JP2001075629A - 生産管理システムおよび生産管理プログラム記憶媒体 - Google Patents

生産管理システムおよび生産管理プログラム記憶媒体

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JP2001075629A
JP2001075629A JP24763999A JP24763999A JP2001075629A JP 2001075629 A JP2001075629 A JP 2001075629A JP 24763999 A JP24763999 A JP 24763999A JP 24763999 A JP24763999 A JP 24763999A JP 2001075629 A JP2001075629 A JP 2001075629A
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は各種製品の生産を管理する生産管理シ
ステムに関し、低コストでリアルタイム化を図る。 【解決手段】品番単体の情報を表わす部品情報、品番の
親子関係を表わす部品表情報、および製品に適用すべき
品番の変更を表わす適用情報に基づいて、常に、各指令
品番ごとの各品番の所要が展開されてなる展開構成情報
を整備しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種製品の生産を
管理する生産管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、様々な製品を作り出す様々な
工場において、各種多数の資材の所要や製品の生産計画
などを管理する生産管理システムが採用されている。こ
の生産管理システムにおける資材所要計画展開処理(M
RP:Material Requirements
Planning)の方法には、一般的に2つの方法に
大別される。その1つは、生産計画をタイムバケット形
式での数量ベースで管理して構成部品の所要を展開する
「MRP方式」であり、もう1つは、製品の受注ごとに
採番される“製番”を単位として生産計画を明細データ
で管理し、その製番を単位として構成部品の所要を展開
する「製番方式」に大別される。さらに近年では、それ
ら2つの方式の良い点を取り入れ、「製番方式」をベー
スにした「製番MRP方式」も普及しつつある。
【0003】ここで、従来の生産管理システムは、情報
処理技術(IT)が未成熟であったことなどから、資材
所要計画展開処理(MRP)には多大な計算機資源や処
理時間を要し、このため、定期的なバッチ処理として実
現されている。これは、計算機資源の節約やデータの重
複を回避することが優先され、MRP処理の都度、製品
を構成する部品表を展開していたためである。また、シ
ステムを開発する時のプログラム言語も第三世代言語が
中心であり、リアルタイム処理を実現することが困難で
あったため、安易な大量データの一括バッチ処理として
実現されている。
【0004】この結果、日々の生産活動における部品の
入出庫や製造工程の進捗等、時々刻々と発生するデータ
をリアルタイムに収集することはできても、その収集し
たデータをMRPに反映させるためには、日や週に一回
のバッチ処理が必要となり、現品とデータとの間にギャ
ップを生じている。
【0005】生産管理のリアルタイム化は、部分的なシ
ミュレーション・システム等では実現されてはいるが、
専用のファイルシステムやメモリアクセス等の複雑な処
理ロジックを採用することによって実現したものであ
り、複雑かつ極めて高価であって、基幹生産管理システ
ムに組み込まれるものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、市場環境の変
化・顧客ニーズの多様化を背景に、時々刻々と発生する
生産計画の変更や設計仕様の変更等を反映するために長
時間待つといった欠点を生じていた。また、時々刻々と
発生する物流情報の反映が翌日になるため、実際に現場
に出向いて確認する等の無駄な作業が発生していた。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、簡易なロジッ
クで低コストでオープンなシステムでリアルタイム処理
を実現させることで、生産計画の変更や設計仕様の変更
や、さらに物流情報をリアルタイムに反映させる生産管
理システム、およびそのような生産管理を実現するため
の生産管理プログラムが記憶されてなる生産管理プログ
ラム記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の生産管理システムは、製品の生産を管理する生産管
理システムにおいて、品番単体の情報を表わす部品情
報、品番の親子関係を表わす部品表情報、および製品に
適用すべき品番の変更を表わす適用情報からなる原構成
情報と、その原構成情報に基づいて更新される、各指令
品番ごとの各品番の所要が展開されてなる展開構成情報
とを有するデータベースと、原構成情報を操作に応じて
更新する原構成情報更新手段と、更新後の原構成情報に
基づいて展開構成情報を更新する展開構成更新手段とを
備えたことを特徴とする。
【0009】本発明の生産管理システムは、上記の展開
構成情報を持つことによって、MRP処理における部品
表の展開処理に要する時間を無くし、計画情報の変更を
構成部品の所要情報へ自動的かつ瞬時に反映させること
ができる。
【0010】ここで、上記本発明の生産管理システムに
おいて、上記データベースはさらに、親品番ごとの、展
開構成情報の更新の必要の有無を表わす構成品番情報を
有するものであって、原構成情報が更新されたことを受
けて起動し、更新後の原構成情報に基づいて構成品番情
報を更新する構成品番更新手段を備え、上記展開構成更
新手段は、展開構成情報を構成品番情報を参照して更新
するとともに、更新結果を構成品番情報に反映させるも
のであることが好ましい。
【0011】展開構成情報の原資となる原構成情報の変
更を展開構成処理手段に伝播するための中間的な情報で
ある構成品番情報を持つことによって、原構成情報の変
