JP2001070702A - 分離濃縮装置及び分離濃縮方法 - Google Patents

分離濃縮装置及び分離濃縮方法

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JP2001070702A
JP2001070702A JP2000195510A JP2000195510A JP2001070702A JP 2001070702 A JP2001070702 A JP 2001070702A JP 2000195510 A JP2000195510 A JP 2000195510A JP 2000195510 A JP2000195510 A JP 2000195510A JP 2001070702 A JP2001070702 A JP 2001070702A
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aggregate
suspension
cylinder
separating
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JP2000195510A
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Hiroshi Yamazaki
浩 山崎
Katsuhiko Shinozaki
勝彦 篠崎
Yoshio Sugita
良雄 杉田
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
AGC Engineering Co Ltd
Shin Nippon Air Technologies Co Ltd
YS Denshi Kogyo KK
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Shin Nippon Air Technologies Co Ltd
YS Denshi Kogyo KK
Asahi Glass Engineering Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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    • C02F2103/08Seawater, e.g. for desalination
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶液の分離濃縮動作を連続的に行い、製造効率
の向上を図る。 【解決手段】氷結晶粒子を含む懸濁液を連続的に生成す
る。懸濁液を供給端から生成筒22に連続的に供給し、
懸濁液から液体成分を分離し排出し、結晶粒子の高密度
状態にして氷結晶粒子の集合体を生成する。氷結晶粒子
の集合体を生成筒22の送出端から回転体4Rに連続的
に供給する。この集合体を回転させ、集合体から溶液を
遠心分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶液の分離濃縮装
置及び分離濃縮方法に関し、特に、飲料、アルコール類
又は医薬品等の濃縮及び産業排水や海水の淡水化処理な
どに用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、分離濃縮方法は、例えば、対象
とする水溶液を冷却し、該水溶液中の水を凍らせて氷と
し、この氷を固液分離によって取り除き、これによって
水溶液を分離濃縮する方法である。
【0003】従来、この種の濃縮装置には、特開平11
−501号公報に開示されているものがある。該濃縮装
置は、先ず、冷却用熱交換器によって水溶液を冷却し、
氷結晶粒子を含む懸濁液を連続的に生成する。そして、
該懸濁液が垂直方向に設けられた生成手段の氷柱生成筒
に供給される。該垂直な生成筒において、上記懸濁液か
ら液体成分を分離し排出して氷結晶粒子の高密度状態に
する。同時に、上記生成筒において、氷結晶粒子を成長
させて柱状の氷粒子集合体を生成する。その後、上記氷
粒子集合体を所定長さの氷柱に切断し、氷柱から濃縮溶
液を抜き取っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の濃縮装置は、生成手段によって柱状の氷粒子集合体を
生成した後、移送手段によって氷柱に切断して分離手段
に搬送していた。
【0005】したがって、連続運転を行っているもの
の、溶液の分離濃縮動作が間欠的であり、濃縮液などの
生成効率が悪いという問題があった。
【0006】本発明は、斯かる点に鑑みて成されたもの
で、溶液の分離濃縮動作を連続的に行い、製造効率の向
上を図ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】〈発明の概要〉本発明
は、結晶粒子の集合体を回転させて該集合体から溶液を
遠心分離するものである。つまり、本発明の発明者は、
集合体から溶液を分離する方法として遠心分離が有用で
ある点に着目し、生成手段から遠心分離手段に集合体を
如何に移送するかの点に関し、鋭意研究をした結果、生
成手段がその配置方向に関係なく集合体を生成できるこ
とを確認した。この確認結果に基づいて、結晶粒子の集
合体を生成手段から直接に遠心分離手段に供給するよう
にしたものである。
【0008】〈解決手段〉上記の目的を達成するため
に、本発明装置が講じた手段は、結晶粒子を含む懸濁液
を連続的に生成する晶析手段が設けられている。更に、
該晶析手段が生成した懸濁液が一端の供給端から連続的
に供給され、該懸濁液から液体成分を分離し排出し、上
記結晶粒子の高密度状態にして結晶粒子の集合体を生成
すると共に、該集合体を他端の送出端から送出する生成
手段が設けられている。加えて、該生成手段の送出端か
ら結晶粒子の集合体が連続的に供給され、該集合体を回
転させて該集合体から溶液を遠心分離する遠心分離手段
が設けられている。
【0009】また、上記生成手段は、懸濁液を水平方向
又は水平方向に対して傾斜した斜め方向に移動させつつ
結晶粒子の集合体を生成する横型又は傾斜型に構成され
ることが好ましい。その際、上記生成手段の送出端は、
上記結晶粒子の集合体が生成手段から遠心分離手段に直
接に供給されるように該遠心分離手段の内部にまで臨ん
でいる。
【0010】また、上記遠心分離手段は、水平方向の回
