JP2001075958A - 構造化文書処理装置及び構造化文書処理方法 - Google Patents

構造化文書処理装置及び構造化文書処理方法

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JP2001075958A
JP2001075958A JP25048399A JP25048399A JP2001075958A JP 2001075958 A JP2001075958 A JP 2001075958A JP 25048399 A JP25048399 A JP 25048399A JP 25048399 A JP25048399 A JP 25048399A JP 2001075958 A JP2001075958 A JP 2001075958A
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convention
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JP25048399A
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Makoto Imamura
誠 今村
Osamu Moriguchi
修 森口
Katsushi Suzuki
克志 鈴木
Takatsugu Nagahama
隆次 長浜
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のプログラミング言語を使用せずに構造
化文書を処理する。 【解決手段】 文書規約ファイル2は、1文書あるいは
複数文書における複数の要素内容間の関係を規定する文
書規約記述言語を用いて、文書規約を記述している。文
書規約検証ライブラリ群3は、入力構造化文書1が文書
規約に従っているかどうかを検証するためのプログラム
である。文書規約検証手段4は、入力構造化文書1を入
力し、文書規約ファイル2と文書規約検証ライブラリ群
3に基づき、入力構造化文書1を検証し、文書規約検証
結果5を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CALS(Co
mmerce At Light Speed)や電子
商取引(EC:Electronic Commerc
e)において、SGML(Standard Gene
ralized Markup Language)や
XML(eXtensible Markup Lan
guage)等の構造化文書を企業間や企業内の組織間
で円滑に流通させるために必要とされる構造化文書処理
装置及び構造化文書処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CALSやECの進展に伴って、情報シ
ステムで処理できる文書データを企業間で交換したいと
いう要求が高まっており、この要求に応えるための、文
書の構造を明示した構造化文書の標準フォーマットとし
て、ISO(International Stand
ard Organization)規格8879のS
GMLやW3C(World Wide Web Co
nsortium)が制定するXMLがある。そして、
情報システムで処理できる文書データの企業間交換を実
現するためには、文書の構造や内容が満たすべき規約
(以下、文書規約と呼ぶ)を企業間で共有した上で、文
書規約を満足する文書を交換する必要が生じる。
【0003】文書規約を特定のプログラミング言語に依
存しない形式で宣言的に表現する従来の言語として、X
MLが規定する文書型定義(DTD:Document
Type Definition)や、W3Cが審議
中のXML−Schemaがある。DTDやXML−S
chemaを用いて、XML文書における要素の出現場
所、順序、及び出現回数や、15文字以内の文字列や1
0桁の整数といった要素の内容が満たすべきデータ型を
規定することができる。
【0004】しかし、DTDやXML−Schemaで
は、データ処理に係る考慮が十分になされておらず、設
計支援システムでのデータ流用を前提とする製品仕様書
の企業間交換による共同設計業務や、申請内容に応じて
必要とされる添付文書が異なるといった複雑な申請書の
官公庁への申請業務を円滑に進めるために必要とされる
以下に示すような文書規約が表現できないという課題が
あった。・文書中の単一要素でなく、文書中の複数要素
の内容に係る文書規約・単一文書でなく、複数文書中の
要素内容に係る文書規約そのため、情報システムで処理
できる文書データを交換するために必要な文書規約を、
企業間で十分に共有できないという課題があった。
【0005】図18は、与えられた構造化文書が文書規
約を満たしているかどうかを検証する機能(以下、文書
規約検証機能と呼ぶ)を実現するための従来の構造化文
書処理方法の手順の一例を示す図である。図において、
101は検証対象の入力構造化文書、102はDTDや
XML−Schema等の文書規約、103は文書検証
に必要なロジックを既存のC言語やJAVA言語等のプ
ログラミングで記述した文書検証処理プログラム、10
4は、文書検証処理プログラム103から呼びだされ、
入力構造化文書1の要素や要素の内容を参照するための
プログラムライブラリである構造化文書の内容参照ライ
ブラリ群、105は文書規約検証結果である。
【0006】次に動作について説明する。入力構造化文
書101と文書規約102を入力すると、文書検証処理
プログラム103を記述する言語処理系(C言語処理系
やJAVA言語処理系)が、構造化文書の内容参照ライ
ブラリ群104から構造化文書の要素や要素の内容を参
照し、文書検証処理プログラム103を解釈実行するこ
とにより、文書規約検証結果105を出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造化文書処理
方法は以上のように構成されているので、従来の文書規
約102が「文書中の複数要素の内容に係る文書規約」
や「複数文書中の要素内容に係る文書規約」を表現でき
ず、製品設計や官公庁への申請といった業務を支援する
システムで必要とされる文書規約検証機能を実現する際
には、C言語やJAVA言語といった特定のプログラミ
ング言語を用いて、構造化文書の内容参照ライブラリ1
04を利用して文書規約検証を行う、文書検証処理プロ
グラム103等の個別プログラムの開発が別途必要とな
る。そのため、文書交換の応用毎に必要とされる文書検
証処理プログラム103の開発と保守に手間取るという
課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、「文書中の複数要素の内容に係る
文書規約」や「複数文書中の要素内容に係る文書規約」
を含んだ文書規約検証機能を実現する際に、C言語やJ
AVA言語といった特定のプログラミング言語を用いた
開発を不要とすることで、企業間や組織間での文書交換
の適用業務毎に必要とされる文書規約検証機能の開発と
保守を容易にする構造化文書処理装置及び構造化文書処
理方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る構造化文
書処理装置は、1文書あるいは複数文書における複数の
要素内容間の関係を規定する文書規約記述言語を用い
て、文書内容が満たすべき文書規約を規定する文書規約
ファイルと、文書の構造を明示した構造化文書が上記文
書規約に従っているかどうかを検証するための文書規約
検証ライブラリ群と、上記構造化文書を入力し、上記文
書規約ファイルが規定する文書規約と、上記文書規約検
証ライブラリ群に基づき、入力した上記構造化文書を検
証し文書規約検証結果を出力する文書規約検証手段とを
備えたものである。
【0010】この発明に係る構造化文書処理装置は、文
書規約ファイルが、構造化文書における1要素の内容に
応じて、複数要素の内容が決まる要素内容間の列挙関係
を規定する列挙関係型文書規約を備え、文書規約検証ラ
イブラリ群が、上記構造化文書が上記列挙関係型文書規
約に従っているかどうかを検証するための列挙関係検証
ライブラリを備え、文書規約検証手段が、上記構造化文
書を入力し、上記列挙関係型文書規約が規定する文書規
約と、上記列挙関係検証ライブラリに基づき、入力した
上記構造化文書を検証し文書規約検証結果を出力するも
のである。
【0011】この発明に係る構造化文書処理装置は、要
素内容間の列挙関係を規定するために必要とされる要素
内容における用語とそれらの用語間の関係を表現する列
挙関係辞書を備え、列挙関係検証ライブラリが、上記列
挙関係辞書を呼び出しながら、構造化文書が列挙関係型
文書規約に従っているかどうかを検証するための処理を
実行するものである。
【0012】この発明に係る構造化文書処理装置は、文
書規約ファイルが、構造化文書における複数要素の内容
が文字列として等しいかどうかの要素内容間の文字列関
