JP2001075867A - コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び画像管理システム及び画像管理方法 - Google Patents

コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び画像管理システム及び画像管理方法

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JP2001075867A
JP2001075867A JP24920499A JP24920499A JP2001075867A JP 2001075867 A JP2001075867 A JP 2001075867A JP 24920499 A JP24920499 A JP 24920499A JP 24920499 A JP24920499 A JP 24920499A JP 2001075867 A JP2001075867 A JP 2001075867A
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Masami Hisagai
正己 久貝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入手した画像に関する情報を容易に確認可能
な画像データ構造が格納されているコンピュータ読み取
り可能な記憶媒体及び画像管理システム及び画像管理方
法。 【解決手段】 入手したマスタ画像データに電子透かし
技術を用いて、そのマスタ画像データに関する情報にア
クセス可能なインターネットのURLを、所定の写像変
換処理を行って埋め込むことにより、加工済み画像デー
タを作成する(S1-S9)。この加工済み画像データを入手
した端末では、当該写像変換処理の逆変換を行うことに
より、その入手したデータから当該URLを抽出すれ
ば、そのURLのサイトにアクセス可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ読み
取り可能な記憶媒体及び画像管理システム及び画像管理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタルデータである電子文
書の作成から利用、並びに保管までを行うことができる
文書管理システムが提案されている。
【0003】このような文書管理システムには、電子文
書のファイリングを行う電子ファイリング機能、電子文
書を作成・編集するワープロ機能、そして作成された電
子文書を通信回線を介して伝送するファクシミリ機能等
の各機能が統合されたシステム構成を有し、具体的なオ
ペレーションとしては、例えば、既存の画像ファイルか
ら或いはイメージスキャナを用いて入手した文書画像等
の画像データの所望のフォルダへの保管、オリジナルの
文書画像データと同一の文書画像データの複製、入手し
た画像データを当該文書保管システムに含まれるアプリ
ケーションを表わすアイコンにドラッグ&ドロップする
ことによる当該アプリケーションへのデータ転送や電子
メールへのデータ添付等の機能があり、ユーザはこれら
の操作をディスプレイに表示されたグラフィカルユーザ
インタフェース(GUI)を見ながら容易に行うことが
できる。
【0004】また近年においては、人間の目には変化を
知覚できない程度の加工を、電子化された原画像(マス
タ画像)に施すことにより、任意の情報を原画像に埋め
込む、所謂電子透かし技術が開発されている。この電子
透かし技術の適用分野としては、例えば、電子化された
原画像のデータにその原画像の著作者の著作権表示を電
子透かし技術を用いて埋め込むことにより、その原画像
の不正利用を防止することに利用することができる。
【0005】そこで、上述した電子透かし技術を用い
て、文書等の原画像データに著作権表示を埋め込んだ画
像データを予め作成すれば、その画像データを、例えば
文書管理システム等を利用して保存管理しても、或いは
電子メールに添付して他のコンピュータ(ユーザ)に配
布しても、その画像データ或いは他のコンピュータにて
復元された当該画像データと同一の画像データに埋め込
まれた著作権表示を検出することにより、著作権を主張
することできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年に
おいては、戸籍謄本、或いは登記簿等の公的な文書の電
子文書化が進められており、このような公的な文書を電
子化した場合には、保存性、一覧性、証拠性(有効性の
確認)等の、原本が書類として存在する従来の公文書が
有する特性が同様に求められる。
【0007】電子化された公的な文書画像データの利用
は、保存性や一覧性に優れることは容易に想像できる
が、上述した電子透かし技術を用いて所定の情報を埋め
