JP2001079114A - 平行棒型歩行訓練機 - Google Patents

平行棒型歩行訓練機

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JP2001079114A
JP2001079114A JP26298899A JP26298899A JP2001079114A JP 2001079114 A JP2001079114 A JP 2001079114A JP 26298899 A JP26298899 A JP 26298899A JP 26298899 A JP26298899 A JP 26298899A JP 2001079114 A JP2001079114 A JP 2001079114A
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walking
training machine
walking training
training
force
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JP26298899A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Nishibe
邦彦 西部
Isao Kojima
功 小嶋
Ikuo Yoneda
郁夫 米田
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 訓練のデータを記録して、訓練状況を定量的
に把握することができる平行棒型歩行訓練機を提供する
こと。 【解決手段】 一対の平行棒3a、3bを支柱4により
略水平に支持せしめた歩行訓練機の支柱4に、加えられ
た力を検知する力検知センサ5a、5b、5c、5dを
配設するとともに、この力検知センサ5a、5b、5
c、5dの出力を演算する演算装置80と、演算装置8
0の演算結果を表示する表示装置81と、演算結果を記
憶するデータ記憶装置82とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者や足腰の不
自由な人等のリハビリに適した平行棒型の歩行訓練機に
関し、特に、訓練のデータを記録することができる平行
棒型歩行訓練機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歩行訓練は、高齢者や足腰の不自由な
人、手術後の患者等のリハビリにおいて多く採用され、
なかでも平行棒型の歩行訓練機はこの訓練の補助をなす
器具として多用されている。従来の平行棒型歩行訓練機
は、一対の平行棒を支柱により手摺り状に略水平に配設
したものからなり、平行棒につかまって歩行することに
より、足腰の訓練を行うようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
平行棒型歩行訓練機においては、歩行訓練を実施して
も、歩行の回復度、歩行速度、左右の体のバランス、あ
るいは手すりである平行棒にどれだけ依存しているかな
どの訓練データの検知手段が無く、医者や理学療法士に
おいて、訓練状況の定量的な把握ができない点で問題が
あった。
【0004】本発明は、従来の歩行訓練機の問題点を解
決し、訓練のデータを記録して、訓練状況を定量的に把
握することができる平行棒型歩行訓練機を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の平行棒型歩行訓練機は、一対の平行棒を支
柱により略水平に支持せしめた歩行訓練機において、前
記支柱に、加えられた力を検知する力検知センサを配設
するとともに、該力検知センサの出力を演算する演算装
置と、該演算装置の演算結果を表示する表示装置と、該
演算結果を記憶するデータ記憶装置とを設けたことを特
徴とする。
【0006】この平行棒型歩行訓練機は、歩行訓練者の
平行棒に対する力を演算、表示、記憶するとともに、過
去のデータとの比較などにより、訓練の進歩状況や回復
度などを定量的に把握することができ、これらのデータ
を活用することにより、医者や理学療法士では患者の歩
行訓練を有効に進めることが可能となり、短期間の歩行
訓練を実現することができる。
【0007】この場合において、歩行訓練者の位置を検
知する位置検知センサを設けることができる。
【0008】これにより、歩行訓練者の歩行速度も同様
に、演算、表示、記憶し、上記データとともに有効に活
用することができる。
【0009】また、歩行訓練者の足の位置を検知する足
位置検知センサを設けることができる。
【0010】これにより、歩行速度や、歩幅、左右の歩
幅の違いなども同様に、演算、表示、記憶することがで
きる。
【0011】さらに、演算装置の演算結果を音声にて出
力する音声出力装置を設けることができる。
【0012】これにより、訓練結果を視認するだけでな
く、耳で聞きながら訓練を行えるため、例えば、目の不
自由な人でも、訓練結果を確認しながら訓練に励むこと
が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1に、本発明の平行棒型歩行訓練機の第
