JP2001070638A

JP2001070638A - 音楽ゲーム装置

Info

Publication number: JP2001070638A
Application number: JP25465399A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Sasaki; 佐々木　　洋; Kazuo Horikoshi; 一夫堀越
Original assignee: Namco Ltd
Current assignee: Namco Ltd
Priority date: 1999-09-08
Filing date: 1999-09-08
Publication date: 2001-03-21

Abstract

(57)【要約】【課題】プレイヤーの音楽的才能の優劣でゲーム結果が
左右されないため誰でも参加し易く、しかも曲を作ると
いう新規な音楽ゲーム装置を提供することである。【解決手段】ゲームステージのゲーム結果に応じてメロ
ディ、作詞内容、仮想楽器の編成、リズムアレンジのう
ち少なくとも１つを変化させる制御部とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、曲作りを行う音楽
の作成をテーマにした音楽ゲーム装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、音楽に関するゲーム装置は種々提
案されており、その典型的なものとして採点付カラオケ
装置がある。また、プレイヤーが知られている曲の楽器
演奏をし、それが正しく演奏されたかを採点するような
ゲーム装置も既に提案されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た音楽ゲーム装置はプレイヤーの音楽的才能によってゲ
ームの優劣が決まるものが殆どであった。また、使用さ
れる音楽も既によく知られている楽曲を用いるものであ
り、新しく曲を作るというゲーム装置は現在のところ存
在していない。

【０００４】本発明は、上記した従来の事情に鑑み、プ
レイヤーの音楽的才能の優劣でゲーム結果が左右されな
いため誰でも参加し易く、しかも曲を作るという新規な
音楽ゲーム装置を提供することを課題としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、音楽の作成をテーマにしたゲーム装置で
あって、複数のゲームステージと、各ゲームステージの
ゲーム結果に応じてメロディ、作詞内容、仮想楽器の編
成、リズムアレンジのうち少なくとも１つを変化させる
制御部と、を有することを特徴としている。

【０００６】なお、本発明は、前記制御部を経て完成し
た曲を発表する曲発表部を有すると、効果的である。さ
らに、本発明は、前記完成した曲が予め定めた数の小節
を有すると、効果的である。

【０００７】さらにまた、本発明は、前記作曲ゲーム部
には複数のメロディデータが格納され、ゲーム結果に応
じてメロディデータの１つがピックアップされると、効
果的である。

【０００８】さらにまた、本発明は、前記作詞ゲーム部
には複数の詩フレーズデータが格納され、ゲーム結果に
応じて詩フレーズが決定されると、効果的である。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明に係る音楽ゲーム装置は、
１つの筐体内に組み込むことも可能であり、また遊戯施
設の１アトラクションとして利用することも可能であ
る。図１は、その音楽ゲーム装置を組み込んでいるアト
ラクションの遊戯の流れを示すブロック図である。

【００１０】図１において、アトラクションの遊戯を希
望するプレイヤーは受付（図示せず）で受付し、このと
き初めて遊戯をする者は磁気カードを受け取る。また、
既にプレイしたことがあり、かつ磁気カードを持参した
者はその磁気カードに前回の遊戯結果が記憶されている
ので、続きの遊戯を行うことができる。さらに、プレイ
ヤーは受付において、図２に示すように、通信機能を有
する携帯情報端末２を内蔵した携帯ユニット１を受け取
り、このとき携帯ユニット１にはプレイヤーのためにＩ
Ｄパスワードが付与される。また、２回目以上繰り返し
て本遊戯施設に訪れた者の場合には、磁気カードに既に
記憶されている遊戯結果が携帯ユニット１内にメモリに
伝送されて記憶される。なお、携帯情報端末２としては
赤外線通信機能を有するゲーム機が用いることができ
る。

【００１１】本アトラクションでは、プレイヤーが各ス
テージでゲームを行いながら、仮想的に曲作りのゲーム
に参加することができる。また、プレイヤーは携帯ユニ
ット１を用いて他のプレイヤーとのジャンケンゲーム等
によって得点を獲得したり、仮想アイテムを得ることが
できる。

【００１２】このように構成された遊戯施設のアトラク
ションにおいて、上記音楽ゲーム装置は最も重要な位置
を占めており、次に、このアトラクションに使用される
音楽ゲーム装置の一実施形態について詳しく説明する。

【００１３】本実施形態における音楽ゲーム装置は、図
３に示す作曲を行うメロディステージとしての作曲ゲー
ム装置１０、図４に示す作詩ステージとしての作詩ゲー
ム装置２０、及び、図６に示す編曲ステージとしての編
曲ゲーム装置３０を有し、各装置はそれぞれ異なる場所
に設置されている。なお、作曲ゲーム装置１０と作詩ゲ
ーム装置２０はプレイの後先を問わないが、編曲ゲーム
装置３０は作曲ゲーム装置１０と作詩ゲーム装置２０の
プレイ後でなければプレイすることができない。また、
作られる曲の長さは予め定められており、例えば６小節
に設定されている。

【００１４】図３は、作曲ゲーム装置１０の一実施形態
を示す外観図であり、装置筐体１１の中央上部にはディ
スプレイ１２が配置されている。ディスプレイ１２の手
前には、プレイヤーが操作する操作部が設けられてお
り、その操作部には透過性の材料から作られたキーボー
ドを模した操作スイッチ１３が設けられ、その内部には
光源が配設されている。また、符号１４は携帯ユニット
１を挿置する挿置部であり、作曲ゲーム装置１０の挿置
部１４には携帯ユニット１と信号のやりとりを行う赤外
線受発光装置（図示せず）を有している。

【００１５】この作曲ゲーム装置１０では、携帯ユニッ
ト１をその挿置部１４にセットすることでゲームが開始
されるが、このゲームに先立ち希望する音楽ジャンル
を、例えば、ロック、ポップス、演歌から選択する。こ
の選択操作をスイッチ１３等で終えると、そのジャンル
にあった２つのイントロが順次流れ、ここで希望するイ
ントロを決定してから実質上のゲームが始まる。

【００１６】ゲームが開始されると、音程に応じたキー
が点灯し、プレイヤーは点灯したキーボード１３のキー
を押していく。このとき、素早く、かつ正しく押す程、
得点が加算され、押し間違いや押すタイミングが遅れる
と、得点が加算されなかったり小さい点になってしま
う。作曲ゲーム装置１０の制御部には、各小節毎に多数
のメロディデータが格納されており、プレイヤーの総得
点に応じて小節毎のメロディが決定される。このとき、
得点が高いと各小節毎の繋がりの良いメロディになる
が、得点が低いと各小節の繋がりがバラバラなメロディ
になる。この場合、得点は各小節毎に集計して得点の低
い小節に繋がりの悪いメロディになり、該部が変調を来
たすようにすることもできる。

【００１７】なお、上記作曲ゲーム装置では押すキーを
間違えたりタイミングが遅れると、前後のメロディの繋
がりが悪くなるが、操作部にキーボード１３を用いてい
るので、その間違えた音程の音やタイミングにメロディ
が変るようにすることもできる。

【００１８】図４は、作詞ゲーム装置２０の一実施形態
を示す外観図であり、装置筐体２１の中央上部にはディ
スプレイ２２が配置されている。ディスプレイ２２の手
前には、プレイヤーが操作する操作部が設けられてお
り、本例の操作部には方向ボタン２３が設けられてい
る。また、符号２４は携帯ユニット１を挿置する挿置部
であり、作詞ゲーム装置２０の挿置部２４には携帯ユニ
ット１と信号のやりとりを行う赤外線受発光装置（図示
せず）を有している。

【００１９】この作詞ゲーム装置２０では、携帯ユニッ
ト１をその挿置部２４にセットすることでゲームが開始
されるが、このゲームに先立ち希望する曲のタイトルを
決める。曲のタイトルの決定は、図５に示すように、デ
ィスプレイ２２内の上部にタイトルが表示された複数の
風船玉２５が現れ、またその下部には上記方向ボタン２
３に叩いて左右に移動できる操作キャラクター２６が現
れる。そして、曲のタイトルが表示された風船玉２５が
ランダムに現れては落下し、プレイヤーは方向ボタン２
３を連打して操作キャラクター２６を移動させて風船玉
２５を受けると、曲タイトルはその風船玉２５に表示さ
れているタイトルに決定される。このとき、風船玉２５
の大きさに大小を設けたり、落下速度に変化を設けて格
好の良いタイトルをキャッチしにくくすることもでき
る。

【００２０】曲のタイトルが決定すると、歌詞を決める
ゲームが始まり、このゲームもタイトルと同様に、ディ
スプレイ２２内の上部に歌詞が表示された複数の風船玉
２５が現れ、それを操作キャラクター２６の操作でキャ
ッチすることで決定される。このとき、歌詞は１小節毎
に適当数の風船玉２５がランダムに現れて落下し、その
１つをキャッチすることで１小節毎に歌詞が決まる。な
お、風船玉２５を取り損ねると、その小節に歌詞がつか
ずスキャットだけになるように設定している。また、歌
詞の決定するゲームにおいてもタイトルに合った良い歌
詞を表示した風船玉２５は難易度が高く、その逆は取り
易くなっている。このようにして、全小節の歌詞が決定
すると、作詞ゲームが終了する。

【００２１】作曲ゲーム及び作詞ゲームをクリアして所
定の条件を満たすと、編曲ゲームに進むことができる。
図６は、編曲ゲーム装置３０の一実施形態を示す外観図
であり、装置筐体３１の中央上部にはディスプレイ３２
が配置されている。ディスプレイ３２の手前には、プレ
イヤーが操作する操作部が設けられており、本例の操作
部には本例では中央にドラム３３が設けられている。ま
た、符号３４は携帯ユニット１を挿置する挿置部であ
り、作詞ゲーム装置３０の挿置部３４には携帯ユニット
１と信号のやりとりを行う赤外線受発光装置（図示せ
ず）を有している。

【００２２】この編曲ゲーム装置３０では、携帯ユニッ
ト１をその挿置部３４にセットすることでゲームが開始
され、ディスプレイ３２内の上下方向に延びる路が表示
され、その路の下部にはドラム表示部３５が現れる。こ
のゲームでは路の上部よりリズム玉３６がランダムに落
とされ、そのリズム玉３６がドラム表示部３５に入った
タイミングを見計らって操作部のドラム３３を叩く。こ
のドラム３３には、振動センサまたはタッチセンサ（図
示せず）が設けられており、間違えずに良いタイミング
で叩くと、仮想楽器の編成が豊富でリズムが変調しない
が、タイミングがずれたりして間違えると、編成される
仮想楽器の数が減り、また、曲のリズムも変調し、例え
ば当初軽快なリズムがゆっくりしたリズムになってしま
う。

【００２３】このようにして、作曲、作詞および編曲の
各ゲームを終えると、それぞれのゲーム結果に関するデ
ータが携帯ユニット１に記憶される.。そして、音楽ゲ
ーム装置にはこれらのデータに基づいて曲が作る制御部
を有しているが、本アトラクションでは最終ステージの
ゲーム制御部（図示せず）において曲が完成される。

【００２４】図８は、最終ゲームを行うゲーム装置であ
り、本ゲーム装置はディスプレイ４１を有するディスプ
レイ部４０と、プレイヤーがプレイするプレイ部４２と
が別体となっている。プレイ部４２には、プレイヤーが
踏む４個のフットスイッチ４３と、携帯ユニット１の挿
置部４４とが設けられている。

【００２５】最終ステージに上がるには、所定のポイン
ト等をクリアする必要があるが、ここの説明では最終ス
テージへ進められる条件が整っているものとする。最終
ステージのゲームを行うに先立ち、携帯ユニット１を挿
置部４４に挿置する。このとき、携帯ユニット１に書き
込まれた上記作曲ゲーム装置１０、作詩ゲーム装置２０
及び編曲ゲーム装置３０の各ゲーム結果に基づいて曲が
完成する。すなわち、このゲーム装置の制御部（図示せ
ず）において上記ゲーム結果に基づいて曲を完成する。
そして、この完成した曲でゲームが開始される。

【００２６】ゲームが開始されると、完成した曲が流
れ、またディスプレイ４１にはその歌詞が表示される。
このゲームでは、ディスプレイ４１に踏むフットスイッ
チ４３が指定され、指示されたフットスイッチ４３をタ
イミング良く踏むと、得点が加算されていく。

【００２７】このようにして最終ステージを終えると、
その成績がプリントアウトされ、その成績が記憶された
磁気カードを受け取り、本アトラクションが終了する。
本音楽ゲーム装置は、以上の如く、音楽的の才能でゲー
ム結果が左右されないので、音楽が得意な人も苦手な人
も気軽に参加することができる。

【００２８】以上、本発明の好ましい実施形態である
が、本発明は上記実施形態に限定されず、各種改変でき
るものである。例えば、作曲ゲーム装置、作詞ゲーム装
置及び編曲ゲーム装置はゲームの結果に応じてメロデ
ィ、歌詞内容及び仮想楽器の編成、リズムがそれぞれ決
定するものであるから、ゲーム内容自体は上記したゲー
ムに限らず、種々のゲームを採用することができる。こ
のとき、各ゲームステージの総得点からメロディ、歌
詞、リズム等を決定しても良いが、上記したように各パ
ートにおいて、その小節に相当する数の区分毎にゲーム
の得点を集計して、得点の足りない区分のメロディ等が
変調を来たすようにしてもよい。

【００２９】また、本発明は１台の筐体の中に作曲ゲー
ム、作詞ゲーム及び編曲ゲームを備えた音楽ゲーム装置
にも当然適用することができる。

【００３０】

【発明の効果】請求項１の構成によれば、曲を作るとい
う新規なゲーム装置を提供することができ、しかも音楽
的才能でゲームの優劣が決まらないので、誰でも参加し
易く楽しむことができる。

【００３１】請求項２の構成によれば、作った曲を知る
ことができ、再度の挑戦意欲等を掻き立てられる。請求
項３ないし５の構成によれば、ゲーム制御が容易であ
り、よって比較的安価で音楽ゲーム装置を提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る音楽ゲーム装置を用いたアトラク
ションの遊戯の流れを示すブロック図である。

【図２】そのアトラクションに用いる携帯ユニットを示
す説明図である。

【図３】作曲ゲーム装置の一例を示す全体説明図であ
る。

【図４】作詞ゲーム装置の一例を示す全体説明図であ
る。

【図５】その作詞ゲーム装置のゲーム例を示す説明図で
ある。

【図６】編曲ゲーム装置の一例を示す全体説明図であ
る。

【図７】その編曲ゲーム装置のゲーム例を示す説明図で
ある。

【図８】最終ステージのゲーム装置の一例を示す全体説
明図である。

【符号の説明】

１携帯ユニット１０作曲ゲーム装置２０作詞ゲーム装置３０編曲ゲーム装置

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ１０Ｌ 15/00 Ｇ１０Ｌ 3/00 ５５１Ｈ 21/02 3/02 ３０１ＦＦターム(参考） 2C001 AA00 AA17 BA00 BA07 BB00 BB01 BB05 BB08 BC00 BC09 CA01 CA02 CB01 CC02 CC08 5D015 DD01 KK02 5D378 MM22 MM52 MM58 MM92 MM93 MM96 NN03 NN06 NN22 NN25 PP03 PP05

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】音楽の作成をテーマにしたゲーム装置で
あって、複数のゲームステージと、各ゲームステージのゲーム結果に応じてメロディ、作詞
内容、仮想楽器の編成、リズムアレンジのうち少なくと
も１つを変化させる制御部と、を有することを特徴とする音楽ゲーム装置。
【請求項２】請求項１に記載の音楽ゲーム装置におい
て、前記制御部を経て完成した曲を発表する曲発表部を
有することを特徴とする音楽ゲーム装置。
【請求項３】請求項１または２に記載の音楽ゲーム装
置において、前記完成した曲が予め定めた数の小節を有
することを特徴とする音楽ゲーム装置。
【請求項４】請求項１ないし３の１つに記載の音楽ゲ
ーム装置において、前記メロディの記憶部には複数のメ
ロディデータが格納され、ゲーム結果に応じてメロディ
データの１つがピックアップされることを特徴とする音
楽ゲーム装置。
【請求項５】請求項１ない３の１つに記載の音楽ゲー
ム装置において、前記作詞ゲーム部には複数の歌詞デー
タが格納され、ゲーム結果に応じて歌詞が決定されるこ
とを特徴とする音楽ゲーム装置。