JPH113216A - シナリオに基づくオブジェクト指向分析設計支援方法および支援装置 - Google Patents

シナリオに基づくオブジェクト指向分析設計支援方法および支援装置

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JPH113216A
JPH113216A JP9153809A JP15380997A JPH113216A JP H113216 A JPH113216 A JP H113216A JP 9153809 A JP9153809 A JP 9153809A JP 15380997 A JP15380997 A JP 15380997A JP H113216 A JPH113216 A JP H113216A
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scenario
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JP9153809A
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English (en)
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Tadahiro Uehara
忠弘 上原
Rieko Yamamoto
里枝子 山本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケーションの振る舞いを記述する仕様
書間の整合性の管理を自動化し、またアプリケーション
の振る舞いの記述を効率化すること。 【解決手段】 編集手段1によりアクティビティに順序
関係を設定して各種仕様書を作成し、作成した仕様書、
および、上記アクティビティの順序関係、階層関係およ
び/または代替関係等のシナリオ情報を第1、第2の格
納手段2,4に格納する。そして、上記シナリオ情報を
用い、オブジェクト間の協調を記述する仕様書のひな型
を自動生成し仕様書を作成する。また、シナリオ情報管
理手段3は作成された仕様書によって記述されたアプリ
ケーションの振る舞いがアクティビティを正しい順序で
実行するかをチェックし、さらに、仕様書のアクティビ
ティの内容およびそれらの関係に変更があったときに関
連する仕様書およびアクティビティに対して変更を示唆
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクト指向
システム開発において、分析設計でのドキュメントの開
発、保守を支援するオブジェクト指向分析設計支援方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オブジェクト指向分析設計支援装置とし
て、CASE(Computer Aided Software Environent)
が知られている。上記した従来のCASEでは、アプリ
ケーションの振る舞い、すなわちオブジェクト間の協調
関係を記述する機能は備えていたが、アクティビティの
順序、階層、代替関係等を管理しておらず、アプリケー
ションの振る舞いを記述した複数の仕様書間の整合性等
を管理することはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムにおい
ては、上記のようにアクティビティの順序、階層、代替
関係等を管理しておらず、例えば、シーケンス図上に記
述されたアクティビティの順序が、シナリオ、あるいは
アクティビティ図上に記述されたアクティビティの順序
と一致しているかを否かのチェックは、人手で行う必要
があった。また、従来のシステムにおいては、上記した
シーケンス図、あるいはコラボレーション図等の仕様書
を作成する際、既存の仕様書を編集することにより容易
に作成することができる場合であっても、個々の仕様書
を新たに作成する必要があり作業効率が悪かった。
【0004】さらに、従来のシステムにおいては、クラ
ス名とアクティビティの関係を管理していなかったの
で、アクティビティをクラス毎にまとめて表示すること
ができなかった。本発明は、上記した事情を考慮してな
されたものであって、その目的とするところは、これま
で、人間が行っていたアプリケーションの振る舞いを記
述する仕様書間の整合性の管理を自動化するとともに、
効率的にアプリケーションの振る舞いを記述できるよう
にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明において使
