JP2001077869A - データ受信機 - Google Patents
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- H04L7/041—Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
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- H04L25/49—Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
- H04L25/4906—Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using binary codes
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Abstract
する、高速で信頼性のあるデータ伝送システムにおける
データ受信機を提供すること。 【解決手段】 データ受信機12は、デジタル・データ
・ストリームを受信し、前記デジタル・データ・ストリ
ームの連続した部分を解析して、所定のパターンを識別
するためのCIMTデコーダ16と、前記受信デジタル
・データにおけるデータの前記所定のパターンの検出に
応じて第1の状態に従って前記CIMTデコーダ16に
前記受信デジタル・データを供給し、かつ前記CIMT
デコーダ16が前記受信デジタル・データにおけるデー
タの前記所定のパターンの検出に失敗するのに応じて第
2の状態に従って前記CIMTデコーダ16に他のデー
タを供給するためのクロック発生回路17およびワード
・アラインメント論理回路18と、を備えている。
Description
ムにおけるデータ受信機に関する。特に、本発明は、高
速でデジタル・データを符号化し、ビット及びフレーム
同期制御を含む平衡シリアル・データ・ストリームを供
給するためのシステムにおけるデータ受信機に関する。
に伝送する必要性から、光ファイバ等の超高速通信リン
ク及びそれに関連する電気光学部品が開発されることに
なった。こうした用途の多くでは、伝送前に、データの
シリアル化が必要とされる。
になるように、伝送に備えてデータ・ストリームを符号
化することが望ましい。「平衡になる」は、時間が経つ
につれて、データ・ストリームに、等しい数の論理1の
ビット及び論理0のビットが含まれるようになることを
意味している。電気用語では、平衡データ・ストリーム
はDC(直流)成分を有していないが、不平衡データ・
ストリームはDC成分を有している。
(交流)結合回路の使用を可能とするものである。AC
結合回路が使用できない場合、多くの通信リンクは満足
のゆく機能が果たせず、全く機能しないものもある。例
えば、変圧器(AC結合装置)を用いて、接地ループを
阻止し、コモン・モード信号を低減させることが必要に
なるかもしれない。更に、高速光ファイバ送信機におけ
るレーザ素子は、調整された駆動電流を必要とする。レ
ーザによって平衡データを伝送する場合、平均駆動電流
は、データとは無関係であり、従って、不平衡データを
伝送する場合よりも、調整しやすい。また、光受信機に
おいてDCバイアス電流から平衡データを分離すること
も、より容易である。従って、デジタル・データを符号
化して、通信リンクにおいて送信機にデジタル・データ
を供給する前に、結果として得られたデータ・ストリー
ムの平衡がとれるようにする方法が必要とされた。
ル信号との同期をとって、その入力デジタル信号からフ
レーム及びビット・タイミング情報を抽出できるように
するといった要求からもう1つの必要性が生じる。ここ
で、このタイミング情報は、実際のデータを回復させる
のに用いられる。こうした同期は、例えば、その教示が
参考までに本明細書において援用されている、米国特許
第4,926,447号で説明されているような、位相
同期ループ(PLL)回路によって実現することが可能
である。
も望ましい。これらの信号は、追加情報を伝送すること
もできるし、あるいは、受信機自体の動作を調整するた
めに使用することもできる。
ては、Carter,R.O.による“Low−Dis
parity Binary Coding Syst
em”,Electronic Letters,Ma
y 1965,Vol.1,No.3,pp67−68
に説明されている。簡単に述べると、必要に応じて、ビ