更結果を展開構成情報に容易に反映させることができ
る。
【0012】またこの場合において、構成品番更新手段
は、原構成情報中のいずれかの品番の情報の更新を受け
て起動し、その更新により影響を受ける親品番を検索
し、構成品番情報中の、その更新により影響を受ける親
品番の情報を更新するものであることを特徴とすること
が好ましい。
【0013】この場合、原構成情報に変化を生じたとき
に、その変化により影響を受ける製品が自動的かつ瞬時
に検索され、展開構成情報に反映させる必要のある製品
が自動的かつ即座に記録される。
【0014】さらに、原構成情報更新手段は、構成品番
情報を表示するとともに、展開構成更新手段を、操作に
応じて起動するものであることが好ましい。
【0015】構成品番情報を表示することで、原構成情
報が変更された場合の影響範囲が可視化でき、ユーザ
は、原構成情報中の不備(展開構成情報への展開エラ
ー)の情報を即座に入手することができる。また、展開
構成更新手段を操作に応じて起動する起動手段を備えた
ことにより、例えば原構成情報中の不備を解消させた
後、必要に応じて直ちに展開構成更新手段を起動させ
て、その原構成情報の変更を、展開構成情報に迅速に反
映させることができる。
【0016】さらに、上記本発明の生産管理システムに
おいて、上記データベースはさらに、各指令品番の生産
計画を表わす計画情報と、各品番の所要を表わす部品所
要情報とを有するものであって、計画情報を、操作に応
じて更新する計画情報更新手段と、計画情報の更新を受
けて起動し、展開構成情報を参照しながら計画情報を部
品所要情報に展開する部品所要展開手段とを備えること
が好ましい。
【0017】本発明は、上述のように展開構成情報を常
に整備しておく構成を備えているため、計画情報を部品
所要情報に直ちに展開することが可能である。
【0018】また、上記展開構成更新手段は、展開構成
情報を更新した結果正常に更新された場合に、計画情報
を参照して、その展開構成情報中の更新内容を部品所要
情報に反映させるものであることが好ましい。
【0019】こうすることにより展開エラーの原因が解
消されたとき、展開エラーが生じていた部分のみ部品所
要情報に迅速に反映させることができる。
【0020】さらに、上記本発明の生産管理システムに
おいて、上記データベースはさらに、各品番ごとの在庫
状況を表わす部品在庫情報と、各品番ごとの注残情況を
表わす部品注残情報と、各品番ごとの引当明細を表わす
引当明細情報とを有するものであって、部品在庫情報お
よび部品注残情報を、操作に応じて更新する部品在庫注
残情報更新手段と、部品所要情報と、部品在庫情報と、
部品注残情報とからなる原引当情報に基づいて、引当明
細情報を更新する引当明細更新手段とを備えることが好
ましい。
【0021】本発明の生産管理システムは、上記のよう
に展開構成情報が常に整備され、計画情報が変更される
とそれを受けて部品所要情報が常に最近のものに更新さ
れるため、その部品所要情報を含む原引当情報の変更を
引当明細情報に直ちに反映させることができる。
【0022】この場合において、上記データベースはさ
らに、引当明細情報の更新の基因を表わす引当品番情報
を有するものであって、原引当情報が更新されたことを
受けて起動し、更新後の原引当情報に基づいて引当品番
情報を更新する引当品番更新手段を備え、引当明細更新
手段が、引当明細情報を、引当品番情報を参照して更新
するとともに、更新結果をその引当品番情報に反映させ
るものであることが好ましい。
【0023】生産管理システムにおいては、上述のよう
に、部品毎の所要計画に対する保有残(部品在庫、部品
注残)を引当し、部品の不足量や余剰量を明確にした引
当明細情報が作成されるが、この引当明細情報の原資と
なる原引当情報の変更を引当情報更新手段に伝播するた
めの中間的な情報である引当品番情報を持つことによっ
て、原引当情報に変化を生じたときに、自動的かつ即座
に引当明細情報を更新することができる。
【0024】なお、本発明の生産管理システムは、1台
の装置(例えば1台のコンピュータ)で実現してもよ
く、分散された複数台の装置(例えばサーバ・クライア
ントシステム)で実現してもよい。本発明の生産管理シ
ステムは、大型の汎用コンピュータから小型のパーソナ
ル・コンピュータまで、データベース・システムが稼動
する環境であれば構築可能である。
【0025】また、上記目的を達成する本発明の生産管
理プログラム記憶媒体に記憶された生産管理プログラム
は、コンピュータあるいは分散コンピュータシステムに
組み込まれて動作することにより、そのコンピュータあ
るいは分散コンピュータシステムを生産管理システムと
して稼動させるプログラムであり、品番単体の情報を表
わす部品情報、品番の親子関係を表わす部品表情報、お
よび製品に適用すべき品番の変更を表わす適用情報から
なる原構成情報を、操作に応じて更新する原構成情報更
新手段と、更新後の原構成情報に基づいて、各指令品番
ごとの各品番の所要が展開されてなる展開構成情報を更
新する展開構成更新手段とを有することを特徴とする。
【0026】ここで、上記生産管理プログラムはさら
に、原構成情報が更新されたことを受けて起動し、更新
後の原構成情報に基づいて、親品番ごとの、展開構成情
報の更新の必要の有無を表わす構成品番情報を更新する
構成品番更新手段を備え、上記展開構成更新手段は、展
開構成情報を、構成品番情報を参照して更新するととも
に、更新結果をその構成品番情報に反映させるものであ
ることが好ましい。
【0027】この場合に、上記構成品番更新手段は、原
構成情報中のいずれかの品番の情報の更新を受けて起動
し、その更新により影響を受ける親品番を検索し、構成
品番情報中の、その更新により影響を受ける親品番の情
報を更新するものであることが好ましい。
【0028】また、上記生産管理プログラムはさらに、
各指令品番の生産計画を表わす計画情報を、操作に応じ
て更新する計画情報更新手段と、計画情報の更新を受け
て起動し、展開構成情報を参照しながら、計画情報を、
各品番の所要を表わす部品所要情報に展開する部品所要