込んだとしても証拠性には劣る。即ち、所定の情報が埋
め込まれている公的な文書画像データを住民等が電子メ
ールによって入手したとしても、そのデータが役所等の
データベース内に保管されている原本(マスタ)と本当
に同一であるか、或いは原本が廃棄されているか等の有
効性を住民自身が確認することはできない。
【0008】そこで、本発明は、入手した画像に関する
情報を容易に確認可能な画像データ構造が格納されてい
るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び画像管理シ
ステム及び画像管理方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
は、以下の構成を特徴とする。
【0010】即ち、所定の電子透かし処理により、マス
タ画像データに対して所望の情報が埋め込まれた画像デ
ータ構造が格納されているコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体であって、前記マスタ画像データに関する情報
にアクセスするためのアドレス情報が埋め込まれている
ことを特徴とする。
【0011】また、上記の目的を達成するため、本発明
に係る画像管理システムは、以下の構成を特徴とする。
【0012】即ち、原本であるマスタ画像データを記憶
・管理する管理端末と、前記マスタ画像データに対して
所定の電子透かし処理を施すことにより、該マスタ画像
データにアクセスするためのアドレス情報を埋め込むと
共に、前記マスタ画像データに関する情報を、該アドレ
ス情報によって特定されるサイトに登録可能な処理端末
と、入力された前記アドレス情報が埋め込まれた画像デ
ータに対して前記所定の電子透かし処理の逆変換処理を
施すことによって前記アドレス情報を再現すると共に、
その再現された前記アドレス情報を用いて、前記サイト
へのアクセスが可能なユーザ端末とを備えることを特徴
とする。
【0013】また、上記の目的を達成するため、本発明
に係る画像管理方法は、以下の構成を特徴とする。
【0014】即ち、原本であるマスタ画像データに対し
て所定の電子透かし処理を施すことによって該マスタ画
像データにアクセスするためのアドレス情報を埋め込む
と共に、そのアドレス情報によって特定されるサイトに
は、前記マスタ画像データに関する情報をアクセス可能
に登録しておき、前記アドレス情報が埋め込まれた画像
データを入手した端末においては、前記所定の電子透か
し処理の逆変換処理を施すことによって前記アドレス情
報を再現することにより、その再現された前記アドレス
情報を用いて、前記サイトへのアクセスを可能とするこ
とを特徴とする。
【0015】上記の何れの場合も、前記アドレス情報
は、インターネットのURL(UniformResource Locato
r)である、或いは、前記マスタ画像データ自体を特定す
るアドレス情報であると良い。
【0016】また、例えば前記マスタ画像データに関す
る情報は、任意のテキストデータであると良い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本実施形態に適用可能な一般的な
インターネット環境を例示する図であり、プロバイダA
及びプロバイダBが公衆回線網により接続されており、
それらのプロバイダには、それぞれ複数のインターネッ
ト端末群が属している。
【0019】各プロバイダに属する端末20,31は、
例えばパーソナルコンピュータや携帯情報端末等の情報
処理装置であり、それら端末とプロバイダとは、公衆電
話回線や専用ケーブル等を介して接続されている。ま
た、破線で示す情報センター30は、所謂データサーバ
としての原画像の管理センターであり、端末31とデー
タベース32とからなる。
【0020】図2は、本実施形態におけるインターネッ
ト端末に適用可能な情報処理装置のブロック構成図であ
り、端末20,31の内部構成例を示す。
【0021】図中、22は、CRT等のディスプレイ、
23は入力手段であるキーボードである。24は、ブー
トプログラム等を記憶しているROMである。25は、
各種処理結果を一時記憶するRAMである。26は、後
述するURL(Uniform Resource Locator)の埋め込み処
理及び/または抽出処理を実現するプログラム、所望の
URLのサイトにアクセスすると共にそのサイトの情報
をディスプレイ22に表示する一般的なインターネット
閲覧(ブラウザ)プログラム等を記憶するハードディス
クドライブ(HDD)等の記憶装置である。27は、公
衆回線網等の通信回線30を介して所定のプロバイダと
通信するための通信モデムである。そして28は、補助
入力装置であるマウス等のポインティングデバイスであ
る。これらの各構成は、内部バス29を介して接続され
ており、CPU(中央演算処理装置)21は、記憶装置