ット・グループが反転されることによって、通信リンク
で伝送される平均数の論理1のビット及び論理0のビッ
ト間における平衡が維持される。各グループ毎に、イン
ジケータ・ビットが付加され、そのグループが反転形式
で伝送されているか否かが表示される。
するための装置については、その教示が参考までに本明
細書に援用されている、米国特許第5,022,051
号に説明されている。この特許には、各データ・ワード
に対して少ない複数のMビットを付加することも教示さ
れている。これらの付加ビットは、例えば、データ・ビ
ットが反転されたものであるか否かを表示するために用
いることが可能である。更に、前記ビットは、必ず各ワ
ードの同じ相対位置に生じる「マスタ遷移」を伝達する
ことが可能である。これらのビットは、受信機が入力デ
ータ・ストリームとの同期を確立するために用いられ
る。
変化によって定義される。遷移の極性は、論理0から論
理1への変化のように、正に向かうか、あるいは、負に
向かう。
えることが必要とされる。必ず同じ極性を備えるマスタ
遷移を定義するには、2ビットが必要とされる。いずれ
かの極性を備えることが可能なマスタ遷移を生じさせる
ことによって、データ・ストリームの情報内容を増加さ
せることが可能となる。
確かめる方法を提供することも望まれていた。これは、
受信機が受信信号におけるエラーの有無の判定に使用す
ることができるような、パリティ・ビット等の追加ビッ
トを伝送することによって実施された。しかしながら、
これらのビットは、一次情報を伝送せず、それらを用い
ると、データの伝送が可能な最高伝送速度が多少劣化す
ることになる。
ータ伝送速度をもたらし、受信機の同期、制御、及びエ
ラー検査を容易にする平衡データ・ストリームが得られ
るようにするための方法が必要とされた。
の教示が本明細書に参考までに援用されている、199
5年8月1日にH.Thomas他に対して発行され
た、“DC−FREE LINE CODE AND
BIT AND FRAMESYNCHRONIZAT
ION FOR ARBITRARY DATA TR
ANSMISSION”と題する米国特許第5,43
8,621号(以下、Thomas特許と言う)に取り
上げられている。Thomas特許によれば、デジタル
・データを符号化して、高いデータ伝送速度をもたら
し、最小限のデータ伝送速度の低下だけにとどめて、受
信機の同期、制御、及びエラー検査を容易にするような
平衡データ・ストリームが得られるようにするための新
規な方法が提供される。この符号化方式は、“CIM
T”(Conditional Invert Mas
ter Transition)としても知られてい
る。
as特許によるCIMTデータ符号化法には、既に伝送
済みのビットの累積極性を維持すること、データ・ワー
ドと追加ビット・グループを組み合わせることによって
フレームを形成すること、追加ビットの少なくとも1つ
を用いて、フレーム内の固定位置におけるマスタ遷移を
定義すること、および組み合わせられたビットの論理値
を設定して、そのフレームが累積極性とは異なる極性を
備えるようにすることが含まれている。
うに、フレームに含まれている論理1のビットが、論理
0のビットより多い場合には、フレームの「極性」は、
ある値(例えば、正)になり、フレームに含まれている
論理1のビットが、論理0のビットより少ない場合に
は、フレームの「極性」は、異なる値(負)になる。フ
レームが備える論理1のビットと論理0のビットの数が
等しい場合、極性は中性とみなされる。同様に、伝送さ
れた論理1のビットの数が、論理0のビットより多い場
合、累積極性は正になり、伝送された論理1のビットの
数が、論理0のビットより少ない場合、累積極性は負に
なり、両方の種類のビットとも、等しい数だけ伝送され
た場合、累積極性は中性になる。
では、もう1つのビットが、しばしば、フラグ・ビット
と呼ばれる「ファントム」・ビットとして、符号化し
て、追加ビットに組み込んで、伝送された。従って、そ
のもう1つのビットが、伝送されるビットに連結されな
かったとしても、その論理値は、追加ビットによって伝
達され、受信機によって回復させることが可能である。
このもう1つのビットは、データ伝送速度を高めるもう
1つのデータ・ビットとして作用することもできるし、
例えば、所定のエラー検査パターンに従って、フレーム
毎にその値を変えることによって、制御またはエラー検
