JP2001072504A - 殺菌液 - Google Patents

殺菌液

Info

Publication number
JP2001072504A
JP2001072504A JP24860099A JP24860099A JP2001072504A JP 2001072504 A JP2001072504 A JP 2001072504A JP 24860099 A JP24860099 A JP 24860099A JP 24860099 A JP24860099 A JP 24860099A JP 2001072504 A JP2001072504 A JP 2001072504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution according
germicidal solution
germicidal
sterilizing
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24860099A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tsuzuki
章 都築
Eiji Nomura
英司 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Menicon Co Ltd
Original Assignee
Menicon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Menicon Co Ltd filed Critical Menicon Co Ltd
Priority to JP24860099A priority Critical patent/JP2001072504A/ja
Publication of JP2001072504A publication Critical patent/JP2001072504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の殺菌剤よりも殺菌効果の高い殺菌液を
提供すること。 【解決手段】 式(I): 【化8】 (式中、p、q、r、t、uは1〜4の整数、sは0〜
3の整数、XはH、OHまたは 【化9】 (式中、R1、R2はHまたは炭素数1〜3のアルキル
基)、Y、ZはHまたはOHで、Y、Zの少なくとも1
つはOH)で表わされるアルキルアミン誘導体および殺
菌剤を含有してなる殺菌液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は殺菌液に関する。さ
らに詳しくは、本発明はアルキルアミン誘導体(以下、
HAAという)緩衝剤と殺菌剤を含有する殺菌液に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌な
どによる院内感染、大腸菌−157やサルモネラ菌な
どによる食中毒死が目立ちはじめ、抗菌や殺菌に対する
関心が高まっている。個人レベルの日常生活において
は、手指の消毒、うがいにはじまり、抗菌処理済雑貨や
消毒用携帯雑貨(消毒スプレー、消毒用ティッシュ、便
座ティッシュなど)を用いることにより微生物の感染を
予防するケースが増えており、産業レベルでは、医療器
具、食器、調理室、病室、食品工場、公衆施設(電話、
トイレ、バスタブなど)などあらゆるものに対して徹底
した殺菌処理が行なわれるようになってきている。
【0003】汚染の伝播は手指を介して起こることが多
く、手指の消毒は医療現場において重要度が高い。手指
の消毒には、通常消毒剤や殺菌ランプ、酸性水などが用
いられ、消毒剤としては、たとえばウエルパス(登録商
標)やヒビスクラブ(登録商標)がよく使用される。
【0004】一方、身体に装着するもののなかで殺菌が
必要とされるものとしてコンタクトレンズがあげられ
る。コンタクトレンズの消毒法には、主に、煮沸消毒器
を用いた熱消毒法と、過酸化水素や化学消毒剤による化
学消毒法とがある。
【0005】たとえば、特表平5−502874号公報
には、コンタクトレンズの消毒剤として酸素含有イオネ
ンポリマーからなる眼科的に許容し得る第四級アンモニ
ウムポリマーを含有する組成物が開示されている。前記
組成物は眼の刺激や過敏性を実質的に起こすことがない
が、消毒効果が低いという欠点があった。
【0006】特開平6−321715号(特許第255
4237号)公報には、抗菌有効量のビグアニドまたは
その塩を、緩衝剤と組合せて含んでなる消毒保存用溶液
が開示されている。前記消毒保存用溶液中の緩衝剤とし
