JP2001079381A - 熱水分解用反応塔 - Google Patents

熱水分解用反応塔

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JP2001079381A
JP2001079381A JP25649299A JP25649299A JP2001079381A JP 2001079381 A JP2001079381 A JP 2001079381A JP 25649299 A JP25649299 A JP 25649299A JP 25649299 A JP25649299 A JP 25649299A JP 2001079381 A JP2001079381 A JP 2001079381A
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nozzles
hydrothermal decomposition
chlorine
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JP25649299A
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Naoki Shindo
直樹 新藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理能力向上の要求に応えるべく径を大型化
しても、酸化剤を注入するノズルの閉塞を生じることな
く、かつ内部の粉体の沈殿を防止しながら同粉体を積極
的かつ十分に撹拌でき、有害な生成物を伴わずに含塩素
難分解性有機化合物を効率的に分解することが可能な熱
水分解用反応塔を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、高温高圧下の塔本体10内に
含塩素難分解性有機化合物及び炭酸ナトリウムを供給
し、塔本体10内で炭酸ナトリウムを粉体17とすると
共に、塔本体10に設けられたノズルから酸素Aを注入
することにより、粉体17を撹拌しながら含塩素難分解
性有機化合物を熱水中で脱塩、酸化分解する熱水分解用
反応塔において、塔本体10の下部10bに酸素Aを注
入する複数本のノズル11〜15を配設し、ノズル11
〜15の噴出口と対応する塔本体10の下部10bの内
壁面に漏斗状の凹部18〜22をそれぞれ設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCB(ポリ塩化
ビフェニル)等の含塩素難分解性有機化合物を高温高圧
下で熱水分解するための熱水分解用反応塔に関する。
【0002】
【従来の技術】PCB等の含塩素難分解性有機化合物
は、そのままの状態で焼却処理を行うと、温度によって
はダイオキシン等の有害物質を生成する可能性がある。
このため、有害物質を生成しない安全な含塩素難分解性
有機化合物処理法として、高温高圧下の熱水中で酸化分
解する方法が提案されており、この方法には、図5に示
すような熱水分解用反応塔51が用いられている。上記
反応塔51は、上下両端部が半球状に閉塞された円筒型
で、内部が高温高圧下に置かれる塔本体52を備えてお
り、該塔本体52内には、含塩素難分解性有機化合物
(例えば、C126Cl4)及び炭酸ナトリウム(Na2
CO3)が供給されるようになっている。また、塔本体
52の直下部52aの中央位置には、酸素(O2)など
の酸化剤を注入する1本のノズル53が配設されてい
る。
【0003】このような反応塔51を用いて、PCB等
の含塩素難分解性有機化合物の熱水分解を行うには、ま
ず、温度300〜400℃、圧力26MPa程度の高温
高圧下にある塔本体52内に含塩素難分解性有機化合物
及び炭酸ナトリウムを供給する。すると、炭酸ナトリウ
ムは、高温下の塔本体52内で触媒機能を有する粉体5
4になるため、ノズル53より酸化剤の酸素を噴射させ
て塔本体52内に注入し、粉体54を吹き上げて撹拌す
ることにより、当該含塩素難分解性有機化合物を上記高
温高圧下の熱水中で粉体54の炭酸ナトリウムと反応さ
せて脱塩すると共に、酸素により酸化分解すれば、同含
塩素難分解性有機化合物は、塩(NaCl)、水(H2
O)及び二酸化炭素(CO2)を生成し、有害な生成物
を伴わずに分解されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の熱水分解用反応塔51では、通常の寸法(例え
ば高さ3m、直径300mm)で形成された塔本体52
内において、粉体54の撹拌性能の最適化を図るため、
1本のノズル53により酸素を噴射させているので、単
位時間当たりの処理能力の向上を背景とした径方向の大
型化の要求に対して、十分に応えることができなかっ
た。すなわち、大型化した塔本体52の直下部52aか
ら1本のノズル53で酸素を塔本体52内に注入する場
合には、図5中の実線に示す如く、酸素の噴射領域が限
られていることから、塔本体52内の粉体54の全部を
吹き上げて撹拌するということができず、粉体54の一
部が沈殿してしまい、含塩素難分解性有機化合物を効率
的に酸化分解できないという不具合を有していた。ま
た、含塩素難分解性有機化合物との接触面積を稼ぐため
には、ノズル53より噴射させる酸素の気泡が過度に大
