JP2001077128A - 高周波モジュール - Google Patents

高周波モジュール

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JP2001077128A
JP2001077128A JP25247099A JP25247099A JP2001077128A JP 2001077128 A JP2001077128 A JP 2001077128A JP 25247099 A JP25247099 A JP 25247099A JP 25247099 A JP25247099 A JP 25247099A JP 2001077128 A JP2001077128 A JP 2001077128A
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JP25247099A
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English (en)
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信一郎 ▲高▼谷
Shinichiro Takatani
Takuma Tanimoto
琢磨 谷本
Katsuhiko Higuchi
克彦 樋口
Hiroyuki Uchiyama
博幸 内山
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】S/N比の改善とソースインダクタンスの低減
を図ったMMICを搭載する高周波特性の良好なミリ波
帯の高周波モジュールを提供する。 【解決手段】素子領域3の下部の基板が除去されて露出
した歪緩和層2にフッ素が拡散されていると共に裏面電
極8が直接接触し、しかも微細なバイアホール7を素子
のソース電極4直下に設けてソースインダクタンスを低
減した構造の歪緩和HEMTを、高周波モジュールを構
成するMMICの基本素子として用いる。 【効果】歪緩和層の欠陥準位でのキャリアのトラップや
充放電等による素子の特性変動や低周波ノイズが抑えら
れるため、MMICのS/Nが改善され、高周波特性の
良好な高周波モジュールが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波モジュールに
関し、特に、特性変動が少なく低周波ノイズの小さい歪
緩和HEMT(High Electron Mobility Transistor)
を用いて作製されたモノリシックマイクロ波集積回路
(MMIC:Monolithic Microwave Integrated Circu
it)を搭載する高周波モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ミリ波帯電波を利用した自動車用
レーダや超高速無線LANなどの装置の小型軽量化、高
機能化、低廉化に向けて、MMICを搭載した高周波モ
ジュールの開発が盛んになってきている。例えば、19
98年電子情報通信学会誌12月号の第1225頁から
第1233頁の「ミリ波集積化アンテナ」、1998年
電子情報通信学会誌10月号の第1074頁の「60G
Hz帯超高速無線LAN用多セクタアンテナの開発」、
1996年電子情報通信学会誌10月号の第977頁か
ら第981頁の「自動車用ミリ波レーダの開発動向」な
どに関連記事がある。
【0003】従来、この種の高周波モジュール用MMI
Cに使用可能な高周波デバイスの一つとして、いわゆる
歪緩和HEMTが知られている。これは電子走行チャネ
ル層の基板面内方向の格子定数が基板の格子定数と異な
ることを特徴とする電界効果型トランジスタ(FET)
である。例えば、GaAs基板上に形成されたInGa
As層をチャネルに用いる化合物半導体FETがある。
このFETでは、GaAs基板上にInAlAs歪緩和
層をバッファ層として成長し、その上に例えばInAl
As/InGaAsヘテロ構造からなるFET部分が形
成されている。
【0004】このようなデバイスに関しては、例えば日
本応用物理学会論文誌の1996年第35巻、第11号
の第5624頁から第5645頁(K. Higuchi, M. Kud
o, M. Mori, and T. Mishima, Japanese Journal of Ap
plied Physics, Volume 35,Number 11 (1996) pp.5642-
5645)に記載されている。
【0005】一般に、HEMTなどのFETを基本能動
素子として作製したMMICでは、FETのソースイン