展開手段とを備えたものであることが好ましい。
【0029】この場合に、上記展開構成更新手段は、展
開構成情報を更新した結果正常に更新された場合に、計
画情報を参照して、その展開構成情報中の更新内容を部
品所要情報に反映させるものであることが好ましい。
【0030】また、上記生産管理プログラムはさらに、
各品番ごとの在庫状況を表わす部品在庫情報および各品
番ごとの注残情況を表わす部品注残情報を、操作に応じ
て更新する部品在庫注残情報更新手段と、部品所要情報
と、部品在庫情報と、部品注残情報とからなる原引当情
報に基づいて、各品番ごとの引当明細を表わす引当明細
情報を更新する引当明細更新手段とを備えたものである
ことが好ましく、上記生産管理プログラムはさらに、原
引当情報が更新されたことを受けて起動し、更新後の原
引当情報に基づいて、引当明細情報の更新の基因を表わ
す引当品番情報を更新する引当品番更新手段を備え、引
当明細更新手段が、引当明細情報を、引当品番情報を参
照して更新するとともに、更新結果をその引当品番情報
に反映させるものであることが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0032】図1は、本発明の生産管理システムの一実
施形態が配備されたコンピュータネットワークを示す図
である。
【0033】この図1には、コンピュータネットワーク
を構成するコンピュータシステムとして2台のクライア
ントマシン100,200と1台のサーバマシン300
が例示されており、これらのコンピュータシステム10
0,200,300は通信網400を介して互いに接続
されている。
【0034】各コンピュータシステム100,200,
300は、CPU、主記憶装置、ハードディスク、通信
用ボード等が内蔵された本体部101,201,30
1、本体部101,201,301からの指示により表
示画面102a,202a,302a上に画像や文字列
を表示する表示部102,202,302、コンピュー
タシステム100,200,300にユーザの指示を入
力するためのキーボード103,203,303、表示
画面102a,202a,302a上の任意の位置を指
定することにより、その指定時にその位置に表示されて
いたアイコン等に応じた指示を入力するマウス104,
204,304を備えている。
【0035】また、各コンピュータシステム100,2
00,300の本体部101,201,301には、さ
らに外観上、フロッピィディスク、CDROM(図1に
は図示せず:図2参照)が装填されるFD装填口101
a,201a,301a、CDROM装填口101b,
201b,301bを有しており、それらの内部には、
それらの装填口101a,101b;201a,201
b;301a,301bから装填されたフロッピィディ
スクやCDROMをドライブしてアクセスする、フロッ
ピィディスクドライバ、CDROMドライバも内蔵され
ている。
【0036】サーバマシン100は、クライアントマシ
ン200,300のホストコンピュータとして働き、内
部にデータベースが構築される。またクライアントマシ
ン200,300は、サーバマシン100をアクセスす
る。
【0037】ここでは、サーバマシン100に装填され
るCDROMに本発明にいう生産管理プログラムが記憶
されており、このCDROMがCDROM装填口101
bから本体部101内に装填され、CDROMドライバ
によりそのCDROMに記憶された生産管理プログラム
がサーバマシン100のハードディスク内にインストー
ルされる。このサーバマシン300にインストールされ
た生産管理プログラムのうち、クライアントマシン10
0,200がサーバマシン300にアクセスするのに必
要なプログラムはサーバマシン300から各クライアン
トマシン100,200に配信される。
【0038】この生産管理プログラムが記憶されたCD
ROMは、本発明の生産管理プログラム記憶媒体の一実
施形態に相当する。
【0039】また、このCDROMに記憶された生産管
理プログラムは、上記のようにしてサーバマシン100
のハードディスク内にインストールされるが、その生産
管理プログラムがインストールされた状態のハードディ
スクも、本発明の生産管理プログラム記憶媒体の一形態
に相当する。
【0040】さらに、その生産管理プログラムがフロッ
ピィディスク等にダウンロードされるときは、そのダウ
ンロードされた生産管理プログラムを記憶した状態にあ
るフロッピィディスク等も、本発明の生産管理プログラ
ム記憶媒体の一実施形態に相当する。
【0041】以下、コンピュータシステム100,20
0,300のハードウェア構成について説明するが、コ
ンピュータシステム100,200,300の代表とし
てコンピュータシステム100について説明する。
【0042】図2は、図1に示すコンピュータシステム
のハードウェア構成図である。
【0043】ここには、中央演算処理装置(CPU)1
11、RAM112、ハードディスクコントローラ11
3、フロッピィディスクドライバ114、CDROMド
ライバ115、マウスコントローラ116、キーボード
コントローラ117、ディスプレイコントローラ11
8、および通信用ボード119が備えられており、それ
らはバス110で相互に接続されている。
【0044】フロッピィディスクドライバ114、CD
ROMドライバ115は、図1を参照して説明したよう
に、フロッピィディスク510、CDROM520が装
填され、装填されたフロッピィディスク510、CDR
OM520をアクセスするものである。
【0045】また、ここには、ハードディスクコントロ
ーラ113によりアクセスされるハードディスク12
0、マウスコントローラ116により制御されるマウス
104、キーボードコントローラ117により制御され
るキーボード103、ディスプレイコントローラ118
により制御される表示部102、および通信用ボードを
介して接続される通信網400も示されている。
【0046】前述したように、CDROM520には生
産管理プログラムが記憶されており、CDROMドライ
バ115により、そのCDROM520から生産管理プ
