JP2001071364A - 射出成形機のブレーキ回路およびその制御方法 - Google Patents
射出成形機のブレーキ回路およびその制御方法Info
- Publication number
- JP2001071364A JP2001071364A JP25255299A JP25255299A JP2001071364A JP 2001071364 A JP2001071364 A JP 2001071364A JP 25255299 A JP25255299 A JP 25255299A JP 25255299 A JP25255299 A JP 25255299A JP 2001071364 A JP2001071364 A JP 2001071364A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- oil chamber
- oil
- valve
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
圧力に保ち、速度制御が可能な射出成形機のブレーキ回
路及び制御方法を提供する。 【解決手段】 ピストン2により前進側油室4及び後退
側油室10に分け、両室に作用する圧油により軸方向に
ピストン2を進退させるシリンダ3と、前進側油室4と
油圧源5または油タンク7とを連結し、油圧源5からの
圧油をピストン2の前進速度調整用絞り弁9を介して前
進側油室4に作用させるか否かを切換える第1の切換弁
8を設けた配管と、後退側油室10と油源5または油タ
ンク7を連結し、圧油をブレーキ速度調整用絞り弁12
を介して後退側油室10に作用させるか否かを切換える
第2の切換弁13を設けた配管と、配管11に設けた圧
力センサ20と、それが検出した圧力により第2の切換
弁13の切換を制御するコントローラ21を有する。
Description
リンダ或いは型締シリンダ等のブレーキ回路およびその
制御方法に関する。
ダの場合を例に採り説明すると、スクリュ1を取付けた
ピストン2が射出シリンダ3内に摺動自在に嵌着されて
おり、射出シリンダ3の内径部を前進側油室4および後
退側油室10に分けている。射出シリンダ3の前進側油
室4には油圧源5からの圧油を導入する配管6が設けて
あり、この配管6には油圧源5からの圧油を射出速度制
御用絞り弁9を介して前進側油室4に作用させるか否か
を切換える切換弁8が設けてある。
1が設けてあり、この配管11には後退側油室10内の
戻り油を直接或いはブレーキ速度調整用絞り弁12を介
して油タンク7に戻すかを切換える切換弁13が設けて
ある。
からの圧油は絞り弁9により予め定められた流量で切換
弁8の左室を介して射出シリンダ3の前進側油室4に作
用し、スクリュ1は予め定められた射出速度で前進(図
中左向する)する。一方後退側油室10からの戻り油は
配管11から切換弁13の右室を通り直接に油タンク7
に戻るのでピストン2、即ちスクリュ1は高速前進にな
る。
るには切換弁13を励磁させ、右室から左室に切換え、
後退用側室10からの戻り油を配管11から切換弁13
の左室を介して、絞り弁12を予め定められた流量で通
過させ、戻り油に抵抗を与えてブレーキが掛かるように
している。
ン2が相当前進しないと後退側油室10側の圧力が高く
ならず、ブレーキの利きまでに時間を要し、ピストン2
は慣性でそのまま進んでしまうという欠点および後退側
油室10が最適な圧力に保てず、意図する速度制御がで
きないという欠点があった。
きが悪いという欠点および意図する速度制御ができない
という欠点を取除き、素早くブレーキが利き、かつ予め
定めた圧力で速度制御が可能な射出成形機のブレーキ回
路およびその制御方法を提供することにある。
め本発明は内径部に摺動自在に嵌着したピストンにより
前進側油室および後退側油室に分けるとともに、同両室
に作用する圧油により軸方向にピストンを進退させるシ
リンダと、同シリンダの前進側油室と油圧源または油タ
ンクとの間を連結し、油圧源からの圧油をピストンの前
進速度調整用絞り弁を介して前記前進側油室に作用させ
るか否かを切換える第1の切換弁を設けた配管と、シリ
ンダの後退側油室と油圧源または油タンクとの間を連結
し、油圧源からの圧油をブレーキ速度調整用絞り弁を介
して前記後退側油室に作用させるか否かを切換える第2
の切換弁を設けた配管と、シリンダの後退側油室に連結
された配管に設けた後退側油室内の圧力を検知する圧力
センサと、同圧力センサが所定の圧力値を検出したと
き、第2の切換弁の切換制御をするコントローラとを有
してなる射出成形機のブレーキ回路とした。
に換えて、圧力と流量を同時に制御可能な油圧サーボ弁
としたり、前進速度調整用およびブレーキ速度調整用絞
り弁は電磁制御比例弁とすれば好適である。
掛けるに際し、前進速度を調整する絞り弁の開度変更の
タイミングに合わせ、第2の切換弁により油圧源からの
圧油をブレーキ速度調整用絞り弁、次いで第2の切換弁
を介してシリンダの後退側油室に導くとともに、圧油が
