JP2001069605A - ハイブリッド車両制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車両制御方法

Info

Publication number
JP2001069605A
JP2001069605A JP23651699A JP23651699A JP2001069605A JP 2001069605 A JP2001069605 A JP 2001069605A JP 23651699 A JP23651699 A JP 23651699A JP 23651699 A JP23651699 A JP 23651699A JP 2001069605 A JP2001069605 A JP 2001069605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy
motor
vehicle
engine
hybrid vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23651699A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Watanabe
徹 渡辺
Shinsuke Takahashi
信補 高橋
Masahiko Ibamoto
正彦 射場本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP23651699A priority Critical patent/JP2001069605A/ja
Publication of JP2001069605A publication Critical patent/JP2001069605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
    • B60K6/20Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
    • B60K6/50Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
    • B60K6/54Transmission for changing ratio
    • B60K6/543Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンと回生システムとを備えたハイブリッ
ド車両においては、各時点での回生システムエネルギ貯
蔵量を適正化することで旅程全体を通して燃費を最適化
する必要がある。一方では、時々刻々のエンジンと回生
システムの出力割合を最適化することで、燃費を向上し
なくてはならない。これら広域と、局所の最適化を両立
するハイブリッド車両制御が必要である。 【解決手段】エネルギ貯蔵量の上下限を、現在及び将来
の走行環境に基づき変更するエネルギ貯蔵計画を行うよ
うにして、ハイブリッド車両を制御する。エネルギ貯蔵
量を適正上下限範囲にある限り時々刻々のエンジンとモ
ータの駆動力配分は燃費を最適にするように制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両制御方法に関
し、特に、車両の力学的エネルギーあるいはエンジン出
力を変換、貯蔵、放出する回生システムとエンジンを持
つハイブリッド車両の最適運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラムブレーキ、ディスクブレーキなど
による制動では、車両の持つ運動エネルギーは熱として
廃却される。これに対して、運動エネルギーを回収、再
利用する回生システムを備えることで燃費を向上する車
両がある。例えば、特開平10−98805号公報に記
載の車両は、回転電機により運動エネルギーを電気エネ
ルギーに変換、バッテリに蓄積するシステムを備えたも
のである。この他に、1990年12月1日に社団法人
自動車技術会から発行された「自動車技術ハンドブッ
ク〈第1分冊〉基礎・理論編」の137ページから14
0ページに記載の、弾性体、圧縮エア、フライホイー
ル、油圧ポンプなどを用いた回生システムを備えた車両
が知られている。
【0003】これら回生システムに貯蔵できるエネルギ
には限界があり、限界を超えた分は廃却されロスとな
る。また、エネルギ貯蔵量がゼロであると、回生システ
ムからの出力が行えず、最大出力を要する走行モードな
どにおいて運転性に不具合を生じる。
【0004】従って、これら回生システムを備えたハイ
ブリッド車両では、燃費と運転性確保のために、エンジ
ンなどの一次動力源と、回生システムによる二次動力源
の出力割合を適切に制御する必要がある。例えば、エン
ジンと回転電機(モータ)及びバッテリを備えた車両に
ついては、特開平8−126116号公報に示されるよ
うに設定走行経路に対して、各地点でのバッテリ残量目
標値を設定し、設定された目標値にバッテリ残量を近づ
けるようにモータとエンジンの出力を調整する。この方
法では、登坂手前でバッテリ残量が多くなるようにし、
