JP2001082568A - 回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構 - Google Patents
回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構Info
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Abstract
直線状の往復運動などの駆動力を従動体の従動機構に伝
動し、その駆動力を再現できるようにするが、従動体の
異系な回転運動は自由なるように確保されている伝動機
構を提供する。 【解決手段】外側に駆動機構が設けてある外筒体の内側
に、一端に従動機構を設けた内筒体を同心円状にころが
り軸受又はすべり軸受を介して回転自在に内装するとと
もに、外筒体と内筒体の間には摺動体が摺動自在に内装
し、軸周り方向へは力が伝達されずに軸受を介して回転
自在であるが、線方向へは力が伝動するように連結構成
されており、摺動体の外側摺動用筒体には駆動用レバー
を介して駆動機構が連結され、内側摺動用筒体には伝動
体を介して従動機構が連結されて摺動体に駆動力を付与
すると摺動体は軸線方向に直線状の往復運動をし、この
直線状の往復運動は伝動体を介して従動体の従動機構へ
伝達されて従動体の駆動力として再現する。
Description
動体の駆動力を伝動する機構に関する。即ち、駆動体の
駆動機構により付与される回転運動や直線状の往復運動
などの駆動力を従動体の従動機構に伝動し、その駆動力
を再現できるようにするが、当該従動体の異系な回転運
動は自由なるように確保されている新規なる動力伝動機
構を開発提供せんとするものである。
は、歯車、クランク機構、カム機構、ベルト機構など、
種々あるが、回転自在な従動体に動かない外部から別系
列の駆動力を伝動する機構は、一定の方向には動力が伝
動し、他の方向には動力が選択的に伝動するという矛盾
した機能を同時に具備することを要請するもので、機構
学的には困難な技術とされており、従来はこの種機構で
実用性のあるものが開発されていなかった。
な構成物体にその自由に回転する機能を保持しながら外
から駆動力を伝動するための機構の研究をしてきた。そ
の結果、円筒状の外輪と内輪の間に凹溝を介して球を保
持してなるころがり軸受(ベアリング)又は凹溝を有す
る内輪体と凸条を有する外輪体とが噛合してなるすべり
軸受(ベアリング)には、軸周り方向への力の負荷は伝
動せず回転自由となるが、軸長方向への動力の負荷は、
伝動する機能があることに着目して、ころがり軸受又は
すべり軸受(ベアリング)を利用して、回転自在な物体
にその自由に回転する機能を保持しながら外から駆動力
を伝動する新しい動力伝動機構を開発することを想起
し、研究を重ねて本発明を完成した。
1発明は、外側に駆動機構が設けてある外筒体の内側に
は、一端に従動機構を設けた内筒体を同心円状にころが
り軸受又はすべり軸受を介して回転自在に内装するとと
もに、当該外筒体と内筒体の間には摺動体が摺動自在に
内装するが、当該摺動体は、軸周り方向へは力が伝達さ
れずに外側摺動用筒体と内側摺動用筒体とがころがり軸
受又はすべり軸受を介して回転自在であるが、軸線方向
へは力が伝動するように連結構成されており、前記摺動
体の外側摺動用筒体には駆動用レバーを介して前記駆動
機構が連結し、前記摺動体の内側摺動用筒体には伝動体
を介して従動機構が連結されており、前記外筒体に装着
された前記駆動機構と前記駆動用レバーと前記外側摺動
用筒体とで駆動体を構成し、前記外筒体に回転自在に内
装された前記内筒体に装着された前記内側摺動用筒体と
前記伝動体と前記従動機構とで従動体を構成つようよう
に成す。そのうえで当該駆動体の駆動機構が作動して、
摺動体に駆動力を付与すると当該摺動体は軸線方向に直
線状の往復運動をし、この直線状の往復運動は伝動体を
介して従動体の従動機構へ伝達して従動体の駆動力とし
て再現するが、前記当該摺動体の内側摺動用筒体と内筒
体と伝動体と従動機構とからなる従動体は、前記ころが
り軸受又はすべり軸受により、摺動体に駆動力を付与す
るか否かにかかわらず、前記外筒体に装着された状態の
まま回転自在であるようにしたことを特徴とする回転自
在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構である。
体の駆動力を伝動する機構の基本発明である。当該発明
は、摺動体を外側摺動用筒体と内側摺動用筒体とがころ
がり軸受又はすべり軸受を介して軸周り方向へはころが
り作用又はすべり作用により回転自在に、且つ軸線方向
へはクラッチ作用により力が伝動するように連結構成し
たことにより、従動体の回転自在さを維持しながら駆動
体の駆動力を従動体に伝動することが出来るようにした
新しい動力伝動機構である。
の内側に内筒体を同心円状にころがり軸受又はすべり軸
受を介して回転自在に内装するとともに、当該外筒体と
内筒体の間には摺動体が摺動自在に内装するが、前記外
筒体には軸線方向に直線状の摺動用孔が穿設してあり、
前記内筒体には軸線方向に直線状の摺動用孔が穿設して
ある。また、前記摺動体は、外側摺動用筒体と内側摺動
