情報と、オーディオデータと共にあらかじめ保存され
ているテンポ信号とを比較して、再生テンポの制御をす
ることの可能なオーディオデータの再生制御装置を提供
することである。
【0009】さらに、本発明の他の目的は、テンポ変化
等が記載されている楽譜を認識して、その認識結果に基
づいて、再生テンポの制御をすることの可能なオーディ
オデータの再生制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミン
グデータを記憶する記憶手段と、所定タイミング毎のタ
イミング信号を入力するタイミング信号入力手段と、前
記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミング
データを読み出す読み出し手段と、前記入力されたタイ
ミング信号と前記読み出されたタイミングデータを比較
する比較手段と、前記比較結果に応じて、ピッチを変え
ずに前記オーディオデータの再生テンポを制御する制御
手段とを有するオーディオデータの再生制御装置が提供
される。
【0011】本発明の他の観点によれば、オーディオデ
ータ及び所定タイミング毎のタイミングデータを記憶す
る記憶手段と、記録媒体に記録された所定タイミング毎
のタイミング信号を再生するタイミング信号再生手段
と、前記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイ
ミングデータを読み出す読み出し手段と、前記再生され
たタイミング信号と前記読み出されたタイミングデータ
を比較する比較手段と、前記比較結果に応じて、ピッチ
を変えずにオーディオデータの再生テンポを制御する制
御手段とを有するオーディオデータの再生制御装置が提
供される。
【0012】本発明の他の観点によれば、オーディオデ
ータ及び所定タイミング毎のタイミングデータを記憶す
る記憶手段と、楽譜画像を認識し、認識結果に基づいて
所定タイミング毎のタイミング信号を生成するタイミン
グ信号生成手段と、前記オーディオデータ及び所定タイ
ミング毎のタイミングデータを読み出す読み出し手段
と、前記再生されたタイミング信号と前記読み出された
タイミングデータを比較する比較手段と、前記比較結果
に応じて、ピッチを変えずに前記オーディオデータの再
生テンポを制御する制御手段とを有するオーディオデー
タの再生制御装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、オーディオデータ再生制
御装置の構成を示すブロック図である。
【0014】オーディオデータ再生制御装置1は、オー
ディオデータ記憶部2、読出/再生部7、タイミング入
力部3、タイミング記録/再生部4、楽譜画像入力部
5、楽譜認識/タイミング生成部6を有する。D/A変
換部8を有していてもよい。
【0015】オーディオデータ記憶部2は、オーディオ
データをCD−ROM等の光ディスクや、MO等の光磁
気ディスク、ハードディスク等の磁気ディスク、ROM
やRAM等の半導体メモリ、磁気テープなどの記録媒体
に記憶する。
【0016】また、記録媒体は、ネットワークを介し
て、ストリーム配信されたオーディオデータを一時的に
記憶したキャッシュメモリのようなものでもよい。スト
リーム配信は、一括ダウンロードが、一曲分又は複数曲
分のオーディオデータを一括して、他のコンピュータか
ら、ネットワークを介してダウンロードするのに対し
て、一部のデータを受信しだい再生するタイプのダウン
ロード形式である。キャッシュメモリを使用したストリ
ーム配信の場合、一曲分全体を一度には記憶しないが、
時間の経過を考慮すれば、結果的に一曲分を記憶したと
考えられる。
【0017】オーディオデータ記憶部2は、デジタル形
式のオーディオデータを、一曲分又は複数曲分記憶す
る。オーディオデータは、波形データと、所定のタイミ
ング毎(例えば一拍毎や一小節毎)に、オーディオデー
タ中における該タイミングの位置を示すタイミングデー
タで構成される。タイミングデータの記憶形式について
は後述する。
【0018】このオーディオデータ記憶部2が記憶する
オーディオデータは、あらかじめ記憶されたものでもよ
いし、外部から入力されたオーディオデータを記憶した
ものでもよい。さらに、ネットワークを介して他のコン
ピュータからダウンロードされたものでもよい。記憶さ
れるオーディオデータは、楽器演奏、歌唱など、一定の
テンポに基づいて再生されるものならどのようなもので
もよい。さらに、タイミングデータを持たないオーディ
オデータには、後述の方法でタイミングデータが付加さ
れる。
【0019】読出/再生部7は、オーディオデータ記憶
部2に記憶されたオーディオデータを読み出して、出力
する。この出力は、デジタル形式のまま行ってもいい
し、アナログ形式に変換して行ってもよい。読出/再生
部7の構成については後述する。
【0020】この際、オーディオデータの出力テンポ
は、タイミング入力部3、タイミング記録/再生部4、
楽譜認識/タイミング生成部6のいずれかからのタイミ
ング信号に基づいてリアルタイムに制御可能になってい
る。このとき、テンポは変化するが、ピッチは変化せず
元のままである。
【0021】タイミング入力部3は、キーボードやマウ
ス等のスイッチ入力、加速度センサやジャイロセンサ等
を用いて演奏者(指揮者)が手で揺動操作するハンドコ
ントローラ又は指揮棒タイプの操作子(例えば特開平8
−305334の実施例に記載の操作子)の操作、指揮
等の動作を撮像しての画像認識、マイクなどによる音声
入力等に応じて所定タイミング毎(一拍毎あるいは一小
