JP2001077552A - カバーを螺合した筐体 - Google Patents

カバーを螺合した筐体

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JP2001077552A
JP2001077552A JP24619799A JP24619799A JP2001077552A JP 2001077552 A JP2001077552 A JP 2001077552A JP 24619799 A JP24619799 A JP 24619799A JP 24619799 A JP24619799 A JP 24619799A JP 2001077552 A JP2001077552 A JP 2001077552A
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JP
Japan
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cover
enclosure
dome
elastic ring
shaped cover
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Pending
Application number
JP24619799A
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English (en)
Inventor
Masaru Ikoma
賢 生駒
Kazunari Tamura
一成 田村
Noboru Takada
登 高田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、螺合されたカバーのネジの緩
みを防ぐことができる筐体を提供する。 【解決手段】 円筒状の本体12にカバー11を螺合して固
定する筺体において、カバーを螺合した状態で筺体本体
とカバーとが対向する箇所に弾性リング16を介在させ、
本体とカバーとの間隔を広げる方向に作用する、変形し
た弾性リングの弾性力を利用して螺合の緩みを防止す
る。この筺体では、カバーを閉じる方向に螺合すると、
カバーと本体との間隔が狭まり、その間に配置された弾
性リングが変形される。変形した弾性リングは、カバー
と本体との間隔を広げる方向に力を及ぼす。そのため、
螺合しているネジ17、18の面同士が強く接触し、接触抵
抗が増え、ネジの緩みが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視カメラなどを
収容する、カバーを持つ筐体に関し、特に、カバーの緩
みを防止したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラとカメラの回転台とをドー
ム型の筐体に収めた監視カメラが市販されている。この
監視カメラは、回転台の動作により、水平方向のカメラ
の回転(パン)と垂直方向のカメラの回転(チルト)と
を合わせて行うことができるため、複合カメラと呼ばれ
ている。パン方向には、360度のエンドレスの回転が
可能であり、また、チルト方向には0度から90度、即
ち、水平から垂直の方向までの回転が可能である。
【0003】この複合カメラは、図7に示すように、公
共施設の天井などに設置され、コントローラの操作によ
って、カメラ10が所望の方角を撮影することができる。
この筐体は、図6に示すように、プラスティックで成形
されたドーム状のカバー11と、アルミニューム製の円筒
状の筐体12とから成り、ドーム状カバー11の開口部の外
周に成形されたネジ17が、円筒状筐体12の内周に切られ
たネジ18に螺合されて、ドーム状カバー11が円筒状筐体
12に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この複合カメラ筐体で
は、ドーム状カバー11と円筒状筐体12とのネジ17、18の
螺合が緩み易く、長期間放置すると、ドーム状カバー11
が円筒状筐体12から外れて落下することがある。この複
合カメラでは、作動時のカメラの発熱や設置場所の影響
により−10°〜50°の温度変化があり、この変化す
る温度によりドーム状カバー11と円筒状筐体12とが異な
る膨張係数で熱膨張と熱収縮とを繰り返すことがネジ1
7、18の緩みを誘発していると考えられている。
【0005】そのため、従来は、図5に示すように、一
端が折れ曲がった係止片13を円筒状筐体12にネジ14で固
定し、ドーム状カバー11に一体成形されているフランジ
部15を、この係止片13の折れ曲がった部分で下から支
え、ドーム状カバー11が円筒状筐体12から外れることを
防止している。
【0006】しかし、この構成では、筐体に収容したカ
メラ10の調整のために、ドーム状カバー11を円筒状筐体
12から取り外したり、カメラ調整後にドーム状カバーを
円筒状筐体に取り付けたりするときの操作が繁雑であ
り、また、固定用ネジ14や係止片13が露出するため、外
観上も美しくないという問題点がある。
【0007】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、簡単な構成で、螺合されたカバーのネジ
の緩みを防ぐことができる筐体を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の筺体で
は、カバーを螺合した状態で筺体本体とカバーとが対向
する箇所に弾性部材を介在させ、本体とカバーとの間隔
を広げる方向に作用する、変形した弾性部材の弾性力を
利用して螺合の緩みを防止している。
【0009】この筺体では、カバーを閉じる方向に螺合
すると、カバーと本体との間隔が狭まり、その間に配置
された弾性部材が変形される。変形した弾性部材は、カ
バーと本体との間隔を広げる方向に力を及ぼす。そのた
め、螺合しているネジの面同士が強く接触し、接触抵抗
が増え、ネジの緩みが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態における筺体
は、図3に示すように、アルミニューム製の円筒状筐体
12と、プラスティックで成形されたドーム状カバー11
と、ゴム等で成形された弾性リング16とで構成される。
【0011】図1には、円筒状筐体12にドーム状カバー
11を結合した状態を断面図で示している。
【0012】弾性リング16をドーム状カバー11のネジ17
とフランジ部15との間に嵌めて、このドーム状カバー11
の開口部外周のネジ17を、円筒状筐体12の内周ネジ18に