1実施例を示す。図1において、1は歩行訓練者、2は
平行棒型歩行訓練機であり、この歩行訓練機2は、一対
の平行棒3a、3bを4本の支柱4と架台6とによって
略水平に支持している。そして、加えられた力を検知す
る力検知センサ5a、5b、5c、5dを上記4本の支
柱4にそれぞれ配設するとともに、歩行訓練者の位置を
検知する位置検知センサ7を支柱4に配設し、さらに、
力検知センサ5a、5b、5c、5dの出力を演算、表
示、記憶する演算表示装置8を支柱4の横に設けてい
る。
【0015】支柱4は、上部支柱41、下部支柱42な
どと上下に分割されており、図示省略する止めねじなど
により、平行棒3の地上からの高さを歩行訓練者の体格
に合わせて変更できるように構成されている。
【0016】力検知センサ5a〜5dは、それぞれ加え
られた力を、縦、横、高さ方向の3分力に分けて測定可
能な仕様とする。
【0017】歩行訓練者1は、例えば、右手11で平行
棒3aを、左手12で平行棒3bをつかんだ状態で、体
重の一部を平行棒3a、3bに預けつつ、平行棒3a、
3bを押しながら、又は引きながら歩行する。この時、
それぞれの手でつかんだ平行棒3a、3bの位置におけ
る力の3分力成分、すなわち、内外方向20、21、上
下方向22、23、前後方向24、25は、力検知セン
サ5a、5b、5c、5dのそれぞれの力方向成分を用
いて演算表示装置8により演算される。力20、22、
24は、力検知センサ5a、5bと、歩行訓練者位置と
から演算し、力21、23、25は、力検知センサ5
c、5dと、歩行訓練者位置とから演算して求める。そ
して、歩行訓練者の体の位置は、位置検知センサ7か
ら、例えば、超音波を発し、歩行訓練者からの反射波を
検知して、その時間遅れなどから求めることができる。
【0018】また、右足の位置は右足位置検知センサ7
1により、左足の位置は左足位置検知センサ72によ
り、それぞれ測定する。右足位置検知センサ71及び左
足位置検知センサ72は、それぞれ超音波センサやレー
ザ光センサなどによって構成する。このとき、演算表示
装置8により、左右の足の定位置の時間変化から歩行速
度や、左右の足の一歩毎の歩幅、左右の足の歩幅のバラ
ンスなどを演算することができる。
【0019】歩行訓練者1は平行棒3a、3bの端まで
到着すると、Uターンし、逆向きに歩行訓練を実施する
ことになる。この場合、左右の足位置検知センサ71、
72はそれぞれ右足と左足が逆になり、また、力検知セ
ンサ5a、5b、5c、5dでは右手と左手の位置が逆
になる。なお、本実施例においては、力検知センサ5
a、5b、5c、5dを柱4と架台6の間に設けている
が、平行棒3a、3bと柱4の間に設けても同一機能を
有することとなり、本発明は、この構成を排除するもの
ではない。
【0020】図2に、演算表示装置8の構成を示す。こ
の演算表示装置8は、各力検知センサ5a、5b、5
c、5dから得られた力信号、訓練データ、位置検知セ
ンサ7から得られた距離信号及び左右の足位置検知セン
サ71、72から得られた左右の足位置信号を処理する
演算装置80と、演算結果を表示する表示装置81と、
これらの演算結果のデータを記憶したり、読み出したり
するデータ記憶装置82とによって構成されている。
【0021】演算装置80は、平行棒3a、3bに対し
てかかっている力の3分力演算機能、平均化処理などの
統計処理機能を持っている。表示装置81では、演算結
果の時間的な変動値の表示、フロッピディスク等の記録
媒体から読み出した過去の訓練データとの比較表示など
を行う。また、データ記憶装置82では、パソコン等を
用いて、演算装置80において得られた訓練データを、
フロッピディスク等の記録媒体に記録することができ
る。また、過去の訓練結果との比較、再生なども可能で
あり、その結果は表示装置81に送られ、表示される。
なお、演算表示装置8では、位置検知センサ7による歩
行訓練者位置の連続的な測定により、歩行速度の計算な
ども実施し、表示することができる。
【0022】次に、図3に、本発明の平行棒型歩行訓練
機の第2実施例を示す。この実施例は、演算表示装置8
の表示部81を訓練者にもよく見えるように正面に設置
するとともに、音声出力装置83を設けるようにしたも
ので、その他の構成及び作用は、上記第2実施例の平行
棒型歩行訓練機と同様である。なお、図4に、本実施例
の演算表示装置8の構成を示す。
【0023】表示部81には、歩行速度、左右の足の歩
幅、左右の手にかかる力の3分力演算結果等とともに、
美しい花や自然の風景等の訓練者を飽きさせない映像等
を表示することができるようにし、これにより、訓練が
さらに効果的に行うことができるものとなる。さらに、
音声出力装置83からは、例えば、歩行速度や歩幅演算
結果、あるいは左右の手にかかっている力のバランス具
合等を音声出力することが可能であり、これにより、訓
練者は、自分の欠点や訓練状況を目で見たり、耳で聞い
たりしながら訓練に励むことができる。
【0024】以上のように、各実施例の平行棒型歩行訓
練機では、歩行訓練者の平行棒に対して及ぼす力を3分
力に分けて演算、表示、記憶するとともに、過去のデー
タとの比較などにより、訓練の進歩状況や回復度などを
