JP2001082538A - 免震構造体用金属プラグ材料 - Google Patents

免震構造体用金属プラグ材料

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JP2001082538A
JP2001082538A JP25882499A JP25882499A JP2001082538A JP 2001082538 A JP2001082538 A JP 2001082538A JP 25882499 A JP25882499 A JP 25882499A JP 25882499 A JP25882499 A JP 25882499A JP 2001082538 A JP2001082538 A JP 2001082538A
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hysteresis
metal plug
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stability index
phase
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Koichi Makii
浩一 槙井
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 免震構造体用金属プラグとされた際に、振動
によるせん断変形を繰り返し受けても該変形によるエネ
ルギー吸収性能をほぼ一定値に安定して維持できるとと
もに、振動による大振幅変位を受けても容易に破断しな
いという優れた性能を得ることができ、免震構造体用金
属プラグ材料としてPbと同等以上の性能を発揮しPb
に代替えしうる免震構造体用金属プラグ材料を得るこ
と。 【解決手段】 積層ゴム型免震構造体の金属プラグに用
いられる金属材料であって、純度95%以上のSnであ
り、全Sn相中における体積%で95%以上のβ−Sn
相を含み、下記に定められるヒステリシス安定指数が
0.90〜1.50の範囲内であることを特徴とする免
震構造体用金属プラグ材料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】積層ゴム型免震構造体(積層
ゴム支承)は、ゴム弾性層と補強板とが交互に上下方向
(鉛直方向)に積層されてなる積層ゴム内に塑性変形部
として円柱状の金属プラグが封入されてなる構造のもの
であり、建物と基礎の間に設置されて、荷重を支持する
とともに地震動等の振動エネルギーを金属プラグのせん
断変形を利用して吸収し、建物に入る地震力を減少させ
るものである。本発明は、免震構造体の金属プラグに用
いられる金属プラグ材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、積層ゴム型免震構造体における金
属プラグとして、例えば特開平8−21484号公報
や、特開平9−151988号公報などに記載されてい
るように、Pb(鉛)よりなるPb製プラグが用いられ
ている。これはPbは軟らかく展延性に富み、地震や風
揺れのような振動周期0.1〜10Hzの揺れに追従す
ることができ、また変形による材質劣化が少ないためで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
環境や健康への関心が高まり、Pbの人体への有毒性に
ついてはWHO(世界保健機構)などで医科学的調査が
続けられており、Pbの使用が建築物、その他各種産業
分野で制限される傾向となっている。このような事情か
らPbに代替え可能な免震構造体用金属プラグ材料が望
まれている。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は免震構造体用金属プラグとさ
れた際に、振動によるせん断変形を繰り返し受けても該
変形によるエネルギー吸収性能をほぼ一定値に安定して
維持できるとともに、振動による大振幅変位を受けても
容易に破断しないという優れた性能を得ることができ、
免震構造体用金属プラグ材料としてPbと同等以上の性
能を発揮しPbに代替えしうる免震構造体用金属プラグ
材料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明による免震構造体用金属プラグ材料は、積
層ゴム型免震構造体の金属プラグに用いられる金属材料
であって、純度95%以上のSnであり、全Sn相中に
おける体積%で95%以上のβ−Sn相を含み、下記に
定められるヒステリシス安定指数が0.90〜1.50
の範囲内であることを特徴とするものである。ここでヒ
ステリシス安定指数とは、砂時計型試験片を用いて繰り
返し・引張り圧縮試験を温度:10℃、周波数:1H
z、歪み:±1%、繰り返し回数:20回という条件で
行った際に、±1%の繰り返し載荷が1回目でのヒステ
リシスの弾性歪みエネルギーE1 に対する、±1%の繰