査といった他の目的に使用することも可能である。
なければ、累積極性と同じになる場合、データ・ビット
の論理値を反転し、データ・ビットの論理値が反転され
ているか否かを表示するための追加ビットを符号化し
て、フレーム極性を累積極性の逆に設定した。フレーム
極性または累積極性が中性の場合、ビットは、都合に応
じて、反転しても、しなくてもかまわない。
持するため、論理値を反転することが必要な場合、フレ
ーム内の全てのビットが反転される。この場合、ビット
が反転されているか否かのインジケータとして、追加ビ
ットの1つの論理レベルを使用することが可能である。
送信前に、ビット順序の再配列が行われ、受信後に、再
アセンブルされる。その配列順序を知らない無許可の受
信機は、そのデータを再構成することができない。
遷移によって包囲されるように行われるとは限らないの
で、マスタ遷移を定義するビットに隣接したビットの1
つまたは他の1つを、時にはマスタ遷移を定義するビッ
トと同じ値に設定するのが好ましい場合もあった。これ
は、受信機が、こうしたエラーを検出することなく、誤
ってマスタ遷移以外の遷移にロックされた状態のままに
なるのを防止するのに役立つ。
充填ワードを伝送することも可能である。制御ワード
は、必要に応じて、情報または制御信号を伝達すること
になる。充填ワードは、マスタ遷移以外に1つだけ遷移
を有しており、同期を確立するために使用され、その
後、必要があれば、同期を維持するか、再確立するため
に使用される。充填ワードは、極性を検査する必要がな
く、充填ビットの論理値を反転する必要がないように、
平衡がとられるか、または、平衡対の形で使用される。
追加ビットの論理値は、どのタイプのワードが伝送され
ているかを表示し、更に、ワード内のビット、例えば、
制御ワード内の1つ以上のビットを使用して、制御ワー
ドを充填ワードから弁別することが可能である。
は、必ず同じ極性であった。このため、受信機の同期が
容易であった。同期がとれると、同期の維持は、いずれ
かの極性のマスタ遷移で十分であった。
ータ伝送速度を高め、受信機の同期及び制御、及びエラ
ー検査を容易にする平衡データ・ストリームが得られる
ように、データを符号化する方法に対する当該技術にお
ける要求にかなりの取り組みを行ったが、この分野にお
ける更なる改良が依然として必要とされている。特に、
Thomas他の教示を単信構成において利用するこ
と、すなわち、送信元と宛先との間におけるハンドシェ
ークを不要にすることが必要とされてきた。単信構成の
場合、Thomas他の教示に従って構成された受信機
では、マスタ遷移、すなわち、受信信号の累積極性があ
る状態から別の状態に変化するポイントを見つけること
は困難である。
MT符号化方式を使用する、高速で信頼性のあるデータ
伝送システムにおけるデータ受信機を提供することを目
的としている。
ータ受信機によって達成される。概略的には、本発明の
受信機は、デジタル・データ・ストリームを受信し、そ
の連続した部分を解析して、データの所定のパターンを
識別するように構成されている。該受信機は、データの
所定のパターンの検出に応答じて、受信したデジタル・
データを出力し、また、データの所定のパターンの検出
の失敗に応じて、他のデータを出力する。
ームは、CIMT符号化単信データとして伝送される。
受信機には、入力データを解析して、コード・フィール
ドを識別するCIMTデコーダが含まれている。受信機
は、ローカル・クロックを使用して、受信データ・スト
リームの連続した部分及びワード・アラインメント論理
を解析して、コード・フィールドを識別する。
T符号化データ・ストリームと共に、時間スクランブル
をかけたフラグ・ビットを伝送する、CIMTエンコー
ダを備えた通信システムにおいて実施される。受信機
は、フラグ・ビットにスクランブル解除を施し、それを
使用して、静的データの存在する場合、そのコード・フ
ィールドを検出する。
施態様に関して本発明の説明を行うが、もちろん、本発
明はそれに限定されるものではない。当業者であって、
ここでの教示を使用し得る者であれば、その範囲内にお
ける追加の変形、用途、及び実施態様、更に、本発明が
大いに有用となる追加の分野が明らかになるであろう。
omas他に対する上述の特許に開示されたCIMT符
号化方式を利用する必要がある。GLink Chip
Setの導入以来、多くの顧客が、送信元ノードと宛
先ノードとの間でハンド・シェイクの必要のない単信構