定量的に把握することができ、また、歩行速度も同様
に、演算、表示、記憶して、これらのデータを有効に活
用することにより、医者や理学療法士が患者の歩行訓練
を有効に進めることができ、その結果、短期間に訓練を
実施することが可能となる。そして、足位置検知センサ
71、72を設けることにより、歩行速度や、歩幅、左
右の歩幅の違いなども同様に、演算、表示、記憶するこ
とができ、さらに、音声出力装置83を設けることによ
り、訓練結果を目で確認するだけでなく、耳でも聞きな
がら訓練を行えるため、例えば、目の不自由な人でも楽
しみながら訓練に励むことができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、歩行訓練者の平行棒に
対する力を演算、表示、記憶するとともに、過去のデー
タとの比較などにより、訓練の進歩状況や回復度などを
定量的に把握することができ、これらのデータを活用す
ることにより、医者や理学療法士では患者の歩行訓練を
有効に進めることが可能となり、短期間の歩行訓練を実
現することができる。
【0026】また、歩行訓練者の位置を検知する位置検
知センサを設けることにより、歩行訓練者の歩行速度も
同様に、演算、表示、記憶し、上記データとともに有効
に活用することができる。
【0027】そして、歩行訓練者の足の位置を検知する
足位置検知センサを設けることにより、歩行速度や、歩
幅、左右の歩幅の違いなども同様に、演算、表示、記憶
することができる。
【0028】さらに、演算装置の演算結果を音声にて出
力する音声出力装置を設けることにより、訓練結果を視
認するだけでなく、耳で聞きながら訓練を行えるため、
例えば、目の不自由な人でも、訓練結果を確認しながら
訓練に励むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平行棒型歩行訓練機の第1実施例を示
す斜視図である。
【図2】同歩行訓練機におけるデータの流れと演算表示
装置を示すチャート図である。
【図3】本発明の平行棒型歩行訓練機の第2実施例を示
す斜視図である。
【図4】同歩行訓練機におけるデータの流れと演算表示
装置を示すチャート図である。
【符号の説明】
1 歩行訓練者 2 平行棒型歩行訓練機 3a、3b 平行棒 4 支柱 5a、5b、5c、5d 力検知センサ 6 架台 7 位置検知センサ 71、72 足位置検知センサ 8 演算表示装置 80 演算装置 81 表示装置 82 データ記憶装置 83 音声出力装置 20、21 内外方向の力成分 21、23 上下方向の力成分 22、25 前後方向の力成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西部 邦彦 兵庫県尼崎市下坂部3丁目11番1号 日立 機電工業株式会社内 (72)発明者 小嶋 功 兵庫県神戸市西区美賀多台6丁目3番地1 −15−101 (72)発明者 米田 郁夫 神奈川県横浜市青葉区榎が丘30−11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の平行棒を支柱により略水平に支持
    せしめた歩行訓練機において、前記支柱に、加えられた
    力を検知する力検知センサを配設するとともに、該力検
    知センサの出力を演算する演算装置と、該演算装置の演
    算結果を表示する表示装置と、該演算結果を記憶するデ
    ータ記憶装置とを設けたことを特徴とする平行棒型歩行
    訓練機。
  2. 【請求項2】 歩行訓練者の位置を検知する位置検知セ
    ンサを設けたことを特徴とする請求項1記載の平行棒型
    歩行訓練機。
  3. 【請求項3】 歩行訓練者の足の位置を検知する足位置
    検知センサを設けたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の平行棒型歩行訓練機。
  4. 【請求項4】 演算装置の演算結果を音声にて出力する
    音声出力装置を設けたことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の平行棒型歩行訓練機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007001122A1 (en) * 2005-06-28 2007-01-04 Bu Hwan Jung Parallel bars instrument for walking exercise
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KR101335631B1 (ko) * 2010-04-19 2013-12-05 울산대학교 산학협력단 상황 인식 기반의 평행 보행 기구 및 환자 재활 훈련 시스템
JP2015139554A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 国立大学法人 筑波大学 歩行訓練システム及び歩行訓練器

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