JP2001070446A - プレフィルドシリンジ - Google Patents

プレフィルドシリンジ

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JP2001070446A
JP2001070446A JP28463299A JP28463299A JP2001070446A JP 2001070446 A JP2001070446 A JP 2001070446A JP 28463299 A JP28463299 A JP 28463299A JP 28463299 A JP28463299 A JP 28463299A JP 2001070446 A JP2001070446 A JP 2001070446A
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JP
Japan
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needle
syringe
opening
injection
needle base
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JP28463299A
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English (en)
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Kojiro Matsushita
浩二郎 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プレフィルドシリンジにおいて薬液開放および
薬剤投与までの手順の簡略化を実現し、さらにコスト削
減と廃棄物の減量を実現する。 【解決手段】後部が可動ストッパーにより封鎖されたプ
レフィルドシリンジにおいて、前端部に注射針を有する
薬液開放機構を設け、後端部に注入補助具接続部を有す
る構造にする。これに注入補助具を接続した後、薬液を
開放させることによりすぐに使用可能となる。また、デ
ィスポーザブル部分であるプレフィルドシリンジ部分と
反復使用部分である指掛けフランジおよびプランジャー
ロッドを有する注入補助具とに分けることにより、コス
トの削減と廃棄物の減量を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレフィルドシリ
ンジにおいてディスポーザブル部分と反復使用部分を接
続して使用することで、低コスト化および廃棄物の総量
の減少、さらに使用するまでの準備における手間の軽減
を実現するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレフィルドシリンジにおいて
は、後端に指掛けフランジを有し可動ストッパーにプラ
ンジャーロッドが当初から結合しているか、あるいは用
時ストッパーにねじ込んで使用していた。また、注射針
は薬液通路封鎖部分を開放後、用時装着する構造になっ
ていた。一方、歯科の局所麻酔に使用する場合は、薬液
カートリッジを内部に備えたシリンジを口腔内において
使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の薬液充填済みの
いわゆるプレフィルドシリンジは、使用する部品のほと
んどがディスポーザブルである。さらに注射針は薬液通
路封鎖部を開放させた後装着する手順であった。また、
注射針とシリンジともに滅菌部分の保護容器が必要で、
コスト高の問題と医療廃棄物の増加の問題をかかえてい
た。一方、歯科の局所麻酔において使用するシリンジ
は、ほとんどが内部に薬液カートリッジを装填したシリ
ンジであり、口腔内に使用するため、患者の唾液や血液
がシリンジに付着しやすく、他の患者に同じシリンジを
使用する場合、消毒が必要であった。
【0004】本発明は、プレフィルドシリンジにおいて
ディスポーザブル部分と反復使用部分を接続して使用す
る構造により、低コスト化を実現し、注射針を当初より
装着することにより使用までの手間の削減し、さらにデ
ィスポーザブル使用においてのゴミの少量化を実現す
る。加えて、歯科における口腔内使用においてはシリン
ジの消毒の手間を減少させることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプレフィルドシリンジにおいては、後部が
可動ストッパーにより封鎖され、前端部において封鎖さ
