JP2001082006A - 鍵保管装置 - Google Patents

鍵保管装置

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JP2001082006A
JP2001082006A JP26317899A JP26317899A JP2001082006A JP 2001082006 A JP2001082006 A JP 2001082006A JP 26317899 A JP26317899 A JP 26317899A JP 26317899 A JP26317899 A JP 26317899A JP 2001082006 A JP2001082006 A JP 2001082006A
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emergency
lid
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JP26317899A
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Masatoshi Namita
正俊 波多
Masaaki Sakurai
正明 桜井
Mitsuo Nishimura
光夫 西村
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急通報システムと連動させることにより、
有効活用を図るようにした鍵保管装置を提供する。 【解決手段】 鍵3を箱2に入れ蓋4を閉めて収納して
おき、緊急通報装置7から送信された緊急通報Aを受信
し、その受信後一定時間を緊急利用可能時間Tとして設
定し、緊急利用可能時間T内に読み取られたID10が
登録されたID5と一致した場合に蓋4を開けて箱2の
中の鍵3を取り出せるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鍵保管装置、特に緊
急通報システムと連動するようにした鍵保管装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、介護が必要な高齢者の居る家
庭などでは、玄関の近くに鍵保管装置を取り付けている
場合があり、特定の認められた人だけが蓋を開けてその
鍵を取り出すことができるようになっている。
【0003】例えば、ヘルパーに予め磁気カードなどの
IDタグを預けておき、ヘルパーがIDタグを鍵保管装
置に挿入したときに、読み取られたIDと登録されたI
Dが一致した場合には、蓋を開けて鍵を取り出すことが
できる。
【0004】これにより、ヘルパーは取り出した鍵を用
いて玄関の扉を解錠し、部屋の中に入り、所定の介護を
行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】上記従来の鍵保管装置においては、特定の
認められた人ごとに、即ちIDタグに記録されたIDご
とに、利用可能時間を設定することができる。
【0007】例えば、午前10時から12時までという
ように、鍵保管装置の利用可能時間を設定することがで
き、この時間帯だけ、特定の認められた人が上記のよう
に鍵保管装置を利用することができる。
【0008】そして、このように利用可能時間を設定で
きる鍵保管装置を、緊急通報システムと連動させること
により、鍵保管装置をより有効に活用しようとする試み
がなされた。
【0009】即ち、緊急通報システムは、よく知られて
いるように、家庭内に設置した緊急通報装置と、外部の
緊急通報受信センタにより構成されている。
【0010】これにより、外部の緊急通報受信センタに
所属する警備員などに予めIDタグを預けておけば、そ
の家庭の緊急通報装置から緊急通報受信センタに連絡が
あった場合には、警備員が駆けつけてそのIDタグを用
い、同じ家庭内の鍵保管装置の蓋を開け鍵を取り出して
部屋の中に入り緊急事態に対処することができる。
【0011】しかし、従来の鍵保管装置で設定できる利
用可能時間は、前記したように午前10時から12時と
いった固定された時間帯である。
【0012】これに対して、緊急通報システムで対処し
ようとする緊急事態は、いつ発生するかは、まったく予
測ができず、発生する時間帯は固定できない。