用されるオブジェクト指向分析設計支援装置の原理構成
図である。同図において、1はアプリケーションが行う
べきアクティビティを時系列で列挙したシナリオの記述
を支援する編集手段であり、編集手段1により、各種仕
様書を表示・編集する。2は各種仕様書を格納する第1
の格納手段、3はシナリオ情報管理手段であり、シナリ
オ情報管理手段3により、記述されたシナリオやアクテ
ィビティの構造やそれらの整合性を管理する。4はシナ
リオやアクティビティの構造やそれらの整合性に関する
シナリオ情報を格納する第2の格納手段、5はクラス情
報を格納する第3の格納手段である。
【0006】本発明においては、上記オブジェクト指向
分析設計支援装置を用いて、次のようにオブジェクト指
向分析設計を支援する。 (1)編集手段1によりアクティビティに順序関係を設
定して各種仕様書を作成し、作成した仕様書、および、
上記アクティビティの順序関係、階層関係および/また
は代替関係等のシナリオ情報を第1、第2の格納手段
2,4に格納する。そして、第1の格納手段2に格納さ
れた仕様書と、第2の格納手段4に格納されたシナリオ
情報を用い、シナリオ情報管理手段3と編集手段1によ
り各種仕様書を作成する。
【0007】(2)上記(1)において、第2の格納手
段4に格納されたシナリオ情報を用いて、オブジェクト
間の協調を記述する仕様書のひな型を自動生成し、自動
生成されたひな型を用いて、アクティビティをオブジェ
クトに割り当て仕様書を作成する。 (3)上記(1)(2)において、第2の格納手段4に
格納されたシナリオ情報を用いて、作成された仕様書に
よって記述されたアプリケーションの振る舞いがアクテ
ィビティを正しい順序で実行するかをチェックする。 (4)上記(1)(2)(3)において、仕様書に記述
されたアクティビティを細分化して表示し、さらにその
機能を再帰的に利用することにより、段階的に細分化さ
れた仕様書を作成する。
【0008】(5)上記(1)(2)(3)(4)にお
いて、仕様書のアクティビティの内容およびそれらの関
係に変更があったときに関連する仕様書およびアクティ
ビティに対して変更を示唆することにより、関連する仕
様書およびアクティビティ間の整合性を確保する。 (6)上記(1)(2)(3)(4)(5)において、
クラス情報を格納する第3の格納手段と、オブジェクト
に割り当てられたアクティビティとクラスとの対応付け
をする機能を利用して、作成した仕様書中のアクティビ
ティをクラス毎にまとめて表示する。
【0009】本発明の請求項1〜9の発明は、図1に示
すオブジェクト指向分析設計支援装置を用いて、上記
(1)〜(7)のようにしてオブジェクト指向分析設計
を支援しているので、アクティビティの順序関係、階層
関係、代替関係を管理することができ、アプリケーショ
ンの振る舞いが定義したシナリオに沿っているかをチェ
ックすることができる。また、アクティビティの内容お
よび関係を変更したとき、関連ある仕様書およびアクテ
ィビティに変更の必要があることを示唆することができ
るので、仕様書間の整合性の管理を行うことができる。
このため、記述したアクティビティを行うことに責任を
持つオブジェクトを定義することができる。また、雛形
を表示し、該雛形を用いて各種仕様書を記述することが
できるので、アプリケーションの振る舞いの記述の効率
化を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施例のオブジェ
クト指向分析設計支援装置のシステムの構成を示す図で
ある。同図において、11は編集装置(以下エディタと
いう)であり、エディタ11は後述するシナリオを編集
するシナリオエディタ11aと、アクティビティ図を編
集するアクティビティ図エディタ11bと、シーケンス
図を編集するシーケンス図エディタ11cとコラボーレ
ーション図を編集するコラボーレーション図エディタ1
1dを備えており、上記エディタ11により作成・編集
された仕様書はシナリオ仕様書格納手段12に格納され
る。13はシナリオ管理装置であり、シナリオ管理装置
13は、シナリオ管理機構13aと、新たなアクティビ
ティを生成するアクティビティ生成機構13bと、アク
ティビティ情報管理機構13cと、アクティビティ代替
関係管理機構13dと、アクティビティ階層関係管理機
構13eと、アクティビティ順序関係管理機構13f
と、チェック機構13gを備えている。
【0011】シナリオ管理機構13aはシナリオ仕様書
格納手段12に格納された仕様書からアクティビティの
順序関係、階層関係、代替関係を取り込んで上記アクテ
ィビティ代替関係管理機構13d、アクティビティ階層