り返し載荷が20回目でのヒステリシスの弾性歪みエネ
ルギーE20の比(E20/E1)を表す値である。
【0006】
【発明の実施の形態】このような特徴を有する本発明に
ついて説明する。前記した特開平9−151988号公
報には、免震構造体金属プラグの材質としては、Pbの
他にSn(スズ)も挙げられている。これらは塑性変形
する低融点金属材料である。
【0007】しかしながら、一般的Snの機械的性質
は、およそ表1に示すような値であることが知られてお
り、一般的Pbと比較すると降伏強度及び引張り強度で
は約2〜4倍程度高く、伸びが約0.7倍程度と小さい
(表2の比較例1参照)。
【0008】
【表1】
【0009】このため、表1に示すような機械的性質を
有する一般的Snよりなる金属プラグを積層ゴム体内に
封入した免震構造体では、該プラグとゴム弾性層との強
度差がPbプラグの場合よりも大きいため、免震構造体
に振動による荷重負荷が生じた際、ゴム弾性層とプラグ
との界面に応力集中が発生しやすく、大振幅変形時には
免震デバイスとしての変形が不安定になる。また、伸び
がPbに比べて小さいため、大振幅時にはPbより早期
に破断する可能性もある。このようなことから、一般的
Snを金属プラグ材料として用いた場合、Pbと同等の
性能は期待できなかった。このため、前記の特開平9−
151988号公報においても、最も好ましいプラグ材
料としてPbを推奨しているものと推定される。
【0010】そこで本発明者は、前記一般的Snの免震
構造体用金属プラグ材料としての前記欠点を解消すべく
鋭意研究を行った結果、純度および組織が緻密に制御さ
れたSnは金属プラグ材料として十分な性能を発揮しP
b代替材料となりうることを見出し、本発明に到達した
ものである。
【0011】以下に、本発明による免震構造体用金属プ
ラグ材料を前記構成とした理由について説明する。
【0012】〔純度95%以上のSn〕:純度が95%
未満であると、降伏強度と引張り強度が上昇するように
なり、後述する組織の制御だけではこれら強度レベルを
所要範囲にすることがむずかしいためである。したがっ
て、純度95%以上のSnがよく、好ましい純度は99
%以上、特に好ましくは99.9%以上である。
【0013】〔全Sn相中における体積%で95%以上
のβ−Sn相〕:Snは291K(約18℃)に変態点
がある。この変態温度以上では体心正方晶のβ相で、変
態温度以下ではダイヤモンド型のα相である。β相は軟
らかく変形能が高いが、α相は変形能が著しく低い。S
n中に変形能の低いα相が多く含まれていると降伏強度
・引張り強度が上がり、伸びが小さくなる。このため、
全Sn相中におけるβ相の割合は体積%で95%以上と
する必要がある。
【0014】〔ヒステリシス安定指数:0.90〜1.
50〕:金属プラグ材料よりなる試験片を用いて繰り返
し・引張り圧縮試験を行い、試験片に所定変位量(変形
量)の圧縮歪みと引張り歪みとを与え、該変位量と発生
する応力との関係を求めると、図1に示すように、ヒス
テリシス曲線が得られる。ヒステリシス安定指数とは、
図2に示す断面円形の砂時計型試験片を用いて繰り返し
・引張り圧縮試験を温度:10℃、周波数:1Hz、歪
み:±1%(プラス符号は引張り歪み、マイナス符号は
圧縮歪みを表す)、繰り返し回数:20回、という条件
で行った際に、±1%の繰り返し載荷が1回目でのヒス
テリシスの弾性歪みエネルギーE1 に対する、±1%の
繰り返し載荷が20回目でのヒステリシスの弾性歪みエ
ネルギーE20の比(E20/E1 )を表す値である。弾性
歪みエネルギーはヒステリシス曲線の面積で表される。
なお図2に示すように、前記砂時計型試験片には、引張
り圧縮試験時において試験片に座屈が発生することを回
避するために平行部を設けていない。したがって、最小
径部(直径D=10mm)における直径Dの変化量の2
倍分を歪み量として換算しており、最小径部の直径Dを
0.05mm変化させたときを1%歪みとしている。
【0015】このヒステリシス安定指数の値が1未満と
いうことは(E1 >E20)、当該材料よりなる金属プラ
グでは、振動による累積歪みが増えるにしたがってプラ
グ自体が軟らかくなってしまい変形による吸収エネルギ
ーが減少することを意味している。このため、繰り返し
振動を受ける箇所での使用、また長期間の使用において
免震構造体として保持すべき効率(歪みエネルギーを熱
エネルギーに変換する効率)を考えると、この指数が
0.90未満では実用に供さないものとなる。一方、ヒ
ステリシス安定指数が1を超えるということは(E1 <
E20)、当該材料よりなる金属プラグでは、振動による
累積歪みが増えると初期強度は低くても繰り返し変形後
にはプラグ自体が硬化することを意味している。このた
め、この指数が1.5を超えるようになると、ゴム弾性
層とプラグとの界面に応力集中が生じやすく、免震構造
体としての性能劣化が起こりやすくなる。
【0016】したがって、ヒステリシス安定指数は0.
