JP2001082293A - インジェクタの取付け構造 - Google Patents

インジェクタの取付け構造

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JP2001082293A
JP2001082293A JP25616099A JP25616099A JP2001082293A JP 2001082293 A JP2001082293 A JP 2001082293A JP 25616099 A JP25616099 A JP 25616099A JP 25616099 A JP25616099 A JP 25616099A JP 2001082293 A JP2001082293 A JP 2001082293A
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injector
fuel
common rail
cylinder head
nozzle
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JP25616099A
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Tomoyuki Ito
朝幸 伊藤
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、インジェクタを高さバラツキや
横方向位置ずれを吸収しつつ良好なシール状態を維持し
ながらシリンダヘッドに取り付けることを可能にするイ
ンジェクタの取付け構造を提供する。 【解決手段】 インジェクタ60の噴射ノズル67は、
ノズルスリーブ90を介してシリンダヘッド70の取付
け孔79に嵌入した状態で締結される。噴射ノズル67
の縮径段部98とノズルスリーブ90との間に配設され
たシール部材100は、先端側に備わる凸曲面101が
ノズルスリーブ90の先細のテーパ内面94に凸面接触
して、横方向の位置ずれを吸収する。シール部材100
を当接状態に付勢する皿ばね106から成るスプリング
部材105は、インジェクタ60の高さバラツキを吸収
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料を燃焼室内
に噴射するインジェクタをシリンダヘッドに取り付ける
ためのインジェクタの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼルエンジンのようなエン
ジンに適用される燃料噴射システムとして、コモンレー
ル式燃料噴射システムが知られている。コモンレール式
燃料噴射システムは、燃料供給ポンプによって所定の高
圧力に加圧された燃料をコモンレールに貯留し、コモン
レールに貯留した燃料を通常複数個配設され且つ電磁弁
制御によって作動されるインジェクタから対応する燃焼
室内に噴射することにより、噴射圧力の高圧化を図り、
燃料の噴射タイミング及び噴射量等の噴射条件をエンジ
ン回転数やアクセル踏込み量等のエンジンの運転状態に
応じて最適に制御することを可能にした燃料噴射システ
ムである。コモンレールから燃料供給管を通じて各イン
ジェクタの先端に形成された噴孔に至る燃料流路内に
は、常時、噴射圧力相当の燃料圧力が作用しており、各
インジェクタには燃料の噴孔への通過又は遮断する制御
を行う電磁弁が備えられている。コントローラは、燃料
が各インジェクタにおいてエンジン運転状態に対して最
適な噴射条件で噴射されるように、コモンレールの圧力
と各インジェクタの電磁弁の作動とを制御している。
【0003】燃料を作動流体とする従来のコモンレール
燃料噴射システムの概略が、図4に示されている。燃料
タンク7の燃料は、フィードポンプ6によって吸い上げ
られて燃料サプライポンプ1に送られる。燃料サプライ
ポンプ1は、例えばエンジンによって駆動されるプラン
ジャ式の可変容量式高圧ポンプであり、燃料を燃料吐出
路14を通じてコモンレール2に圧送する。圧送された
燃料は蓄圧状態にコモンレール2に貯留され、コモンレ
ール2から燃料供給管23を通じてインジェクタ3に供
給される。コモンレール2から燃料供給管23を通じて
各インジェクタ3の先端に至る燃料流路内には、常時、
噴射圧力相当の燃料圧、即ち、コモンレール圧力が作用
している。インジェクタ3は、一つしか図示されていな
いが、4気筒や6気筒のようにエンジンの型式に応じて
気筒毎に設けられており、コモンレール2から供給され
た燃料を各対応する燃焼室内に噴射する。燃料サプライ
ポンプ1は、図示の例では単一のプランジャ11が示さ
れているが、エンジンの型式に応じて複数のプランジャ
を有するロータリ型又は列型のポンプとしてよい。
【0004】燃料サプライポンプ1は、エンジンの出力
によって駆動されるポンプ駆動カム10と、ポンプ駆動