節毎)にタイミング信号を入力する。入力するタイミン
グを、例えば、一拍毎や一小節毎等、ユーザが任意に選
択できるようにしてもよい。タイミング入力部3で入力
されたタイミング信号は、タイミング記録/再生部4に
出力されるか、又は直接、読出/再生部7に出力され
る。また、何も入力されない場合に、前回までに入力さ
れたタイミング信号と同様の同期を持つタイミング信号
を自動的に生成できるようにしてもよい。
【0022】タイミング記録/再生部4はタイミング入
力部3から入力されたタイミング信号を時系列的に、例
えば一曲分を記録媒体に記録し、後に記録されたタイミ
ング信号を読み出して、再生する。タイミング信号を記
録する記録媒体は、オーディオデータ記憶部2と同様の
ものである。
【0023】なお、記録/再生されるタイミング信号
は、1つのオーディオデータに対応して1つに限らず、
タイミング信号は1つのオーディオデータに対応して複
数種類あってもよい。
【0024】このようにすると、同じオーディオデータ
を異なるテンポで(テンポを変化させて)再生すること
が可能になる。また、あらかじめオーディオデータに対
応したタイミング信号が記憶されている場合は、それを
再生するだけのものでもよい。さらに、タイミング信号
列の再生テンポを、再生前又は再生中に、変更できるよ
うにしてもよい。
【0025】オーディオデータ記憶部2及びタイミング
記録/再生部4に記録されるデータは、記録媒体上に、
時系列の連続する領域に記録されてもよいし、飛び飛び
の領域に散在して記憶して、別途連続するデータとして
管理してもよい。すなわち、時系列的に連続するデータ
として管理可能ならばよく、記録媒体上で連続して記録
されているか否かは問題ではない。
【0026】楽譜画像入力部5は、スキャナ等により印
刷又は手書きの楽譜を読み取り、楽譜画像を作成して入
力する。又は、既に読み取られて、記録媒体に記録され
た楽譜画像を入力してもよい。なお、ここで読み取る楽
譜は、オーディオデータ記憶部2に記録されるオーディ
オデータに対応した楽譜である。入力された楽譜画像
は、楽譜認識/タイミング生成部6に出力される。
【0027】楽譜認識/タイミング生成部6は、入力さ
れた楽譜画像を分析し、音符や各種音楽記号を、認識す
る。楽譜認識の技術は公知であり、例えば特開平6−3
32443号の実施例に開示されている方法等によって
認識する。そして、認識した音楽記号のうち、拍子やテ
ンポ変化に関する音楽記号に基づいて、所定タイミング
毎(一拍毎や一小節毎)にタイミング信号を生成する。
【0028】例えば、「テンポ=120、4/4拍子」
と認識されたとすると、一拍毎にタイミング信号を生成
する場合は、0.5秒ごとにタイミング信号を生成し、
一小節毎の場合は、2秒ごとに生成する。また、テンポ
変化記号として、「Rit.(リタルダンド)」が認識
されたら、タイミング信号の周期を徐々に長くして行
き、「Acc.(アッチェレランド)」が認識された
ら、タイミング信号の周期を徐々に短くしていく。その
他の拍子や、テンポ変化に関する記号についても、それ
らに対応するように、タイミング信号が生成される。こ
こで生成されたタイミング信号は、読出/再生部7に送
られる。なお、生成されたタイミング信号を、タイミン
グ記録/再生部4に出力して、記録媒体に記録してお
き、後程、読出/再生してもよい。
【0029】D/A変換部8は、読出/再生部7の出力
を、デジタルデータからアナログ信号に変換する。読出
/再生部7の出力は、このD/A変換部8を介さずに、
デジタルデータのまま出力されてもよい。
【0030】図2は、オーディオデータの記憶形式の例
を示す構成図である。
【0031】オーディオデータADの記憶形式として
は、波形サンプルデータSDとタイミングデータTDを
混在させて記憶する形式と、波形サンプルデータSDと
タイミングデータTDを別々に記憶して管理する形式
等、種々の形式を取ることができる。
【0032】図2(a)は、波形サンプルデータSDと
タイミングデータTDを混在させて記憶するオーディオ
データADの記憶形式の一例を示す構成図である。
【0033】波形サンプルデータSDとタイミングデー
タTDを混在させる場合は、例えば、一拍毎あるいは一
小節毎のような所定のタイミングに対応した位置にタイ
ミングデータTDが記憶される。1つのタイミングデー
タTD1と次のタイミングデータTD2の間には、前記
所定のタイミング間隔分の波形サンプルデータSDが記
憶される。
【0034】図2(b)は、波形サンプルデータSDと
タイミングデータTDを別々に記憶して管理するオーデ
ィオデータADの記憶形式の一例を示す構成図である。
【0035】この形式の場合は、波形サンプルデータS
Dは連続して記憶される。そして、タイミングデータT
Dは、波形サンプルデータSDの配列とは別に、所定タ
イミング毎に、それぞれのタイミングに対応する波形サ
ンプルデータSDの位置情報を示すデータとして記憶さ
れる。この場合の位置情報は、所定タイミングに対応す
る波形サンプルデータSDの記憶アドレスやサンプル数
等である。
【0036】図3は、オーディオ信号とタイミング信号
を同時に記録する方法の一例を表すブロック図である。
この例では、オーディオ信号の非可聴帯域にタイミング
信号を重畳的に記録する。
【0037】図3(a)は、オーディオ信号の非可聴帯
域にタイミング信号を重畳的に記録する方法を表すブロ
ック図である。
【0038】タイミング信号TSは、例えば一拍や一小
節を一周期としたサイン波である。これを変調部12a
に送り、非可聴帯域以下(例えば20Hz)の変調波で