【0013】従って、従来の鍵保管装置では、警備員の
利用可能時間を設定することは実際には不可能であり、
緊急時のみの鍵保管装置の利用はできない。
【0014】このため、従来の鍵保管装置は、緊急通報
システムと連動させることはできず、有効な活用が妨げ
られている。
【0015】本発明の目的は、緊急通報システムと連動
させることにより、有効活用を図るようにした鍵保管装
置を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、図1に示すように、鍵3を箱2に入れ蓋
4を閉めて収納しておき、緊急通報装置7から送信され
た緊急通報Aを受信し、その受信後一定時間を緊急利用
可能時間Tとして設定し、緊急利用可能時間T内に読み
取られたID10が登録されたID5と一致した場合に
蓋4を開けて箱2の中の鍵3を取り出せるようにした。
【0017】この本発明の構成によれば、例えば鍵保管
装置20に内蔵した制御回路11に(図2)緊急通報送
受信部11Bを設け、同じ住宅1内の緊急通報装置7か
ら送信された緊急通報Aを受信した場合に(図3のステ
ップ101のYES)、その受信後一定時間、例えば1
時間を緊急の利用可能時間Tとして設定し(図3のステ
ップ102)、この緊急利用可能時間T内のみ(図3の
ステップ104のYES)ID10を受け付けるように
した(図3のステップ105)。
【0018】従って、同時に緊急通報装置7からの緊急
通報Aを受信した緊急通報受信センタ16から(図1)
派遣された警備員Kが、自己が携帯するIDタグ6を上
記設定された緊急利用可能時間T内に鍵保管装置20に
挿入すれば、IDタグ6から読み取られたID10が、
制御回路11に登録されたID5(図2)と一致した場
合に(図3のステップ105のYES)、蓋4のロック
が解除される(図3のステップ107)。
【0019】これにより、警備員Kは、蓋4を開けて箱
2の中の鍵3を取り出すことができ、その鍵3を用いて
住宅1の扉の解錠・施錠が可能になる(図3のカッコ内
の、)。
【0020】このため、鍵保管装置20は(図1)、緊
急通報装置7と緊急通報受信センタ16から成る緊急通
報システムと連動させることができ、その有効活用を図
ることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態により
添付図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態
を示す全体図であり、図示する緊急通報システムは、住
宅1内に設置された緊急通報装置7と、外部の緊急通報
受信センタ16により構成されている。
【0022】緊急通報装置7は、緊急時にスイッチボタ
ン12が押されることにより、緊急通報Aを有線又は無
線により送信し、その緊急通報Aは、上記緊急通報受信
センタ16と後述する鍵保管装置20で受信される。
【0023】緊急通報Aを受信した緊急通報受信センタ
16は、IDタグ6を持った警備員Kを急いで上記緊急
通報装置設置宅1に派遣する。
【0024】これにより、警備員Kが、同じ緊急通報A
を受信してIDを受け付ける状態になっている鍵保管装
置20にIDタグ6を挿入すれば(図3のステップ10
3)、所定の動作に従ってその鍵保管装置20の蓋4の
ロックが解除され(図3のステップ104〜107)、
蓋4を開けて鍵3を取り出すことができる。
【0025】この場合、鍵保管装置20では、緊急通報
Aを受信後(図3のステップ101のYES)一定時
間、例えば1時間を緊急利用可能時間Tとして設定し
(図3の102)、IDタグ6の挿入後(図3のステッ
プ103)この1時間内に(図3のステップ104のY
ES)所定の動作が行われる(図3のステップ105〜
110)。
【0026】しかし、緊急利用可能時間Tを経過した場
合には(図3のステップ104のNO)、たとえその前
に(図3のステップ103)警備員KがIDタグ6を挿
入してもそれは不正利用であり、そのIDタグ6を返却
することにより(図3のステップ110)、不正利用が
防止される。
【0027】また、この緊急利用可能時間T以外に蓋4
が開けられた場合には、鍵保管装置20はそれをいたず
らと判断し、危険信号DGを(図1)同じ住宅1内の緊
急通報装置7や外部の緊急通報受信センタ16へ送信す