てはホウ酸緩衝剤やリン酸緩衝剤などがあげられてお
り、これらを用いる消毒保存用溶液はハード型およびソ
フト型の両方のレンズに適合性を有し、実質的にすべて
の通常公知の消毒技術に使用することが可能である。し
かしながら、かかる消毒保存用溶液にもやはり、消毒効
果が低いという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、従来の殺菌剤の効果を
より向上させた殺菌剤を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I):
【0009】
【化3】
【0010】(式中、p、q、r、tおよびuはそれぞ
れ独立して1〜4の整数、sは0または1〜3の整数、
XはH、OHまたは
【0011】
【化4】
【0012】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して
Hまたは炭素数1〜3のアルキル基を示す)、Yおよび
Zはそれぞれ独立してHまたはOHであり、YおよびZ
の少なくとも1つはOHである)で表わされるアルキル
アミン誘導体および殺菌剤を含有してなる殺菌液に関す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の殺菌液は、式(I):
【0014】
【化5】
【0015】(式中、p、q、r、tおよびuはそれぞ
れ独立して1〜4の整数、sは0または1〜3の整数、
XはH、OHまたは
【0016】
【化6】
【0017】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して
Hまたは炭素数1〜3のアルキル基を示す)、Yおよび
Zはそれぞれ独立してHまたはOHであり、YおよびZ
の少なくとも1つはOHである)で表わされるHAA誘
導体および殺菌剤を含有したものである。
【0018】本発明に用いられる式(I)で表わされる
HAA誘導体は、Bis−Tris(商品名、(株)同
仁化学研究所製、ビス(2−ヒドロキシメチル)イミノ
トリス(ヒドロキシメチル)メタン)である場合を除
き、新規化合物である。本発明においては、前記HAA
誘導体を含有させる点に1つの大きな特徴がある。前記
HAA誘導体は緩衝剤として機能するばかりではなく、
優れた殺菌効果を有し、殺菌剤に含有させると、驚くべ
きことに殺菌剤の殺菌効果と前記誘導体の殺菌効果とを
合わせた以上の殺菌効果が得られる。
【0019】なお、前記式(I)において、p、q、
r、tおよびuはそれぞれ独立して1〜4の整数であ
り、sは0または1〜3の整数であるが、かかるp、
q、r、t、uおよびsが前記範囲より大きい整数であ
る場合には、殺菌効果が低下する。このことから、優れ
た殺菌効果および緩衝効果を有するためには、かかる
p、qおよびrがそれぞれ独立して1または2、tおよ
びuが2または3、sが0または1であることが好まし
く、p、qおよびrが1、tおよびuが2、sが0であ
ることがより好ましい。
【0020】前記式(I)において、XはH、OHまた
【0021】
【化7】
【0022】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して
Hまたは炭素数1〜3のアルキル基を示す)であるが、
殺菌効果および緩衝効果の向上のためには、XはOHで
あることが好ましい。YおよびZはそれぞれ独立してH
またはOHであり、YおよびZの少なくとも1つはOH
であるが、殺菌効果および緩衝効果の向上のためには、
YおよびZがいずれもOHであることが好ましい。これ
らのことから、X、YおよびZはいずれもOHであるこ
とが好ましい。さらには、殺菌効果および緩衝効果の向
上のためには、p、qおよびrが1、tおよびuが2、
sが0、X、YおよびZがOHであることが最も好まし
い。
【0023】前記式(I)で表わされるHAA誘導体の
代表例としては、たとえばBis−Trisなどがあげ
られる。
【0024】前記HAA誘導体の殺菌液中における含有
量は、あまりにも少ない場合には、充分な殺菌効果およ
び緩衝効果が得られにくくなるので、0.001w/v
%以上、好ましくは0.001〜10w/v%、さらに
好ましくは0.05〜2w/v%であることが望まし
い。
【0025】本発明に用いられる殺菌剤は、目的、用途
などに応じて通常用いられている殺菌剤を適宜選べばよ
く、とくに限定されないが、たとえば本発明の殺菌液を
コンタクトレンズ用殺菌液として用いる場合、低濃度で
殺菌効果が高いことから有機チッ素系殺菌剤が好まし
く、なかでも安全性が高いことからビグアニド化合物ま
たはその誘導体(重合物や塩)がより好ましく、とりわ