用筒体との間にがころがり軸受又はすべり軸受が挟持さ
れているが、当該軸受の外輪は外側摺動用筒体に固定さ
れているとともに当該軸受の内輪は内側摺動用筒体と固
定されるように連結構成されていて、当該摺動体の外側
摺動用筒体と内側摺動用筒体のいずれか一方に負荷され
た軸周り方向への力は他方へは伝達されずに回転するだ
けとなるが、一方に負荷された軸線方向への力は他方へ
伝動して再現駆動するように構成されている。また、前
記摺動体の外側摺動用筒体には、駆動用レバーを固着す
るとともに当該駆動用レバーを前記外筒体の摺動用孔よ
り外側に延出し、その延出した駆動用レバーの先端には
駆動機構が連結してある。また、前記摺動体の内側摺動
用筒体には、従動用レバーを固着するとともに当該従動
用レバーの先端は前記内筒体の摺動用孔より前記内筒体
内に挿入してその先端部には内筒体内に内装した伝動体
が連結されており、更に当該伝動体の先端には従動機構
が連結してあることを特徴とする第1発明に記載する回
転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構であ
る。
動体の構成を具体的実施例として特定した従属項であ
る。つまり当該第2発明の構成により、前記駆動機構の
作動により摺動体が軸線方向に直線状に往復運動する力
は従動機構に伝動するが、摺動体の内側摺動用筒体と連
結されている伝動体と従動機構と内筒体からなる従動体
は、前記ころがり軸受又はすべり軸受により、摺動体に
駆動力を付与するか否かにかかわらず、軸周方向への回
転は自在であるようになった回転自在な従動体に駆動体
の駆動力を伝動する機構である。
駆動機構が設けてある外筒体の内側には、一端に従動機
構を設けた内筒体を同心円状にころがり軸受又はすべり
軸受を介して回転自在に内装するとともに、当該外筒体
と内筒体の間には摺動体が摺動自在に内装する。当該摺
動体は、外側摺動用筒体と内側摺動用筒体とがころがり
軸受又はすべり軸受を介して軸周り方向へは回転自在に
且つ軸線方向へは力が伝動するように連結構成されたも
ので、前記摺動体の外側摺動用筒体には駆動用レバーを
介して前記駆動機構が連結し、前記摺動体の内側摺動用
筒体には伝動体を介して従動機構が連結されている。前
記外筒体に装着された前記駆動機構と前記駆動用レバー
と前記外側摺動用筒体とで駆動体となし、前記外筒体に
回転自在に内装された前記内筒体に装着された前記内側
摺動用筒体と前記伝動体と前記従動機構とで従動体とな
す。当該駆動体が作動して、摺動体に駆動力を付与する
と当該摺動体は軸線方向に直線状の往復運動をし、この
直線状の往復運動は伝動体を介して従動体の従動機構へ
伝動する。しかしこの際、前記当該摺動体の内側摺動用
筒体と内筒体と伝動体と従動機構とからなる従動体は、
前記ころがり軸受又はすべり軸受により、摺動体に駆動
力を付与するか否かにかかわらず、前記外筒体に装着さ
れた状態のまま回転自在であるようにしたことを特徴と
する回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構
について、次のように具体的構成を特定した発明であ
る。
軸に付与される回転運動を、2個又は3個の位相差のあ
るカムと節体とで構成されるカム仕掛けにより2個又は
3個に分割された直線状の往復運動に変換するように構
成し、当該外筒体と内筒体の間には、分割構成したカム
仕掛けに対応した2個又は3個の摺動体を摺動自在に内
装する。当該2個又は3個の摺動体は、夫々外側摺動用
筒体と内側摺動用筒体とがころがり軸受又はすべり軸受
を介して回転自在なるように連結構成されている。前記
外筒体には内装されている2個又は3個の摺動体に対応
して軸線方向に直線状の摺動用孔が2個又は3個穿設し
てあり、前記内筒体には2個又は3個の摺動体に対応し
て軸線方向に直線状の摺動用孔が2個又は3個穿設して
ある。前記2個又は3個の摺動体を構成する外側摺動用
筒体には、夫々駆動用レバーを固着するとともに当該駆
動用レバーを前記外筒体の摺動用孔より外側に延出し、
その延出した駆動用レバーの先端にはカム仕掛けを構成
する駆動機構を連結し、当該駆動機構による回転運動
が、2個又は3個に分割した摺動体の軸線方向への直線
往復運動となるように駆動体を構成する。前記2個又は
3個の摺動体を構成する回転自在な内側摺動用筒体に
は、夫々従動用レバーを固着するとともに、当該従動用
レバーの先端を前記内筒体の摺動用孔より前記内筒体内
に挿入して、当該内筒内に内装されている2個又は3個
の伝動体に連結する。更に当該伝動体の先端には2個又
は3個のカム仕掛けを構成する従動機構に連結するが、
当該従動機構は、2個又は3個の位相差のある直線状の
往復運動を位相差のあるカム仕掛けにより従動用基枠に
設けた駆動軸の回転運動に再現するように従動体を構成
する。そのうえで前記駆動体の駆動機構により付与され
た回転運動は、2個又は3個の駆動用レバーが位相差の
ある直線状に往復運動する動きに分割変換し、この駆動
用レバーの位相差のある往復運動は、更に2個又は3個
の摺動体が軸線方向への位相差のある直線状の往復運動
に変換され、この摺動体の位相差のある往復運動は2個
又は3個の伝動体を介して対応する2個又は3個のカム