きくならないようにする必要があるが、1本のノズル5
3よると、酸素の気泡が大きくなる傾向にある。さら
に、塔本体52内の圧力などの関係から、これを調整す
るためにノズル53からの酸素の供給を停止したり、あ
るいは運転中であっても、ノズル53の噴出口が粉体5
4によって閉塞してしまうということが起こった。
【0005】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、処理能力向上の要求に応え
るべく径を大型化しても、酸化剤を注入するノズルの閉
塞を生じることなく、かつ内部の粉体の沈殿を防止しな
がら同粉体を積極的かつ十分に撹拌でき、有害な生成物
を伴わずに含塩素難分解性有機化合物を効率的に分解す
ることが可能な熱水分解用反応塔を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するため、本発明は、高温高圧下の塔本体内に
含塩素難分解性有機化合物及び炭酸ナトリウムを供給
し、前記塔本体内で前記炭酸ナトリウムを粉体とすると
共に、前記塔本体に設けられたノズルから酸化剤を注入
することにより、前記炭酸ナトリウムの粉体を撹拌しな
がら前記含塩素難分解性有機化合物を熱水中で脱塩、酸
化分解する熱水分解用反応塔において、前記塔本体の下
部に酸化剤を注入する複数本のノズルを配設し、これら
ノズルの噴出口と対応する前記塔本体の下部内壁面に漏
斗状の凹部をそれぞれ設けている。
【0007】また、本発明では、前記各ノズルに、前記
塔本体内への酸化剤の注入及び停止を制御する電磁弁が
それぞれ設けられている。そして、本発明では、前記各
ノズルが、前記電磁弁の開閉作動により前記塔本体内へ
の酸化剤の間欠噴射が可能なように構成されている。さ
らに、本発明では、前記各ノズルの噴出口が、前記酸化
剤を前記塔本体の中心方向へ噴射させるべく、前記塔本
体の中心位置に向けて配置されている。しかも、本発明
では、前記ノズルが、前記塔本体の下部中心位置と、該
中心位置に対して放射線上の位置に配設されている。ま
た、本発明では、前記塔本体の下部中心位置に設けられ
たノズルの凹部周縁と、前記放射線上の位置に設けられ
たノズルの凹部周縁とが互いに接している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明の実
施の形態に係る熱水分解用反応塔が設備されたプラント
の一部概念図、図2は本発明の実施の形態に係る熱水分
解用反応塔において、すべてのノズルから酸素を注入し
ている定常状態の断面図、図3は本発明の実施の形態に
係る熱水分解用反応塔において、一部のノズルから酸素
を注入している間欠噴射状態の断面図、図4は本発明の
実施の形態に係る熱水分解用反応塔を上方から見た断面
図を示している。
【0009】図1において、本発明の実施の形態に係る
熱水分解用反応塔1は、PCB等の含塩素難分解性有機
化合物の熱水分解を行うプラントに設備されている。こ
のため、反応塔1の上流側は、ポンプ2,3及び予熱器
4等を介して第1タンク5及び第2タンク6とそれぞれ
接続されており、これら第1及び第2タンク5,6と予
熱器4との間には、水を圧送する管路7が連通して配設
されている。第1タンク5内には含塩素難分解性有機化
合物が貯蔵され、第2タンク6内には反応剤として作用
する炭酸ナトリウム水溶液が貯蔵されている。そして、
反応塔1の下部は、後述のノズルや電磁弁を介して酸化
剤の一つである酸素Aを供給する酸素供給源8と接続さ
れている。また、反応塔1の下流側は、固形物の粉体を
分離除去するサイクロンセパレータ9と接続されてお
り、除去された粉体は、サイクロンセパレータ9で回収
されて反応塔1内に戻されるようになっている。なお、
同サイクロンセパレータ9の下流には、図示しない二次
反応器、冷却器、放出タンク等が配設されている。
【0010】したがって、第1タンク5内の含塩素難分
解性有機化合物と、第2タンク6内の炭酸ナトリウムと
は、それぞれポンプ2,3により予熱器4に圧送され、
それと同時に図示しない水供給源から管路7を経て圧送
されて来る水と混合される。そして、当該混合物は予熱
器4で加熱された後、高温高圧下の反応塔1内に供給さ
れると共に、酸素供給源8から酸素Aが反応塔1の下部
に供給される。反応塔1内で熱水分解された溶液は、サ
イクロンセパレータ9を通り、固形物の粉体を除去した
後に図外の二次反応器へ送給され、該二次反応器を流出
するまでに含塩素難分解性有機化合物は完全に分解され
る。同二次反応器を出た溶液は図外の冷却器で冷却され
た後、図示しない放出弁により減圧されて放出タンク内
に貯留され、塩、水及び二酸化炭素として外部に放出さ
れることになる。
【0011】一方、上記反応塔1は、上下両端部が閉塞
された円筒型であって、高温(約400℃)及び高圧
(約12MPa)に耐え得る構造の塔本体10を備えて
おり、該塔本体10の上下部10a,10bは、半球状
の鏡板によって構成されている。そして、塔本体10の
下部10bには、図2〜図4に示す如く、酸化剤として
の酸素Aを注入する複数本(本実施の形態では5本)の
ノズル11〜15が配設されている。これらノズルは、
塔本体10の下部中心位置に配設される中心ノズル11
と、この中心位置に対して放射線上の四方位置に配設さ