26に記憶した各プログラムに従って、端末20,31
の全体を制御する。
【0022】ここで、本実施形態を概説する。情報セン
ター30の端末31は、電子化された状態で予めデータ
ベース32に格納されている原画像データ(マスタ画
像)に、後述するURLの埋め込み処理(図5)を実行
することにより、端末20からアクセス可能なアドレス
情報であるURL(例えば、情報センター30のホーム
ページのURL)を埋め込む(以下の説明では、URL
が埋め込まれた画像データを、「加工済み画像データ」
と称する)。
【0023】この加工済み画像データは、端末20のユ
ーザによる情報センター30に対する要求(例えばホー
ムページへの所定事項の情報入力、電話等による要
求)、或いは電子メール等による要求に応じて、自動的
に、或いは情報センター30の端末31のオペレータに
より、例えば、当該端末20のユーザに対する電子メー
ルに添付された状態で、当該端末20に送達される。
【0024】加工済み画像データを入手した端末20の
ユーザ、或いはそのユーザから当該加工済み画像データ
を入手した他の端末20のユーザは、後述するURLの
抽出処理(図6)を実行することにより、その画像デー
タに埋め込まれていたURLにアクセスすることができ
る。
【0025】当該URLの示すサイト(ホームページ)
には、入手した加工済み画像データと原画像データとの
出所の同一性を確認するシステムを組み込んでおけば、
当該端末20のユーザ(他のユーザを含む)は、入手し
た加工済み画像データの有効性を確認することができ
る。具体的には、例えば、最も単純な方法として、当該
URLに、入手した加工済み画像データのマスタ画像デ
ータ自体をリンクさせておくことにより、端末20のユ
ーザが加工済み画像データから抽出したURLにインタ
ーネットを介してアクセスするだけで、その端末のディ
スプレイには、当該加工済み画像データのマスタ画像
を、或いはマスタ画像を説明するテキスト等を、ブラウ
ザ画面上に表示すると良い。特に、情報センター30の
端末31側において配布用の加工済み画像データを作成
した後に、マスタ画像の管理を取り止めた場合には、端
末20側からアクセスがあったときにその端末に表示さ
せるテキストデータとして、「原本廃棄」を意味するテ
キストを設定しておけば、当該加工済み画像データを入
手したユーザが当該サイトにアクセスすることにより、
原本(マスタ画像データ)が廃棄されたことを確実に周
知させることができる。
【0026】また、他の方法として、前記サイトに記憶
されているプログラムを実行することにより、マスタ画
像データと加工済み画像データとを比較して、それらの
画像データが一致するか否かを判断すれば、同一性の確
認を行うことができる。但し、それらの画像データには
埋め込みデータの有無による相違があるため、このまま
では比較できないので、まず、マスタ画像データに対し
て加工済み画像データと同一の方法(例えば、図5を参
照して後述する原画像データへのURLの埋め込み処
理)によってURLを埋め込んだ画像データを用意し、
その画像データと、当該加工済み画像データとを比較す
れば良い。
【0027】これらの構成によれば、端末20のユーザ
は、手元に入手している加工済み画像データの有効性を
容易に確認することができる。
【0028】次に、上述した端末20,31において行
われる原画像データへのURLの埋め込み処理、URL
が埋め込まれた加工済み画像データからのURLの抽出
処理について説明する。
【0029】図3は、本実施形態に適用可能な1枚の画
像のデータ構造を例示する図である。
【0030】同図において、1枚分の画像データ102
を構成する複数の画素101は、それぞれ多値のデジタ
ルデータにより構成されており、本実施形態において、
画像データ102は、X方向が3456ピクセル、Y方
向が4000ピクセルの大きさを有し、1画素(画素1
01)は、1バイト(256階調)のグレー画像であ
る。
【0031】図4は、図3に例示した画像データを構成
する1ピクセル分のデータフォーマットを示す図であ
り、同図に示すように、画素101は、1バイト(8ビ
ット)のデータフォーマットを有し、その右端のビット
をLSB(Least significant bit)201とする。1バ
イトのデジタル多値画像データである画素101は、0
〜255の画素値を取ることが可能であり、0は白を、
255は黒を表し、0と255の中間値はグレーであ
る。
【0032】上記のようなデータ構造の画像データ10
2をディスプレイに表示した場合、画素データ101の
LSB201のビットをON・OFFさせても、人間の
視覚に与える影響は大変小さく、LSB201のビット
状態に関らず、人間には変わらない画像に見える。なぜ
なら、当該ビットの状態の変化によって生じる輝度の変
化度は、1/256≒0.004、つまり0.4%程度