ることにより、その事実を連絡する。
【0028】上記鍵保管装置20には、警告表示用の回
転灯11Nを設置することもできる(図1、図2)。
【0029】これにより、緊急通報装置7からの緊急通
報Aを受信後に回転灯11Nを点灯することにより、警
備員Kがこの回転灯11Nを目印にして緊急通報装置設
置住宅1(図1)に早く到達できるようにすることがで
きる。
【0030】従って、図4に示すように、回転灯11N
の光が見えないような場所に警備員Kがいる場合でも、
警備員Kが鍵保管装置20に接近すると誘導電波Bに基
づいて警報音ALが順次大きくなる受信機21と同様
に、鍵保管装置20の緊急時における利便性が高めら
れ、その有効活用に一層効果がある。
【0031】更に、住宅1内の緊急通報装置7や外部の
緊急通報受信センタ16(図1)からは、遠隔信号RM
を鍵保管装置20へ送信することにより、遠隔操作によ
り、蓋4のロックを解除することができる。
【0032】これにより、IDタグ6を持っていない
人、例えば緊急通報装置設置宅1に急病人が出た場合な
どに急行した救急車に搭乗している人が、そのロックを
解除された蓋4を直ぐ開けて鍵3を取り出せるように
し、救急活動が迅速に行われるようになっている。
【0033】同様に、住宅1内の緊急通報装置7や外部
の緊急通報受信センタ16(図1)からは、遠隔信号R
Mを鍵保管装置20へ送信することにより、遠隔操作に
より、回転灯11Nを点灯することもできる。
【0034】これにより、緊急通報受信センタ16から
派遣された警備員Kや、前記救急車が、この回転灯11
Nを目印にして早く緊急通報装置設置宅1を発見するこ
とができるので、緊急処置がより迅速に行われるように
なる。
【0035】一方、緊急通報装置設置宅1には(図
1)、上記のような緊急通報システムと連動する鍵保管
装置20が設置されており、鍵保管装置20の箱2は、
例えば玄関の扉の外側の壁に取り付けられ、箱2には、
鎖13を介して鍵3が取り付けられている。
【0036】箱2には、制御回路11が内蔵され、その
詳細は、図2に示されている。
【0037】図2おいて、制御回路11は、制御部11
Aと、緊急通報送受信部11Bと、ID読取部11C
と、IDタグロック検知部11Dと、蓋ロック検知部1
1Eと、スピーカ11Fと、時計部11Gと、記憶部1
1Hと、出力部11Kと、登録・抹消入力部11Lと、
外部入出力部11Mにより構成されている。
【0038】制御部11Aは、本発明を実施するための
プログラム(例えば、図3に相当)を解読して判断し、
緊急通報送受信部1BやID読取部11C等の各装置に
指示を与えることにより全体を制御する。
【0039】緊急通報送受信部11Bは、前記緊急通報
装置7から送信された緊急通報Aを受信する。
【0040】これにより、制御部11Aは、その受信後
一定時間、例えば1時間を警備員Kが鍵保管装置20を
利用できる緊急利用可能時間Tとして設定し、その緊急
利用可能時間Tを記憶部11Hに記憶させると共に、時
計部11Gに緊急利用可能時間Tの経過を計測させる。
【0041】また、緊急通報送受信部11Bは、既述し
たように、上記緊急通報Aを受信後設定された緊急利用
可能時間T以外に蓋4が開けられた場合には、危険信号
DGを緊急通報装置7や緊急通報受信センタ16に送信
する。
【0042】即ち、この場合は、蓋ロック検知部11D
が蓋ロック機構8(図1)のマイクロスイッチ14(図
1)を介して、蓋4が開けられたことを検知するので、
緊急通報送受信部11Bは(図2)、制御部11Aの指
示により、危険信号DGを緊急通報装置7や緊急通報受
信センタ16に送信する。
【0043】更に、緊急通報送受信部11Bは、緊急通
報装置7や緊急通報受信センタ16を介して遠隔操作が
行われ場合には、遠隔信号RMを受信する。
【0044】これにより、制御部11Aは、蓋ロック検
知部11Dを介して蓋ロック機構8(図1)を作動させ
ることにより、蓋4のロックを強制的に解除し、既述し
たように、IDタグ6を持っていない人でも蓋4を開け
て鍵3を取り出せるようにし、又は回転灯11Nが(図
2)設けられている場合には、それを点灯する。
【0045】ID読取部11Cは、前記箱2の開口部2
A(図1)から挿入されたIDタグ6が接続されると、