関係管理機構13e、アクティビティ順序関係管理機構
13fに渡し、これらの情報はそれぞれ上記各管理機構
13d,13e,13fにより管理される。また、シナ
リオ管理機構13aは、シナリオ仕様書格納手段12に
格納された仕様書からアクティビティ情報を取り込み、
取り込んだアクティビティ情報をアクティビティ情報管
理機構13cに渡す。これらの情報はアクティビティ情
報管理機構13cにより管理される。
【0012】さらに、シナリオ管理機構13aは仕様書
の雛形を作成する機能を備えており、新たな仕様書を作
成する際、アクティビティの階層レベルが入力される
と、上記アクティビティ階層関係管理機構13eから入
力された階層レベルのアクティビティを得て、シーケン
ス図やコラボーレーション図等に、それぞれのアクティ
ビティに対応した雛形を表示する。チェック機構13g
は、作成・編集される仕様書のアクティビティの順序関
係、仕様書間の整合性をチェックし、作成された仕様書
のアクティビティの順序関係が適切でない場合あるいは
仕様書間の整合性が確保されないとき、開発者にその旨
を示唆し修正等を促す。14はクラス名、メソッド、属
性を格納するクラス情報格納手段、15はシナリオやア
クティビティの構造やそれらの整合性に関するシナリオ
情報を格納するシナリオ情報格納手段である。前記した
アクティビティ情報管理機構13cは、アクティビティ
をクラス毎にまとめて表示する際、上記格納手段14、
15に格納された情報を利用して、各アクティビティと
クラス名を対応付ける。
【0013】以下、本実施例のオブジェクト指向分析設
計支援装置を使用したシナリオ開発について説明する。
なお、本実施例では、シナリオの開発はUML(Unifie
d Modeling Language )で規定される表記法を用いて行
う。まず、前記したエディタ11を用い、図3に示すよ
うにシナリオを箇条書きで記述する。また、上記シナリ
オを図4に示すようにアクティビティ図で記述し、順序
関係を設定する。上記のようにして記述されたアクティ
ビティ図はシナリオ仕様書格納手段12に格納され、ア
クティビティの順序関係等がシナリオ管理装置13に取
り込まれ、アクティビティの順序関係は前記したように
アクティビティ順序関係管理機構13fにより管理され
る。
【0014】次いで、上記シナリオの階層関係を設定す
る。図5は図3に示したシナリオの「口座に入金する」
の下位階層のシナリオの一例を示す図であり、同図に示
すように、開発者は前記エディタ11を用い、「口座に
入金する」の下位階層のシナリオを記述する。上記のよ
うに詳細レベルのアクティビティが記述されたシナリオ
は、シナリオ仕様書格納手段12に格納され、その階層
関係等がシナリオ管理装置13に取り込まれ、前記した
ようにアクティビティ階層関係管理機構13e等により
管理される。
【0015】また、上記階層関係を図6に示すようにシ
ーケンス図上で設定する。その際、前記したように雛形
を生成し、生成された雛形を用いて所望のシーケンス図
を作成することができる。上記雛形の生成は図7のフロ
ーチャートに示すように行われる。まず、作成しようと
するアクティビティの階層レベルを入力する(図7のス
テップS1)。シナリオ管理機構13aはアクティビテ
ィ階層関係管理機構13eから入力された階層レベルの
アクティビティを得て(ステップS2)、シーケンス図
やコラボーレーション図に、それぞれのアクティビティ
に対応した雛形を表示する(ステップS3)。
【0016】例えば、シーケンス図を作成する際、階層
レベルを入力すると、表示画面上に図6(a)に示すよ
うなシーケンス図の雛形が表示され、シーケンス図の雛
形中にはシナリオ管理機構13により管理されている既
入力のアクティビティ等が表示される。開発者は上記雛
形に例えば、「コントローラ」、「口座」、「経理」等
のクラス名等を記述することによりシーケンス図を作成
する。さらに、例えばアクティビティ〔1〕の下位階層
のアクティビティを記述する場合には、上記アクティビ
ティ〔1〕を指定して、システムに対して詳細レベルの
アクティビティを記述する旨の指示を行う。これに応じ
て、図6(b)に示すようにアクティビティ〔1〕の詳
細レベルのアクティビティを記述するための空欄等(す
でに詳細レベルのアクティビティが入力されている場合
は既入力の詳細レベルのアクティビティ)が表示され
る。開発者は表示された空欄に必要に応じて下位階層の
アクティビティを記述する。これにより、詳細レベルの
シーケンス図を記述することができる。
【0017】上記のように詳細レベルのアクティビティ