転軸と、一端面が開口されたドラム状に形成され且つ水
平方向に配置されて閉塞端面が回転軸に連結された回転
体とを備えていてもよい。その際、該回転体の内部に結
晶粒子の集合体が生成手段から連続的に供給される。
【0011】また、上記生成手段は、水平状態又は水平
方向に対して傾斜した斜め状態に設置されて懸濁液が供
給される生成筒と、該生成筒の側面に形成されて懸濁液
から液体成分を分離し排出するためのフィルタとを備
え、上記生成筒の内部が、結晶粒子の高密度集合体を生
成する濾過ケーク生成室に構成されていてもよい。その
際、上記生成筒の送出端は、結晶粒子の集合体が遠心分
離手段へ連続的に直接に供給されるように遠心分離手段
の内部にまで導入されている。
【0012】また、上記晶析手段は、冷却用熱交換器を
備え、該冷却用熱交換器によって水溶液を冷却し、氷結
晶粒子を含む懸濁液を連続的に生成するように構成さ
れ、生成手段は、晶析手段が生成した懸濁液から液体成
分を分離し排出し、氷結晶粒子を高密度状態にして氷結
晶粒子を成長させ、氷粒子集合体を生成するように構成
されていてもよい。
【0013】また、上記生成筒の濾過ケーク生成室に
は、複数の小孔が形成されて懸濁液を整流する整流板が
設けられ、該整流板によって濾過ケーク生成室が第1生
成室と第2生成室とに区画される一方、生成筒の外側に
は、該生成筒より排出された液体成分を受ける外筒が設
けられていてもよい。
【0014】また、上記生成手段の送出端から遠心分離
手段に供給される結晶粒子の集合体を砕く破砕手段を備
えるようにしてもよい。
【0015】また、本発明方法が講じた手段は、結晶粒
子を含む懸濁液を連続的に生成する一方、上記懸濁液を
連続的に供給し、該結晶粒子を水平方向又は水平方向に
対して傾斜した斜め方向に移動させつつ懸濁液から液体
成分を分離し排出し、結晶粒子の高密度状態にして該結
晶粒子の集合体を生成する。その後、上記結晶粒子の集
合体を回転させて該集合体から溶液を遠心分離する。
【0016】また、本発明方法は、生成した結晶粒子の
集合体を砕いた後に回転させて該集合体から溶液を遠心
分離するようにしてもよい。
【0017】すなわち、本発明では、晶析手段によって
結晶粒子を含む懸濁液を連続的に生成する。例えば、水
溶液を冷却用熱交換器によって連続的に冷却して氷結晶
粒子を含む懸濁液を生成する。
【0018】この懸濁液を生成手段に供給端から供給
し、該懸濁液から液体成分を分離し排出し、上記結晶粒
子の高密度状態にして結晶粒子の集合体を生成すると共
に、該集合体を他端の送出端から送出する。
【0019】例えば、上記懸濁液は水平方向又は斜め方
向に移動しつつ結晶粒子の集合体を生成する。より具体
的には、上記懸濁液は、生成手段における生成筒の濾過
ケーク生成室に流入し、流速によって攪拌し、整流板の
小孔を通ってより結晶粒子が均一に分散する。上記生成
筒の懸濁液は、液体成分がフィルタを介して排出されて
外筒に流れるので、例えば、氷結晶粒子が圧密され、氷
結晶粒子同士が融合して成長する。その結果、固体化し
た氷粒子集合体(結晶粒子の高密度集合体)となって該
集合体が生成手段の送出端に向かって押圧され、該送出
端から押し出される。
【0020】その後、上記結晶粒子の集合体は、生成手
段から遠心分離手段に直接供給され、該遠心分離手段が
集合体を回転させて溶液を分離する。その際、上記集合
体を破砕手段によって砕いた後に遠心分離手段に供給し
てもよい。
【0021】例えば、上記集合体は、遠心分離手段の回
転体に連続的に供給され、該回転体が回転して集合体が
結晶と濃縮溶液とに分離される。
【0022】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、結晶粒子
の集合体を生成手段より遠心分離手段へ直接に供給する
ようにしたために、従来の集合体の移送手段を省略する
ことができる。この結果、分離濃縮動作を連続的に行う
ことができるので、濃縮液等の生成効率を著しく向上さ
せることができる。
【0023】また、従来の移送手段を要しないことか
ら、装置全体の構成を簡略化することができ、小型化を
図ることができ、設備投資の低減を図ることができる。
【0024】また、対象液体が溶質の種類や濃縮度で異
なる場合であっても、遠心分離手段によってこの対象液
体に合わせた調整を容易に行うことができる。
【0025】また、晶析手段が生成した懸濁液の氷結晶
粒子を生成手段で大きく且つ球形にすることができるの
で、製氷方式に拘りなく生成された氷結晶粒子を凍結濃
縮に使用することができることから、濃縮効率の大幅な
向上が可能となる。
【0026】この結果、果汁やぶどう酒などの濃縮、医
薬品原料の濃縮、船舶・離島用の海水の淡水化及び、産
業排水処理などに極めて有用である。
【0027】また、上記生成手段で生成された結晶粒子
の集合体を砕くようにすると、遠心分離手段の分離動作
を円滑に行えるようにすることができる。この結果、濃
縮液等の生成を円滑に行えるようにすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態1を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明における分離濃縮装置1の
概略を示し、図2は、分離濃縮装置1の生成手段3を示
し、図3は、分離濃縮装置1の遠心分離手段4を示して
いる。つまり、該分離濃縮装置1は、氷結晶粒子Cpを
含む懸濁液Lsを生成する製氷手段2と、氷粒子集合体
Cmを生成する生成手段3と、該氷粒子集合体Cmから
濃縮溶液Ltを分離する遠心分離手段4とを備えてい
る。
【0030】上記製氷手段2は、空気調整装置における
夜間蓄熱用のもので、蒸気圧縮式冷凍システムで構成さ
れている。該製氷手段2は、圧縮機と凝縮機と膨張機構
を備えた熱源ユニット21に冷却筒22が接続されて構
成されている。そして、冷媒が上記熱源ユニット21か
ら冷却筒22の側壁内を循環する。該冷却筒22は、冷
却用熱交換器を構成しているので、上記冷媒が側壁内で
蒸発する。
【0031】上記冷却筒22は、原料タンク11が搬送
配管12を介して接続されると共に、生成手段3が搬送
配管14を介して接続されている。該冷却筒22には攪
拌機構23が設けられている。上記原料タンク11に
は、水溶液Luが貯溜されている。該原料タンク11の
水溶液Luは循環ポンプ13を介して上記冷却筒22に
