JP2001071217A - 押し出し材の接合構造 - Google Patents

押し出し材の接合構造

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JP2001071217A
JP2001071217A JP25047699A JP25047699A JP2001071217A JP 2001071217 A JP2001071217 A JP 2001071217A JP 25047699 A JP25047699 A JP 25047699A JP 25047699 A JP25047699 A JP 25047699A JP 2001071217 A JP2001071217 A JP 2001071217A
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JP
Japan
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rear side
side frame
extruded
joint member
cross
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JP25047699A
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Inventor
Takeshi Aoki
剛 青木
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の強度及び所望の荷重伝達特性が
得られ、部品点数及び作業工数の低減することが可能な
押し出し材の接合構造を提供する。 【解決手段】 両端が一対の押し出し材の端面部に挿
入するべく各押し出し材の断面形状に沿う断面形状をな
す継ぎ手部材を各押し出し材端面部に挿入して各押し出
し材と継ぎ手部材とを接合することにより、各押し出し
材の端面同士を突き合わせて接合することで、継ぎ手部
材が押し出し材の形状に沿う断面形状をなすため、内部
にリブがある押し出し材でも継ぎ手部材を介して好適に
荷重伝達され、殆ど連続した部材として扱うことができ
る。また、1つの継ぎ手部材を各押し出し材に接合する
のみであることから、接合構造が平易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押し出し材の接合
構造に関し、特にアルミニウム材の押し出し材で構成さ
れた自動車等のフレームを修理するのに適した押し出し
材の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車体の軽量化をより一層推進しよ
うとする要望に応えるべく、アルミニウム合金材で構成
された車体構造を実用に供する機運が高まっている。こ
のようなアルミニウム合金製車体のうち例えばサイドフ
レームはアルミニウム合金の押し出し材を用いるが、そ
の実用化に伴い、フレームが変形・切断した際の修理方
法も完備しておく必要がある。一般的には押し出し材同
士をその端部で継ぐには、その端面同士を突き当て、そ
の外周を覆うように、継ぎ手部材を密着させ、各押し出
し材と継ぎ手部材とを接合する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、押し出
し材外周を覆うのに、例えばU字状断面の継ぎ手部材と
パネル状継ぎ手部材とを組み合わせて閉断面とするな
ど、複数の継ぎ手部材が必要であり、部品点数が多くな
ると共に継ぎ手同士の接合も含めて接合箇所も多くなり
がちであり、その作業に多くの工数を要するという問題
があった。
【0004】また、特に車体フレームにアルミニウム合
金の押し出し材を用いる場合、その強度を確保するべく
内部にリブが形成されているが、フレームの外周で継ぎ
手部材を介して補修用押し出し材に接合するのみでは内
部で所望の荷重伝達がなされず、衝突時などにその変形
を制御し難いという問題もあった。
【0005】本発明は、上記したような従来技術の問題
点を解決するべく案出されたものであり、所望の強度及
び所望の荷重伝達特性が得られ、部品点数及び作業工数
を低減することが可能である押し出し材の接合構造を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
べく本発明では、一対の押し出し材(リアサイドフレー
ム4、補修材11)の端面同士を突き合わせて接合する
ための押し出し材の接合構造に於いて、両端が前記各押
し出し材の端部に所定長挿入するべく各押し出し材(リ
アサイドフレーム4、補修材11)の断面形状に沿う断
面形状をなす継ぎ手部材13、23を各押し出し材(リ
アサイドフレーム4、補修材11)端面部に挿入して各
押し出し材(リアサイドフレーム4、補修材11)と継
ぎ手部材13、23とを接合することにより、両各押し
出し材(リアサイドフレーム4、補修材11)を互いに
接合するようにした。
【0007】継ぎ手部材が押し出し材の形状に沿う断面