IDタグ6に記録されたID10を読み取り、読み取っ
たID10は、記憶部11Gに登録されたID5と一致
しているか否かが判断される(図3のステップ10
5)。
【0046】IDタグロック検知部11Dは、開口部2
A(図1)近傍に設置されたIDタグロック機構9に接
続し、IDタグロック機構9を制御する。
【0047】即ち、IDタグロック検知部11Dは、例
えば上記緊急通報受信センタ16(図1)から派遣され
た警備員KのIDタグ6が開口部2Aを介してロック機
構9に挿入されると、それをマイクロスイッチ15を介
して検知してロック機構9を作動しIDタグ6をロック
する(図3のステップ103)。
【0048】また、IDタグロック検知部11Dは、蓋
4が(図1)閉まった場合には、それを後述する蓋ロッ
ク検知部11Eを介して検知し、ロック機構9を作動し
てIDタグ6のロックを解除し、それを返却する(図3
のステップ110)。
【0049】蓋ロック検知部11Eは、蓋4のロック機
構8に(図1)接続し、それを制御する。
【0050】即ち、蓋ロック検知部11Eは、前記ID
読取部11Cで読み取られたID10が登録されたID
5と一致した場合には(図3のステップ105のYE
S)、ID10と時刻が記憶された後(図3のステップ
106)ロック機構8を作動して蓋4のロックを解除し
(図3のステップ107)、前記警備員Kがその蓋4を
開けられるようにする(図3のカッコ内の)。
【0051】また、蓋ロック検知部11Eは、ロック機
構8を構成するマイクロスイッチ14(図1)により蓋
4が閉まったことを検知した場合には(図3のステップ
108のYES)、ロック機構8を作動して蓋4をロッ
クする(図3のステップ109)。
【0052】更に、蓋ロック検知部11Eは、既述した
ように、緊急通報Aを受信後設定された緊急利用可能時
間T以外に蓋4が開けられた場合には、それをマイクロ
スイッチ14(図1)を介して検知する。
【0053】そして、上記緊急通報送受信部11B(図
2)を介して緊急通報装置7や(図1)緊急通報受信セ
ンタ16に危険信号DGを送信することにより、その事
実を連絡し、いたずらを防止すべく所定の処置をとるよ
うになっている。
【0054】スピーカ11Fは、前記蓋ロック検知部1
1Eに接続され、蓋4のロック解除を検知した場合に
は、ブザーを鳴らすことにより、蓋閉め忘れの警報を発
する。
【0055】即ち、蓋4のロックが解除された場合には
(図3のステップ107)、ロックされるまで(図3の
ステップ109)ブザーが鳴りっぱなしであり、蓋4の
閉め忘れ、従って鍵3の戻し忘れが防止される。
【0056】時計部11Gは、上記緊急通報送受信部1
1Bを介して緊急通報Aが受信された場合には、その受
信時刻から開始される緊急利用可能時間Tの経過、例え
ば上記設定された1時間に対しどの程度時間が経過して
いるかを計測する。
【0057】これにより、制御部11Aは、IDタグ6
が挿入された段階で(図3のステップ103)、緊急利
用可能時間T内か否かを判断し(図3のステップ10
4)、緊急利用可能時間T内であれば(YES)、所定
の制御を行うことにより(図3のステップ105以
降)、警備員Kが鍵保管装置20を利用できる。
【0058】また、時計部11Gは、前記ID読取部1
1Cにより警備員KのID10が読み取られたときに、
その時刻を計測する。
【0059】記憶部11Hは、上記設定された緊急利用
可能時間Tと、登録・抹消入力部11Lから入力された
警備員Kの正当なID5を記憶する。
【0060】また、記憶部11Hは、ID読取部11C
で読み取られたID10と、前記時計部11Gで計測さ
れた時刻等の履歴を記憶する。
【0061】出力部11Kは、プリンタやフロッピ等で
あり、前記記憶部11Hに記憶されたID10と時刻を
出力し、事故があった場合に備えてデータを取り出せる
ようになっている。
【0062】登録・抹消入力部11Lは、例えばテンキ
ーであり、前記ID5の登録と末梢が行われる。この場
合、ID5は、複数人分登録・抹消が可能である。
【0063】即ち、登録・抹消入力部11Lにより、例
えば新たに契約した警備員KのID5を入力して記憶部
11Hに登録し、鍵3の代わりにIDタグ6を預かった
その警備員Kが、上記緊急利用可能時間T内にIDタグ