カム10に当接して往復動するプランジャ11とを備え
ており、プランジャ11の頂面がポンプ室12の壁面の
一部を形成している。フィードポンプ6が送り出した燃
料は燃料通路13を通じてポンプ室12に流入する。燃
料サプライポンプ1による燃料圧送量は、例えば、ポン
プ室12と燃料通路13との間のポンプ流入側において
配設されているインレットバルブ15の開閉を開閉弁1
6によって制御するプリストローク制御により変更する
ことができる。ポンプ室12の吐出側、即ち、ポンプ室
12とコモンレール2との間を繋ぐ燃料吐出路14には
逆止弁17が設けられている。
【0005】コモンレール2には、コモンレール圧力が
システム異常等に起因して異常上昇するのを防ぐため、
所定の設定圧力よりも高くなると開弁してコモンレール
2内の燃料を排出路21を通じて燃料タンク7へ放出し
てコモンレール圧力を低下させる常閉型のリリーフ弁2
0が備えられている。また、コモンレール2に設けられ
た圧力センサ22が検出したコモンレール圧力Prは、
エンジンの電子制御モジュール(ECM)であるコント
ローラ8に入力される。
【0006】コモンレール2から供給される高圧燃料の
一部をインジェクタ3の内部に形成される圧力制御室3
0に導入し、圧力制御室30への燃料圧力の導入と解放
とを行うことによって、インジェクタ3の内部にリフト
可能に配設されている針弁31を昇降させ、針弁31の
昇降に応じてコモンレール2から噴孔32に至る燃料通
路34を開放又は遮断して、インジェクタ3から燃料を
所定の時期に噴射することが行われている。
【0007】インジェクタ3は、図示が省略されたシリ
ンダヘッド等のベースに設けられた穴部にシール部材に
よって密封状態に取付けられる。インジェクタ3はイン
ジェクタ本体内を往復動可能な針弁31と、針弁31が
リフトしたときに開口して燃料を燃焼室(図示せず)に
噴射する噴孔32を備えている。針弁31の頂面33
は、燃料供給管23からの燃料圧が供給される圧力制御
室30の壁面の一部を形成している。燃料供給管23に
接続する燃料通路34は、針弁31の周囲に形成された
隙間35に連通している。燃料溜まりに面する針弁31
の第1テーパ面36には燃料圧力が作用して、針弁31
にリフト力を与える。一方、針弁31には、圧力制御室
30内の燃料圧力に基づく押し下げ力と、リターンスプ
リング47の戻し力とが作用する。リフト力、押し下げ
力及び戻し力のバランスによって針弁31のリフトが制
御される。
【0008】コモンレール2内の高圧燃料は、燃料流路
の一部を構成する燃料供給管23、インジェクタ3にお
いて燃料供給管23に接続された燃料通路34、及び燃
料通路34から分岐した供給路38を通じて圧力制御室
30に供給され、圧力制御室30内の燃料は排出路40
を通じて排出される。供給路38及び排出路40には、
それぞれ、オリフィス39,41が設けられており、排
出路40には、排出路40を燃料戻し管46に開放する
ための開閉弁44が設けられている。
【0009】排出路40に設けられている開閉弁44を
コントローラ8からの制御電流の供給を受けて作動する
電磁ソレノイド45の制御によって開弁させると、オリ
フィス39は、オリフィス41よりも有効通路断面積が
狭く、燃料の流れをより強く制限するので、圧力制御室
30内の燃料圧が低下する。針弁31を持ち上げるリフ
ト力が、圧力制御室30内の燃料圧に基づく押下げ力及
びリターンスプリング47のばね力との合力を上回る
と、針弁31がリフトする。針弁31がリフトすると噴
孔32が開口するので、インジェクタ3内の燃料通路3
4に導かれた燃料は、針弁31の周囲の通路を通じてノ
ズルの先端に形成された噴孔32から、コモンレール圧
力相当の噴射圧力で燃焼室(図示せず)内へと噴射され
る。開閉弁44を閉じて圧力制御室30内の燃料圧を回
復させると、針弁31の先端に形成された第2テーパ面
37がインジェクタ本体のテーパ状弁シートと着座して
噴孔32への燃料通路が閉じられる。圧力制御室30か
ら排出路40を通じて流出し燃焼室内への噴射に費やさ
れなかった燃料は、燃料戻し管46を経て燃料タンク7
に回収される。
【0010】コントローラ8には、エンジン回転数Ne
を検出するエンジン回転数センサ、アクセルペダルの踏
込み量Acを検出するためのアクセル踏込み量センサ等
の検出手段としての各種センサ9からの検出信号、及び
コモンレール圧力センサ22が検出したコモンレール圧
力Prが入力される。その他、コントローラ8への入力
信号には、冷却水温センサ、エンジン気筒判別センサ、
上死点検出センサ、大気温度センサ、大気圧センサ、吸
気管内圧力センサ等のエンジンの運転状態を検出するた
めの各種センサからの信号がある。コントローラは、加
圧燃料が各インジェクタ3においてエンジンの運転状態
に対して最適な噴射条件で噴射されるように、燃料サプ
ライポンプ1と各インジェクタ3の開閉弁44とを制御