後退側油室に作用している間中圧力センサが後退側油室
の圧力を監視し続け、同圧力センサが後退側油室が最適
圧力になる所定の圧力値を検知したとき、コントローラ
が第2の切換弁を後退側油室からの戻り油を直接油タン
クへ戻すよう切換える射出成形機のブレーキ回路を制御
することが可能である。
リンダの場合を例に採り図1により説明する。説明に際
し、従来例と同一部材は同一番号を付し、その説明を省
き、本発明で新たに加わった部材のみ新番号を付してそ
の説明をする。
ら配管15を分岐させ、ブレーキ速度調整用絞り弁12
の上流に連結させ、ピストン2の前進中にブレーキが必
要のとき、今まで射出速度制御用絞り弁9、次いで切換
弁8の左室を介してシリンダ3の前進側室4へ作用させ
ていた油圧源5からの圧油を配管15、次いでブレーキ
速度調整用絞り弁12を介してシリンダ3の後退側油室
10へ作用させるようにするとともに、後退側油室10
に連結している配管11に圧力センサ20を取付け、そ
の圧力センサ20が圧油が後退側油室10に作用してい
る間、圧力を検知し続け、圧力センサ20が後退側油室
10が最適圧力である所定の圧力値を検出したとき、コ
ントローラ21からの信号により後退側油室10からの
戻り油を直接油タンク7へ戻すよう切換弁13を切換え
るようにした。
退側油室10の圧力を上げ、高速で移動してくるビスト
ン2に対しブレーキを掛け、かつ後退側油室10を最適
な圧力に保ち、予め定めた圧力で速度制御が可能であ
る。
換弁と前進速度調整用絞り弁を用いた場合を説明した
が、これに限るものでなく、例へば油圧サーボ弁を使用
しても良い。また前進速度調整用およびブレーキ速度調
整用絞り弁は電磁制御比例弁とすることも可能である。
ンダについて説明したが、これに限るものでなく、型締
シリンダのブレーキ回路についても同様である。
キ回路が有するブレーキの利きが悪く、かつ後退側油室
を最適な圧力に保つことができないという欠点が取除か
れ、ブレーキを素早く掛けるとともに、後退側油室を最
適な圧力に保ち、予め定めた圧力で速度制御ができる。
ーキ回路図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 内径部に摺動自在に嵌着したピストンに
より前進側油室および後退側油室に分けるとともに、同
両室に作用する圧油により軸方向にピストンを進退させ
るシリンダと、同シリンダの前進側油室と油圧源または
油タンクとの間を連結し、油圧源からの圧油をピストン
の前進速度調整用絞り弁を介して前記前進側油室に作用
させるか否かを切換える第1の切換弁を設けた配管と、
シリンダの後退側油室と油圧源または油タンクとの間を
連結し、油圧源からの圧油をブレーキ速度調整用絞り弁
を介して前記後退側油室に作用させるか否かを切換える
第2の切換弁を設けた配管と、シリンダの後退側油室に
連結された配管に設けた後退側油室内の圧力を検知する
圧力センサと、同圧力センサが所定の圧力値を検出した
とき、第2の切換弁の切換を行うコントローラとを有し
てなる射出成形機のブレーキ回路。 - 【請求項2】 前記第1の切換弁とピストンの前進速度
調整用絞り弁に換えて、油圧サーボ弁としたことを特徴
とする請求項1記載の射出成形機のブレーキ回路。 - 【請求項3】 前記第1および第2の絞り弁は電磁制御
比例弁であることを特徴とする請求項1記載の射出成形
機のブレーキ回路。 - 【請求項4】 前記シリンダは射出用或いは型締用のい
ずれか一側であることを特徴とする前記請求項1ないし
3記載の射出成形機のブレーキ回路。 - 【請求項5】 請求項1記載の射出成形機のブレーキ回
路を有し、前進中のピストンにブレーキを掛けるに際
し、前進速度調整用絞り弁の開度変更のタイミングに合
わせ、第2の切換弁により油圧源からの圧油をブレーキ
速度調整用絞り弁、次いで第2の切換弁を介してシリン
ダの後退側油室に導くとともに、圧油が後退側油室に作
用している間中圧力センサが後退側油室の圧力を監視し
続け、同圧力センサが後退側油室の最適圧力となる所定
の圧力を検知したとき、コントローラが後退側油室から
の戻り油を直接油タンクへ戻すよう第2の切換弁を切換
えることを特徴とする射出成形機のブレーキ回路制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25255299A JP4230066B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 射出成形機のブレーキ回路およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25255299A JP4230066B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 射出成形機のブレーキ回路およびその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001071364A true JP2001071364A (ja) | 2001-03-21 |