係を規定する文字列関係型文書規約を備え、文書規約検
証ライブラリ群が、上記構造化文書が上記文字列関係型
文書規約に従っているかどうかを検証するための文字列
関係検証ライブラリを備え、文書規約検証手段が、上記
構造化文書を入力し、上記文字列関係型文書規約が規定
する文書規約と、上記文字列関係検証ライブラリに基づ
き、入力した上記構造化文書を検証し文書規約検証結果
を出力するものである。
【0013】この発明に係る構造化文書処理装置は、文
書規約ファイルが、構造化文書における複数要素の内容
が数値データである場合に、与えられた算術式を満たす
かどうかの要素内容間の数値関係を規定する数値関係型
文書規約を備え、文書規約検証ライブラリ群が、上記構
造化文書が上記数値関係型文書規約に従っているかどう
かを検証するための数値関係検証ライブラリを備え、文
書規約検証手段が、上記構造化文書を入力し、上記数値
関係型文書規約が規定する文書規約と、上記数値関係検
証ライブラリに基づき、入力した上記構造化文書を検証
し文書規約検証結果を出力するものである。
【0014】この発明に係る構造化文書処理装置は、1
文書あるいは複数文書における複数の要素内容間の関係
を規定する文書規約記述言語を用いて、文書内容が満た
すべき文書規約を規定する文書規約ファイルと、文書の
構造を明示した構造化文書が上記文書規約を満たすよう
に内容を設定するための文書内容設定ライブラリ群と、
上記構造化文書を入力し、上記文書規約ファイルが規定
する文書規約と、上記文書内容設定ライブラリ群に基づ
き、入力した上記構造化文書の内容を設定して出力する
文書内容設定手段とを備えたものである。
【0015】この発明に係る構造化文書処理装置は、文
書規約ファイルが、構造化文書における1要素の内容に
応じて、複数要素の内容が決まる要素内容間の列挙関係
を規定する列挙関係型文書規約を備え、文書内容設定ラ
イブラリ群が、上記列挙関係型文書規約に従い上記構造
化文書の内容を設定するための列挙関係内容設定ライブ
ラリを備え、文書内容設定手段が、上記構造化文書を入
力し、上記列挙関係型文書規約が規定する文書規約と、
上記列挙関係内容設定ライブラリに基づき、入力した上
記構造化文書の内容を設定して出力するものである。
【0016】この発明に係る構造化文書処理装置は、要
素内容間の列挙関係を規定するために必要とされる要素
内容における用語とそれらの用語間の関係を表現する列
挙関係辞書を備え、列挙関係内容設定ライブラリが、上
記列挙関係辞書を呼び出しながら、列挙関係型文書規約
に従い構造化文書の内容を設定するための処理を実行す
るものである。
【0017】この発明に係る構造化文書処理装置は、文
書規約ファイルが、構造化文書における複数要素の内容
が文字列として等しいかどうかの要素内容間の文字列関
係を規定する文字列関係型文書規約を備え、文書内容設
定ライブラリ群が、上記文字列関係型文書規約に従い上
記構造化文書の内容を設定するための文字列関係内容設
定ライブラリを備え、文書内容設定手段が、上記構造化
文書を入力し、上記文字列関係型文書規約が規定する文
書規約と、上記文字列関係内容設定ライブラリに基づ
き、入力した上記構造化文書の内容を設定して出力する
ものである。
【0018】この発明に係る構造化文書処理装置は、文
書規約ファイルが、構造化文書における複数要素の内容
が数値データである場合に、与えられた算術式を満たす
かどうかの要素内容間の数値関係を規定する数値関係型
文書規約を備え、文書内容設定ライブラリ群が、上記数
値関係型文書規約に従い上記構造化文書の内容を設定す
るための数値関係内容設定ライブラリを備え、文書内容
設定手段が、上記構造化文書を入力し、上記数値関係型
文書規約が規定する文書規約と、上記数値関係内容設定
ライブラリに基づき、入力した上記構造化文書の内容を
設定して出力するものである。
【0019】この発明に係る構造化文書処理方法は、1
文書あるいは複数文書における複数の要素内容間の関係
を規定する文書規約記述言語を用いて、文書内容が満た
すべき文書規約を規定する文書規約ファイルと、文書の
構造を明示した構造化文書が上記文書規約に従っている
かどうかを検証するための文書規約検証ライブラリ群と
を備え、上記構造化文書を入力して読み込むステップ
と、上記文書規約ファイルが規定する文書規約を取り出
すステップと、取り出した文書規約に対応して上記文書
規約検証ライブラリ群を呼び出すステップと、上記文書
規約ファイルが規定する文書規約と、呼び出した上記文
書規約検証ライブラリ群に基づき、入力した上記構造化
文書を検証し文書規約検証結果を出力するステップとを
備えたものである。
【0020】この発明に係る構造化文書処理方法は、文
書規約ファイルが、構造化文書における1要素の内容に
応じて、複数要素の内容が決まる要素内容間の列挙関係
を規定する列挙関係型文書規約を備え、文書規約検証ラ
イブラリ群が、上記構造化文書が上記列挙関係型文書規
約に従っているかどうかを検証するための列挙関係検証
ライブラリを備え、上記構造化文書を入力して読み込む
ステップと、上記列挙関係型文書規約が規定する文書規
約を取り出すステップと、取り出した文書規約に対応し
て上記列挙関係検証ライブラリを呼び出すステップと、
上記列挙関係型文書規約の文書規約と、呼び出した上記
列挙関係検証ライブラリに基づき、入力した上記構造化
文書を検証し文書規約検証結果を出力するステップとを
備えたものである。
【0021】この発明に係る構造化文書処理方法は、要
素内容間の列挙関係を規定するために必要とされる要素
内容における用語とそれらの用語間の関係を表現する列
挙関係辞書を備え、構造化文書を入力して読み込むステ
ップと、列挙関係型文書規約が規定する文書規約を取り
出すステップと、取り出した文書規約に対応して、列挙
関係検証ライブラリを呼び出すステップと、上記列挙関
係検証ライブラリが上記列挙関係辞書を呼び出すステッ
プと、上記列挙関係型文書規約の文書規約と、呼び出し
た上記列挙関係検証ライブラリと上記列挙関係辞書に基
づき、入力した上記構造化文書を検証し文書規約検証結
果を出力するステップとを備えたものである。
【0022】この発明に係る構造化文書処理方法は、文
書規約ファイルが、構造化文書における複数要素の内容
が文字列として等しいかどうかの要素内容間の文字列関
係を規定する文字列関係型文書規約を備え、文書規約検
証ライブラリ群が、上記構造化文書が上記文字列関係型
文書規約に従っているかどうかを検証するための文字列
関係検証ライブラリを備え、上記構造化文書を入力して
読み込むステップと、上記文字列関係型文書規約が規定
する文書規約を取り出すステップと、取り出した文書規
約に対応して上記文字列関係検証ライブラリを呼び出す
ステップと、上記文字列関係型文書規約の文書規約と、
呼び出した上記文字列関係検証ライブラリに基づき、入
力した上記構造化文書を検証し文書規約検証結果を出力
するステップとを備えたものである。
【0023】この発明に係る構造化文書処理方法は、文
書規約ファイルが、構造化文書における複数要素の内容
が数値データである場合に、与えられた算術式を満たす
かどうかの要素内容間の数値関係を規定する数値関係型
文書規約を備え、文書規約検証ライブラリ群が、上記構
造化文書が上記数値関係型文書規約に従っているかどう
かを検証するための数値関係検証ライブラリを備え、上
記構造化文書を入力して読み込むステップと、上記数値
関係型文書規約が規定する文書規約を取り出すステップ
と、取り出した文書規約に対応して上記数値関係検証ラ
イブラリを呼び出すステップと、上記数値関係型文書規
約の文書規約と、呼び出した上記数値関係検証ライブラ
リに基づき、入力した上記構造化文書を検証し文書規約
検証結果を出力するステップとを備えたものである。
【0024】この発明に係る構造化文書処理方法は、1
文書あるいは複数文書における複数の要素内容間の関係
を規定する文書規約記述言語を用いて、文書内容が満た
すべき文書規約を規定する文書規約ファイルと、文書の
構造を明示した構造化文書が上記文書規約を満たすよう
に内容を設定するための文書内容設定ライブラリ群とを
備え、上記構造化文書を入力して読み込むステップと、
上記文書規約ファイルが規定する文書規約を取り出すス
テップと、取り出した文書規約に対応して上記文書内容
設定ライブラリ群を呼び出すステップと、上記文書規約
ファイルが規定する文書規約と、呼び出した上記文書内
容設定ライブラリ群に基づき、入力した上記構造化文書
の内容を設定して出力するステップとを備えたものであ
る。
【0025】この発明に係る構造化文書処理方法は、文
書規約ファイルが、構造化文書における1要素の内容に
応じて、複数要素の内容が決まる要素内容間の列挙関係
を規定する列挙関係型文書規約を備え、文書内容設定ラ
イブラリ群が、上記列挙関係型文書規約に従い上記構造
化文書の内容を設定するための列挙関係内容設定ライブ
ラリを備え、上記構造化文書を入力して読み込むステッ