螺合させる。そのまま、ドーム状カバー11を閉める方向
に回転し続けると、ドーム状カバー11は円筒状筐体12側
に螺進し、円筒状筐体12の端面とドーム状カバー11のフ
ランジ部15との間隔が弾性リング16の厚み(リング16の
断面の直径)よりも狭くなる。そのため、円筒状筐体12
の端面とフランジ部15とに挟まれた弾性リング16は、断
面が楕円形に変形する。変形した弾性リング16は、円筒
状筐体12の端面とドーム状カバー11のフランジ部15との
間隔を広げる方向に力を及ぼし、その結果、図2に示す
ように、ドーム状カバー11のネジ17の片側螺歯傾斜面21
と、円筒状筐体12のネジ18の片側螺歯傾斜面20とが強く
接触する。
【0013】この接触抵抗のために、円筒状筐体12に対
するドーム状カバー11の相対的な回転が阻止され、円筒
状筐体12のネジ18とドーム状カバー11のネジ17との緩み
が防止される。
【0014】ドーム状カバー11を円筒状筐体12から取り
外すときは、この螺歯間の接触抵抗に抗してドーム状カ
バー11を逆方向に強く回せば、ドーム状カバー11は開く
方向に回転し、円筒状筐体12の端面とドーム状カバー11
のフランジ部15との間隔が徐々に拡がる。この間隔が弾
性リング16の厚み以上に拡がれば、弾性リング16の弾性
力は作用しなくなり、このままドーム状カバー11を同方
向に回転し続ければ、ドーム状カバー11を円筒状筐体12
から外すことができる。
【0015】また、ドーム状カバー11を閉じる方向に回
転して、弾性リング16を締め付けた場合には、円筒状筐
体12の端面とドーム状カバー11のフランジ部15との間に
挟まれた弾性リング16が、変形して、円筒状筐体12の端
面とフランジ部15との隙間を完全に塞ぐため、ここから
の水分の進入が抑えられる。
【0016】また、ドーム状カバー11は、ここを通して
カメラ撮影が行われるため、透明の材料で成形されてい
る。そのため、弾性リング16は、ドーム状カバー11を通
して見ることができる。そこで、弾性リング16の色を複
合カメラの種類(品番)を示すように色分けしておけ
ば、製品となった複合カメラの弾性リングの色を見るこ
とにより、その品番を識別することが可能になる。これ
は、多数の複合カメラを設置する建築現場などにおい
て、設計図に指定された品番の複合カメラであるかどう
かを確認する際に、有効な識別手段と成り得る。
【0017】弾性リング16の断面は、円や楕円形以外
に、図4(a)(b)に示すように四角形や三角形であ
っても良く、あるいは、その他の形状であってもよい。
【0018】また、ドーム状カバー11の成形時に、弾性
リングの位置にゴム系樹脂を配置してカバー成形樹脂と
一体成形し、弾性リングが結合したドーム状カバーを形
成することもできる。この場合、弾性リングとドーム状
カバーとの一体化で部品点数が減少し、円筒状筺体にド
ーム状カバーを取り付ける作業が容易になる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の筺体は、ドーム状カバーと円筒状筺体との螺合の緩み
を防ぐことができ、ドーム状カバーが不用意に外れるこ
とを防止できる。また、ドーム状カバーを外す必要が生
じたときは、簡単な操作で外すことができる。また、防
水効果も向上する。また、色分けされた弾性リングによ
り製品の品番を識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の複合カメラ筺体の一部断面図、
【図2】実施形態の複合カメラ筺体の一部拡大断面図、
【図3】実施形態の複合カメラ筺体の構成部品を示す
図、
【図4】実施形態の複合カメラ筺体で使用する他の弾性
リングの断面図、
【図5】従来の筺体の一部断面図、
【図6】従来の複合カメラ筺体の構成部品を示す図、
【図7】従来の複合カメラ筺体の外観を示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ 11 ドーム状カバー 12 円筒状筐体 13 係止片 14 ネジ 15 フランジ部 16 弾性リング 17 ドーム状カバーのネジ 18 円筒状筺体のネジ 20 ネジ18の片側螺歯傾斜面 21 ネジ17の片側螺歯傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 C (72)発明者 高田 登 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 2H105 DD08 EE35 4E360 AA03 AB12 BA01 BB22 BC05 BD05 ED02 GA07 GB06 GC14 5C022 AA01 AC61 AC77 AC78

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の本体にカバーを螺合して固定す
    る筺体において、 螺合した状態で前記本体と前記カバーとが対向する箇所
    に弾性部材を介在させ、前記本体と前記カバーとの間隔
    を広げる方向に作用する変形した前記弾性部材の弾性力
    を利用して螺合の緩みを防止したことを特徴とする筺
    体。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材が、前記本体に近似する径
    を持つ弾性リングから成ることを特徴とする請求項1に
    記載の筺体。
  3. 【請求項3】 前記弾性リングが、製品識別用に色分け
    されており、前記弾性リングが前記カバーを通して視認
    可能であることを特徴とする請求項2に記載の筺体。
  4. 【請求項4】 前記弾性リングが、前記カバーと一体成
    形されていることを特徴とする請求項2に記載の筺体。
JP24619799A 1999-08-31 1999-08-31 カバーを螺合した筐体 Pending JP2001077552A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004071244A2 (de) * 2003-02-13 2004-08-26 Dewert Antriebs- Und Systemtechnik Gmbh & Co. Kg Elektromotorischer linearantrieb
JP7433072B2 (ja) 2020-02-13 2024-02-19 三菱電機エンジニアリング株式会社 落下防止構造およびカメラ装置

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