れた薬液通路開口部を使用時に開放させる機構および注
射針を有し、後端部の接続部にハンドル付きプランジャ
ーロッドを前後可動な状態で取り付けられた指掛けフラ
ンジを有する注入補助具を接続させて使用することを特
徴とする。
【0006】薬液充填部に密封された薬液を封鎖部を開
放して薬液を注出させる機構としては、通常は開口部を
ゴム栓またはゴム膜を金属のキャップで固定したもの
に、開放用キャップで開放後針を装着するのが一般的
で、両頭針の薬液側針を貫通させて行うものもある(例
えば特開平7−313597)。あるいは同一シリンダ
中に薬液を押し出すストッパーと薬液を封鎖するストッ
パーの2個のストッパーを有し、封鎖ストッパーを径の
より大きなシリンダ部分に移動させ、封鎖ストッパーの
側面の隙間から開放させるものもある(たとえば特開平
9−10306)。
【0007】本発明においては、当初よりシリンジと注
射針を一体化して提供することにより、臨床においての
手間を減少させることを特徴としている。例えば、上記
の両頭針を使用する場合、針をネジ付き針基の左右に貫
通させて固定し、本体薬液封鎖部の外周にネジで浅く連
結させる。この時の薬液側の針は仮止め時でも封鎖部に
接しないようにする。また、ネジ部についてはルアーロ
ックを採用すれば少ない回転で刺入距離は長くなる。
【0008】注射針には針保護キャップを装着すること
が必要であるが、当発明が無菌的に製造され、あるいは
製造後滅菌された場合、針保護キャップを針先から針基
をカバーしながらシリンジ本体に接合するまで設けれ
ば、内部を気密状態にできる。この場合、針保護キャッ
プをシリンジ本体に嵌合させ、接合面にシールを施す方
法が薦められる。
【0009】さらに、請求項3の発明のように針保護キ
ャップをはずす際、回転させることで針基を回転させて
封鎖部を貫通させて薬液を注出できる状態にする事も可
能である。針保護キャップを単に嵌合させる形状の場合
は、針基の外周と針保護キャップ内周において適当数の
凸部と凹部が接合するよう設ければ良い。あるいは凸部
と凸部が掛かるようにしても同様である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて説明する。図1は本発明プレフィルドシ
リンジにおいて、本体1の後部において可動ストッパー
2により封鎖され、ゴム栓3により開口部が封鎖され、
薬液は薬液充填室4に密封された状態である。また、前
端部には両頭針を有する針基5を薬液側針6がゴム栓3
に接しないように本体薬液封鎖部外周にネジで接合させ
ている。また、針保護キャップ7が本体前部外周に嵌合
している。この針保護キャップ7の内周には針基5の外
周に設けられた凸部18とかみ合う凹部である溝19が
設けてある。さらに本体1後端部には注入補助具と接続
する接続部9が設けてあり、ストッパー2の後端面には
円柱状の穴10が設けられている。
【0011】図2は本発明プレフィルドシリンジと接続
して使用する注入補助具である。注入補助具本体11に
はプランジャーロッド12が前後に可動な状態で取り付
けられており、前端部にはプレフィルドシリンジの後端
の接続部9と接続する接続部13が設けられ、さらに指
掛けフランジ14を有する。また、プランジャーロッド
12の先端にはプランジャーロッド頭部15と凸部16
が設けられ、後端にはハンドル17が設けられている。
接続部9と接続部13はルアーロックで接続固定され
る。
【0012】本発明を使用する場合、プレフィルドシリ
ンジ本体1の後端の接続部9と注入補助具本体11の接
続部13を接続・固定させる。この動作でストッパー2
の穴10にプランジャーロッド頭部15の凸部16も挿
入される。次に針保護キャップ7を回転させると、キャ
ップの溝19と針基の凸部18がかみ合い、針基5を回
転させ薬液側針6をゴム栓3に貫通させ薬液を開放状態
とする。最後に針保護キャップ7をはずす。これで使用
前の準備は完了である。なお、ゴム栓の代わりに樹脂シ
ートを開口部円周に溶着させる形状にしてもよい。
【0013】
【発明の効果】プランジャーロッドと指掛けフランジを
有する注入補助具を使用する本発明は、本発明プレフィ
ルドシリンジの後端部と連結させ、針保護キャップを回
してはずすだけで準備が完了する。注射針と保護キャッ
プを有する本発明は封鎖部の消毒は必要なくなり、また
注射針を装填するための動作が省略できるからである。
さらに、汚染されやすい部分に使用する部分はすべてデ
ィスポーザブルであるため消毒の必要性が減少する。
【0014】本発明を歯科麻酔など口腔に使用する場
