JP2001081071A - フェノキシアミン類の製造法 - Google Patents
フェノキシアミン類の製造法Info
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- JP2001081071A JP2001081071A JP25663199A JP25663199A JP2001081071A JP 2001081071 A JP2001081071 A JP 2001081071A JP 25663199 A JP25663199 A JP 25663199A JP 25663199 A JP25663199 A JP 25663199A JP 2001081071 A JP2001081071 A JP 2001081071A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】農薬、医薬等の中間体として有用なフェノキシ
アミン類の製造法を提供する。 【解決手段】一般式(1) 【化1】 (式中、Xは、ニトロ基、シアノ基、水酸基、ハロゲン
原子等を表し、nは0又は1〜5の整数を表し、nが2
以上のとき、Xは同一でも相異なっていても良い。)で
表される化合物と、式(2) 【化2】 で表される化合物とを反応させることにより一般式
(3) 【化3】 (式中、X、nは前記と同じ意味を表す。)で表される
フェノキシアミン類を製造する。
アミン類の製造法を提供する。 【解決手段】一般式(1) 【化1】 (式中、Xは、ニトロ基、シアノ基、水酸基、ハロゲン
原子等を表し、nは0又は1〜5の整数を表し、nが2
以上のとき、Xは同一でも相異なっていても良い。)で
表される化合物と、式(2) 【化2】 で表される化合物とを反応させることにより一般式
(3) 【化3】 (式中、X、nは前記と同じ意味を表す。)で表される
フェノキシアミン類を製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農薬、医薬等の中
間体として有用なフェノキシアミン類の製造法に関す
る。
間体として有用なフェノキシアミン類の製造法に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、医薬
品の合成中間体(Eur. J. Med. Chem. (1994), 29(9),
659-656)や、農薬の合成中間体(国際公開公報. WO 90
01874号記載)として有用な化合物であるフェノキシア
ミン類の工業的に有利な製造法を提供することである。
品の合成中間体(Eur. J. Med. Chem. (1994), 29(9),
659-656)や、農薬の合成中間体(国際公開公報. WO 90
01874号記載)として有用な化合物であるフェノキシア
ミン類の工業的に有利な製造法を提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(1)
【0004】
【化4】
【0005】(式中、Xは、ニトロ基、シアノ基、水酸
基、ハロゲン原子、C1-4アルキル基、C 1-4ハロアルキル
基、C2-5アルケニル基、C2-5アルキニル基、C2-5ハロア
ルケニル基、C2-5ハロアルキニル基、C1-4アルコキシ
基、C1-4ハロアルコキシ基、C1-4アルキルチオ基、C1-4
アルキルスルフィニル基、C1-4アルキルスルホニル基、
C1 -4アルコキシカルボニル基、C1-4ハロアルコキシカル
ボニル基、C1-4アルキルアミノカルボニル基、C1-4ハロ
アルキルアミノカルボニル基、C1-4ジアルキルアミノカ
ルボニル基、C1-4アルキルチオカルボニル基、C1-4アル
キルカルボニル基、C1-4ハロアルキルカルボニル基、C
1-4アルキルアミノスルホニル基、ジC1-4アルキルアミ
ノスルホニル基、アミノ基、C1-4アルキルアミノ基、ジ
C1-4アルキルアミノ基を表す。nは0又は1〜5の整数
を表し、nが2以上のとき、Xは同一でも相異なってい
ても良い。)で表される化合物と、式(2)
基、ハロゲン原子、C1-4アルキル基、C 1-4ハロアルキル
基、C2-5アルケニル基、C2-5アルキニル基、C2-5ハロア
ルケニル基、C2-5ハロアルキニル基、C1-4アルコキシ
基、C1-4ハロアルコキシ基、C1-4アルキルチオ基、C1-4
アルキルスルフィニル基、C1-4アルキルスルホニル基、
C1 -4アルコキシカルボニル基、C1-4ハロアルコキシカル
ボニル基、C1-4アルキルアミノカルボニル基、C1-4ハロ
アルキルアミノカルボニル基、C1-4ジアルキルアミノカ
ルボニル基、C1-4アルキルチオカルボニル基、C1-4アル
キルカルボニル基、C1-4ハロアルキルカルボニル基、C
1-4アルキルアミノスルホニル基、ジC1-4アルキルアミ
ノスルホニル基、アミノ基、C1-4アルキルアミノ基、ジ
C1-4アルキルアミノ基を表す。nは0又は1〜5の整数
を表し、nが2以上のとき、Xは同一でも相異なってい
ても良い。)で表される化合物と、式(2)
【0006】