プと、上記列挙関係型文書規約が規定する文書規約を取
り出すステップと、取り出した文書規約に対応して上記
列挙関係内容設定ライブラリを呼び出すステップと、上
記列挙関係型文書規約の文書規約と、呼び出した上記列
挙関係内容設定ライブラリに基づき、入力した上記構造
化文書の内容を設定して出力するステップとを備えたも
のである。
【0026】この発明に係る構造化文書処理方法は、要
素内容間の列挙関係を規定するために必要とされる要素
内容における用語とそれらの用語間の関係を表現する列
挙関係辞書を備え、構造化文書を入力して読み込むステ
ップと、列挙関係型文書規約が規定する文書規約を取り
出すステップと、取り出した文書規約に対応して、列挙
関係内容設定ライブラリを呼び出すステップと、上記列
挙関係内容設定ライブラリが上記列挙関係辞書を呼び出
すステップと、上記列挙関係型文書規約の文書規約と、
呼び出した上記列挙関係内容設定ライブラリと上記列挙
関係辞書に基づき、入力した上記構造化文書の内容を設
定して出力するステップとを備えたものである。
【0027】この発明に係る構造化文書処理方法は、文
書規約ファイルが、構造化文書における複数要素の内容
が文字列として等しいかどうかの要素内容間の文字列関
係を規定する文字列関係型文書規約を備え、文書内容設
定ライブラリ群が、上記文字列関係型文書規約に従い上
記構造化文書の内容を設定するための文字列関係内容設
定ライブラリを備え、上記構造化文書を入力して読み込
むステップと、上記文字列関係型文書規約が規定する文
書規約を取り出すステップと、取り出した文書規約に対
応して上記文字列関係内容設定ライブラリを呼び出すス
テップと、上記文字列関係型文書規約の文書規約と、呼
び出した上記文字列関係内容設定ライブラリに基づき、
入力した上記構造化文書の内容を設定して出力するステ
ップとを備えたものである。
【0028】この発明に係る構造化文書処理方法は、文
書規約ファイルが、構造化文書における複数要素の内容
が数値データである場合に、与えられた算術式を満たす
かどうかの要素内容間の数値関係を規定する数値関係型
文書規約を備え、文書内容設定ライブラリ群が、上記数
値関係型文書規約に従い上記構造化文書の内容を設定す
るための数値関係内容設定ライブラリを備え、上記構造
化文書を入力して読み込むステップと、上記数値関係型
文書規約が規定する文書規約を取り出すステップと、取
り出した文書規約に対応して上記数値関係内容設定ライ
ブラリを呼び出すステップと、上記数値関係型文書規約
の文書規約と、呼び出した上記数値関係内容設定ライブ
ラリに基づき、入力した上記構造化文書の内容を設定し
て出力するステップとを備えたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1による構造化文書処理装置の構成を示す図
であり、図において、1は検証対象となる入力構造化文
書、2は1文書あるいは複数文書中における複数要素の
内容間の関係を規定する言語である文書規約記述言語を
用いて文書規約を記述した文書規約ファイル、3は入力
構造化文書1が文書規約ファイル2の文書規約に従って
いるかどうかを検証するためのプログラムライブラリの
集まりである文書規約検証ライブラリ群、4は入力構造
化文書1を読み込み、文書規約ファイル2と文書規約検
証ライブラリ群3に基づき、入力構造化文書1を検証す
る文書規約検証手段、5は文書規約検証手段4が検証し
た文書規約検証結果であり、文書ファイルや計算機のメ
モリ上の文字列として実現される。
【0030】また、図1において、21は入力構造化文
書1における1要素の内容に応じて、複数要素の内容が
決まる要素内容間の列挙関係を規定する列挙関係型文書
規約、22は入力構造化文書1における複数要素の内容
が文字列として等しいかどうかの要素内容間の文字列関
係を規定する文字列関係型文書規約、23は入力構造化
文書1における複数要素の内容が数値データである場合
に、与えられた算術式を満たすかどうかの要素内容間の
数値関係を規定する数値関係型文書規約である。列挙関
係型文書規約21,文字列関係型文書規約22,数値関
係型文書規約23は、文書規約ファイル2における文書
規約の一例である。
【0031】さらに、図1において、31は入力構造化
文書1が列挙関係型文書規約21に従っているかどうか
を検証するための要素内容間の列挙関係検証ライブラ
リ、32は入力構造化文書1が文字列関係型文書規約2
2に従っているかどうかを検証するための要素内容間の
文字列関係検証ライブラリ、33は入力構造化文書1が
数値関係型文書規約23に従っているかどうかを検証す
るための要素内容間の数値関係検証ライブラリである。
列挙関係検証ライブラリ31,文字列関係検証ライブラ
リ32,数値関係検証ライブラリ33は、文書規約検証
ライブラリ群3におけるライブラリの一例である。
【0032】さらに、図1において、34は列挙関係検
証ライブラリ31により呼び出され、要素内容間の列挙
関係を規定するために必要とされる要素内容中の用語と
それらの用語間の関係を表現する列挙関係辞書である。
【0033】図2はこの実施の形態1による入力構造化
文書1の一例を示す図であり、電子機器を対象とする部
品カタログの内容を例示するXML文書である。本部品
カタログの内容は、電子機器分類、仕様、添付資料、価
格表、オーダー及び購入金額から構成されている。
【0034】図2において、2行目に記載されている電
子機器分類は、ネットワークアナライザであることを示
し、3行目から11行目に記載されている仕様は、仕様
パラメータ毎に、名称、値及び単位を示している。12
行目から19行目に記載されている添付資料は、添付資
料のファイル名とタイトルを示し、20行目から24行
目に記載されている価格表は、商品名毎に価格を示して
いる。25行目から28行目に記載されているオーダー
は、購入品の商品名を示し、29行目に記載されている
購入金額は、オーダーした購入品の合計金額を示してい
る。
【0035】図3はこの実施の形態1による入力構造化
文書1の一例を示す図であり、図2に示す部品カタログ
の添付文書を例示するXML文書である。本添付文書は
説明書種別と説明内容から構成されている。2行目に記
載されている説明書種別は、「ソフトウェア説明書」で
あることを示し、3行目から10行目に記載されている
説明内容は、章と節による構造を持った文書であること
を示している。ソフトウェア説明書としての説明内容の
詳細は、この実施の形態を説明する上で必要ないため省
略している。
【0036】図4はこの実施の形態1による文書規約フ
ァイル2における文書規約の一例を示す図である。文書
規約は規約文の集まりにより表現されるもので、図4で
は、列挙関係型文書規約21の一例であるswitch
文と、文字列関係型文書規約22の一例であるeq.s
tring文の例を示している。
【0037】図4において、switch文(2行目か
ら27行目まで)は、複数のcase文(3行目から2
3行目と、24行目から26行目)で構成されており、
case文が指定する場合毎に満たすべき文書規約を規
定している。3行目のcase文の先頭部分では、2行
目で指定する「電子機器分類」という要素の値が、「ネ
ットワークアナライザ」である場合には、4行目から2
2行目までのsequence.exist文が規定す
る文書規約を満たさねばならないことを規定している。
また、3行目のvalue−varは変数定義であり、
value属性の値(この場合、ネットワークアナライ
ザ)を変数kikiとして定義することを意味する。
【0038】上記のsequence.exist文は
exist.path文から構成されており、構造化文
書が持つべき要素に対する規約を規定している。5行目
から17行目までのexist.path文では、要素
「添付資料」の下位要素である「ファイル」の下位要素
である「タイトル」の内容が、「付属品説明書」である
ような要素が存在しており、かつ、10行目から15行
目までのeq.string文が規定する文書規約を満
たすことを規定している。
【0039】10行目から15行目までのeq.str
ing文は、上記のexist.path文を満たす要
素「タイトル」の上位要素である「ファイル」要素のa
bout属性の内容により指定される構造化文書中の要
素「説明書種別」の内容が、「タイトル」要素の内容に
等しいことを規定している。ここで、図4の10行目の
「{..[about]}」は、現在、処理中の上位要
素、すなわち、タイトルの上位要素であるファイルのa
bout属性を意味している。
【0040】なお、図4において、$や*で始まる文字
列(例えば8行目の$kikiや*value)は変数
である。$で始まる変数は、変数定義が規定する文字例
を値として持ち、*で始まる変数は、この変数が出現す
る要素の属性の内容となる文字列を値として持つ。
【0041】18行目から21行目までのexist.