する。
【0011】コントローラ8は、上記各センサ9からの
検出信号と予め求められている噴射特性マップとに基づ
いて設定された目標噴射条件に従ってコマンドパルス信
号を出力し、コマンドパルス信号に対応して、開閉弁4
4を開閉して針弁31をリフト制御するための駆動電流
を電磁ソレノイド45に供給する。目標噴射条件は、例
えば、エンジン出力がエンジンの運転状態、即ち、エン
ジン回転数Ne及びアクセルペダル踏込み量Acに即し
た最適出力になるような、目標コモンレール圧力、目標
燃料噴射時期(噴射開始時期と噴射期間)及び目標噴射
量である。燃料噴射量は噴射圧力と燃料噴射期間、即
ち、コモンレール圧力と針弁31のリフト(リフト量、
リフト期間)で定まるので、燃料噴射時期及び燃料噴射
量は、結局、インレットバルブ15を制御することによ
る燃料サプライポンプ1のコモンレール2への燃料圧送
量と、コントローラ8が出力する前記コマンドパルス信
号のパルス時期及びパルス幅によって決定される。コン
トローラ8は、各気筒に対応して配置されているインジ
ェクタ3毎に燃料噴射制御を行う。
【0012】インジェクタ3からの燃料噴射圧力はコモ
ンレール圧力Prに略等しいので、コモンレール圧力P
rを制御することで噴射圧力が制御される。一方、イン
ジェクタ3からの燃料噴射によってコモンレール2内の
燃料が消費されると、コモンレール圧力Prが低下す
る。コントローラ8は、燃料サプライポンプ1の燃料圧
送量を制御することにより、エンジンの運転状態が一定
であればその状態に対応した一定圧力を保持するよう
に、又はエンジンの運転状態が変更されれば、その変更
に対応してエンジンの運転状態に最適となるようにコモ
ンレール圧力Prを増圧又は減圧制御する。燃料通路1
3での燃料圧(フィード圧)は、リリーフ弁18により
上限が制限されているので、フィードポンプ6が送る余
剰の燃料はリリーフ弁18及び戻し管19を通じて燃料
タンク7に戻される。
【0013】上記のようなコモンレール式燃料噴射シス
テムにおいては、各インジェクタ3は、通常それぞれ独
立して、例えば、締結ボルトとクランプレバーとから成
る機械的なクランプ手段によって、シリンダヘッド等の
ベースに設けられた穴部に対してシール部材を介して密
封状態に且つ取付け状態が変わらないように取付けら
れ、コモンレール2もエンジンのシリンダヘッドに堅固
に固定される。各インジェクタ3とコモンレール2とは
燃料供給管23によって接続されているので、インジェ
クタ3とコモンレール2の取付け位置にずれが生じて
も、その位置ずれは、インジェクタ3とコモンレール2
の取付けを修正することなく、燃料供給管23の撓みで
吸収される。各インジェクタ3のシリンダヘッドへの取
付けは、具体的には、ノズルスリーブを介して行われ
る。
【0014】インジェクタ3の噴孔32から燃料を燃焼
室内に直接に噴射するために、インジェクタ3のノズル
先端部は、シリンダの燃焼室内に直接に臨んでいる。燃
焼室内の燃焼圧力は、インジェクタ3の先端部に直接的
に作用する。その結果、インジェクタ3のノズルとノズ
ルスリーブとの間には、燃焼圧力がシリンダ外に漏れる
ことを防止するためのシール部材を介装することが必須
である。シール部材は、インジェクタ3がシリンダヘッ
ドにクランプされることにより、ノズルとノズルスリー
ブとに強く圧接されて、ノズルとノズルスリーブとの間
を密封する。エンジンのシリンダヘッドは燃料の燃焼に
より高温状態となり、運転と停止を繰り返すことで、膨
張と収縮とを繰り返す。各インジェクタ3は独立してシ
リンダヘッドに固定されている場合には、シリンダヘッ
ドが膨張と収縮とに起因して位置ずれを生じても、各イ
ンジェクタ3はシリンダヘッドの位置ずれに追従して変
位するため、シール部分は影響を受けない。
【0015】ところで、インジェクタ3からの燃料噴射
時に油撃によって生じた脈動は、燃料供給管23を介し
てコモンレール2に伝達される。この脈動がセンサまで
の距離に応じた伝搬時間を示すものであれば、燃料噴射
制御上の活用も可能であるが、燃料供給管23の屈曲部
分を通過するときに新たな脈動を生じて、コモンレール
圧力Prの波形が乱れるので、コモンレール圧力Prの
変化を検出して燃料噴射の制御に利用するのが困難にな
る。
【0016】この問題を回避するため、インジェクタと
コモンレールとを燃料供給管を介することなく直結する
ことが考えられる。インジェクタがシリンダヘッドから
一定の距離を置いて配置されているコモンレールに対し
て強固にクランプされて一体化されている場合には、シ
リンダヘッドが運転と停止を繰り返すことで膨張と収縮
とを繰り返すとき、各インジェクタは独立してシリンダ
ヘッドの熱変位に追従できない。したがって、コモンレ
ールとシリンダヘッドとの間に生じる位置ずれによっ
て、シール部分にずれを生じる。
【0017】コモンレールとインジェクタとの締結は、