仕掛けを構成する従動機構に伝動し、これを従動用基枠
に設けた駆動軸の回転運動に合成変換して駆動機構の回
転運動を再現する。しかし、この際も前記内側摺動用筒
体と内筒体と伝動体とからなる従動体は、前記ころがり
軸受又はすべり軸受により、摺動体に駆動力を付与する
か否かにかかわらず、前記外筒体に装着された状態のま
ま回転自在であるようにしたことを特徴とする回転自在
な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構である。
る回転運動を伝動し、従動体の従動機構において回転運
動として再現できるようにしたものである。その回転力
の伝動方法は、回転運動を位相差のある2分割または3
分割された直線状の往復運動に変換したうえ、これをこ
ろがり軸受又はすべり軸受で軸周り方向への回転の自由
を確保しながらクラッチ作用により軸長方向への直線状
の往復運動として伝動し、それを受動体における受動機
構にて回転運動に変換し、元の回転運動を再現するよう
にしたものである。この際、回転運動を2分割した位相
差のある直線状に往復運動にした場合には、伝動体は押
圧力と引張り力に対応できる硬質体で構成する必要があ
るが、回転運動を3分割した位相差のある直線状に往復
運動にした場合には、伝動体は引張り力だけで対応でき
るので、その場合には、伝動体は針金や紐やロープなど
索条体で構成してもよい。
明、第2発明又は第3発明に記載する回転自在な従動体
に駆動体の駆動力を伝動する機構において、従動体の従
動機構に付与された駆動力は、伝動体を介して摺動体に
伝動されて、摺動体を軸線方向へ直線状に往復運動さ
せ、更にこの摺動体の直線状の往復運動を駆動体の駆動
機構に伝動して、従動体の駆動力として再現するが、こ
の際も前記当該摺動体の内側摺動用筒体と内筒体と伝動
体と従動機構とからなる従動体は、前記ころがり軸受又
はすべり軸受により、摺動体に駆動力を付与するか否か
にかかわらず、前記外筒体に装着された状態のまま回転
自在であるようにしたことを特徴とする回転自在な従動
体に駆動体の駆動力を伝動する機構である。
線方向への直線状の往復運動は従動体に伝動するが、当
該摺動体に駆動力を付与するか否かにかかわらず、当該
摺動体の一部である内側摺動用筒体と内筒体と伝動体と
従動機構とからなる従動体が回転自在であるような状態
にするのは、ころがり軸受又はすべり軸受が有する軸周
方向には、ころがり作用又はすべり作用により力が伝動
されず回転自在となるが、軸線方向への直線上往復運動
は、クラッチ作用により力が伝動する特性により、実現
できたものである。
詳細に説明する。まず、基本的な回転自在な従動体に駆
動体の駆動力を伝動する機構の実施例である。
転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構の構成
を示す要部切欠の斜視図であり、図2は、図1に示した
回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構にお
いて当該摺動体が軸線方向に直線状の往復運動をした状
態を示す斜視図であり、図3は、図1に示した回転自在
な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構を軸周方向に
回転した状態を示す斜視図であり、図4は、図1に示し
た回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構に
おいて当該摺動体が軸線方向に直線状の往復運動をした
うえ、軸周方向に回転した状態を示す斜視図であり、図
5は、図1に示した回転自在な従動体に駆動体の駆動力
を伝動する機構を示す縦断正面であり、図6は、図1に
示した回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機
構を軸線方向に直線状の往復運動をした状態を示す斜視
図であり、図7は、本願発明に使用して好適な軸受で
(イ)はころがり軸受であり、(ロ)はすべり軸受であ
る。
1の内側に円筒状の内筒体2を同心円状にころがり軸受
3a,3aを介して回転自在に内装してある。また、当
該外筒体1と内筒体2間には摺動体4が摺動自在に内装
してある。前記外筒体1にはその外側に駆動機構8(図
6、図7)が設けてあるとともに、当該外筒体1の軸線方
向に直線状の摺動用孔5が穿設してあり、前記内筒体2
には軸線方向に直線状の摺動用孔6が穿設してある。
aと内側摺動用筒体4bとの間にがころがり軸受3b,3
bが挟持された構成になっているが、当該軸受3b,3bの
外輪3cは外側摺動用筒体4aに固定されているととも
に当該軸受3b,3bの内輪3dは内側摺動用筒体4b
と固定されるように連結構成されていて、当該摺動体4
の外側摺動用筒体4aと内側摺動用筒体4bのいずれか
一方(例えば内側摺動用筒体4b)に負荷された軸周り
方向Rへの力は他方(例えば外側摺動用筒体4a)へは
伝達されずに回転自在となるが、一方(例えば外側摺動
用筒体4a)に負荷された軸線方向への移動力は他方
(例えば内側摺動用筒体)4bへ伝動して駆動するよう
に構成されている。
動用レバー7を介して駆動機構8(図6、図7)が連結