path文では、要素「添付資料」の下位要素である
「ファイル」の下位要素である「タイトル」の内容が、
「応用部品説明書」であるような要素が存在することを
規定している。
【0042】図5はこの実施の形態1による文書規約フ
ァイル2における文書規約の一例を示す図であり、列挙
関係辞書34を参照する列挙関係型文書規約21の一例
であるswitch.abbrev文の例を示す。2行
目のswitch.abbrev文の先頭部分では、列
挙関係辞書34である「必須パラメータ辞書.xml」
を参照しながら、入力構造化文書1の要素「電子機器分
類」の内容毎に、3行目から25行目までのcase.
abbrev文が規定する文書規約を満たさなければな
らないことを規定している。
【0043】上記のcase.abbrev文は、入力
構造化文書1の要素「電子機器分類」の内容が、列挙関
係辞書34「必須パラメータ辞書.xml」の要素「必
須パラメータリスト」の属性「商品種別」のどの内容に
等しいかに応じて、6行目から23行目までのexis
t.path.abbrev文が規定する文書規約を満
たさなければならないことを規定している。
【0044】上記のexist.path.abbre
v文は、入力構造化文書1中に、属性「parami
d」の内容が列挙関係辞書34「必須パラメータ辞書.
xml」の要素「パラメータ」の属性「pid」に等し
いような要素「仕様パラメータ」が存在しており、か
つ、その要素が11行目から22行目までのand.e
q.abbrev文が規定する文書規約を満たさなけれ
ばならないことを規定している。
【0045】上記のand.eq.abbrev文は、
12行目から17行目までのeq.string.ab
brev文が規定する文書規約と、18行目から21行
目までのeq.string.abbrev文が規定す
る文書規約を共に満たさなければならないことを規定し
ている。
【0046】12行目から17行目までのeq.str
ing.abbrev文は、入力構造化文書1における
要素「名称」の内容と、列挙関係辞書34「必須パラメ
ータ辞書.xml」の要素「パラメータ名称」が等しく
なくてはならないことを規定している。また、18行目
から21行目までのeq.string.abbrev
文は、入力構造化文書1中の要素「単位」の内容と、列
挙関係辞書34「必須パラメータ辞書.xml」の要素
「パラメータ単位」が等しくなくてはならないことを規
定している。
【0047】図6はこの実施の形態1による文書規約フ
ァイル2における文書規約の一例を示す図であり、数値
関係型文書規約23の一例であるeq.arith文の
例を示す。2行目から7行目までのeq.arith文
は、入力構造化文書1中の要素「購入金額」の数が、3
行目から6行目までのplus文を評価した結果、得ら
れる数に等しいことを規定している。
【0048】上記のplus文は、入力構造化文書1中
で、属性「商品名」の内容が要素「購入品1」の属性
「商品名」に等しいような要素「価格」の内容により示
される数と、属性「商品名」の内容が要素「購入品2」
の属性「商品名」に等しいような要素「価格」の内容に
より示される数の和が、plus文を評価した結果であ
ることを規定している。
【0049】図7はこの実施の形態1による列挙関係辞
書34の一例を示す図であり、商品種別毎に、その商品
種別を特徴づけるパラメータの名称と単位を規定してい
る。例えば、2行目から10行目までの部分では、ネッ
トワークアナライザが、パラメータとして周波数とイン
ピーダンスを持ち、かつ、周波数の単位はHzで、イン
ピーダンスの単位はΩであることを規定している。
【0050】図8はこの実施の形態1による文書規約検
証結果5の一例を示す図であり、1行目から3行目、4
行目から6行目及び7行目から8行目に、それぞれの検
証結果が記載されている。
【0051】次に動作について説明する。以下では、図
2と、図2の添付文書である図3とを入力構造化文書1
とし、図4,図5及び図6を文書規約ファイル2におけ
る文書規約とし、図7を列挙関係辞書34とする場合を
例として、図8の文書規約検証結果5が出力されること
を説明する。また、以下の説明では、図2及び図3の入
力構造化文書1を、各々、部品カタログ及び部品カタロ
グの添付文書と呼ぶ。また、同様に、図4,図5及び図
6の文書規約を、それぞれ、添付資料規則、必須仕様パ
ラメータ規則及び購入金額規則と呼ぶ。
【0052】図9は文書規約検証手段4の処理を示すフ
ローチャートである。ステップST11において、図2
及び図3に示す入力構造化文書1を読み込み、構造化文
書の構造を解析することにより、その構造化文書中の要
素や属性の内容に参照できるような内部構造を作成す
る。この解析は既知の技術であるXMLパーザを想定し
ており、解析動作の詳細、及び解析結果として得られた
内部構造の参照手続きの記述は省略する。
【0053】ステップST12において、図4,図5及
び図6に示す文書規約ファイル2を読み込み、文書規約
ファイル2を構造化文書とみなしてその構造を解析する
ことにより、その文書規約ファイル2における要素や属
性の内容に参照できるような内部構造を作成する。この
解析も既知の技術であるXMLパーザを想定する。
【0054】ステップST13において、文書規約ファ
イル2における文書規約を順に取り出す。すなわち、図
4に示す添付資料規則、図5に示す必須仕様パラメータ
規則及び図6に示す購入金額規則をこの順に取り出す。
文書規約を取り出すことができた場合はステップST1
4に進み、また、全ての文書規約を取り出し終えた場合
は終了する。
【0055】次にステップST14以下の処理につい
て、添付資料規則、必須仕様パラメータ規則、及び購入
金額規則の順に説明する。
【0056】まず、ステップST13で図4に示す添付
資料規則を取り出した場合について説明する。ステップ
ST14において、文書規約として、図4の2行目から
始まるswitch文を取り出す。switch文は、
図4の説明で述べたように列挙関係型文書規約21に属
しているので、ステップST15によりステップST1
6に進み、ステップST16において、列挙関係検証ラ
イブラリ31を呼び出す。
【0057】図10は列挙関係検証ライブラリ31の処
理を示すフローチャートである。ステップST31にお
いて、図4の2行目のswitch文を処理し、図2に
示す部品カタログの要素「電子機器分類」の内容とし
て、「ネットワークアナライザ」を取り出す。
【0058】ステップST32において、case文の
value属性の内容が「ネットワークアナライザ」と
等しいcase文として、図4の3行目から23行目ま
での部分を取り出す。また、変数「kiki」の値とし
て、文字列「ネットワークアナライザ」を代入した後、
上記のcase文中のsequence.exist文
を処理するステップST33を呼び出す。
【0059】ステップST33において、図4の5行目
から17行目までのexist.path文を処理する
ステップST34と、図4の18行目から21行目まで
のexist.path文を処理するステップST34
を呼び出すことにより、両者のexist.path文
が共に満足されているかどうかを検証する。
【0060】上記図4の5行目から17行目までのex
ist.path文の処理と、図4の18行目から21
行目までのexist.path文の処理は、同様の処
理なので、以下では、上記図4の5行目から17行目ま
でのexist.path文の処理の詳細を示す。
【0061】図2に示す部品カタログの要素「添付資
料」の下位要素である「ファイル」の下位要素である
「タイトル」の内容が、「付属品説明書」であるような
要素として、図2の14行目を見出して、図4の9行目
から16行目までのand.eq文を処理するステップ
ST35を呼び出す。ステップST35において、図4
の10行目から15行目までのeq.string文の
処理を呼びだす。
【0062】図11はeq.string文の処理を示
すフローチャートである。この処理は、文字列関係検証
ライブラリ32の処理でもある。まず、ステップST4
1において、図2の14行目の要素「タイトル」の上位
要素である「ファイル」のabout属性の内容である
「./file1.xml」が指定する構造化文書とし
て図3の部品カタログの添付文書を見出し(p−fil
e属性の処理)、続いて、添付文書の要素「説明書種
別」の内容として、「ソフトウエア説明書」であること
を見出す(path属性の処理)。そして、変数pat
h−varの値として、「ソフトウエア説明書」を代入
する(path−var属性の処理)。
【0063】ステップST42のvalue属性の処理
において、図4の11行目の処理を行うことにより、
「ソフトウエア説明書」が、図2の14行目の要素「タ
イトル」の内容である「付属品説明書」と等しくないの
