JP2001072405A - ペレット状ドライアイスの成形装置及び製造方法 - Google Patents

ペレット状ドライアイスの成形装置及び製造方法

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JP2001072405A
JP2001072405A JP24935299A JP24935299A JP2001072405A JP 2001072405 A JP2001072405 A JP 2001072405A JP 24935299 A JP24935299 A JP 24935299A JP 24935299 A JP24935299 A JP 24935299A JP 2001072405 A JP2001072405 A JP 2001072405A
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dry ice
injection nozzle
pellet
housing
carbon dioxide
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Hiroto Hirano
浩人 平野
Kenji Demura
憲二 出村
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用量の変動に即応した生産量に制御して成
形し、使用先に供給可能とし、生産効率を高めたペレッ
ト状ドライアイス成形装置と製造方法の提供。 【解決手段】 液化炭酸ガス導入絞り部口径がそれぞれ
異なる複数の噴射ノズル32ー1、32ー2、32-3、…を
ハウジングに設けるとともに、これらの上流側管路Tに
流量制御幅の異なる流量調整弁35ー1、…、35-3、…
と開閉弁36ー1、…、36-3、…を設けて、それぞれの
噴射ノズルで生成される雪状ドライアイスZS量が異な
るようにして、使用量に応じた生産量に合わせて稼働せ
しめる噴射ノズルを選択し、ハウジング11内に生成さ
れて降下した雪状ドライアイスを下部に配設された円環
状のダイス2の周壁に穿孔された成形孔Hに、この内周
に沿って回転する回転ローラ5で押し込めて圧縮し、成
形して導出開口13よりペレット状のドライアイスZP
として所定の必要量を成形し即時に使用先に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状の如き分配し
易い小型形状よりなるペレット状ドライアイス(以下
「ドライアイスペレット」ともいう)の成形装置と製造
方法に関するもので、特に連続してペレット状ドライア
イスを使用する場合に、ペレット状ドライアイスの使用
状況に応じて、ペレット状ドライアイスの生産量を適宜
制御することを可能としたペレット状ドライアイスの成
形装置と製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍食品等の持ち運びや移送に当たっ
て、その間での融解を防ぐためドライアイスを小分けし
て使用し得るように、分配し易い棒状の如きペレット状
のドライアイスが有効に使用されている。又、金型等の
金属機器類の表面研磨におけるショット材としても、近
年ペレット状ドライアイスが有効に使用されて来てい
る。そして、このペレット状ドライアイスを製造するた
めの成形機として、例えば図4に図示する成形装置が使
用されている。即ち図4は従来のペッレット状ドライア
イスの成形装置の一例を説明するための概略断面図であ
る。
【0003】図4において、成形装置1は、底部に底面
部2aの上面に環状を形成しその周壁2bに沿って該周
壁2bを貫通した複数の所望する直径の成形孔Hを穿設
してなるダイス2が配設されている。又ダイスの底面部
2aの中心を貫通して回動自在に配された回転軸3の上
端には縦断面が三角形形状の円錐状の雪状ドライアイス
収集部材4が固定して配さている。更に前記雪状ドライ
アイス収集部材4の底部4aには、前記ダイス2の周壁
2bの内面で前記成形孔Hが配された高さ位置までに、
一定の空隙tを隔ててその外周壁5aが位置するよう、
複数個の円筒状の回転ローラ5が筒心に平行な軸6によ
り回動自在に軸支されている。又、前記ダイス2の底面
部2aの外周に沿って、前記雪状ドライアイス収集部材