登坂途中での電力不足による運転性劣化の防止を図って
いる。また、降坂の手前ではバッテリ残量が少なくなる
ようにし、回生ブレーキによるエネルギー回収量を大き
くすることで、燃費の向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一意に
目標バッテリ残量を設定し、これに近づくようにエンジ
ンとモータの出力割合を制御することは、ハイブリッド
車両のもつ本来の運転性を損なうとともに、ときとして
燃費を悪化させる。例えば、目標バッテリ残量に対し
て、現在のバッテリ残量が小でありモータ出力割合を小
さくするような制御が行われたとき、予想外の加速や登
坂が行われるとエンジンに対する負荷が過大となり燃費
が悪化する。
【0006】また、停止線などでのストップ・アンド・
ゴーでは、応答性のよいモータから多くの出力を必要と
するがこれが抑制されることにより、運転性が悪くな
る。これらの問題は、広い走行区間を通したエネルギ最
適化と、時々刻々のエンジンとモータの駆動力配分の最
適化とのバランスが取り難いことに起因する問題であ
る。時々刻々の出力割合を適正に取りながら全体として
のエネルギ最適化を行う必要がある。
【0007】また、将来の走行経路に対して、各点での
エネルギ貯蔵量を最適化するエネルギ貯蔵最適化を計画
するには、現在位置から終着点までに到るまでの間で、
適切な計画区間を設定しなくてはならない。計画区間が
長すぎると、最適化計算に過大な時間がかかると共に、
過誤による予定経路からの逸脱など予測しがたい事象の
影響を受け計画の妥当性が損なわれやすくなる。計画区
間が短すぎるとエネルギ貯蔵量の調整ができず、エネル
ギ最適化を実行し得ない。
【0008】本発明の目的は、時々刻々のエンジンと回
生システムの出力割合の最適制御への影響を最小限に留
めながら、広範囲でのエネルギ最適化(燃費最適化)を
適正な最適化計画範囲のもとで実現するハイブリッド車
両制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記の問題を解決
するために、本発明では、ハイブリッド車両を制御する
方法において、回生システム貯蔵エネルギ量の上下限
を、現在及び将来の走行環境に基づき変更するエネルギ
貯蔵計画を行うようにして、ハイブリッド車両を制御す
る。かかる方法により、エネルギ貯蔵量を適正上下限範
囲に取ることで、広い走行区間を通したエネルギ最適化
を行いつつ、エネルギ貯蔵量が上下限範囲にある限り、
時々刻々のエンジンとモータの駆動力配分を、時々の最
適点にとることで燃費を向上できる。
【0010】(2)上記の問題を解決するために、本発
明では、ハイブリッド車両を制御する方法において、予
期される走行環境に基づき走行経路を単位区間に分割
し、少なくとも一つのエネルギ貯蔵可能区間を含む複数
個の単位区間からなるエネルギ貯蔵計画区間を設定し、
計画区間単位でエネルギ最適化を行うようにして、ハイ
ブリッド車両を制御する。かかる方法により、エネルギ
貯蔵量の調整を可能とし、エネルギ最適化が実現し得
る。
【0011】(3)上記(2)記載のハイブリッド車両
制御方法において、好ましくは、予測走行経路及びその
周囲の地形変化の複雑度に応じてエネルギ貯蔵計画区間
を延長するようにして、ハイブリッド車両を制御する。
かかる方法により、計画区間が不必要に長く、最適化計
算に過大な時間がかかることや、過誤による予定経路か
らの逸脱など不確定要因の増加を防ぎ、妥当なエネルギ
最適化を行い得る。また、(2)と同じく、エネルギ貯
蔵量の調整を可能とし、エネルギ最適化を実現し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態による車両制御方法について説明する。
【0013】最初に、図1を用いて、本実施の形態によ
る車両制御方法を適用する車両システムの構成について
説明する。本実施の形態による車両システムは、動力源
として内燃機関であるところのエンジン101と、回転
電機であるところの発電機103とモータ105を備え
ている。これらはクラ動力伝達軸100、クラッチ11
0、CVT(無段変速機)108を通して直接あるいは
間接的に走行輪109を駆動する。発電機103とモー
タ105が発電及び消費する電力の残余はバッテリ10
7に蓄電され、電力の供給が求められた場合に放電され
る。
【0014】制動装置111は走行輪の力学的エネルギ
ーをブレーキパッド、もしくはブレーキドラムにより熱
に変換し大気中に廃却することで走行輪に制動力を加え
る。エンジン101は、エンジン制御装置117によっ
て制御及びモニタされる。発電機103は、発電機制御
装置119によって制御及びモニタされる。モータ10
5はモータ制御装置123によって制御及びモニタされ
る。バッテリ107はバッテリ121によって制御及び
モニタされる。CVT108とクラッチ110はCVT
制御装置124により制御される。制動装置111は制
動制御装置125により制御される。これら制御装置は
車両制御装置115により統合的に制御される。車内ネ