されている。更に詳細に説明すると、前記摺動体4の外
側摺動用筒体4aには、駆動用レバー7を固着するとと
もに当該駆動用レバー7を前記外筒体1の摺動用孔5よ
り外側に延出し、その延出した駆動用レバー7の先端に
は駆動機構8(図6、図7)が連結してある。尚、当該
駆動機構8は、最終的に駆動用レバー7を軸線方向へ直線
上の往復運動させる機構であればよく、その構成が特定
されるものではない。
には伝動体9を介して従動機構10(図6、図7)が連
結されている。更に詳細に説明すると、前記摺動体4の
内側摺動用筒体4bには、従動用レバー13を固着する
とともに当該従動用レバー13の先端は前記内筒体2の
摺動用孔6より前記内筒体2内に挿入してその先端部に
は内筒体2内に内装した伝動体9が連結されており、更
に当該伝動体9の先端には従動機構10が連結してあ
る。尚、当該従動機構10についても前記駆動機構8に
対応するものであればよく、その構成が特定されるもの
ではない。
いる前記外筒体1に装着された前記駆動機構8と、前記
駆動用レバー7と、前記外側摺動用筒体4aとで駆動体
11が構成されている(図10参照)。
に回転自在に内装された前記内筒体2に装着されてなる
前記内側摺動用筒体4bと、前記伝動体9と、前記従動
機構10とが連結されて従動体12を構成する(図10
参照)。
して、摺動体4に駆動力を付与すると、図2、図5、図
6、図11に示すように当該摺動体4は、軸線方向に直
線状の往復運動Sをし、この直線状の往復運動Sは伝動
体9を介して従動体10の従動機構10へ伝達されて従
動体12の駆動力として連動再現する。
体4bと、内筒体2と、伝動体9と、従動機構10とか
らなる従動体12は、前記ころがり軸受3bにより、摺
動体4に駆動力を付与するか否かにかかわらず、前記外
筒体1に装着された状態のまま回転自在である。従って
内側摺動用筒体4bに負荷された軸周り方向Rへの力は
図4に示すように外側摺動用筒体4aへは伝達されず
に、回転自在となる(図10参照)。本願発明は、以上
のようにこれまでにない伝動特性をもった回転自在な従
動体に駆動体の駆動力を伝動する機構である。
動体4へ付与される軸心方向への直線状の往復運動Sは
従動体12側に伝動するが、当該摺動体4に駆動力を付
与するか否かにかかわらず、当該摺動体4の一部である
内側摺動用筒体4bを含む従動体12が回転自在である
状態を実現するのは、摺動体4に設けたころがり軸受3
b,3b又はすべり軸受と、外筒体1の内側に内筒体2
を同心円状に回転自在に内装したころがり軸受3a,3
a又はすべり軸受が有するころがり作用又はすべり作用
と、クラッチ作用のためである。このような本願発明に
おいて利用できる軸受は、図7に示したようにその外輪
3cと内輪3dとの間で回転する軸周り方向に負荷され
る力は伝動されるが、軸心方向へ直線的に負荷される力
は伝動する構成のものであれば、ころがり軸受でもすべ
り軸受であっても良い。また、その軸受の具体的構造
は、図示実施例のものに限る必要はない。
説明する。当該第3発明は、駆動体11側の駆動機構8
における回転運動を伝動し、従動体12側の従動機構1
0において回転運動として再現できるようにしながら従
動体12全体は異系方向に回転自在なるようにした回転
自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構の実施態
様発明である。その回転力の伝動方法は、まず、駆動体
11側の回転運動を位相差のある2分割または3分割し
た直線状往復運動に変換し、次にこれをころがり軸受又
はすべり軸受3a,3a,3b,3bで、軸周り方向への回
転の自由を確保しながら、従動体12側の軸長方向への
直線状の往復運動として伝動し、それをさらに2系列ま
たは3系列の摺動体4,4を介して直線状の往復運動と
して先端部に設けた従動機構10に伝動し、当該受動機
構10において2系列または3系列の伝動体9,9によ
る直線状の往復運動を合成して回転運動に変換し、従動
体12側において駆動体11側と同様な回転運動に再現
するものである。
従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構の一実施例を示
す縦断斜視図であり、図9は、前記第3発明にかかる回
転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構の一実
施例における分割伝動機構を示す縦断正面説明図であ
り、図10は、前記第3発明に係る回転自在な従動体に
駆動体の駆動力を伝動する機構の一実施例における駆動
体と軸周り方向への回転自在な従動体との区分構成を示
す縦断正面説明図であり、図11は、前記第3発明に係
る回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構の
一実施例において駆動体から従動体へ駆動力を伝動し軸
長方向への直線状の往復運動をする部分とその動きを確
保し固定している部分との区分構成を示す縦断正面説明
図であり、図12は、駆動機構における回転運動を位相
差をもった2系列に分割して直線状往復運動に変換する
際の回転力が二相の伝動体に及ぼす圧縮力と引張力を示