インジェクタをシリンダヘッドに取り付ける前に行われ
る。これは、近年、コモンレールシステムが高圧噴射を
目指しているため、コモンレールとインジェクタとの締
結が非常にデリケートなものとなっており、シリンダヘ
ッド上に載置した状態で、その後に各インジェクタをコ
モンレールに連結することが困難であることによる。こ
の場合、インジェクタとコモンレールとが高精度に製造
・組付けされていても、インジェクタとシリンダヘッド
に設けられている取付け位置との位置ずれが避けられな
い。インジェクタをシリンダヘッドにボルト締めなどに
よってクランプする場合には、各インジェクタに作用す
るクランプ力にバラツキが生じる。
【0018】シリンダに接近した位置において、燃料噴
射弁との間に第1のガスケットを配置した第1のシール
部と、第1のシール部よりシリンダから離れた位置にお
いて、燃料噴射弁との間に第2のガスケットを配置した
第2のシール部とを有する燃料噴射弁の取付け構造が提
案されている(特開平8−200182号公報)。この
燃料噴射弁の取付け構造においては、第1シール部と第
2シール部とから成る二重シール構造として、シリンダ
内に燃焼ガスを的確にシールすることを図っている。ま
た、第1シール部を構成する第1ガスケットを断面波型
にすることによって、シール性能を弾性力によって向上
し、所定範囲の締め付け変位で取付け荷重を一定にする
ことを可能にしている。
【0019】また、アルミニウム又はその合金で一体成
形されるシリンダヘッドの内部にウォータジャケット部
を区画成形し、ウォータジャケット部に貫通させたノズ
ルスリーブに燃料噴射ノズルを挿入した燃料噴射ノズル
の取付け構造が提案されている(特開平10−1766
27号公報)。燃料噴射ノズルは、ノズルスリーブの内
部に熱伝動性の良い銅等の金属材料からなるシール部材
を介して、ノズルスリーブ内の斜面に押し付けられた状
態で軸方向に位置決めされる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】そこで、インジェクタ
とコモンレールとを、相互に直結したアッセンブリ状態
でシリンダヘッドに取り付ける場合に、インジェクタと
コモンレールとがアッセンブリ状態にあるときの各イン
ジェクタの高さ等の位置バラツキや、シリンダヘッドの
熱膨張・収縮に起因した各インジェクタのシリンダヘッ
ドへの取付け位置のずれが生じても、これらの位置バラ
ツキや取付け位置のずれを吸収してインジェクタを的確
に取り付ける点で解決すべき課題がある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
課題を解決することであり、複数の気筒を有するエンジ
ンの各インジェクタをコモンレールに直接に接続して統
合化したシステムを構成する場合において、インジェク
タとコモンレールとのアッセンブリ状態における各イン
ジェクタの高さ等の位置バラツキや、シリンダヘッドの
熱膨張・収縮に起因した各インジェクタのシリンダヘッ
ドへの取付け位置のずれが生じても、これらの位置バラ
ツキや取付け位置のずれを吸収して、インジェクタをシ
リンダヘッドに的確に取り付け、更にインジェクタとシ
リンダヘッドとが締結された状態でインジェクタとシリ
ンダヘッドとの間のシール状態を常に良好に保持するこ
とを可能にするインジェクタの取付け構造を提供するこ
とである。
【0022】この発明は、上記目的を達成するため、以
下のように構成されている。即ち、この発明は、燃料を
燃焼室内に噴射する噴孔が先端部に形成されている噴射
ノズルを備えたインジェクタをシリンダヘッドに形成さ
れた取付け孔内に取り付けるインジェクタの取付け構造
において、前記インジェクタの前記噴射ノズルは、前記
先端部が段部において縮径されていると共に、ノズルス
リーブを介して前記取付け孔に嵌入されており、前記段
部と前記ノズルスリーブとの間には前記ノズルスリーブ
の内面に凸面接触をするシール部材と前記シール部材を
前記ノズルスリーブの前記内面に押圧するスプリング部
材とが配設されていることを特徴とするインジェクタの
取付け構造に関する。
【0023】この発明によるインジェクタの取付け構造
によれば、先端部が縮径された噴射ノズルの段部とノズ
ルスリーブとの間に配設されているシール部材は、スプ
リング部材によってノズルスリーブの内面に押圧された
状態で凸面接触をする。したがって、インジェクタとコ
モンレールとのアッセンブリ状態において各インジェク
タの高さバラツキが存在していても、高さバラツキはス
プリング部材のばね変形により吸収される。インジェク
タの取付け力は、ばね変形による変動の範囲内に抑えら
れ、取付け力のバラツキが抑制される。更に、シリンダ
ヘッドの熱膨張・収縮に起因して各インジェクタのシリ
ンダヘッドへの取付け位置のずれが生じ、インジェクタ
がシリンダヘッドに対して傾斜するような横方向に位置