れる周辺ノズル12〜15とから構成されており、該周
辺ノズル12〜15は同一の円周方向に沿って等間隔に
設けられている。しかも、各ノズル11〜15の先端噴
出口は、塔本体10の内部に位置し、酸素Aを塔本体1
0の中心方向へ噴射させて吹き上げるべく、塔本体10
の中心位置に向けて配置されている。
【0012】また、上記各ノズル11〜15の基端側に
は、塔本体10内への酸素Aの注入及び停止を制御する
ための電磁弁16がそれぞれ設けられている。これら電
磁弁16は、酸素供給源8(図1参照)と各ノズル11
〜15とを接続する管路の途中に配設され、図示しない
コントローラによって開閉操作されるようになってい
る。すなわち、各ノズル11〜15は、電磁弁16の開
閉作動によって、塔本体10内への酸素Aの間欠噴射が
可能なように構成されている。したがって、反応塔1の
定常運転状態では、図2に示す如く、複数本のノズル1
1〜15から塔本体10内へ同時に酸素Aを噴射注入
し、一定期間に一度の割合で沈殿した炭酸ナトリウムの
粉体17を吹き上げる場合には、図3に示す如く、選択
したノズル12のみから塔本体10内へ集中して酸素A
を噴射注入できるようになっている。
【0013】また、上記塔本体10の下部10bの内壁
面には、各ノズル11〜15の噴出口と対応し、かつ該
噴出口を中心とした漏斗状(円錐形状)の凹部18〜2
2がそれぞれ設けられており、酸素Aの噴射時に、塔本
体10内で浮遊する粉体17や下部10bの内壁面に溜
まった粉体17等の沈殿物が当該凹部18〜22の傾斜
面に沿って広範囲に吹き上げられるように構成されてい
る。しかも、塔本体10の下部10bの中心位置に設け
られた中心ノズル11の凹部18の周縁と、放射線上の
位置に設けられた周辺ノズル12〜15の凹部19〜2
2の周縁とは、図4に示す如く、対向する側が互いに接
するような位置と大きさで形成されており、下部10b
の内壁面に粉体17などが沈殿する平坦部分が生じない
ような構造となっている。
【0014】次に、本発明の実施形態に係る熱水分解用
反応塔1の作用について説明する。まず、PCB等の含
塩素難分解性有機化合物と炭酸ナトリウムなどを高温高
圧下の塔本体10内に供給すると、炭酸ナトリウムは高
温(約350℃以上)で極めて水に溶けにくくなり、固
体として反応液中に析出することにより、触媒機能を有
する粉体17となる。また、酸素供給源8から電磁弁1
6を介して各ノズル11〜15より酸化剤の酸素Aを同
時に噴射させて塔本体10内に注入する。すると、上記
粉体17は、図2に示す如く、噴射された酸素Aで各凹
部18〜22の傾斜面に沿って吹き上げられ、塔本体1
0内で撹拌されることになる。この撹拌された粉体17
は、酸素Aと一緒になって含塩素難分解性有機化合物と
反応し、該含塩素難分解性有機化合物を脱塩及び酸化分
解して塩、水及び二酸化炭素を生成し、上記した手順で
外部に放出されることになる。なお、一定期間に一度の
割合で沈殿した粉体17を吹き上げる場合には、図示し
ないコントローラで各電磁弁16を開閉作動させ、例え
ば、中心ノズル11や周辺ノズル13〜15の噴射注入
を停止し、周辺ノズル12のみから塔本体10内へ集中
して酸素Aを噴射注入することにより間欠噴射を行う。
【0015】本発明の実施形態に係る熱水分解用反応塔
1では、塔本体10の下部10bに中心ノズル11及び
周辺ノズル12〜15を配設すると共に、これらノズル
11〜15の噴出口と対応する下部10bの内壁面に漏
斗状の凹部18〜22をそれぞれ設けているため、反応
塔1の径を大型化しても、粉体17等が各ノズル11〜
15を閉塞したり、下部10bの内壁面に沈殿するとい
うことはなくなり、塔本体10内で十分に撹拌でき、有
害な生成物を伴うことなくPCB等の含塩素難分解性有
機化合物を迅速かつ確実に脱塩及び酸化分解することが
でき、処理性能の向上を図ることができる。また、各ノ
ズル11〜15には、電磁弁16が設けられているた
め、すべてのノズルから酸素Aを噴射させたり、あるい
は所望のノズルから間欠噴射させることが可能になり、
噴射の集中で粉体17等の沈殿をより一層防止できる。
しかも、各ノズル11〜15の噴射口は、塔本体10の
中心位置に向けて配置されているため、酸素Aを塔本体
10の中心方向へ噴射でき、粉体17の撹拌性能を高め
ることができる。
【0016】以上、本発明の実施形態につき述べたが、
本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において各種の変形及び
変更を加え得るものである。例えば、本実施の形態で
は、酸素Aを注入するノズル11〜15として5本設け
たが、径が更に大きな大型の反応塔では、周辺ノズル1
2〜15の間にそれぞれノズルを設けて総本数が9本の
ノズルで対応することも可能である。その場合は、各ノ
ズルに対応して漏斗状の凹部も設ける必要があるが、周
辺ノズルの凹部周縁は、中心ノズル11の凹部18の周
縁のみならず、隣接する凹部周縁同士も互いに接してい
る方が好ましい。
【0017】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る熱水分解用反
応塔は、高温高圧下の塔本体内に含塩素難分解性有機化
合物及び炭酸ナトリウムを供給し、前記塔本体内で前記
炭酸ナトリウムを粉体とすると共に、前記塔本体に設け