90〜1.50の範囲内となるようにする必要があり、
好ましくは0.95〜1.25、より好ましくは0.9
5〜1.20の範囲である。
【0017】このヒステリシス安定指数については、S
n組織中の何がこの指数を支配する要因であるかは現状
では不明であるものの、Snの純度や製造条件が異なる
と、Sn中のβ相,α相の変化が生じるとともに、より
微小な組織(転移と推定される)にも何らかの変化が生
じ、その結果、累積歪みに対する吸収エネルギーの安定
性が変化するのではないかと考えられる。すなわち、純
度及び製造条件を制御することによりSn組織中の転移
が増殖しない状態が得られ、振動によるせん断変形を繰
り返し受けてもプラグ自体が硬化せず該変形によるエネ
ルギー吸収性能を低下させずにほぼ一定値に安定して維
持できるようになされていると考えられる。
【0018】このように純度、β相Snの体積率が前記
範囲内に制御されたSnでは、その降伏強度:12MP
a以下、引張り強度:35MPa以下、というように強
度レベルが一般的Snに比べて低くなされており、且つ
伸びが50%以上と一般的Snに比べて大きい。さらに
ヒステリシス安定指数が前記範囲内にあることで金属プ
ラグとされて免震構造体に使用された際の前記効率にも
問題がなく、免震構造体用金属プラグ材料としてPbと
同等かそれ以上の性能を発揮しうるものとなっている。
【0019】このような本発明によるSnプラグ材料を
つくるには、製造時における純度の調整の他に、製造条
件の調整を適宜行えばよい。すなわち、β相Snの体積
率の制御については、容体化処理から冷却に至る条件を
変態点温度(291K)に注意して選択することが一例
として挙げられる。また、ヒステリシス安定指数の制御
については、前述したようにこの指数を支配する組織的
要因が現状では不明のため、その製造にあたっての傾向
を把握し難いものの、実験によりヒステリシス安定指数
が所要範囲になる製造条件を予め調べておくことで、実
生産にも適用することが可能である。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。表
2に示す実施例1〜4、及び比較例2,3の各プラグ材
料を製造し、得られた各プラグ材料よりなるJIS5号
平板(厚み3mm)の試験片を用いて該各プラグ材料に
ついて後述する機械的性質を測定した。また、前記得ら
れた各プラグ材料よりなる砂時計型試験片を用いて後述
する繰り返し・引張り圧縮試験を行い、ヒステリシス安
定指数を求めた。なお、参考例1、参考例2及び比較例
1については、市販品を使用してJIS5号平板試験
片、砂時計型試験片を作製し、試験を行った。
【0021】まず、実施例1〜3、及び比較例2の各プ
ラグ材料については、純度99.999%のSnを超高
真空中で溶解し、純度調整を行ってそれぞれの純度のS
nを得、次いでこれら各純度のSnそれぞれを100℃
で容体化処理し、しかる後に空冷により、Snの変態温
度(約18℃)より高く、かつ該変態温度に近い30℃
まで冷却して製造したものである。
【0022】また、実施例4及び比較例3の各プラグ材
料については、純度99.999%のSnを超高真空中
で溶解し、純度調整を行って純度99.93%のSnを
得、次いでこれを100℃で容体化処理した後、実施例
4については水冷により、Snの変態温度(約18℃)
より低く、かつ該変態温度に近い0℃まで冷却して製造
したものである。また比較例3のプラグ材料について
は、水冷により0℃まで冷却し、さらに液体窒素を用い
て−40℃まで冷却して得たものである。なお、実施例
1〜4、及び比較例2,3での前記純度99.999%
のSnの溶解は、耐火物からの汚染による純度低下を回
避するために水冷式銅製ルツボを使用し、電磁誘導加熱
による溶解を行った。
【0023】このようにして得た実施例1〜4、及び比
較例2,3の各プラグ材料それぞれについて、Sn相中
のβ−Sn相(β相Sn)の体積率を、X線回析により
β−Sn相のメインピークとα−Sn(α相Sn)のメ
インピークとの回析強度比を測定し、その値から全Sn
相中におけるβ−Sn相の体積率を求めた。その結果を
表2に示す。
【0024】また、実施例1〜4、及び比較例2,3の
各プラグ材料それぞれについて、各プラグ材料よりなる
JIS5号平板試験片を用いて、クロスヘッドスピー
ド:0.5mm/分、ゲージ長さ:50mm、歪み速
度:1.6×104 /秒の試験条件にて引張り試験を行
い、降伏強度、引張り強度、及び試験片が破断する時の
伸びの値を測定した。また同様にして、参考例1の純度
99.999%のAl材、参考例2の純度99.99%
のZn材、比較例1の純度99.99%のPb材につい
ても前記機械的性質を測定した。結果を表2に示す。
【0025】また、実施例1〜4、及び比較例2,3の
各プラグ材料それぞれについて、各プラグ材料よりなる
図2に示す断面円形の砂時計型試験片を用いて、繰り返
し・引張り圧縮試験を温度:10℃、周波数:1Hz、
歪み:±1%、繰り返し回数:20回の条件で行い、±
1%の繰り返し載荷が1回目でのヒステリシスの弾性歪
みエネルギーE1 に対する、±1%の繰り返し載荷が2
0回目でのヒステリシスの弾性歪みエネルギーE20の比
(E20/E1 )を求め、この比の値をヒステリシス安定
指数とした。