ログラムが読み込まれ、バス110を経由し、ハードデ
ィスクコントローラ113によりハードディスク120
内に格納される。実際の実行にあたっては、そのハード
ディスク120内の生産管理プログラムはRAM112
上にロードされ、CPU111により実行される。
【0047】図3は、CDROM520に記憶された生
産管理プログラムを構成する各手段を示す模式図であ
る。
【0048】このCDROM520には、生産管理プロ
グラム700が記憶されており、この生産管理プログラ
ム700は、詳細は後述するが、原構成を更新する原構
成情報更新手段701、構成品番情報を更新する構成品
番更新手段702、展開構成情報を更新する展開構成更
新手段703、計画情報を更新する計画情報更新手段7
04、計画情報を部品所要情報に展開する部品所要展開
手段705、部品在庫情報および部品注残情報を更新す
る部品在庫注残情報更新手段706、引当品番情報を更
新する引当品番情報更新手段707、および、引当明細
情報を更新する引当明細更新手段708を有する。な
お、ここでは名称を区別せずに使用するが、生産管理プ
ログラム700を構成する各手段701〜708はソフ
トウェアとしての手段を意味し、この生産管理プログラ
ム700が図1に示すコンピュータシステムにローディ
ングされて動作するときの各手段は、ソフトウェアと、
そのソフトウェアを動作させる環境としてのハードウェ
アとの双方を含めて手段と称する。
【0049】図3に示す、CDROM580に記憶され
た生産管理プログラム700は、前述したようにホスト
マシン100にアップロードされ、その後、各クライア
ントマシン200,300に、ホストマシン100をア
クセスするのに必要なプログラムが配信されるが、この
各クライアント200,300に配信されるプログラム
には、原構成情報更新手段701、計画情報更新手段7
04、および部品在庫注残情報更新手段706の、クラ
イアントマシン200,300での操作をホストマシン
100に伝達する部分が含まれる。
【0050】図4は、図1,図2に示すコンピュータシ
ステム内に構築される生産管理システムの全体を示す模
式図である。また、図5は、この生産管理システムで取
り扱うデータの概念図である。
【0051】図5には、指令品番X,Y,Z…で表わさ
れる各製品に関する部品体系が示されている。この図
は、例えば指令品番Xの製品は品番イで表わされる部品
1個と、品番ロで表わされる部品5個と、品番ハで表わ
されるモジュール5個とで構成されており、その品番ハ
で表わされるモジュールは、その1個につき、品番a,
b,cで表わされる部品それぞれ1個,5個,3個で構
成されていることを表わしている。ここで、階層の、相
対的に上位の品番を親品番、その親品番の下位の品番を
子品番と呼ぶ。例えば品番イは親品番Xの子品番であ
り、親品番ハには子品番a,b,cが対応している。
【0052】サーバマシン100にはデータベースが構
築されるが、このデータベースには、図4に示す、部品
情報601、部品表情報602、適用情報603、構成
品番情報604、展開構成情報605、計画情報60
6、部品所要情報607、部品在庫情報608、部品注
残情報609、引当品番情報610、および、引当明細
情報611が格納されている。
【0053】ここで、部品情報601、部品表情報60
2、および適用情報603(ここでは、これらをまとめ
て「原構成情報」と称する)は、各クライアントマシン
(ここではクライアントマシン200とする)からのオ
ペレータ操作に応じて動作する原構成情報更新手段70
0(図2参照)により更新される。
【0054】図6,図7,図8は、それぞれ、部品情報
601、部品表情報602、および適用情報603の各
一例を示す図である。
【0055】図6に示す部品情報は、各品番単体の情報
を表わすものであり、ここには、品番と、品名と、リー
ドタイム(手番;その品番で表わされる部品あるいは製
品を入手するのに要する日数)等が対応づけられて示さ
れている。
【0056】図7に示す部品表情報は、品番の親子関係
を表わすものであり、親品番と子品番と原単位(その親
品番の構成に必要なその子品番の数)等が対応づけられ
て示されている。
【0057】また、図8に示す適用情報は、製品に適用
すべき品番の変更を表わすものであり、ここには、一例
として、親品番Xを組み立てるにあたり、1999/0
6/01〜1999/09/30の間は子品番イに代え
て適用品番ホを用いること、および、親品番Yを組み立
てるにあたっては、1999/07/01以降は子品番
ロを用いずに適用品番ヘを用いることが示されている。
【0058】図4に戻って説明を続ける。
【0059】原構成情報、すなわち部品情報601、部
品表情報602、および適用情報603は、上述したよ
うに、クライアントマシン200を操作するオペレータ
により更新される。
【0060】図3に示す構成品番更新手段702は、デ
ータベース中に格納される「ストアド・プロシージャ」
であり、部品情報601、部品表情報602、および適
用情報603のうちいずれかが変更されると、その変更
を「データベース・トリガ」として起動し、図4に示す
構成品番更新処理702aを実行する。この構成品番更
新処理702aは、原構成情報、すなわち部品情報60
1、部品表情報602、および適用情報603に基づい
て、構成品番情報604を更新する処理であって、原構
成情報中のある品番の情報が更新されるとその更新によ
り影響を受ける親品番が検出され、構成品番情報中の、
その更新により影響を受ける親品番の情報が更新され
る。
【0061】図9は、構成品番情報の一例を示す図であ
る。
【0062】この構成品番情報は、親品番ごとの、後述
する展開構成情報の更新の必要の有無を表わすものであ
り、ここには、親品番Xについては、日時1に、親品番
X自体あるい親品番Xに影響する子品番に何らかの変更
があり、日時2に行なった、後述する展開構成情報への
展開がうまくいったことを示しており、親品番Yについ
ては、日時3に展開を行なった後の日時4に部品表に変
更が生じたが、その日時4に変更が生じた後は展開構成
