JP2001075529A - 表示装置およびその輝度制御方法 - Google Patents

表示装置およびその輝度制御方法

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JP2001075529A
JP2001075529A JP25263399A JP25263399A JP2001075529A JP 2001075529 A JP2001075529 A JP 2001075529A JP 25263399 A JP25263399 A JP 25263399A JP 25263399 A JP25263399 A JP 25263399A JP 2001075529 A JP2001075529 A JP 2001075529A
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Application number
JP25263399A
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English (en)
Inventor
Toshio Wakahara
敏夫 若原
Yoshinobu Nakano
良信 中野
Yoshihisa Fujimoto
善久 藤本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝度を低下させても視覚的に大きな変化がな
い画像を表示する場合に、装置の消耗を抑制することが
できるとともに、消費電力を低減することができる表示
装置およびその輝度制御方法を提供する。 【解決手段】 ピーク輝度検出器5により検出されたピ
ーク輝度値および平均輝度検出器6により検出された平
均輝度値から制御部4により表示画像がその輝度を低下
させても視覚的に大きな変化がない低変化画像であるか
否かを判別し、低変化画像であると判別された場合、輝
度調整器3により映像信号VSの輝度を減少させてPD
P1上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部から入力され
る映像信号に応じた画像を表示する表示装置およびその
輝度制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、薄型の表示装置として、プラズマ
ディスプレイパネル装置が開発されている。このプラズ
マディスプレイパネル装置は、ガス放電発光を利用して
画像表示を行うものであり、大画面化、薄型化等が達成
可能であるという特質を有しており、CRT装置に代わ
る表示装置として期待されている。
【0003】このプラズマディスプレイパネル装置で
は、複数の放電セルをガス放電発光させて表示を行うた
め、高輝度の画像を表示する場合、消費電力が高くなる
という問題があった。この消費電力を低減するため、種
々の輝度制御方法が提案されており、例えば、特開平1
0−187084号公報では、プラズマディスプレイパ
ネルの消費電力を測定し、この測定値に応じてプラズマ
ディスプレイパネルに表示する表示画像の輝度を制御す
るプラズマディスプレイパネル装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のプラズマディスプレイパネル装置では、単に消費
電力に応じて表示画像の輝度を制御しているため、輝度
を下げても視覚的に大きな変化がない表示画像(以下、
低変化画像という)、例えば、静止画等の画像が長時間
維持される場合にも、一定の電力を消費するとともに、
プラズマディスプレイパネルの消耗を招いていた。
【0005】本発明の目的は、輝度を低下させても視覚
的に大きな変化がない画像を表示する場合に、装置の消
耗を抑制することができるとともに、消費電力を低減す
ることができる表示装置およびその輝度制御方法を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)第1の発明 第1の発明に係る表示装置は、外部から入力される映像
信号に応じた画像を表示する表示手段と、表示手段に表
示される表示画像のピーク輝度値および平均輝度値を検
出する輝度検出手段と、輝度検出手段により検出された
ピーク輝度値および平均輝度値から、表示画像がその輝
度を低下させても視覚的に大きな変化がない低変化画像
であるか否かを判別する画像判別手段と、画像判別手段
により低変化画像であると判別された場合、視覚的に違
和感のない範囲で表示手段に表示する表示画像の輝度を
減少させる輝度減少手段とを備えるものである。
【0007】本発明に係る表示装置は、表示画像のピー
ク輝度値および平均輝度値を検出し、検出したピーク輝
度値および平均輝度値から表示画像がその輝度を低下さ
せても視覚的に大きな変化がない低変化画像であるか否
かを判別し、低変化画像であると判別された場合に、視
覚的に違和感のない範囲で表示画像の輝度を減少させて
いる。したがって、視覚的に違和感がないように輝度を
減少させて低変化画像を表示することができるので、低
変化画像を表示する場合に、装置の消耗を抑制すること
