JP2001073659A - 建築用シャッターの巻取り装置 - Google Patents

建築用シャッターの巻取り装置

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JP2001073659A
JP2001073659A JP25045799A JP25045799A JP2001073659A JP 2001073659 A JP2001073659 A JP 2001073659A JP 25045799 A JP25045799 A JP 25045799A JP 25045799 A JP25045799 A JP 25045799A JP 2001073659 A JP2001073659 A JP 2001073659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッターカーテンを巻取る巻取り装置を、
低コストでかつ高品質なものにする。 【解決手段】 巻取り装置3は、樹脂製のホイール6、
7、9、10の外周部を軸回り(周回り)方向に隣接す
る一対の鋼性のステー11、12で連結すると共に、ス
テー11、12の軸方向複数箇所において、一対の補強
板16を用いて軸回り方向に連結して筒状部が形成され
る構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の開口部や
出入り口部等に設けられる建築用シャッターの巻取り装
置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種建築用シャッターのなか
には、躯体側に支持される固定軸と、シャッターカーテ
ンを巻装すべく固定軸に回動自在に軸支される巻胴と、
該巻胴と固定軸とのあいだに介装され、シャッターカー
テン巻取り側に蓄勢された蓄勢弾機とを備えて構成した
ものがある。そしてこのようなものにおいて、巻胴を、
前記固定軸に軸方向所定間隔を存して回動自在に外嵌す
る複数のホイールと、これらホイール外周部を軸回り方
向所定間隔を存して一体的に連結する複数の長板状のス
テーとを用いて構成したものが知られている。ところで
このものでは、蓄勢弾機の一端部はホイールに連結され
ることになり、該蓄勢弾機が連結されたホイールには、
蓄勢弾機の蓄勢力によりホイールをシャッターカーテン
の巻取り方向に回転させようとする負荷が作用してい
る。このため、固定軸に外嵌する各ホイールの外周部
を、軸回り方向所定間隔を存する状態で長板状のステー
により一体的に連結したとき、ステーに捩り方向の力が
作用して捻れや撓みが生じるばかりでなく、該ステーの
捻れや撓みに基づいてホイールとの連結部やホイール自
体が変形したり損傷するような惧れがある。そこで従来
では、ホイールとステーとをアルミ型材等の金属のもの
で形成し、これによって捻れや撓みによる変形を防止す
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
もののように、ホイールとステーとを両者共に金属製の
ものを用いた構成とすることは、材料が高価であること
からコスト的に不利になってしまううえ、重くなってし
まうという問題がある。さらに、従来のものでは、複数
のホイールをステーで連結する場合に、両者が金属製で
あることから溶接手段が採用されることになり、このた
め、品質にばらつきが生じてしまうばかりでなく、溶接
時のスパッタが蓄勢弾機等の部材に飛散し、これによっ
て蓄勢弾機に悪影響を与えてしまう惧れもあって問題が
あり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、躯体側に支持される固定軸と、
シャッターカーテンを巻装すべく固定軸に回動自在に軸
支される巻胴と、該巻胴と固定軸とのあいだに介装さ
れ、シャッターカーテン巻取り側に蓄勢された蓄勢弾機
とを備えて構成される建築用シャッターの巻取り装置に
おいて、前記巻胴を、固定軸に軸方向所定間隔を存して
回動自在に外嵌する複数の樹脂製のホイールと、これら
ホイール外周部を軸回り方向所定間隔を存して一体的に
連結する複数の鋼製のステーと、前記隣接するステー間
に介装されてステーの周回り方向の撓み防止をするため