変調し、低域濾波器(LPF)13でノイズを除去した
後、ミキシング部15へと供給する。
【0039】オーディオ信号ASは、高域濾波器(HP
F)14で上記非可聴帯域以下(20Hz以下)を除去
した後、ミキシング部15へと供給される。
【0040】変調されたタイミング信号TSとオーディ
オ信号ASは、ミキシング部15でミキシングされ、A
/D変換部16aでアナログ信号からデジタルデータへ
と変換される。その後、オーディオデータとして、オー
ディオデータ記憶部2にオーディオデータとして記憶さ
れる。
【0041】図3(b)は、上記方法で記録されたオー
ディオデータを再生する方法を表すブロック図である。
【0042】オーディオデータ記憶部2に記憶されたオ
ーディオデータは、読み出されてD/A変換部16bに
送られ、D/A変換されて、アナログ信号となる。その
後、HPF14及びLPF13に送られる。
【0043】HPF14に送られたアナログ信号は、非
可聴帯域以下(記録時の設定による。ここでは20Hz
以下)を除去され、オーディオ信号ASとして出力され
る。
【0044】LPF13に送られたアナログ信号は、上
記非可聴帯域の信号のみを抽出され、復調部12bに送
られる。復調部12bでは、記録時に用いた周波数(2
0Hz)の信号でLPF13により抽出された信号を復
調し、タイミング信号TSとして出力する。
【0045】波形データSDにタイミングデータTDを
付加する方式の例を以下に説明する。これは、上記いず
れの記憶形式で記憶する場合にも実施することが可能で
ある。また、波形データSDにタイミングデータTDを
付加する方式は以下のものに限られるものではない。
【0046】(1)楽曲の音(楽器演奏や歌唱など)を
記録する際に、それを聞いている人の操作(例えばスイ
ッチ操作等)によりタイミング信号を発生させ、発生さ
せたタイミング信号をデータとして記録媒体に同時に記
録する方式。人の操作によりタイミング信号を発生させ
る方法としては、例えば実開平4−77196の実施例
に開示されているテンポコントローラ等を用いることが
できる。
【0047】(2)楽曲の音を一旦記録媒体に記録し、
それを再生する際に、それを聞いている人の操作(例え
ばスイッチ操作等)によりタイミング信号を発生させ、
発生させたタイミング信号をデータとして記録媒体に追
加記録する方式。
【0048】(3)楽曲の音を一旦記録媒体に記録した
後、それを解析して所定のタイミングを自動的に抽出
し、抽出したタイミング信号をデータとして記録媒体に
追加記録する方式。自動抽出の仕方は、例えば、強拍と
次の強拍の間の時間間隔を計測して、テンポを計算する
等、種々のものが考えられる。
【0049】(4)前記(1)から(3)で記録したタ
イミングデータを、人の操作により、前後に修正する方
式。例えば、タイミング信号を音に変換し、それを聞き
ながら修正する。また、例えば、楽曲の音とタイミング
信号を表示データに変換し、それを見ながら変換する
等、種々の方式による修正が可能である。
【0050】図4は、読出/再生部7の構成を示すブロ
ック図である。
【0051】読出/再生部7は、読み出し制御部9、比
較部10を有し、さらにピッチ変換部11を有していて
もよい。
【0052】読み出し制御部9は、タイムストレッチ回
路を有し、オーディオデータ記憶部2から、オーディオ
データADを読み出す。読み出したオーディオデータA
DのうちタイミングデータTDを比較部10に送る。ま
た、比較部10からの指示に従い、波形サンプルデータ
SDを再生する。
【0053】読み出し制御部9は、比較部10からの指
示に対応して、再生速度を変えることができる。再生速
度を変化させるとピッチが変わってしまうので、波形デ
ータは、後段に配置されるピッチ変換部11に送られ記
録時のピッチに修正される。
【0054】再生速度を変化させない場合は、タイムス
トレッチ処理により、波形データの読み飛ばし、重複読
み出しを行う。この場合、波形データのピッチは変化し
ないので、ピッチ変換部11を必要としないか、又は、
ピッチ変換部11を介さずに出力される。
【0055】比較部10からの指示により、又は新たな
指示がない場合、次の指示があるまで、変更された再生
テンポを維持するため前回と同じ処理を繰り返す様にし
てもよいし、元のテンポに戻すため通常の読み出し/再
生を行う様にしてもよい。基本的に、新たな指示がくる
まで、処理を継続して行う。
【0056】比較部10は、タイミングデータTDを受
け取り、入力されたタイミング信号と比較する。比較結
果に従い、読み出し制御部9に対し、重複読み出し、読
み飛ばし、又は読み出し速度の変更等を指示する。ピッ
チ変換部11に対しては、ピッチ変換を指示する。比較
部10での処理については、後にフローチャートを用い
て説明する。
【0057】ピッチ変換部11は、比較部10の指示に
従い、ピッチ変換処理によりピッチを変換し、記録時と
同じピッチにして波形データを出力する。ピッチ変換処
理は、対象となる音声信号や波形データを所定の周波数
で順次サンプリングして、サンプリングしたデータを、
ランダムアクセスメモリ(RAM)に書き込み、読み出
しを行う際に書き込み時と異なる周波数で読出すことに
よりピッチを変える。比較部10からの指示により、又
は新たな指示がない場合、次の指示があるまで、変更さ
れた再生ピッチを維持するため前回と同じ処理を繰り返
す様にしてもよいし、元のピッチに戻すため通常の再生
を行う様にしてもよい。
【0058】図5は波形サンプルデータSDの読み出し
速度を一定にした場合の比較部10が行う割り込み処理