供給されている。尚、上記搬送配管12には、閉鎖弁1
aと逆止弁1bとが設けられている。
【0032】上記攪拌機構23は、モータ24に攪拌部
材25が連結されて構成されている。該攪拌機構23
は、冷却筒22に流入した水溶液Luを攪拌するように
構成されている。上記冷却筒22に流入した水溶液Lu
は、冷媒の蒸発によって冷却されると共に、攪拌部材2
5によって攪拌されて過冷却状態まで冷却される。この
過冷却状態の水溶液Luは、冷却筒22から搬送配管1
4を介して生成手段3に流れる。
【0033】その際、上部出口26から搬送配管14に
流出すると、衝撃エネルギー等によって過冷却の平衡状
態が崩れる。その結果、水溶液Lu内に氷結晶粒子Cp
の氷核が発生して氷結晶粒子Cpを含む懸濁液Lsとな
る。この懸濁液Lsが、搬送配管14を通って生成手段
3に搬送される。
【0034】上記生成手段3は、図2にも示すように、
外筒31を生成筒32が貫通する横型の二重構造に形成
されている。
【0035】上記生成筒32は、本実施形態では真直な
円筒状に形成されている。該生成筒32は、水平状態で
配置されて横型に構成されている。該生成筒32の一端
(図1の左端)は懸濁液Lsの供給端3iとなり、他端
(図1の右端)は氷粒子集合体Cmの送出端3sとなっ
ている。
【0036】上記生成筒32の供給端3iは、搬送配管
14が接続されて製氷手段2の冷却筒22と連通してい
る。上記生成筒32は、供給端3iからラッパ状に広が
っている。そして、該生成筒32の内部が、濾過ケーク
生成室である氷晶ケーク生成室3Rに構成されている。
【0037】上記生成筒32の内部には、整流板33が
設けられて氷晶ケーク生成室3Rが第1生成室3Fと第
2生成室3Bとに区画されている。該整流板33は、例
えば、直径5〜10mmの複数の小孔が形成されたパン
チングプレートで構成されている。該整流板33は、懸
濁液Lsの流れを整流し、第1生成室3Fから第2生成
室3Bに流入する懸濁液Lsの氷結晶粒子Cpが均等に
分散するようにしている。
【0038】上記生成筒32には、整流板33のやや前
方に位置してフィルタ35が形成されている。該フィル
タ35は、懸濁液Lsから液体成分を分離し排出するよ
うに構成されている。
【0039】上記生成筒32は、押込み圧力等により懸
濁液Lsの液体成分を分離し排出して氷結晶粒子Cpを
融合させると共に、該氷結晶粒子Cpを成長させて氷粒
子集合体Cmを生成している。つまり、上記氷結晶粒子
Cpを含む懸濁液Lsは、第1生成室3Fに流入する。
該第1生成室3Fにおいて、懸濁液Lsは、その流速に
より攪拌されて氷結晶粒子Cpがほぼ均等に分散する。
更に、上記懸濁液Lsは、整流板33の小孔を通って氷
結晶粒子Cpがより分散し、第2生成室3Bに流入す
る。
【0040】上記懸濁液Lsが第2生成室3Bに流入す
ると、氷結晶粒子Cpは第2生成室3Bに堆積し、懸濁
液Lsの押込み圧力等を受ける。更に、上記懸濁液Ls
は、フィルタ35から液体成分である余剰溶液が散逸す
る。この散逸により、氷結晶粒子Cpが圧密され、氷結
晶粒子Cp同士が融合して成長する。
【0041】その結果、固体化した高密度集合体である
氷粒子集合体Cmとなる。この氷粒子集合体Cmが前方
の送出端3sに向かって移動し、該送出端3sから押し
出される。尚、上記氷結晶粒子Cpは、循環ポンプ13
の吐出圧力などによって圧密される。
【0042】上記外筒31は、生成筒32のフィルタ3
5の部分を覆うように形成されている。該外筒31は、
氷結晶粒子Cpを分離するフィルタ36を下部に備える
と共に、戻し配管15及び排出管3aが接続されてい
る。
【0043】該外筒31は、生成筒32の懸濁液Lsよ
り分離し排出された液体成分を受けるように構成されて
いる。上記戻し配管15は、原液タンク11と冷却筒2
2の間の搬送配管12に接続されている。上記外筒31
に流出した懸濁液Ls中の液体成分は、水溶液Luとし
て循環ポンプ13により熱源ユニット21に戻る。この
水溶液Lu中に残った水分は原料タンク11からの水溶
液Luと共に再度冷却されて氷結晶粒子Cpに変換され
る。
【0044】尚、上記排出管3aは閉鎖弁3bを備えて
いる。そして、上記外筒31に流出した懸濁液Ls中の
液体成分は、装置外に排出して所定濃度の濃縮溶液Lt
として利用に供してもよく、又は原料タンク11に戻し
て再度濃縮してもよい。
【0045】また、上記原料タンク11に水溶液Lu
(原料溶液)の補充は、原料タンク11への追加で行う
ので連続運転で凍結濃縮が行われる。
【0046】上記遠心分離手段4は、氷粒子集合体Cm
を氷結晶ケークCcと濃縮溶液とに遠心分離するもので
ある。該遠心分離手段4は、図3及び図4に示すよう
に、ケーシング41に横向きの回転体4Rが収納されて
いわゆる押し出し型に構成されている。本発明の遠心分
離手段4は、この押し出し型が好ましい。
【0047】上記回転体4Rは、外バスケット42と内
バスケット43とより形成されている。該外バスケット
42と内バスケット43とは、1側面が開口された横向
きの円筒体に形成されている。そして、上記外バスケッ
ト42の内側に内バスケット43が配置され、該外バス
ケット42と内バスケット43とが同心上に配置されて
いる。
【0048】上記外バスケット42の閉塞端面の端面板
には水平方向の回転軸4dが連結されている。該外バス
ケット42における内周面の開放端側にはスクリーン4
aが設けられている。
【0049】上記内バスケット43の閉塞端面の端面板
には、回転軸4dの中心を貫通する押出し軸4pが連結
されている。該内バスケット43における内周面の開放
端側にはスクリーン4bが設けられている。
【0050】上記内バスケット43の内部には、端面板
と平行に押出し板44と分配板45とが配置されてい
る。該押出し板44は、外バスケット42の端面板に支
持ピン4nによって連結されている。上記分配板45
は、所定間隔を存して押出し板44に固定されている。
尚、上記支持ピン4nは内バスケット43の端面板を貫
通している。上記内バスケット43は、支持ピン4nに
よって外バスケット42の回転に伴って回転する。
【0051】上記生成手段3の生成筒32は、遠心分離
手段4のケーシング41を貫通して該ケーシング41内
に導入されている。該生成筒32は、内バスケット43
の内部にまで延長され、送出端3sが分配板45の中央
部に臨んでいる。
【0052】つまり、上記生成筒32から供給された氷
粒子集合体Cmは、押出し板44と分配板45との間に
供給される。該氷粒子集合体Cmは、外バスケット42
と内バスケット43の回転により内バスケット43のス
クリーン4b上から外バスケット42のスクリーン4a
上に移動し、氷結晶ケークCcと濃縮溶液Ltとに分離
される。尚、上記氷結晶ケークCcは、内バスケット4
3の前進移動及び後退移動により、各スクリーン4a,
4b上を移動する。
【0053】上記ケーシング41の内側には、外バスケ
ット42の外側に溶液受け部46が形成されると共に、
外バスケット42の前方にケーク受け部47が形成され
ている。該溶液受け部46はケーシング41外の溶液排
出管4tに連通している。一方、上記ケーク受け部47
はケーシング41外のケーク排出管4cに連通してい
る。
【0054】また、上記ケーシング41には、洗浄水の
供給管48が導入されている。該供給管48は、外バス
ケット42のスクリーン4a上の氷結晶ケークCcに洗
浄水を供給するように構成されている。
【0055】上記遠心分離手段4から排出される濃縮溶
液Ltは、そのまま利用されるか、又は原料タンク11
に戻され、再度濃縮してもよい。一方、上記遠心分離手
段4から排出される氷結晶ケークCcは、冷熱源などに
再利用される。
【0056】〈作用〉次に、上述した分離濃縮装置1の
濃縮動作について、分離濃縮方法と共に説明する。
【0057】先ず、製氷手段2を駆動して熱源ユニット
21と冷却筒22との間で冷媒を循環して該冷却筒22
を冷却する。一方、循環ポンプ13を駆動して原料タン
ク11の水溶液Luを製氷手段2に供給する。この冷却
筒22の内部において、水溶液Luは、冷媒によって冷
却されると共に、攪拌部材25によって攪拌され、過冷
却状態になる。
【0058】該過冷却状態の水溶液Luは、冷却筒22
の出口26から搬送配管14に流出する。その際、上記
水溶液Luには、衝撃エネルギ等によって氷核が発生す
る。そして、該水溶液Luは、氷結晶粒子Cpを含む懸
濁液Lsと成って生成手段3に流れる。
【0059】上記懸濁液Lsは、生成手段3の内筒32
の第1生成室3Fに流入する。該懸濁液Lsは、流速に
よって攪拌され、氷結晶粒子Cpが均一に分散する。そ
の後、上記懸濁液Lsは、整流板33の小孔を通って第
2生成室3Bに流入し、より氷結晶粒子Cpが均一に分
散する。
【0060】上記第2生成室3Bの懸濁液Lsは、液体
成分がフィルタ35を通って生成筒32の内部から外筒
31に分離し排出されるので、氷結晶粒子Cpは押込み
圧力などを受けて圧密され、氷結晶粒子Cp同士が融合
して成長する。その結果、固体化した氷粒子集合体Cm
となって送出端3sに向かって成長する。
【0061】一方、上記外筒31に排出された懸濁液L
s中の液体成分は、フィルタ36を通過した後、水溶液
Luになり、循環ポンプ13により熱源ユニット21に
戻り、原料タンク11の水溶液Luと共に再度冷却され
る。
【0062】また、上記第2生成室3Bの氷粒子集合体
Cmは、生成筒32の内部を水平移動し、該生成筒32
の送出端3sから遠心分離手段4に供給される。上記氷
粒子集合体Cmは、生成筒32から押し出されると、遠
心分離手段4の分配板45の中央部に位置する。そし
て、上記氷粒子集合体Cmは、外バスケット42及び内
バスケット43の回転により押出し板44と分配板45
との間を移動する。
【0063】該氷粒子集合体Cmは、内バスケット43
のスクリーン4b上に移動すると、氷結晶ケークCcと
濃縮溶液Ltとに遠心分離される。更に、上記内バスケ
ット43が後退移動すると、該内バスケット43の氷結
晶ケークCcが押出し板44によって外バスケット42
のスクリーン4a上に移動する。該氷結晶ケークCc
は、更に濃縮溶液Ltが外バスケット42において遠心
分離される。該外バスケット42の氷結晶ケークCc
は、内バスケット43が前進移動すると、該内バスケッ
ト43によってケーク受け部47に移動し、ケーク排出
管4cから排出される。
【0064】一方、遠心分離された濃縮溶液Ltは、溶
液受け部46に流れ、該濃縮溶液Ltは、溶液排出管4
tから排出される。
【0065】この濃縮溶液Ltは、そのまま利用される
か、又は原料タンク11に戻り、再度濃縮される一方、
上記氷結晶ケークCcは、冷熱源として再利用される。
また、上記生成手段3の生成筒32から外筒31に排出
された水溶液Luは、所定濃度の濃縮溶液Ltとして利
用されるか、又は原料タンク11へ戻して再度濃縮され
る。そして、上述した操作を繰り返して濃縮を行う。
【0066】〈実施例1〉上述した凍結濃縮装置1にお
いて、塩化ナトリウムが4%〜5%含まれた塩化ナトリ
ウム水溶液を用い、遠心分離手段4が分離した結果は、
表1〜表3に示す通りである。この表1〜表3における
条件1は、遠心分離手段4に供給する氷粒子集合体Cm
の供給速度が1230g/minであり、条件2は、203
0g/minであり、条件3は、2460g/minである。
【0067】また、表1は、回転体4Rの回転数が30
00rpmであり、表2は、回転体4Rの回転数が240
0rpmであり、表3は、回転体4Rの回転数が1300r
pmである。
【0068】この結果、回転体4Rの回転数が3000
rpm(表1)の場合、濃縮液に残存している氷結晶の含
有率の平均値は0.0489であり、表2及び表3に比
較して最も良い。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
【表3】
【0072】〈実施例2〉また、上述した凍結濃縮装置
1の遠心分離手段4において、供給管48より洗浄水を
供給した場合、濃縮液に残存している氷結晶の含有率
は、表4に示す通りである。この表4の条件は、回転体
4Rの回転数が3000rpmであり、氷粒子集合体Cm
の供給速度が2030g/minであり、濃縮液の濃度が5
4168ppmである。この結果、100ml/minの洗浄水
の供給により、約30%の洗浄効果が認められた。
【0073】
【表4】
【0074】〈実施形態の効果〉以上のように、本実施
形態によれば、氷粒子集合体Cmを生成手段より遠心分
離手段4に直接に供給するようにしたために、従来の氷
粒子集合体Cmの移送手段を省略することができる。こ
の結果、濃縮動作を連続的に行うことができるので、濃
縮液の生成効率を著しく向上させることができる。
【0075】また、従来の移送手段を要しないことか
ら、装置全体の構成を簡略化することができ、小型化を
図ることができ、設備投資の低減を図ることができる。
【0076】また、対象液体が溶質の種類や濃縮度で異
なる場合であっても、遠心分離手段4によってこの対象
液体に合わせた調整を容易に行うことができる。
【0077】また、製氷手段2が生成した懸濁液Lsの
氷結晶粒子Cpを生成手段3で大きく且つ球形にするこ
とができるので、製氷方式に拘りなく生成された氷結晶
粒子Cpを凍結濃縮に使用することができることから、
濃縮効率の大幅な向上が可能となる。
【0078】この結果、本実施形態は、果汁やぶどう酒
などの濃縮、医薬品原料の濃縮、船舶・離島用の海水の
淡水化及び、産業排水処理などに極めて有用である。
【0079】
【発明の実施の形態2】次に、本発明の実施形態2を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0080】本実施形態は、図5に示すように、実施形
態1における生成手段3の生成筒32を変形したもので
ある。
【0081】本実施形態の生成筒32は、懸濁液Lsの
供給端面3iが有底の円錐台形状に形成されている。
【0082】一方、上記製氷手段2から懸濁液Lsを搬
送する搬送配管14は、生成筒32の側壁から該生成筒
32に導入されている。そして、該搬送配管14の流出
部14aは、供給端面3iの中央部に向かうように屈曲
して形成されている。
【0083】つまり、上記搬送配管14の流出部14a
は、生成筒32を流れる懸濁液Lsの流れ方向と逆方向
に該懸濁液Lsを噴き出すように逆噴出し型に構成され
ている。
【0084】また、上記生成筒32には、実施形態1の
整流板33が省略されている。したがって、上記生成筒
32の内部は第1生成室3Fと第2生成室3Bとに区画
されていない。
【0085】そこで、上記搬送配管14を逆噴出し型に
構成した理由について説明する。実施形態1において
は、懸濁液Lsが循環ポンプ13等によって搬送配管1
4から生成筒32に供給される。したがって、上記供給
端3iに対応する生成筒32の中央部に氷結晶粒子Cp
が多く堆積し、円滑な固液分離が行われ難い場合があ
る。例えば、運転初期の場合や懸濁液Lsの流量を増大
した場合、固液分離が行われ難い。
【0086】そこで、運転初期には懸濁液Lsの流量を
少なくし、懸濁液Lsの流量を増大する場合は、徐々に
増大するように循環ポンプ13を制御することが考えら
れる。しかしながら、これでは、製氷手段2の氷発生条
件が乱れることになり、安定した運転を行い難い。
【0087】また、実施形態1の整流板33は、噴出し
圧力を分散させるようにしている。しかし、懸濁液Ls
の条件が変化すると、整流板33が詰まるという可能性
がある。つまり、原液の追加などによって懸濁液Lsの
濃度が変わると、詰まる可能性がある。
【0088】そこで、本実施形態では、図5の矢符に示
すように、搬送配管14から懸濁液Lsを生成筒32の
供給端面3iに向かって供給する。この供給された懸濁
液Lsは、供給端面3iによって流れ方向が反転すると
共に、氷結晶粒子Cpがほぼ均一に分散する。その後、
上記懸濁液Lsは、実施形態1と同様に、生成筒32を
前方の送出端3sに向かって移動することになる。
【0089】したがって、本実施形態では、懸濁液Ls
の固液分離を確実に行うことができる。しかも、懸濁液
Lsの流量制御を行う必要がない。この結果、製氷手段
2の氷発生条件が乱れることがなく、安定した運転を行
うことができる。
【0090】また、上記整流板33を設けていないの
で、閉塞を確実に防止することができる。
【0091】その他の構成、作用及び効果は、実施形態
1と同様である。
【0092】
【発明の実施の形態3】次に、本発明の実施形態3を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0093】本実施形態は、図6及び図7に示すよう
に、実施形態2の生成筒32を垂直型の生成手段3に適
用したものである。尚、本実施形態の製氷手段2及び原
料タンク11は実施形態1と同様である。また、本実施
形態は、実施形態1の遠心分離手段4に代えて、氷柱I
pを移送する氷柱切断移送手段5と、上記氷柱Ipから
濃縮溶液Ltを抜き取る分離手段6とを備えている。
【0094】上記生成手段3は、氷柱Ipを生成するも
ので、外筒31に内筒32が挿入された二重管構造に形
成されている。そして、該外筒31及び内筒32は、垂
直方向に配置されている。
【0095】上記内筒32は、下端部に搬送配管14が
接続されて製氷手段2の冷却筒22と連通する生成筒で
ある。該内筒32の内部が集積室3Rに構成されてい
る。そして、上記内筒32の下端面3dが有底の逆円錐
台形状に形成されている。
【0096】一方、製氷手段2から懸濁液Lsを搬送す
る搬送配管14は、内筒32の側壁から該内筒32に導
入されている。該搬送配管14の流出部14aは、下端
面3dの中央部に向かうように逆L字状に屈曲して形成
されている。
【0097】つまり、上記搬送配管14の流出部14a
は、内筒32を上方に流れる懸濁液Lsの流れ方向と逆
方向の下向きに該懸濁液Lsを噴き出すように下噴出し
型に構成されている。この下噴出し型に構成した理由
は、上記実施形態2と同様である。
【0098】上記内筒32には、搬送配管14のやや上
方に位置してフィルタ35が形成されている。該フィル
タ35は、懸濁液Lsから液体成分を分離し排出するよ
うに構成されている。
【0099】上記内筒32は、懸濁液Lsを集積する。
更に、該内筒32は、自重により懸濁液Lsの液体成分
を分離し排出して氷結晶粒子Cpを融合させると共に、
該氷結晶粒子Cpを成長させて柱状の氷粒子集合体Cm
を生成している。つまり、上記氷結晶粒子Cpを含む懸
濁液Lsは、集積室3Rに下向きに流入する。該懸濁液
Lsは、下端面3dで反転し、攪拌されて氷結晶粒子C
pがほぼ均等に分散する。
【0100】上記懸濁液Lsが集積室3Rに流入する
と、氷結晶粒子Cpは上部に浮上して堆積する。この氷
結晶粒子Cpは、懸濁液Lsの圧力と上部の氷粒子集合
体Cmの重量を受ける。更に、フィルタ35から液体成
分である余剰溶液が散逸し、氷結晶粒子Cpが圧密さ
れ、氷結晶粒子Cp同士が融合して成長する。その結
果、固体化した氷粒子集合体Cmと成り、該氷粒子集合
体Cmが上方に向かって押し上げられる。尚、上記氷粒
子集合体Cmの成長高さの上限は、上記懸濁液Lsを循
環させる循環ポンプ13の吐出圧力で定まる。
【0101】上記外筒31は、実施形態1とほぼ同様で
あり、内筒32よりやや大径に形成されている。該外筒
31は、氷結晶粒子Cpを分離するフィルタ36を下部
に備えると共に、戻し配管15及び排出管3aが接続さ
れている。
【0102】上記氷柱切断移送手段5は、生成手段3が
生成した氷粒子集合体Cmを所定長さの氷柱Ipに切断
して分離手段6に移送するものである。該氷柱切断移送
手段5は、基台に設けられたスライド台7上に設置さ
れ、搬送筒51及びカッタ52を備えている。該搬送筒
51は、生成手段3及び分離手段6の上方を往復移動可
能に構成されている。該搬送筒51の内径は、生成手段
3の内筒32にほぼ一致している。更に、該搬送筒51
は、内筒32に連続する位置において、氷粒子集合体C
mが生成手段3での生成に伴って搬送筒51に侵入する
ように構成されている。
【0103】上記カッタ52は、搬送筒51の下部に設
けられている。該カッタ52は、例えば、搬送筒51に
侵入した氷柱Ipが約40cmの長さに成長すると切断
する。上記カッタ52が搬送筒51の下端開口を閉鎖し
た状態で氷柱切断移送手段5は、氷柱Ipを分離手段6
に移送する。
【0104】上記分離手段6は、生成手段3に隣接され
たカラム61を備えている。該カラム61は、内径が氷
柱切断移送手段5の搬送筒51とほぼ同径に形成されて
いる。つまり、該カラム61は、生成手段3の内筒32
とほぼ同径に形成され、下部が漏斗状に形成されて排出
管6aが接続されている。
【0105】上記分離手段6は、冷水圧入機構62を備
えている。該冷水圧入機構62は、ヘッド部63と冷水
の注入管64とを備えている。該冷水圧入機構62は、
基台に設けられた支柱に取り付けられて上下移動自在に
構成されている。
【0106】上記ヘッド部63は、カラム61の上部開
口に密着嵌合するように構成されている。上記注入管6
4は、図示しないが、冷水タンク等に接続されている。
該注入管64は、氷柱Ipの内部に存在する濃縮溶液L
tを冷水に置換して濃縮溶液Ltを抜き取るために、ヘ
ッド部63からカラム61に冷水Iwを圧入するように
構成されている。
【0107】つまり、上記分離手段6は、氷柱Ipがカ
ラム61に押し込まれた後、ヘッド部63でカラム61
の上部を密閉し、1〜2℃の冷水Iwを圧入する。この
冷水Iwの圧入によって、氷柱Ip内に存在している濃
縮溶液Ltが冷水Iwに置換され、カラム61の外部に
排出される。
【0108】上記カラム61から排出される濃縮溶液L
tは、そのまま利用してもよく、又は原料タンク11に
戻して再度濃縮してもよい。一方、上記置換が終了した
氷柱Ipは、カラム61に下部から加圧等により氷柱切
断移送手段5の搬送筒51に戻る。該氷柱Ipは、カッ
タ52で搬送筒51の下端開口を閉鎖してカラム61に
隣接する貯溜タンク16に搬送し、置換用冷水Iwの原
料やその他の冷熱源として再利用される。
【0109】〈濃縮動作〉次に、上述した凍結濃縮装置
1の濃縮動作について説明する。
【0110】先ず、実施形態1と同様に、製氷手段2に
供給された水溶液Luは、冷媒によって冷却されると共
に、攪拌部材25によって攪拌され、過冷却状態にな
る。その後、上記過冷却状態の水溶液Luは、搬送配管
14を通り、生成手段3に流れる。
【0111】上記懸濁液Lsは、生成手段3の内筒32
の集積室3Rに流入する。その際、該懸濁液Lsは、図
7の矢符に示すように、下向きに噴き出す。そして、該
懸濁液Lsは、内筒32の下端面3dによって流れ方向
が上方に反転すると共に、氷結晶粒子Cpがほぼ均一に
分散する。その後、上記懸濁液Lsは上方に移動し、よ
り氷結晶粒子Cpが均一に分散する。更に、氷結晶粒子
Cpが懸濁液Lsの上部に浮上する。
【0112】上記懸濁液Lsの液体成分がフィルタ35
を通って内筒32の内部から外筒31に分離し排出され
るので、氷結晶粒子Cpが集積室3Rの上部に堆積す
る。該氷結晶粒子Cpは、懸濁液Lsの圧力と上部の氷
粒子集合体Cmの重量を受けて圧密され、氷結晶粒子C
p同士が融合して成長する。その結果、固体化した氷粒
子集合体Cmとなって上方に向かって成長する。
【0113】上記集積室3Rの氷粒子集合体Cmは、上
方に成長し、氷柱切断移送手段5の搬送筒51に侵入す
る。該氷粒子集合体Cmは、例えば、カッタ52で約4
0cmの長さの氷柱Ipに切り取られる。該氷柱切断移
送手段5の搬送筒51は、カッタ52で下端開口が閉鎖
されたままスライド台7に沿って移動し、分離手段6の
カラム61の上方に氷柱Ipを移送する。続いて、カッ
タ52を移動して搬送筒51の下端開口を開放し、氷柱
Ipをカラム61に落下挿入する。
【0114】その後、上記氷柱切断移送手段5の搬送筒
51を移動させた後、分離手段6のヘッド部63によっ
てカラム61の上部を密閉する。そして、例えば、1〜
2℃の冷水Iwをカラム61に約1kg/cm2で圧入す
る。この冷水Iwの圧入により、氷柱Ip内に存在して
いる濃縮溶液Ltが冷水Iwに置換し、カラム61の外
部に排出される。
【0115】この濃縮溶液Ltは、そのまま利用される
か、又は原料タンク11に戻り、再度濃縮される。一
方、上記置換が終了した氷柱Ipは、カラム61から氷
柱切断移送手段5の搬送筒51に戻し、貯溜タンク16
に搬送し、置換用冷水Iwの原料やその他の冷熱源とし
て再利用される。
【0116】したがって、本実施形態では、実施形態2
と同様に、生成手段3における懸濁液Lsの固液分離を
確実に行うことができる。しかも、懸濁液Lsの流量制
御を行うことがないので、製氷手段2の氷発生条件が乱
れることがなく、安定した運転を行うことができる。
【0117】また、上記整流板33を設けていないの
で、閉塞を確実に防止することができる。
【0118】
【発明の実施の形態4】次に、本発明の実施形態4を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0119】本実施形態は、図8に示すように、実施形
態1における生成手段3の生成筒32に氷粒子集合体C
mを砕く破砕手段8を設けたものである。
【0120】該破砕手段8は、例えば、3本のワイヤ8
1で構成されている。つまり、上記生成筒32の送出端
3sには、該送出端3sの開口を6つに分割するように
3本のワイヤ81が設けられている。該各ワイヤ81
は、送出端3sの開口を横断するように設けられ、生成
筒32から押し出される氷粒子集合体Cmを6分割して
小片Cnに砕くように構成されている。
【0121】上記破砕手段8を設けた理由は、次の通り
である。
【0122】上記実施形態1における生成手段3の生成
筒32は、送出端3sが単に開口されているのみであ
る。したがって、図9に示すように、上記生成筒32か
ら押し出される氷粒子集合体Cmは、円柱状のまま遠心
分離手段4の内バスケット43に搬入されることにな
る。この結果、この内バスケット43において、円柱状
のままの氷粒子集合体Cmが回転することになり、該内
バスケット43の他、回転体4Rが偏心し、回転不良が
生ずる可能性がある。
【0123】そこで、本実施形態では、上述したよう
に、ワイヤ81より成る破砕手段8を設け、上記生成筒
32から押し出される氷粒子集合体Cmを分割して小片
Cnにし、この小片Cnが遠心分離手段4の内バスケッ
ト43に搬入されるようにしている。
【0124】したがって、上記小片Cnが回転体4Rの
内バスケット43に搬入されるので、氷粒子集合体Cm
が内バスケット43の内部にほぼ均等に配置され、つま
り、満遍なく氷粒子集合体Cmが内バスケット43に分
配される。よって、上記回転体4Rの偏心が確実に防止
され、良好な回転を維持させることができる。この結
果、上記遠心分離手段4の分離動作を円滑に行えるよう
にすることができ、濃縮溶液Ltなどの生成を円滑に行
えるようにすることができる。
【0125】その他の構成、作用及び効果は、実施形態
1と同様である。また、生成手段3の生成筒32は、実
施形態2を適用してもよいことは勿論である。
【0126】また、上記破砕手段8のワイヤ81は、3
本に限られず、4本以上でもよく、逆に2本又は1本で
もよいことは勿論である。
【0127】
【発明の実施の形態5】次に、本発明の実施形態5を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0128】本実施形態は、図10に示すように、破砕
手段8を実施形態4のワイヤ81に代えて、スクレパ8
2で構成するようにしたものである。
【0129】該スクレパ82は、接続リング83と、該
接続リング83を横断するように接続リング83に設け
られた切削刃84とによって構成されている。上記接続
リング83の外周部は、例えば、遠心分離手段4の内バ
スケット43に取り付けられ、上記切削刃84が、生成
手段3における生成筒32の送出端3sの前方に配置さ
れている。そして、上記破砕手段8は、生成筒32から
押し出される氷粒子集合体Cmを細かく砕くように構成
されている。
【0130】したがって、本実施形態では、上記氷粒子
集合体Cmが生成筒32から押し出される一方、内バス
ケット43が回転すると、切削刃84も回転する。そし
て、上記氷粒子集合体Cmの端面は、回転する切削刃8
4によって削られ、該氷粒子集合体Cmが細かく粉砕さ
れる。この粉砕された氷粒子集合体Cmが遠心分離手段
4の内バスケット43に搬入される。
【0131】この結果、実施形態4と同様に、氷粒子集
合体Cmが内バスケット43の内部に満遍なく分配さ
れ、上記回転体4Rの偏心が確実に防止され、良好な回
転を維持させることができる。特に、実施形態4に比し
て、氷粒子集合体Cmがより細かく粉砕されるので、上
記遠心分離手段4の分離動作をより円滑に行えるように
することができ、濃縮溶液Ltなどの生成をより円滑に
行えるようにすることができる。
【0132】その他の構成、作用及び効果は、実施形態
4と同様である。また、上記スクレパ82の切削刃84
は、実施形態に限られず、各種の形状及び個数にしても
よいことは勿論である。
【0133】
【発明の他の実施の形態】本実施形態における製氷手段
2は、攪拌機構23を設けて水溶液Luの過冷却状態を
解消して懸濁液Lsを生成するようにしたが、本発明に
おける製氷手段は、冷却筒22の表面に生成した氷を掻
き取る掻き取り刃機構を備えたものであってもよい。
【0134】また、上記生成手段3に整流板33を設け
たが、氷晶ケーク生成室3Rの寸法、つまり、氷晶ケー
ク生成室3Rの長さ方向が大きい場合には整流板33は
必ずしも設ける必要はない。
【0135】また、上記生成手段3の懸濁液Lsは、別
個の加圧手段によって加圧するようにしてもよく、加圧
により懸濁液Lsの氷結晶粒子Cpを融合させるように
してもよい。
【0136】また、本実施形態は、氷結晶粒子Cpを含
む懸濁液Lsについて説明したが、本発明は、有機や無
機の結晶粒子を含む懸濁液を対象としてもよく、その
際、製氷手段2に代えて、結晶粒子を含む懸濁液を連続
的に生成する晶析手段を適用する。
【0137】また、本発明の生成手段3の生成筒32
は、水平状態に設置したが、本発明は、必ずしも厳密な
水平状態を必要とするものではない。例えば、上記生成
筒32は、水平方向に対して傾斜した斜め方向に設置し
た傾斜型でもよい。
【0138】例えば、上記生成筒32は、送出端3sに
向かって上方に傾斜した前上がりでもよい。この場合の
傾斜角度は、遠心分離手段4の回転体4Rと干渉しない
程度の前上がりであればよい。
【0139】また、上記生成筒32は、送出端3sに向
かって下方に傾斜した前下がりでもよい。この場合の傾
斜角度は、懸濁液Lsの液体成分が生成筒32から漏洩
しない程度であればよい。
【0140】また、上記遠心分離手段4は、実施形態に
限られるものではなく、例えば、回転体4Rは外バスケ
ット42又は内バスケット43の何れか1つのものであ
ってもよい。
【0141】また、上記遠心分離手段4は、縦型のもの
であってもよく、例えば、回転体4Rが上方に向かって
開口するものでよい。その際、生成筒32の送出端3s
は、単に回転体4Rの開口上方に位置しておいればよ
い。
【0142】この場合、生成筒32の送出端3sには格
子状や放射状のグリル等の破砕手段を設けることが好ま
しい。つまり、生成筒32から遠心分離手段4に供給さ
れる氷粒子集合体Cmが分断されることが好ましいから
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す分離濃縮装置の概略構
成図である。
【図2】分離濃縮装置の生成手段を示す概略構成図であ
る。
【図3】分離濃縮装置の遠心分離手段を示す縦断面図で
ある。
【図4】分離濃縮装置の遠心分離手段を示す正面図であ
る。
【図5】実施形態2の生成手段を示す概略構成図であ
る。
【図6】実施形態3を示す分離濃縮装置の概略構成図で
ある。
【図7】実施形態3の生成手段を示す概略構成図であ
る。
【図8】実施形態4の破砕手段を示す要部の斜視図であ
る。
【図9】実施形態4の破砕手段を説明するために実施形
態1の生成筒の要部を示す斜視図である。
【図10】実施形態5の破砕手段を示す要部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 凍結濃縮装置 2 製氷手段 21 熱源ユニット 22 冷却筒(冷却用熱交換器) 3 生成手段 31 外筒 32 生成筒 33 整流板 35 フィルタ 4 遠心分離手段 4R 回転体 4d 回転軸 8 破砕手段 81 ワイヤ 82 スクレパ 84 切削刃
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 9/02 604 B01D 9/02 604 605 605 607 607Z 609 609Z 611 611A 614 614 615 615A 618 618Z 619 619Z C02F 1/22 C02F 1/22 A D 1/38 1/38 // B04B 3/02 B04B 3/02 (71)出願人 390018474 新日本空調株式会社 東京都中央区日本橋本石町4丁目4番20号 三井第二別館 (72)発明者 山崎 浩 大阪府東大阪市高井田元町2丁目5−8 (72)発明者 篠崎 勝彦 大阪府茨木市新堂3丁目18−17 (72)発明者 杉田 良雄 山梨県甲府市国母5丁目19−18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶粒子を含む懸濁液を連続的に生成す
    る晶析手段と、 該晶析手段が生成した懸濁液が一端の供給端から連続的
    に供給され、該懸濁液から液体成分を分離し排出し、上
    記結晶粒子の高密度状態にして結晶粒子の集合体を生成
    すると共に、該集合体を他端の送出端から送出する生成
    手段と、 該生成手段の送出端から結晶粒子の集合体が連続的に供
    給され、該集合体を回転させて該集合体から溶液を遠心
    分離する遠心分離手段とを備えている分離濃縮装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分離濃縮装置におい
    て、 生成手段は、懸濁液を水平方向又は水平方向に対して傾
    斜した斜め方向に移動させつつ結晶粒子の集合体を生成
    する横型又は傾斜型に構成され、 上記生成手段の送出端は、上記結晶粒子の集合体が生成
    手段から遠心分離手段に直接に供給されるように該遠心
    分離手段の内部にまで臨んでいる分離濃縮装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の分離濃縮装置におい
    て、 遠心分離手段は、水平方向の回転軸と、一端面が開口さ
    れたドラム状に形成され且つ水平方向に配置されて閉塞
    端面が回転軸に連結された回転体とを備え、該回転体の
    内部に結晶粒子の集合体が生成手段から連続的に供給さ
    れる分離濃縮装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の分離濃縮装置におい
    て、 生成手段は、水平状態又は水平方向に対して傾斜した斜
    め状態に設置されて懸濁液が供給される生成筒と、該生
    成筒の側面に形成されて懸濁液から液体成分を分離し排
    出するためのフィルタとを備え、上記生成筒の内部が、
    結晶粒子の高密度集合体を生成する濾過ケーク生成室に
    構成され、 上記生成筒の送出端は、結晶粒子の集合体が遠心分離手
    段へ連続的に直接に供給されるように遠心分離手段の内
    部にまで導入されている分離濃縮装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の分離濃縮装置におい
    て、 晶析手段は、冷却用熱交換器を備え、該冷却用熱交換器
    によって水溶液を冷却し、氷結晶粒子を含む懸濁液を連
    続的に生成するように構成され、 生成手段は、晶析手段が生成した懸濁液から液体成分を
    分離し排出し、氷結晶粒子を高密度状態にして氷結晶粒
    子を成長させ、氷粒子集合体を生成するように構成され
    ている分離濃縮装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の分離濃縮装置におい
    て、 生成筒の濾過ケーク生成室には、複数の小孔が形成され
    て懸濁液を整流する整流板が設けられ、該整流板によっ
    て濾過ケーク生成室が第1生成室と第2生成室とに区画
    される一方、 生成筒の外側には、該生成筒より排出された液体成分を
    受ける外筒が設けられている分離濃縮装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか1項に記載の分離
    濃縮装置において、 生成手段の送出端から遠心分離手段に供給される結晶粒
    子の集合体を砕く破砕手段を備えている分離濃縮装置。
  8. 【請求項8】 結晶粒子を含む懸濁液を連続的に生成す
    る一方、 上記懸濁液を連続的に供給し、該結晶粒子を水平方向又
    は水平方向に対して傾斜した斜め方向に移動させつつ懸
    濁液から液体成分を分離し排出し、結晶粒子の高密度状
    態にして該結晶粒子の集合体を生成し、 その後、上記結晶粒子の集合体を回転させて該集合体か
    ら溶液を遠心分離する分離濃縮方法。
  9. 【請求項9】 結晶粒子を含む懸濁液を連続的に生成す
    る一方、 上記懸濁液を連続的に供給し、該結晶粒子を水平方向又
    は水平方向に対して傾斜した斜め方向に移動させつつ懸
    濁液から液体成分を分離し排出し、結晶粒子の高密度状
    態にして該結晶粒子の集合体を生成し、 その後、上記結晶粒子の集合体を砕いた後に回転させて
    該集合体から溶液を遠心分離する分離濃縮方法。
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