だからである。従って、画像データ102を構成する全
ての画素データ101のLSB201の合計(3456
×4000=)13824000ビットは、適当に使用
できる1728000バイト(=13824000÷
8)、即ち約1.7MBのデータ領域(以下、使用可能
領域)であると考えることができ、最大で約1.7MB
の電子透かしデータを原画像データに埋めこむことがで
きる。
【0033】図5は、本実施形態における原画像データ
へのURLの埋め込み処理を示すフローチャートであ
り、図1に示すシステム構成では情報センター30の端
末31にて行われる処理を示す。
【0034】同図において、ステップS1:データベー
ス32に予め格納されている原画像データ(マスタ画像
データ)を読み込む。
【0035】ステップS2:ステップS1で入手したマ
スタ画像データ(画像データ102)に埋め込むべき電
子透かしデータとして、マスタ画像データ及び/または
そのデータに関する情報が格納されている場所(或いは
サーバ)を特定するURLを、端末31のユーザが入力
する。ここでは、係るURLとして、例えば、 http://www.abc.co.jp/data/hkp001.tiff ・・・・・・・(a), という37バイトの文字列(URL)と、最後のターミ
ネータとしてNULLを入れた38バイトの文字列を埋
め込む場合を考える。
【0036】ステップS3:ステップS2で入力された
38バイトの文字列を、キャラクタデータとして、 char xdata[]="http://www.abc.co.jp/data/hkp001.tif
f": , と定義する。
【0037】ステップS4:ステップS3で定義したキ
ャラクタデータxdata[]を、所定の規則に基づいて、yda
ta[]に写像変換する。ここでは、 short ydata[38], に変換する写像fを考える。写像fとしては、例えば、 f: ydata[i]=xdata[i]+23;(i=0,12,…,37) ・・・・・・・・(b), を採用する。この写像変換を、38個のキャラクタに対
して行う。
【0038】ステップS5:ステップS4で算出したyd
ata[i]のチェックサムを算出し、その値をydata[n+1]
(但し、nは埋め込むべきキャラクタ数)に代入する。
ここでは、ステップS4で算出したydata[0]…ydata[3
7]の各変数の総合計を求めて、その合計値の最下位16
ビットを、ydata[38]に代入する。
【0039】ステップS6:算出したydata[]に基づい
て、記録データzdataと、配列wdata[]とを定義する。上
記の場合、記録データzdataは、 であり、zdata.sizeには、記録データzdataのデータサ
イズがバイト単位で入れられる(この場合のzdata.size
=78)。
【0040】また、定義した配列wdata[]は、その配列
のサイズをzdata.sizeの大きさに合わせる。この場合
は、 char wdata[78]; となる。
【0041】ステップS7:ステップS6で定義した配
列wdata[]に、記録データzdataを、先頭(下位アドレ
ス)から最後(最上位アドレス)まで1バイトずつ順次
格納する。
【0042】ステップS8:記録データzdataが格納さ
れた配列wdata[]の、先頭から順次1ビットずつ抽出
し、その抽出した1ビット単位のデータを、画像データ
102の各画素101データの使用可能領域に順番に書
き込んでいくことにより、当該URLが埋め込まれた
「加工済み画像データ」を得る。
【0043】ステップS9:作成された加工済み画像デ
ータを、端末20への配布用の画像データとして、例え
ばデータベース32に格納する。
【0044】図6は、本実施形態における加工済み画像
データからのURLの抽出処理を示すフローチャートで
あり、図1に示すシステム構成では情報センター30の
端末31及び端末20にて行われる処理であり、基本的
には図5に示した埋め込み処理の順番を逆にした処理で
ある。
【0045】同図において、ステップS21:電子メー
ルに添付された状態等で入手した加工済み画像データを
読み込む。
【0046】ステップS22:配列wdata[]を定義する
と共に、ステップS21で入手したところの、画像デー
タ102と同じデータ構造を有する加工済み画像データ
の利用可能領域から順次1ビットずつデータを抽出し、
その抽出したデータを、配列wdata[]の先頭から順番に
書き込む。
【0047】ステップS23:利用可能領域の1ビット
データが書き込まれた配列wdata[]から、順番に1バイ
ト分のデータを抽出し、記録データzdataを介して、yda
ta[]を再現する。
【0048】ステップS24:ステップS23で求めた
ydata[]に上述した写像fの逆変換処理を施すことによ
り、キャラクタデータxdata[]に変換する。本実施形態
