JP2001072147A - 積層剥離型チューブ - Google Patents

積層剥離型チューブ

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JP2001072147A
JP2001072147A JP24550799A JP24550799A JP2001072147A JP 2001072147 A JP2001072147 A JP 2001072147A JP 24550799 A JP24550799 A JP 24550799A JP 24550799 A JP24550799 A JP 24550799A JP 2001072147 A JP2001072147 A JP 2001072147A
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JP
Japan
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air
tube
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JP24550799A
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English (en)
Inventor
Takayuki Goto
孝之 後藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外層部と内層部とからなる積層剥離型チュー
ブにおいて、使用時に両者の間に導入される空気の逆流
を防ぐための弁体を正確に取り付けることのできるもの
を提案する。 【解決手段】 本発明による積層剥離型チューブは、外
層部と内層部とを具え、両者の間に空気を導入してこれ
らを剥離可能としたものであり、外層部表面に、外層部
と内層部との間に空気を導入するための小孔を、また、
この小孔の背面にフィルム状の弁体をさらに設けると共
に、前記外層部、前記内層部および前記弁体を底部で一
体に接合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品、練り歯磨
き等のためのチューブ型容器に関するものであり、特
に、チューブを外層部と内層部からなる積層構造とし、
かつこれらを剥離可能としたものである。
【0002】
【従来の技術】積層剥離型チューブなどのいわゆる積層
剥離型容器は、合成樹脂製の外層部の内側に、合成樹脂
製の内層部が剥離可能に積層されている。容器の胴体を
押して内容物(例えばハンドクリーム等)を注出させる
と、内容物の減少に伴って内層部が外層部から剥離して
収縮する。この内層部の収縮をスムーズに行わせるため
に、外層部には空気導入孔を設け、この空気導入孔から
外層部と内層部との間に空気を導入する。
【0003】かかる積層剥離型容器の従来の例として、
例えば、図5に示す特開平4-267727号に開示されたもの
がある。
【0004】図5に示す容器20は、胴部21と、その先端
に設けた口金部22を具える。胴部21は外層部23および内
層部24からなる積層構造をなし、これらは底部25で接合
されており、それ以外の部分では剥離可能となってい
る。外層部23には空気導入孔26が設けられており、これ
は外層部23を貫通しているが、内層部24へは貫通してい
ない。この空気導入孔26を通して外層部23と内層部24と
の間に空気を導入することにより、これらが剥離するよ
うになる。また、この空気導入孔26裏の、外層部23と内
層部24との間には弁体27が設けられている。この弁体27
は、空気導入孔26を通して外層部23と内層部24との間に
流入した空気が逆流するのを防ぐためのものである。
【0005】この容器20の使用に際しては、図5に示す
ように、まず、空気導入孔26を指で塞ぎながら胴部21を
押圧して容器20の内容物を注出させる。その後図示しな
いキャップを口金部23に嵌合させて容器20内部を閉鎖
し、指を空気導入孔26から離すと、この孔を通して外層
部23と内層部24との間に空気が導入され、その後外層部
23が元の形状に復帰する。以後、使用を継続すると、常
に外層部23は元の形状に復帰するが、弁体27によって空
気が流出できなくなっているため、内層部24は内容物の
減少に伴って収縮し、そのため内層部24内に口金部23よ
り空気が流入することが防止される。
【0006】通常、こうした従来の積層剥離型容器はブ
ロー成型により製造しているが、弁体を外層部と内層部
との間の所定の位置、すなわち外層部に設けた空気導入
孔の裏側に正確に取り付けることが困難であるという問
題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決し、積層剥離型の容器において、外層部と内層部
との間に導入した空気の逆流を防ぐ弁体を、正確に所定
の位置に取り付けることができる、チューブ型の積層剥
離型容器を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】す
なわち本発明は、外層部と内層部とを具え、両者の間に
空気を導入してこれらを剥離可能とした積層剥離型チュ
ーブにおいて、前記外層部表面に、前記外層部と前記内