情報は未展開であり、その部品表の変更が展開構成情報
には反映されていないことを表わしている。また親品番
Zに関しては、日時5に変更があり、その後の日時6に
その変更を展開構成情報に反映させようとしたものの、
品番ホに関する情報が欠落していてうまく展開できなか
ったことを表わしている。
【0063】図4に示す展開構成更新処理703aは、
図3に示す展開構成更新手段703により実行される処
理であり、展開構成更新処理703aでは、構成品番情
報604が参照されるとともに、原構成情報(部品情報
601、部品表情報602、および適用情報603)に
基づいて展開構成情報605が更新される。その更新結
果は、構成品番情報604に反映される。 図10は展
開構成情報の一例を示す図である。この展開構成情報に
は、各指令品番ごとの各品番の所要(所要数(累積原単
位)、所要時間(累積リードタイム)等が展開されてい
る。
【0064】構成品番情報604は、前述の原構成情報
更新手段701により、クライアントマシン200の表
示画面202a上に表示され、展開構成情報への展開が
うまくいったかどうか等をオペレータが確認することが
できる。また、例えば図9の構成品番情報中の親品番Z
の欄に示す「品番ホ無し」のメッセージを受けて、品番
ホに関する情報を入力し、その後、オペレータが展開構
成更新処理703aの実行を指示する旨操作すると、原
構成情報更新手段701は、展開構成更新手段703を
起動し、展開構成更新処理703aが実行される。
【0065】このように、構成品番情報604は、展開
構成情報のステータスを管理するものであり、部品情報
601、部品表情報602、適用情報603のいずれか
に変化が生じた瞬間に変更内容をメッセージ欄に記録
し、ステータスを「未展開(展開要)」に変更する。こ
の情報を照会画面等で通知させ、さらに画面から指示す
ることによって、展開構成更新処理705aを起動させ
ることができる。
【0066】また、展開構成更新処理703aにおい
て、データの不備(部品情報なし、部品の表ループ、
等)が発生した場合には、ステータスを「展開NG(展
開要)」に変更し、エラー内容をメッセージ欄に記録す
ることで、展開画面からその内容を確認させることがで
きる。
【0067】図11,図12は、それぞれ、図4に示す
計画情報606、部品所要情報607の各一例を示す図
である。
【0068】図11に示す計画情報は、各指令品番の生
産計画を表わしており、ここでは、各指令品番の各製番
ごとに数量と納期が示されている。
【0069】この計画情報は、クライアントマシン20
0のオペレータの操作に応じて、計画情報更新手段70
4(図3参照)により更新される。
【0070】また、図12に示す部品所要情報は、各品
番の所要(所要数、所要日等)を示したものであり、部
品所要展開手段705による部品所要展開処理705a
により、計画情報606が部品所要情報607に展開さ
れる。
【0071】この部品所要展開処理705aを実行する
部品所要展開手段705は、前述した展開構成更新手段
703と同様に、ストアド・プロンージャとしてデータ
ベース中に格納され、計画情報606の変更をデータベ
ーストリガとして起動される。したがって計画に変更が
あると、その計画変更はリアルタイムに部品所要情報6
07に反映される。
【0072】このように計画情報606から部品所要情
報607への展開処理において、多段階の部品表をその
都度展開することなく、あらかじめ部品表を展開してお
いた展開情報605と計画情報606のみで、部品所要
情報608が瞬時に更新される。
【0073】ここで、前述の展開構成更新処理703a
が実行されると、前述したように展開構成情報が更新さ
れるが、その展開構成情報が正常に更新された場合に、
その展開構成更新処理703aは、計画情報606を参
照して、その展開構成情報605中の更新内容を部品所
要情報607に反映させる。こうすることにより、例え
ば図9の親品番Zの欄に「品番ホ無し」とあり、このた
め展開構成情報が正常に更新されなかった場合におい
て、オペレータが品番ホに関する情報を入力して展開構
成更新処理703を実行させた場合に、計画情報606
が変更されたことを受けて部品所要展開処理705が実
行されるのを待つことなく、迅速に、部品所要情報60
7が正常な情報に更新される。
【0074】このように、展開構成情報605を更新す
る展開構成更新処理703aにおいて、その結果が正常
に終了して構成品番情報604のステータスを「展開O
K」に変更した構成品番で、計画情報606の中から未
確定の明細情報を瞬時に検索して、部品所要情報607
を再作成させている。また、構成品番情報604への変
化情報の中で、構成する部品の部品情報への変更が記録
されている場合には、処理時間短縮のために全構成を展
開することなく、対象となる品番のみの展開構成情報6
05ならびに部品所要情報607に変更内容を反映して
いる。
【0075】さらに、この部品所要情報607は、クラ
イアントマシン200により参照することができ、クラ
イアントマシン200から直接に変更することも可能で
ある。
【0076】図13,図14は、それぞれ、図4に示す
部品在庫情報608、部品注残情報609の各一例を示
す図である。
【0077】図13の部品在庫情報は、各品番ごとの在
庫情況を表わすものであり、図14の部品注残情報は、
各品番ごとの注残情況、すなわち、各品番ごとの現在発
注された状態にあり未納のものの情況を表わすものであ
る。
【0078】これら部品在庫情報608および部品注残
情報609は、クライアントマシン200の操作に応じ
て、部品在庫注残情報更新手段706(図3参照)によ
り更新される。
【0079】また、図15,図16は、それぞれ、図4
に示す引当品番情報610および引当明細情報611の
各一例を示す図である。
【0080】図15の引当品番情報は、図16の引当明
細情報の更新の基因を表わすものであって、引当品番更
新処理707aの実行により更新される。
【0081】このデータベース中には、引当品番更新処
理707aを実行する引当品番更新手段707(図3参