形状をなすことで、内部にリブがある押し出し材でも継
ぎ手部材を介して好適に荷重伝達される。殆ど連続した
部材として扱うことができる。また、1つの継ぎ手部材
を各押し出し材に接合するのみであることから、接合構
造が平易化される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明が適用される車体下部フレ
ームの全体を示している。このフレームは、アルミニウ
ム合金で形成された種々の部材を互いに溶接結合して構
成されており、ダッシュボードロワクロスメンバ1にそ
の後端を結合して前方へ延出された左右一対のフロント
サイドフレーム2と、リアクロスメンバ3にその前端を
結合されて後方へ延出された左右一対のリアサイドフレ
ーム4と、ダッシュボードロワクロスメンバ1とリアク
ロスメンバ3との両側端間を連結するべく前後方向に延
設された左右一対のサイドシル5と、ダッシュボードロ
ワクロスメンバ1とリアクロスメンバ3との中央部同士
間を連結するべく前後方向に延設されたフロアトンネル
6と、居室の前後方向中間部にて左右のサイドシル5同
士間を連結するミドルクロスメンバ7と、ダッシュボー
ドロワクロスメンバ1に於けるフロントサイドフレーム
2の接続部とリアクロスメンバ3の側端との間を連結す
るべく後側が開いたハ字形に配設された一対のフロアビ
ーム8と、サイドシル5とフロアビーム8との間を連結
するべくミドルクロスメンバ7の後方に設けられたシー
トレールブラケット9と、リアクロスメンバ3とリアサ
イドフレーム4とサイドシル5とフロアビーム8との連
結部に設けられたアウトリガー10とを備えている。
【0010】これらの各部材のうち、フロントサイドフ
レーム2、リアクロスメンバ3、リアサイドフレーム
4、サイドシル5、フロアトンネル6、ミドルクロスメ
ンバ7及びフロアビーム8は押出成形された中空材(押
し出し材)によって構成されている。尚、ダッシュボー
ドロワクロスメンバ1、シートレールブラケット9及び
アウトリガー10はダイキャスト成形されたものであ
る。
【0011】上記各部材のうち、リアサイドフレーム4
の一方が衝突などによりその中間部から先端側が変形し
た場合、変形部分を切断し、これと同じ断面形状の押し
出し材からなる後記補修材11を継ぎ手部材13を介し
て接合する。その手順を以下に説明する。
【0012】図2に示すように、補修材11の断面は、
略五角形の輪郭を有し、その内壁間に十字をなすリブ1
2が形成されている。リアサイドフレーム4もこれと同
様な断面形状をなす(図示せず)。また、継ぎ手部材1
3は押出成形された中空材(押し出し材)によって構成
されている。この継ぎ手部材13は、外周面が補修材1
1及びリアサイドフレーム4の内周面に密接する4つの
筒状部13a、13b、13c、13dと、中央の円筒
部13eとから構成され、補修材11の内壁及びリブ1
2により区画された空室11a、11b、11c、11
dに各筒状部13a、13b、13c、13dが各々密
接に入り込み、筒状部13a、13b、13c、13d
により画定されたスリット13fによりリブ12を挟み
つけるようになっている。尚、円筒部13eの両端面か
ら中間部にかけては、円筒部13eとリアサイドフレー
ム4及び補修材11の十字リブとが緩衝することを防止
するべく、リアサイドフレーム4及び補修材11の端面
部に継ぎ手部材13を挿入するスリット13fに一致す
る切り込み13gが形成されている。
【0013】一方、リアサイドフレーム4及び補修材1
1側にも前加工が必要である。その1つは、本構成では
継ぎ手部材13がリアサイドフレーム4及び補修材11
内に完全に入り込むため、継ぎ手部材13との溶接のた
めの孔11eを補修材11に形成することである。もう
1つは、リアサイドフレーム4及び補修材11の端面部
に継ぎ手部材13を挿入するが、円筒部13eの切り込
み13gのない部分とリアサイドフレーム4及び補修材
11のリブとが緩衝せずにリアサイドフレーム4の端面
と補修材11の端面とが当接するように、補修材11の
十字リブ12の中央に凹部12aを形成することであ
る。尚、補修材11側に円筒部13eの切り込み13g
のない部分を受容することで、リアサイドフレーム4側
にはこの凹部は必要ない。
【0014】上記前加工をリアサイドフレーム4及び補
修材11に施した後、まず、補修材11の端面部に継ぎ
手部材13を挿入し、その外周面の各孔11eの縁部を
溶接する(図3、図4(a))。次にリアサイドフレー
ム4の端面と補修材11の端面とが突き当たるまで継ぎ
手部材13をリアサイドフレーム4の端面部に挿入し、
その外周面の各孔4eの縁部を溶接する(図4
(b))。更にリアサイドフレーム4の端面縁部と補修
材11の端面縁部とを溶接する(図4(c))ことによ
りリアサイドフレーム4に補修材11が接合される。そ
の際、上記したように、補修材11側でスリット13f
により十字リブ12を挟みつけることにより、またリア
サイドフレーム4側でも同様にスリット13fによりリ
アサイドフレーム4の十字リブを挟みつけることによ