を示すフローチャートである。当該割り込み処理は、タ
イマに応じた所定時間間隔で行われる。この時間間隔
は、任意に設定することができる。
【0059】ステップSA1では、タイミング信号の入
力の有無が検出される。所定時間内に入力があれば、
“YES”の矢印で示す次のステップSA2に進む。所
定時間内に入力がなければ、“NO”の矢印で示すステ
ップSA5に進む。入力がないときに、点線の矢印で示
すステップSA6に進むようにしてもよい。ステップS
A5又はステップSA6のどちらに進むかは、ユーザが
適宜選択できるようにしてもよい。一度入力したテンポ
を、以降の再生にも反映させる場合は、ステップSA5
に進むように選択し、入力したテンポが、一時的な変更
である場合は、ステップSA6に進むようにすればよ
い。また、タイミング信号の入力がない場合は、破線で
示すように、ステップSA7に進むようにしてもよい。
【0060】ステップSA2では、入力されたタイミン
グ信号と、それに対応する読み出し制御部9から送られ
てくるオーディオデータAD中のタイミングデータTD
が時間的に一致しているかが検出される。
【0061】ここで、一致しているというのは、タイミ
ング信号とそれに対応するタイミングデータTDが同時
に比較部10に入力された場合である。一致していない
というのは、タイミング信号とそれに対応するタイミン
グデータTDの一方が、時間的に他方よりも早く比較部
10に入力されるか、遅れて入力される場合である。
【0062】一致している場合は、“JUST”の矢印
で示す次のステップSA5に進む。タイミング信号が、
対応するタイミングデータTDに対して遅れて入力され
た場合は、“BEHIND”の矢印で示すステップSA
3に進む。タイミング信号が、対応するタイミングデー
タTDに対して先に入力された場合は、“FAST”の
矢印で示すステップSA4に進む。
【0063】ステップSA3では、読み出し制御部9に
対して、重複読み出しで、オーディオデータADを再生
するように指示を出す。重複読み出しは、同一波形サン
プルデータを連続して読み出し、ピッチを変えずに再生
時間を長くするものである。これにより、オーディオデ
ータADの再生テンポを、入力されたタイミング信号の
テンポに合わせるように遅くする。ここで行われるタイ
ムストレッチ処理は、タイミング信号とタイミングデー
タTDのテンポの差又は比を元に所望の再生時間を計算
して、タイミング信号のテンポにリアルタイムで合わせ
るようにする。その後、次のステップSA7に進む。
【0064】ステップSA4では、読み出し制御部9に
対して、読み飛ばしで、オーディオデータADを再生す
るように指示を出す。読み飛ばしは、波形サンプルデー
タSDの一部を、再生せずに読み飛ばすことにより、ピ
ッチを変えずに再生時間を短くするものである。これに
より、オーディオデータADの再生テンポを、入力され
たタイミング信号のテンポに合わせるように早くする。
ここで行われるタイムストレッチ処理は、タイミング信
号とタイミングデータTDのテンポの差又は比を元に所
望の再生時間を計算して、タイミング信号のテンポにリ
アルタイムで合わせるようにする。その後、次のステッ
プSA7に進む。
【0065】ステップSA5では、読み出し制御部9に
対して、前回の指示と同一の動作を行うことを指示す
る。つまり、タイミング信号の入力により変更されたテ
ンポを維持して再生を続けるということである。これ
は、例えば、前回の指示が、読み飛ばし再生をするとい
うものであった場合に、さらに多くの波形サンプルデー
タSDを読み飛ばすというものではなく、前回の指示で
変更した再生速度のままで再生するということである。
その後、次のステップSA7に進む。
【0066】ステップSA6では、読み出し制御部9に
対して、オーディオデータADを通常に再生するように
指示を出す。ここで、通常の再生とは、オーディオデー
タADの記録時のテンポに従った再生のことであり、重
複読み出しあるいは読み飛ばしを行わないということで
ある。すなわち、時系列的な加工を何もしないというこ
とである。これにより、入力されたタイミング信号によ
るテンポの変更は、初期化される。その後、次のステッ
プSA7に進む。
【0067】ステップSA7では、比較部処理をステッ
プSA1から繰り返すため再起動する。以上の比較部処
理を繰り返すことにより、常にタイミング信号の入力を
監視することができる。また、これにより、タイミング
信号の入力があった場合は、即座に、タイミング信号の
テンポに合わせることができる。つまり、この比較部処
理により、タイミング信号の入力状況により、適宜所望
のテンポに合わせて再生することが可能になる。
【0068】図6は、波形サンプルデータSDの読み出
し速度を可変にした場合の比較部10が行う割り込み処
理を示すフローチャートである。当該割り込み処理は、
タイマに応じた所定時間間隔で行われる。この時間間隔
は、任意に設定することができる。
【0069】ステップSB1では、タイミング信号の入
力の有無が検出される。所定時間内に入力があれば、
“YES”の矢印で示す次のステップSB2に進む。所
定時間内に入力がなければ、“NO”の矢印で示すステ
ップSB7に進む。入力がないときに、点線の矢印で示
すステップSB9に進むようにしてもよい。ステップS
B7又はステップSB9のどちらに進むかは、ユーザが
適宜選択できるようにしてもよい。一度入力したテンポ
を、以降の再生にも反映させる場合は、ステップSB7
に進むように選択し、入力したテンポが、一時的な変更