ずれする状態となっても、スプリング部材によって押圧
されたシール部材が軸線の傾斜に応じて回動し、ノズル
スリーブの内面に凸面接触を維持してシールを維持す
る。その結果、インジェクタとシリンダヘッドとの横方
向の位置ずれが吸収され、インジェクタをシリンダヘッ
ドに的確に取り付け、更にインジェクタとシリンダヘッ
ドとが締結された状態でインジェクタとシリンダヘッド
との間のシール状態が常に良好に保持される。
【0024】前記シール部材と前記ノズルスリーブとの
凸面接触は、前記シール部材の先端側に形成された凸曲
面と、前記ノズルスリーブの前記内面に形成されている
先細のテーパ内面との接触により得られている。シール
部材の凸曲面とノズルスリーブの先細テーパ内面との接
触は楔状に食い込む方向であるので、スプリング部材に
よって押圧されたシール部材のシール係合は強固になる
方向に作用する。
【0025】前記シール部材を銅製とすることにより、
インジェクタがシリンダヘッドにクランプされて締結さ
れるときに、銅であるシール部材が変形し、シール力が
強固になる。
【0026】前記スプリング部材は、前記噴射ノズルに
嵌挿された1枚又は積層された複数枚の環状の皿ばねで
ある。皿ばねは、噴射ノズルの軸線の回りにおいてシー
ル部材を均等に押圧するばね力を生じさせる。したがっ
て、インジェクタは、シリンダヘッドに対して、高さ方
向及び横方向の位置ずれを吸収しつつ、安定したシール
力を作用させた状態で取り付けられる。
【0027】前記インジェクタは燃料を蓄圧状態に貯留
するコモンレールに対して直結されて前記コモンレール
から燃料が供給され且つ前記コモンレールと共にシリン
ダヘッドに取り付けられる複数のインジェクタである。
シリンダヘッドに取り付けられるコモンレールに複数の
インジェクタが直結されている場合であっても、個々の
インジェクタが、シリンダヘッドに対して取り付けられ
るときに、高さ方向及び横方向の位置ずれを吸収しつ
つ、安定したシール力を作用させた状態で取り付けられ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明によるインジェクタの取付け構造の実施例を説明す
る。図1はこの発明によるインジェクタの取付け構造の
一実施例の要部を示す断面図、図2はこの発明によるイ
ンジェクタの取付け構造が適用されるコモンレール式燃
料噴射装置の一例を分解して説明する斜視図、図3はこ
の発明によるインジェクタの取付け構造が適用されるイ
ンジェクタとコモンレールをアッセンブリ状態で示す断
面図である。なお、燃料サプライポンプ及びインジェク
タにおいては、図4に示した燃料サプライポンプ1及び
インジェクタ3に用いられた構成要素及び部位と同様の
機能を奏する構成要素及び部位には、同じ符号を付すこ
とにより、再度の説明を省略する。
【0029】図2に示すように、シリンダヘッド70
(或いはその上部構造)には、複数のカム73,74を
それぞれ一体的に形成されたカム軸71,72がブラケ
ット75によって回転自在に保持されている。カム7
3,74は、エンジンの燃焼室に開口する吸気ポート及
び排気ポートとを開閉するための吸排気弁を駆動する。
各インジェクタ60は、4つのカム73,74で囲まれ
たスペースに上方より挿入され、シリンダヘッド70に
設けた取付け穴(図示せず。)にシール部材を介して密
封状態に取り付けることにより、エンジンに組み付けら
れる。
【0030】燃料サプライポンプ1は、ポンプ本体81
から突出する固定部82(図2参照)においてシリンダ
ヘッド70のブラケット76に固定されている。エンジ
ンの出力軸からの回転力は入力端部78からカム軸71
に入力され、カム軸71に設けられたポンプ駆動カム1
0によって燃料サプライポンプ1のプランジャ11がポ
ンプ本体81内を往復動する。ポンプ室12内の燃料
は、プランジャ11によって圧送されて吐出路14及び
逆止弁17を通じてコモンレール50の容積部53に供
給される。燃料サプライポンプ1から吐出された燃料
は、燃料管を通じることなく直接にとコモンレール50
に供給される。
【0031】図3に示すように、インジェクタ60は、
インジェクタ本体61の上部において斜め上方に延びる
インジェクタアーム62を有しており、インジェクタア
ーム62の内部には燃料通路34が形成されている。イ
ンジェクタ本体61の中央部には縦方向軸心に沿って中
空部63が形成されており、中空部63には、燃料排出
路40の開閉を行う開閉弁44が配置されている。開閉
弁44を開閉駆動するための電磁アクチュエータ45
が、インジェクタ本体61の上部に配設されている。電
磁アクチュエータ45は、固定キャップ49内によって
インジェクタ本体61内に収納された多層の圧電素子4
8から構成されている。電磁アクチュエータ45の出力
部材であるプッシュロッド64は、中空部63内に延び
てインジェクタ本体61に対して適宜に摺動可能に案内
されており、プッシュロッド64の先端は開閉弁44に
当接している。圧電素子48は、コントローラ8から信
号線45aを通じて制御信号を受けて作動し、プッシュ
ロッド64を軸方向に変位させて、開閉弁44を開く方
向に駆動する。プッシュロッド64は、インジェクタ本
体61との間に配設されたリターンスプリング65のば
ね作用により、開閉弁44を閉じる方向に付勢されてい
る。したがって、開閉弁44は、圧電素子48の圧電作
用とリターンスプリング65のばね作用とにより、高速
で軸方向の往復動を繰り返す。インジェクタ本体61に
は、燃料通路34が中空部63に沿って形成されてい
る。
【0032】インジェクタ60のコントロール部材66
はインジェクタ本体61と噴射ノズル67との間に挟み
付けられた状態で配置されており、噴射ノズル67に係
合する固定キャップ68をインジェクタ本体61にねじ
係合させることにより、コントロール部材66と噴射ノ
ズル67は、ともにインジェクタ本体61に結合され
て、本体の一部を構成している。噴射ノズル67には中
空穴69が形成されており、針弁31が中空穴69内に
摺動可能に挿通されている。コモンレール50からイン
ジェクタ60に供給された高圧燃料は、燃料通路34、
及びコントロール部材66及び噴射ノズル67に形成さ
れた燃料通路34aを通じて、針弁31の周りに形成さ
れた燃料溜まり34b、及び中空穴69内に針弁31の
回りに形成される隙間35に充満する。針弁31の燃料
溜まり34bの壁面を構成するテーパ面36は、針弁3
1が噴孔32を開く方向に燃料圧を受ける受圧部を形成
している。針弁31の先端はテーパ面37となってお
り、針弁31が軸方向に移動することにより、噴射ノズ
ル67の先端に形成されたテーパ面に座着又は離間し
て、噴射ノズル67の先端に形成されている噴孔32か
ら燃料の噴射のための燃料の流れを遮断又は許容する。
【0033】コントロール部材66には、噴射ノズル6
7側に開き且つ針弁31の端部が露呈する圧力制御室3
0が形成されている。圧力制御室30は、燃料通路34
から高圧燃料の供給を受ける通路と連通しており、また
開閉弁44の開弁時に圧力制御室30内の燃料圧力を中
空部63に解放する燃料排出路40が形成されている。
燃料排出路40には開閉弁44としてのポペット弁であ
る弁ステムが僅かな隙間を介して挿通しており、ポペッ
ト弁の弁ヘッドが圧力制御室30の内側に形成された弁
シートに係合することにより開閉弁44が閉弁し、プッ
シュロッド64がリターンスプリング65の付勢力に抗
してポペット弁の弁ステムを押し下げてポペット弁の弁
ヘッドが圧力制御室30の弁シートから離間することに
より、開閉弁44が開弁する。
【0034】上記のインジェクタ60は、図4において
インジェクタ3について説明したのと同様の作動をす
る。圧電素子48が駆動されていない状態では、開閉弁
44は、リターンスプリング65のばね作用によって弁
ヘッドが燃料排出路40を閉じることにより閉弁してお
り、圧力制御室30内の圧力は高圧であり、針弁31は
閉弁している。コントローラ8からの制御により圧電素
子48を駆動すると、プッシュロッド64は開閉弁44
を押し下げて開弁させ、圧力制御室30内の燃料圧力を
燃料排出路40を通じて解放し、針弁31がリフトさ
れ、噴孔32から燃焼室への燃料噴射が行われる。
【0035】燃料サプライポンプ1に直結されているコ
モンレール50は、直列状態に配置されている複数のイ
ンジェクタ60に沿って直線状に延びている。コモンレ
ール50は、コモンレール本体51から突出する固定部
において適宜の固定具によってシリンダヘッド70に固
定される。コモンレール本体51の内部には、各インジ
ェクタ60に対して共通の通路であり高圧燃料を貯留す
る容積部53が形成されている。
【0036】インジェクタ60は、インジェクタアーム
62を介してコモンレール50に直結されている。イン
ジェクタアーム62は、コモンレール50に接続される
接続部62aを有している。接続部62aは、コモンレ
ール50との締結のために拡大された先端部を有してお
り、先端部にはコモンレール50と当接する接続端面6
2bと取付け用ボルト59がねじ込まれるねじ穴62c
とが形成されている。インジェクタアーム62内に形成
される燃料通路34は、詳細を図示しないが、後述する
コモンレール50の容積部53に接続している。
【0037】コモンレール本体51は、接続端面62b
に接合される接続端面55でインジェクタアーム62と
接続される。コモンレール本体51には、インジェクタ
アーム62に形成されているねじ穴62cに対応して、
取付け用ボルト59の挿通用に挿通孔58が形成されて
いる。挿通孔58に挿通した取付けボルト59をインジ
ェクタアーム62の接続部62aに形成されているねじ
穴62cにねじ込むことにより、コモンレール本体51
とインジェクタアーム62とが連結される。
【0038】図1を参照して、この発明によるインジェ
クタの取付け構造を説明する。インジェクタ60の噴射
ノズル67についての構造は、図3に示した符号と同じ
符号を付すことにより、再度の説明を省略する。インジ
ェクタ60は、コモンレール50に対して直結され且つ
コモンレール50共にシリンダヘッド70に取り付けら
れる。各インジェクタ60は、噴射ノズル67がノズル
スリーブ90を介してシリンダヘッド70の取付け孔7
9に嵌入された状態で取り付けられる。ノズルスリーブ
90は、噴射ノズル67の大径部96に嵌合する大径筒
部91と、噴射ノズル67の小径部97に嵌合する小径
筒部92とを備えている。ノズルスリーブ90の大径筒
部91と小径筒部92との間に位置する中間筒部93の
内部には、噴射ノズル67の大径部96と小径部97と
の間に形成される段部98の周囲に先細状の環状スペー
ス95が形成されている。環状スペース95を形成する
中間筒部93の先端側に位置する内面は、先細のテーパ
内面94となっている。
【0039】環状スペース95には、ノズルスリーブ9
0のテーパ内面94に凸面接触をするシール部材100
と、シール部材100をテーパ内面94に押圧するスプ
リング部材105とが配設されている。シール部材10
0は、先端側において凸曲面101と形成されており、
後端面側において、平坦面102に形成されている。ま
た、シール部材100の中央部には貫通孔103が形成
されており、インジェクタ60の小径部97がシール部
材100の貫通孔103を貫通している。シール部材1
00の凸曲面101とノズルスリーブ90のテーパ内面
94とは凸面接触をしている。凸曲面101と先細のテ
ーパ内面94との接触は楔状に食い込む方向であるの
で、スプリング部材105によって押圧されたシール部
材100は、ノズルスリーブ90のテーパ内面94に対
して強固にシール係合する。シール部材100は銅製で
あり、インジェクタ60をシリンダヘッド70に締結し
たときにテーパ内面94の形状に応じて僅かに変形し、
シール部材100の変形により、シール力が一層強固に
なる。
【0040】スプリング部材105は、噴射ノズル67
の小径部97に嵌挿された積層された複数枚の環状の皿
ばね106である。皿ばね106は、一端側で噴射ノズ
ル67の段部98に当接し、他端側でシール部材100
の平坦面102に当接した圧縮状態に配設されている。
スプリング部材105は、皿ばねのばね力が充分得られ
れば、1枚の皿ばねでも良い。皿ばね106は、噴射ノ
ズル67の軸線の回りにおいてシール部材100を均等
に押圧する。
【0041】このインジェクタの取付け構造によれば、
環状スペース95に配設されているシール部材100
は、スプリング部材105によってノズルスリーブ90
のテーパ内面94に押圧された状態で凸面接触をする。
したがって、インジェクタ60とコモンレール50との
アッセンブリ状態においてインジェクタ60に高さバラ
ツキが存在していても、その高さバラツキは、スプリン
グ部材105のばね変形により吸収される。各インジェ
クタ60の締結力は、スプリング部材105のばね変形
によるばね力の範囲内に抑えられ、スプリング部材10
5が採用されない場合の締結力と比較して、締結力のバ
ラツキが抑制される。
【0042】更に、シリンダヘッド70の熱膨張・収縮
に起因して各インジェクタ60のシリンダヘッド70へ
の取付け位置のずれが生じ、インジェクタ60がシリン
ダヘッド70に対して傾斜するような横方向に位置ずれ
する状態となっても、スプリング部材105によって押
圧されたシール部材100が軸線の傾斜に応じてノズル
スリーブ90のテーパ内面94に対して凸面接触を維持
しつつ回動し、良好なシール状態を維持する。その結
果、インジェクタ60とシリンダヘッド70との横方向
の位置ずれが吸収され、インジェクタ60がシリンダヘ
ッド70に的確に締結され、締結状態でインジェクタ6
0とシリンダヘッド70との間のシール状態が常に良好
に保持される。コモンレール50に複数のインジェクタ
60が直結されている場合であっても、また複数のイン
ジェクタ60をコモンレール50に予めアッセンブリ状
態でシリンダヘッド70に取り付ける場合でも、個々の
インジェクタ60は、シリンダヘッド70に対して、高
さ方向及び横方向の位置ずれを吸収し、安定し且つ良好
なシールが維持された状態で取り付けられる。
【0043】実施例では、インジェクタ60をコモンレ
ール50に直結された状態でシリンダヘッド70に取り
付ける取付け構造について説明したが、この発明による
インジェクタの取付け構造は、必ずしもコモンレール5
0に直結されたタイプに限ることなく、燃料供給管を通
じてコモンレール50に接続されるインジェクタをシリ
ンダヘッドに取り付ける場合にも適用されることは明ら