ができるとともに、不要な電力を消費することがなく、
消費電力を低減することが可能となる。
【0008】(2)第2の発明 第2の発明に係る表示装置は、第1の発明に係る表示装
置の構成において、画像判別手段は、ピーク輝度値と予
め定められた最小ピーク輝度値とを比較するピーク輝度
比較手段と、平均輝度値と予め定められた最大平均輝度
値とを比較する平均輝度比較手段と、ピーク輝度値の所
定の基準時間内の変化量と予め定められたピーク輝度許
容変化量とを比較するピーク輝度変化比較手段と、平均
輝度値の所定の基準時間内の変化量と予め定められた平
均輝度許容変化量とを比較する平均輝度変化比較手段
と、ピーク輝度比較手段によりピーク輝度値が最小ピー
ク輝度値より大きいと判断され、平均輝度比較手段によ
り平均輝度値が最大平均輝度値以下であると判断され、
ピーク輝度変化比較手段によりピーク輝度値の変化がピ
ーク輝度許容変化量以内であると判断され、かつ、平均
輝度変化比較手段により平均輝度値の変化が平均輝度許
容変化量以内であると判断された場合、表示画像が低変
化画像であると判定する判定手段とを含み、画像判別手
段は、ピーク輝度値および平均輝度値から、表示画像が
その輝度を低下させても視覚的に大きな変化がなくかつ
輝度に大きな変化がない場合に低変化画像であると判別
し、画像判別手段により低変化画像であると判別された
場合、低変化画像の表示時間を計測する計測手段をさら
に備え、輝度減少手段は、計測手段により計測された低
変化画像の表示時間が所定時間を経過した場合、視覚的
に違和感のない範囲で表示手段に表示する表示画像の輝
度を減少させるものである。
【0009】この場合、ピーク輝度値が最小ピーク輝度
値より大きく、平均輝度値が最大平均輝度値以下であ
り、ピーク輝度値の変化がピーク輝度許容変化量以内で
あり、かつ、平均輝度値の変化が平均輝度許容変化量以
内である場合に、表示画像が低変化画像であると判定す
ることができるので、ピーク輝度値が大きく、平均輝度
値が小さく、さらに、ピーク輝度値および平均輝度値の
変化量が小さい場合、すなわち、表示画面上の明るい部
分と暗い部分との差が大きく、輝度を全体的に下げても
視覚的に大きな変化がない場合に低変化画像であると判
定することができる。したがって、検出されたピーク輝
度値および平均輝度値から表示画像がその輝度を低下さ
せても視覚的に大きな変化がなくかつ輝度に大きな変化
がない場合に低変化画像であると判別することができ
る。また、低変化画像であると判別された画像が所定時
間継続して表示された場合に、視覚的に違和感のない範
囲で表示画像の輝度を減少させているので、静止画等の
低変化画像を正確に検出して表示画像の輝度を減少させ
ることができ、視聴者により違和感のない画像を提供す
ることができる。
【0010】(3)第3の発明 第3の発明に係る表示装置の輝度制御方法は、外部から
入力される映像信号に応じた画像を表示する表示手段に
表示される表示画像のピーク輝度値および平均輝度値を
検出するステップと、検出ステップにより検出されたピ
ーク輝度値および平均輝度値から、表示画像がその輝度
を低下させても視覚的に大きな変化がない低変化画像で
あるか否かを判別するステップと、判別ステップにより
低変化画像であると判別された場合、視覚的に違和感の
ない範囲で表示手段に表示する表示画像の輝度を減少さ
せるステップとを含むものである。
【0011】本発明に係る表示装置の輝度制御方法は、
表示画像のピーク輝度値および平均輝度値を検出し、検
出したピーク輝度値および平均輝度値から表示画像がそ
の輝度を低下させても視覚的に大きな変化がない低変化
画像であるか否かを判別し、低変化画像であると判別さ
れた場合に、視覚的に違和感のない範囲で表示画像の輝
度を減少させている。したがって、視覚的に違和感がな
いように輝度を減少させて低変化画像を表示することが
できるので、低変化画像を表示する場合に、装置の消耗
を抑制することができるとともに、不要な電力を消費す
ることがなく、消費電力を低減することが可能となる。
【0012】(4)第4の発明 第4の発明に係る表示装置の輝度制御方法は、第3の発
明に係る表示装置の輝度制御方法の構成において、判別
ステップは、ピーク輝度値と予め定められた最小ピーク
輝度値と比較するステップと、平均輝度値と予め定めら
れた最大平均輝度値とを比較するステップと、ピーク輝
度値の所定の基準時間内の変化量と予め定められたピー
ク輝度許容変化量とを比較するステップと、平均輝度値
の所定の基準時間内の変化量と予め定められた平均輝度
許容変化量とを比較するステップと、最小ピーク輝度値
との比較ステップによりピーク輝度値が最小ピーク輝度
値より大きいと判断され、最大平均輝度値との比較ステ
ップにより平均輝度値が最大平均輝度値以下であると判
断され、ピーク輝度許容変化量との比較ステップにより
ピーク輝度値の変化がピーク輝度許容変化量以内である
と判断され、かつ、平均輝度許容変化量との比較ステッ
プにより平均輝度値の変化が平均輝度許容変化量以内で
あると判断された場合、表示画像が低変化画像であると
判定するステップとを含み、判別ステップは、ピーク輝
度値および平均輝度値から表示画像がその輝度を低下さ