である場合は、ステップSB9に進むようにすればよ
い。また、タイミング信号の入力がない場合は、波線で
示すように、ステップSB11に進むようにしてもよ
い。
【0070】ステップSB2では、入力されたタイミン
グ信号と、それに対応する読み出し制御部9から送られ
てくるオーディオデータAD中のタイミングデータTD
が時間的に一致しているかが検出される。ここで、一致
しているというのは、タイミング信号とそれに対応する
タイミングデータTDが同時に比較部10に入力された
場合である。一致していないというのは、タイミング信
号とそれに対応するタイミングデータTDの一方が、時
間的に他方よりも早く比較部10に入力されるか、遅れ
て入力される場合である。一致している場合は、“JU
ST”の矢印で示す次のステップSB7に進む。タイミ
ング信号が、対応するタイミングデータTDに対して遅
れて入力された場合は、“BEHIND”の矢印で示す
ステップSB3に進む。タイミング信号が、対応するタ
イミングデータTDに対して先に入力された場合は、
“FAST”の矢印で示すステップSB5に進む。
【0071】ステップSB3では、読み出し制御部9に
対して、オーディオデータADの再生速度を下げるよう
に指示を出す。これにより、オーディオデータADの再
生テンポを、入力されたタイミング信号のテンポに合わ
せるように遅くする。ここでは、いわゆるタイムストレ
ッチ処理は行われず、単に再生速度を遅くするだけであ
る。このため、再生速度を遅くした分ピッチが下がるこ
とになる。これを記録時のピッチに戻すために、次のス
テップSB4に進む。
【0072】ステップSB4では、ピッチ変換部11に
対して、オーディオデータADのピッチを上げるように
指示を出す。ここで出される指示は、ピッチ変換後のピ
ッチが記録時のピッチと同一になるようにピッチ変換を
行うという指示である。その後、次のステップSB11
に進む。
【0073】ステップSB5では、読み出し制御部9に
対して、オーディオデータADの再生速度を上げるよう
に指示を出す。これにより、オーディオデータADの再
生テンポを、入力されたタイミング信号のテンポに合わ
せるように早くする。ここでは、いわゆるタイムストレ
ッチ処理は行われず、単に再生速度を早くするだけであ
る。このため、再生速度を早くした分ピッチが上がるこ
とになる。これを記録時のピッチに戻すために、次のス
テップSB6に進む。
【0074】ステップSB6では、ピッチ変換部11に
対して、オーディオデータADのピッチを下げるように
指示を出す。ここで出される指示は、ピッチ変換後のピ
ッチが記録時のピッチと同一になるようにピッチ変換を
行うという指示である。その後、次のステップSB11
に進む。
【0075】ステップSB7では、読み出し制御部9に
対して、前回の指示と同一の動作を行う又は維持するこ
とを指示する。つまり、タイミング信号の入力により変
更されたテンポを維持して再生を続けるということであ
る。これは、例えば、前回の指示が、再生速度を上げる
というものであった場合に、さらに再生速度を上げると
いうものではなく、前回の指示で変更した再生速度のま
まで再生するということである。次にステップSB8に
進むステップSB8では、ピッチ変換部11に対して、
前回の指示と同一の動作を行う又は維持することを指示
する。これは、例えば、前回の指示が、ピッチを上げる
というものであった場合に、さらにピッチを上げるとい
うものではなく、前回の指示で変更したピッチのままで
再生するということである。その後、次のステップSB
11に進む。
【0076】ステップSB9では、読み出し制御部9に
対して、オーディオデータADを通常に再生するように
指示を出す。ここで、通常の再生とは、オーディオデー
タADの記録時のテンポに従った再生のことであり、再
生速度を変化させないということである。すなわち、時
系列的な加工を何もしないということである。これによ
り、入力されたタイミング信号によるテンポの変更は、
初期化される。さらに次のステップSB10に進む。
【0077】ステップSB10では、ピッチ変換部11
に対して、ピッチ変換を行わないように指示を出す。そ
の後、次のステップSB11に進む。
【0078】ステップSB11では、比較部処理をステ
ップSB1から繰り返すため再起動する。以上の比較部
処理を繰り返すことにより、常にタイミング信号の入力
を監視することができる。また、これにより、タイミン
グ信号の入力があった場合は、即座に、タイミング信号
のテンポに合わせることができる。つまり、この比較部
処理により、タイミング信号の入力状況により、適宜所
望のテンポに合わせて再生することが可能になる。
【0079】図7は再生制御装置1を構成する汎用コン
ピュータ又はパーソナルコンピュータ20の具体的なハ
ードウェア構成を示す図である。
【0080】汎用コンピュータ又はパーソナルコンピュ
ータ20の構成を説明する。バス21には、CPU2
2、RAM23、外部記憶装置24、外部に対してMI
DIデータを送受信するためのMIDIインターフェー
ス25、サウンドカード26、ROM27、表示装置2
8、キーボードやスイッチやマウス等の入力手段29、
インターネットに接続するための通信インターフェース
30、拡張スロット31が接続されている。
【0081】サウンドカード26は、バッファ26aと
コーデック回路26bを有する。バッファ26aは、外
部に対して入力又は出力するためのデータをバッファリ
ングする。コーデック回路26bは、A/D変換器及
び、D/A変換器を有し、アナログ形式とデジタル形式
両者間の変換を行うことが出来る。さらに、コーデック
回路26bは、圧縮/伸張回路を有し、データの圧縮及
び伸張を行うことができる。
【0082】外部記憶装置24は、例えばハードディス
クドライブ、フロッピーディスクドライブ、CD−RO
Mドライブ、光磁気ディスクドライブ等であり、MID
Iデータ、オーディオデータ、画像データ又はコンピュ
ータプログラム等を記憶することができる。
【0083】ROM27は、コンピュータプログラム及
び各種パラメータを記憶することができる。RAM23
は、バッファやレジスタ等のワーキングエリアを有し、
外部記憶装置24に記憶されている内容をコピーして記
憶することができる。
【0084】CPU22は、ROM27又はRAM23
に記憶されているコンピュータプログラムに従って、各
種演算又は処理を行う。システムクロック32は、時間
情報を生成する。CPU22はシステムクロック32か
ら時間情報を得て、タイマ割り込み処理を行うことがで
きる。
【0085】インターネット回線33には、汎用コンピ
ュータ又はパーソナルコンピュータ20の通信インター
フェース30が接続される。通信インターフェース30
は、インターネットにより、MIDIデータ、オーディ
オデータ、画像データ及びコンピュータプログラム等を
送受信するためのインターフェースである。
【0086】MIDIインターフェース25には、MI
DI音源35が接続され、サウンドカード26には、音
声出力装置36が接続される。また、サウンドカード2
6には図示しない音声入力装置を接続してもよい。ま
た、MIDI音源35を音声出力装置36に接続しても
よい。CPU22は、通信インターフェース30を介し
て、インターネット回線33上からMIDIデータとオ
ーディオデータと画像データとコンピュータプログラム
等を受信する。
【0087】通信インターフェース30は、インターネ
ット用インターフェースのほか、イーサネット用インタ
ーフェース、IEEE1394規格のデジタル通信イン
ターフェース、RS−232C用インターフェースでも
よく、種々のネットワークに接続することができる。
【0088】汎用コンピュータ又はパーソナルコンピュ
ータ20は、オーディオデータの受信や再生等をするた
めのコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータ
プログラムや各種パラメータ等を外部記憶装置24に記
憶させておき、それをRAM23に読み込むことによ
り、コンピュータプログラム等の追加やバージョンアッ
プ等が容易に行える。
【0089】CD−ROM(コンパクトディスク−リー
ド・オンリー・メモリー)ドライブは、CD−ROMに
記憶されているコンピュータプログラム等を読み出す装
置である。読み出したコンピュータプログラム等は、ハ
ードディスクにストアされる。コンピュータプログラム
の新規インストールやバージョンアップ等が容易に行え
る。
【0090】通信インターフェース30はLAN(ロー
カルエリアネットワーク)やインターネット、電話回線
等の通信ネットワーク33に接続されており、該通信ネ
ットワーク33を介して、他のコンピュータ34と接続
される。
【0091】外部記憶装置24内に上記のコンピュータ
プログラム等が記憶されていない場合、コンピュータ3
4からコンピュータプログラム等をダウンロードするこ
とができる。汎用コンピュータ又はパーソナルコンピュ
ータ20は、通信インターフェース30及び、通信ネッ
トワーク33を介してコンピュータ34へコンピュータ
プログラム等のダウンロードを要求するコマンドを送信
する。
【0092】コンピュータ34は、このコマンドを受
け、要求されたコンピュータプログラム等を、通信ネッ
トワーク32を介して、汎用コンピュータ又はパーソナ
ルコンピュータ20へ配信する。汎用コンピュータ又は
パーソナルコンピュータ20が、通信インターフェース
30を介して、コンピュータプログラム等を受信して外
部記憶装置24に蓄積することにより、ダウンロードが
完了する。
【0093】なお、本実施例は、本実施例に対応するコ
ンピュータプログラム等をインストールした市販の汎用
コンピュータ又はパーソナルコンピュータ等によって、
実施させるようにしてもよい。
【0094】その場合には、本実施例に対応するコンピ
ュータプログラム等を、CD−ROMやフロッピーディ
スク等の、コンピュータが読み込むことが出来る記憶媒
体に記憶させた状態で、ユーザに提供してもよい。
【0095】その汎用コンピュータ又はパーソナルコン
ピュータ等が、LAN、インターネット、電話回線等の
通信ネットワークに接続されている場合には、通信ネッ
トワークを介して、コンピュータプログラムや各種デー
タ等を汎用コンピュータ又はパーソナルコンピュータ等
に提供してもよい。
【0096】また、オーディオデータを再生する前に、
オーディオデータ中のタイミングデータと、記録されて
いるタイミング信号とを比較し、テンポを変更したオー
ディオデータを作成した後に、該テンポ変更がなされた
オーディオデータを再生するようにしてもよい。
【0097】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組合せ等が可能なことは当業者に自明
であろう。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オーディオデータの再生テンポをピッチを変えずに自由
に変更することが可能になる。
【0099】また、一度入力した、テンポ情報を保存し
て、次回再生時に保存したテンポ情報と、オーディオデ