の補強板とを用いて構成されているものである。そし
て、この様にすることにより、蓄勢弾機に基づく負荷に
よりステーが撓むことを防止することができて、ホイー
ルを樹脂材で形成することができてコスト低下を計れ
る。このものにおいて、本発明の蓄勢弾機はステー内に
配設されるものとし、補強板は蓄勢弾機配設部近傍に位
置して配されているものとすることができ、これによっ
て、蓄勢弾機に基づく負荷を効率よく吸収できる。さら
にこのものにおいて、本発明のステーとホイールとの連
結は、ステー本体に形成された切起し爪をホイール一側
面に形成の切欠き凹部に係合させることで軸方向の位置
決めを行う一方、ステーの長手方向両側縁部に形成した
係合片をホイール外周面部に形成した係合凹部に嵌合
し、該嵌合部位においてカシメることで構成されている
ものとすることができる。またこのものにおいて、蓄勢
弾機はコイル状とし、蓄勢弾機のホイールへの連結は、
ホイールの一側面に突出形成した捩じ込み部に蓄勢弾機
を捩じ込んで、コイルの一端部を、捩じ込み部基端側に
凹設された係合凹部に押込み係合させることでなされて
いるものとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
を図1〜図14の図面に基づいて説明する。図面におい
て、1は建築用シャッターを構成するシャッターカーテ
ンであって、該シャッターカーテン1は、本発明が実施
され、躯体上方に設けたシャッターケース2に内装され
る巻取り装置3に巻装されており、該巻取り装置3を構
成する電動モータ4の正逆駆動に伴いシャッターカーテ
ン1の巻出し、巻取りがなされることによって、シャッ
ターカーテン1は、左右両側が開口部に立設されたガイ
ドレール5に案内される状態で開口部の開閉をする構成
となっており、これらの基本構成は何れも従来通りとな
っている。
【0006】前記電動モータ4は細筒状に形成された所
謂内装式のチューブラモータであって、該電動モータ4
は、シャッターケース2の一方の側板2aに片持ち状に
固着され、出力軸4aが開口部内方側を向いて突出状に
配されるように設定されており、これによって、電動モ
ータ4本体が巻取り装置3を躯体側に支持するための部
材として機能する構成となっている。そして、電動モー
タ4本体の外周には第一、第二のホイール6、7が回動
自在に外嵌している。一方、巻取り装置3の固定軸8
は、他端部が前記シャッターケース2の他方の側板2b
に片持ち状に固着され、該固定軸8の一端部は電動モー
タ出力軸4aに近接対向するように設定されている。そ
して、この固定軸8には第三、第四のホイール9、10
が回動自在に外嵌しており、これら第三、第四のホイー
ル9、10の各外周部、そして前記第一、第二のホイー
ル6、7の各外周部の径方向対向部位は、軸回り方向
(周回り方向)に所定間隙を存する状態で隣接する一対
の鋼製のステー11、12により連結されており、これ
によって、躯体側に固着される固定軸8および電動モー
タ4本体に対して正逆回動自在な巻胴Dが構成される設
定となっている。
【0007】前記各ステー11、12は、長板状の鋼材
を折曲形成することで形成され、前記各ホイール6、
7、9、10の外形に沿うべく周回り方向湾曲状に形成
された本体部11a、12aと、これら本体部11a、
12aの長手方向(軸方向)を向く両側縁部に折曲形成
された係合片11b、12bとで構成されている。そし
て、本体部11a、12aには、各ホイール6、7、
9、10配設部位に位置して内径側に向けて円弧形状に
切起された切起し爪11c、12cが形成されると共
に、他端部に位置して位置決め用の貫通孔11d、12
dが穿設されたものになっている。
【0008】一方、前記第一〜第四ホイール6、7、
9、10は、それぞれ樹脂材を用いて型成形すること
で、所定の外径を有した円筒状に形成されているが、こ
れら各ホイール6、7、9、10はそれぞれ次のように
構成されている。まず、第一ホイール6であるが、該第
一ホイール6は電動モータ4に外嵌し、巻胴Dの一端部
に位置して配されるものであり、このため、電動モータ
4外径に対応した筒孔6aが形成されている。そして、
第一ホイール6の外周部には、前記各ステー11、12