で、eq.string文が偽(満たされていない)と
判定する。
【0064】ステップST43において、文書規約検証
結果5として、ステップST42の処理の結果が真であ
る場合には、図4の12行目のt−msg属性の内容を
出力し、また、偽である場合には、図4の13行目のf
−msgの内容を出力する。但し、出力する文字列中に
変数が含まれる場合には、その変数の値を挿入するもの
とする。この場合には、ステップST42の処理の結果
が偽であるので、図8の2行目から3行目に示すメッセ
ージ「添付文書./file1.xmlの説明書種別
は、ソフトウェア説明書ではなく、付属品説明書でなけ
ればなりません。」を出力する。
【0065】次に、図9のステップST13において、
図5に示す必須仕様パラメータ規則を取り出した場合に
ついて説明する。ステップST14において、文書規約
として、図5の2行目から始まるswitch.abb
rev文を取り出す。switch.abbrev文
は、図5の説明で述べたように列挙関係型文書規約21
に属しているので、ステップST15によりステップS
T16に進み、ステップST16において、列挙関係検
証ライブラリ31を呼び出す。
【0066】図12は列挙関係検証ライブラリ31の処
理を示すフローチャートである。ステップST51にお
いて、図5の2行目のswitch.abbrev文を
処理することにより、図2に示す部品カタログの要素
「電子機器分類」の内容として「ネットワークアナライ
ザ」を取り出す。
【0067】ステップST52において、図5の3行目
のcase.abbrev文の先頭部分を処理すること
により、図7に示す列挙関係辞書34「必須パラメータ
辞書.xml」の要素「必須パラメータリスト」の属性
「商品種別」の内容が、「ネットワークアナライザ」に
等しいものとして、図7の2行目から16行目を取りだ
す。そして、図5の5行目から24行目までのsequ
ence.exist.abbrev文を処理するステ
ップST53を呼び出す。ステップST53において、
図5の6行目から23行目までのexist.pat
h.abbrev文を処理するステップ54を呼び出
す。
【0068】ステップST54において、図7の列挙関
係辞書34の3行目から10行目で、要素「パラメー
タ」の属性「pid」の内容として「001」と「00
2」を見出し、図2の部品カタログにおいて、属性「p
aramid」の内容に等しいような要素「仕様パラメ
ータ」として、順に、図2の4行目から6行目(以下、
仕様パラメータAと呼ぶ)と、7行目から9行目(以
下、仕様パラメータBと呼ぶ)を見出す。そして、仕様
パラメータAと仕様パラメータBの各々が、図5の11
行目から22行目までのand.eq.abbrev文
を満たすかどうかを検証するために、ステップST55
を呼び出す。
【0069】ステップST55において、図5の12行
目から17行目までのeq.string.abbre
v文と、図5の18行目から21行目までのeq.st
ring.abbrev文が規定する文書規約を共に満
たすかどうかを検証するために、ステップST56を呼
び出す。
【0070】ステップST56において、仕様パラメー
タAの各々の名称と単位が、図7の列挙関係辞書34の
3行目から6行目の名称と単位と等しいかどうかを判定
し、同様に、仕様パラメータBの各々の名称と単位が、
図7の列挙関係辞書34の7行目から10行目の名称と
単位と等しいかどうかを判定する。その結果、仕様パラ
メータBの単位がHzではなくΩでなければならないこ
とを見出し、文書規約検証結果5として、図5の20行
目から21行目のf−msg属性の内容を出力する。出
力結果は、図8の5行目から6行目に示すメッセージ
「商品種別「ネットワークアナライザ」のパラメータ名
称「インピーダンス」の単位はHZでなく、Ωでなけれ
ばなりません」である。
【0071】最後に、図9のステップST13におい
て、図6に示す購入金額規則を取り出した場合について
説明する。ステップST14において、文書規約とし
て、図6の2行目から始まるeq.arith文を取り
出す。eq.arith文は、図6の説明で述べたよう
に数値関係型文書規約23に属しているので、ステップ
ST15によりステップST17に進み、ステップST
17によりステップST19に進み、ステップST19
からステップST20に進むことにより、数値関係検証
ライブラリ33を呼び出す。
【0072】図13は数値関係検証ライブラリ33の処
理を示すフローチャートである。ステップST61のe
q.arith文の処理において、図2に示す部品カタ
ログの要素「購入金額」として、「102000」を取
り出す。ステップST62のplus文の処理におい
て、図6の3行目から6行目までのplus文を構成す
るvalue−of文の値を得るために、ステップST
63を呼び出す。
【0073】ステップST63のval−of文の処理
において、図6の4行目のvalue−of文の値とし
て、図2に示すの部品カタログの21行目から「本体」
の価格「100000」を得る。また、図6の5行目の
value−of文の値として、図2に示す部品カタロ
グの23行目から「電源コード」の価格「1000」を
得る。その結果、上記のステップST62のplus文
の値として、「101000」を得る。
【0074】図2に示す部品カタログの要素「購入金
額」である「102000」と、plus文の値「10
1000」が等しくないことから、文書規約検証結果5
として、図6の2行目のf−msg属性の内容を出力す
る。出力結果は、図8の8行に示すメッセージ「購入金
額102000は正しくありません。」である。
【0075】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、C言語やJAVA言語といったプログラミング言語
を用いることなく、複数要素の内容が決まるような要素
内容間の列挙関係をより簡潔に表現できるswitch
文、要素内容間の文字列関係を規定するeq.stri
ng文、及び要素内容間の数値関係を規定するeq.a
rith文を用いて文書規約を作成することにより、文
書規約検証機能を実現することができ、この結果、企業
間や組織間での文書交換の適用業務毎に必要とされる文
書規約検証機能の開発と保守を容易にすることができる
という効果が得られる。
【0076】また、switch文が規定する要素内容
間の列挙関係が膨大になった場合には、列挙関係辞書3
4を新たに導入することにより、より簡潔に要素内容間
の列挙関係を表現することもできるという効果が得られ
る。
【0077】実施の形態2.図14はこの発明の実施の
形態2による構造化文書処理装置の構成を示す図であ
り、図において、6は入力構造化文書1が文書規約を満
たすように内容を設定するためのプログラムライブラリ
の集まりである文書内容設定ライブラリ群、7は、入力
構造化文書1を読み込み、文書規約ファイル2と文書内
容設定ライブラリ群6に基づき、入力構造化文書1の内
容を設定する文書内容設定手段、8は文書内容設定手段
7が内容を設定して出力する出力構造化文書である。
【0078】また、図14において、61は入力構造化
文書1が列挙関係型文書規約21を満たすように内容を
設定する要素内容間の列挙関係内容設定ライブラリ、6
2は入力構造化文書1が文字列関係型文書規約22を満
たすように内容を設定する要素内容間の文字列関係内容
設定ライブラリ、63は入力構造化文書1が数値関係型
文書規約23を満たすように内容を設定する要素内容間
の数値関係内容設定ライブラリである。列挙関係内容設
定ライブラリ61,文字列関係内容設定ライブラリ62
及び数値関係内容設定ライブラリ63は、文書内容設定
ライブラリ群6におけるライブラリの一例である。
【0079】さらに、図14において、入力構造化文書
1,文書規約ファイル2,列挙関係型文書規約21,文
字列関係型文書規約22,数値関係型文書規約23及び
列挙関係辞書34は、実施の形態1と同等のものであ
る。
【0080】図15及び図16はこの実施の形態2によ
る出力構造化文書8の一例を示す図であり、図16は図
15に示す出力構造化文書8の添付文書である。
【0081】次に動作について説明する。以下では、図
2と、図2の添付文書である図3とを入力構造化文書1
とし、図4,図5及び図6を文書規約ファイル2におけ
る文書規約とし、図7を列挙関係辞書34とする場合を
例として、図15と図16の出力構造化文書8が出力さ
れることを説明する。また、以下の説明では、図2,図
3,図15及び図16の各構造化文書を、各々、入力部
品カタログ、入力添付文書、出力部品カタログ及び出力
添付文書と呼ぶ。また、同様に、図4,図5及び図6の
文書規約を、それぞれ、添付資料規則、必須仕様パラメ
ータ規則及び購入金額規則と呼ぶ。