が記述されたシーケンス図は、前記したようにシナリオ
仕様書格納手段12に格納され、その階層関係等がシナ
リオ管理装置13に取り込まれ、アクティビティ階層関
係管理機構13e等により管理される。また、アクティ
ビティの代替関係を設定する場合には、例えば図8に示
すように、シナリオ入力画面上で代替するアクティビテ
ィを設定する。上記のようにして代替関係が設定された
シナリオはシナリオ仕様書格納手段12に格納され、ア
クティビティの代替関係等がシナリオ管理装置13に取
り込まれ、前記したようにアクティビティ代替関係管理
機構13d等により管理される。
【0018】本実施例のシナリオ管理装置13は、以上
のように記述した仕様書のアクティビティの順序関係、
階層関係、代替関係を管理したり雛形の生成を行う機能
に加え、アクティビティの順序関係をチェックしたり、
仕様書間の整合性を確保するための機能を備えている。
図9はシーケンス図上でアクティビティを割り当てたと
き、アクティビティが正しい順番で実行されるかをチェ
ックする場合を説明する図である。まず前記したように
図9(a)に示すシーケンス図の雛形を生成し、生成さ
れた雛型を編集して同図(b)に示すシーケンス図を記
述する。記述されたシーケンス図は、シナリオ仕様書格
納手段12に格納され、アクティビティの順序関係がシ
ナリオ管理装置13に取り込まれる。シナリオ管理機構
13のチェック機構13gは上記アクティビティの順序
関係をチェックし、順序関係が正しくない場合には開発
者にその旨を警告する。
【0019】上記チェックは例えば図10のフローチャ
ートに示すように行われる。まず、シーケンス図やコラ
ボーレーション図から、最初に実行されるアクティビテ
ィを検出し、A(作業領域)に代入する(図10のステ
ップS1)。ついで、次に実行されるアクティビティが
あるかを調べ(ステップS2)、ない場合にはチェック
完了を出力し(ステップS3)、処理を終了する。ま
た、次に実行されるアクティビティがある場合には、シ
ーケンス図やコラボーレーション図から、次に実行され
るアクティビティを検出し、B(作業領域)に代入する
(ステップS4)。次いで、上記AとBの順序関係をア
クティビティ順序関係管理機構13fの情報を用いて比
較する(ステップS5)。そして、Aの方が先でなけれ
ば、順序が間違っていると警告し(ステップS6,S
7)、処理を終了する。また、Aの方が先であれば、A
をBに代入してステップS2に戻り、上記処理を繰り返
す。
【0020】図11はコラボーレーション図上における
アクティビティの順序関係のチェックを行う場合を示す
図である。まず前記したように図11(a)に示すコラ
ボーレーション図の雛形を生成し、生成された雛型を編
集して同図(b)に示すように、「コントローラ」を追
加し、クラス名を記述するとともにアクティビティの順
番1,2,3を付してコラボーレーション図を作成す
る。作成されたコラボーレーション図は、シナリオ仕様
書格納手段12に格納され、アクティビティの順序関係
がシナリオ管理装置13に取り込まれる。シナリオ管理
機構13のチェック機構13gは上記したようにアクテ
ィビティの順序関係をチェックし、順序関係が正しくな
い場合には開発者にその旨を警告する。
【0021】図12は仕様書間の整合性を確保するため
の機能を説明する図であり、同図は、任意の詳細レベル
の仕様書を記述したとき、関連するシーケンス図上で変
更を示唆する場合を示している。例えば、同図(a)に
示すように、アクティビティ〔1〕〔2〕からなるシナ
リオについてアクティビティ〔1〕の詳細レベルのアク
ティビティ〔1.1〕〔1.2〕を記述し、詳細レベル
で記述したシナリオをシナリオ仕様書格納手段12に保
存する。記述した詳細レベルのアクティビティはシナリ
オ管理装置13に取り込まれる。シナリオ管理機構13
のチェック機構13gは、上記シナリオに関連する仕様
書を調べ、例えば、関連するシーケンス図がある場合に
は同図(b)に示すように、関連するシーケンス図を表
示し、追加された詳細レベルのアクティビティを記述す
るための空欄(同図の丸印部分)を表示して、開発者に
注意を喚起する。これにより、開発者は関連した仕様書
を直ちに知ることができ、関連した仕様書を修正するこ
とができるので、仕様書間の整合性を確保することがで
きる。
【0022】本実施例のシナリオ管理装置13は、上記
した機能に加え、アクティビティをそれぞれクラス毎に
まとめて表示する機能を備えている。アクティビティを
クラス毎にまとめて表示するための開発者がその旨をシ
ステムに指示すると、アクティビティ情報管理機構13