ダクタンスを低減するため、基板を貫通する穴、いわゆ
るバイアホールを設けてソース電極を基板裏面に設けた
裏面電極に電気的に接続する技術が知られている。例え
ば、1997年のMWE '97マイクロウェーブ ワー
クショップ ダイジェストの第175頁から第180頁
(L. Ohata, MWE'97 Microwave Workshop Digest(1997)
pp.175-180)に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したようなミリ波
帯の高周波モジュールに用いるMMICでは、構成され
る増幅器や受信器などに低ノイズで安定した高速動作が
求められる。しかしながら、MMICを構成する高周波
デバイスとして、前述した歪緩和HEMTを用いる場
合、その歪緩和バッファ層に転位等の結晶欠陥が高密度
に存在する。このため、欠陥準位にキャリアがトラップ
されてFETの特性が変動し、MMICの安定性が低下
する。また欠陥準位でのキャリアの充放電等により低周
波ノイズが発生するため、MMICのS/N比が低下す
る。
【0007】また、従来は数10μm以上の厚さの基板
にバイアホールを設けていたため、微細なバイアホール
を形成しにくい上に、バイアホールをFETのソース電
極直下に設けることが難しい。このためソース電極より
側方に大きな引き出し電極パッドを設け、そこにバイア
ホールを形成していた。しかし、この場合ソース電極引
き出し部分が必要となるため、余分なソースインダクタ
ンスが付加されてしまい、MMICの高周波特性が低下
する。
【0008】そこで、本発明の目的は、S/N比の改善
とソースインダクタンスの低減を図ったMMICを搭載
する高周波特性の良好なミリ波帯の高周波モジュールを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係る高周波モジュールは、電圧により発振
周波数が制御される電圧可変発振器MMICと、該電圧
可変発振器MMICの出力信号を増幅する増幅器MMI
Cと、該増幅器MMICの高周波出力信号を外部へ供給
するための第1の給電点と、外部からの受信信号が供給
される第2の給電点と、該第2の給電点に供給される受
信信号を増幅する受信器MMICと、該受信器MMIC
の出力信号と前記電圧可変発振器からの出力信号とを混
合して中間周波数信号を取り出す端子とを具備する高周
波モジュールにおいて、前記少なくとも一つのMMIC
は、電子走行チャネル層の基板面内方向の格子定数が基
板の格子定数と異なる歪緩和層を電子走行チャネルと基
板との間に有する歪緩和HEMTを用いて構成され、か
つ、前記歪緩和HEMT領域下部の基板が選択的に除去
されて前記歪緩和層に接する裏面電極が設けられている
ことを特徴とするものである。
【0010】前記高周波モジュールにおいて、裏面電極
が接する歪緩和層に欠陥準位を不活性化する効果のある
元素、好ましくはフッ素が添加されていれば好適であ
る。
【0011】或いは、前記裏面電極が接する歪緩和層に
p型不純物元素、好ましくは亜鉛を添加してもよい。
【0012】また、前記歪緩和HEMTのソース電極と
裏面電極との間が歪緩和層を貫通して設けられた穴を介
して電気的に接続されていれば好適である。
【0013】さらに、車載レーダモジュールを、前記第
1及び第2の給電点を有する本発明に係るいずれかの高
周波モジュールと、平面アンテナと、この平面アンテナ
と高周波モジュールとがそれぞれ上下面に設けられる共
通基板とから構成し、前記第1及び第2の給電点と平面
アンテナとが共通基板を貫通して設けた同軸ケーブルに
より電気的に接続されるように構成すれば好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
につき、具体的な実施例を用いて添付図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
【0015】<実施例1>図1は、本発明の高周波モジ
ュールを構成しているMMICに用いる歪緩和HEMT
の一実施例を示す断面図である。図1において参照符号
1は基板を示し、ここでは基板1としてGaAs基板を
用いている。厚さ約1μmの歪緩和層2の上に歪緩和H
EMTの素子領域3が形成されている。この素子領域3
の下部の基板1が除去されており、裏面電極8が歪緩和
層2に接触すると共にバイアホール7を介して歪緩和H
EMTのソース電極4と電気的に接触している。なお、
参照符号5はドレイン電極、6はゲート電極である。
【0016】このように構成される本発明の歪緩和HE