【化5】
【0007】で表される化合物とを反応させることを特
徴とする式(3)
徴とする式(3)
【0008】
【化6】
【0009】(式中、Xおよびnは前記と同一の意味を
表す。)で表されるフェノキシアミン類の製造法であ
る。
表す。)で表されるフェノキシアミン類の製造法であ
る。
【0010】
【従来の技術】従来、フェノール類から、前記一般式
(3)で表されるフェノキシアミン類の製造法として
は、例えば以下の方法が知られている。
(3)で表されるフェノキシアミン類の製造法として
は、例えば以下の方法が知られている。
【0011】1)フェノールのアルカリ金属塩とヒドロ
キシアミン−O−スルホン酸との反応による方法(Che
m. Ind. (1962) 559-560, 特開平4−368360)
キシアミン−O−スルホン酸との反応による方法(Che
m. Ind. (1962) 559-560, 特開平4−368360)
【0012】
【化7】
【0013】2)フェノールのアルカリ金属塩と、弗化
ニトロベンゼンとヒドロキシルアミンから得られるニト
ロフェノキシアミン類の反応による方法。(特開昭60
−169447)
ニトロベンゼンとヒドロキシルアミンから得られるニト
ロフェノキシアミン類の反応による方法。(特開昭60
−169447)
【0014】
【化8】
【0015】3)置換フェノールのアルカリ金属塩とメ
シチレンスルホニルヒドロキシルアミンとの反応による
方法。(Synthesis(1980)461-463)
シチレンスルホニルヒドロキシルアミンとの反応による
方法。(Synthesis(1980)461-463)
【0016】
【化9】
【0017】(式中R1およびR2は、水素原子、メチ
ル、クロルまたは一緒になって(CH2)4を表す。) しかしながらこれらの方法は、良好な収率が得られがた
く、又、オルト位に置換基を有する場合は適用が困難で
あったり、ベンゼン環上の置換基が限定されるなど、工
業的に有利な方法とは言いがたい。
ル、クロルまたは一緒になって(CH2)4を表す。) しかしながらこれらの方法は、良好な収率が得られがた
く、又、オルト位に置換基を有する場合は適用が困難で
あったり、ベンゼン環上の置換基が限定されるなど、工
業的に有利な方法とは言いがたい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の製造法を反応式で示せば
下記のとおりである。
下記のとおりである。
【0019】
【化10】
【0020】すなわち、一般式(1)で表される置換基
を有してもよいフェノールを不活性溶媒中、アルカリ存
在下、O−(ジフェニルホスフィニル)ヒドロキシルア
ミン(2)と反応させることにより、一般式(3)で表
されるフェノキシアミン類を得ることができる。
を有してもよいフェノールを不活性溶媒中、アルカリ存
在下、O−(ジフェニルホスフィニル)ヒドロキシルア
ミン(2)と反応させることにより、一般式(3)で表
されるフェノキシアミン類を得ることができる。
【0021】反応に用いられる塩基としては、水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化
物、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカ
リ土類金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
のアルカリ金属炭酸塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土
類金属炭酸塩、ソジウムメチラート、t−BuOKなど
のアルコラート類、NaH,n−BuLi等のアルカリ
金属類、LDA等の金属アミド類、ピリジン、トリエチ
ルアミン等の有機塩基などを例示することができる。
リウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化
物、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカ
リ土類金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
のアルカリ金属炭酸塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土
類金属炭酸塩、ソジウムメチラート、t−BuOKなど
のアルコラート類、NaH,n−BuLi等のアルカリ
金属類、LDA等の金属アミド類、ピリジン、トリエチ
ルアミン等の有機塩基などを例示することができる。
【0022】反応に用いられる溶媒としては、ベンゼ
ン、トルエン等の炭化水素類、ジクロロメタン、クロロ
ホルム等のハロゲン化炭化水素類、THF、ジオキサン
等のエーテル類、アセトニトリル、DMF、DMSO、
水等、およびこれらの2種以上の混合溶媒を例示するこ
とができる。反応は反応が完了するまで、−20℃から
用いる溶媒の沸点までの間で行われる。また、第四級ア