【0026】この場合、前記の繰り返し・引張り圧縮試
験によるヒステリシス曲線から、砂時計型試験片に対し
プラス1%(プラスは引張りを表す)の引張り歪み(変
位)を与えたときの応力であるσmax (図1参照)と、
マイナス1%(マイナスは圧縮を表す)の圧縮歪みを与
えたときの応力であるσmin (図1参照)とを1回目か
ら20回目までの各ヒステリシス毎に測定する(図3〜
図5参照)。そして、両者の絶対値の和である応力Δσ
=|σmax |+|σmin |を求め、前記の比の値を(E
20/E1 )=(20回目のヒステリシスでの応力Δσ)
/(1回目のヒステリシスでの応力Δσ)として求め、
これをヒステリシス安定指数とした。結果を表2に示
す。また、図3は実施例1における繰り返し・引張り圧
縮試験結果を示すグラフ図、図4は純度99.999%
のAl材による参考例1における同試験結果を示すグラ
フ図、図5は純度99.99%のZn材による参考例2
における同試験結果を示すグラフ図である。
【0027】
【表2】
【0028】表2から明らかなように、比較例2はSn
純度が本発明で規定する下限値を外れるため、また、比
較例3はβ−Sn相の体積率が下限値を外れるために、
両者とも降伏強度及び引張り強度が高く、伸びが小さ
く、ヒステリシス安定指数も上限値を外れている。ま
た、参考例1、2は降伏強度及び引張り強度が高く、ヒ
ステリシス安定指数も本発明の規定範囲から外れてい
る。特にAl材による参考例1では、ヒステリシス安定
指数が本発明で規定する上限値1.50に比べて2.5
4と大幅に大きく、免震構造体用金属プラグとされた際
に振動による累積歪みが増えることでプラグ自体が硬化
してしまい、免震構造体としての性能劣化が起こりやす
いこととなる。一方、Zn材による参考例2では、ヒス
テリシス安定指数が本発明で規定する下限値0.90に
比べて0.83と小さく、免震構造体用金属プラグとさ
れた際には累積歪みが増えるにしたがってプラグ自体が
軟らかくなってしまい、実用に供さないものとなる。
【0029】これに対して実施例1〜4は、一般的Sn
並みである比較例2、3に比べて降伏強度及び引張り強
度が低くなされ、ヒステリシス安定指数にも優れてお
り、免震構造体用金属プラグとされた際に、振動による
せん断変形を繰り返し受けても該変形によるエネルギー
吸収性能をほぼ一定値に安定して維持でき、また伸びが
大幅に向上していることから、振動による大振幅変位を
受けても容易に破断しないという優れた性能を達成でき
る。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、免
震構造体用金属プラグとされた際に、振動によるせん断
変形を繰り返し受けても該変形によるエネルギー吸収性
能をほぼ一定値に安定して維持できるとともに、振動に
よる大振幅変位を受けても容易に破断しないという優れ
た性能を得ることができ、免震構造体用金属プラグ材料
としてPbと同等以上の性能を発揮し、人体への影響の
点で使用が制限される傾向にあるPbに代替えしうる免
震構造体用金属プラグ材料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒステリシス曲線を示す図である。
【図2】砂時計型試験片を示す図である。
【図3】実施例1における繰り返し・引張り圧縮試験結
果を示すグラフ図である。
【図4】参考例1における繰り返し・引張り圧縮試験結
果を示すグラフ図である。
【図5】参考例2における繰り返し・引張り圧縮試験結
果を示すグラフ図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層ゴム型免震構造体の金属プラグに用
    いられる金属材料であって、純度95%以上のSnであ
    り、全Sn相中における体積%で95%以上のβ−Sn
    相を含み、下記に定められるヒステリシス安定指数が
    0.90〜1.50の範囲内であることを特徴とする免
    震構造体用金属プラグ材料。ここでヒステリシス安定指
    数とは、砂時計型試験片を用いて繰り返し・引張り圧縮
    試験を温度:10℃、周波数:1Hz、歪み:±1%、
    繰り返し回数:20回という条件で行った際に、±1%
    の繰り返し載荷が1回目でのヒステリシスの弾性歪みエ
    ネルギーE1 に対する、±1%の繰り返し載荷が20回
    目でのヒステリシスの弾性歪みエネルギーE20の比(E
    20/E1 )を表す値である。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007004394A1 (ja) 2005-07-01 2007-01-11 Nippon Mining & Metals Co., Ltd. 高純度錫又は錫合金及び高純度錫の製造方法
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US9666547B2 (en) 2002-10-08 2017-05-30 Honeywell International Inc. Method of refining solder materials

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