合、口腔に入る部分をすべてディスポーザブルとして使
用できることに意義がある。従来の麻酔薬カートリッジ
と針はディスポーザブルであるが、シリンジのカートリ
ッジはシリンジ内部であるため、口腔内で患者の唾液や
血液で汚染されるシリンジは毎回消毒の必要がある為で
ある。また、歯科での麻酔薬注入までの準備は手順は多
い。まず、カートリッジの針刺し部分のゴム膜をアルコ
ール等で消毒する。次にシリンジ内にカートリッジを装
填し、次に注射針のカートリッジ側のコンテナをはずし
てシリンジに装着する。そして残りのコンテナをはずす
という手順である。本発明使用の場合は上述のように、
注入補助具を接続し針保護キャップ回転させながらはず
すだけで準備が完了し、医療行為における手間の削減に
貢献する。
【0015】また、従来のディスポーザブルであるプレ
フィルドシリンジに比べ、当発明においてはディスポー
ザブル部分と、プランジャーロッドおよび指掛けフラン
ジの反復使用部分に分けることで、コストの削減と廃棄
物の減量を実現する。また、すべてディスポーザブルの
ものと比較し、指掛けフランジとプランジャーロッドお
よびハンドルはより術者の手に合うような形状に設計可
能になる。さらに針保護キャップを当初より装着して医
療現場に提供することも医療廃棄物の減少を可能にす
る。針保護キャップ内を無菌的に製造し、その状態を保
持することで本発明全体を厳重な容器または袋に入れて
保存する必要がなくなるためである。
【0016】なお、上述ような回転方向において針基に
一部繋止する針保護キャップを装着しておけば、針基が
輸送時の振動などで回転し本体からはずれたり、逆に封
鎖部を貫通することを防ぐのに有用である。また、シー
ルまたは封かん紙を施すことは、未使用であることの確
認と密閉状態の維持に有効である。また、針保護キャッ
プの内周面の溝は針基の凸部とかみ合わせて針基を回転
させるのが目的であるので、溝ではなく凸部にして針基
の凸部とかみ合うようにしても同様な効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明プレフィルドシリンジの縦断面図であ
る。
【図2】本発明プレフィルドシリンジに接続して使用す
る注入補助具の縦断面図である。
【符号の説明】
1 プレフィルドシリンジ本体 2 可動ストッパー 3 ゴム栓 4 薬液充填室 5 針基 6 薬液側針 7 針保護キャップ 8 注射針 9、13 接続部 10 穴 11 注入補助具本体 12 プランジャーロッド 14 指掛けフランジ 15 プランジャーロッド頭部 16、18 凸部 17 ハンドル 19 溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後部が可動ストッパーにより封鎖され、前
    端部において封鎖された薬液通路の開口部を使用時に開
    放させる機構および注射針を有し、後端部において注入
    補助具と接続する接続部を有するプレフィルドシリン
    ジ。
  2. 【請求項2】封鎖部の外側において本体にネジで仮止め
    された両頭針を有するネジ付き針基をねじ込むことによ
    り、薬液側針を封鎖部に貫通させることで薬液を開放さ
    せることを特徴とした請求項1のプレフィルドシリン
    ジ。
  3. 【請求項3】内周面がネジ付き針基の外周面と回転方向
    において部分的に繋止し、回転させることによりネジ付
    き針基を回転させ、封鎖部を貫通させることが可能な針
    保護キャップを有する請求項2のプレフィルドシリン
    ジ。
  4. 【請求項4】当該発明の後部の接続部に接続させて使用
    する、シリンジ接続部を有する本体部に前後に可動な状
    態で取り付けられたハンドル付きプランジャーロッドお
    よび指掛けフランジからなる注入補助具。
JP28463299A 1999-08-31 1999-08-31 プレフィルドシリンジ Pending JP2001070446A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249698A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Yoshino Kogyosho Co Ltd 注射用のカートリッジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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