6を利用して鍵3を取り出せるようにする。
【0064】また、登録・抹消入力部11Lにより、紛
失したIDタグ6に記録されているID10や、契約が
切れた警備員KのID5については、その登録を抹消す
ることにより、鍵3を取り出せなくする。
【0065】外部入出力部11Mは、例えば電話回線に
接続され、これにより、記憶部11Hに記憶されている
ID5や緊急利用可能時間Tの登録・抹消、又は履歴
(IDと時刻)の収集が電話回線を利用してできるよう
になっている。
【0066】更に、制御回路11には、回転灯11Nを
接続することもでき、これにより、前記したように、例
えば警備員Kが点灯している回転灯11Nを目印にして
鍵保管装置20を早期に発見できるようになる。
【0067】以下、前記構成を備えた図1に示す鍵保管
装置の動作を図3に基づいて説明する。
【0068】(1)緊急通報Aを受信してから、緊急利
用可能時間Tを設定するまでの動作。
【0069】図3のステップ101において、緊急通報
Aを受信したか否かを判断し、受信しない場合には(N
O)同じ動作を繰り返し、受信した場合には(YE
S)、ステップ102において、緊急利用可能時間Tを
設定する。
【0070】即ち、制御部11Aは(図2)、緊急通報
送受信部11Bを介して緊急通報Aを受信したと判断し
た場合には、その受信後一定時間、例えば1時間を警備
員Kが鍵保管装置20を利用できる緊急利用可能時間T
として設定する。
【0071】そして、緊急利用可能時間Tは、記憶部1
1Hに記憶され、また時計部11Gにより、緊急利用可
能時間Tの経過が計測される。
【0072】(2)IDタグ6を挿入してから蓋4のロ
ックを解除するまでの動作。
【0073】図3のステップ103において、IDタグ
6を挿入、ロックし、ステップ104において、緊急利
用可能時間T内か否かを判断し、緊急利用可能時間T内
であれば(YES)、ステップ105において、読み取
ったID10が登録されたものと一致しているか否かを
判断する。
【0074】即ち、IDタグ6が、箱2(図1)の開口
部2Aを介してロック機構9に挿入されると、それをマ
イクロスイッチ15を介して検知した制御回路11の
(図2)IDタグロック検知部11Dは、ロック機構9
を作動してIDタグ6をロックする。
【0075】その後、前記したように記憶部11Hに記
憶された緊急利用可能時間Tと、時計部11Gによるそ
の時間Tの経過が照合されることにより、現時点が緊急
利用可能時間T内か否かが判断される。
【0076】そして、緊急利用可能時間T内であれば、
前記IDタグロック機構9に挿入・ロックされると同時
にID読取部11Cに接続されたIDタグ6からは、そ
のID10が読み取られ、記憶部11Hに予め登録され
ているID5と比較され、両者が一致しているか否かが
判断される。
【0077】そして、図3のステップ105において、
読み取ったID10と登録されたID5が一致している
と判断した場合には(YES)、ステップ106におい
て、ID10と時刻が記憶され、ステップ107におい
て、蓋4のロックが解除される。
【0078】即ち、制御部11Aは(図2)、ID読取
部11Cで読み取ったID10と、記憶部11Hに登録
されたID5を入力して両者を比較し、一致している場
合には、そのID10と、時計部11Gで計測された時
刻を記憶部11Hに記憶させる。
【0079】その後、制御部11Aは、蓋ロック検知部
11Eを制御して、蓋ロック機構8(図1)を作動させ
ることにより、蓋4のロックを解除する。
【0080】これにより、鍵3の使用者である警備員K
は、その蓋4を開けて、箱2から鍵3を取り出し、緊急
通報装置設置住宅1(図1)の扉の解錠・施錠を行って
から、鍵3を箱2へ戻し、蓋4を閉める(図3のカッコ
内の〜)。
【0081】また、図3のステップ104において、緊
急利用可能時間T内でないと判断した場合(NO)と、
ステップ105において、読み取ったID10と登録さ
れたID5が一致していないと判断した場合には(N
O)、ステップ110に進み、IDタグ6のロックは解
除され、返却される。
【0082】即ち、緊急利用可能時間Tを経過した場合
には、たとえ警備員KがIDタグ6を挿入してもそれは
不正利用であり、またID不一致の場合には、契約が切
れた警備員K等鍵3の正当な使用者ではないことから、