す曲線図であり、図13は、駆動機構における回転運動
を位相差をもった3系列に分割して3系列の直線状往復
運動に変換する際の回転力が三相の伝動体に及ぼす圧縮
力と引張力を示す曲線図である。
動機構8が設けてある外筒体であり、その内側には、一
端に従動機構10を設けた内筒体2を同心円状にころが
り軸受3a,3a又はすべり軸受を介して回転自在に内
装するとともに、当該外筒体1と内筒体2の間には一対
の摺動体4,4が摺動自在に内装している。当該摺動体
4‐1,4‐2は、軸周り方向へは力が伝達されずに外
側摺動用筒体4a,4aと内側摺動用筒体4b,4bと
がころがり軸受3b,3b(図7で示したすべり軸受で
もよい。)を介して回転自在であるが、軸線方向へは力
が伝動するように連結構成されている。
4a,4aには駆動用レバー7,7を介して前記駆動機構
8が連結し、前記摺動体4,4の内側摺動用筒体4b,4
bには二本の伝動体9,9を介して従動機構10が連結
されている。
た前記駆動機構8と、前記駆動用レバー7,7と、前記
外側摺動用筒体4a,4aとで駆動体11を構成してい
る。また前記外筒体1に回転自在に内装された前記内筒
体2に装着された前記内側摺動用筒体4b,4bと前記
伝動体9,9と前記従動機構10とで従動体12を構成す
るようにしている。
動体4,4に駆動力を付与すると当該摺動体4,4は軸
線方向に直線状の往復運動をし、この直線状の往復運動
は伝動体9、9を介して従動体12の従動機構10へ伝動
するが、前記当該摺動体4、4の内側摺動用筒体4b,4
bと内筒体2と伝動体9,9と従動機構10とからなる
従動体12は、前記ころがり軸受3b,3b(すべり軸
受でもよい。)により、摺動体4,4に駆動力を付与す
るか否かにかかわらず、前記外筒体1に装着された状態
のまま回転自在であるようにした。本願発明は、以上の
ような構成を特徴とする回転自在な従動体に駆動体の駆
動力を伝動する機構である。
に、駆動用基枠8aに設けた駆動軸8bに付与される回
転運動を、2個(図示しないが3個でもよい。)の位相
差のあるカム8c,8cと節体8d,8dとで構成され
るカム仕掛けにより2個(又は3個)に分割された直線
状の往復運動に変換するように構成する。尚、2個の位
相差に分割するときは、2個のカム8c,8cは、回転
周期上90度ずれており、その回転力が二相の伝動体に
及ぼす圧縮力と引張力を示す曲線図は図12に示す通り
となる。即ち一対の駆動用レバー7,7には周期的且つ
交互に圧縮力と引張力とが負荷されるようになり、この
負荷力によって摺動体4,4は直線状の往復運動をする
ようになる。従って、この際使われる駆動用レバー7,
7は、圧縮力と引張力に耐えられる硬質材でなければな
らない(図11参照)。
復運動は、2個の伝動体9,9を介して対応する2個の
カム仕掛けを構成する従動機構10に伝動し、これを従
動用基枠10aに設けた駆動軸10bの回転運動に合成
変換して従動機構10において駆動機構8の回転運動を
再現することができる。この際も、伝動体9,9は、圧
縮力と引張力とが交互に負荷されるので、硬質材を使用
する必要がある。
機構8の駆動軸8bに付与される回転運動を、3個の位
相差のあるカムと節体とで構成されるカム仕掛けにより
3個に分割された直線状の往復運動に変換するように構
成してもよいことは勿論である。
は、駆動用基枠に設けた駆動軸に付与される回転運動
を、3個の位相差のあるカムと節体とで構成されるカム
仕掛けにより3個に分割された直線状の往復運動に変換
するように構成する。当該3個のカムは、回転周期上1
20度づつずれており、その回転力が三相の伝動体に及
ぼす圧縮力と引張力を示す曲線図は図13に示す通りと
なる。即ち3本の駆動用レバーに周期的且つ交互に引張
力が負荷されるだけで摺動体は直線状の往復運動をする
ようになる。この3個の摺動体の位相差のある往復運動
は、3個の伝動体を介して対応する3個のカム仕掛けを
構成する従動機構に伝動し、これを従動用基枠に設けた
従動軸の回転運動に合成変換して駆動機構の駆動軸の回
転運動を再現するのである。
の構成は次の通りである。まず駆動体11は、前記外筒
体1には内装されている2個又は3個の摺動体4、4に対
応して軸線方向に直線状の摺動用孔5,5が2個又は3
個穿設してあり、前記内筒体2には2個又は3個の摺動
体4,4に対応して軸線方向に直線状の摺動用孔6,6
が2個又は3個穿設してあり、前記2個又は3個の摺動
体4,4を構成する外側摺動用筒体4a,4aには、夫々
駆動用レバー7,7を固着するとともに当該駆動用レバ
ー7,7前記外筒体1の摺動用孔5,5より外側に延出
し、その延出した駆動用レバー7,7の先端にはカム仕
掛けを構成する駆動機構8とを連結している。当該駆動
機構8による回転運動が、2個又は3個に分割した摺動
体4,4の軸線方向への直線往復運動となるように構成
する。
摺動体4,4を構成する回転自在な内側摺動用筒体4b
には、夫々従動用レバー13,13を固着するととも
に、当該従動用レバー13,13の先端を前記内筒体2
の摺動用孔6,6より前記内筒体6,6内に挿入して、
当該内筒体2内に内装されている2個又は3個の伝動体
9,9に連結し、更に当該伝動体9,9の先端には2個