cは、シナリオ情報格納手段15に格納されたアクティ
ビティとクラス名の対応関係、および、クラス情報格納
手段14に格納されたクラスに関する情報とを利用し
て、アクティビティをクラス毎にまとめる。これによ
り、例えば図13に示すような表が表示され、開発者は
各アクティビティとクラス名の対応を容易に知ることが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、アプリケーションが行うべきアクティビティを時系
列で列挙したシナリオの記述を支援する編集手段と、各
種仕様書を格納する第1の格納手段と、記述されたシナ
リオやアクティビティの構造やそれらの整合性を管理す
るシナリオ情報管理手段と、シナリオやアクティビティ
の構造やそれらの整合性に関するシナリオ情報を格納す
る第2の格納手段とクラス情報を格納する第3の格納手
段を備えたオブジェクト指向分析設計支援装置を用いて
各種仕様書を記述するので、以下の効果を得ることがで
きる。
【0024】(1)アクティビティの順序関係、階層関
係、代替関係を管理することができ、アプリケーション
の振る舞いが定義したシナリオに沿っているかをチェッ
クすることができる。また、複数の仕様書間の整合性を
保つことができる。さらに、雛形を表示し、該雛形を用
いて各種仕様書を記述することができる。このため、ア
プリケーションの振る舞いの記述の効率化を図ることが
できる。 (2)アプリケーションの振る舞いについて様々な詳細
度のシナリオを表示することができ、開発者の理解を助
けることができる。 (3)各種ドキュメントの保守の効率化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオブジェクト指向分析設計支援装置の
原理構成図である。
【図2】本発明のオブジェクト指向分析設計支援装置の
実施例を示す図である。
【図3】箇条書きしたシナリオの一例を示す図である。
【図4】シナリオを記述したアクティビティ図の一例を
示す図である。
【図5】階層関係を設定したシナリオの一例を示す図で
ある。
【図6】シーケンス図上における階層関係の設定を示す
図である。
【図7】雛形の生成処理を示すフローチャートである。
【図8】代替関係を設定したシナリオの一例を示す図で
ある。
【図9】シーケンス図上における順序関係チェックを説
明する図である。
【図10】アクティビティの順序関係チェック処理のフ
ローチャートである。
【図11】コラボーレーション図上における順序関係チ
ェックを説明する図である。
【図12】仕様書間の整合性を確保するための機能を説
明する図である。
【図13】アクティビティをクラス毎にまとめて表示し
た場合の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 編集手段 2 第1の格納手段 3 シナリオ情報管理手段 4 第2の格納手段 5 第3の格納手段 11 は編集装置(エディタ) 11a シナリオエディタ 11b アクティビティ図エディタ 11c シーケンス図エディタ 11d コラボーレーション図エディタ 12 シナリオ仕様書格納手段 13 シナリオ管理装置 13a シナリオ管理機構 13b アクティビティ生成機構 13c アクティビティ情報管理機構 13d アクティビティ代替関係管理機構 13e アクティビティ階層関係管理機構 13f アクティビティ順序関係管理機構 13g チェック機構 14 クラス情報格納手段 15 シナリオ情報格納手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションが行うべきアクティビ
    ティを時系列で列挙したシナリオの記述を支援するため
    に各種仕様書を表示・編集する編集手段と、各種仕様書
    を格納する第1の格納手段と、記述されたシナリオやア
    クティビティの構造やそれらの整合性を管理するシナリ
    オ情報管理手段と、シナリオやアクティビティの構造や
    それらの整合性に関するシナリオ情報を格納する第2の
    格納手段とから構成されるオブジェクト指向分析設計支
    援装置を用いてオブジェクト指向によるシステム分析設
    計でのドキュメントの開発、保守を支援する方法であっ
    て、 上記編集手段によりアクティビティに順序関係を設定し
    て各種仕様書を作成し、作成した仕様書、および、上記
    アクティビティの順序関係、階層関係および/または代
    替関係等のシナリオ情報を上記第1、第2の格納手段に
    格納し、 上記第1の格納手段に格納された仕様書と、第2の格納