の各切起し爪11c、12cが軸方向一方からスライド
嵌合するべく、第一ホイール6の軸方向一面側が開口
し、かつ内径側に向けて円弧形状をした一対の切欠き凹
溝6bが径方向に対向して形成されている。さらに、こ
れら各切欠き凹溝6bの周回り方向両側部には軸方向に
開口(貫通)し、内径側に向けて凹溝状の係合凹部6c
がそれぞれ形成されており、これら各係合凹部6cに、
各ステー11、12の係合片11b、12bがそれぞれ
係合するように設定されている。そして、これら各対向
する係合凹部6cの軸方向一端側部位には、係合凹部6
cに係合した各ステー係合片11b、12bをカシメる
ための治具が挿入される治具挿入部6dが周回り方向の
溝幅を拡張する状態でそれぞれ形成されている。つぎ
に、第二ホイール7であるが、該第二ホイール7は、電
動モータ4の出力軸4a部に配され、電動モータ4と巻
胴Dとのあいだの動力伝動部を兼用して構成するもので
あり、略矩形状の筒孔7aに電動モータ出力軸4aが回
り止め状に嵌合する設定となっている。そして、第二ホ
イール7の外周部には、前記第一ホイール6と同様に、
切欠き凹溝7b、係合凹部7c、治具挿入部7dが形成
されている。
【0009】第三ホイール9は、コイル状の蓄勢弾機1
3の一端部が固着される構成となっていて、弾機ユニッ
トUとして組込まれるように設定されているが、因み
に、本実施の形態では二つの弾機ユニットUが組込まれ
ている。この第三ホイール9は、前記固定軸8に回動自
在に挿通する筒孔9aが形成され、さらに軸方向他面側
に螺旋状の凹部9bが形成された捩じ込み部9cが一体
形成され、該捩じ込み部9cに、蓄勢弾機13の一端部
が回転しながら嵌め込まれる設定となっている。さら
に、捩じ込み部9cの突出基端部には係止穴9dが凹設
されており、該係止穴9dに、捩じ込まれた蓄勢弾機1
3の一端側のコイル切放し端13aを押込むことで、蓄
勢弾機13の一端部が第三ホイール9に係止される設定
となっている。さらに、この第三ホイール9の外周部に
は、前記第一ホイール6と同様に、切欠き凹溝9e、係
合凹部9f、治具挿入部9gが形成されている。ここ
で、蓄勢弾機13の他端部には弾機ホイール14が一体
的に取付けられるが、該弾機ホイール14の外径は、第
一〜第四ホイール6、7、9、10よりも小径に形成さ
れ、各ステー11、12に干渉しないように設定されて
いる。そして、弾機ホイール14は、固定軸8が回動自
在に貫通するための筒孔14aが形成されると共に、軸
方向他面側に螺旋状の凹部14bが形成された捩じ込み
部14cが一体形成され、該捩じ込み部9cに、蓄勢弾
機13の他端部を回転しながら嵌め込む設定となってお
り、蓄勢弾機13の他端側切放し端は捩じ込み部14c
の突出基端部に凹設された係止穴14dに押込み係止さ
れる設定となっており、このようにして弾機ユニットU
が組込み構成されている。
【0010】そして、第四ホイール10は巻胴Dの他端
部に位置して配されており、固定軸8が回動自在に挿通
する筒孔10aが形成されると共に、外周部に、前記第
一ホイール6と同様に、切欠き凹溝10b、係合凹部1
0c、治具挿入部10dが形成されている。さらに、第
四ホイール10の外周部には、各ステー位置決め用貫通
孔11d、12dに対向して貫通孔10eが穿設されて
おり、両貫通孔11dと10e、12dと10eとを位
置合せして螺子15を挿通することでステー11、12
と第四ホイール10との位置決めができるように設定さ
れている。
【0011】16は補強板であって、該補強板16は、
一対のものを各ステー11、12のあいだにそれぞれ配
することで隣接するステー11、12同志を周回り方向
に連結し、これによって、ステー11、12と補強板1
6とで筒状部を形成するように設定されている。そして
本実施の形態では、巻取り装置3の両端部位、蓄勢弾機
13が組込まれた弾機ユニットU対向部位に、四対、つ
まり都合8枚の補強板16が配されて軸方向に四箇所の
筒状部が形成されており、これによって、各ステー1
1、12に捩りや撓みが生じないように補強されてい
る。各補強板16は、円弧状に湾曲する本体部16a
と、本体部16aの軸方向両側縁部から周回り方向外方