照)がストアド・プロシージャとして格納されている。
この引当品番更新手段707は、部品所要情報607、
部品在庫情報608および部品注残情報609(これら
を総称して「原引当情報」と称する)のいずれかが更新
されると、それをデータベース・トリガとして起動さ
れ、原引当情報の変更が引当品番情報610に反映され
る。
【0082】また、図16の引当明細情報611は、各
品番ごとの引当明細を表わすものであって、この生産管
理システムで最終的に得られる情報である。
【0083】この引当明細情報611は、引当情報更新
手段708(図3参照)が定期的に起動されて引当情報
更新処理708aを実行することにより更新されるもの
であり、この引当情報更新処理708aは、引当品番情
報610を参照しながら、原引当情報(部品所要情報6
07、部品在庫情報608および部品注残情報609)
に基づいて、引当明細情報611を更新する。さらに、
その引当情報更新処理708aはその引当明細情報61
1の更新結果を引当品番情報610に反映させる。
【0084】このように、引当処理の原資となる原引当
情報に変化が生じた瞬間に、引当品番情報610に品番
等の情報が記録され、引当明細更新処理708aで引当
更新の必要な品番情報を取り込むと同時に、引当品番情
報610よりその明細情報を抹消している。
【0085】また本実施形態では、引当品番情報610
を記録する際は、全て追加データとして記録することに
よって、処理後の明細データの抹消処理時の明細行レベ
ルでの競合(デッド・ロック)によるシステム不具合の
発生を回避している。
【0086】このように、引当品番情報610は、部品
所要情報607、部品在庫情報608、部品注残情報6
09に変更があった場合に、それらの変更内容を記録し
た情報(データ)であり、引当明細情報を更新する必要
のある部品の品番情報等が記録されるものである。
【0087】この情報をもとに引当明細更新処理708
aが実行され、部品所要に対して部品在庫・部品注残を
引き当てた引当明細情報611を更新し、引当品番情報
610からはその明細の引当明細更新処理が終了した時
点で自動的に抹消させている。引当品番情報610への
登録は、部品所要・部品在庫・部品注残の各情報(デー
タ)に変更(追加・更新・削除)が発生した瞬間に、引
当品番更新処理707aにて自動的に記録される。ま
た、引当明細更新処理708aを自動的に起動すること
によって、その処理が終了するまでの時間(数秒〜数十
秒)間隔で最新の引当明細情報を提供することができ
る。
【0088】上述したように、展開構成情報605は、
製品を構成する多段階な部品表を予め展開して、各階層
レベルでの部品リードタイム(手番)の積み上げや設計
変更等の適用情報を組み合わせた情報(データ)であ
り、計画情報606から部品所要情報607へ展開処理
における手続を減らすことによって、変更情報を瞬時に
反映させるものである。
【0089】部品所要展開処理705aでは、計画情報
606に変更があった場合にも多大な部品表を展開する
ことなく、単に、展開構成情報605を参照するのみで
部品所要情報607への展開が可能となり、計画変更の
瞬間に部品所要情報607を自動的に変更させることが
できる。
【0090】また、構成品番情報604は、部品情報6
01、部品表情報602、設計変更の適用情報603に
変化が生じた場合に、それらの変更内容を記録した情報
(データ)であり、展開構成情報605を更新する必要
のある部品の品番情報等が記録されるものである。この
情報をオンライン画面にて照会することで、展開処理を
必要とする構成情報の内容を確認することが可能で、ま
た同時に、画面から展開構成更新処理703aの起動を
指示することで瞬時に変更結果を反映することができ
る。
【0091】また、構成品番情報604は、部品情報6
01、部品表情報602、適用情報603の各情報(デ
ータ)に変更(追加・更新・削除)が生じた場合に、構
成品番更新処理703aにて自動的かつ瞬時に更新され
るが、このとき、部品情報に展開構成情報605の更新
を要する変更があった場合には、その部品を使用する複
数の親製品全ての明細を、展開構成情報605から自動
的かつ瞬時に検索して、構成品番情報604に記録す
る。
【0092】また、構成品番情報604では、展開構成
情報605の更新の処理結果をステータス情報としても
管理しており、展開処理を必要とする構成情報の全明細
の処理結果が記録されるものである。この中で、データ
の不具合(部品情報なし・部品構成のループ、等)でエ
ラーが発生した明細については、そのエラー原因につい
ても自動的に記録されているため、照会画面から内容を
確認することができる。
【0093】さらに、データの不備がなく正常に展開構
成情報605として展開された場合には、その変更の内
容を展開済みの部品所要情報607に反映させる必要が
ある。展開構成更新処理703aでは、正常に展開処理
が終了した場合に、未確定範囲の部品所要情報607に
対して、自動的かつ瞬時に変更内容を反映させており、
部品情報601、部品表情報602と部品所要情報60
7とのリアルタイムでの同期化が図られている。
【0094】図17は、図4を参照しながら説明した処
理のうちの展開構成情報を作成する迄の処理をフローチ
ャートの形式で表わした図、図18は、その展開構成情
報を参照して引当明細情報を作成する迄の処理をフロー
チャートの形式で表わした図である。各処理内容につい
ては説明済であるため、ここでは処理の流れを簡単に説
明する。
【0095】図17に示すように、クライアントマシン
のオンライン画面を参照しながら部品情報601に更新
があった場合は、更新内容を判定するデータベース・ト
リガ並びにストアド・プロシージャによって、展開構成
更新処理が必要となった親品番について、構成品番情報
604中の明細データのステータス情報が自動的かつ瞬
時に更新される。この更新内容判定処理は、図4を参照
して説明した構成品番更新処理702aの一部を構成し
ている。部品表情報602や適用情報603が変更され
たときも、部品情報601が変更されたときと同様な処