【0082】図17は文書内容設定手段7の処理を示す
フローチャートである。実施の形態1の図9と同一又は
相当する部分については、同一符号を付してその説明を
省略する。以下では、ステップST14以下の動作につ
き、実施の形態1と同様に、添付資料規則、必須仕様パ
ラメータ規則及び購入金額規則を取り出した場合につい
て順に説明する。また、文書内容設定ライブラリ群6の
処理は、実施の形態1の対応する文書規約検証ライブラ
リ群3の処理フローと対応するので、必要に応じて、図
10から図13を引用して説明する。
【0083】まず、図17のステップST13におい
て、図4に示す添付資料規則を取り出した場合について
説明する。実施の形態1と同様にして、ステップST1
4,ST15を経て、ステップST101により列挙関
係内容設定ライブラリ61を呼び出す。
【0084】列挙関係内容設定ライブラリ61の処理
は、実施の形態1における列挙関係検証ライブラリ31
の処理と、図11のステップST42まで同じであり、
最後のステップST43のみが異なる。以下、eq.s
tring文を処理するステップ43に対応する処理に
ついて述べる。eq.string文の処理は、文字列
関係内容設定ライブラリ62の処理でもある。
【0085】実施の形態2では、ステップST43に対
応する動作として、図4の10行目のeq.strin
g文における属性pathが指定する要素の内容に、図
4の11行目の属性valueの内容を代入する処理を
行う。すなわち、図3に示す入力添付文書の要素「説明
書種別」の内容として、図2に示す部品カタログの14
行目の要素「タイトル」の内容「付属部品説明書」を代
入することになる。その結果、図3の入力添付文書の2
行目では「ソフトウェア説明書」であった内容が、図1
6の出力添付文書の2行目では「付属部品説明書」と訂
正される。
【0086】次に、図17のステップST13におい
て、図5に示す必須仕様パラメータ規則を取り出した場
合について説明する。実施の形態1と同様にして、図1
7のステップST101により列挙関係内容設定ライブ
ラリ61を呼び出す。列挙関係内容設定ライブラリ61
の処理は、実施の形態1における列挙関係検証ライブラ
リ31の処理と、図12のステップST55まで同じで
あり、最後のステップST56のみが異なる。
【0087】実施の形態2では、ステップST56に対
応する動作として、図5の18行目の属性pathが指
定する要素の内容に、図5の18行目の属性dicpa
thが指定する要素の内容を代入する処理を行う。すな
わち、図2の8行目の入力添付文書の要素「単位」の内
容として、図7の列挙関係辞書34の9行目の要素「パ
ラメータ単位」の内容である「Ω」を代入することにな
る。その結果、図2に示す部品カタログの8行目では
「Hz」であった内容が、図15に示す出力部品カタロ
グの8行目では「Ω」と訂正される。
【0088】最後に、図17のステップST13で図6
に示す購入金額規則を取り出した場合について説明す
る。実施の形態1と同様にして、図17のステップST
103において、数値関係内容設定ライブラリ63を呼
び出す。数値関係内容設定ライブラリ63の処理につい
ては、実施の形態1における数値関係検証ライブラリ3
3の処理と、図13のステップST62まで同じであ
り、最後のステップST63のみが異なる。
【0089】実施の形態2では、ステップST62に対
応する動作として、図6の2行目のeq.arith文
における属性pathが指定する要素の内容に、図6の
3行目から6行目のplus文を評価した結果を代入す
る処理を行う。すなわち、図2の29行目の入力添付文
書の要素「購入金額」の内容として、plus文の評価
結果「101000」を代入することになる。その結
果、図2に示す部品カタログの29行目では「1020
00」であった内容が、図15に示す出力部品カタログ
の29行目では「101000」と訂正される。
【0090】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、C言語やJAVA言語といったプログラミング言語
を用いることなく、複数要素の内容が決まるような要素
内容間の列挙関係をより簡潔に表現できるswitch
文、要素内容間の文字列関係を規定するeq.stri
ng文及び要素内容間の数値関係を規定するeq.ar
ith文を用いて文書規約を作成することにより、文書
規約を満たすように、未記入の文書内容を新たに設定し
たり、また誤記入の文書内容を訂正する機能(文書内容
設定機能)を実現することができ、この結果、企業間や
組織間での文書交換の適用業務毎に必要とされる文書内
容設定機能の開発と保守を容易にすることができるとい
う効果が得られる。
【0091】また、従来の開発では、文書規約検証機能
と文書内容設定機能を実現するプログラムは各々一つづ
つ必要であった。実施の形態1と実施の形態2によれ
ば、同一の文書規約を用いて、文書規約検証機能と文書
内容設定機能を実現することができるので、従来の開発
と比較して、文書規約検証機能と文書内容設定機能の整
合性を保持した開発と保守を容易にすることができると
いう効果が得られる。
【0092】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、1文
書あるいは複数文書における複数の要素内容間の関係を
規定する文書規約記述言語を用いて、文書内容が満たす
べき文書規約を規定する文書規約ファイルと、文書の構
造を明示した構造化文書が上記文書規約に従っているか
どうかを検証するための文書規約検証ライブラリ群と、
上記構造化文書を入力し、上記文書規約ファイルが規定
する文書規約と、上記文書規約検証ライブラリ群に基づ
き、入力した上記構造化文書を検証し文書規約検証結果
を出力する文書規約検証手段とを備えることにより、C
言語やJAVA言語といったプログラミング言語を用い
ることなく、文書規約検証機能を実現することができ、
企業間や組織間での文書交換の適用業務毎に必要とされ
る文書規約検証機能の開発と保守を容易にすることがで
きるという効果がある。
【0093】この発明によれば、1文書あるいは複数文
書における複数の要素内容間の関係を規定する文書規約
記述言語を用いて、文書内容が満たすべき文書規約を規
定する文書規約ファイルと、文書の構造を明示した構造
化文書が上記文書規約を満たすように内容を設定するた
めの文書内容設定ライブラリ群と、上記構造化文書を入
力し、上記文書規約ファイルが規定する文書規約と、上
記文書内容設定ライブラリ群に基づき、入力した上記構
造化文書の内容を設定して出力する文書内容設定手段と
を備えることにより、C言語やJAVA言語といったプ
ログラミング言語を用いることなく、文書規約を満たす
ように、未記入の文書内容を新たに設定したり、文書内
容設定機能を実現することができ、企業間や組織間での
文書交換の適用業務毎に必要とされる文書内容設定機能
の開発と保守を容易にすることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による構造化文書処
理装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による入力構造化文
書の一例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による入力構造化文
書の一例を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による文書規約ファ
イルの一例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による文書規約ファ
イルの一例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による文書規約ファ
イルの一例を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による列挙関係辞書
の一例を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による文書規約検証
結果の一例を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態1による文書規約検証
手段の処理を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態1による列挙関係検
証ライブラリの処理を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態1によるeq.st
ring文の処理を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態1による列挙関係検