又は3個のカム仕掛けを構成する従動機構10に連結す
る。当該従動機構10は、2個又は3個の位相差のある
直線状の往復運動を2個又は3個に分割された節10
d,10dとカム10c,10cとで構成される位相差
のあるカム仕掛けにより従動用基枠10aに設けた従動
軸10bの回転運動に合成変換するように構成する。
構8により付与された回転運動は、2個又は3個の駆動
用レバー7,7が位相差のある直線状に往復運動する動
きに分割変換する。次に、この駆動用レバー7,7の位
相差のある往復運動は、更に2個又は3個の摺動体が軸
線方向への位相差のある直線状の往復運動に変換され
る。次に、この摺動体4,4の位相差のある往復運動は
2個又は3個の伝動体9,9に伝動され、これが対応す
る2個又は3個のカム仕掛けを構成する従動機構10に
伝動する。これを従動用基枠10aに設けた従動軸10
bの回転運動に合成変換して駆動機構10の回転運動を
再現する。しかし、この際も前記内側摺動用筒体4b,
4bと内筒体2と伝動体9,9とからなる従動体12
は、前記ころがり軸受又はすべり軸受3a,3aによ
り、摺動体4,4に駆動力を付与するか否かにかかわら
ず、前記外筒体1に装着された状態のまま回転自在であ
るようになっている。
特徴とする回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動す
る機構である。
回転運動や直線状の往復運動などの駆動力を従動体の従
動機構に伝動し、その駆動力を再現できるようにする
が、当該従動体の異系な回転運動は自由なるように確保
されている新規なる動力伝動機構を具現化したものであ
る。
体を外側摺動用筒体と内側摺動用筒体とがころがり軸受
又はすべり軸受を介して軸周り方向へは回転自在に且つ
軸線方向へは力が伝動するように連結構成して、従動体
の回転自在さを維持しながら駆動体の駆動力を従動体に
伝動することが出来るようにした回転自在な従動体に駆
動体の駆動力を伝動する機構の基本発明である。このよ
うに、駆動力が軸線方向へは力が伝動するが、軸周り方
向へは力が伝動せず回転自在さを維持しないというよう
な伝動機構は新しい伝動機構である。当該伝動機構は、
小型でスッキリした形状の外筒体の内部ですべて機械的
に行われるので、種々の装置における伝動機構として信
頼性が高く利用可能なものである。
転運動を伝動し、従動体の従動機構において回転運動と
して再現できるようにした実施態様の発明である。その
回転力の伝動方法は、回転運動を位相差のある2分割ま
たは3分割された直線状の往復運動に変換したうえ、こ
れをころがり軸受又はすべり軸受で軸周り方向への回転
の自由を確保しながら軸長方向への直線状の往復運動と
して伝動し、それを受動体における受動機構にて回転運
動に変換し、元の回転運動を再現するようにしたもので
ある。
往復運動は従動体に伝動するが、当該摺動体に駆動力を
付与するか否かにかかわらず、当該摺動体の一部である
内側摺動用筒体と内筒体と伝動体と従動機構とからなる
従動体が回転自在であるような状態にするための要部部
材がころがり軸受又はすべり軸受とした発明である。
駆動力を伝動する機構の構成を示す要部切欠の斜視図で
ある。
動力を伝動する機構において当該摺動体が軸線方向に直
線状の往復運動をした状態を示す斜視図である。
動力を伝動する機構を軸周方向に回転した状態を示す斜
視図である。
動力を伝動する機構において当該摺動体が軸線方向に直
線状の往復運動をしたうえ、軸周方向に回転した状態を
示す斜視図である。
動力を伝動する機構を示す縦断正面である。
動力を伝動する機構を軸線方向に直線状の往復運動をし
た状態を示す斜視図である。
ろがり軸受であり、(ロ)はすべり軸受である。
の駆動力を伝動する機構の一実施例を示す縦断斜視図で
ある。
の駆動力を伝動する機構の一実施例における分割伝動機
構を示す縦断正面説明図である。
の駆動力を伝動する機構の一実施例における駆動体と軸
周り方向への回転自在な従動体との区分構成を示す縦断
正面説明図である。
の駆動力を伝動する機構の一実施例において駆動体から
従動体へ駆動力を伝動し軸長方向への直線状の往復運動
をする部分とその動きを確保し固定している部分との区
分構成を示す縦断正面説明図である。
た2系列に分割して直線状往復運動に変換する際の回転
力が二相の伝動体に及ぼす圧縮力と引張力を示す曲線図
である。
た3系列に分割して3系列の直線状往復運動に変換する
際の回転力が三相の伝動体に及ぼす圧縮力と引張力を示
す曲線図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 外側に駆動機構が設けてある外筒体の内
側に、一端に従動機構を設けた内筒体を同心円状にころ
がり軸受又はすべり軸受を介して回転自在に内装すると
ともに、当該外筒体と内筒体の間には摺動体が摺動自在
に内装するが、当該摺動体は、軸周り方向へは力が伝達
されずに外側摺動用筒体と内側摺動用筒体とがころがり
軸受又はすべり軸受を介して回転自在であるが、軸線方
向へは力が伝動するように連結構成されており、前記摺
動体の外側摺動用筒体には駆動用レバーを介して前記駆
動機構が連結され、前記摺動体の内側摺動用筒体には伝