成で、そのチップを使用してきた。CIMTは、本来、
純粋な単信動作に有効に作用するように設定されていな
いので、静的データがリンクによって送信される場合
に、主として、先頭ワードのアラインメントに関して、
問題が生じる場合があった。リンクが、結局、ランダム
・データを送信すると、リンクは回復し、適正なワード
・アラインメントが達成されることになる。
れる場合に、ワードのミスアラインメントを防ぐ、CI
MTデータ送信及び受信のためのシステムにおけるデー
タ受信機である。更に、詳細には後述するように、本発
明によれば、先行技術によって必要とされた余分な水晶
発振器を排除する、ワード・アラインメント論理が得ら
れる。
ト(後掲)には、CIMT符号化が十分に詳細に示され
ている。データ・フィールドまたは「ワード・フィール
ド」は、データ、制御、または充填ワードを含むことが
可能なフィールドである。フレームは、「ワード」と呼
ばれる。
る。送信機は、ユーザから16または20ビット幅のワ
ードを受け取って、シリアル化し、条件に基づいてこの
ワードを反転して、DC平衡を維持する。このワード・
フィールドの後に、そのワードが反転されたか否かを指
定する、4ビット・コードが付加される。更に、コード
・フィールド内で、フラグ・ビットが符号化される。ワ
ード・フィールドは、データ・ワード、制御ワード、ま
たは充填ワードとして指定することが可能である。受信
機は、周波数取得及びワード・アラインメントに、充填
ワードを利用する。他の非割り当て状態の4ビット・コ
ード・フィールドは、エラーとしてマッピングされる。
シリアル化データ(16ビット・モードの場合)は、以
下に示すとおりである。
スタ遷移をもたらす。
をモニタし、リンクの状況を判定する。このシステム
は、フル・ハンド・シェイク式二重リンクとして意図さ
れたものである。
信を容易にするために開発されたものである。より詳細
には後述するように、単信構成の場合、送信元Txは、
充填ワードの送信を必要とせずに、連続して、データ・
ワードまたは制御ワードを送っている。従って、受信機
は、周波数取得のため、代替入力として充填ワード伝送
速度の局部発振器を必要とする。状態マシン出力は、2
56サイクルにわたってエラーなしで、この局部発振周
波数と遠隔データ・ストリームの間でトグルする。アク
ティブ入力が遠隔データ・ストリームになると、ワード
・アラインメントがランダムになる。従って、状態マシ
ンは、非割り当て状態のエラー検出だけに依存して、適
正なワード境界が見つかったか否かを判定する。2つの
連続したエラーを検出すると、状態マシンは、再び、ロ
ーカル・クロックとしてアクティブ入力を選択する。ロ
ーカル・クロックにロックすると、エラーのないコード
・フィールドが得られるので、状態マシンは、再びトグ
ルして、遠隔データ・ストリームに戻る。このプロセス
は、ワード境界が見つかるまで繰り返される。これに必
要とされるのは、ワード伝送速度ローカル・クロック
が、位相とのウォーク・オフを保証するため、遠隔クロ
ックからわずかにずれていなければならないということ
である。これは、ワード伝送速度と同じ周波数の、独立
した局部水晶発振器によって最も良好に実現される。
づく単信モードによるGLINKCIMT伝送では、下
記のような問題に遭遇した。
リーガル・コード・フィールドの複数ニブルが含まれて
いる可能性があるので、状態マシンがだまされて、偽ワ
ード境界を見つけることになる可能性があった。この状
況は、CIMTコードに組み込まれたフラグ・ビット・
トグル機能によって改善される。ユーザがフラグ・ビッ
トを使用しない場合、フラグ・ビットは、オルタネーシ
ョンに設定される。受信機は、このオルタネーションを
捜して、正確なオルタネーションが破綻したときは必ず
エラーを報告する。
によるフラグ・ビットの使用が妨げられることになる。
更に、受信機が、有効コード・フィールドに似た静的ワ
ードにワード・ロックしたが、フラグ・ビットのオルタ
ネーションを検出しなかった場合には、1ワードおきに
エラーが表示され、2つの連続したエラーは観測され
ず、状態マシンはリセットしない。
が、データ・ワードだけに適用され、制御ワードにも、
充填ワードにも適用されない。
大きくずれることはないような、独立した水晶発振器が
必要になる。すなわち、ユーザは、追加部品を追加し
て、システム・クロックからわずかにずれたクロックが