られたノズルから酸化剤を注入することにより、前記炭
酸ナトリウムの粉体を撹拌しながら前記含塩素難分解性
有機化合物を熱水中で脱塩、酸化分解するものであっ
て、前記塔本体の下部に酸化剤を注入する複数本のノズ
ルを配設し、これらノズルの噴出口と対応する前記塔本
体の下部内壁面に漏斗状の凹部をそれぞれ設けているの
で、塔本体の径を大きく形成しても、塔本体内の粉体を
積極的かつ十分に撹拌でき、粉体によって各ノズルが閉
塞したり、粉体が下部の内壁面に沈殿するということは
なくなり、有害な生成物を伴うことなくPCB等の含塩
素難分解性有機化合物を迅速かつ確実に脱塩及び酸化分
解することができ、単位時間当たりの処理能力の向上を
背景とした径方向の大型化の要求に十分に応えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る熱水分解用反応塔が
設備されたプラントの一部を示す概念図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る熱水分解用反応塔に
おいて、すべてのノズルから酸素を注入している定常状
態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る熱水分解用反応塔に
おいて、一部のノズルから酸素を注入している間欠噴射
状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る熱水分解用反応塔を
上方から見た断面図である。
【図5】従来の熱水分解用反応塔を示す断面図である。
【符号の説明】
1 熱水分解用反応塔 2,3 ポンプ 4 予熱器 5 第1タンク 6 第2タンク 7 管路 8 酸素供給源 10 塔本体 11〜15 ノズル 16 電磁弁 17 粉体 18〜22 凹部 A 酸素

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温高圧下の塔本体内に含塩素難分解性
    有機化合物及び炭酸ナトリウムを供給し、前記塔本体内
    で前記炭酸ナトリウムを粉体とすると共に、前記塔本体
    に設けられたノズルから酸化剤を注入することにより、
    前記炭酸ナトリウムの粉体を撹拌しながら前記含塩素難
    分解性有機化合物を熱水中で脱塩、酸化分解する熱水分
    解用反応塔において、前記塔本体の下部に酸化剤を注入
    する複数本のノズルを配設し、これらノズルの噴出口と
    対応する前記塔本体の下部内壁面に漏斗状の凹部をそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする熱水分解用反応塔。
  2. 【請求項2】 前記各ノズルには、前記塔本体内への酸
    化剤の注入及び停止を制御する電磁弁がそれぞれ設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の熱水分解用
    反応塔。
  3. 【請求項3】 前記各ノズルは、前記電磁弁の開閉作動
    により前記塔本体内への酸化剤の間欠噴射が可能なよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の熱水分解用反応塔。
  4. 【請求項4】 前記各ノズルの噴出口は、前記酸化剤を
    前記塔本体の中心方向へ噴射させるべく、前記塔本体の
    中心位置に向けて配置されていることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の熱水分解用反応塔。
  5. 【請求項5】 前記ノズルは、前記塔本体の下部中心位
    置と、該中心位置に対して放射線上の位置に配設されて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    熱水分解用反応塔。
  6. 【請求項6】 前記塔本体の下部中心位置に設けられた
    ノズルの凹部周縁と、前記放射線上の位置に設けられた
    ノズルの凹部周縁とが互いに接していることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の熱水分解用反応塔。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6984768B2 (en) * 2002-05-21 2006-01-10 Battelle Energy Alliance, Llc Method for destroying halocarbon compositions using a critical solvent

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6984768B2 (en) * 2002-05-21 2006-01-10 Battelle Energy Alliance, Llc Method for destroying halocarbon compositions using a critical solvent

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Effective date: 20030919