動体を介して従動機構が連結されており、前記外筒体に
装着された前記駆動機構と、前記駆動用レバーと、前記
外側摺動用筒体とで駆動体を構成し、前記外筒体に回転
自在に内装された前記内筒体に装着されてなる前記内側
摺動用筒体と、前記伝動体と、前記従動機構とで従動体
を構成するようになし、当該駆動体の駆動機構が作動し
て、摺動体に駆動力を付与すると当該摺動体は軸線方向
に直線状の往復運動をし、この直線状の往復運動は伝動
体を介して従動体の従動機構へ伝達されて従動体の駆動
力として再現するが、前記当該摺動体の内側摺動用筒体
と、内筒体と、伝動体と、従動機構とからなる従動体
は、前記ころがり軸受又はすべり軸受により、摺動体に
駆動力を付与するか否かにかかわらず、前記外筒体に装
着された状態のまま回転自在であるようにしたことを特
徴とする回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する
機構。 - 【請求項2】 外筒体の内側に内筒体を同心円状にころ
がり軸受又はすべり軸受を介して回転自在に内装すると
ともに、当該外筒体と内筒体の間には摺動体が摺動自在
に内装するが、前記外筒体には軸線方向に直線状の摺動
用孔が穿設してあり、前記内筒体には軸線方向に直線状
の摺動用孔が穿設してあり、前記摺動体は、外側摺動用
筒体と内側摺動用筒体との間にがころがり軸受又はすべ
り軸受が挟持されているが、当該軸受の外輪は外側摺動
用筒体に固定されているとともに当該軸受の内輪は内側
摺動用筒体と固定されるように連結構成されていて、当
該摺動体の外側摺動用筒体と内側摺動用筒体のいずれか
一方に負荷された軸周り方向への力は他方へは伝達され
ずに回転自在となるが、一方に負荷された軸線方向への
力は他方へ伝動して再現駆動するように構成されてお
り、前記摺動体の外側摺動用筒体には、駆動用レバーを
固着するとともに当該駆動用レバーを前記外筒体の摺動
用孔より外側に延出し、その延出した駆動用レバーの先
端には駆動機構が連結してあり、前記摺動体の内側摺動
用筒体には、従動用レバーを固着するとともに当該従動
用レバーの先端は前記内筒体の摺動用孔より前記内筒体
内に挿入してその先端部には内筒体内に内装した伝動体
が連結されており、更に当該伝動体の先端には従動機構
が連結してあることを特徴とする請求項1に記載する回
転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構。 - 【請求項3】 外側に駆動機構が設けてある外筒体の内
側には、一端に従動機構を設けた内筒体を同心円状にこ
ろがり軸受又はすべり軸受を介して回転自在に内装する
とともに、当該外筒体と内筒体の間には摺動体が摺動自
在に内装するが、当該摺動体は、軸周り方向へは力が伝
達されずに外側摺動用筒体と内側摺動用筒体とがころが
り軸受又はすべり軸受を介して回転自在であるが、軸線
方向へは力が伝動するように連結構成されており、前記
摺動体の外側摺動用筒体には駆動用レバーを介して前記
駆動機構が連結し、前記摺動体の内側摺動用筒体には伝
動体を介して従動機構が連結されており、前記外筒体に
装着された前記駆動機構と、前記駆動用レバーと、前記
外側摺動用筒体とで駆動体を構成し、前記外筒体に回転
自在に内装された前記内筒体に装着された前記内側摺動
用筒体と前記伝動体と前記従動機構とで従動体を構成す
るようになし、当該駆動体が作動して、摺動体に駆動力
を付与すると当該摺動体は軸線方向に直線状の往復運動
をし、この直線状の往復運動は伝動体を介して従動体の
従動機構へ伝動するが、前記当該摺動体の内側摺動用筒
体と内筒体と伝動体と従動機構とからなる従動体は、前
記ころがり軸受又はすべり軸受により、摺動体に駆動力
を付与するか否かにかかわらず、前記外筒体に装着され
た状態のまま回転自在であるようにしたことを特徴とす
る回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構に
おいて、前記駆動機構は、駆動用基枠に設けた駆動軸に
付与される回転運動を、2個又は3個の位相差のあるカ
ムと節体とで構成されるカム仕掛けにより2個又は3個
に分割された直線状の往復運動に変換するように構成
し、当該外筒体と内筒体の間には、分割構成したカム仕
掛けに対応した2個又は3個の摺動体を摺動自在に内装
し、当該2個又は3個の摺動体は、夫々外側摺動用筒体
と内側摺動用筒体とがころがり軸受又はすべり軸受を介
して回転自在なるように連結構成されており、前記外筒
体には内装されている2個又は3個の摺動体に対応して
軸線方向に直線状の摺動用孔が2個又は3個穿設してあ
り、前記内筒体には2個又は3個の摺動体に対応して軸
線方向に直線状の摺動用孔が2個又は3個穿設してあ
り、前記2個又は3個の摺動体を構成する外側摺動用筒
体には、夫々駆動用レバーを固着するとともに当該駆動
用レバーを前記外筒体の摺動用孔より外側に延出し、そ
の延出した駆動用レバーの先端にはカム仕掛けを構成す
る駆動機構を連結し、当該駆動機構による回転運動が、
2個又は3個に分割した摺動体の軸線方向への直線往復
運動となるように駆動体を構成し、前記2個又は3個の
摺動体を構成する回転自在な内側摺動用筒体には、夫々