理が行なわれ、構成品番情報604が更新される。
【0096】構成品番情報604には展開処理を必要と
する構成情報の全明細が記録されており、この中で、デ
ータの不具合(部品情報なし、部品構成のループ、等)
が発生した明細については、そのエラー原因についても
自動的に記録されている。この構成品番情報604をオ
ンライン画面等から内容を確認し、部品情報の変更によ
って影響のある全ての親情報(親品番)を確認したり、
展開構成更新処理の結果(正常展開、不具合あり、等)
を照会することができる。
【0097】また、展開構成更新処理703aはオンラ
イン画面から起動され、展開構成更新処理が必要となっ
た親品番について即座に処理させると同時に、その処理
の結果も即座に入手することができる。また、展開構成
更新処理の結果、正常に展開処理が終了した明細につい
ては、各種マスタ情報の変更内容を部品所要情報に自動
的かつリアルタイムに反映する。このとき、不必要な構
成部品の展開並びに部品所要の再展開をすることなく、
対象となる部品のみの展開構成情報並びに部品所要情報
に変更内容が反映される。
【0098】また、図18に示す処理フローにおいて
は、オンライン画面等から計画情報606に更新があっ
た場合は、更新内容を判定するデータベース・トリガに
よって、ストアド・フローシジャである部品所要展開処
理705aが起動され、更新内容に従って部品所要情報
607の更新を行う。計画の明細情報(データ)が削除
された場合は当該製番の部品所要情報を削除し、追加ま
たは変更のあった場合には当該製番の部品所要情報を削
除・追加する。この追加処理の時に、あらかじめ表に展
開しておいた展開構成情報605を参照する。さらに、
部品所要情報の内容をデータベース・トリガが判定し、
引当品番情報610に引当品番が記録される。
【0099】ここに示す例では、計画変更から引当品番
情報の記録までを、リアルタイムに処理させている。ま
た、ストアド・プローシジャとして登録された引当明細
更新処理708aは、本実施形態ではデータ量やシステ
ム構成の条件から、サーバ側で自動的に10秒間隔で起
動するようにしているが、データ量が少ないかシステム
の性能面に余裕があれば、計画変更から引当品番情報の
記録までではなく、それにさらに続けた一連の処理とし
て完全にリアルタイム化してもよい。
【0100】なお、部品在庫更新処理、部品注残更新処
理は、それぞれ引当明細更新処理の入力データに対する
更新処理であり、時々刻々と発生する物流情報の更新に
よっても引当明細更新処理を自動的かつ瞬時に行い、引
当明細情報照会処理では常に最新情報を表示する。
【0101】以上の本実施形態によれば、「製番MRP
方式」での資材所要計画展開において、一般的なオープ
ン・システム系のデータベースを用いたリアルタイム生
産管理システムの構築が可能となる。この結果、短納期
での計画変更や設計変更が発生した場合にも、その結果
を即時にデータに反映して影響を見極めることが可能と
なり、また、時々刻々と発生する物流情報をデータベー
スにリアルタイムで反映することが可能で、より機動性
の高い生産活動を実現することができる。さらにまた、
小型のパーソナル・コンピュータやクライアント・サー
バ型システムとしても実現することが可能であり、設備
投資規模の小さい中小製造業にも廉価にてリアルタイム
生産管理システムを提供することができる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば生
産計画の変更、設計仕様の変更、物流情報等をリアルタ
イムに反映する汎用性のある生産管理システムを安価に
提供することができる。
【0103】消費者意識の変化や顧客ニーズの多様化
等、わが国製造業を取り巻く環境は激変しており、短納
期での計画変更や設計変更は、さらにその激しさを増す
ものと予想される。このような環境の中、基幹となる生
産管理システムは、より低コストに、より高速に、より
使い易く構築される必要があり、本発明によって「スピ
ード経営」を実践させるための情報インフラが整備され
ることに期待するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生産管理システムの一実施形態が配備
されたコンピュータネットワークを示す図である。
【図2】図1に示すコンピュータシステムのハードウェ
ア構成図である。
【図3】CDROMに記憶された生産管理プログラムを
構成する各手段を示す模式図である。
【図4】図1,図2に示すコンピュータシステム内に構
築される生産管理システムの全体を示す模式図である。
【図5】生産管理システムで取り扱うデータの概念図で
ある。
【図6】部品情報の一例を示す図である。
【図7】部品表情報の一例を示す図である。
【図8】適用情報の一例を示す図である。
【図9】構成品番情報の一例を示す図である。
【図10】展開構成情報の一例を示す図である。
【図11】計画情報の一例を示す図である。
【図12】部品所要情報の一例を示す図である。
【図13】部品在庫情報の一例を示す図である。
【図14】部品注残情報の一例を示す図である。
【図15】引当品番情報の一例を示す図である。
【図16】引当明細情報の一例を示す図である。
【図17】展開構成情報を作成する迄の処理をフローチ
ャートの形式で表わした図である。
【図18】展開構成情報を参照して引当明細情報を作成
する迄の処理をフローチャートの形式で表わした図であ
る。
【符号の説明】