かである。更に、インジェクタは圧電素子からなるアク
チュエータを備えているが、ソレノイド作動型のアクチ
ュエータを備えているインジェクタであっても、また圧
力制御室以外の作動型式を有するインジェクタであって
も良い。
【0044】
【発明の効果】この発明によるインジェクタの接続構造
によれば、噴射ノズルの段部とノズルスリーブとの間に
配設されているシール部材は、スプリング部材によって
ノズルスリーブの内面に押圧された状態で凸面接触をし
ているので、各インジェクタの高さバラツキが存在して
いても、高さバラツキはスプリング部材のばね変形によ
り吸収され、インジェクタの締結力のバラツキもばね変
形に応じたばね力の範囲内に抑制される。更に、シリン
ダヘッドの熱膨張・収縮に起因してインジェクタがシリ
ンダヘッドに対して傾斜するような横方向に位置ずれる
状態になっても、スプリング部材によって押圧されたシ
ール部材がノズルスリーブの内面に凸面接触を維持しつ
つ回動してシールを維持する。その結果、インジェクタ
とシリンダヘッドとの横方向の位置ずれが吸収され、イ
ンジェクタをシリンダヘッドに的確に取り付け、更にイ
ンジェクタとシリンダヘッドとの締結状態でインジェク
タとシリンダヘッドとの間のシール状態が常に良好に維
持される。このような取付け構造は、複数のインジェク
タがコモンレールに予めアッセンブリ状態とされて、コ
モンレールと共に各インジェクタをシリンダヘッドに取
り付けるときに特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるインジェクタの取付け構造の一
実施例の要部を示す断面図である。
【図2】この発明によるインジェクタの取付け構造が適
用されるコモンレール式燃料噴射装置の一例を分解して
説明する斜視図である。
【図3】この発明によるインジェクタの取付け構造が適
用されるインジェクタとコモンレールをアッセンブリ状
態で示す断面図である。
【図4】コモンレール燃料噴射システムを示す概要図で
ある。
【符号の説明】
32 噴孔 50 コモンレール 60 インジェクタ 67 噴射ノズル 70 シリンダヘッド 79 取付け孔 90 ノズルスリーブ 94 テーパ内面 98 段部 100 シール部材 101 凸曲面 105 スプリング部材 106 皿ばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を燃焼室内に噴射する噴孔が先端部
    に形成されている噴射ノズルを備えたインジェクタをシ
    リンダヘッドに形成された取付け孔内に取り付けるイン
    ジェクタの取付け構造において、前記インジェクタの前
    記噴射ノズルは、前記先端部が段部において縮径されて
    いると共に、ノズルスリーブを介して前記取付け孔に嵌
    入されており、前記段部と前記ノズルスリーブの間には
    前記ノズルスリーブの内面に凸面接触をするシール部材
    と前記シール部材を前記ノズルスリーブの前記内面に押
    圧するスプリング部材とが配設されていることを特徴と
    するインジェクタの取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記シール部材と前記ノズルスリーブと
    の凸面接触は、前記シール部材の先端側に形成された凸
    曲面と、前記ノズルスリーブの前記内面に形成されてい
    る先細のテーパ内面との接触により得られていることを
    特徴とする請求項1に記載のインジェクタの取付け構
    造。
  3. 【請求項3】 前記シール部材が銅製であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のインジェクタの取付け構
    造。
  4. 【請求項4】 前記スプリング部材は、前記噴射ノズル
    に嵌挿された1枚又は積層された複数枚の環状の皿ばね
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載のインジェクタの取付け構造。
  5. 【請求項5】 前記インジェクタは燃料を蓄圧状態に貯
    留するコモンレールに対して直結されて前記コモンレー
    ルから燃料が供給され且つ前記コモンレールと共にシリ
    ンダヘッドに取り付けられる複数のインジェクタである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    インジェクタの取付け構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217354A (ja) * 2012-04-12 2013-10-24 Toyota Motor Corp 内燃機関の点火時期制御装置

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