得られるようにしなければならない。この結果、周波数
が混合され、それによって、基板の性能が影響を受ける
可能性がある。
では、これらの追加関心事は、フラグ・ビットに時間ス
クランブルをかけることによって対処される。本教示に
よれば、フラグ・ビットは、送信器においてスクランブ
ルがかけられ、受信機においてスクランブル解除され
る。従って、Txの入力における静的フラグ・ビットに
よって、十分な時間間隔にわたってトグルされているこ
とになる、新たなフラグ・ビット(これをflag’と
呼ぶ)が生じることになる。受信機のエラー検出システ
ムは、32ワードの最小間隔にわたるこのトグルを検出
し、リーガルな静的コード・フィールドに遭遇すると、
新たな境界の探索を要求するようにセット・アップされ
ている。本発明の方法によれば、ユーザは、フラグ・ビ
ットを制御することも可能になる。
ことは可能なので、スクランブルのランダム性によっ
て、所定の間隔にわたるトグルの可能性が決まる。実施
態様では、スクランブル技術は、現在のフラグ・ビット
と、第2及び第3のスクランブルのかかった先行フラグ
・ビット、及び、先行反転ビットとのXORになるよう
に選択されている。反転機能は、ワード・フィールドの
ランダム性、並びに、送信されるビットの履歴によって
左右されるので、この反転ビットによって、特別レベル
のランダム性が付加される。
とによって、単信伝送における優れた保護が可能にな
る。しかしながら、フラグ・ビットは、データ・モード
においてしか使用可能ではなく、従来のCIMT符号化
方式では、ワード・フィールドが制御ワードまたは充填
ワードの場合、フラグ・ビットは定義されない。
用されなかったコードが、今では、強化モードにおける
制御ワード及び充填ワードのためのフラグ・ビットにマ
ッピングされるということである。
w15 c0 c1)の誤ったロック問題が解決され、
その結果、静的データに関して、フラグ情報も静的とす
ることが可能になる。これによって、制御ワードに関す
るデータ・ビットのシフトに起因する複雑さも解消され
る。
は、Txにおいて、スクランブルのかかった先行フラグ
・ビットによって選択的に反転される。スクランブルの
ランダム性によって、2つの連続したワードに関して、
マスタ遷移が排除されるので、Rxビット・ロック論理
回路にスリップが生じる。次に、Rxにおいて、w0が
スクランブル解除され、反転解除される。
法によって、Rxは、やはり、先行フラグ及び反転ビッ
トを知っているので、もとのw0を簡単に復号化するこ
とが可能になる。
問題に対処するため、最良の態様では、本発明は、新規
のワード・アラインメント・システム及び方法を提供し
ている。これは、下記の実施態様において、適正なワー
ド・アラインメントが達成されなかった場合に、スリッ
プ要求を出す状態マシンと、各スリップ要求毎に、1ビ
ットずつスリップさせるクロック発生器によって実現さ
れる。この方法によって、ワード・アラインメント・プ
ロセスに組み込まれる意図的ウォーク・オフが保証され
るので、ワード伝送速度クロックと周波数がわずかにず
れている外部基準クロックが不要になる。
メント状態マシンからのスリップ要求信号を処理する。
要求毎に、1ビットのスリップだけしか許されないの
で、クロック発生器は、その通常動作に復帰しなければ
ならない。事実上、1クロック・サイクルは、ビット伝
送速度クロックからマスキングされるので、ビット伝送
速度クロックに対するワード・アラインメントに1ビッ
トのスリップが生じることになる。このスリップは、次
のワードの開始前に生じなければならない。
め、添付の図面を参照しながら、実施態様及び典型的な
応用例の説明を行うことにする。
成におけるHDMP−1022/24GLinkチップ
・セットの使用を例示する図である。Tx(HDMP−
1022)2は、パラレル・ワード21及びフラグ・ビ
ット25を受け取って、CIMT符号化を施し、シリア
ル・データ・ストリーム7を形成する。Rx(HDMP
−1024)3は、このシリアル・データ・ストリーム
7を復号化して、パラレル・ワード31及びフラグ・ビ
ット36を形成する。内部PLL及びクロック及びデー
タ回復回路要素は、図示されていないが、付属のデータ
・シートにかなり詳細な説明がある。単信構において、
Tx2は、データ・ワードを送るが、充填ワードは送ら
ない。Rx3が適正なワード・アラインメントをとるた
めに、ローカル・クロックfck2(28)が、Rx3