4の回転軸3の中心と中心を同じくして回転するターン
テーブル7が駆動部材8、8に懸架されて配置されてい
る。そして該ターンテーブル7の上面には、ダイス2の
周壁2bの外面で成形孔Hに対面した位置に周壁面と平
行に立設した切断棒9が設けられている。
【0004】このように各要素部材が配設された成形装
置1は、頂部に排気口10を有し、好ましくは断熱性を
有する中空円筒状のハウジング11により気密に囲繞さ
れている。そして、そのハウジング11内の上部には複
数個の液化炭酸ガスを噴霧する噴射ノズル12が、その
噴出方向がハウジング11の周壁面の接線方向に向けて
噴出するよう配置して設けられている。又ハウジング1
1の下部には、ターンテーブル7の外周端位置に合わせ
て導出開口13が設けられていて搬出シューター14が
配されている。又、導出開口13近傍のハウジング11
の内壁11aには邪魔板15が配設されており、該邪魔
板15はその下端面15aとターンテーブル7の上面と
の間には、形成されるペレット状ドライアイスの直径よ
りも小さい隙間が設けられた状態で、邪魔板15がター
ンテーブル7の中心方向に向けて延びている。従って、
邪魔板15はターンテーブル7に載置されて回転して運
ばれてくるペレット状ドライアイスを堰き止め、導出開
口13へ導く役目をする。なお、符号16は液化炭酸ガ
ス噴射ノズル12に付設された電磁弁であり、又符号1
7はダイス2等の機材を設置支持するための基台であ
る。
【0005】このような、従来のペレット状ドライアイ
スの成形装置1は、以下の通り運転されてペレット状ド
ライアイスを製造する。電磁弁16を開作動せしめて、
液化炭酸ガスZLを噴射ノズル12よりハウジング11
内に噴出させると、断熱膨張によって液化炭酸ガスZL
は雪状のドライアイスZSとなり、ハウジング11内部
の内壁面を螺旋状の軌道を描いて落下し、ダイス2の周
壁2bの内面と回転ローラ5の外周壁5aとの間の空隙
tに導かれて収集蓄積される。この間駆動モータ(図示
せず)で回転駆動されている回転軸3と連結されている
収集部材4の回転とともに、該収集部材4の底部に回動
自在に配設した回転ローラ5、5は、ダイス2の周壁2
bの内面壁に沿って回転駆動する。この結果、前記ダイ
ス2の周壁2bの内面と回転ローラ5の外周壁5aとの
間の空隙tに収集蓄積される雪状ドライアイスZSは、
回転ローラ5によってダイスの周壁2bの内壁面に向け
て圧縮される。そして周壁2bに穿孔された成形孔Hに
逐一圧縮充填されて、該成形孔Hに押し込められて圧縮
され、該成形孔Hを通過して周壁2bの外壁面に、成形
孔Hの穿孔型に応じた棒状の形に成形されたドライアイ
スZPとして押し出されて来る。
【0006】そして、前記ダイス2の周壁2bに穿孔し
た成形Hの配置高さに合わせて立設した切断棒9は、各
成形孔Hから押し出されてくる棒状のドライアイスZP
が所定の長さに成長すると、これと接触してこれを所定
の長さに切断する。そして棒状のドライアイスは所望の
長さのペレット状ドライアイスZPとなって、ダイス2
の底面部2aの外周に沿って回転しているターンテーブ
ル7上に落下する。そしてターンテーブル7の回動で、
ハウジング11の導出開口13に到ったターンテーブル
7上のペレット状ドライアイスZPは邪魔板15によっ
て払われて、導出開口13に導かれて収集され、シュー
ター14より外部に搬出される。なお、ペレット状ドラ
イアイスZPの長さは、周壁2bの外面と切断棒9の間
隔を広げることは勿論であるが、切断棒9を立設したタ
ーンテーブル7の回転速度を変えることにより適宜所望
する長さにすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記した如
きペレット状ドライアイスZPを製造するに当たって
は、使用先の消費量に合わせて、それに見合った量を生
産することが効率的な運転である。しかしながら上記し
た従来のペレット状ドライアイスの成形機では噴射ノズ
ル12が複数個配設せれてはいるが、これらの噴射ノズ
ル12は全て同じ流量で噴出する同一仕様・規格のもの
が配設されている。このため生産量の調節は、噴射ノズ
ル12の上流側に開閉弁16を設けて、必要に応じて該
弁16を開閉操作して噴射ノズル12の作動数を選択し
て行っていた。即ち、例えば4個の噴射ノズル12を設