証ライブラリの処理を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態1による数値関係検
証ライブラリの処理を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態2による構造化文書
処理装置の構成を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態2による出力構造化
文書の一例を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態2による出力構造化
文書の一例を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態2による文書内容設
定手段の処理を示すフローチャートである。
【図18】 従来の構造化文書処理方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 文書規約ファイル、3 文書規約検証ライブラリ
群、4 文書規約検証手段、5 文書規約検証結果、6
文書内容設定ライブラリ群、7 文書内容設定手段、
21 列挙関係型文書規約、22 文字列関係型文書規
約、23 数値関係型文書規約、31 列挙関係検証ラ
イブラリ、32 文字列関係検証ライブラリ、33 数
値関係検証ライブラリ、34 列挙関係辞書、61 列
挙関係内容設定ライブラリ、62 文字列関係内容設定
ライブラリ、63 数値関係内容設定ライブラリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 克志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 長浜 隆次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B009 SA13 TA06 TA11

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1文書あるいは複数文書における複数の
    要素内容間の関係を規定する文書規約記述言語を用い
    て、文書内容が満たすべき文書規約を規定する文書規約
    ファイルと、 文書の構造を明示した構造化文書が上記文書規約に従っ
    ているかどうかを検証するための文書規約検証ライブラ
    リ群と、 上記構造化文書を入力し、上記文書規約ファイルが規定
    する文書規約と、上記文書規約検証ライブラリ群に基づ
    き、入力した上記構造化文書を検証し文書規約検証結果
    を出力する文書規約検証手段とを備えたことを特徴とす
    る構造化文書処理装置。
  2. 【請求項2】 文書規約ファイルが、構造化文書におけ
    る1要素の内容に応じて、複数要素の内容が決まる要素
    内容間の列挙関係を規定する列挙関係型文書規約を備
    え、 文書規約検証ライブラリ群が、上記構造化文書が上記列
    挙関係型文書規約に従っているかどうかを検証するため
    の列挙関係検証ライブラリを備え、 文書規約検証手段が、上記構造化文書を入力し、上記列
    挙関係型文書規約が規定する文書規約と、上記列挙関係
    検証ライブラリに基づき、入力した上記構造化文書を検
    証し文書規約検証結果を出力することを特徴とする請求
    項1記載の構造化文書処理装置。
  3. 【請求項3】 要素内容間の列挙関係を規定するために
    必要とされる要素内容における用語とそれらの用語間の
    関係を表現する列挙関係辞書を備え、 列挙関係検証ライブラリが、上記列挙関係辞書を呼び出
    しながら、構造化文書が列挙関係型文書規約に従ってい
    るかどうかを検証するための処理を実行することを特徴
    とする請求項2記載の構造化文書処理装置。
  4. 【請求項4】 文書規約ファイルが、構造化文書におけ
    る複数要素の内容が文字列として等しいかどうかの要素
    内容間の文字列関係を規定する文字列関係型文書規約を
    備え、 文書規約検証ライブラリ群が、上記構造化文書が上記文
    字列関係型文書規約に従っているかどうかを検証するた
    めの文字列関係検証ライブラリを備え、 文書規約検証手段が、上記構造化文書を入力し、上記文
    字列関係型文書規約が規定する文書規約と、上記文字列
    関係検証ライブラリに基づき、入力した上記構造化文書
    を検証し文書規約検証結果を出力することを特徴とする
    請求項1記載の構造化文書処理装置。
  5. 【請求項5】 文書規約ファイルが、構造化文書におけ
    る複数要素の内容が数値データである場合に、与えられ
    た算術式を満たすかどうかの要素内容間の数値関係を規
    定する数値関係型文書規約を備え、 文書規約検証ライブラリ群が、上記構造化文書が上記数
    値関係型文書規約に従っているかどうかを検証するため
    の数値関係検証ライブラリを備え、 文書規約検証手段が、上記構造化文書を入力し、上記数
    値関係型文書規約が規定する文書規約と、上記数値関係
    検証ライブラリに基づき、入力した上記構造化文書を検
    証し文書規約検証結果を出力することを特徴とする請求
    項1記載の構造化文書処理装置。
  6. 【請求項6】 1文書あるいは複数文書における複数の
    要素内容間の関係を規定する文書規約記述言語を用い
    て、文書内容が満たすべき文書規約を規定する文書規約
    ファイルと、 文書の構造を明示した構造化文書が上記文書規約を満た
    すように内容を設定するための文書内容設定ライブラリ
    群と、 上記構造化文書を入力し、上記文書規約ファイルが規定
    する文書規約と、上記文書内容設定ライブラリ群に基づ
    き、入力した上記構造化文書の内容を設定して出力する
    文書内容設定手段とを備えたことを特徴とする構造化文
    書処理装置。
  7. 【請求項7】 文書規約ファイルが、構造化文書におけ
    る1要素の内容に応じて、複数要素の内容が決まる要素
    内容間の列挙関係を規定する列挙関係型文書規約を備
    え、 文書内容設定ライブラリ群が、上記列挙関係型文書規約
    に従い上記構造化文書の内容を設定するための列挙関係
    内容設定ライブラリを備え、 文書内容設定手段が、上記構造化文書を入力し、上記列
    挙関係型文書規約が規定する文書規約と、上記列挙関係
    内容設定ライブラリに基づき、入力した上記構造化文書
    の内容を設定して出力することを特徴とする請求項6記
    載の構造化文書処理装置。
  8. 【請求項8】 要素内容間の列挙関係を規定するために
    必要とされる要素内容における用語とそれらの用語間の
    関係を表現する列挙関係辞書を備え、 列挙関係内容設定ライブラリが、上記列挙関係辞書を呼
    び出しながら、列挙関係型文書規約に従い構造化文書の
    内容を設定するための処理を実行することを特徴とする
    請求項7記載の構造化文書処理装置。
  9. 【請求項9】 文書規約ファイルが、構造化文書におけ
    る複数要素の内容が文字列として等しいかどうかの要素
    内容間の文字列関係を規定する文字列関係型文書規約を
    備え、 文書内容設定ライブラリ群が、上記文字列関係型文書規
    約に従い上記構造化文書の内容を設定するための文字列
    関係内容設定ライブラリを備え、 文書内容設定手段が、上記構造化文書を入力し、上記文
    字列関係型文書規約が規定する文書規約と、上記文字列
    関係内容設定ライブラリに基づき、入力した上記構造化
    文書の内容を設定して出力することを特徴とする請求項
    6記載の構造化文書処理装置。
  10. 【請求項10】 文書規約ファイルが、構造化文書にお
    ける複数要素の内容が数値データである場合に、与えら
    れた算術式を満たすかどうかの要素内容間の数値関係を
    規定する数値関係型文書規約を備え、 文書内容設定ライブラリ群が、上記数値関係型文書規約
    に従い上記構造化文書の内容を設定するための数値関係
    内容設定ライブラリを備え、 文書内容設定手段が、上記構造化文書を入力し、上記数
    値関係型文書規約が規定する文書規約と、上記数値関係
    内容設定ライブラリに基づき、入力した上記構造化文書
    の内容を設定して出力することを特徴とする請求項6記
    載の構造化文書処理装置。
  11. 【請求項11】 1文書あるいは複数文書における複数
    の要素内容間の関係を規定する文書規約記述言語を用い
    て、文書内容が満たすべき文書規約を規定する文書規約
    ファイルと、 文書の構造を明示した構造化文書が上記文書規約に従っ
