JP2001081489A - 潤滑油添加剤 - Google Patents
潤滑油添加剤Info
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Abstract
増加効果を有する潤滑油又は潤滑性流体を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明は、下記の一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は水素原子、鎖状炭化水素基又はヒ
ドロキシアルキル基を表わし、R3は炭素数6以上のヒ
ドロキシアルキル基を表わす。)で表わされる潤滑油添
加剤であり、R1、R2及びR3がすべてヒドロキシアル
キル基であるものが摩擦増加効果も大きく最も好まし
い。
Description
効果を発揮する潤滑油添加剤に関する。
酸化炭素の排出が抑制される方向にある。このため、自
動車についても、より一層エンジンの燃費を改善するこ
とが求められている。燃費改善の一方法として、エンジ
ンの駆動力を車輪に伝達する駆動系の改良、即ち変速機
の改良がある。これまで変速機の主流であった自動車用
自動変速機(AT)は、トルクコンバーター、湿式クラ
ッチ、遊星ギア等を組合わせたタイプが主流である。こ
のような自動変速機においては、トルクコンバーターに
よるスリップロスや変速時のトルクロスにより、動力伝
達効率が悪くなるという問題があった。そのため、近
年、自動車用の変速機として、スチールベルトと二つの
プーリを用いた連続可変無段変速機(CVT)が開発さ
れ、実用に供されるようになってきた。ベルトタイプC
VTは、駆動プーリと動力を伝達するためのベルトから
構成されており、ベルトは、エレメントとそれを保持す
る鋼帯より構成されている。このCVTを用いると、駆
動力の伝達ロスを大幅に低減することが可能となり、動
力伝達効率が向上する。
求される性能としては、 1)ベルトとプーリ間の摩擦力を利用して動力を伝達す
るため、ベルトとプーリ間に高い摩擦係数を有するこ
と、 2)同時に自動車用として長期の耐久性を維持するため
にベルトとプーリの摩耗が少ないこと、 3)変速部の前後進切り換えクラッチ及びロックアップ
クラッチ部に使われている湿式クラッチにも高いトルク
を伝達するため、湿式クラッチ間の摩擦係数が高いこ
と、 4)油圧を介して駆動軸と従動軸プーリに取り付けられ
た固定プーリと可動プーリの間隔幅を制御するために、
作動流体としての性能も有すること、 等が挙げられる。
CVT用の潤滑油には、従来の有段変速機用潤滑油(A
TF)が転用されてきた。しかし、従来のATFは、湿
式クラッチの摩擦特性を向上するために摩擦調整剤が多
く添加されているため、これをそのままCVT用の潤滑
油に使用した場合には、高負荷時に摩擦係数が低下し大
きなトルクの伝達が不可能となったり、急加速時にベル
トがスリップしてトルク伝達率が低下する等の問題があ
った。特に、従来の一般的な潤滑油乃至潤滑油添加剤
は、摩擦を低減させることを主目的として開発されてき
た。そのため、CVT用の潤滑油の添加剤に求められる
ように摩擦を増加させる機能を従来の潤滑油添加剤に求
めることは難しい。そこで本発明者らは鋭意検討し、潤
滑油に添加することでその摩擦係数を増加させることが
できる、いわゆる増摩擦効果のある潤滑油添加剤を開発
することに成功した。
般式(1)
水素基又はヒドロキシアルキル基を表わし、R3は炭素
数6以上のヒドロキシアルキル基を表わす。)で表わさ
れる潤滑油添加剤及びこれを含有してなる連続可変無段
変速機用流体である。
R2は水素原子、鎖状炭化水素基又はヒドロキシアルキ
ル基を表わす。R1及びR2は同時に水素原子でないこと
が好ましく、少なくとも何れか一方はヒドロキシアルキ
ル基であることがより好ましく、同時にヒドロキシアル
キル基であることが最も好ましい。鎖状炭化水素基とし
ては、例えば、アルキル基、アルケニル基等が挙げられ
る。