けレンズへの吸収、吸着がないことからポリヘキサメチ
レンビグアニド(PHMB)がきわめて好ましい。
【0026】前記有機チッ素系殺菌剤の代表例として
は、たとえば(1)4級アンモニウム化合物またはその
重合物である塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウ
ム、ダイマー136など、(2)ビグアニド化合物また
はその重合物またはその塩であるグルコン酸クロルヘキ
シジン、ポリヘキサメチレンビグアニドなど、(3)前
記(1)および(2)の重合物などがあげられる。
【0027】前記殺菌剤の殺菌液中における含有量は、
とくに限定されるものではないが、たとえば前記有機チ
ッ素系殺菌剤を用いる場合には、0.00001〜10
w/v%程度、好ましくは0.001〜1w/v%程度
であることが望ましい。
【0028】本発明の殺菌液は、手指、医療器具、食品
工場、トイレ、バスタブなどの消毒に用いる。
【0029】本発明の殺菌液は、必要に応じて前記HA
A誘導体および殺菌剤以外の成分を含有させて殺菌液と
して使用するほか、コンタクトレンズ用殺菌洗浄液とし
て使用してもよい。
【0030】たとえば、殺菌液の緩衝効果をより高める
ためには、ほかの緩衝剤を含有させてもよい。
【0031】前記緩衝剤の代表例としては、たとえばリ
ン酸、ホウ酸、オキシカルボン酸またはグッドの緩衝液
用試薬(たとえばタウリン、その誘導体など)などがあ
げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用い
ることができる。かかる緩衝剤の殺菌液中における含有
量は、0.001〜10w/v%、好ましくは0.05
〜2w/v%であることが望ましい。
【0032】たとえば、殺菌液のpHを調整するために
は、pH調整剤を含有させてもよい。
【0033】前記pH調整剤としては、通常用いられる
pH調整剤でよく、たとえばNaOH、HClなどがあ
げられ、殺菌液のpHが5.3〜8.5になるように用
いられる。
【0034】たとえば、殺菌液の浸透圧を調整するため
には、等張化剤を含有させてもよい。
【0035】前記等張化剤としては、HAA誘導体およ
び殺菌剤の殺菌効果が充分に発現されるものであればよ
く、たとえば糖類、糖アルコール、多価アルコール、そ
れらのエーテルおよびそれらのエステルからなる群より
選ばれたものが好ましく用いられ、たとえばコンタクト
レンズを殺菌処理したのちに眼に装着した際、眼に刺激
が生じないようにするには、殺菌液の浸透圧が200〜
400mOsm/kgになるように用いられる。かかる
等張化剤のなかでも、安全性の観点から炭素数2〜8の
アルキル主鎖を有する2〜8価の多価アルコールが好ま
しく、また殺菌効果の向上の観点からはプロピレングリ
コールがとくに好ましい。
【0036】たとえば、涙液中のカルシウムなどがコン
タクトレンズに吸着するのを防ぐためには、たとえばエ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)などのキレート化剤
を含有させてもよい。かかるキレート化剤の殺菌液中に
おける含有量は、カルシウムがコンタクトレンズに吸着
することを防止する効果を充分に発現させ、HAA誘導
体および殺菌剤の殺菌効果を低下させないようにするに
は、0.001〜10w/v%、好ましくは0.01〜
1w/v%であることが望ましい。
【0037】たとえば、殺菌液に洗浄効果を加えるため
には、界面活性剤を含有させてもよい。
【0038】前記界面活性剤としては、HAA誘導体お
よび殺菌剤の殺菌効果が充分に発現され、コンタクトレ
ンズ用殺菌液とする場合であっても、殺菌処理したのち
に眼に装着した際、眼に刺激が生じないものであればよ
く、たとえばポロクサマー、チロキサポール、ポリエチ
レングリコール誘導体などの非イオン性界面活性剤、両
性界面活性剤などがあげられ、なかでも安全性の観点か
らポリエチレングリコール誘導体が好ましい。
【0039】たとえば、殺菌剤の粘度を調整するために
は、増粘剤を含有させてもよい。
【0040】前記増粘剤としては、HAA誘導体および
殺菌剤の殺菌効果が充分に発現され、コンタクトレンズ
用殺菌液とする場合であっても、殺菌処理したのちに眼
に装着した際、眼に刺激が生じないものであればよく、
たとえば、非イオン性増粘剤やカチオン性増粘剤が好ま
しい。
【0041】本発明の殺菌液を用いて消毒するには、た
とえば接触、浸漬などの方法があげられる。すなわち、
被殺菌物を該殺菌液に一定時間接触あるいは浸漬させる
ことによって達成され得る。場合によっては、熱や紫外
線などを併用してもよい。