ータと共にあらかじめ保存されているテンポ信号とを比
較して、再生テンポの制御をすることが可能になる。
【0100】さらに、テンポ変化等が記載されている楽
譜を認識して、その認識結果に基づいて、再生テンポの
制御をすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーディオデータ再生制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】オーディオデータの記憶形式の例を示す線図で
ある。
【図3】オーディオデータの記憶方法の例を示すブロッ
ク図である。
【図4】読出/再生部の構成を示すブロック図である。
【図5】比較部での処理を示すフローチャートである。
【図6】比較部での処理を示すフローチャートである。
【図7】汎用コンピュータ又はパーソナルコンピュータ
の具体的なハードウェア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…再生制御装置、2…オーディオデータ記憶部、3…
タイミング入力部、4…タイミング記録/再生部、5…
楽譜画像入力部、6…楽譜画像認識/タイミング生成
部、7…読出/再生部、8…D/A変換部、9…読み出
し制御部、10…比較部、11…ピッチ変換部、12a
…変調部、12b…復調部、13…LPF、14…HP
F、15…ミキシング部、16a…A/D、16b…D
/A変換部、20…汎用コンピュータ又はパーソナルコ
ンピュータ、21…バス、22…CPU、23…RA
M、24…外部記憶装置、25…MIDIインターフェ
ース、26…サウンドカード、26a…バッファ、26
b…コーデック回路、27…ROM、28…表示装置、
29…入力手段、30…通信インターフェース30、3
1拡張スロット…、32…システムクロック、33…通
信ネットワーク、34…コンピュータ、35…MIDI
音源、36…音声出力装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオデータ及び所定タイミング毎
    のタイミングデータを記憶する記憶手段と、 所定タイミング毎のタイミング信号を入力するタイミン
    グ信号入力手段と、 前記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミン
    グデータを読み出す読み出し手段と、 前記入力されたタイミング信号と前記読み出されたタイ
    ミングデータを比較する比較手段と、 前記比較結果に応じて、ピッチを変えずに前記オーディ
    オデータの再生テンポを制御する制御手段と、を有する
    オーディオデータの再生制御装置。
  2. 【請求項2】 オーディオデータ及び所定タイミング毎
    のタイミングデータを記憶する記憶手段と、 記録媒体に記録された所定タイミング毎のタイミング信
    号を再生するタイミング信号再生手段と、 前記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミン
    グデータを読み出す読み出し手段と、 前記再生されたタイミング信号と前記読み出されたタイ
    ミングデータを比較する比較手段と、 前記比較結果に応じて、ピッチを変えずに前記オーディ
    オデータの再生テンポを制御する制御手段と、を有する
    オーディオデータの再生制御装置。
  3. 【請求項3】 オーディオデータ及び所定タイミング毎
    のタイミングデータを記憶する記憶手段と、 楽譜画像を認識し、認識結果に基づいて所定タイミング
    毎のタイミング信号を生成するタイミング信号生成手段
    と、 前記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミン
    グデータを読み出す読み出し手段と、 前記再生されたタイミング信号と前記読み出されたタイ
    ミングデータを比較する比較手段と、 前記比較結果に応じて、ピッチを変えずに前記オーディ
    オデータの再生テンポを制御する制御手段と、を有する
    オーディオデータの再生制御装置。
  4. 【請求項4】 前記再生テンポを制御する制御手段は、
    オーディオデータの読み出し速度を一定にし、オーディ
    オデータを繰り返し読み出すか、あるいは読み飛ばすこ
    とによってピッチを変えずに再生テンポを制御する請求
    項1から3のいずれかに記載のオーディオデータの再生
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記再生テンポを制御する制御手段は、
    オーディオデータの読み出し速度を変更し、該変更によ
    るピッチの変化分をピッチ変換によって相殺することに
    より、ピッチを変えずに再生テンポを制御する請求項1
    から3のいずれかに記載のオーディオデータの再生制御
    装置。
  6. 【請求項6】 オーディオデータ及び所定タイミング毎
    のタイミングデータを記憶する記憶手順と、 所定タイミング毎のタイミング信号を入力するタイミン
    グ信号入力手順と、 前記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミン
    グデータを読み出す読み出し手順と、 前記入力されたタイミング信号と前記読み出されたタイ
    ミングデータを比較する比較手順と、 前記比較結果に応じて、ピッチを変えずに前記オーディ
    オデータの再生テンポを制御する制御手順と、を有する
