JP2001076559A - ワイヤハーネスに用いる検査治具 - Google Patents

ワイヤハーネスに用いる検査治具

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JP2001076559A
JP2001076559A JP24968099A JP24968099A JP2001076559A JP 2001076559 A JP2001076559 A JP 2001076559A JP 24968099 A JP24968099 A JP 24968099A JP 24968099 A JP24968099 A JP 24968099A JP 2001076559 A JP2001076559 A JP 2001076559A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業台に固定されるベース部に対し、治具本
体を簡易な操作により着脱可能とすることで治具本体を
共用化する。 【解決手段】 部品収容部11bと共通形状のベース部
11aから成る治具本体11と、固定具12とからな
る。固定具12は、フレーム13と、ベース部11aの
前後部を受け入れて規制する前係止部材14および後係
止部材15と、該後係止部材15をベース部11aの規
制位置Aと後方の開放位置Bとの間を上記フレーム13
上で移動可能に保持すると共に、規制位置Bへ向けて付
勢する第1のロック手段16と、規制位置Aにある後係
止部材15に係止して後係止部材15の開放位置Bへの
移動を規制するストッパ片28を設けると共に、該スト
ッパ片28を後係止部材15に対し係脱可能とする第2
のロック手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスに
用いる検査治具に関し、詳しくはワイヤハーネスの検査
用の作業台に取り付けられる各種検査治具の治具本体を
ワンタッチで着脱可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤハーネスには多種のコネク
タ、クランプ、グロメット等の部品が取り付けられてお
り、所要の形態に組み立てられるワイヤハーネスは、検
査用の作業台上の所要位置に固定された各種検査治具に
各部品を嵌合して検査が行われる。その検査としては、
各コネクタ間の電線配列状態を検査する導通検査、クラ
ンプ等の外装部品の有無や誤取り付けを検査する外観検
査等がある。そして、これらの検査を行うための作業台
には、各部品の形状に対応した部品収容部を備えた多数
の検査治具が所要位置にネジ止め固定される。
【0003】検査治具の一例として、一般的に使用され
ている導通検査器は、特開平7−248351号公報に
記載のものが知られている。この導通検査器1は、図1
0に示すように、長方形状のベース部2と、該ベース部
2上に配置され検査すべきコネクタCを収容するコネク
タ保持部3と、該コネクタ保持部3に対向して操作部4
により移動可能に配置されると共に、コネクタCの端子
金具に対向するプローブピンPが並設された検査部5と
からなっている。そしてベース部2の四隅部に形成され
た取付孔6にネジを挿通して作業台に固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ワイヤハー
ネスは、取付部位や車種、グレード毎に多種類のものが
製造され、このため各ワイヤハーネスの種類毎にそれぞ
れ対応する検査治具が固定された作業台が必要となる。
種類の異なるワイヤハーネスであっても、取り付けられ
る部品として共通のものが使用されることも多いが、そ
の取付位置や個数が異なるため、上記のように各作業台
は共用することができず、また、検査治具もネジ止め固
定されているため簡単に取り外して他の作業台に取り付
けて利用することも困難である。これら、検査治具は高
価なものも多くあり、よって特に小ロット多品種のワイ
ヤハーネスの製造に対し、その製造コストが高くつく要
因ともなっていた。
【0005】本発明は上記した問題を解消せんとするも
ので、作業台に固定されるベース部に対し、治具本体を
簡易な操作により着脱可能とすることで治具本体を共用
化できる検査治具を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、ワイヤハーネスに取り付けられた部品
を受け入れて検査するためにワイヤハーネスの作業台の
所要位置に固定されるワイヤハーネス用検査治具であっ
て、上記検査治具は、検査すべき部品の形状に対応した
部品収容部と共通形状のベース部から成る治具本体と、
該治具本体とは別体であって該治具本体を着脱可能に固
定する固定具とからなり、上記固定具は、上記作業台に