【0042】たとえば本発明の殺菌液を用いてコンタク
トレンズを殺菌処理するには、コンタクトレンズが充分
に浸漬する量の殺菌液中に、室温程度にてコンタクトレ
ンズを浸漬させればよい。前記コンタクトレンズが充分
に浸漬する量の殺菌液とは、通常1〜15ml程度であ
る。
【0043】殺菌液にコンタクトレンズを浸漬させる時
間は、コンタクトレンズが充分に殺菌される時間であれ
ばよく、とくに限定がないが、通常1分間〜24時間、
好ましくは5分間〜8時間であることが望ましい。
【0044】前記のごとく、本発明の殺菌液は特定の成
分が組み合わされて含有されたものであるので、各成分
が同時に含有されていることによる殺菌の相乗効果が得
られる。
【0045】
【実施例】つぎに、本発明の殺菌液を実施例に基づいて
さらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0046】実施例1〜2および比較例1〜3 表1に示す成分を室温にて溶解し、pH7.0〜7.4
の殺菌液を調製した。なお、式中パーセントはw/v%
を意味する。
【0047】
【表1】
【0048】試験例(殺菌効果確認試験) 供試菌としてカンジダ・アルビカンス(Candida albica
ns)およびスタフィロコッカス・アウレウス(Staphylo
coccus aureus)を用いてつぎのように調製し、殺菌効
果確認試験を行なった。
【0049】(イ)カンジダ・アルビカンス カンジダ・アルビカンス(IFO 1594)をサブロ
ー・ブドウ糖寒天培地(日本製薬(株)製)に接種し、
32℃、18時間培養した。菌数が107〜108cfu
/mLとなるように懸濁液を調製し、実施例および比較
例の水溶液各10mLに100μLずつ添加した。これ
らを室温で6時間保温したのち、残存生菌数(cfu)
を混釈平板培養法により測定した。混釈平板培養法では
培地としてサブロー・ブドウ糖寒天培地を用い、32℃
で3日間培養した。
【0050】(ロ)スタフィロコッカス・アウレウス スタフィロコッカス・アウレウス(IFO 1327
6)をSCD寒天培地(商品名、日本製薬(株)製)に
接種し、32℃、18時間培養した。菌数が10 7〜1
8cfu/mLとなるように懸濁液を調製し、実施例
および比較例の水溶液各10mLに100μLずつ添加
した。これらを室温で20分間保温したのち、残存生菌
数(cfu)を混釈平板培養法により測定した。混釈平
板培養法では培地としてSCD寒天培地を用い、32℃
で3日間培養した。
【0051】各実施例および比較例における供試菌の対
数減数率を以下の式にしたがって算出した。その結果を
各残存生菌数とともに表2に示す。 対数減数率=log(接種菌数)−log(残存生菌
数)
【0052】
【表2】
【0053】表2に示された結果から、カンジダ・アル
ビカンスの菌数の減数率については、Bis−Tris
以外の緩衝剤と殺菌剤(PHMB)とを組み合わせて用
いた場合(比較例1および2)およびBis−Tris
のみの殺菌液を用いた場合(比較例3)よりもBis−
TrisとPHMBとを組み合わせて用いた場合(実施
例1)の方がより大きく、前記実施例1の場合よりもB
is−Tris、PHMBおよびプロピレングリコール
(等張化剤)を組み合わせて用いた場合(実施例2)の
方がさらに大きくなることがわかった。
【0054】スタフィロコッカス・アウレウスの菌数の
減数率については、Bis−Tris以外の緩衝剤とP
HMBとを組み合わせて用いた場合(比較例1および
2)およびBis−Trisのみの殺菌液を用いた場合
(比較例3)よりもBis−TrisとPHMBとを組
み合わせて用いた場合(実施例1)の方がより大きく、
前記実施例1の場合よりもBis−Tris、PHMB
およびプロピレングリコールを組み合わせて用いた場合
(実施例2)の方がさらに大きくなることがわかった。
【0055】つまり、実施例1および2ともに比較例の
場合よりも供試菌の残存数は少なく、プロピレングリコ
ールを併用した実施例2の場合は供試菌の残存数がより
少なくなることが示された。
【0056】したがって、Bis−TrisとPHMB
とを併用することにより、Bis−TrisおよびPH
MBをそれぞれ単独で用いる場合の殺菌効果を合わせた
以上の殺菌効果が得られ、さらにプロピレングリコール
を加えることにより、その相乗効果がよりいっそう大き
くなることがわかる。
【0057】
【発明の効果】本発明の殺菌液は特定の成分を組み合わ
せたものであるので、本発明の殺菌液によれば、各成分
が単独で用いられる場合の殺菌効果を合わせた以上の殺