MTでは、素子領域3の下の歪緩和層2が裏面電極8と
直接接触しているため、歪緩和層2の電位の変動が抑え
られ、特性が安定している。また、電位変動に起因する
低周波ノイズも少ない。ゲート長0.15μm、ゲート
幅100μm(25μm×4フィンガー)の素子におい
て、1KHzにおけるノイズが従来−115dBV2
Hzであったのに対して、本実施例では−125dBV
2/Hzに低減できた。
【0017】また、素子領域3の下の歪緩和層2に裏面
からフッ素を拡散させて歪緩和層2中の欠陥準位を不活
性化してもよい。これにより欠陥準位でのキャリアの充
放電が抑えられ、さらに特性変動が少なくノイズの小さ
い素子が得られる。欠陥準位を不活性化する元素として
は、他に水素もあるが、水素はGaAs基板に拡散する
ので、GaAs基板に拡散しにくいフッ素が好ましい。
【0018】或いは、素子領域3の下の歪緩和層2に裏
面からp型不純物として亜鉛を拡散させてもよい。これ
により歪緩和層の電位が動き難くなり、特性変動やノイ
ズの少ない素子が得られる。p型不純物としては、他に
ベリリウム(Be)や、マグネシウム(Mg)なども使
用可能である。
【0019】本実施例の歪緩和HEMTは素子領域の下
部の基板を除去するため、ソース電極4と裏面電極8と
の距離が1μm程度と短い。その結果バイアホール7の
深さが浅くなり、開口長の短いバイアホールを形成する
ことが可能となるため、バイアホール構造の微細化が可
能になる。従来ではバイアホールの開口長は50μm程
度であったが、本実施例の歪緩和HEMTでは1μm程
度に微細化することができる。本素子のように多数のゲ
ートフィンガーを有する素子でも各ソース電極直下に開
口長1μm程度の微細なバイアホール7を形成すること
ができる。その結果、従来構造で必要だった引出し部分
が不要となり、余分なソースインダクタンスが負荷され
なくなるので、ソースインダクタンスが小さく、高周波
ゲインの高い歪緩和HEMTが得られる。
【0020】従って、本実施例の歪緩和HEMTを基本
素子として作製したMMICでは、高ゲインのMMIC
が得られるばかりなく、出力などの特性が安定し、かつ
低周波ノイズが小さく高S/N比の特性が得られる。
【0021】ゲート長0.15μm、ゲート幅100μ
m(25μm×4フィンガー)の場合、従来の歪緩和H
EMTではソースインダクタンスが5pHであったのに
対して、本実施例の歪緩和HEMTでは2pHであっ
た。その結果、最大発振周波数fmaxが180GHz
から200GHzに改善された。この歪緩和HEMTを
用いて増幅器を構成すれば、同じ素子サイズであっても
従来に比べて高出力を得ることができる図2の(a)〜
(d)は、本実施例の歪緩和HEMTの製造方法を示す
断面図である。まず、通常のプロセスでInGaAs/
InAlAs歪緩和HEMTを作製する。ただし、ソー
ス電極領域4には、深さ1μm以上のバイアホール7を
開け、その穴の内部に金属層、例えばAu層を形成す
る。GaAs基板1は厚さ80μmに薄層化する(同図
(a)参照)。
【0022】次に、素子領域3の下部のGaAs基板1
をドライエッチングとウエットエッチングを用いて除去
する。エッチングの最後は、InAlAsに対しGaA
sを選択的にエッチングできるクエン酸系エッチング液
等を用いてGaAs基板1のみ選択エッチングする。こ
れにより、制御性よく歪緩和層2のInAlAs面を露
出させることができる。この後、材料選択性のない通常
のエッチング液を用いてInAlAs歪緩和層2のIn
組成の低い(InAs混晶比が0.1以下)部分をエッ
チング除去する。以上のエッチング処理により、バイア
ホール7内部に形成した金属層が露出する(同図(b)
参照)。
【0023】次いで、GaAs基板1の裏面開口部から
歪緩和層2にフッ素を拡散させ、不活性領域9を形成す
る(同図(c)参照)。フッ素の拡散は、基板裏面をC
4プラズマに曝露した後、400℃程度に加熱して内
部に拡散させればよい。フッ素はInAlAs中では拡
散速度が大きく、InAlAs歪緩和層2内部に拡散し
て欠陥準位を不活性化させるが、素子領域3のInGa
Asチャネル層にはフッ素は拡散しないため、チャネル
より表面側に形成したドーピング層内部の不純物準位を
不活性化することはない。なお、フッ素の代わりに、G
aAs基板1の開口部から歪緩和層2にp型不純物元素
の亜鉛を拡散してもよい。この場合は、歪緩和層2中の
フェルミレベルを価電子帯に近づけて安定化することが
できる。
【0024】最後に、裏面電極8を形成すれば、同図
(d)に示した歪緩和HEMTが完成する。
【0025】このようにして製造した本実施例の歪緩和
HEMTは、歪緩和層に裏面から金属層を接触させるこ
とにより、キャリアのトラップによる歪緩和層の電位変
動を抑制することができるため、FETの特性変動や低
周波ノイズの発生を抑えることができる。
【0026】また、フッ素など欠陥準位を不活性化する
効果のある元素を歪緩和層中に導入することにより、欠
陥準位でのキャリアの充放電が抑えられるので、FET
の特性変動や低周波ノイズの発生をさらに抑えることが
できる。
【0027】或いは、歪緩和層中にp型不純物を拡散す
ることによっても、歪緩和層中のフェルミレベルを価電
子帯に近づけて安定化することができるので、FETの
特性変動や低周波ノイズの発生を低減することができ
る。
【0028】従って、本実施例の歪緩和HEMTは、良
好な高S/N比と、最大発振周波数fmaxが200G
Hzという高周波特性が得られ、安定した動作を実現で
きるので、ミリ波帯のMMICに好適に使用できる。
【0029】<実施例2>次に、前記実施例の歪緩和H
EMTを基本素子として作製したMMICからなる本発
明の高周波モジュールの一実施例として、車載レーダモ
ジュールについて図3〜図5を用いて説明する。
【0030】図3は、車載レーダモジュールの概略を示
す断面構造図である。図3において参照符号10はMM
IC実装基板を示し、この実装基板10上にはMMIC
として電圧可変発振器11、増幅器12、受信器15な
どが搭載されている。MMIC実装基板10と平面アン
テナ40,41は、アンテナ/MMIC共通実装基板2
0のそれぞれ上下面に貼り合わせてある。MMIC実装
基板10上の増幅器12,受信器15の各MMICと平
面アンテナ40,41は、アンテナ/MMIC共通実装
基板20を貫通して設けられた同軸ケーブル30,31
によりそれぞれ電気的に接続されている。
【0031】図4は、図3に示した車載レーダモジュー
ルのMMIC実装基板の概略を示す平面図であり、この
車載レーダモジュールの回路構成をブロックダイアグラ
ムで示せば図5の通りである。電圧可変発振器11、増
幅器12、受信器15は、いずれも前記実施例の歪緩和
HEMTを基本素子に用いたMMICである。電圧可変
発振器11からの76GHzの信号は増幅器12により
増幅され、送信アンテナ給電点13に供給される。送信
アンテナ給電点13より供給される76GHzの信号は
同軸ケーブル30を通って平面アンテナ(送信アンテ
ナ)40に供給され、放射される。対象物から反射して
戻ってきた信号は、平面アンテナ(受信アンテナ)41
と同軸ケーブル31を介してを介して受信アンテナ給電
点14に送られる。受信信号は受信器15で増幅され、
さらに発振器11からの参照信号と混合されて、中間周
波数(IF)信号が端子16より取り出される。取り出
されたIF信号より、対象物の相対速度、距離、角度が
計算される。
【0032】なお、参照符号17は各MMICと給電点
13,14に高周波信号を伝えるストリップ線路であ
り、18は各MMICに供給されるDC電力の端子であ
る。通常、2種類以上のDC電圧が供給されるが、図4
では模式的に各MMICにつき1つにまとめて示してあ
る。
【0033】本実施例の車載レーダモジュールを用いた
車載レーダでは、経時変化の少ない安定な動作が得られ
た。また、低周波ノイズが少なくS/N比が高いこと、
および増幅器の出力が高いことより、検出距離が従来の
レーダより約30%程度長くなった。
【0034】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種種の設計変更
をなし得ることは勿論である。例えば、実施例では76
GHzのミリ波車載レーダモジュールについて述べた
が、他にミリ波無線通信に応用することもでき、この場
合、通信可能距離の長い無線通信システムが得られる。
【0035】
【発明の効果】前記した実施例から明らかなように、本
発明に係る高周波モジュールは、ソースインダクタンス
の小さく、特性変動や低周波ノイズの発生を抑えること
ができる歪緩和HEMTを用いる結果、高ゲインが得ら
れる上に、出力などの特性が安定し、かつ低周波ノイズ
が小さく高S/N比の特性が得られる。これをミリ波車
載レーダシステムに応用した場合、信頼性が高く、検知
距離の長い車載レーダシステムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波モジュールに用いる歪緩和
HEMTの断面図である。
【図2】図1に示した歪緩和HEMTの製造工程を説明
する断面図である。
【図3】本発明に係る高周波モジュールの一実施例を示
す車載レーダモジュールの断面構造図である。
【図4】図3に示した車載レーダモジュールの概略を示
す平面図である。
【図5】図4に示した車載レーダモジュールの回路構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…GaAs基板、2…歪緩和層、3…歪緩和HEMT
素子領域、4…ソース電極、5…ドレイン電極、6…ゲ
ート電極、7…バイアホール、8…裏面電極、10…M
MIC実装基板、11…電圧可変発振器、12…増幅
器、13…送信アンテナ給電点、14…受信アンテナ給
電点、15…受信器、16…中間周波数(IF)信号出
力端子、17…ストリップ線路、18…DC電力供給端
子、20…アンテナ/MMIC共通実装基板、30,3
1…同軸ケーブル、40…平面アンテナ(送信アンテ
ナ)、41…平面アンテナ(受信アンテナ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 克彦 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 内山 博幸 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5F102 FA10 GA01 GB02 GC01 GD01 GJ05 GL04 GQ01 HC05 HC15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧により発振周波数が制御される電圧可
    変発振器モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)
    と、該電圧可変発振器MMICの出力信号を増幅する増
    幅器MMICと、該増幅器MMICの高周波出力信号を
    外部へ供給するための第1の給電点と、外部からの受信
    信号が供給される第2の給電点と、該第2の給電点に供
    給される受信信号を増幅する受信器MMICと、該受信
    器MMICの出力信号と前記電圧可変発振器からの出力
    信号とを混合して中間周波数信号を取り出す端子とを具
    備する高周波モジュールにおいて、 前記少なくとも一つのMMICは、電子走行チャネル層
    の基板面内方向の格子定数が基板の格子定数と異なる歪
    緩和層を電子走行チャネルと基板との間に有する歪緩和
    HEMTを用いて構成され、かつ、前記歪緩和HEMT
    領域下部の基板が選択的に除去されて前記歪緩和層に接
    する裏面電極が設けられていることを特徴とする高周波
    モジュール。
  2. 【請求項2】前記裏面電極が接する歪緩和層に欠陥準位
    を不活性化する効果のある元素が添加されている請求項
    1に記載の高周波モジュール。
  3. 【請求項3】前記添加元素がフッ素である請求項2に記
    載の高周波モジュール。
  4. 【請求項4】前記裏面電極が接する歪緩和層にp型不純
    物元素が添加されている請求項1に記載の高周波モジュ
    ール。
  5. 【請求項5】前記p型不純物元素は亜鉛である請求項4
    に記載の高周波モジュール。
  6. 【請求項6】前記歪緩和HEMTのソース電極と裏面電
    極との間が歪緩和層を貫通して設けられた穴を介して電
    気的に接続されている請求項1乃至5のいずれか1項に
    記載の高周波モジュール。
  7. 【請求項7】前記第1及び第2の給電点を有する請求項
    1乃至6のいずれか1項に記載の高周波モジュールと、 平面アンテナと、 該平面アンテナと前記高周波モジュールとがそれぞれ上
    下面に設けられた共通基板とから構成され、 前記第1及び第2の給電点と前記平面アンテナとが前記
    共通基板を貫通して設けた同軸ケーブルにより電気的に
    接続されていることを特徴とする車載レーダモジュー
    ル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003315438A (ja) * 2002-04-26 2003-11-06 Hitachi Ltd レーダセンサ
US7544611B2 (en) 2007-06-25 2009-06-09 Mitsubishi Electric Corporation Method of manufacturing III-V nitride semiconductor device

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