せても視覚的に大きな変化がなくかつ輝度に大きな変化
がない場合に低変化画像であると判別し、判別ステップ
により低変化画像であると判別された場合、低変化画像
の表示時間を計測するステップをさらに含み、減少ステ
ップは、計測ステップにより計測された低変化画像の表
示時間が所定時間を経過した場合、視覚的に違和感のな
い範囲で表示手段に表示する表示画像の輝度を減少させ
るものである。
【0013】この場合、ピーク輝度値が最小ピーク輝度
値より大きく、平均輝度値が最大平均輝度値以下であ
り、ピーク輝度値の変化がピーク輝度許容変化量以内で
あり、かつ、平均輝度値の変化が平均輝度許容変化量以
内である場合に、表示画像が低変化画像であると判定す
ることができるので、ピーク輝度値が大きく、平均輝度
値が小さく、さらに、ピーク輝度値および平均輝度値の
変化量が小さい場合、すなわち、表示画面上の明るい部
分と暗い部分との差が大きく、輝度を全体的に下げても
視覚的に大きな変化がない場合に低変化画像であると判
定することができる。したがって、検出されたピーク輝
度値および平均輝度値から表示画像がその輝度を低下さ
せても視覚的に大きな変化がなくかつ輝度に大きな変化
がない場合に低変化画像であると判別することができ
る。また、低変化画像であると判別された画像が所定時
間継続して表示された場合に、視覚的に違和感のない範
囲で表示画像の輝度を減少させているので、静止画等の
低変化画像を正確に検出して表示画像の輝度を減少させ
ることができ、視聴者により違和感のない画像を提供す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る表示装置の一例としてプラズマディスプレイパネル装
置について説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施の形態によるプラ
ズマディスプレイパネル装置の構成を示すブロック図で
ある。なお、本発明は、AC型、DC型等の種々のプラ
ズマディスプレイパネル装置に適用することができ、ま
た、輝度のレベルを制御することが可能な表示装置であ
れば、他の表示装置にも同様に適用することができる。
【0016】図1に示すプラズマディスプレイパネル装
置は、PDP(プラズマディスプレイパネル)1、駆動
回路2、輝度調整器3、制御部4、ピーク輝度検出器
5、平均輝度検出器6および入力輝度検出器7を備え
る。制御部4は、輝度制御部41、時間計測部42およ
び輝度比較部43を含む。
【0017】PDP1は、AC型PDPの場合、複数の
アドレス電極、複数のスキャン電極および複数のサステ
イン電極を含む。複数のアドレス電極は画面の垂直方向
に配列され、複数のスキャン電極および複数のサステイ
ン電極は画面の水平方向に配列される。また、複数のサ
ステイン電極は共通に接続されている。アドレス電極、
スキャン電極およびサステイン電極の各交点は、放電セ
ルが形成され、各放電セルが画面上の画素を構成する。
【0018】輝度調整器3は、外部から入力される映像
信号VSを受け、映像信号に応じた駆動制御信号を駆動
回路2へ出力する。駆動回路2は、AC型PDPの場
合、データドライバ、スキャンドライバ、サステインド
ライバから構成され、入力される駆動制御信号に応じて
アドレス電極、スキャン電極およびサステイン電極を駆
動し、映像信号に応じた放電セルをガス放電発光させ、
映像信号に応じた画像がPDP1に表示される。
【0019】ピーク輝度検出器5は、PDP1に表示さ
れている表示画像のピーク輝度値を検出し、検出したピ
ーク輝度値を制御部4へ出力する。平均輝度検出器6
は、PDP1により表示される表示画像の平均輝度値を
検出し、検出した平均輝度値を制御部4へ出力する。入
力輝度検出器7は、外部から入力される映像信号VSを
入力され、映像信号VSの輝度値を検出し、検出した入
力輝度値を制御部4へ出力する。なお、本実施の形態で
は、ピーク輝度値、平均輝度値および入力輝度値は、映
像信号の1フィールドのピーク輝度値、平均輝度値およ
び入力輝度値を用いるものとするが、この例に特に限定
されず、他の期間のピーク輝度値、平均輝度値および入
力輝度値を用いてもよい。また、本実施の形態では、入
力輝度値としてピーク輝度値を用いているが、平均輝度
値等の他の輝度値を用いてもよい。
【0020】制御部4は、マイクロコンピュータ等から
構成され、以下に説明するフローチャートを実行するた
めのプログラムをROM(リードオンメモリ)、RAM
(ランダムアクセスメモリ)等の記憶媒体に予め記憶さ
せ、必要に応じてこのプログラムを読み出すことによ
り、以下に説明する輝度制御部41、時間計測部42お
よび輝度比較部43として機能する。なお、制御部4
は、マイクロコンピュータを用いずに、各機能を実行す
るハードウェアで構成してもよい。
【0021】輝度比較部43は、ピーク輝度検出器5か
ら検出されるピーク輝度値と予め定められた最小ピーク
輝度値とを比較し、平均輝度検出器6から出力される平
均輝度値と予め定められた最大平均輝度値とを比較し、
ピーク輝度値の所定の基準時間内の変化量と予め定めら