に対する代替入力として用いられる。入力マルチプレク
サ5は、Rx3に組み込まれており、その選択入力(デ
ータ・シートにおけるLOOPEN)が、状態マシン4
の出力STAT1に接続される。
る状態図である。状態1(24)において、マルチプレ
クサ5は、任意のワード・アラインメントがとれるよう
にして、シリアル・データ7側にスイッチされる。検出
されたコード・フィールドが真のコード・フィールドで
ない場合、ランダム・データによって、状態マシンにエ
ラーを検出させる。2つの連続したエラーが生じると、
状態マシンは、状態0(23)に変化し、入力をデータ
・ストリーム7からローカル・クロックfck2(2
8)に強制的にスイッチする。このローカル・クロック
fck2(28)は、fck1(30)と同じ中心周波
数になるようにセット・アップされているが、それらは
同期していないので、2つの位相間に位相のウォーク・
オフが生じる。入力がfck2(28)にスイッチされ
ると、内部PLLが、fck2の立ち上がりエッジによ
ってエミュレートされるマスタ遷移にロックし、状態マ
シン4は、256のエラーのないサイクル後、状態1
(24)にリセットされ、これによって、入力がスイッ
チされて、データ・ストリーム7に戻され、新たな任意
のワード・アラインメントが得られる。このプロセス
は、最終的に真の制御フィールドを検出するまで、反復
される。
ワード・フィールドにおける送出データが、最終的に2
つの連続したエラーで状態マシンをトリガすることにな
るという仮定に依存している。しかしながら、ワード・
フィールドのデータが静的である場合、これらの静的ビ
ットが、リーガル・コード・フィールド値をエミュレー
トする可能性があり、従って、エラーとして検出されな
くなるので、その仮定はもはや当てはまらなくなる。ま
た、アラインメント・プロセスは、fck1と同期しな
いことが要求されるが、それにもかかわらず、周波数が
あまりずれすぎないことが要求される、ローカル・クロ
ックfck2の位相ウォーク・オフに依存している。こ
の要求によって、このクロックは定量化が困難になっ
た。このわずかにずれたfck1クロックの存在によっ
て、基板設計及びレイアウトにおいて望ましくない周波
数混合が生じる可能性がある。
ステムのブロック図である。このシステム10には、送
信機11と、1つ以上の受信機12が含まれている。送
信機11には、バス21のパラレル・入力データ及びラ
イン26のスクランブルのかかったフラグ(fla
g’)を受信するCIMTエンコーダ13が含まれてい
る。スクランブルのかかったフラグは、より詳細には後
述する、ライン25のフラグ・ビット及びライン20の
CIMTエンコーダ13からの反転信号“inv”を受
信する、時間スクランブル回路(スクランブラ)14に
よって供給される。クロック発生回路15は、ライン3
0のクロック入力“fck1”を受信し、CIMTエン
コーダ13にクロック信号を出力する。
は、その教示が参考までに本明細書に援用されている、
上述のThomas特許の教示に従って実現される。ヒ
ューレット・パッカード・カンパニーによって提供さ
れ、本明細書で援用されている、Low Cost G
igabit Rate Transmit/Rece
ive Chip Set with TTL I/O
sと題されたデータ・シートも参照されたい。このデー
タ・シートには、本教示を取り入れている、HDMP−
1022送信機及びHDMP−1024受信機の使用に
関する有用な情報が開示されている。
リンク27を介して、データ受信機12にCIMTシリ
アル・データを送信する。当業者には明らかなように、
データは複信モードまたは単信モードで伝送することが
可能である。しかしながら、本発明は、単信モード・デ
ータのCIMT伝送に関連した先行技術における問題点
を解決するために応用されるので、実施態様は、単信モ
ード・データ伝送に関して説明することとする。
考までに本明細書に援用されているThomas他の教
示、及び、本明細書に援用されているデータ・シートに
従って実現されるCIMTデコーダ16が含まれてい
る。CIMTデコーダ16は、クロック発生回路17か
らクロック入力を受信する。クロック発生回路17は、
ワード・アラインメント論理回路18によって駆動され
る。より詳細には後述するように、本教示によれば、ワ
ード・アラインメント論理回路18によって、CIMT
デコーダ16は、受信したシリアル・デジタル・データ