それぞれの場合において鍵保管装置20を利用できない
ようにするためにIDタグ6は返却することとした。
【0083】(3)蓋4を閉めてからIDタグ6が返却
されるまでの動作。
【0084】図3のステップ108において、蓋4が閉
まったか否かを判断し、蓋4が閉まっていないと判断し
た場合には(NO)同じ動作を繰り返し、蓋4が閉まっ
たと判断した場合には(YES)、ステップ109にお
いて、蓋4をロックし、ステップ110において、ID
タグ6のロックを解除して、返却する。
【0085】即ち、制御部11Aは(図2)、蓋ロック
検知部11Eを制御し、マイクロスイッチ14(図1)
により蓋4が閉まったか否かを検知させ、蓋4が閉まっ
たことを検知した場合には、蓋ロック機構8を作動させ
ることにより、蓋4をロックする。
【0086】その後、制御部11Aは(図2)、IDタ
グロック検知部11Dを制御して、IDタグロック機構
9を作動させることにより、IDタグ6のロックを解除
し、返却させる。
【0087】このように、蓋4が閉まったことが確認さ
れてから初めてIDタグ6が返却され、これにより蓋4
の閉め忘れ、従って鍵3の戻し忘れが防止される。
【0088】図4は、本発明の他の実施形態を示す図で
あり、警備員Kが携帯している受信機21に向かって鍵
保管装置20から誘導電波Bを送信し、誘導電波Bに基
づいて受信機21が警報音ALを発生することにより、
警備員Kがどの程度鍵保管装置20に接近しているかが
分かるようにした。
【0089】これにより、目的とする住宅1から遠く離
れ、回転灯11Nの光が見えないような場所に警備員K
がいる場合でも、鍵保管装置20に近付くと警報音AL
が第3警報音AL3、第2警報音AL2、第1警報音A
L1と順次大きくなるようにしておけば、警備員Kは、
より短時間に住宅1に到達できる。
【0090】従って、緊急通報システムと(図1)連動
する鍵保管装置20において、緊急時の利便性が高めら
れ、鍵保管装置20の有効活用に一層効果がある。
【0091】この場合、警備員Kが携帯する受信機21
は、図5に示すように、誘導電波受信部21Aと、受信
レベル判定部21Bと、警報音発生部21Cにより構成
されている。
【0092】一方、この場合の鍵保管装置20に内蔵さ
れた制御回路11は、図6に示すように、誘導電波送信
部11Pを付加したものである。
【0093】この構成により、上記誘導電波送信部11
Pから誘導電波Bが送信されると、この誘導電波Bは、
受信機21の(図5)誘導電波受信部21Aで受信さ
れ、次段の受信レベル判定部21Bにおいて、その誘導
電波Bの受信レベルが判定される。
【0094】受信レベル判定部21Bで判定された誘導
電波Bの受信レベルSL1、SL2SL3が、図4に示
す関係にあるとする。
【0095】図4において、受信レベルがSL1より大
の場合には、鍵保管装置20と警備員Kの距離は、L1
より小さくて最も近く、受信レベルがSL1とSL2の
間の場合には、両者の距離は、L1とL2の間にあって
中間であり、受信レベルがSL2とSL3の間の場合に
は、両者の距離は、L2とL3の間にあって最も遠い。
【0096】そして、このように3段階に分けた両者の
距離と受信レベルの関係に応じて、受信レベル判定部2
1Bは(図5)、次段の警報音発生部21Cを起動す
る。
【0097】これにより、警報音発生部21Cは、鍵保
管装置20と警備員Kの距離が最も遠い場合には、最も
弱い第3警報音AL3を、中間の場合には、通常の第2
警報音AL2を、最も近い場合には、最も強い第1警報
音AL1をそれぞれ発生する。
【0098】従って、受信機21を携帯した警備員Kは
(図4)、この受信機21から発生される警報音ALを
聞けば、自分と鍵保管装置20との接近状態が分かり、
より短時間で緊急通報装置設置宅1に到達できる。
【0099】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、緊急
通報装置からの緊急通報受信後一定時間を緊急利用可能
時間として設定し、この緊急利用可能時間内のみ緊急通
報システムの警備員が鍵保管装置を利用できるように構
成したことにより、鍵保管装置が緊急通報システムと連
動できるようになり、有効活用が図られるという効果が
ある。