ンモニウム塩などの相間移動触媒を用いて、二相系で反
応を行うこともできる。
ン、トルエン等の炭化水素類、ジクロロメタン、クロロ
ホルム等のハロゲン化炭化水素類、THF、ジオキサン
等のエーテル類、アセトニトリル、DMF、DMSO、
水等、およびこれらの2種以上の混合溶媒を例示するこ
とができる。反応は反応が完了するまで、−20℃から
用いる溶媒の沸点までの間で行われる。また、第四級ア
ンモニウム塩などの相間移動触媒を用いて、二相系で反
応を行うこともできる。
【0023】さらに、一般式(1)で表されるフェノー
ル類と塩基を反応させ、得られたフェノレートを単離し
た後に、O−(ジフェニルホスフィニル)ヒドロキシル
アミン(2)と反応させることによっても一般式(3)
で表されるフェノキシアミン類を得ることができる。
ル類と塩基を反応させ、得られたフェノレートを単離し
た後に、O−(ジフェニルホスフィニル)ヒドロキシル
アミン(2)と反応させることによっても一般式(3)
で表されるフェノキシアミン類を得ることができる。
【0024】アミノ化剤であるO−(ジフェニルホスフ
ィニル)ヒドロキシルアミン(2)は、例えばJ.C.
S.Perkin I, 3284(1981)に記載の
方法、即ち、ジフェニルホスフィン酸とヒドロキシルア
ミンとの反応等で製造することができる。
ィニル)ヒドロキシルアミン(2)は、例えばJ.C.
S.Perkin I, 3284(1981)に記載の
方法、即ち、ジフェニルホスフィン酸とヒドロキシルア
ミンとの反応等で製造することができる。
【0025】本発明の目的化合物は、反応終了後、通常
の後処理をおこなうことで得ることができる。また、本
発明で得られた化合物の構造は、NMR、IR、MAS
Sスペクトル等によって決定した。
の後処理をおこなうことで得ることができる。また、本
発明で得られた化合物の構造は、NMR、IR、MAS
Sスペクトル等によって決定した。
【0026】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説
明する。 (実施例1) 3−クロロフェノキシアミンの製造
明する。 (実施例1) 3−クロロフェノキシアミンの製造
【0027】
【化11】
【0028】3−クロロフェノール1.0g(7.8mmo
l)をDMF10mlに溶解し、0℃でt−BuOK
0.87g(7.8mmol)を少しづつ加え30分攪拌し
た。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒド
ロキシルアミン1.7g(7.8mmol)を少しづつ加え室温
で4時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエーテル
で抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバポレ
ーターで留去し、目的物0.78gをオイルとして得
た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 5.87(2H,bs)、6.88−7.03(2H,
m)、7.15−7.29(2H,m)
l)をDMF10mlに溶解し、0℃でt−BuOK
0.87g(7.8mmol)を少しづつ加え30分攪拌し
た。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒド
ロキシルアミン1.7g(7.8mmol)を少しづつ加え室温
で4時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエーテル
で抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバポレ
ーターで留去し、目的物0.78gをオイルとして得
た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 5.87(2H,bs)、6.88−7.03(2H,
m)、7.15−7.29(2H,m)
【0029】(実施例2) 4−クロロフェノキシアミンの製造
【0030】
【化12】
【0031】4−クロロフェノール2.58g(20.0mm
ol)をDMF20mlに溶解し、0℃でt−BuOK
2.25g(20.0mmol)を少しづつ加え30分攪拌し
た。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒド
ロキシルアミン4.4g(20.0mmol)を少しづつ加え室温
で2時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエーテル
で抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバポレ
ーターで留去し、目的物1.22gをオイルとして得
た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 5.87(2H,bs)、7.09(2H、d)、7.