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、2
級ブチル、ターシャリブチル、ペンチル、イソペンチ
ル、2級ペンチル、ネオペンチル、ターシャリペンチ
ル、ヘキシル、2級ヘキシル、ヘプチル、2級ヘプチ
ル、オクチル、2―エチルヘキシル、2級オクチル、ノ
ニル、2級ノニル、デシル、2級デシル、ウンデシル、
2級ウンデシル、ドデシル、2級ドデシル、トリデシ
ル、イソトリデシル、2級トリデシル、テトラデシル、
2級テトラデシル、ヘキサデシル、2級ヘキサデシル、
ステアリル、イコシル、ドコシル、テトラコシル、トリ
アコンチル、2―ブチルオクチル、2―ブチルデシル、
2―ヘキシルオクチル、2―ヘキシルデシル、2―オク
チルデシル、2―ヘキシルドデシル、2―オクチルドデ
シル、2―デシルテトラデシル、2―ドデシルヘキサデ
シル、2―ヘキサデシルオクタデシル、2―テトラデシ
ルオクタデシル、モノメチル分枝―イソステアリル等が
挙げられる。
リル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニ
ル、イソペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテ
ニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニ
ル、テトラデセニル、オレイル等が挙げられる。又、ヒ
ドロキシアルキル基としては、例えば、2−ヒドロキシ
エチル、2−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシブチ
ル、2−ヒドロキシペンチル、2−ヒドロキシヘキシ
ル、2−ヒドロキシヘプチル、2−ヒドロキシオクチ
ル、2−ヒドロキシノニル、2−ヒドロキシデシル、2
−ヒドロキシウンデシル、2−ヒドロキシドデシル、2
−ヒドロキシトリデシル、2−ヒドロキシテトラデシ
ル、2−ヒドロキシペンタデシル、2−ヒドロキシヘキ
サデシル、2−ヒドロキシヘプタデシル、2−ヒドロキ
シオクタデシル、2−ヒドロキシノナデシル、2−ヒド
ロキシイコシル等が挙げられる。R1又はR2として好ま
しい基は、炭素数2以上のヒドロキシアルキル基であ
り、最も好ましくは2−ヒドロキシエチル基又は2−ヒ
ドロキシプロピル基である。
6以上のヒドロキシアルキル基である。特に、炭素数6
以上の2−ヒドロキシアルキル基が好ましい。炭素数6
以上の2−ヒドロキシアルキル基としては、上記に例示
した基のうち炭素数が6以上のもの、例えば、2−ヒド
ロキシヘキシル、2−ヒドロキシヘプチル、2−ヒドロ
キシオクチル、2−ヒドロキシノニル、2−ヒドロキシ
デシル、2−ヒドロキシウンデシル、2−ヒドロキシド
デシル、2−ヒドロキシトリデシル、2−ヒドロキシテ
トラデシル、2−ヒドロキシペンタデシル、2−ヒドロ
キシヘキサデシル、2−ヒドロキシヘプタデシル、2−
ヒドロキシオクタデシル、2−ヒドロキシノナデシル、
2−ヒドロキシイコシル等が挙げられる。
法は特に限定されない。通常は、1級又は2級のアルキ
ルアミン若しくはアルカノールアミンに、炭素数6以上
のオレフィンオキサイドを付加させれば製造することが
できる。オレフィンオキサイドとしては、反応性の面か
らα―オレフィンオキサイドが好ましい。
る化合物を製造する場合、原料の1級又は2級のアルキ
ルアミン若しくはアルカノールアミンとしては、例え
ば、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジ
エチルアミン、(イソ)プロピルアミン、ジ(イソ)プ
ロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチ
ルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン、トリデシル
アミン、セチルアミン、ヤシアルキルアミン、大豆油由
来アルキルアミン、牛脂由来アルキルアミン、オレイル
アミン、ステアリルアミン等のアルキル又はアルケニル