れたピーク輝度許容変化量とを比較し、さらに、平均輝
度値の所定の基準時間内の変化量と予め定められた平均
輝度許容変化量とを比較し、各比較結果を輝度制御部4
1へ出力する。
【0022】本実施の形態では、最小ピーク輝度値は3
40cd/m2 であり、最大平均輝度値は80cd/m
2 であり、ピーク輝度値および平均輝度値の変化量は1
秒間の変化量であり、ピーク輝度許容変化量は1秒前の
ピーク輝度値の±1/100であり、平均輝度許容変化
量は1秒前の平均輝度値の±1/100である。
【0023】輝度制御部41は、ピーク輝度値が最小ピ
ーク輝度値より大きく、平均輝度値が最大平均輝度値以
下であり、ピーク輝度値の変化がピーク輝度許容変化量
以内であり、かつ、平均輝度値の変化が平均輝度許容変
化量以内である場合に、PDP1に現在表示されている
表示画像がその輝度を低下させても視覚的に大きな変化
がなくかつ輝度に大きな変化がない低変化画像であると
判断し、現在表示されている表示画像が低変化画像であ
ることを時間計測部42へ通知する。
【0024】なお、上記の低変化画像であるか否かの判
別は、処理を簡略化するため、上記の4つの比較結果を
基に判断するのではなく、ピーク輝度値が最小ピーク輝
度値以上であり、かつ、平均輝度値が最大平均輝度値以
下である場合に低変化画像であると判断してもよい。
【0025】時間計測部42は、輝度制御部43により
PDP1に表示されている表示画像が低変化画像である
と判断された場合、この低変化画像の継続表示期間を計
測する。時間計測部42は、低変化画像の継続表示時間
が所定時間以上となった場合、これを輝度制御部41に
通知する。本実施の形態では、時間計測部42は、低変
化画像の継続表示時間が90秒以上となった場合に、こ
れを輝度制御部41に通知する。なお、この継続表示時
間は、この例に特に限定されず、この時間よりさらに長
くしてもよい。
【0026】輝度制御部41は、時間計測部42により
低変化画像が所定時間継続して表示されていることが検
出された場合、PDP1に表示される表示画像の輝度を
減少させるため、輝度増幅値を段階的に減少させて輝度
調整器3へ出力する。本実施の形態では、低変化画像が
所定時間継続した場合の輝度減少値として8cd/(m
2 ・sec)を用いている。また、輝度制御部41は、
輝度比較部43によりPDP1に表示されている表示画
像のピーク輝度が上記の最小ピーク輝度値に達したこと
が検出された場合、輝度増幅値をその値に保持して輝度
調整器3へ出力する。
【0027】また、輝度比較部43は、入力輝度検出器
7から入力される入力輝度値と所定の基準時間前の入力
輝度値とを比較し、比較結果を輝度制御部41へ出力す
る。本実施の形態では、基準時間は1秒であり、現在の
入力輝度値と1秒前の入力輝度値とが比較される。輝度
制御部41は、入力輝度検出器7により検出された入力
輝度が低下していることが輝度比較部43により検出さ
れた場合、輝度増幅値を所定の割合で段階的に増加しな
がら輝度調整器3へ出力する。
【0028】輝度調整器3は、輝度制御部41から出力
される輝度増幅値に応じて外部から入力される映像信号
VSの輝度を増幅し、増幅した輝度に応じた駆動制御信
号を駆動回路2へ出力する。
【0029】本実施の形態では、PDP1が表示手段に
相当し、ピーク輝度検出器5および平均輝度検出器6が
輝度検出手段に相当し、輝度制御部41および輝度比較
部43が画像判別手段に相当し、輝度調整器3が輝度減
少手段に相当する。また、時間計測部42が計測手段に
相当し、輝度比較部43がピーク輝度比較手段、平均輝
度比較手段、ピーク輝度変化比較手段および平均輝度変
化比較手段に相当し、輝度制御部41が判定手段に相当
する。
【0030】次に、上記のように構成されたプラズマデ
ィスプレイパネル装置の輝度制御動作について説明す
る。図2は、図1に示すプラズマディスプレイパネル装
置の輝度制御動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0031】まず、ステップS0において、初期値設定
処理が実行される。初期値設定処理では、制御部4内で
種々の変数が初期値に設定される。
【0032】次に、ステップS1において、画像判別処
理が実行される。画像判別処理では、ピーク輝度検出器
5により検出されたピーク輝度値および平均輝度検出器
6により検出された平均輝度値が制御部4へ入力され、
入力されたピーク輝度値および平均輝度値が輝度比較部
43により最小ピーク輝度値および最大平均輝度値と比
較され、さらに、ピーク輝度値および平均輝度値の所定
の基準時間内の変化量がピーク輝度許容変化量および平
均輝度許容変化量とそれぞれ比較され、これらの比較結
果を基にPDP1で現在表示されている表示画像が輝度
を低下させても視覚的に大きな変化がなくかつ輝度に大
きな変化がない低変化画像であるか否かが判別される。
【0033】図3は、平均輝度レベルおよびピーク輝度
レベルが異なる4つの表示画像の例を示す図である。表
示画像Aは、平均輝度レベルが高くかつピーク輝度レベ
ルが低い表示画像である。表示画像Bは、平均輝度レベ