23(2H,d)
ol)をDMF20mlに溶解し、0℃でt−BuOK
2.25g(20.0mmol)を少しづつ加え30分攪拌し
た。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒド
ロキシルアミン4.4g(20.0mmol)を少しづつ加え室温
で2時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエーテル
で抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバポレ
ーターで留去し、目的物1.22gをオイルとして得
た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 5.87(2H,bs)、7.09(2H、d)、7.
23(2H,d)
【0032】(実施例3) 3,5−ジメチルフェノキシアミンの製造
【0033】
【化13】
【0034】3,5−ジメチルフェノール1.0g(8.
2mmol)をDMF10mlに溶解し、0℃でt−BuOK
0.92g(8.2mmol)を少しづつ加え30分攪拌し
た。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒド
ロキシルアミン1.97g(8.2mmol)を少しづつ加え室
温で1.5時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエー
テルで抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバ
ポレーターで留去し、目的物0.29gをオイルとして
得た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 2.30(6H,s)、5.79(2H,bs)、6.
60(1H,s),6.78(2H,s)
2mmol)をDMF10mlに溶解し、0℃でt−BuOK
0.92g(8.2mmol)を少しづつ加え30分攪拌し
た。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒド
ロキシルアミン1.97g(8.2mmol)を少しづつ加え室
温で1.5時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエー
テルで抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバ
ポレーターで留去し、目的物0.29gをオイルとして
得た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 2.30(6H,s)、5.79(2H,bs)、6.
60(1H,s),6.78(2H,s)
【0035】(実施例4) 3,5−ジクロロフェノキシアミンの製造
【0036】
【化14】
【0037】3,5−ジクロロフェノール2.0g(1
2.3mmol)をDMF20mlに溶解し、0℃でt−Bu
OK 1.4g(12.3mmol)を少しづつ加え30分攪拌
した。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒ
ドロキシルアミン2.7g(12.3mmol)を少しづつ加え室
温で4時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエーテ
ルで抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバポ
レーターで留去し、目的物1.0gを結晶として得た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 5.91(2H,bs)、6.94(1H,d)、7.
09(2H,d)
2.3mmol)をDMF20mlに溶解し、0℃でt−Bu
OK 1.4g(12.3mmol)を少しづつ加え30分攪拌
した。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒ
ドロキシルアミン2.7g(12.3mmol)を少しづつ加え室
温で4時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエーテ
ルで抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバポ
レーターで留去し、目的物1.0gを結晶として得た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 5.91(2H,bs)、6.94(1H,d)、7.
09(2H,d)
【0038】(実施例5) 2−ニトロフェノキシアミンの製造
【0039】
【化15】
【0040】2−ニトロフェノール1.0g(7.2mmo
l)をDMF10mlに溶解し、0℃でt−BuOK
0.81g(7.2mmol)を少しづつ加え30分攪拌し
た。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒド
ロキシルアミン1.6g(7.2mmol)を少しづつ加え室温
で12時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエーテ
ルで抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバポ
レーターで留去し、目的物0.32gを結晶として得
た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 6.18(2H,bs)、7.03(1H,t)、7.
57(1H,t)、7.81(1H,d)、7.90
(1H,d)
l)をDMF10mlに溶解し、0℃でt−BuOK
0.81g(7.2mmol)を少しづつ加え30分攪拌し
た。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒド
ロキシルアミン1.6g(7.2mmol)を少しづつ加え室温
で12時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエーテ
ルで抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバポ
レーターで留去し、目的物0.32gを結晶として得
た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 6.18(2H,bs)、7.03(1H,t)、7.
57(1H,t)、7.81(1H,d)、7.90
(1H,d)
【0041】(実施例6) 2−トリフロロメチルフェノキシアミンの製造
【0042】
【化16】
【0043】2−トリフロロメチルフェノール2.0g
(12mmol)をDMF20mlに溶解し、0℃でt−Bu
OK 1.4g(12mmol)を少しづつ加え30分攪拌し
た。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒド
ロキシルアミン2.7g(12mmol)を少しづつ加え室温で
12時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエーテル
で抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバポレ
ーターで留去し、目的物1.0gをオイルとして得た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 6.04(2H,bs)、7.00(1H,t)、7.