アミン;モノエタノールアミン、N−メチルモノエタノ
ールアミン、N−エチルモノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノー
ルアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノー
ル、N−ブチルモノエタノールアミン、N−ヘキシルモ
ノエタノールアミン、N−オクチルモノエタノールアミ
ン、N−デシルモノエタノールアミン、N−ヤシアルキ
ルモノエタノールアミン、N−大豆油由来アルキルモノ
エタノールアミン、N−牛脂由来アルキルモノエタノー
ルアミン、N−オレイルモノエタノールアミン、N−ス
テアリルモノエタノールアミン等のアルカノールアミン
等が挙げられる。
揮する。即ち、潤滑性基油に添加することで、潤滑油の
摩擦係数を増加させるという効果を有する。特に、R1
及びR2が何れもヒドロキシアルキル基である場合は、
R3と合わせて1分子内に3つの水酸基が存在することに
なるため、金属に対する吸着力が高く、増摩擦効果が顕
著に現れる。従って、前記一般式(1)で表わされる化
合物は、このような増摩擦効果を必要とする種々の分野
の潤滑油又は潤滑性流体の添加剤として使用することが
できる。特に、本発明の潤滑油添加剤は、例えば、自動
車の自動変速機用流体(ATF)や連続可変無段変速機
用流体(CVTF)のような、トルクを伝達する潤滑性
流体に添加して使用すると有用である。
増摩擦効果の他に通常のアルカノールアミンと同様に金
属の防錆作用を有し、潤滑油又は潤滑性流体の防錆剤、
防腐剤等として使用することができる。又、酸性アルキ
ルリン酸エステル、酸性ポリオキシアルキレンアルキル
エーテルリン酸エステル、酸性アルキル亜リン酸エステ
ル、酸性ポリオキシアルキレンアルキルエーテル亜リン
酸エステル、脂肪酸、ジカルボン酸等のアニオン性の潤
滑成分の中和剤としても使用することができる。
からなる潤滑性基油に対して好ましくは0.01〜30
重量%、より好ましくは0.1〜20重量%配合して使
用する。
原油から分離されるものであり、これを適当に蒸留、精
製等を行って製造される。鉱油の主成分は炭化水素(多
くはパラフィン類である。)であり、その他ナフテン
分、芳香族分等を含有している。これらを水素化精製、
溶剤脱れき、溶剤抽出、溶剤脱ろう、水添脱ろう、接触
脱ろう、水素化分解、アルカリ蒸留、硫酸洗浄、白土処
理等の精製を行った基油も好ましく使用することができ
る。
た潤滑油であって、例えば、ポリ−α−オレフィン、ポ
リイソブチレン(ポリブテン)、ジエステル、ポリオー
ルエステル、リン酸エステル、ケイ酸エステル、ポリア
ルキレングリコール、ポリフェニルエーテル、シリコー
ン、フッ素化化合物、アルキルベンゼン等が挙げられ
る。これらの中でも、ポリ−α−オレフィン、ポリイソ
ブチレン(ポリブテン)、ジエステル、ポリオールエス
テル、ポリアルキレングリコール等は汎用的に使用する
ことができる。
ような他の潤滑剤成分、摩擦緩和剤、極圧剤、酸化防止
剤、清浄剤、分散剤、粘度指数向上剤、消泡剤、防錆
剤、流動点降下剤、乳化剤、界面活性剤、防錆剤、防腐
剤等と併用することができる。油性剤としては例えば、
カプリン酸、カプロン酸、ペラルゴン酸、カプリル酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸
(C20)、ガドレン酸(C22F1)、ベヘニン酸
(C22)、エルカ酸(C22F1)、リグノセリン酸
(C24)、セラコレイン酸(C 24F1)、セロチン酸(C
26)、モンタン酸(C28)、メリシン酸(C30)、セロ
プラスチン酸(C35)、リシノレイン酸、12−ヒドロ
キシステアリン酸等の脂肪酸;ダイマー酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカン二酸等のジカルボン酸;ラウ
リルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルア
ルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール
等のアルコール;ラウリルアミン、ミリスチルアミン、
パルミチルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン
等のアミン;ラウリルアミド、ミリスチルアミド、パル
ミチルアミド、ステアリルアミン、オレイルアミン等の
アミド;前述したアルカノールアミン又はN−アルキル
アルカノールアミン等が挙げられる。尚、アルカノール
アミン又はN−長鎖アルキルアルカノールアミンは、防
錆剤又は防腐剤として作用する場合もある
(モノ、ジ、又はトリ)グリセリド、カプロン酸(モ
ノ、ジ、又はトリ)グリセリド、カプリル酸(モノ、
ジ、又はトリ)グリセリド、ラウリン酸(モノ、ジ、又
はトリ)グリセリド、ミリスチン酸(モノ、ジ、又はト
リ)グリセリド、パルミチン酸(モノ、ジ、又はトリ)
グリセリド、ステアリン酸(モノ、ジ、又はトリ)グリ
セリド、オレイン酸(モノ、ジ、又はトリ)グリセリ
ド、リシノレイン酸又は12−ヒドロキシステアリン酸
重縮合物等のエステル類、硫化オキシモリブデンジアル
キルジチオカーバメート、硫化オキシモリブデンジアル
キルジチオホスフェート、ジンクジアルキルジチオホス
フェート、ジンクジアルキルジチオカーバメート等の金
属塩類、(ポリ)グリセリンオレイルエーテル、(ポ
リ)グリセリンラウリルエーテル等の(ポリ)グリセリ
ンエーテル等が挙げられる。これらの化合物のなかに
は、酸化防止性能を有するものもある。
硫化パラフィン、硫化ポリオレフィン、硫化ラード、硫
化魚油、硫化鯨油、硫化大豆油、硫化ピネン油、硫化フ
ェノール、硫化アルキルフェノール、硫化脂肪酸、ジア
ルキルポリスルフィド、ジベンジルジスルフィド、ジフ
ェニルジスルフィド、ポリフェニレンスルフィド、アル
キルメルカプタン、アルキルスルホン酸、ジチオカルバ
ミン酸エステル、2,5−ジメルカプト−1,3,4―
チアジアゾール誘導体、チウラムジスルフィド、ジアル
キルジチオリン酸2量体等の硫黄系化合物;ブチル(チ
オ、ジチオ)ホスフェート又はホスファイト、ヘキシル
(チオ、ジチオ)ホスフェート又はホスファイト、オク
チル(チオ、ジチオ)ホスフェート又はホスファイト、
2−エチルヘキシル(チオ、ジチオ)ホスフェート又は
ホスファイト、ノニル(チオ、ジチオ)ホスフェート又
はホスファイト、デシル(チオ、ジチオ)ホスフェート
又はホスファイト、ラウリル(チオ、ジチオ)ホスフェ
ート又はホスファイト、ミリスチル(チオ、ジチオ)ホ
スフェート又はホスファイト、パルミチル(チオ、ジチ
オ)ホスフェート又はホスファイト、ステアリル(チ
オ、ジチオ)ホスフェート又はホスファイト、オレイル
(チオ、ジチオ)ホスフェート又はホスファイト、フェ
ニル(チオ、ジチオ)ホスフェート又はホスファイト、
クレジル(チオ、ジチオ)ホスフェート又はホスファイ
ト等の(チオ、ジチオ)リン酸又は亜リン酸系化合物等
が挙げられる。これらの化合物のなかには、酸化防止性
能を有するものもある。
ば、2,6―ジ―tert.―ブチルフェノール(以
下、tert.―ブチルをt−ブチルと略記する。)、
2,6―ジ―t−ブチル−p―クレゾール、2,6―ジ
―t―ブチル―4―メチルフェノール、2,6―ジ―t
―ブチル―4―エチルフェノール、2,4―ジメチル―
6―t−ブチルフェノール、4,4’―メチレンビス
(2,6―ジ―t−ブチルフェノール)、4,4’―ビ
ス(2,6―ジ―t―ブチルフェノール)、4,4’―
ビス(2―メチル―6―t−ブチルフェノール)、2,
2’―メチレンビス(4―メチル―6―t−ブチルフェ
ノール)、2,2’―メチレンビス(4―エチル―6―
t−ブチルフェノール)、4,4’―ブチリデンビス
(3―メチル―6―t―ブチルフェノール)、4,4’
―イソプロピリデンビス(2,6―ジ―t―ブチルフェ
ノール)、2,2’―メチレンビス(4―メチル―6―
シクロヘキシルフェノール)、2,2’―メチレンビス
(4―メチル―6―ノニルフェノール)、2,2’―イ
ソブチリデンビス(4,6―ジメチルフェノール)、
2,6―ビス(2’―ヒドロキシ―3’―t―ブチル―
5’―メチルベンジル)―4―メチルフェノール、3―
t−ブチル−4―ヒドロキシアニソール、2―t―ブチ
ル―4―ヒドロキシアニソール、3−(4−ヒドロキシ
−3,5−ジ―t―ブチルフェニル)プロピオン酸ステ
アリル、3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ―t−ブチ
ルフェニル)プロピオン酸オレイル、3−(4−ヒドロ
キシ−3,5−ジ―t−ブチルフェニル)プロピオン酸
ドデシル、3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ―t−ブ
チルフェニル)プロピオン酸デシル、3−(4−ヒドロ
キシ−3,5−ジ―t−ブチルフェニル)プロピオン酸
オクチル、テトラキス{3−(4−ヒドロキシ−3,5
−ジ―t−ブチルフェニル)プロピオニルオキシメチ
ル}メタン、3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ―t−
ブチルフェニル)プロピオン酸グリセリンモノエステ
ル、3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ―t−ブチルフ
ェニル)プロピオン酸とグリセリンモノオレイルエーテ
ルとのエステル、3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ―
t−ブチルフェニル)プロピオン酸ブチレングリコール
エステル、3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ―t−ブ
チルフェニル)プロピオン酸チオジグリコールエステ
ル、4,4’―チオビス(3―メチル―6―t―ブチル
フェノール)、4,4’―チオビス(2―メチル―6―
t−ブチルフェノール)、2,2’―チオビス(4―メ
チル―6―t−ブチルフェノール)、2,6―ジ―t―
ブチル―α―ジメチルアミノ―p―クレゾール、2,6
―ジ―t―ブチル―4―(N,N’―ジメチルアミノメ
チルフェノール)、ビス(3,5―ジ―t―ブチル―4
―ヒドロキシベンジル)サルファイド、トリス{(3,
5―ジ―t−ブチル―4―ヒドロキシフェニル)プロピ
オニル―オキシエチル}イソシアヌレート、トリス
(3,5―ジ―t―ブチル―4―ヒドロキシフェニル)
イソシアヌレート、1,3,5―トリス(3,5―ジ―
t−ブチル―4―ヒドロキシベンジル)イソシアヌレー
ト、ビス{2―メチル―4―(3―n―アルキルチオプ
ロピオニルオキシ)―5―t―ブチルフェニル}サルフ
ァイド、1,3,5―トリス(4―t−ブチル−3―ヒ
ドロキシ―2,6―ジメチルベンジル)イソシアヌレー
ト、テトラフタロイル―ジ(2,6―ジメチル―4―t
−ブチル−3―ヒドロキシベンジルサルファイド)、6
―(4―ヒドロキシ―3,5―ジ―t−ブチルアニリ
ノ)―2,4―ビス(オクチルチオ)―1,3,5―ト
リアジン、2,2―チオ―{ジエチル―ビス―3―
(3,5―ジ―t―ブチル―4―ヒドロキシフェニ
ル)}プロピオネート、N,N’―ヘキサメチレンビス
(3,5―ジ―t−ブチル−4―ヒドロキシ―ヒドロシ
ナミド)、3,5―ジ―t―ブチル―4―ヒドロキシ―
ベンジル―リン酸ジエステル、ビス(3―メチル―4―
ヒドロキシ―5―t−ブチルベンジル)サルファイド、
3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{β−(3−t
−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロ
ピオニルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ[5,5]ウンデカン、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t―ブチルフェ
ニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、ビス{3,3’−ビス−(4’−ヒド
ロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッ
ド}グリコールエステル等が挙げられる。
―ナフチルアミン、フェニル―1―ナフチルアミン、p
―オクチルフェニル―1―ナフチルアミン、p―ノニル
フェニル―1―ナフチルアミン、p―ドデシルフェニル
―1―ナフチルアミン、フェニル―2―ナフチルアミン
等のナフチルアミン系酸化防止剤;N,N’―ジイソプ
ロピル―p―フェニレンジアミン、N,N’―ジイソブ
チル―p―フェニレンジアミン、N,N’―ジフェニル
―p―フェニレンジアミン、N,N’―ジ―β―ナフチ
ル―p―フェニレンジアミン、N―フェニル―N’―イ
ソプロピル―p―フェニレンジアミン、N―シクロヘキ
シル―N’―フェニル―p―フェニレンジアミン、N―
1,3―ジメチルブチル―N’―フェニル―p―フェニ
レンジアミン、ジオクチル―p―フェニレンジアミン、
フェニルヘキシル―p―フェニレンジアミン、フェニル
オクチル―p―フェニレンジアミン等のフェニレンジア
ミン系酸化防止剤;ジピリジルアミン、ジフェニルアミ
ン、p,p’―ジ―n―ブチルジフェニルアミン、p,
p’―ジ―t―ブチルジフェニルアミン、p,p’―ジ
―t―ペンチルジフェニルアミン、p,p’―ジオクチ
ルジフェニルアミン、p,p’―ジノニルジフェニルア
ミン、p,p’―ジデシルジフェニルアミン、p,p’
―ジドデシルジフェニルアミン、p,p’―ジスチリル
ジフェニルアミン、p,p’―ジメトキシジフェニルア
ミン、4,4’―ビス(4―α,α―ジメチルベンゾイ
ル)ジフェニルアミン、p―イソプロポキシジフェニル
アミン、ジピリジルアミン等のジフェニルアミン系酸化
防止剤;フェノチアジン、N−メチルフェノチアジン、
N−エチルフェノチアジン、3,7−ジオクチルフェノ
チアジン、フェノチアジンカルボン酸エステル、フェノ
セレナジン等のフェノチアジン系酸化防止剤が挙げられ
る。
チルチオジプロピオネート、ジデシルチオジプロピオネ
ート、ジラウリルチオジプロピオネート、ジミリスチル
チオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネ
ート、ラウリルステアリルチオジプロピオネート、ジミ
リスチルチオジプロピオネート、ジステアリル−β,
β’−チオジブチレート、(3−オクチルチオプロピオ
ン酸)ペンタエリスリトールテトラエステル、(3−デ
シルチオプロピオン酸)ペンタエリスリトールテトラエ
ステル、(3−ラウリルチオプロピオン酸)ペンタエリ
スリトールテトラエステル、(3−ステアリルチオプロ
ピオン酸)ペンタエリスリトールテトラエステル、(3
−オレイルチオプロピオン酸)ペンタエリスリトールテ
トラエステル、2−メルカプトベンズイミダゾール、2
−メルカプトメチルベンズイミダゾール、2−ベンズイ
ミダゾールジスルフィド、ジラウリルサルファイド、ア
ミルチオグリコレート等が挙げられる。金属塩系酸化防
止剤としては例えば、ニッケルジチオカーバメート、ジ
ンク−2−メルカプトベンズイミダゾール等が挙げられ
る。
ウムスルホネート、カルシウムフェネート、カルシウム
サリシレート、マグネシウムスルホネート、マグネシウ
ムフェネート、マグネシウムサリシレート、バリウムス
ルホネート、バリウムフェネート、バリウムサリシレー
ト等が挙げられる。分散剤としては例えば、ポリアルケ
ニルコハク酸モノイミド又はビスイミド、ポリアルケニ
ルコハク酸モノイミド又はビスイミドホウ酸変性物、ポ
リアルケニルコハク酸エステル、ベンジルアミン等が挙
げられる。粘度指数向上剤としては例えば、ポリ(メ
タ)アクリレート、ポリイソブチレン、ポリスチレン、
エチレン―プロピレン共重合体、スチレン―イソブチレ