けた場合は、作動せしめる噴射ノズル12を開閉弁16
によりこれらのいずれかを選択して作動運転せしめるこ
とによって、1、3/4、1/2、1/4との4段階の
大まかな生産調整し、又、例えば3個の噴射ノズルを設
けた場合は、1、2/3、1/3の3段階の生産調整を
するような、いずれにしても極めて大まかな生産調整し
かできないのが実情であった。
【0008】このため、噴射ノズル12上流側にニード
ル弁の如き流量調整弁を配設して、噴射ノズル12から
噴射せしめる液化炭酸ガスZLの量を調整制御すること
が行われている。しかし、流量調整弁で流量を絞り過ぎ
ると噴射ノズル12の噴射圧力が降下して、噴射時の膨
張圧力差が小さくなり、断熱膨張によって雪状ドライア
イスZSが生成されなくなる。従って流量調整弁の調整
で雪状ドライアイスZSが生成可能な流量の調整制御幅
は、極めて狭い範囲となり、大幅な使用量の変動に対応
することができる、きめ細かな生産量の調整はできなか
った。このようなことから、必要な量のペレット状ドラ
イアイスZPを予め生産した後、ペレット状ドライアイ
スZPの成形機の開閉弁16を閉として、生産を一時停
止し、ペレット状ドライアイスZPが使用されて減って
来た時点で再度開閉弁16を開としてペレット状ドライ
アイス成形装置を運転せしめて、必要量を補充すること
を逐一繰り返して行う方法が採られている。
【0009】しかし、この場合ペレット状ドライアイス
Pは、通常ー78℃(昇華温度)の低温の固体である
ため、保存中に外部からの侵入熱により昇華し、長時間
にわたって保存することが困難であるといった問題があ
る。又、一旦開閉弁16を閉じて生産運転を休止すると
その休止中に装置自体の温度が上昇してしまい、運転を
再開した時に、供給される液化炭酸ガスが装置自体を冷
却するためにも使用されて、装置が所定温度にまで冷却
されるまで、ペレット状ドライアイスZPの生産効率が
悪くなる。しかも安定した生産状態に達するまでに時間
を要し、液化炭酸ガスZLを余分に消費してしまうこと
となっていた。
【0010】本発明は、以上の如き事情に鑑みなされた
もので、ペレット状ドライアイスの使用状態に逐一対応
して生産量を調整して連続的に成形して、使用先に供給
することを目的とし、使用量に適宜追従した生産量に調
整制御することを可能として、必要最小限のペレット状
ドライアイスを保存するのみでよく、原料である液化炭
酸ガスの無駄な消費を省いて、使用効率を改善せしめた
ペレット状ドライアイスの成形装置と製造方法を提供す
ることを本発明の課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係わるの発明のペレット状ドライアイス
の成形装置は、液化炭酸ガス貯槽と連設されている噴射
ノズルをハウジング内に設けて、該噴射ノズルから液化
炭酸ガスを噴射してハウジング内に形成したスノ−状ド
ライアイスを圧縮してペレット状ドライアイスに成形し
て導出するペレット状ドライアイスの成形装置におい
て、前記ハウジング内に設ける噴射ノズルとして、それ
ぞれ異なる液化炭酸ガス導入絞り部口径よりなる噴射ノ
ズルを複数個配設せしめてなることを特徴としたもので
あり、請求項2に係わる発明のペレット状ドライアイス
の成形装置は、 上記請求項1に係わる発明のペレット
状ドライアイスの成形装置において、噴射ノズルの上流
側に流量調整弁が設けられていることを特徴としたもの
であり、そして、請求項3に係わる発明のペレット状ド
ライアイスの成形装置は、請求項1又は請求項2に係わ
るの発明のペレット状ドライアイスの成形装置で、上記
噴射ノズルの上流側に開閉弁が設けられていることを特
徴としたものである。
【0012】又、請求項4に係わる発明は、ペレット状
ドライアイスを製造する方法として、ハウジング内に設
置された複数の噴射ノズルより、それぞれ異なる量の液
化炭酸ガスを噴射せしめるとともに、それらの少なくと
も1つの噴射ノズルを適宜選択して作動せしめるように
して、ドライアイスの製造量を連続的に可変にして運転
可能にしたことを特徴とするペレット状ドライアイスの
製造方法としたでものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のペレット状ドライアイス
の成形装置の実施の形態について図1乃至図3により説
明する。図1は本発明のペレット状ドライアイス成形装
置の一例を説明する縦断面図、図2は図1の図でAー
A’線に沿って切裁した平面図であり、又図3は本発明
で使用する噴射ノズルを説明する噴射ノズルの断面図あ
る。なお図1、図2、及び図3において、図4の従来装
置と共通する構成部材については同一符号を付してその
詳細な説明は省略する。
【0014】本発明のペレット状ドライアイス成形装置
31の特徴は、ハウジング11の上部の壁を気密に貫通
して、噴射量のの異なる複数の噴射ノズル32ー1、32
ー2、……、……が配されていることに特徴を有するもの
である。即ち図1及び図2において、ハウジング11の
上部の壁を気密に貫通せしめて、その先端が壁の周方向
に沿った接線方向に向けて、例えば、噴射量がそれぞれ
異なる4本の噴射ノズル32ー1、32ー2、32ー3、及び
32ー4が配されている。これらの噴射ノズル32は図3
で図示する如き態様でハウジング11の上部に取り付け
られている。即ち、ハウジング11の壁を気密に貫通し
てその先端が周壁の接線方向に指向するよう配置して鞘
管33を設け、該鞘管33内に噴射ノズル32を挿通せ
しめて、その他端部に設けた鍔部32aを鞘管33の外
端部33aにパッキンPを介して当接せしめ、袋ナット
34により裸子締めして、噴射ノズル32は鞘管33に
気密に固定されて、ハウジング11に所望する状態にし
て配設される。なお、噴射ノズル32は、修理時や、性
能の異なる噴射ノズル取り替えのため、等々必要に応じ
て適宜装・脱着ができるように配設されている。
【0015】又、本発明で使用される、複数の、例えば
4本の噴射ノズル32ー1、32ー2、32ー3及び32ー4は
それぞれ異なった噴射能力を有するよう、液化炭酸ガス
導入絞り部(以下「絞り部」という)Sの口径dを異な
った寸法で形成されている。即ち、噴射ノズル32ー1の
絞り部Sの口径(d1)、噴射ノズル32ー2の絞り部S
の口径(d2)、噴射ノズル32ー3の絞り部Sの口径
(d3)、及び噴射ノズル32ー4の絞り部Sの口径
(d4)のそれぞれが、例えば、(d1)>(d2)>
(d3)>(d4)の如き異なった寸法にして形成されて
いる。 なお、この関係は一例であって、要はそれぞれ
の噴射ノズルは異なった絞り部Sの口径dを有している
ものである。
【0016】そして、前記それぞれの噴射ノズル32ー
1、32ー2、32ー3、及び32ー4の上流側管路Tにはそ
れぞれ、ニードル弁の如き流量調整弁35ー1、35ー2、
35ー3、35ー4が配設されている。更に、これら流量調
整弁の35の上流側には開閉弁36ー1、36ー2、36ー
3、36ー4が設けられている。かくして、各噴射ノズル
32ー1、32ー2、32ー3、及び32ー4は、これらに形成
せしめた液化炭酸ガス導入絞り部Sの口径d1、d2、d
3、及びd4と、これに連結される流量調整弁35ー1、3
5ー2、35ー3、35ー4での調整流量との相互作用によ
り、それぞれ液化炭酸ガスZLを噴射する量が制御さ
れ、そして生成される雪状ドライアイスの量が、調整制
御される。
【0017】上記、それぞれ4本の噴射ノズル32ー1、
32ー2、32ー3、及び32ー4での噴射量の制御幅は、異
なる流量L1≧L2≧L3≧L4≧L5(kg/hr)とする
と、 L1≧(噴射ノズル32ー1)≧L2、 L2≧(噴射ノズル32ー2)≧L3、 L3≧(噴射ノズル32ー3)≧L4、 L4≧(噴射ノズル32ー4)≧L5 の如き態様に設定すると好ましい。即ち、1つの噴射ノ
ズルの流量制御幅の上限を流量を他の1つの噴射ノズル
の流量制御幅の下限流量になるように設定し、更にこの
噴射ノズルの流量制御幅の上限を、又別の噴射ノズルの
下限流量になるように合わせて設定するようにしたもの
である。
【0018】そしてこれにより、前記した開閉弁36ー
1、36ー2、36ー3、及び36ー4の各弁を適宜選択して
開閉作動と流量調整弁35ー1、35ー2、35ー3、35ー4
での流量調整によって、最小L5(kg/hr)の流量よ
り最大L1+L2+L3+L4(kg/hr)の流量の範囲
で連続的に流量を変化せしめることができる。従ってこ
の供給される液化炭酸ガスZLの量に応じて、ハウジン
グ11内で雪状ドライアイスZSが生成され、ハウジン
グ11の下方よりそれに応じた量のペレット状ドライア
イスZPが製造され採取される。このようにして、本発
明のペレット状ドライアイス成形装置では、必要とされ
るペレット状ドライアイスZPの消費量の増減の変化量
に合わせて、適切な液化炭酸ガス導入絞り部Sの口径d
を有する噴射ノズルを適宜選択して作動せしめるととも
に、流量調整弁35で流量を調整設定して適切な無駄の
ない運転をすることができる。
【0019】
【実施例】次ぎに、実施例として、上記した本発明のペ
レット状ドライアイス成形装置31を運転してペレット
状ドライアイスZPを製造する態様について説明する。
ここで、複数の噴射ノズル32として、例えば4本の噴
射ノズル32ー1、32ー2、32ー3、及び32ー4を配設し
た例を例示して説明する。そしてこれら噴射ノズルの液
化炭酸ガス導入絞り部Sの口径として、例えば、d1
2.4mm、d2=2.2っm、d3=2.0mm、d4
1.8mmとし、そしてそれぞれの噴射ノズルの流量調
整制御範囲を各流量調整弁35ー1、35ー2、35ー3、3
5ー4で例えば以下のように調整し得るようにする。即
ち、 120(kg/hr)≧(噴射ノズル32ー1)≧100(kg/hr)、 100(kg/hr)≧(噴射ノズル32ー2)≧75(kg/hr)、 75(kg/hr)≧(噴射ノズル32ー3)≧50(kg/hr)、 50(kg/hr)≧(噴射ノズル32ー4)≧25(kg/hr)。
【0020】そこで消費側の必要消費量に応じて、作動
せしめる噴射ノズルを上記噴射ノズル32ー1、32ー2、
32ー3、及び32ー4より適宜選択する。例えば、消費側
の使用量が224(kg/hr)場合は、噴射ノズル3
2ー1、32ー2、32ー4を作動せしめるよう、それらの噴
射ノズルに連結されている開閉弁36ー1、36ー2、36
ー4を開くとともに、これに連結する流量調整弁35ー1、
35ー2、35ー4により供給する液化炭酸ガスZLの流量
を生産量に適った適切な流量224(kg/hr)調節
する。そしてこれらに連接されているそれぞれの上流側
管路Tより液化炭酸ガスZLが、・(開閉弁36ー1)〜
(流量調整弁35ー1)〜(噴射ノズル32ー1)の供給
系、・(開閉弁36ー2)〜(流量調整弁35ー2)〜(噴
射ノズル32ー2)の供給系、及び、・(開閉弁36ー4)
〜(流量調整弁35ー4)〜(噴射ノズル32ー4)の供給
系の各系を経てハウジング内11に噴射され、雪状ドラ
イアイスZSとなってハウジング11の下部に落下す
る。
【0021】そして、下部に設けられたダイス2に設け
られた成形孔Hに回転ローラーによって雪状ドライアイ
スZSが押し込めて充填、圧縮され、そして固形化して
成形され、所定寸法のペレット状のドライイアイスZP
となって所定量が導出開口13より外部に導出される。
このようにして、噴射ノズル32ー1、32ー2、32ー3、
及び32ー4を適宜選択して使用することにより、上記し
た例では最小25kg/hrより最大345kg/hrの
ペレット状ドライアイスZPの生産量を連続的に変化せ
しめて成形することができる。そこで表1に、生産量に
対応した、上記した流量調整制御範囲を有する各噴射ノ
ズル32ー1、32ー2、32ー3、及び32ー4の組み合わせ
使用状態の例を表示する。なお表1中、○印は使用状態
を示し、(ー)印は閉止状態を示す。
【0022】
【表1】
【0023】このようにして、ペレット状ドライアイス
Pの消費使用量に応じて、ペレット状ドライアイスZP
の生産量を調整制御することにより、必要以上のペレッ
ト状ドライアイスZPを製造して貯蔵保管する必要は無
く、使用必要量を連続的に成形して即座に供給すること
ができ、使用先現場に直結して必要量を使用変動に対応
して供給するのに極めて好都合である。しかも、ペレッ
ト状ドライアイスZ Pを安定した状態で成形することが
できるばかりでなく、供給使用する液化炭酸ガスZL
無駄なく効率的に使用することができる。
【0024】[実施例1]タイヤ金型をペレット状ドラ
イアイスZPを噴射せしめて洗浄するにあたり、上記し
た如きそれぞれ噴射能力の異なる4本の噴射ノズル32
ー1、32ー2、32ー3、及び32ー4を備えた本発明のペレ
ット状ドライアイス成形装置を使用して行った。 (運転開始時)運転初期において、4本の噴射ノズルを
それぞれ最大の流量状態として使用し、液化炭酸ガスZ
Lをハウジング11内に噴射せしめた。その結果、運転
開始後約3分で装置全体が冷却され、ペレット状ドライ
アイスZPが製造されて導出し始めた。そして以後安定
した状態で連続して導出される状態となった。
【0025】(第1洗浄作業)第1の洗浄作業として、
洗浄対象の金型が、ペレット状ドライアイスZPを噴射
速度1kg/minで噴射せしめて60分間供給する必要
がある洗浄作業に、ペレット状ドライアイスZPを供給
した。供給生産量は60kg/hrであるので、運転初
期に10kg成形した後に、引き続き前記表1に従っ
て、開閉弁36ー3を開にして噴射ノズル32ー3を使用状
態とし、その他の開閉弁は閉として、他の噴射ノズルは
閉止状態とするとともに、流量調整弁35ー3を調整して
生産量60kg/hrに設定し運転した。
【0026】(第2洗浄作業) 次いで汚れが具合の多
いタイヤ金型をペレット状ドライアイスZPの噴射で洗
浄した。汚れ具合が多いので、ペレット状ドライアイス
Pの噴射速度が1.5kg/hr必要であり、この状態
で60分間洗浄することが必要であった。そこで、ペレ
ット状ドライアイスZPの生産量を90kg/hrにする
ため、噴射ノズル32ー2を使用状態にして噴射ノズル3
2ー3を閉止状態になるよう開閉弁36ー2と開閉弁36ー3
を開閉操作して行うとともに、その他の噴射ノズルを閉
止状態にし、そして流量調整弁35ー2を調整して、生産
量90kg/hrに設定し運転した。
【0027】このようにして、本発明のペレット状ドラ
イアイス成形装置では、使用する噴射ノズルを適宜選択
して、ペレット状ドライアイスZPの生産量を変更する
ことができるため、無駄にペレット状ドライアイスZP
を生産すること無く、洗浄物の状態に応じて洗浄に必要
な量を適切に調整して成形製造することができて、運転
効率を向上せしめることができた。又、ペレット状ドラ
イアイスZPを成形製造し、導出されたペレット状ドラ
イアイスZPを直ちに金型の洗浄を行っている現場に供
給するので、ペレット状ドライアイスZP同士が溶融し
て結合しブロック化となることは無く、洗浄に使用する
ブラストノズルまでの供給用チューブ内に詰まることも
なく、効率良い運転を行うことができた。更に、使用す
る必要量に応じてペレット状ドライアイスZPを製造
し、即時に適応量を供給することができるので、余分な
ペレット状ドライアイスZPを貯蔵保管する必要が無
く、そのため原料である高価な液化炭酸ガスの使用量に
無駄がなくなり節減された。
【0028】なお、生産供給するする量が、上記実施例
1より多く必要であることが予測される場合は、上記仕
様規格の噴射ノズル32ー4の調整制御流量範囲を50≧
L≧25(kg/hr)に変えて、140≧L≧120
(kg/hr)の能力の噴射ノズルに取り替えることに
より、液化炭酸ガスZLの噴射流量の調整制御流量範囲
を全体により増量された生産量側に移すことができる。
なお又、上記実施例1において、噴射ノズル32ー1、3
2ー2、32ー3及び32ー4を、それぞれ同一平面上に均等
に4箇所配置してペレット状ドライアイス成形装置とし
たが、本発明はこれに限定されるものでは無く、例えば
噴射ノズル32の配置高さを変えるなどして、別の平面
上に更に別途に噴射ノズルを4本等複数個設けても良
い。又、高さの異なる平面上に2本ずつ4本設けてもよ
い。又更に、設置する噴射ノズルの本数は、必要に応じ
て適宜配設すれば良くその数は特定の本数に限定される
ものではない。
【0029】
【発明の効果】本発明のペレット状ドライアイスの成形
装置及びペレット状ドライアイスの製造方法は、上記し
た形態で実施され、以下の如き効果を奏する。本発明の
ペレット状ドライアイス成形装置は、液化ガス導入絞り
部口径がそれぞれ異なる寸法の噴射ノズルを設置し、そ
してそれぞれの上流側に流量調整弁、開閉弁を設けたこ
とにより、必要とされる生産量に応じて適宜適切な噴射
ノズルを選択して配設し、流量調節弁で噴射ノズルへの
液化炭酸ガスの流量を調節してペレット状ドライアイス
の製造量を必要適当量に適宜可変とすることができる。
それ故、ペレット状ドライアイスの使用消費量に応じて
適切な絞り部口径の噴射ノズル選択して稼働制御して生
産を行うことができ、そして、必要量を即時に使用現場