菌効果を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H006 DA08 DA09 4H011 AA02 BA01 BA02 BA05 BB04 BB11 BC03 BC04 BC06 BC08 DA13 DA14 DD07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、p、q、r、tおよびuはそれぞれ独立して1
    〜4の整数、sは0または1〜3の整数、XはH、OH
    または 【化2】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立してHまたは炭素
    数1〜3のアルキル基を示す)、YおよびZはそれぞれ
    独立してHまたはOHであり、YおよびZの少なくとも
    1つはOHである)で表わされるアルキルアミン誘導体
    および殺菌剤を含有してなる殺菌液。
  2. 【請求項2】 式(I)においてsが0または1、p、
    qおよびrがそれぞれ独立して1または2、tおよびu
    がそれぞれ独立して2または3である請求項1記載の殺
    菌液。
  3. 【請求項3】 式(I)においてsが0、p、qおよび
    rが1、tおよびuが2である請求項1記載の殺菌液。
  4. 【請求項4】 式(I)においてX、YおよびZがいず
    れもOHである請求項1記載の殺菌液。
  5. 【請求項5】 アルキルアミン誘導体の含有量が0.0
    01〜10w/v%である請求項1記載の殺菌液。
  6. 【請求項6】 アルキルアミン誘導体の含有量が0.0
    5〜2w/v%である請求項1記載の殺菌液。
  7. 【請求項7】 殺菌剤が有機チッ素系殺菌剤である請求
    項1記載の殺菌液。
  8. 【請求項8】 有機チッ素系殺菌剤が、(1)4級アン
    モニウム化合物またはその重合物、(2)ビグアニド化
    合物またはその重合物またはその塩、ならびに(3)前
    記(1)および(2)の重合物から選ばれた少なくとも
    1つである請求項7記載の殺菌液。
  9. 【請求項9】 pHが5.3〜8.5である請求項1記
    載の殺菌液。
  10. 【請求項10】 等張化剤を含有してなり、浸透圧が2
    00〜400mOsm/kgである請求項1記載の殺菌
    液。
  11. 【請求項11】 等張化剤が糖類、糖アルコール、多価
    アルコール、それらのエーテルおよびそれらのエステル
    からなる群より選ばれた少なくとも1つである請求項1
    0記載の殺菌液。
  12. 【請求項12】 多価アルコールが炭素数2〜8のアル
    キル主鎖を有する2〜8価の多価アルコールである請求
    項11記載の殺菌液。
  13. 【請求項13】 多価アルコールがプロピレングリコー
    ルである請求項12記載の殺菌液。
  14. 【請求項14】 キレート化剤を含有してなる請求項1
    記載の殺菌液。
  15. 【請求項15】 界面活性剤を含有してなる請求項1記
    載の殺菌液。
  16. 【請求項16】 界面活性剤が非イオン性界面活性剤ま
    たは両性界面活性剤である請求項15記載の殺菌液。
  17. 【請求項17】 界面活性剤がポリエチレングリコール
    誘導体である請求項15記載の殺菌液。
  18. 【請求項18】 増粘剤を含有してなる請求項1記載の
    殺菌液。
  19. 【請求項19】 増粘剤が非イオン性増粘剤またはカチ
    オン性増粘剤である請求項18記載の殺菌液。
  20. 【請求項20】 コンタクトレンズ用殺菌液である請求
    項1記載の殺菌液。
JP24860099A 1999-09-02 1999-09-02 殺菌液 Pending JP2001072504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24860099A JP2001072504A (ja) 1999-09-02 1999-09-02 殺菌液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24860099A JP2001072504A (ja) 1999-09-02 1999-09-02 殺菌液

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001072504A true JP2001072504A (ja) 2001-03-21

Family