ン共重合体等が挙げられる。
グリコール、ポリエチレングリコールモノアルキル(ア
リール)エーテル、ポリエチレングリコールジアルキル
(アリール)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレン共重合体、ポリオールエステル、ポリエーテ
ルポリオール、アルカノールアミド、アルキルベンゼン
スルホン酸、石油スルホネート等が挙げられ、これら界
面活性剤は油性剤又は乳化剤としても作用することがあ
る。
明する。尚、以下の実施例中、「%」は特に記載が無い
限り重量基準である。
に、ジエタノールアミン210gとパラトルエンスルホ
ン酸50%水溶液0.8gを入れ、100℃に昇温し
た。そこへ、1−ヘキセンオキサイド200gを100
〜150℃で1時間かけて滴下した。更に120〜17
0℃で3時間熟成した。得られた粗生成物に吸着剤を入
れ、パラトルエンスルホン酸を吸着させてろ過し、10
0℃、10mmHgにて1時間脱水して、ジエタノール
アミンのC6α−オレフィンオキサイド付加物(本発明
品1)を得た。以下、同様にして表1に示す本発明品2
〜10を得た。
られた鉱油を水素化分解プロセス法によって得られた鉱
油系高VI油(動粘度:4.1mm2/s(100
℃)、VI=126)を用いた。この潤滑性基油に、上
記の製造例で得た本発明品1〜10又は下記の比較品1
〜4を1%又は2%添加して潤滑油を調製した。これら
の潤滑油について、以下の方法で摩擦係数を測定し、増
摩擦効果を評価した。 比較品1:オレイルアミン 比較品2:ラウリルアミン 比較品3:ジメチルオレイルアミン 比較品4:ジエチルラウリルアミン
装置を用いて本発明品又は比較品を添加した潤滑油の摩
擦係数を測定した。即ち、振子下部100mmの位置に
40gの重りを、振子左右340mmの位置に80gの
重りを1つずつ付け、測定油温を25℃とし、振子に
0.5ラジアンの初期振動を与え、減衰振動にて振幅が
0.1ラジアン未満になるまで試験を行い、摩擦係数を
求めた。これらの測定結果を表2に示す。
に添加することでその摩擦係数を増加させることができ
る、増摩擦効果のある潤滑油添加剤を提供したことにあ
る。連続可変無段変速機の作動流体に本発明の添加剤を
使用すると、その増摩擦効果にり動力伝達効率が向上す
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記の一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は水素原子、鎖状炭化水素基又はヒ
ドロキシアルキル基を表わし、R3は炭素数6以上のヒ
ドロキシアルキル基を表わす。)で表わされる潤滑油添
加剤。 - 【請求項2】 R3が、炭素数6以上の2−ヒドロキシ
アルキル基である請求項1に記載の潤滑油添加剤。 - 【請求項3】 R1又はR2が、2−ヒドロキシエチル基
又は2−ヒドロキシプロピル基である請求項1又は2に
記載の潤滑油添加剤。 - 【請求項4】 潤滑性基油に、請求項1乃至3の何れか
1項に記載の潤滑油添加剤を含有してなる自動変速機用
流体又は連続可変無段変速機用流体。
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WO2011037054A1 (ja) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物および無段変速機 |
WO2015045816A1 (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-02 | 出光興産株式会社 | トラクションドライブ変速機用潤滑油組成物 |
-
1999
- 1999-09-20 JP JP26532099A patent/JP4320092B2/ja not_active Expired - Fee Related
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