    オーディオデータの再生制御手順をコンピュータに実行
    させるためのプログラムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】 オーディオデータ及び所定タイミング毎
    のタイミングデータを記憶する記憶手順と、 記録媒体に記録された所定タイミング毎のタイミング信
    号を再生するタイミング信号再生手順と、 前記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミン
    グデータを読み出す読み出し手順と、 前記再生されたタイミング信号と前記読み出されたタイ
    ミングデータを比較する比較手順と、 前記比較結果に応じて、ピッチを変えずに前記オーディ
    オデータの再生テンポを制御する制御手順と、を有する
    オーディオデータの再生制御手順をコンピュータに実行
    させるためのプログラムを記録した媒体。
  8. 【請求項8】 オーディオデータ及び所定タイミング毎
    のタイミングデータを記憶する記憶手順と、 楽譜画像を認識し、認識結果に基づいて所定タイミング
    毎のタイミング信号を生成するタイミング信号生成手順
    と、 前記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミン
    グデータを読み出す読み出し手順と、 前記再生されたタイミング信号と前記読み出されたタイ
    ミングデータを比較する比較手順と、 前記比較結果に応じて、ピッチを変えずに前記オーディ
    オデータの再生テンポを制御する制御手順と、を有する
    オーディオデータの再生制御手順をコンピュータに実行
    させるためのプログラムを記録した媒体。
  9. 【請求項9】 前記再生テンポを制御する制御手順は、
    オーディオデータの読み出し速度を一定にし、オーディ
    オデータを繰り返し読み出すか、あるいは読み飛ばすこ
    とによってピッチを変えずに再生テンポを制御する請求
    項6から8のいずれかに記載のオーディオデータの再生
    制御手順をコンピュータに実行させるためのプログラム
    を記録した媒体。
  10. 【請求項10】 前記再生テンポを制御する制御手順
    は、オーディオデータの読み出し速度を変更し、該変更
    によるピッチの変化分をピッチ変換によって相殺するこ
    とにより、ピッチを変えずに再生テンポを制御する請求
    項6から8のいずれかに記載のオーディオデータの再生
    制御手順をコンピュータに実行させるためのプログラム
    を記録した媒体。
  11. 【請求項11】 オーディオデータ及び所定タイミング
    毎のタイミングデータを記憶する記憶工程と、 所定タイミング毎のタイミング信号を入力するタイミン
    グ信号入力工程と、 前記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミン
    グデータを読み出す読み出し工程と、 前記入力されたタイミング信号と前記読み出されたタイ
    ミングデータを比較する比較工程と、 前記比較結果に応じて、ピッチを変えずに前記オーディ
    オデータの再生テンポを制御する制御工程と、を有する
    オーディオデータの再生制御方法。
  12. 【請求項12】 オーディオデータ及び所定タイミング
    毎のタイミングデータを記憶する記憶工程と、 記録媒体に記録された所定タイミング毎のタイミング信
    号を再生するタイミング信号再生工程と、 前記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミン
    グデータを読み出す読み出し工程と、 前記再生されたタイミング信号と前記読み出されたタイ
    ミングデータを比較する比較工程と、 前記比較結果に応じて、ピッチを変えずに前記オーディ
    オデータの再生テンポを制御する制御工程と、を有する
    オーディオデータの再生制御方法。
  13. 【請求項13】 オーディオデータ及び所定タイミング
    毎のタイミングデータを記憶する記憶工程と、 楽譜画像を認識し、認識結果に基づいて所定タイミング
    毎のタイミング信号を生成するタイミング信号生成工程
    と、 前記オーディオデータ及び所定タイミング毎のタイミン
    グデータを読み出す読み出し工程と、 前記再生されたタイミング信号と前記読み出されたタイ
    ミングデータを比較する比較工程と、 前記比較結果に応じて、ピッチを変えずに前記オーディ
    オデータの再生テンポを制御する制御工程と、を有する
    オーディオデータの再生制御方法。
  14. 【請求項14】 前記再生テンポを制御する制御工程
    は、オーディオデータの読み出し速度を一定にし、オー
    ディオデータを繰り返し読み出すか、あるいは読み飛ば
    すことによってピッチを変えずに再生テンポを制御する
    請求項11から13のいずれかに記載のオーディオデー
    タの再生制御方法。
  15. 【請求項15】 前記再生テンポを制御する制御工程
    は、オーディオデータの読み出し速度を変更し、該変更
    によるピッチの変化分をピッチ変換によって相殺するこ
    とにより、ピッチを変えずに再生テンポを制御する請求
    項11から13のいずれかに記載のオーディオデータの
    再生制御方法。
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