ID=17180541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24860099A Pending JP2001072504A (ja) 1999-09-02 1999-09-02 殺菌液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001072504A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132611A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Johnson Diversey Co Ltd 手指用殺菌剤組成物
JP2010132612A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Johnson Diversey Co Ltd 手指用殺菌洗浄剤組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010132611A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Johnson Diversey Co Ltd 手指用殺菌剤組成物
JP2010132612A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Johnson Diversey Co Ltd 手指用殺菌洗浄剤組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2067456C1 (ru) Способ дезинфекции контактных линз и композиция для дезинфекции контактных линз
US5424078A (en) Aqueous ophthalmic formulations and methods for preserving same
US5035859A (en) Contact lens disinfecting system
JP2554237B2 (ja) コンタクトレンズの消毒保存用溶液
JP2002522120A (ja) コンタクトレンズ溶液及び眼科用液剤
JPH05502874A (ja) 非酸化的眼科組成物とその保存並びに使用方法
CA2353538A1 (en) Contact lens cleaner comprising biguanide, tyloxapol, and poloxamine
EP1339278B1 (en) Aqueous disinfecting systems
US6528464B1 (en) Composition and method for inhibiting uptake of biguanide antimicrobials by hydrogels
JPH11249087A (ja) コンタクトレンズ用液剤
JPH09506518A (ja) 多価陽イオンキレート剤を用いて、アイケア用品における原生動物の増殖を抑制する方法
JPH09278610A (ja) 有害微生物防除用組成物
US9125405B2 (en) Contact lens solution with a tertiary amine oxide
US6514528B1 (en) Composition and method for inhibiting uptake of biguanide disinfectants by poly(ethylene)
JPS63131124A (ja) コンタクトレンズ用液剤組成物
JP2001072504A (ja) 殺菌液
WO2003026420A1 (fr) Solutions bactericides
JP2007513951A (ja) 医薬品組成物の抗菌活性を増強する有機緩衝剤の使用
EP0053000B1 (en) Contact lens disinfecting and preserving solution
KR19990074047A (ko) 콘택트렌즈용 세척, 소독 및 보존제 조성물
KR970001494B1 (ko) N-테트라데실 트리(아미노에틸)글리신·hci을 함유하는 콘택트렌즈용 살균,보존 및 세척제 조성물
JPH11322515A (ja) コンタクトレンズ用液剤
JPH11290429A (ja) コンタクトレンズの消毒洗浄保存溶液及び消毒洗浄方法
JPH09135887A (ja) コンタクトレンズ用液剤

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330