従動用レバーを固着するとともに、当該従動用レバーの
先端を前記内筒体の摺動用孔より前記内筒体内に挿入し
て、当該内筒内に内装されている2個又は3個の伝動体
に連結し、更に当該伝動体の先端には2個又は3個のカ
ム仕掛けを構成する従動機構に連結するが、当該従動機
構は、2個又は3個の位相差のある直線状の往復運動を
位相差のあるカム仕掛けにより従動用基枠に設けた駆動
軸の回転運動に再現変換するように従動体を構成し、前
記駆動体の駆動機構により付与された回転運動は、2個
又は3個の駆動用レバーが位相差のある直線状に往復運
動する動きに分割変換し、この駆動用レバーの位相差の
ある往復運動は、更に2個又は3個の摺動体が軸線方向
への位相差のある直線状の往復運動に変換され、この摺
動体の位相差のある往復運動は2個又は3個の伝動体を
介して対応する2個又は3個のカム仕掛けを構成する従
動機構に伝動し、これを従動用基枠に設けた駆動軸の回
転運動に合成変換して駆動機構の回転運動を再現する
が、この際も前記内側摺動用筒体と内筒体と伝動体とか
らなる従動体は、前記ころがり軸受又はすべり軸受によ
り、摺動体に駆動力を付与するか否かにかかわらず、前
記外筒体に装着された状態のまま回転自在であるように
したことを特徴とする回転自在な従動体に駆動体の駆動
力を伝動する機構。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3に記載
する回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構
において、従動体の従動機構に付与された駆動力は、伝
動体を介して摺動体に伝動されて、摺動体を軸線方向へ
直線状に往復運動させ、更にこの摺動体の直線状の往復
運動を駆動体の駆動機構に伝動して、駆動体の駆動力と
して再現するが、この際も前記当該摺動体の内側摺動用
筒体と内筒体と伝動体と従動機構とからなる従動体は、
前記ころがり軸受又はすべり軸受により、摺動体に駆動
力を付与するか否かにかかわらず、前記外筒体に装着さ
れた状態のまま回転自在であるようにしたことを特徴と
する回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25576699A JP4395635B2 (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25576699A JP4395635B2 (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=17283330
Family Applications (1)
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JP25576699A Expired - Fee Related JP4395635B2 (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 回転自在な従動体に駆動体の駆動力を伝動する機構 |
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JP (1) | JP4395635B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102135165A (zh) * | 2011-01-13 | 2011-07-27 | 深圳市晶金电子有限公司 | 摇摆机构 |
WO2020075736A1 (ja) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | 学校法人 関西大学 | 駆動機構および穿孔装置 |
WO2020075735A1 (ja) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | 学校法人 関西大学 | 穿刺針、穿刺装置および採血装置 |
-
1999
- 1999-09-09 JP JP25576699A patent/JP4395635B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2020075735A1 (ja) * | 2018-10-12 | 2021-09-24 | 学校法人 関西大学 | 穿刺針、穿刺装置および採血装置 |
JPWO2020075736A1 (ja) * | 2018-10-12 | 2021-09-30 | 学校法人 関西大学 | 駆動機構および穿孔装置 |
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EP3865064A4 (en) * | 2018-10-12 | 2022-07-27 | The School Corporation Kansai University | PUNCTURE NEEDLE, PUNCTURE DEVICE AND BLOOD COLLECTION DEVICE |
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