において、写像fの逆変換f'としては、 f': ydata[i]=ydata[i]-23;(i=0,12,…,37) ・・・・・・・・(c), を採用する。
【0049】ステップS25:ステップS24で算出し
たキャラクタデータxdata[]に格納されている文字列
(URL)を、例えば、ブラウザにリンクさせてディス
プレイ22に表示する(加工済み画像データと共に表示
しても良い)。このとき、端末20のユーザは、表示さ
れている文字列をマウス等のポインティングデバイスに
よって指示(クリック)することにより、一般的なブラ
ウザプログラムの機能により、当該文字列が特定するサ
イトへのアクセスができる。アクセスした先のサイトに
おける機能としては、上述したように、入手した加工済
み画像データと原画像データとの出所の同一性を確認可
能であると良い。
【0050】上記の図1のシステム形態としては、例え
ば、情報センター30は、マスタ画像として電子化され
た登記簿や戸籍謄本等が管理されている役所機関であ
り、端末20は住民や企業が個別に所有するコンピュー
タが想定される。この場合、住民は、役所機関からその
役所機関を特定可能なURLの文字列が埋め込まれた電
子登記簿等を入手すると共に、その住民またはその住民
から当該電子登記簿等を送られた他の住民(企業等)
は、当該電子登記簿等からURLを抽出し、その抽出し
たURLのサイトに一般的な方法でアクセスすることに
より、入手した当該電子登記簿等の有効性や同一性を確
認できる。
【0051】或いは、図5の埋め込み処理で行う写像f
の変換処理を第3者には非公開にすれば、加工済み画像
データにアドレス情報が埋め込まれていることを機密に
しても良い。
【0052】また、例えばマスタ画像の解像度が120
0dpi(dot per inch)のとき、URLの文字列が埋め
込まれた加工済み画像データを400dpi程度の解像
度とすれば、端末20のユーザは1200dpiの画像
を入手する場合と比較して迅速に画像を入手することが
でき、その400dpiの加工済み画像データを端末2
0に入手した後、埋め込まれているURLのサイトにア
クセスすることにより、必要に応じて1200dpiの
マスタ画像を入手できる、或いは原本の照会が可能なシ
ステムを構成しても良い。
【0053】尚、本実施形態では、画素データの最下位
ビットにアドレス情報のデータを埋め込む電子透かしの
手法を利用したが、これに限られるものではなく、他の
電子透かし手法を採用しても良い。
【0054】また、上述した本実施形態は、インターネ
ット環境に限られるものではなく、所定のユーザのみが
使用可能な企業等におけるイントラネット環境であって
も適用することができる。
【0055】このように、本実施形態によれば、マスタ
画像データに、任意のアドレス情報を、一般的な電子透
かし技術を用いて埋め込み、且つその埋め込んだアドレ
ス情報を再現した後にそのアドレス情報が特定するサイ
トにアクセスすることにより、入手した画像データの有
効性を判断することができる。
【0056】
【他の実施形態】尚、本発明は、複数の機器(例えばホ
ストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリ
ンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
等)に適用してもよい。
【0057】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
って前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれ
ることは言うまでもない。
【0058】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わ
るCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0059】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図5及び/または図6
に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが
格納されることになる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入手した画像に関する情報を容易に確認可能な画像デー
タ構造が格納されているコンピュータ読み取り可能な記
憶媒体及び画像管理システム及び画像管理方法の提供が
実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に適用可能な一般的なインターネッ
ト環境を例示する図である。
【図2】本実施形態におけるインターネット端末に適用
可能な情報処理装置のブロック構成図である。