JP4230066B2 JP4230066B2 (ja) | 2009-02-25 |
Family
ID=17238968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25255299A Expired - Fee Related JP4230066B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 射出成形機のブレーキ回路およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4230066B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108973087A (zh) * | 2018-09-28 | 2018-12-11 | 张家港市联鑫塑料机械有限公司 | 注吹中空成型机构液压冲击减缓机构 |
JP2019015630A (ja) * | 2017-07-07 | 2019-01-31 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ |
-
1999
- 1999-09-07 JP JP25255299A patent/JP4230066B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019015630A (ja) * | 2017-07-07 | 2019-01-31 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ |
CN108973087A (zh) * | 2018-09-28 | 2018-12-11 | 张家港市联鑫塑料机械有限公司 | 注吹中空成型机构液压冲击减缓机构 |
CN108973087B (zh) * | 2018-09-28 | 2024-02-20 | 张家港市联鑫塑料机械有限公司 | 注吹中空成型机构液压冲击减缓机构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4230066B2 (ja) | 2009-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0655398B2 (ja) | プラスチック射出成形機の型締め装置にある液圧装置 | |
JPH10669A (ja) | 射出成形機のフィードバック制御装置 | |
JPS63254203A (ja) | 二重作動シリンダにおけるピストンの制御装置 | |
US8561400B2 (en) | Hydraulic circuit of injection cylinder in die-casting apparatus | |
JP2994511B2 (ja) | ダイカストマシンの射出速度制御方法 | |
JPH0232065B2 (ja) | ||
JP2001071364A (ja) | 射出成形機のブレーキ回路およびその制御方法 | |
JP3828857B2 (ja) | ダイカストマシンの射出装置 | |
JP3240265B2 (ja) | 型締装置の油圧制御方法 | |
JP2004066253A (ja) | ダイカストマシンの射出装置 | |
JPS6394811A (ja) | 射出成形機の射出油圧回路 | |
JPS60242028A (ja) | 射出圧縮成形方法 | |
JP3923707B2 (ja) | ダイカスト装置 | |
JP3202361B2 (ja) | 射出成形機のブレーキ装置 | |
JP2911970B2 (ja) | アンクランプ動作異常検出装置 | |
JPH0357460Y2 (ja) | ||
JPH02151361A (ja) | 射出成形装置用油圧シリンダの速度制御方法 | |
JPH0750186Y2 (ja) | 射出成形機の型開閉用油圧制御装置 | |
JPH07290536A (ja) | トグル式型締め装置の油圧回路 | |
JP3231236B2 (ja) | シールド掘進機におけるジャッキ装置の制御装置 | |
JP3638381B2 (ja) | 射出成形機の型締制御方法 | |
JP2001138374A (ja) | 射出成形機の型締制御方法及び型締装置 | |
JP3586823B2 (ja) | 射出成形機における型開き制御方法 | |
JP4235872B2 (ja) | 液圧で駆動される機械の動作速度を制御する方法、および前記機械のための駆動装置 | |
JP2001269975A (ja) | 射出成形機の型開制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060904 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081125 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |