JP2001075423A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP2001075423A
JP2001075423A JP25370599A JP25370599A JP2001075423A JP 2001075423 A JP2001075423 A JP 2001075423A JP 25370599 A JP25370599 A JP 25370599A JP 25370599 A JP25370599 A JP 25370599A JP 2001075423 A JP2001075423 A JP 2001075423A
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JP
Japan
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conductive film
contact
flange
ground plate
cylindrical
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Pending
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JP25370599A
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English (en)
Inventor
Masahito Suzuki
雅人 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単構成で、加工が容易であって
コストを抑え、摩耗や変形に対応でき、更に摺動音が小
さい構造を有する電子写真感光体を提供すること目的と
する。 【解決手段】 回転軸(84)に接する導電性フィルム
(11)と、導電性フィルム(11)に接続すると共に
円筒状導電性基体(81)の裏面に接するアース板(8
5)とを、フランジ(82)にそれぞれ設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体に関
し、特に円筒状導電性基体の表面に感光層を形成した電
子写真感光体の基体と回転軸との導通手段に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電子写真感光体の表面に静電潜像
を形成するために感光層表面に均一に帯電した後、露光
を行い、露光された表面電荷を逃がすために円筒状導通
性感光体の基体と、感光体を回転させるための回転軸と
の間を導通させている。その導通手段の一つとして、従
来より回転軸に接触する導電性ブラシが使用されてい
る。この従来の構造を図8に示す。同図の(a)は各部
品の構造を示し、同図の(b)は装着後の構造を示す断
面図である。同図の(a)において、図9に示すよう
な、ステンレス、カーボンなどを材料とし、直径5〜1
5μm好ましくは7〜12μmの太さに加工したものを
多数束ねた毛88をアルミニウム板87で挟んで構成し
た導電性ブラシ86と、ステンレスで作られて圧接力を
持つアース板85とを、図10に示すように絶縁性のフ
ランジ82のリブの一部に設けられたピン83に挿入さ
せ、アース板85と導電性ブラシ86とが電気的に接触
させた状態で、円筒状感光体ドラムの素管81内部に嵌
入させる。図8の(b)に示すように、フランジ82を
素管に嵌入させると素管の内壁にはアース板85の端部
が接触する。また、フランジ82に設けられた軸孔に
は、特殊鋼例えばニッケルクロム鋼やクロムモリブデン
鋼によって作られた金属製の回転軸84が挿入される。
すると、導電性ブラシ86の毛88は挿入された回転軸
84の軸表面に接触する。また、アース板85はアルミ
ニウム等の金属で作られた円筒状感光体ドラムの基体の
内壁に圧接されている。このような構造によって、円筒
状感光体ドラムがアース板85、そして導電性ブラシ8
6を介して回転軸84に導通することとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例で用いた導電性ブラシは回転軸との摺動音が小さ
く、かつ摩耗(削れ)に対しても対応できるが、構成が
複雑で、加工工程も複雑となり、コスト的に鑑み好まし
くなかった。また、アース板が本来導電を取るための部
材であるが、感光体内壁の金属との圧接のために異音が
生じ、更に摩耗や変形によってドラム素管と回転軸が接
触しなくなる等の問題があった。
【0004】本発明はこれらの問題点を解決するための
ものであり、簡単構成で、加工が容易であってコストを
抑え、摩耗や変形に対応でき、更に摺動音が小さい構造
を有する電子写真感光体を提供すること目的とする。ま
た、必要最低限の部材を使い、構成の簡略化を図ると共
に、素管や回転軸との接触面積を増やし、導通を確実に
安定させる電子写真感光体を提供すること目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、表面に感光層を形成した円筒状導電性基体の内部
に絶縁性のフランジが圧入嵌合され、フランジの中心を
通して金属製の回転軸を設けた、本発明に係る電子写真
感光体によれば、フランジに、回転軸に接する導電性フ
ィルムと、導電性フィルムに接続すると共に円筒状導電
性基体の裏面に接するアース板とをそれぞれ設けたこと
に特徴がある。また、フランジに、円筒状導電性基体の
裏面及び前記回転軸に接する1つの導電性フィルムを設
けてもよい。よって、簡単構成で、加工が容易であって