固定されると共に上記ベース部を載置するフレームと、
該フレームの前部に一体形成されて上記ベース部の前部
を受け入れて規制する前係止部材と、上記ベース部の後
部を受け入れて規制する後係止部材と、該後係止部材を
上記ベース部の移動を規制する規制位置と規制を解除す
る後方の開放位置との間を上記フレーム上で移動可能に
保持すると共に、規制位置へ向けて付勢する付勢手段を
有する第1のロック手段と、上記規制位置にある後係止
部材に係止して後係止部材の開放位置への移動を規制す
るストッパ片を設けると共に、該ストッパ片を後係止部
材に対し係脱可能に操作する操作片を有する第2のロッ
ク手段とを備えていることを特徴とするワイヤハーネス
に用いる検査治具を提供している。
【0007】上記構成によれば、ベース部に治具本体を
取り付ける際、第2ロック手段の操作片を操作して後係
止部材に係止するストッパ片を離脱することで、後係止
部材は付勢手段に抗して開放位置へ移動可能な状態とな
る。そして、治具本体の後部を後係止部に受け入れるよ
うにしながら後係止部を後方の開放位置へ移動させ、続
いて治具本体の前部を前係止部に受け入れさせながら後
係止部を、付勢手段の付勢力により前方の規制位置へ移
動させる。これにより、治具本体は、前係止部と後係止
部に受け入れられ、第1のロック手段による仮固定状態
とすることができる。続いて、第2のロック手段の操作
片を操作することでストッパ片を後係止部に係止させ、
後係止部の開放方向への移動を規制してベース部に対す
る治具本の固定をワンタッチで確実に行うことができ
る。上記のように作業台に固定された固定具に対し、治
具本体を着脱可能としているので、治具本体のベース部
を共通のものとすることで種類の異なる検査治具本体を
目的に応じて取り替え使用することができる。
【0008】上記第2のロック手段において、ストッパ
片は上記フレームの後部両側から立ち上げた側板間に保
持した支軸に対し回動および軸方向に移動可能に支持さ
れ、上記ストッパ片には一方の側板に向けて係止突起を
一体突設すると共に、該係止突起が嵌入する係止溝を上
記一方の側板に形成してストッパ片が上記後係止部材に
係止した状態で回動不能に保持し、更に上記係止突起が
上記係止溝に嵌入する方向にストッパ片を付勢するスプ
リングを設け、上記操作片は上記ストッパ片から一体突
設されると共に、該操作片を上記他方の側板に向けて軸
方向に移動することで上記係止突起を上記係止溝から引
き抜き可能としている。このようにすれば、ストッパ片
は係止突起が側板の係止溝に嵌入した状態でスプリング
により付勢されるため、後係止部材に対するストッパ片
の係止状態を確実に維持することができる。一方、治具
本体の取り替え時は、係止突起をスプリングの付勢力に
抗して軸方向に移動させることで、係止溝から係止突起
を引き抜いてストッパ片を回動操作することで、後係止
部材への係止状態を解除することができる。
【0009】上記第2のロック手段において、ストッパ
片は上記フレームの後部両側から立ち上げた側板間に回
動可能に支持され、該ストッパ片と上記側板との間には
係止凸部と係止孔からなるノッチ機構を設けてストッパ
片が上記後係止部材に係止した状態に保持可能とし、上
記操作片は上記ストッパ片の回動端部に一体突設される
と共に、操作片を持ち上げることで上記ノッチ機構を解
除可能としてもよい。この場合、ストッパ片はノッチ機
構により後係止部材に対する係止状態に確実に維持され
る。一方、治具本体の取り替え時は、操作片を持ち上げ
るようにしてストッパ片を回動することで、ノッチ機構
による係止状態が解除されると同時に後係止部材への係
止状態を解除することができる。
【0010】また、治具本体のベース部の底面に前後方
向に延びるリブを形成する一方、固定具のフレームに
は、上記リブの両側部に対応位置するように切り起こし
形成したガイド凸片を設けるようにすれば、フレームの
幅方向に対する治具本体の位置決め用として機能させる
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図6はワイヤハーネスに用
いる検査治具10の第1実施形態を示し、該検査治具1
0は、治具本体11と別体の固定具12とからなり、ワ
イヤハーネスに取り付けられたコネクタ等の部品を受け
入れて検査するために作業台11の所要位置に固定する
ようにしている。治具本体11の一例として、図1は、
ワイヤハーネスの導通検査に使用される一般的な導通検
査器を示している。この治具本体11はベース部11a
と、検査すべきコネクタの形状に対応する部品収容部1
1bと、ベース部11a上で部品収容部11bに対向し
て移動可能に配置された検査部11cと、該検査部11
cを部品収容部11bに対し前進、後退方向に移動させ
るレバー11dとから構成されている。そして、レバー
11dを操作することで、部品収容部11bに収容され
たコネクタの端子金具に検査部11cのプローブピンを
接触させることで、各端子金具が接続された電線間の導
通検査が行われる。なお、上記治具本体11のベース部
11aは、種類の異なる検査器においても共通の形状、
大きさに設定する一方、ベース部11a上に装備される
検査用の部材は治具本体11の目的に応じて任意の部品
が備えられる。
【0012】上記固定具12は、治具本体11のベース
部11aを載置する金属板からなるフレーム13と、ベ
ース部11aの長手方向の前後を係止固定する前係止部
材14および後係止部材15と、ベース部11aを仮固
定するための第1のロック手段16および本固定するた
めの第2のロック手段17を備えている。また、フレー
ム13には、作業台へ固定するためのネジ部材が挿通さ
れる取付穴13gを形成している。
【0013】上記前係止部材14は、フレーム13の前
端部をベース部11aの板厚分立ち上げると共に、内方
へ折り曲げることでベース部11aの前端面と前部上面
を受け入れて位置決め規制する係止部14aを有してい
る。後係止部材15は、フレーム13とは別体の金属板
からなり、その前端部を同様にベース部11aの板厚分
立ち上げると共に、内方へ折り曲げてベース部11aの
後端面と後部上面を受け入れて位置決め規制する係止部
15aを形成している。
【0014】第1のロック手段16は、後係止部材15
がベース部11aに係止する規制位置Aと、後方に退避
してその規制を解除する開放位置Bとの間を移動可能に
すると共に、規制位置Aへ向けて後係止部材15を付勢
する機能を有している。このため、図5(B)に示すよ
うに、フレーム13の後部には、長手方向に向けて対向
すると共に、中央部にガイド軸16aとしてのボルトを
挿通する受け孔13hを有する一対の支持片13a、1
3bを切り起こし形成している。更に、後係止部材15
の中央下面部から下方へ向けてガイド孔15bを有する
一対のガイド片15d、15eを突設し、一方のガイド
片15dを一対の支持片13a、13bの中間に位置さ
せると共に、他方のガイド片15eを支持片13bの外
方に位置させ、この状態で各受け孔13hおよびガイド
孔15bにガイド軸16aを挿通して後係止部材15を
前後移動可能に支持している。ガイド軸16aの後端部
には抜け止め用のナット16bを取り付けている。ま
た、後係止部材15の一方のガイド片15dと支持片1
3bとの間のガイド軸16aの外周には、後係止部材1
5を規制位置Aへ向けて付勢する付勢手段16cとして
の圧縮コイルスプリングを外装している。
【0015】第2のロック手段17は、後係止部材15
を規制位置Aに固定して開放位置Bへの移動を規制する
ための機能を有している。このため、図1に示すよう
に、フレーム13の後部両側に立ち上げ形成した一対の
側板13c、13dの間にフレーム13の短手方向に平
行する支軸17aを取り付けると共に、該支軸17aに
別途設けたストッパ片18の基部を挿通することで該ス
トッパ片18を回動および移動可能に支持している。
【0016】ストッパ片18には、図2、3に示すよう
に、規制位置Aにある後係止部材15の後端部に係止し
て開放位置Bへの移動を規制する係止片18aを下方へ
向けて突設している。また、ストッパ片18には一方の
側板13dに向けて係止突起18bを突設すると共に、
該係止突起18bが嵌入する係止溝13eを上記一方の
側板13dに形成し、係止溝13dへの係止突起18b
の嵌入時にストッパ片18の回動を不能としている。ス
トッパ片18と他方の側板13cとの間には、係止突起
18bが係止溝13eに嵌入する方向へストッパ片18
を付勢するスプリング17bを設けている。
【0017】ストッパ片18には、更に上方へ向けて突
出する操作片18cを一体突設し、該操作片18cに指
を引っ掛けてストッパ片18をスプリング17bの付勢
力に抗して側板13c側へ移動させることで、係止溝1
3eから係止突起18bを引き抜き可能としている。
【0018】また、固定具12に対する治具本体11の
短手方向の移動規制をより確実にするため、図4に示す
ように、ベース部11aの底面に前後方向に延びるリブ
11eを形成する一方、固定具12のフレーム13に
は、上記リブ11eの両側部に対応位置するように切り
起こし形成したガイド凸片13fを設けている。
【0019】次に、上記構成からなるワイヤハーネスに
用いる検査治具の作用について説明すると、図5(A)
(B)に示すように、先ずストッパ片18をX方向に回
動して立ち上げ、後係止部材15との係止が解除された
状態において、作業台に固定された固定具12のフレー