層部との間に空気を導入するための小孔を、また前記外
層部裏面の前記小孔の背面にフィルム状の弁体をさらに
設けると共に、前記外層部、前記内層部および前記弁体
を底部で一体に接合したことを特徴とするものである。
【0009】本発明による積層剥離型チューブは、使用
時に外層部と内層部との間に導入される空気の逆流を防
ぐための弁体をフィルム状とし、この弁体を外層部、内
層部と共にチューブの底部で一体となるように接合する
こととしている。そのため、チューブの製造時におい
て、弁体を所定の取り付け箇所に正確に位置決めするこ
とが可能であるという利点を有する。特に、本発明では
容器がチューブ型であることから、これらの接合が容易
であるという効果をも有している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。
【0011】図1〜図4は、本発明による積層剥離型チ
ューブの一実施形態を示すものである。本チューブ10
は、胴部11と、その先端に設けた口金部12を具え、図1
に示すように使用者が指等で胴部11を押して、口金部12
より内容物(ハンドクリーム等)13を絞り出す。また、
本チューブ10の胴部11には空気導入孔14が設けられてい
るが、その作用については後述する。
【0012】図2〜図4は、本積層剥離型チューブ10の
一部を断面で示すものである。図示のように、本チュー
ブ10の胴部11は、外層部15および内層部16からなる積層
構造をなしており、両者は一部が図示しない接合部で接
合されている以外は剥離可能となっている。胴部11に設
けた空気導入孔14は、外層部15を貫通しているが、内層
部16へは貫通していない。この空気導入孔14を通して外
層部15と内層部16との間に空気を導入することにより、
両者が剥離するようになる。また、この空気導入孔14裏
の、外層部15と内層部16との間にはフィルム状の弁体17
が設けられている。
【0013】図4は、空気導入孔14から空気が流入した
ことによって外層部15と内層部16とが剥離し、内層部16
が収縮した状態を示すものであり、両者の間には空間18
が形成されている。本チューブ10の使用によって内容物
13が減少するに伴い、内層部16はさらに収縮して、例え
ば図の一点鎖線で示すようになる。
【0014】フィルム状の弁体17は、空気導入孔14を通
して外層部15と内層部16との間に流入した空気が逆流す
るのを防ぐためのものである。そのため、一旦外層部15
と内層部16との間に入り込んだ空気が外部に漏れて、収
縮した内層部16が元の形状に戻るのを防ぐことができ
る。
【0015】以上説明したように、本発明による積層剥
離型チューブは、使用時に外層部と内層部との間に導入
される空気の逆流を防ぐための弁体をフィルム状とし、
この弁体を外層部、内層部と共にチューブの底部で一体
となるように接合することとしている。そのため、チュ
ーブの製造時において、弁体を所定の取り付け箇所に正
確に位置決めすることが可能であるという利点を有す
る。それによって製品歩留まりの向上や製造時間の短縮
を図ることが可能となり、製造コストの低減に寄与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による積層剥離型チューブの使用状態
を示す図である。
【図2】 本チューブの外観を、一部を断面で示す図で
ある。
【図3】 本チューブの外観を、図2とは異なる方向か
ら見た、一部を断面で示す図である。
【図4】 使用中の本チューブの外観を、一部を断面で
示す図である。
【図5】 従来の積層剥離型容器の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 積層剥離型チューブ 11,21 胴部 12,22 口金部 13 内容物 14,26 空気導入孔 15,23 外層部 16,24 内層部 17 フィルム弁 18 チューブ底部 19 空間 20 積層剥離型容器 25 容器底部 27 弁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA03 PC04 PC06 PC07 PD22 PE09 PF10 3E033 AA02 BA13 CA16 DA03 DB01 DC04 DD01 DE05 DE20 3E065 AA01 BA11 CA11 DA04 DB05 DC03 DD05 FA11 FA13 GA01 GA10 JA22

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外層部と内層部とを具え、両者の間に空
    気を導入してこれらを剥離可能とした積層剥離型チュー
    ブにおいて、 前記外層部表面に、前記外層部と前記内層部との間に空
    気を導入するための小孔を、また前記外層部裏面の前記
    小孔の背面にフィルム状の弁体をさらに設けると共に、
    前記外層部、前記内層部および前記弁体を底部で一体に
    接合したことを特徴とする積層剥離型チューブ。
JP24550799A 1999-08-31 1999-08-31 積層剥離型チューブ Pending JP2001072147A (ja)

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