・ストリームの連続部分を解析し、有効コード・フィー
ルドにロックする。CIMTデコーダ16は、受信した
シリアル・データにロックすると、CIMT復号化パラ
レル・データ31を出力する。復号化には、選択的ビッ
ト反転が必要とされる。このために生成される「反転」
信号は、ライン34で受信したスクランブルのかかった
フラグ信号flag’と共に、時間デスクランブル回路
(デスクランブラ)19に入力される(ライン32
で)。より詳細には後述するように、時間デスクランブ
ラ19が、スクランブル解除したフラグ信号をライン3
6に出力する。
なわれると、ランダム・データによって、CIMTデコ
ーダが、ライン38でワード・アラインメント論理回路
18に対してエラー信号を出力することになる。2つの
連続したエラーが生じると、ワード・アラインメント論
理回路18は、ライン40でクロック発生回路17に対
してスリップ信号を出力する。このスリップ信号によっ
て、CIMTデコーダ16は、1ビット以上オフセット
した検査済み部分と等しい幅を有する受信データの次の
隣接部分を検査する。
入力として、コード・フィールド・デコーダのerro
r出力38及びflag’出力34と、クロック発生ブ
ロックによって分割された長い繰り返しパルスである、
時間基準パルスtmb64、tmb256を受信する。
tmb64(28)は、64で割ったワード伝送速度基
準クロックであり、tmb256(29)は、256で
割ったワード伝送速度基準クロックである。強化された
単信モードが使用中の場合、スクランブルのかかったフ
ラグ・ビットも検査され、tmb64パルス内にトグル
するか確かめられる。tmb64パルスは、検査子とし
て作用し、32ワード長の検査時間中に、スクランブル
のかかったフラグ・ビットに少なくとも1つの遷移を発
見しなければならない。フラグのトグルが失敗すると、
クロック発生器に対して、スリップ要求も出される。
8ワードの時間スパンにわたってスリップ要求の欠如を
検査する。これが生じると、正しいワード・アラインメ
ントが実現し、リンク・レディ(LNKRDY)出力が
送り出される。フラグ検査パルスtmb64は、完全に
リンク・レディ検査パルスtmb256内にあるので、
リンク・レディ検査パルスは、フラグ・トグル検査中に
高になることはできない。
組み合わせ論理回路によって、または、マイクロプロセ
ッサと共にソフトウェアによって実現することが可能で
ある。
受信機のワード・アラインメント論理回路の動作を示す
流れ図である。ステップ52において、システムは、2
つの連続したエラーまたはスクランブル解除された静的
flag’ビットの有無を検査する。これらの条件のい
ずれかが「真」の場合、ステップ54において、システ
ムは、スリップ・ビットを発生し、上述のステップ52
に戻る。
テップ56において、「無エラー」・カウントがインク
リメントされ、ステップ58において、このカウントが
しきい値(例えば、128)と比較される。無エラー・
カウントしきい値以下であれば、システムは、ループを
辿って、ステップ52に戻り、さもなければ、ステップ
60において、リンク・レディ信号が高にセットされ
る。
IMTデコーダ16は、静的データを有効コード・フィ
ールドと誤解釈する可能性がある。この潜在的問題に対
処するため、本発明の教示によれば、送信機11におい
てフラグにスクランブルがかけられ、データ受信機12
においてそのスクランブル解除が行われる。
るフラグ・スクランブラ14の概略図である。フラグ信
号は、ライン25で受信され、ある多項式に基づいてス
クランブルがかけられる。実施態様では、フラグ信号
は、下記の多項式によって時間スクランブルがかけられ
る。
プ・フロップ68、84、86及び90と排他的OR
(XOR)ゲート64、74及び78を備えたスクラン
ブル回路によって行われる。図5及び6における“fw
d”は、ワード伝送速度クロックである。
る時間デスクランブラ19の概略図である。デスクラン
ブラは、下記の多項式によって示されるように、スクラ
ンブラ14によって利用される多項式を実行するように
設計されている。
Dフリップ・フロップ96、98、104及び110
と、多数のXORゲート108、116及び122が含
まれている。
は、特定のスクランブル及びデスクランブル・アルゴリ
ズムに限定されない。特定の用途の要求に従って、任意
の適当なアルゴリズムを実行することが可能である。