ム13上で、治具本体11のベース部11aの後部を後
係止部材15の係止部15aに対し、斜め方向から嵌合
させる。続いて、その状態で治具本体11を後方へ押圧
すると、後係止部材15は付勢手段16cの付勢力に抗
して後方の開放位置Bへ移動し、前係止部材14の係止
部14aへのベース部11aの受け入れが可能な状態と
なる。この状態でベース部11aをフレーム13の上面
に完全に載置して治具本体11の後方への押圧力を解除
すると、付勢手段16cの付勢力により、治具本体11
は前方へ押圧され、その前部が係止部14aに受け入れ
られることで治具本体11は規制位置Aに至り、図6
(A)に示すように、前後部がフレーム13上で位置決
めされた仮固定状態となる。
【0020】次いで、操作片18cを摘まんでスプリン
グ17bの付勢力に抗してストッパ片18を側板13c
側へ移動させながら図6(B)に示すように、ストッパ
片18をY方向へ回動させ、後係止部材15に係止片1
8aを係止させて後係止部材15の移動を規制する。次
いで、この状態で操作片18cから手を離すことで、ス
プリング17bの作用により、ストッパ片18は側板1
3d側へ向けて移動し、係止突起18bが係止溝13e
に嵌入し、ストッパ片18の回動が規制された状態でロ
ックされる本固定状態となる。このようにして、治具本
体11はフレーム13上において、前係止部材14およ
び後係止部材15により位置決め固定される。
【0021】一方、固定具12から治具本体11を交換
のために取り外すには、上記とは逆の操作により、操作
片18cを操作して係止溝13eに対する係止突起18
bの係止を解除してストッパ片18をX方向に回動操作
することで、後係止部材15の移動規制を解除する。次
いで、治具本体11を持って後係止部材15を後方の開
放位置Bへ押しやって前係止部材14との係止状態を解
除した後、ベース部11aの前部を斜めに持ち上げるよ
うに後係止部材15との係合を解除することで治具本体
11の取り外しを行うようにしている。上記のように、
固定部材12への治具本体11の脱着操作は、ネジ止め
等の手段によることなく簡易かつ確実に行うことができ
る。
【0022】図7乃至図9は、ワイヤハーネスに用いる
検査治具の第2実施形態を示し、第2のロック手段27
としてストッパ片28の回動操作のみでその係脱操作を
行わせるようにしたものである。即ち、ストッパ片28
は側板23c、23d間に支軸27aによりX、Y方向
に回動可能に支持すると共に、ストッパ片28の両側に
は側板23c、23dの内面に対向する一対の側片28
d、28eを一体突設している。側片28d、28eに
は、図8に示すように、側板23c、23dへ向けて係
止凸部28bを打ち出して突設すると共に、側板23
c、23dには、後係止部材15に対する係止片28a
の係止状態で係止凸部28bが嵌入して係止する係止孔
23eを形成したノッチ機構を構成している。また、操
作片28cは係止片28aに継続してストッパ片28の
回動端部から後方へ向けて一体突設している。なお、そ
の他の構成は第1実施形態と同一のため、同一符号を付
してその説明を省略する。
【0023】上記第2実施形態では、ストッパ片28は
X、Y方向に回動するのみで、治具本体11の固定時に
は、図9(A)に示すように、ストッパ片28をX方向
に回動して立ち上げ状態とすることで、ベース部11a
の取り付けのため、後係止部材15に対する係合を解除
して後係止部材15が開放位置Bへ移動可能とする。一
方、後係止部材15の開放位置Bへの移動を規制するに
は、図9(B)に示すように、ストッパ片28をY方向
に回動させ、係止片28aを後係止部材15の後端に係
止させると同時に、側片28d、28eの係止凸部28
bを係止孔23eに嵌入させることで、その係合状態を
維持させるようにしている。治具本体11の固定具12
からの取り外しに際しては、操作片28cを摘まんでX
方向に持ち上げるようにすることで、支軸27aを支点
とする梃子作用により、係止凸部28bと係止孔23e
との係合状態が容易に解除され、治具本体11の取り外
しを可能とする。
【0024】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、検査治具を固定具と治具本体との分離したの
で、作業台上に固定される固定具に対し、異なった種類
の治具本体を取り替え可能とすることができ、治具本体
の共用化を図ることができる。その取り替え操作は、第
1のロック手段により固定具のフレームに対し治具本体
を仮固定できると共に、第2のロック手段により、フレ
ーム上に位置決めされた治具本体を、取り外し不能に完
全固定することができ、その固定操作には、ネジ等の固
定部材を要することなく行うことができるため、治具本