45−7.56(2H,m)、7.68(1H,d)
(12mmol)をDMF20mlに溶解し、0℃でt−Bu
OK 1.4g(12mmol)を少しづつ加え30分攪拌し
た。次に、0℃でO−(ジフェニルホスフィニル)ヒド
ロキシルアミン2.7g(12mmol)を少しづつ加え室温で
12時間攪拌した。反応液に水を加えジエチルエーテル
で抽出後、5%NaOH水溶液、次に水で洗浄し無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロータリーエバポレ
ーターで留去し、目的物1.0gをオイルとして得た。1 H−NMR(CDCl3,δ,ppm) 6.04(2H,bs)、7.00(1H,t)、7.
45−7.56(2H,m)、7.68(1H,d)
【0044】(比較例) 従来の技術1)Chem. Ind. (1962)559-560に記載されて
いる方法に従い、4−クロロフェノキシアミンの製造を
行った
いる方法に従い、4−クロロフェノキシアミンの製造を
行った
【0045】
【化17】
【0046】水420mlに苛性カリウム33.6gを
溶解し、4−クロロフェノール77.1g(0.66mol)
を加えた。次いで、トルエン200mlを加え加熱還流
下、ヒドロキシアミン−O−スルホン酸17gを水40
mlに溶解し滴下した。30分還流下反応後、冷却して
ジエチルエーテルで抽出し、5%NaOH水溶液、次に
水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロ
ータリーエバポレーターで留去し、目的物3.2gをオ
イルとして得た。
溶解し、4−クロロフェノール77.1g(0.66mol)
を加えた。次いで、トルエン200mlを加え加熱還流
下、ヒドロキシアミン−O−スルホン酸17gを水40
mlに溶解し滴下した。30分還流下反応後、冷却して
ジエチルエーテルで抽出し、5%NaOH水溶液、次に
水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒をロ
ータリーエバポレーターで留去し、目的物3.2gをオ
イルとして得た。
【0047】
【発明の効果】本発明の方法によれば、医薬、農薬等の
中間体として有用な、種々の置換基を有するフェノキシ
アミン類を、簡便に高収率で製造することができる。本
発明に係わる化合物は、例えば下記反応式に示すよう
に、WO90/1874号記載の除草剤を製造する中間
体として用いることができる。
中間体として有用な、種々の置換基を有するフェノキシ
アミン類を、簡便に高収率で製造することができる。本
発明に係わる化合物は、例えば下記反応式に示すよう
に、WO90/1874号記載の除草剤を製造する中間
体として用いることができる。
【0048】
【化18】
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、Xは、ニトロ基、シアノ基、水酸基、ハロゲン
原子、C1-4アルキル基、C 1-4ハロアルキル基、C2-5アル
ケニル基、C2-5アルキニル基、C2-5ハロアルケニル基、
C2-5ハロアルキニル基、C1-4アルコキシ基、C1-4ハロア
ルコキシ基、C1-4アルキルチオ基、C1-4アルキルスルフ
ィニル基、C1-4アルキルスルホニル基、C1 -4アルコキシ
カルボニル基、C1-4ハロアルコキシカルボニル基、C1-4
アルキルアミノカルボニル基、C1-4ハロアルキルアミノ
カルボニル基、C1-4ジアルキルアミノカルボニル基、C
1-4アルキルチオカルボニル基、C1-4アルキルカルボニ
ル基、C1-4ハロアルキルカルボニル基、C1-4アルキルア
ミノスルホニル基、ジC1-4アルキルアミノスルホニル
基、アミノ基、C1-4アルキルアミノ基、ジC1-4アルキル
アミノ基を表す。nは0又は1〜5の整数を表し、nが
2以上のとき、Xは同一でも相異なっていても良い。)
で表される化合物と、 式(2) 【化2】 で表される化合物とを反応させることを特徴とする一般
式(3) 【化3】 (式中、X、nは前記と同じ意味を表す。)で表される
フェノキシアミン類の製造法。
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-
1999
- 1999-09-10 JP JP25663199A patent/JP2001081071A/ja not_active Withdrawn
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