に折曲形成された支持片部16bとを備えて形成され、
各支持片部16bが、各ステー係合片11b、12bに
突当て状に当接する設定となっている。そして、前記各
支持片部16bには、内径側に突出し、突出先端部が軸
方向一端部に突出する第一突片16cが軸方向二箇所に
切欠き形成されているが、一端側に位置する第一突片1
6cには、他端側に隣接する状態で周回り方向に突出す
る第二突片16dが形成されている。一方、前記ステー
11、12の係合片11b、12bには、補強板16の
配設位置に対向して、第一突片16cの挿通を許容する
べく軸方向に長孔状の第一貫通孔11e、12eと、該
第一貫通孔11e、12eの他端側に連通し、ステー本
体部11a、12a側に孔幅を広げて補強板第二突片1
6dが挿通自在となる第二貫通孔11f、12fとが穿
設されている。
【0012】そして、補強板16は、第一突片16cを
第一貫通孔11e、12eに挿通したとき、第二突片1
6cはステー係合片11b、12bに突当てられる状態
となっており、この状態で補強板16を一端側にスライ
ド移動させることで第二突片16cが第二貫通孔11
f、12fに対向するように設定されている。そして、
この状態に組込んだ後、第二突片16cを内径側に向け
て折り曲げるようにカシメることで、補強板16がステ
ー係合片11b、12bに抜止め状に固定される設定と
なっている。
【0013】そうして、このように構成された各部材
は、次のようにして組込まれ、巻取り装置3を構成する
設定となっている。つまり、第一、第二ホイール6、
7、蓄勢弾機13が組込まれた第三ホイール9、第四ホ
イール10の係合凹部6c、7c、9f、10cに、ス
テー11、12の係合片11b、12bを係合せしめる
と共に、各切欠き凹部6b、7b、9e、10bに各ス
テー切起し片11c、12cをそれぞれ係合せしめて位
置合せ状にセットする。このとき、第四ホイール10と
ステー11、12とは、位置決め用貫通孔11d、12
dと貫通孔10eとに挿通する螺子15による位置合せ
もなされている。そして、各補強板16の第一突片16
cをステー第一貫通孔11e、12eに挿通し、補強板
16をスライド移動させて第二突片16dがステー第二
貫通孔11f、12fに対向するよう各補強板16を組
込みセットし、このものをカシメ組立用のプレス機の台
上に載せ、適宜カシメ加工することにより、ステー係合
片11b、12bの各ホイール治具挿入部6d、7d、
9g、10dにおけるカシメと、ステー第二貫通孔11
f、12fにおける補強板第二突片16dのカシメとが
同時に行われるように設定されている。さらにこのもの
に、固定軸8、電動モータ4がセットされるが、このと
き、弾機ユニットUは、弾機ホイール14の外周面に穿
設された貫通孔14eを介して螺入されるリベット(図
示せず)の先端部を、固定軸8に形成されたリベット孔
8aに挿通することで固定軸8に対して固定され、これ
によって、弾機ユニットUの蓄勢弾機13は、一端が巻
胴Dを構成する第三ホイール9に係止され、他端が固定
軸8に係止される組込み状態となるように設定されてい
る。
【0014】このようにして形成された巻取り装置3に
はシャッターカーテン1が連結されるが、シャッターカ
ーテン1の最上部に位置するスラット1aには複数の連
結金具17が止着されており、該連結金具17の上端部
に形成される折返し状のフック部17aは、何れかのス
テー11、12の係合片11b、12bに引っ掛けるこ
とで係合することができるようになっており、これによ
って、巻取り装置3とシャッターカーテン1との連結が
容易にできる構成となり、シャッターカーテン1と巻取
り装置3との連結作業の簡略化が計れるようになってい
る。
【0015】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、巻取り装置3は、躯体側の固定軸8および電
動モータ4と、これらに回動自在に外嵌する第一〜第四
ホイール6、7、9、10と、これらホイール6、7、
9、10を周回り方向に間隙を存して連結するステー1
1、12とを備えて構成されるが、この場合に、ステー
11、12同志のあいだには軸方向に間隙を存する状態
で補強板16が配されており、該補強板16の配設部位