ルが高くかつピーク輝度レベルが高い表示画像である。
表示画像Cは、平均輝度レベルが低くかつピーク輝度レ
ベルが低い表示画像である。表示画像Dは、平均輝度レ
ベルが低くかつピーク輝度レベルが高い表示画像であ
る。上記の画像判別処理では、これらの画像のうち表示
画像Dのように平均輝度レベルが低くかつピーク輝度レ
ベルが高い表示画像を、輝度を下げても表示画面上にお
いて視覚的に大きな変化がない低変化画像と見なし、こ
の表示画像を検出している。
【0034】再び、図2を参照して、ステップS1にお
いて、現在表示されている表示画像が低変化画像である
と判断された場合、ステップS2へ移行し、時間計測処
理が実行される。時間計測処理では、時間計測部42に
より低変化画像の継続表示時間が計測される。ステップ
S2において、低変化画像の継続表示時間が90秒以上
となった場合、ステップS3へ移行し、輝度減少処理が
実行される。輝度減少処理では、輝度制御部41から出
力される輝度増幅値が段階的に減少され、この輝度増幅
値に応じて輝度調整器3により映像信号VSの輝度が減
少され、減少された輝度に応じた表示画像がPDP1に
表示される。輝度減少処理が終了した後、ステップS1
へ移行し、以降の処理が繰り返される。
【0035】図4は、上記の輝度減少処理による表示画
像の変化を示す図である。図4に示すように、表示画像
P1が表示されている場合、ステップS1でこの表示画
像が低変化画像であると判断されて所定時間経過した後
に、ステップS3により表示画像P1の輝度が段階的に
減少され、表示画像P2、表示画像P3のように平均輝
度レベルが高いレベルから低いレベルへ段階的に減少さ
れる。このような表示画像の変化は、視聴者にとって視
覚的に違和感のない変化であり、表示画像の品質を低下
させることがない。
【0036】一方、ステップS1において、現在表示さ
れている表示画像が低変化画像ではないと判断された場
合、ステップS4へ移行し、入力輝度判別処理が実行さ
れる。入力輝度判別処理では、輝度制御部41により映
像信号VSの輝度が減少しているか否かが判別され、減
少していない場合はステップS1へ移行し、以降の処理
が繰り返される。一方、映像信号VSの輝度が減少して
いることが検出された場合、ステップS5へ移行し、輝
度増加処理が実行される。輝度増加処理では、輝度制御
部41により輝度増幅値が段階的に増幅され、この輝度
増幅値に応じて輝度調整器3により映像信号VSの輝度
が増幅され、PDP1に表示される表示画像の輝度が増
加していく。輝度増加処理が終了した後、ステップS1
へ移行し、以降の処理が繰り返される。
【0037】上記の処理により、ピーク輝度値および平
均輝度値から表示画像が低変化画像であるか否かが判別
され、低変化画像であると判別された場合に低変化画像
の表示時間が計測され、所定の継続表示時間を経過した
場合、視覚的に違和感のない範囲で段階的に輝度が下げ
られる。また、輝度を減少した後、映像が変化して輝度
を下げても視覚的に大きな変化がない範囲から外れ、入
力輝度が減少している場合に、輝度を増加することがで
きる。
【0038】次に、図2に示す輝度制御方法についてさ
らに詳細に説明する。図5は、図2に示す制御方法を具
体的に記述したフローチャートの一例を示す図である。
なお、以下に示すフローチャートは、プログラムとし
て、制御部4となるマイクイロコンピュータ内のROM
等に予め記憶され、必要に応じて読み出すことにより実
行されるものである。
【0039】図5に示すステップS01は、図2に示す
ステップS0の初期値設定処理に相当するステップであ
り、ステップS11〜S15は、ステップS1の画像判
別処理に相当するステップであり、ステップS21,S
22は、ステップS2の時間計測処理に相当するステッ
プであり、ステップS31,S32はステップS3の輝
度減少処理に相当するステップであり、ステップS4
1,S42は、ステップS4の入力輝度判別処理に相当
するステップであり、ステップS51〜S54はステッ
プS5の輝度増加処理に相当するステップである。
【0040】まず、ステップS1において輝度増幅値L
oが標準輝度増幅値Lcに設定され、低変化画像の継続
表示時間Tに0が格納されリセットされる。ここで、標
準輝度増幅値Lcは、例えば、映像信号の輝度の増幅度
を1倍とする値である。
【0041】次に、ステップS11において、ピーク輝
度検出器5により検出されたピーク輝度値Lpと最小ピ
ーク輝度値Lminとが比較され、ピーク輝度値Lpが
最小ピーク輝度値Lminより大きい場合、ステップS
12へ移行し、その他の場合、ステップS41へ移行す
る。
【0042】ステップS11において、ピーク輝度値L
pが最小ピーク輝度値Lminより大きいと判断された
場合、次に、ステップS12において、平均輝度検出器
6により検出された平均輝度値Laと最大平均輝度値L
maxとが比較され、平均輝度値Laが最大平均輝度値
Lmax以下の場合、ステップS13へ移行し、その他
の場合、ステップS41へ移行する。
【0043】ステップS12において、平均輝度値La
が最大平均輝度値Lmax以下であると判断された場
合、ステップS13において、ピーク輝度値の変化量が
ピーク輝度許容変化量±ΔLp以下すなわち現在のピー
ク輝度値Lpと前回のピーク輝度値Lp’との差の絶対
値|Lp−Lp’|がΔLp以下であるか否かが判断さ
れ、ピーク輝度値の変化量がピーク輝度許容変化量±Δ
Lp以下である場合、ステップS14へ移行し、その他
の場合、ステップS41へ移行する。
【0044】ステップS13において、ピーク輝度値の
変化量がピーク輝度許容変化量±ΔLp以下であると判
断された場合、ステップS14において、平均輝度値の
変化量が平均輝度許容変化量±ΔLa以下すなわち現在
の平均輝度値Laと前回の平均輝度値La’との差の絶
対値|La−La’|がΔLa以下であるか否かが判断
され、平均輝度値の変化量が平均輝度許容変化量±ΔL
a以下である場合、ステップS15へ移行し、その他の
場合、ステップS41へ移行する。
【0045】上記のステップS11〜S14における判
断処理により、ピーク輝度値Lpが最小ピーク輝度値L
mimより大きく、平均輝度値Laが最大平均輝度値L
max以下であり、ピーク輝度値の変化がピーク輝度許
容変化量±ΔLp以内であり、かつ、平均輝度値の変化
が平均輝度許容変化量±ΔLa以内である場合に、現在
表示されている表示画像が低変化画像であると判断する
ことができる。
【0046】現在表示されている画像が低変化画像であ
ると判断された場合、ステップS15において、Lpの
値がLp’へ格納され、Laの値がLa’へ格納され、
ステップS21へ移行する。したがって、現在のピーク
輝度値および平均輝度値が次回の判断処理において前回
のピーク輝度値および平均輝度値として上記の処理に用
いられる。
【0047】上記の処理により、低変化画像の場合、時
間計測処理であるステップS21以降の処理へ移行する
ことができ、その他の場合、入力輝度判別処理であるス
テップS41以降の処理へ移行することができる。
【0048】次に、ステップS21において、継続表示
時間Tが標準継続表示時間Ta以上であるか否かが判断
される。ここで、標準継続表示時間Taは、上記のよう
に90秒に設定されている。
【0049】低変化画像の継続表示時間Tが標準継続表
示時間Taに達していない場合、ステップS22におい
て、継続表示時間Tに経過時間αが加算され、その値が
継続表示時間Tに格納される。ここで、経過時間αは、
例えば、図5に示すフローチャートが1秒間に一巡する
場合、αとして1を用いることにより低変化画像の継続
表示時間を計測することができる。
【0050】次に、ステップS32において、輝度増幅
値Loが輝度制御部41から輝度調整器3へ出力され、
ステップS11へ戻る。ここで、輝度増幅値Loは、ス
テップS31を経由しておらず、ステップS01で設定
された標準輝度増幅値Lcが出力されることになる。
【0051】一方、継続表示時間Tが標準継続表示時間
Ta以上になった場合、ステップS31において、輝度
増幅値Loから輝度減少値Ldが減算され、その値が輝
度増幅値Loに格納される。ここで、輝度減少値Ldの
値は、最終的にPDP1上に表示される表示画像の輝度
が8cd/(m2 sec)の割り合いで減少する値に
設定されている。
【0052】次に、ステップS32において、減算され
た輝度増幅値Loが輝度制御部41から輝度調整器3へ
出力され、ステップS11へ戻る。
【0053】また、ステップS11〜S14において、
低変化画像でないと判断された場合、ステップS41に
おいて、継続表示時間Tに0が格納されリセットされ
る。
【0054】次に、ステップS42において、入力輝度
検出器7により検出された入力ピーク輝度値Liが前回
の入力ピーク輝度値Li’より小さいか否かが判断さ
れ、現在の入力ピーク輝度値Liが前回の入力ピーク輝
度値Li’より小さい場合すなわち映像信号VSの輝度
が減少している場合、ステップS51へ移行し、その他
の場合、ステップS32へ移行する。
【0055】ステップS42において、映像信号VSの
輝度が減少していないと判断された場合、ステップS3
2において、輝度増幅値Loが輝度制御部41から輝度
調整器3へ出力される。したがって、表示画像の輝度が
減少されピーク輝度値が最小ピーク輝度値に達し、か
つ、映像信号VSの輝度が減少していない場合、輝度増
幅値Loの値が保持される。
【0056】一方、ステップS42において、入力ピー
ク輝度値が減少していると判断された場合、ステップS
51において、LiがLi’に格納され、現在の入力ピ
ーク輝度値Liが次回の処理において前回の入力ピーク
輝度値として用いられる。
【0057】次に、ステップS52において、増幅輝度
値Loが標準輝度増幅値Lcより小さいか否かが判断さ
れ、輝度増幅値Loが標準輝度増幅値Lcより小さい場
合、ステップS53へ移行し、その他の場合、ステップ
S32へ移行する。
【0058】輝度増幅値Loが標準輝度増幅値Lcより
小さい場合すなわちステップS31による輝度減少処理
が行われている場合、ステップS53において、輝度増
幅値Loに輝度増加値Luが加算され、輝度増幅値Lo
に格納され、輝度増幅値Loが増加される。
【0059】次に、ステップS54において、増加され
た輝度増幅値Loが輝度制御部41から輝度調整器3へ
出力され、PDP1の表示画像の輝度が増加される。ス
テップS54が終了した後、ステップS52へ戻り以降
の処理が継続され、輝度増幅値Loが標準輝度増幅値L
cに達するまで輝度増加処理が継続される。
【0060】次に、図5に示すフローチャートにより輝
度を制御した場合の入力ピーク輝度値、ピーク輝度値お
よび輝度増幅値の変化の状態について説明する。図6
は、図5に示すフローチャートにより輝度を制御した場
合の入力ピーク輝度値、ピーク輝度値および輝度増幅値
の変化の一例を示す図である。
【0061】図6の(a)は、入力ピーク輝度値Liす
なわち映像信号VSの輝度のピーク輝度値を示し、
(b)は、図5に示す輝度制御方法によりPDP1上で
表示される表示画像のピーク輝度値Lpを示し、(c)
は、輝度制御部41から出力される輝度増幅値Loを示
している。また、図6では、説明を容易にするため、平
均輝度値に対する条件は満たしているものとして、ピー
ク輝度値のみに注目して説明を行う。
【0062】まず、図6の(a)に示すように、期間A
において、入力ピーク輝度値Liが最小ピーク輝度値L
minより大きく、かつ、その変化がピーク輝度許容変
化量±ΔLp以内である場合、PDP1に表示される表
示画像のピーク輝度値Lpも同様の波形となり、低変化
画像であると判断される。
【0063】低変化画像の状態が標準継続表示期間Ta
だけ維持された場合、期間Bにおいて、輝度減少処理が
行われ、輝度増幅値Loが標準輝度増幅値Lcから減少
される。このとき、入力ピーク輝度値Liは一定である
ため、ピーク輝度値Lpが輝度増幅値Loに応じて8c
d/(m2 sec)の割合で減少していく。
【0064】次に、ピーク輝度値Lpが最小ピーク輝度
値Lminまで減少すると、期間Cにおいて、輝度減少
処理が停止され、このときの輝度増幅値Loの値が保持
される。このとき、入力ピーク輝度値Liは一定である
ため、ピーク輝度値Lpは、最小ピーク輝度値Lmin
のまま保持される。
【0065】次に、期間Dにおいて、入力ピーク輝度値
Liが減少し始めると、輝度増加処理が行われ、輝度増
幅値Loが減少時の変化の割合よりも大きな割合で増加
される。このとき、入力ピーク輝度値Liの減少は、輝
度増幅値Loの増加により相殺され、ピーク輝度値Lp
は最小ピーク輝度値Lminのまま一定に保持されてい
る。
【0066】次に、輝度増幅値Loが増加されて標準輝
度増幅値Lcに達した場合、期間Eにおいて、輝度増加
処理が停止され、輝度増幅値Loが標準輝度増幅値Lc
に保持される。このとき、入力ピーク輝度値Liはさら
に減少しており、これに応じてピーク輝度値Lpも減少
し、以降、入力ピーク輝度値Liに応じてピーク輝度値
Lpも変化する。
【0067】上記のように、最大ピーク輝度値として3
40cd/m2 、最大平均輝度値として80cd/
2 、ピーク輝度許容変化量として1秒前のピーク輝度
値Lpの±1/100、平均輝度許容変化量として1秒
前の平均輝度値Laの±1/100、PDP1上の輝度
減少値として8cd/(m2 ・sec)に設定した場
合、平均輝度値の条件を満たし、ピーク輝度値が450
cd/m2 である映像信号に対して、上記の輝度制御を
行った場合、消費電力は380Wから340Wへ低減さ
れ、約15%削減することができた。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、表示画像がその輝度を
低下させても視覚的に大きな変化がない低変化画像の場
合に、視覚的に違和感のない範囲で表示画像の輝度を減
少させているので、輝度を低下させても視覚的に大きな
変化がない画像を表示する場合に、装置の消耗を抑制す
ることができるとともに、消費電力を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるプラズマディスプ
レイパネル装置の構成を示すブロック図
【図2】図1に示すプラズマディスプレイ装置の輝度制
御動作を説明するためのフローチャート
【図3】平均輝度レベルおよびピーク輝度レベルの異な
る4つの表示画像の例を示す図
【図4】図2に示す輝度減少処理による表示画像の変化
を示す図
【図5】図2に示す輝度制御方法の具体的なフローチャ
ートの一例を示す図
【図6】図5に示す輝度制御方法による入力ピーク輝度
値、ピーク輝度値および輝度増幅値の変化の一例を示す
【符号の説明】
1 PDP 2 駆動回路 3 輝度調整器 4 制御部 5 ピーク輝度検出器 6 平均輝度検出器 7 入力輝度検出器 41 輝度制御部 42 時間計測部 43 輝度比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 善久 大阪府茨木市松下町1番1号 株式会社松 下エーヴィシー・テクノロジー内 Fターム(参考) 5C080 AA05 BB05 DD26 DD29 EE19 EE28 JJ02 JJ04 JJ05 JJ07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力される映像信号に応じた画
    像を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示される表示画像のピーク輝度値およ
    び平均輝度値を検出する輝度検出手段と、 前記輝度検出手段により検出されたピーク輝度値および
    平均輝度値から、表示画像がその輝度を低下させても視
    覚的に大きな変化がない低変化画像であるか否かを判別
    する画像判別手段と、 前記画像判別手段により低変化画像であると判別された
    場合、視覚的に違和感のない範囲で前記表示手段に表示
    する表示画像の輝度を減少させる輝度減少手段とを備え
    ることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記画像判別手段は、 前記ピーク輝度値と予め定められた最小ピーク輝度値と
    を比較するピーク輝度比較手段と、 前記平均輝度値と予め定められた最大平均輝度値とを比
    較する平均輝度比較手段と、 前記ピーク輝度値の所定の基準時間内の変化量と予め定
    められたピーク輝度許容変化量とを比較するピーク輝度
    変化比較手段と、 前記平均輝度値の所定の基準時間内の変化量と予め定め
    られた平均輝度許容変化量とを比較する平均輝度変化比
    較手段と、 前記ピーク輝度比較手段によりピーク輝度値が最小ピー
    ク輝度値より大きいと判断され、前記平均輝度比較手段
    により平均輝度値が最大平均輝度値以下であると判断さ
    れ、前記ピーク輝度変化比較手段によりピーク輝度値の
    変化がピーク輝度許容変化量以内であると判断され、か
    つ、前記平均輝度変化比較手段により平均輝度値の変化
    が平均輝度許容変化量以内であると判断された場合、表
    示画像が低変化画像であると判定する判定手段とを含
    み、 前記画像判別手段は、前記ピーク輝度値および平均輝度
    値から、表示画像がその輝度を低下させても視覚的に大
    きな変化がなくかつ輝度に大きな変化がない場合に低変
    化画像であると判別し、 前記画像判別手段により低変化画像であると判別された
    場合、低変化画像の表示時間を計測する計測手段をさら
    に備え、 前記輝度減少手段は、前記計測手段により計測された低
    変化画像の表示時間が所定時間を経過した場合、視覚的
    に違和感のない範囲で前記表示手段に表示する表示画像
    の輝度を減少させることを特徴とする請求項1記載の表
    示装置。
  3. 【請求項3】 外部から入力される映像信号に応じた画
    像を表示する表示手段に表示される表示画像のピーク輝
    度値および平均輝度値を検出するステップと、 前記検出ステップにより検出されたピーク輝度値および
    平均輝度値から、表示画像がその輝度を低下させても視
    覚的に大きな変化がない低変化画像であるか否かを判別
    するステップと、 前記判別ステップにより低変化画像であると判別された
    場合、視覚的に違和感のない範囲で前記表示手段に表示
    する表示画像の輝度を減少させるステップとを含む表示
    装置の輝度制御方法。
  4. 【請求項4】 前記判別ステップは、 前記ピーク輝度値と予め定められた最小ピーク輝度値と
    比較するステップと、 前記平均輝度値と予め定められた最大平均輝度値とを比
    較するステップと、 前記ピーク輝度値の所定の基準時間内の変化量と予め定
    められたピーク輝度許容変化量とを比較するステップ
    と、 前記平均輝度値の所定の基準時間内の変化量と予め定め
    られた平均輝度許容変化量とを比較するステップと、 前記最小ピーク輝度値との比較ステップによりピーク輝
    度値が最小ピーク輝度値より大きいと判断され、前記最
    大平均輝度値との比較ステップにより平均輝度値が最大
    平均輝度値以下であると判断され、前記ピーク輝度許容
    変化量との比較ステップによりピーク輝度値の変化がピ
    ーク輝度許容変化量以内であると判断され、かつ、前記
    平均輝度許容変化量との比較ステップにより平均輝度値
    の変化が平均輝度許容変化量以内であると判断された場
    合、表示画像が低変化画像であると判定するステップと
    を含み、 前記判別ステップは、前記ピーク輝度値および平均輝度
    値から表示画像がその輝度を低下させても視覚的に大き
    な変化がなくかつ輝度に大きな変化がない場合に低変化
    画像であると判別し、 前記判別ステップにより低変化画像であると判別された
    場合、低変化画像の表示時間を計測するステップをさら
    に含み、 前記減少ステップは、前記計測ステップにより計測され
    た低変化画像の表示時間が所定時間を経過した場合、視
    覚的に違和感のない範囲で前記表示手段に表示する表示
    画像の輝度を減少させることを特徴とする請求項3記載
    の表示装置の輝度制御方法。
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