実施態様に関連して、本発明の説明を行ってきた。当業
者であって、本教示を利用できる者であれば、その範囲
内において更なる変形、応用例及び実施態様が明らかに
なるであろう。
範囲内における任意の、全てのこうした応用例、変形及
び実施態様が包含されるように意図されている。
タル・データ・ストリームの連続した部分を解析して、
所定のパターンを識別するための第1の回路(16)
と、前記受信デジタル・データにおけるデータの前記所
定のパターンの検出に応じて第1の状態に従って前記第
1の回路(16)に前記受信デジタル・データを供給
し、かつ前記第1の回路(16)が前記受信デジタル・
データにおけるデータの前記所定のパターンの検出に失
敗するのに応じて第2の状態に従って前記第1の回路
(16)に他のデータを供給するための第2の回路(1
7、18)と、を備えてなることを特徴とするデータ受
信機(12)。
単信データとして伝送されることを特徴とする上記1に
記載のデータ受信機(12)。
ることを特徴とする上記1に記載のデータ受信機(1
2)。
あることを特徴とする上記1に記載のデータ受信機(1
2)。
コーダであることを特徴とする上記4に記載のデータ受
信機(12)。
コーダ(13)によって伝送されることを特徴とする上
記5に記載のデータ受信機(12)。
グ・ビットが伝送されることを特徴とする上記6に記載
のデータ受信機(12)。
グ・ビットにスクランブルをかける回路(14)を有し
ており、前記受信機(12)は、前記フラグ・ビットを
受信してスクランブル解除し、スクランブル解除された
フラグ・ビットを得るための回路(19)を有している
ことを特徴とする上記7に記載のデータ受信機(1
2)。
に、前記フラグ・ビットにおけるデータの所定のパター
ンの検出に応答じて第1の状態に従って前記第1の回路
(16)に前記受信デジタル・データを供給し、かつ前
記第1の回路(16)が前記フラグ・ビットにおけるデ
ータの前記所定のパターンの検出に失敗するのに応答じ
て第2の状態に従って前記第1の回路(16)に他のデ
ータを供給することを特徴とする上記8に記載のデータ
受信機(12)。
更に、前記受信デジタル・データにおけるデータの前記
所定のパターンの検出または動的フラグ・ビットの検出
に応答じて第1の状態に従って前記第1の回路(16)
に前記受信デジタル・データを供給し、かつ前記第1の
回路(16)が前記受信デジタル・データにおけるデー
タの前記所定のパターンの検出に失敗するのに応答じて
または静的フラグ・ビットの検出に応答じて第2の状態
に従って前記第1の回路(16)に他のデータを供給す
ることを特徴とする上記9に記載のデータ受信機(1
2)。
ブルがかけられることを特徴とする上記10に記載のデ
ータ受信機(12)。
/シリアル・エンコーダであることを特徴とする上記6
に記載のデータ受信機(12)。
/パラレル・デコーダであることを特徴とする上記12
に記載のデータ受信機(12)。
ード・アラインメント論理回路であることを特徴とする
上記1に記載のデータ受信機(12)。
態マシンであることを特徴とする上記1に記載のデータ
受信機(12)。
によれば、単信構成においてCIMT符号化方式を使用
する、高速で信頼性のあるデータ伝送システムにおける
データ受信機を提供することができる。
DMP−1022/24GLinkチップ・セットの使
用を例示するブロック図である。
る。
ック図である。
ド・アラインメント論理回路の動作を示す流れ図であ
る。
クランブラ14の概略図である。
ランブラ19の概略図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 デジタル・データ・ストリームを受信
し、前記デジタル・データ・ストリームの連続した部分
を解析して、所定のパターンを識別するための第1の回
路(16)と、 前記受信デジタル・データにおけるデータの前記所定の
パターンの検出に応じて第1の状態に従って前記第1の
回路(16)に前記受信デジタル・データを供給し、か
つ前記第1の回路(16)が前記受信デジタル・データ
におけるデータの前記所定のパターンの検出に失敗する
のに応じて第2の状態に従って前記第1の回路(16)
に他のデータを供給するための第2の回路(17、1
8)と、を備えてなることを特徴とするデータ受信機
(12)。
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