100,200,300 コンピュータシステム 101,201,301 本体部 101a,201a,301a 表示画面 101b,201b,301b CDROM装填口 102,202,302 表示部 102a,202a,302a 表示画面 103,203,303 キーボード 104,204,304 マウス 111 中央演算処理装置(CPU) 112 RAM 113 ハードディスクコントローラ 114 フロッピィディスクドライバ 115 CDROMドライバ 116 マウスコントローラ 117 キーボードコントローラ 118 ディスプレイコントローラ 119 通信用ボード 120 ハードディスク 400 通信網 510 フロッピィディスク 520 CDROM 601 部品情報 602 部品表情報 603 適用情報 604 構成品番情報 605 展開構成情報 606 計画情報 607 部品所要情報 608 部品在庫情報 609 部品注残情報 610 引当品番情報 611 引当明細情報 700 生産管理プログラム 701 原構成情報更新手段 702 構成品番更新手段 702a 構成品番更新処理 703 展開構成更新手段 703a 展開構成更新処理 704 計画情報更新手段 705 部品所要展開手段 705a 部品所要展開処理 706 部品在庫注残情報更新手段 707 引当品番情報更新手段 707a 引当品番更新処理 708 引当情報更新手段 708a 引当情報更新処理
フロントページの続き Fターム(参考) 3C042 RH03 RH05 RJ07 RJ10 RJ11 RJ15 RJ20 RK17 RK29 5B049 BB07 CC21 CC27 CC31 DD01 DD05 EE05 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 5H269 AB27 BB16 EE11 KK01 KK03 QC01 QC03 QC06 QE26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の生産を管理する生産管理システム
    において、 品番単体の情報を表わす部品情報、品番の親子関係を表
    わす部品表情報、および製品に適用すべき品番の変更を
    表わす適用情報からなる原構成情報と、該原構成情報に
    基づいて更新される、各指令品番ごとの各品番の所要が
    展開されてなる展開構成情報とを有するデータベース
    と、 前記原構成情報を操作に応じて更新する原構成情報更新
    手段と、 更新後の原構成情報に基づいて前記展開構成情報を更新
    する展開構成更新手段とを備えたことを特徴とする生産
    管理システム。
  2. 【請求項2】 前記データベースはさらに、親品番ごと
    の、前記展開構成情報の更新の必要の有無を表わす構成
    品番情報を有するものであって、 前記原構成情報が更新されたことを受けて起動し、更新
    後の原構成情報に基づいて前記構成品番情報を更新する
    構成品番更新手段を備え、 前記展開構成更新手段は、前記展開構成情報を、前記構
    成品番情報を参照して更新するとともに、更新結果を該
    構成品番情報に反映させるものであることを特徴とする
    請求項1記載の生産管理システム。
  3. 【請求項3】 前記構成品番更新手段は、前記原構成情
    報中のいずれかの品番の情報の更新を受けて起動し、該
    更新により影響を受ける親品番を検索し、前記構成品番
    情報中の、該更新により影響を受ける親品番の情報を更
    新するものであることを特徴とする請求項2記載の生産
    管理システム。
  4. 【請求項4】 前記原構成情報更新手段は、前記構成品
    番情報を表示するとともに、前記展開構成更新手段を、
    操作に応じて起動するものであることを特徴とする請求
    項2記載の生産管理システム。
  5. 【請求項5】 前記データベースはさらに、各指令品番
    の生産計画を表わす計画情報と、各品番の所要を表わす
    部品所要情報とを有するものであって、 前記計画情報を、操作に応じて更新する計画情報更新手
    段と、 前記計画情報の更新を受けて起動し、前記展開構成情報
    を参照しながら前記計画情報を前記部品所要情報に展開
    する部品所要展開手段とを備えたことを特徴とする請求
    項2記載の生産管理システム。
  6. 【請求項6】 前記展開構成更新手段は、前記展開構成
    情報を更新した結果正常に更新された場合に、前記計画
    情報を参照して、該展開構成情報中の更新内容を前記部
    品所要情報に反映させるものであることを特徴とする請
    求項5記載の生産管理システム。
  7. 【請求項7】 前記データベースはさらに、各品番ごと
    の在庫状況を表わす部品在庫情報と、各品番ごとの注残
    情況を表わす部品注残情報と、各品番ごとの引当明細を
    表わす引当明細情報とを有するものであって、 前記部品在庫情報および前記部品注残情報を、操作に応
    じて更新する部品在庫注残情報更新手段と、 前記部品所要情報と、前記部品在庫情報と、前記部品注
    残情報とからなる原引当情報に基づいて、前記引当明細
    情報を更新する引当明細更新手段とを備えたことを特徴
    とする請求項5記載の生産管理システム。
  8. 【請求項8】 前記データベースはさらに、前記引当明
    細情報の更新の基因を表わす引当品番情報を有するもの
    であって、 前記原引当情報が更新されたことを受けて起動し、更新
    後の原引当情報に基づいて前記引当品番情報を更新する
    引当品番更新手段を備え、 前記引当明細更新手段が、前記引当明細情報を、前記引
    当品番情報を参照して更新するとともに、更新結果を該
    引当品番情報に反映させるものであることを特徴とする
    請求項7記載の生産管理システム。
  9. 【請求項9】 製品の生産を管理する生産管理プログラ
    ムが記憶されてなる生産管理プログラム記憶媒体におい
    て、 品番単体の情報を表わす部品情報、品番の親子関係を表
    わす部品表情報、および製品に適用すべき品番の変更を
    表わす適用情報からなる原構成情報を、操作に応じて更
    新する原構成情報更新手段と、 更新後の原構成情報に基づいて、各指令品番ごとの各品
    番の所要が展開されてなる展開構成情報を更新する展開
    構成更新手段とを有する生産管理プログラムが記憶され
    てなることを特徴とする生産管理プログラム記憶媒体。
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