コストを抑え、摩耗や変形に対応でき、更に摺動音が小
さくなる。
【0006】また、導電性フィルムの接触部の形状をす
だれ状とすることにより、素管や回転軸との接触面積を
増やし、導通を確実に安定させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】フランジに、回転軸に接する導電
性フィルムと、導電性フィルムに接続すると共に円筒状
導電性基体の裏面に接するアース板とをそれぞれ設け
た。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る電子写真感光
体に適用される導電性フィルムを示す図である。同図に
示す導電性フィルム11は、従来例と同様にアース板を
併用する時の構成であり、導電性フィルム11の下部は
回転軸の軸表面に接触する長さを有し、また絶縁性のフ
ランジのピンが通るための孔が設けられている。このよ
うな導電性フィルムによれば、構造が簡単で、加工(製
造)が容易であり、コストが安い。
【0009】図2は図1の導電性フィルムを用いた場合
の本実施例における電子写真感光体の構成を示す断面図
である。同図において、図8と同じ参照符号は同じ構成
要素を示すものとする。同図の(a)は各部品の構造を
示し、同図の(b)は装着後の構造を示す断面図であ
る。同図の(a)において、図1に示す導電性フィルム
11と、ステンレスで作られて圧接力を持つアース板8
5とを、樹脂等の絶縁性のフランジ82のリブの一部に
設けられたピン83に挿入させ、導電性フィルム11と
アース板85とが電気的に接触させた状態で、円筒状感
光体ドラムの素管81内部に嵌入させる。図2の(b)
に示すように、フランジ82を素管に嵌入させると素管
の内壁にはアース板85の端部が接触する。また、フラ
ンジ82に設けられた軸孔には、特殊鋼例えばニッケル
クロム鋼やクロムモリブデン鋼によって作られた金属製
の回転軸84が挿入される。すると、導電性フィルム1
1の下端部は挿入された回転軸84の軸表面に接触す
る。また、アース板85は円筒状感光体ドラムの基体の
内壁に圧接されている。このような構造によって、円筒
状感光体ドラムがアース板85、そして導電性フィルム
11を介して回転軸84に導通することとなる。
【0010】上記実施例はアース板85を用いた例であ
るが、アース板85を用いない例を以下に説明すると、
図3に示すような導電性フィルム11の上部は円筒状感
光体ドラムの基体の内壁に接触する長さを有し、また導
電性フィルム11の下部は回転軸の軸表面に接触する長
さを有している。
【0011】図4は図3の導電性フィルムを用いた場合
の本実施例における電子写真感光体の構成を示す断面図
である。同図において、図8と同じ参照符号は同じ構成
要素を示すものとする。同図の(a)は各部品の構造を
示し、同図の(b)は装着後の構造を示す断面図であ
る。同図の(a)において、図3に示す導電性フィルム
11を、フランジ82のリブの一部に設けられたピン8
3に挿入させ、更に導電性フィルム11がピン83から
外れないように、一般規格品の止め具であるリング12
が嵌入される。そして、フランジ82を円筒状感光体ド
ラムの素管81内部に嵌入させる。図4の(b)に示す
ように、フランジ82を円筒状感光体ドラムの素管81
に嵌入させると、素管81の内壁には導電性フィルム1
1の上端部が接触する。また、フランジ82に設けられ
た軸孔には、特殊鋼例えばニッケルクロム鋼やクロムモ
リブデン鋼によって作られた金属製の回転軸84が挿入
される。すると、導電性フィルム11の下端部は挿入さ
れた回転軸84の軸表面に接触する。このような構造に
よって、円筒状感光体ドラムが導電性フィルム11を介
して回転軸84に導通することとなる。このような構造
によれば、図2のようなアース板85と導電性フィルム
11の2つ部材が1つで代替できるので、素管81との
導通が金属−金属でなくなり、もって異音がなく、摩耗
(削れ)や変形による接触不良がなくなる。更に、構造
が更に簡単で、加工が容易で、コストも更に安い。
【0012】なお、図1及び図3の導電性フィルム11
は両面共導電性で表裏面が導通加工されているとものす
る。現在、導電フィルムとして一般的な物は、フィルム
材質中に、導電材料を刺込んだ物やフィルム表面に金属
を蒸着させた物の2種類があるが、感光体ドラムとして
は、Alから作成された素管と回転軸との間の抵抗値と
して、1kΩ以下を安定して得られる必要があるため、
後者のフィルム表面に金属を蒸着させたタイプが望まし
い。ちなみに、このタイプの中で2つ程、サンプルとし
て、東レ社製の「ハイビーム」(商標登録):1〜3
kΩ/cm、東メタ社製の「メタルミー」(商標登
録):5〜6kΩ/cmを用いたが、その中ではポリエ
ステルフィルムにAl蒸着したタイプである東メタ社
製の「メタルミー」(商標登録)が望ましかった。
【0013】ここで、表裏面が導通で、表裏面間の導通
を特に取らなくとも良いという点で、バルク導電性のも
のが良いが、抵抗が比較的高いという弱点がある。ま
た、金属蒸着型のものは、表面のみが導電性であり、両
面に蒸着する必要があること、裁断で(打抜き)で成形
しているため、表裏面間の導電性が得られておらず、表
裏間の導通加工を施す必要があるという弱点がある。更
に後述の工夫をすれば、表面導電性タイプでも片面導電
性フィルムでも使用できる。
【0014】図5、図6及び図7は本実施例に用いる導
電性フィルムの別の構造を示す図である。図5の(a)
に示す両面導電性フィルム又は図5の(b)に示す片面
導電性フィルムは、上端及び下端に、すだれ状のスリッ
トを設けたものである。このようにスリットを設けたこ
とにより、素管の内面及び回転軸との接触面積が増加し
て安定した導通が維持できる。また、図5の(b)に示
す片面導電性フィルムは、回転軸及び素管の両者に接し
た際の接する面が導電加工を施された面となるように折
り曲げられている。よって、廉価な材料である片面導電
性フィルムを用いて、高価な両面導電性フィルムと同様
に使用できることから、装置全体から鑑みコストを抑え
ることができる。また、図6の(a)に示すような片面
導電性フィルムのように折って図6の(b)のように用
いることにより打抜品の強度を向上させることができ、
可撓性の腰を強め、導通を確実にすることができる。更
に、図7の(a)に示す導電性フィルムのように展開形
状を四角にすることにより材料フィルムからの1度の抜
き加工で作成できるので加工効率が向上する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、表面に感光層を形
成した円筒状導電性基体の内部にフランジが圧入嵌合さ
れ、フランジの中心を通して金属製の回転軸を設けた、
本発明に係る電子写真感光体によれば、フランジに、回
転軸に接する導電性フィルムと、導電性フィルムに接続
すると共に円筒状導電性基体の裏面に接するアース板と
をそれぞれ設けたことに特徴がある。また、フランジ
に、円筒状導電性基体の裏面及び前記回転軸に接する1
つの導電性フィルムを設けてもよい。よって、簡単構成
で、加工が容易であってコストを抑え、摩耗や変形に対
応でき、更に摺動音が小さくなる。
【0016】また、導電性フィルムの接触部の形状をす
だれ状とすることにより、素管や回転軸との接触面積を
増やし、導通を確実に安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子写真感光体に適用
される導電性フィルムを示す図である。
【図2】図1の導電性フィルムを用いた場合の本実施例
における電子写真感光体の構成を示す断面図である。
【図3】本実施例に係る電子写真感光体に適用される別
の導電性フィルムを示す図である。
【図4】図3の導電性フィルムを用いた場合の本実施例
における電子写真感光体の構成を示す断面図である。
【図5】本実施例に用いる導電性フィルムの別の構造を
示す図である。
【図6】本実施例に用いる導電性フィルムの別の構造を
示す図である。
【図7】本実施例に用いる導電性フィルムの別の構造を
示す図である。
【図8】従来例における電子写真感光体の構成を示す断
面図である。
【図9】従来例における導電性ブラシの構造を示す斜視
図である。
【図10】図8のフランジを示す側面図である。
【符号の説明】
11:導電性フィルム、12:リング、81:素管、8
2:フランジ、83:ピン、84:回転軸、85:アー
ス板、86:導電性ブラシ、87:アルミニウム板、8
8:毛。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に感光層を形成した円筒状導電性基
    体の内部に絶縁性のフランジが圧入嵌合され、該フラン
    ジの中心を通して金属製の回転軸を設けた電子写真感光
    体において、 前記フランジに、前記回転軸に接する導電性フィルム
    と、該導電性フィルムに接続すると共に前記円筒状導電
    性基体の裏面に接するアース板とをそれぞれ設けたこと
    を特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 表面に感光層を形成した円筒状導電性基
    体の内部に絶縁性のフランジが圧入嵌合され、該フラン
    ジの中心を通して金属製の回転軸を設けた電子写真感光
    体において、 前記フランジに、前記円筒状導電性基体の裏面及び前記
    回転軸に接する導電性フィルムを設けたことを特徴とす
    る電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記導電性フィルムの接触部の形状をす
    だれ状とする請求項1又は2に記載の電子写真感光体。
JP25370599A 1999-09-08 1999-09-08 電子写真感光体 Pending JP2001075423A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537142A (ja) * 2005-04-21 2008-09-11 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 移動中のウェブの繊維配向を測定する方法および装置
US8712277B2 (en) 2011-02-17 2014-04-29 Ricoh Company, Limited Rotating-body electrification mechanism, image carrier unit, process cartridge, image forming apparatus, and method for electrifying image carrier unit
JP2016070997A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 富士ゼロックス株式会社 電子写真感光体ユニット、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ

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