    ているかどうかを検証するための文書規約検証ライブラ
    リ群とを備え、 上記構造化文書を入力して読み込むステップと、 上記文書規約ファイルが規定する文書規約を取り出すス
    テップと、 取り出した文書規約に対応して上記文書規約検証ライブ
    ラリ群を呼び出すステップと、 上記文書規約ファイルが規定する文書規約と、呼び出し
    た上記文書規約検証ライブラリ群に基づき、入力した上
    記構造化文書を検証し文書規約検証結果を出力するステ
    ップとを備えたことを特徴とする構造化文書処理方法。
  12. 【請求項12】 文書規約ファイルが、構造化文書にお
    ける1要素の内容に応じて、複数要素の内容が決まる要
    素内容間の列挙関係を規定する列挙関係型文書規約を備
    え、 文書規約検証ライブラリ群が、上記構造化文書が上記列
    挙関係型文書規約に従っているかどうかを検証するため
    の列挙関係検証ライブラリを備え、 上記構造化文書を入力して読み込むステップと、 上記列挙関係型文書規約が規定する文書規約を取り出す
    ステップと、 取り出した文書規約に対応して上記列挙関係検証ライブ
    ラリを呼び出すステップと、 上記列挙関係型文書規約の文書規約と、呼び出した上記
    列挙関係検証ライブラリに基づき、入力した上記構造化
    文書を検証し文書規約検証結果を出力するステップとを
    備えたことを特徴とする請求項11記載の構造化文書処
    理方法。
  13. 【請求項13】 要素内容間の列挙関係を規定するため
    に必要とされる要素内容における用語とそれらの用語間
    の関係を表現する列挙関係辞書を備え、 構造化文書を入力して読み込むステップと、 列挙関係型文書規約が規定する文書規約を取り出すステ
    ップと、 取り出した文書規約に対応して、列挙関係検証ライブラ
    リを呼び出すステップと、 上記列挙関係検証ライブラリが上記列挙関係辞書を呼び
    出すステップと、 上記列挙関係型文書規約の文書規約と、呼び出した上記
    列挙関係検証ライブラリと上記列挙関係辞書に基づき、
    入力した上記構造化文書を検証し文書規約検証結果を出
    力するステップとを備えたことを特徴とする請求項12
    記載の構造化文書処理方法。
  14. 【請求項14】 文書規約ファイルが、構造化文書にお
    ける複数要素の内容が文字列として等しいかどうかの要
    素内容間の文字列関係を規定する文字列関係型文書規約
    を備え、 文書規約検証ライブラリ群が、上記構造化文書が上記文
    字列関係型文書規約に従っているかどうかを検証するた
    めの文字列関係検証ライブラリを備え、 上記構造化文書を入力して読み込むステップと、 上記文字列関係型文書規約が規定する文書規約を取り出
    すステップと、 取り出した文書規約に対応して上記文字列関係検証ライ
    ブラリを呼び出すステップと、 上記文字列関係型文書規約の文書規約と、呼び出した上
    記文字列関係検証ライブラリに基づき、入力した上記構
    造化文書を検証し文書規約検証結果を出力するステップ
    とを備えたことを特徴とする請求項11記載の構造化文
    書処理方法。
  15. 【請求項15】 文書規約ファイルが、構造化文書にお
    ける複数要素の内容が数値データである場合に、与えら
    れた算術式を満たすかどうかの要素内容間の数値関係を
    規定する数値関係型文書規約を備え、 文書規約検証ライブラリ群が、上記構造化文書が上記数
    値関係型文書規約に従っているかどうかを検証するため
    の数値関係検証ライブラリを備え、 上記構造化文書を入力して読み込むステップと、 上記数値関係型文書規約が規定する文書規約を取り出す
    ステップと、 取り出した文書規約に対応して上記数値関係検証ライブ
    ラリを呼び出すステップと、 上記数値関係型文書規約の文書規約と、呼び出した上記
    数値関係検証ライブラリに基づき、入力した上記構造化
    文書を検証し文書規約検証結果を出力するステップとを
    備えたことを特徴とする請求項11記載の構造化文書処
    理方法。
  16. 【請求項16】 1文書あるいは複数文書における複数
    の要素内容間の関係を規定する文書規約記述言語を用い
    て、文書内容が満たすべき文書規約を規定する文書規約
    ファイルと、 文書の構造を明示した構造化文書が上記文書規約を満た
    すように内容を設定するための文書内容設定ライブラリ
    群とを備え、 上記構造化文書を入力して読み込むステップと、 上記文書規約ファイルが規定する文書規約を取り出すス
    テップと、 取り出した文書規約に対応して上記文書内容設定ライブ
    ラリ群を呼び出すステップと、 上記文書規約ファイルが規定する文書規約と、呼び出し
    た上記文書内容設定ライブラリ群に基づき、入力した上
    記構造化文書の内容を設定して出力するステップとを備
    えたことを特徴とする構造化文書処理方法。
  17. 【請求項17】 文書規約ファイルが、構造化文書にお
    ける1要素の内容に応じて、複数要素の内容が決まる要
    素内容間の列挙関係を規定する列挙関係型文書規約を備
    え、 文書内容設定ライブラリ群が、上記列挙関係型文書規約
    に従い上記構造化文書の内容を設定するための列挙関係
    内容設定ライブラリを備え、 上記構造化文書を入力して読み込むステップと、 上記列挙関係型文書規約が規定する文書規約を取り出す
    ステップと、 取り出した文書規約に対応して上記列挙関係内容設定ラ
    イブラリを呼び出すステップと、 上記列挙関係型文書規約の文書規約と、呼び出した上記
    列挙関係内容設定ライブラリに基づき、入力した上記構
    造化文書の内容を設定して出力するステップとを備えた
    ことを特徴とする請求項16記載の構造化文書処理方
    法。
  18. 【請求項18】 要素内容間の列挙関係を規定するため
    に必要とされる要素内容における用語とそれらの用語間
    の関係を表現する列挙関係辞書を備え、 構造化文書を入力して読み込むステップと、 列挙関係型文書規約が規定する文書規約を取り出すステ
    ップと、 取り出した文書規約に対応して、列挙関係内容設定ライ
    ブラリを呼び出すステップと、 上記列挙関係内容設定ライブラリが上記列挙関係辞書を
    呼び出すステップと、 上記列挙関係型文書規約の文書規約と、呼び出した上記
    列挙関係内容設定ライブラリと上記列挙関係辞書に基づ
    き、入力した上記構造化文書の内容を設定して出力する
    ステップとを備えたことを特徴とする請求項17記載の
    構造化文書処理方法。
  19. 【請求項19】 文書規約ファイルが、構造化文書にお
    ける複数要素の内容が文字列として等しいかどうかの要
    素内容間の文字列関係を規定する文字列関係型文書規約
    を備え、 文書内容設定ライブラリ群が、上記文字列関係型文書規
    約に従い上記構造化文書の内容を設定するための文字列
    関係内容設定ライブラリを備え、 上記構造化文書を入力して読み込むステップと、 上記文字列関係型文書規約が規定する文書規約を取り出
    すステップと、 取り出した文書規約に対応して上記文字列関係内容設定
    ライブラリを呼び出すステップと、 上記文字列関係型文書規約の文書規約と、呼び出した上
    記文字列関係内容設定ライブラリに基づき、入力した上
    記構造化文書の内容を設定して出力するステップとを備
    えたことを特徴とする請求項16記載の構造化文書処理
    方法。
  20. 【請求項20】 文書規約ファイルが、構造化文書にお
    ける複数要素の内容が数値データである場合に、与えら
    れた算術式を満たすかどうかの要素内容間の数値関係を
    規定する数値関係型文書規約を備え、 文書内容設定ライブラリ群が、上記数値関係型文書規約
    に従い上記構造化文書の内容を設定するための数値関係
    内容設定ライブラリを備え、 上記構造化文書を入力して読み込むステップと、 上記数値関係型文書規約が規定する文書規約を取り出す
    ステップと、 取り出した文書規約に対応して上記数値関係内容設定ラ
    イブラリを呼び出すステップと、 上記数値関係型文書規約の文書規約と、呼び出した上記
    数値関係内容設定ライブラリに基づき、入力した上記構
    造化文書の内容を設定して出力するステップとを備えた
    ことを特徴とする請求項16記載の構造化文書処理方
    法。
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