り、リアサイドフレーム4または補修材11に発生した
荷重が、接合した外周輪郭部分のみならず十字リブでも
好適に伝達されるようになる。
【0015】図5は、本発明の別の実施形態を示す図2
と同様な図である。本構成では継ぎ手部材23を、アル
ミニウム合金材をダイキャスト成形してなり、リアサイ
ドフレーム4と同じ輪郭形状をなすベース部23aと、
補修材11及びリアサイドフレーム4の端面部に各々挿
入する挿入部23b、23cとを有する。挿入部23
b、23cは補修材11及びリアサイドフレーム4の断
面形状に沿う断面形状を有している。即ち、例えば挿入
部23bは4つの筒状部23ba、23bb、23b
c、23bdからなり、補修材11の内壁及びリブ12
により区画された空室11a、11b、11c、11d
に各々密接に入り込み、各筒状部23ba、23bb、
23bc、23bdにより画定された十字スリット23
beによりリブ12を挟みつけるようになっている。こ
の構造は挿入部23cも同様である。
【0016】図6及び図7(a)に示すように、継ぎ手
部材23の挿入部23bをまず補修材11の端面部に挿
入し、輪郭部分を溶接する。次にこの継ぎ手部材23の
挿入部23bをリアサイドフレーム4の端面部に挿入し
(図7(b))、輪郭部分を溶接する。これによりリア
サイドフレーム4に補修材11が接合される(図7
(c))。本構成でもスリット23beにより十字リブ
12を挟みつけることにより、また挿入部23c側でも
同様に十字スリットによりリアサイドフレーム4の十字
リブを挟みつけることにより、リアサイドフレーム4ま
たは補修材11に発生した荷重が、接合した外周輪郭部
分のみならず十字リブでも好適に伝達されるようにな
る。
【0017】
【発明の効果】上記した説明により明らかなように、本
発明による押し出し材の接合構造によれば、一対の押し
出し材の端面同士を突き合わせて接合するべく、両端が
各押し出し材の端面部に挿入するべく各押し出し材の断
面形状に沿う断面形状をなす継ぎ手部材を各押し出し材
端面部に挿入して各押し出し材と継ぎ手部材とを接合す
ることにより、両各押し出し材を互いに接合すること
で、継ぎ手部材が押し出し材の形状に沿う断面形状をな
すため、内部にリブがある押し出し材でも継ぎ手部材を
介して好適に荷重伝達され、殆ど連続した部材として扱
うことができる。また、1つの継ぎ手部材を各押し出し
材に接合するのみであることから、接合が平易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による押し出し材の接合構造が適用され
る車体下部フレームの全体を示す斜視図。
【図2】本発明による押し出し材の接合構造が適用され
るリアサイドフレームの断面形状及び継ぎ手部材の構造
を示す斜視図。
【図3】本発明による押し出し材の接合構造の接合手順
を示す斜視図。
【図4】(a)、(b)、(c)共本発明による押し出
し材の接合構造の接合手順を示す断面図。
【図5】本発明の別の実施形態の継ぎ手部材の構造を示
す図2と同様な斜視図。
【図6】本発明の別の実施形態の接合構造の接合手順を
示す斜視図。
【図7】(a)、(b)、(c)共本発明の別の実施形
態に於ける押し出し材の接合構造の接合手順を示す断面
図。
【符号の説明】
2 フロントサイドフレーム 3 リアクロスメンバ 4 リアサイドフレーム 5 サイドシル 6 フロアトンネル 7 ミドルクロスメンバ 8 フロアビーム 11 補修材 12 十字リブ 13 継ぎ手部材 13a、13b、13c、13d 筒状部 13e 円筒部 13f スリット 13g 切り込み 23 継ぎ手部材 23a ベース部 23b、23c 挿入部 23ba、23bb、23bc、23bd 筒状部 23be 十字スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の押し出し材の端面同士を突き合
    わせて接合するための押し出し材の接合構造であって、 両端が、前記各押し出し材の端面部に所定長挿入するべ
    く前記各押し出し材の断面形状に沿う断面形状をなす継
    ぎ手部材を有し、 前記継ぎ手部材の前記両端を前記各押し出し材端面部に
    挿入して前記各押し出し材と前記継ぎ手部材とを接合す
    ることにより、前記両各押し出し材を互いに接合するこ
    とを特徴とする押し出し材の接合構造。
JP25047699A 1999-09-03 1999-09-03 押し出し材の接合構造 Pending JP2001071217A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114178775A (zh) * 2021-12-15 2022-03-15 湖北正达机械制造有限公司 一种重载四轮轨道车车架破损修复方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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