体の脱着操作も簡易な操作で行うことができ、その作業
性を大幅に向上することができる。よって、保有すべき
治具本体の個数軽減と、治具本体の所要位置への脱着操
作の負担軽減により、検査工程におけるコストダウンを
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤハーネスに用いる検査治具の
第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】 検査治具の縦断面図である。
【図3】 第2のロック手段の示す要部を示す斜視図で
ある。
【図4】 固定具の横断面図である。
【図5】 (A)は固定具に治具本体を取付工程を示す
断面図、(B)は要部の各台断面図である。
【図6】 (A)は第1のロック手段による仮固定状態
を示す断面図、(B)は第2のロック手段による本固定
状態を示す要部の拡大断面図である。
【図7】 ワイヤハーネスに用いる検査治具の第2実施
形態を示す斜視図である。
【図8】 第2のロック手段の要部を示す拡大断面図図
である。
【図9】 (A)(B)は固定具への治具本体の取付工
程を示す拡大断面図である。
【図10】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 治具本体 11a ベース部 11b 部品収容部 12 固定具 13 フレーム 13c、13d、23c、23d 側板 13e 係止溝 14 前係止部材 15 後係止部材 16 第1のロック手段 16c 付勢手段 17、27 第2のロック手段 17a、27a 支軸 18、28 ストッパ片 18b 係止突起 18c、28c 操作片 28b 係止凸部 28d、28e 側片 23e 係止孔 A 規制位置 B 開放位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに取り付けられた部品を
    受け入れて検査するためにワイヤハーネスの作業台の所
    要位置に固定されるワイヤハーネス用検査治具であっ
    て、 上記検査治具は、検査すべき部品の形状に対応した部品
    収容部と共通形状のベース部から成る治具本体と、該治
    具本体とは別体であって該治具本体を着脱可能に固定す
    る固定具とからなり、 上記固定具は、上記作業台に固定されると共に上記ベー
    ス部を載置するフレームと、該フレームの前部に一体形
    成されて上記ベース部の前部を受け入れて規制する前係
    止部材と、上記ベース部の後部を受け入れて規制する後
    係止部材と、該後係止部材を上記ベース部の移動を規制
    する規制位置と規制を解除する後方の開放位置との間を
    上記フレーム上で移動可能に保持すると共に、規制位置
    へ向けて付勢する付勢手段を有する第1のロック手段
    と、上記規制位置にある後係止部材に係止して後係止部
    材の開放位置への移動を規制するストッパ片を設けると
    共に、該ストッパ片を後係止部材に対し係脱可能に操作
    する操作片を有する第2のロック手段とを備えているこ
    とを特徴とするワイヤハーネスに用いる検査治具。
  2. 【請求項2】 上記第2のロック手段において、ストッ
    パ片は上記フレームの後部両側から立ち上げた側板間に
    保持した支軸に対し回動および軸方向に移動可能に支持
    され、上記ストッパ片には一方の側板に向けて係止突起
    を一体突設すると共に、該係止突起が嵌入する係止溝を
    上記一方の側板に形成してストッパ片が上記後係止部材
    に係止した状態で回動不能に保持し、更に上記係止突起
    が上記係止溝に嵌入する方向にストッパ片を付勢するス
    プリングを設け、上記操作片は上記ストッパ片から一体
    突設されると共に、該操作片を上記他方の側板に向けて
    軸方向に移動することで上記係止突起を上記係止溝から
    引き抜き可能としている請求項1に記載のワイヤハーネ
    スに用いる検査治具。
  3. 【請求項3】 上記第2のロック手段において、ストッ
    パ片は上記フレームの後部両側から立ち上げた側板間に
    回動可能に支持され、該ストッパ片と上記側板との間に
    は係止凸部と係止孔からなるノッチ機構を設けてストッ
    パ片が上記後係止部材に係止した状態に保持可能とし、
    上記操作片は上記ストッパ片の回動端部に一体突設され
    ると共に、操作片を持ち上げることで上記ノッチ機構を
    解除可能としている請求項1に記載のワイヤハーネスに
    用いる検査治具。
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