が筒状部に形成されるため、第三ホイール9に蓄勢弾機
13が連結されてステー11、12にシャッターカーテ
ン1を巻取る方向の負荷が作用したとしても、ステー1
1、12に捻れや撓みが生じてしまうことがなく、各ホ
イール6、7、9、10に対する周回り方向の負荷を低
減させることができる。この結果、各ステー11、12
を鋼性とし、各ホイール6、7、9、10を樹脂製とし
て構成することができ、低コスト化が実現できると共
に、軽量化を計ることができる。しかもこのものでは、
各ホイール6、7、9、10を樹脂製としたため、従来
の両者を金属製にしたもののように、ホイールとステー
との連結のために溶接を用いる必要がなく、品質が安定
して製品のばらつきを押えることができる。
【0016】さらにこのものでは、補強板16は、ステ
ー11、12の蓄勢弾機13が内装される部位に対向し
て設けられるため、該蓄勢弾機13に基づく負荷を効率
よく吸収できることになって、耐久性に富んだものにす
ることができる。そのうえ、巻取り装置3を構成するに
あたり、各部材の組込みを行った後、各部位におけるカ
シメ作業が一度に行える構成としたので、巻取り装置3
の組立における作業能率の改善が計れ、作業の迅速化が
果せる。
【0017】またこのものでは、蓄勢弾機13は、第三
ホイール9と弾機ホイール14とに捩じ込むようにして
組込まれ、その切放し端部13aを各ホイール9、14
に凹設した係止穴9d、14bに押込むようにすること
で係止させる構成としたので、機械を用いての組込みが
可能となって作業性の向上が計れる。
【0018】尚、本発明は前記実施の形態に限定されな
いことは勿論であって、巻取り装置とシャッターカーテ
ンとの連結は、シャッターカーテンに固着した取付け金
具を、ステーの係合片に係合させる構成のものであれ
ば、どのような形状のものであってもよい。また、図1
5に示すように、手動式の巻取り装置であってもよく、
このものでは、固定軸8が回動自在に貫通するホイール
18と、弾機ユニットUを構成するホイール9とがステ
ー11、12により連結され、ステー11または12側
に連結金具19が設けられている。そしてこの場合、連
結金具19をバネ鋼で形成し、図16(A)に示す第二
の実施の形態のように下方を向くフック部19aに対
し、シャッターカーテン最上端スラット1aの上側縁部
に形成されるインターロック部1bを下側から差し込む
ことで、該インターロック部1bがフック部19aに係
合するように構成されており、このようにすることで
も、シャッターカーテン1と巻取り装置3との連結を容
易にできて、作業性の向上を計れる。さらに、連結金具
の形状としては図16(B)に示す第三の実施の形態の
ような形状のフック部20aを有した連結金具20とす
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築用シャッターの全体正面図である。
【図2】巻取り装置の斜視図である。
【図3】図3(A)、(B)はそれぞれ巻取り装置のス
テーを取り外した状態の正面図、固定軸の正面図であ
る。
【図4】図4(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞ
れステーの正面図、底面図、図4(A)のX−X断面
図、側面図である。
【図5】図5(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞ
れ第一ホイールの平面図、側面図、縦断面図、正面図で
ある。
【図6】図6(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞ
れ第二ホイールの平面図、側面図、縦断面図、正面図で
ある。
【図7】図7(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞ
れ第三ホイールの平面図、側面図、正面図、縦断面図で
ある。
【図8】図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ弾機ホ
イールの平面図、側面図、正面図である。
【図9】図9(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞ
れ第四ホイールの平面図、側面図、縦断面図、正面図で
ある。
【図10】図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ補
強板の正面図、側面図、図10(A)のX矢視図であ
る。
【図11】ステーとホイールとを連結する状態を説明す
る斜視図である。
【図12】第三ホイールと蓄勢弾機とを連結する状態を
説明する斜視図である。
【図13】ステーと補強板とを連結する状態を説明する
斜視図である。
【図14】図14(A)、(B)はそれぞれシャッター
カーテンと巻取り装置とを連結する状態を説明する斜視
図、側面断面図である。
【図15】第二の実施の形態におけるシャッターカーテ
ンと巻取り装置とを連結する状態を説明する斜視図であ
る。
【図16】図16(A)、(B)はそれぞれ第二の実施
の形態におけるシャッターカーテンと巻取り装置とを連
結する状態を説明する側面断面図、第三の実施の形態に
おけるシャッターカーテンと巻取り装置とを連結する状
態を説明する側面断面図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン 3 巻取り装置 4 電動モータ 6 第一ホイール 6b 切欠き凹溝 6c 係合凹部 6d 治具挿入部 7 第二ホイール 8 固定軸 9 第三ホイール 10 第四ホイール 11 ステー 11b 係合片 11c 切起し爪 11d 貫通孔11d、12d 12 ステー 13 蓄勢弾機 14 弾機ホイール 16 補強板 16a 本体部 16b 各支持片部 16c 第一突片 16d 第二突片 17 連結金具
フロントページの続き (72)発明者 吉田 光男 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三和 シヤッター工業株式会社内 Fターム(参考) 2E042 AA01 BA02 CA01 CA02 CB09 DA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体側に支持される固定軸と、シャッタ
    ーカーテンを巻装すべく固定軸に回動自在に軸支される
    巻胴と、該巻胴と固定軸とのあいだに介装され、シャッ
    ターカーテン巻取り側に蓄勢された蓄勢弾機とを備えて
    構成される建築用シャッターの巻取り装置において、前
    記巻胴を、固定軸に軸方向所定間隔を存して回動自在に
    外嵌する複数の樹脂製のホイールと、これらホイール外
    周部を軸回り方向所定間隔を存して一体的に連結する複
    数の鋼製のステーと、前記隣接するステー間に介装され
    てステーの周回り方向の撓み防止をするための補強板と
    を用いて構成されている建築用シャッターの巻取り装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、蓄勢弾機はステー内
    に配設されるものとし、補強板は蓄勢弾機配設部近傍に
    位置して配されている建築用シャッターの巻取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、ステーとホ
    イールとの連結は、ステー本体に形成された切起し爪を
    ホイール一側面に形成の切欠き凹部に係合させることで
    軸方向の位置決めを行う一方、ステーの長手方向両側縁
    部に形成した係合片をホイール外周面部に形成した係合
    凹部に嵌合し、該嵌合部位においてカシメることで構成
    されている建築用シャッターの巻取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、蓄勢弾
    機はコイル状とし、蓄勢弾機のホイールへの連結は、ホ
    イールの一側面に突出形成した捩じ込み部に蓄勢弾機を
    捩じ込んで、コイルの一端部を、捩じ込み部基端側に凹
    設された係合凹部に押込み係合させることでなされてい
    る建築用シャッターの巻取り装置。
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