【0100】また、上記緊急利用可能時間が経過した場
合には、たとえIDタグを持った人でも鍵保管装置を利
用できなくすることにより、不正使用が防止されるとい
う効果があり、緊急利用可能時間以外に鍵保管装置の蓋
が開いた場合には、同じ住宅内の緊急通報装置や外部の
緊急通報システムに連絡することにより、いたずらを防
止するという効果もある。
【0101】更に、緊急通報装置や緊急通報システムを
介して、遠隔操作により、鍵保管装置の蓋を開けたり、
回転灯を点灯することにより、救急車搭乗員などIDタ
グを持っていない人でも緊急時における鍵保管装置の利
用ができるという効果があり、緊急通報受信後回転灯を
点灯させたり、警備員に受信機を携帯させ鍵保管装置に
近付くにつれて受信機から発する音が大きくなるように
して、緊急時における鍵保管装置の利便性を高めるとい
う効果もある。
【0102】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明を構成する制御回路11を示す図であ
る。
【図3】図1の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図5】図4の場合の受信機21を示す図である。
【図6】図4の場合の制御回路11を示す図である。
【符号の説明】
1 緊急通報装置設置宅 2 箱 3 鍵 4 蓋 5 登録されたID 6 IDタグ 7 緊急通報装置 8 蓋4のロック機構 9 IDタグ6のロック機構 10 IDタグ6の記録されているID 11 制御回路 12 緊急通報装置7のスイッチボタン 13 鎖 14、15 マイクロスイッチ 16 緊急通報受信センタ 20 鍵保管装置 21 受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 光夫 東京都千代田区丸の内3丁目3番1号 日 本信号株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA02 AA15 BB04 BB09 BB15 BB64 BB67 CC26 CC28 DD03 FF05 FF44 5C087 AA02 AA03 AA11 AA23 AA32 AA44 DD03 DD20 EE07 EE18 FF01 FF02 FF30 GG36 GG83

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵を箱に入れ蓋を閉めて収納しておき、
    緊急通報装置から送信された緊急通報を受信し、その受
    信後一定時間を緊急利用可能時間として設定し、緊急利
    用可能時間内に読み取られたIDが登録されたIDと一
    致した場合に蓋を開けて箱の中の鍵を取り出せるように
    したことを特徴とする鍵保管装置。
  2. 【請求項2】 上記緊急通報受信後、回転灯を点灯する
    請求項1記載の鍵保管装置。
  3. 【請求項3】 上記IDが記録されているIDタグの所
    持者が携帯する受信機に対して誘導電波を送信し、誘導
    電波の受信レベルに基づいて受信機が警報音を発生しそ
    の所持者が接近するに従って警報音が大きくなる請求項
    1記載の鍵保管装置。
  4. 【請求項4】 上記緊急通報装置や外部の緊急通報受信
    センタを介して、遠隔操作により、蓋のロックの解除又
    は回転灯の点灯ができる請求項1記載の鍵保管装置。
  5. 【請求項5】 上記緊急利用可能時間以外に蓋が開けら
    れた場合に、緊急通報装置又は緊急通報受信センタへ連
    絡する請求項1記載の鍵保管装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008002094A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The 鍵管理システム及び鍵管理方法
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WO2021187538A1 (ja) * 2020-03-17 2021-09-23 肇 小金 緊急システム

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