【図3】本実施形態に適用可能な1枚の画像のデータ構
造を例示する図である。
【図4】図3に例示した画像データを構成する1ピクセ
ル分のデータフォーマットを示す図である。
【図5】本実施形態における原画像データへのURLの
埋め込み処理を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態における加工済み画像データからの
URLの抽出処理を示すフローチャートである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電子透かし処理により、マスタ画
    像データに対して所望の情報が埋め込まれた画像データ
    構造が格納されていることを特徴とするコンピュータ読
    み取り可能な記憶媒体であって、 前記マスタ画像データに関する情報にアクセスするため
    のアドレス情報が埋め込まれていることを特徴とするコ
    ンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  2. 【請求項2】 前記アドレス情報は、インターネットの
    URL(Uniform Resource Locator)であることを特徴と
    する請求項1記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
  3. 【請求項3】 前記アドレス情報は、前記マスタ画像デ
    ータ自体を特定するアドレス情報であることを特徴とす
    る請求項1記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
  4. 【請求項4】 前記マスタ画像データに関する情報は、
    任意のテキストデータであることを特徴とする請求項1
    記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  5. 【請求項5】 原本であるマスタ画像データを記憶・管
    理する管理端末と、 前記マスタ画像データに対して所定の電子透かし処理を
    施すことにより、該マスタ画像データにアクセスするた
    めのアドレス情報を埋め込むと共に、前記マスタ画像デ
    ータに関する情報を、該アドレス情報によって特定され
    るサイトに登録可能な処理端末と、 入力された前記アドレス情報が埋め込まれた画像データ
    に対して前記所定の電子透かし処理の逆変換処理を施す
    ことによって前記アドレス情報を再現すると共に、その
    再現された前記アドレス情報を用いて、前記サイトへの
    アクセスが可能なユーザ端末と、を備えることを特徴と
    する画像管理システム。
  6. 【請求項6】 前記アドレス情報は、インターネットの
    URL(Uniform Resource Locator)であることを特徴と
    する請求項5記載の画像管理システム。
  7. 【請求項7】 前記アドレス情報は、前記マスタ画像デ
    ータ自体を特定するアドレス情報であることを特徴とす
    る請求項5記載の画像管理システム。
  8. 【請求項8】 前記マスタ画像データに関する情報は、
    任意のテキストデータであることを特徴とする請求項5
    記載の画像管理システム。
  9. 【請求項9】 原本であるマスタ画像データに対して所
    定の電子透かし処理を施すことによって該マスタ画像デ
    ータにアクセスするためのアドレス情報を埋め込むと共
    に、そのアドレス情報によって特定されるサイトには、
    前記マスタ画像データに関する情報をアクセス可能に登
    録しておき、 前記アドレス情報が埋め込まれた画像データを入手した
    端末においては、前記所定の電子透かし処理の逆変換処
    理を施すことによって前記アドレス情報を再現すること
    により、その再現された前記アドレス情報を用いて、前
    記サイトへのアクセスを可能とすることを特徴とする画
    像管理方法。
  10. 【請求項10】 前記アドレス情報として、インターネ
    ットのURL(Uniform Resource Locator)を埋め込むこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像管理方法。
  11. 【請求項11】 前記アドレス情報として、前記マスタ
    画像データ自体を特定するアドレス情報を埋め込むこと
    を特徴とする請求項9記載の画像管理方法。
  12. 【請求項12】 前記マスタ画像データに関する情報と
    して、任意のテキストデータを登録することを特徴とす
    る請求項9記載の画像管理方法。
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