    手段に格納されたシナリオ情報とを用いて、上記編集手
    段およびシナリオ情報管理手段により各種仕様書を作成
    することを特徴とするシナリオに基づくオブジェクト指
    向分析設計支援方法。
  2. 【請求項2】 上記オブジェクト指向分析設計支援装置
    は、オブジェクト間の協調を記述する仕様書のひな型を
    自動生成する機能を備えており、 上記自動生成されたひな型を用いて、アクティビティを
    オブジェクトに割り当て仕様書を作成することを特徴と
    する請求項1のシナリオに基づくオブジェクト指向分析
    設計支援方法。
  3. 【請求項3】 上記オブジェクト指向分析設計支援装置
    は、作成された仕様書によって記述されたアプリケーシ
    ョンの振る舞いがアクティビティを正しい順序で実行す
    るかをチェックする機能を備えており、 上記機能を利用して、仕様書のアクティビティの順序を
    チェックすることを特徴とする請求項1または請求項2
    のシナリオに基づくオブジェクト指向分析設計支援方
    法。
  4. 【請求項4】 上記オブジェクト指向分析設計支援装置
    を用いてアクティビティを細分化し、さらにその機能を
    再帰的に利用して段階的に細分化された仕様書を作成す
    ることを特徴とする請求項1,2または請求項3のシナ
    リオに基づくオブジェクト指向分析設計支援方法。
  5. 【請求項5】 上記オブジェクト指向分析設計支援装置
    は、仕様書のアクティビティの内容およびそれらの関係
    に変更があったとき、関連する仕様書およびアクティビ
    ティに対して変更を示唆する機能を備えており、 上記機能を利用して関連する仕様書およびアクティビテ
    ィ間の整合性を確保することを特徴とする請求項1,
    2,3または請求項4のシナリオに基づくオブジェクト
    指向分析設計支援方法。
  6. 【請求項6】 上記オブジェクト指向分析設計支援装置
    は、クラス情報を格納する第3の格納手段と、オブジェ
    クトに割り当てられたアクティビティとクラスとの対応
    付けをする機能を備えており、 上記機能を利用して、作成した仕様書中のアクティビテ
    ィをクラス毎にまとめて表示することを特徴とする請求
    項1,2,3,4または請求項5のシナリオに基づくオ
    ブジェクト指向分析設計支援方法。
  7. 【請求項7】 アプリケーションが行うべきアクティビ
    ティを時系列で列挙したシナリオの記述を支援するため
    に、各種仕様書を表示・編集する編集手段と、 各種仕様書を格納する第1の格納手段と、 記述されたシナリオやアクティビティの構造やそれらの
    整合性を管理するシナリオ情報管理手段と、 シナリオやアクティビティの構造やそれらの整合性に関
    するシナリオ情報を格納する第2の格納手段と、 クラス情報を格納する第3の格納手段とを備えたオブジ
    ェクト指向分析設計支援装置であって、 上記シナリオ情報管理手段は、オブジェクト間の協調を
    記述する仕様書のひな型を自動生成する手段と、複数の
    仕様書間の整合性および/またはアクティビティの順序
    をチェックするチェック手段と、細分化したアクティビ
    ティを生成する手段と、仕様書中のアクティビティをク
    ラス毎にまとめて表示する手段とを備えていることを特
    徴とするオブジェクト指向分析設計支援装置。
  8. 【請求項8】 上記チェック手段は、アクティビティが
    正しい順序で実行されるかをチェックする機能と、アク
    ティビティの内容およびそれらの間の関係に変更があっ
    たとき、関連する仕様書およびアクティビティに対して
    変更があったことを示唆する機能を備えていることを特
    徴とする請求項7のオブジェクト指向分析設計支援装
    置。
  9. 【請求項9】 上記編集手段は、任意の詳細レベルのシ
    ナリオを仕様書として上記第1の格納手段に格納する機
    能を備えていることを特徴とする請求項7または請求項
    8のオブジェクト指向分析設計支援装置。
JP9153809A 1997-06-11 1997-06-11 シナリオに基づくオブジェクト指向分析設計支援方法および支援装置 Pending JPH113216A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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