に供給することができるため、予め余分な量を製造して
貯蔵保管して置く必要が無くなる。従って、貯蔵保管に
よるガス化による損失が最小限に低減することができ、
原料である高価な液化炭酸ガスの無駄な消費が低減さ
れ、生産効率を著しく向上せしめることができる。
【0030】そして、配設する噴射ノズルは適宜脱着可
能としたので、ペレット状ドライアイスの成形装置をの
製造能力を、必要に応じて噴射ノズルを取り替えて装着
せしめることにより、極めて広い生産量の調整制御範囲
で使用することができ、1台の成形装置本体で噴射ノズ
ルを多数本備えることによって、極めて汎用性の高いペ
レット状ドライアイス成形装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のペレット状ドライアイス成形装置の
一例を説明する縦断面図。
【図2】 図1の図でAーA’線に沿って切裁した平面
図。
【図3】 本発明で使用する噴射ノズルを説明する噴射
ノズルの断面図。
【図4】 従来のペッレット状ドライアイスの成形装置
の一例を説明するための概略断面図。
【符号の説明】
31…ペレット状ドライアイス成形装置、 32…噴射
ノズル、32a…噴射ノズルの鍔部、 33…鞘管、
33a…鞘管の外端部、34…袋ナット、 35…流量
調整弁、 36…開閉弁、 P…パッキン、S…液化炭
酸ガス導入絞り部、 d…絞り部口径、T…噴射ノズル
の上流側管路、 2…ダイス、 3…回転軸、4…雪状
ドライアイス収集部材、 5…回転ローラ、 7…ター
ンテーブル、9…切断棒、 10…排気口、 11…ハ
ウジング、 13…導出開口、14…搬出シューター、
15…邪魔板、 16…電磁弁 17…基台、H…成
形孔、 t…空隙、 ZL…液化炭酸ガス、 ZS…雪状
ドライアイス、ZP…ペレット状ドライアイス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化炭酸ガス貯槽と連設されている噴射
    ノズルをハウジング内に設けて、該噴射ノズルから液化
    炭酸ガスを噴射してハウジング内に形成したスノ−状ド
    ライアイスを圧縮してペレット状ドライアイスに成形し
    て導出するペレット状ドライアイスの成形装置におい
    て、前記ハウジング内に設ける噴射ノズルとして、それ
    ぞれ異なる液化炭酸ガス導入絞り部口径寸法よりなる噴
    射ノズルを複数個配設せしめてなることを特徴とするペ
    レット状ドライアイスの成形装置。
  2. 【請求項2】 上記噴射ノズルの上流側に流量調整弁が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載のペレ
    ット状ドライアイスの成形装置。
  3. 【請求項3】 上記噴射ノズルの上流側に開閉弁が設け
    られていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のペレット状ドライアイスの成形装置。
  4. 【請求項4】 ハウジング内に設置された複数の噴射ノ
    ズルより、それぞれ異なる量の液化炭酸ガスを噴射せし
    めるとともに、それらの少なくとも1つの噴射ノズルを
    適宜選択して作動せしめるようにして、ドライアイスの
    製造量を連続的に可変にして運転可能にしたことを特徴
    とするペレット状ドライアイスの製造方法。
JP24935299A 1999-09-02 1999-09-02 ペレット状ドライアイスの成形装置及び製造方法 Withdrawn JP2001072405A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001139319A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Nippon Sanso Corp ドライアイスペレット成形装置
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CN109279604A (zh) * 2018-11-30 2019-01-29 厦门理工学院 一种高密度二氧化碳成型设备

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