ットワーク126は制御装置を相互に接続する。
【0015】車載情報装置130は、GPSアンテナな
どからなる現在位置検出装置131は、地図データベー
ス133、道路情報受信装置135及び図示しないディ
スプレイ装置などの搭乗者とのユーザインターフェイス
からなる。車載情報装置130は車両制御装置115か
らのデータ要求に応じて、車両現在位置、車両の走行予
定経路、経路及びその他必要とされる地域の道路の道
幅、分岐、標高のデータ、道路の混雑度合及び各地点の
予想車速を、車両制御装置115に出力する。
【0016】アクセルペダル127には、図示されない
ポジションメータが取り付けられており、アクセルペダ
ル踏み角を車両制御装置に出力する。ブレーキペダル1
29には図示されないポジションメータが取り付けられ
ており、ブレーキペダル踏み角を車両制御装置に出力す
る。
【0017】次に、図2を用いて車両制御装置115の
詳細を説明する。車両制御装置は相互にバス210によ
って接続されたCPU201、ROM203、RAM2
05、センサIO、ネットワークIOから構成されてい
る。CPU201はROM203に格納された制御プロ
グラムに基づいて、車両を制御する。CPU201の演
算に必要な変数はRAM205にデータとして貯えられ
る。センサIO207を通して、現在位置検出装置13
1、地図データベース133、道路情報受信装置135
とのデータの送受信、及び、アクセルペダル踏み角、ブ
レーキペダル踏み角の信号の受信が行われ、CPU20
1あるいはRAM205に必要な期間記憶される。ネッ
トワークIO209を通して、車内ネットワーク125
とのデータの送受信が行われ、CPU201あるいはR
AM205に必要な期間記憶される。
【0018】エンジン制御装置117、発電制御装置1
19、バッテリ制御装置121、モータ制御装置12
3、CVT制御装置124、制動制御装置125も、図
2に示された車両制御装置115と同様の構成を持つ。
【0019】次に、図3に本実施の形態による車両制御
方法のブロック図を示す。図3に基づき本発明の制御の
流れ説明する。特にブロック303,306に本発明の
特徴がある。
【0020】ブロック301の現在状態推定部では、車
両の状態、現走行環境、さらに環境下での運転操作か
ら、運転者がスポーティな運転あるいは円滑な運転を望
んでいるのかなど運転意図を推定する。
【0021】ブロック302の広域走行状態推定部で
は、ブロック301で判定した運転意図と車載情報装置
130からの走行予定経路、その地形情報、混雑度とか
ら将来車両が走行する標高、車速の変化を表す推移列を
算出する。
【0022】ブロック303のエネルギスケジューリン
グ部では、標高推移列と車速推移列から車両のエネルギ
需給を予測し、バッテリへの過充電による回生エネルギ
のロスや、過放電によるモータ力行力不足による運転性
への不具合が発生しない適性範囲を充電残量(回生シス
テムエネルギ貯蔵量)が取るように、発電に関する発電
開始閾値eL1と発電終了閾値eL2の組(eL1≦e
L2)を出力する。
【0023】ブロック305の目標駆動出力設定部では
車速、アクセルペダル、ブレーキペダルの踏み角より、
マップを参照して目標駆動出力tPdを設定する。
【0024】ブロック306の駆動出力分配部では、目
標駆動出力tPdを実現するようにエンジン、モータの
出力割合を、燃費が最適になるように決定する。この
際、発電に関する閾値eL1とeL2と現在のバッテリ
残量Eを比較して、発電機による発電を行うべきかを判
断し、必要であればエンジン出力を増して発電を行う。
以上が本発明の制御の流れである。つぎに、本発明の特
徴であるところのブロック306の処理を図4を用い
て、ブロック303の処理を図5を用いて、それぞれ説
明する。
【0025】ブロック306の処理の詳細を図4を用い
て説明する。ステップ401からステップ405は、バ
ッテリ充電のための発電が必要であるか否かの発電要否
判定を行う。現在のバッテリ残量Eが発電開始閾値eL
1以下であればバッテリ充電フラグf_genをオンに
する(ステップ401,402)。バッテリ充電中であ
ったときに、バッテリ残量Eが充電終了閾値eL2より
大きくなったらバッテリ充電フラグf_genをオフに
する(ステップ403,404,405)。
【0026】つづくステップ406からステップ411
において、バッテリ充電フラグと、アクセル踏み角AP
S、車速V、目標駆動出力tPdをもとに、車両の運転
モードを決定する。アクセルが踏まれていなければモー
タによる回生制動を行う「回生モード」を選択する(ス
テップ406)。バッテル充電フラグがオフで、所定速
度(例えば22km)以下の車速で、目標駆動力tPd
が所定のエンジン始動閾値P1以下であれば、エンジン
への燃料供給をフェールカットしモータのみで走行する
「モータ走行モード」を選択する(ステップ407,4
08,409)。
【0027】上記以外の場合に、バッテリ充電フラグが
オンであれば、エンジンによる走行を行いつつ、発電機
による発電でバッテリ充電を行う「エンジン走行+発電
モード」を選択する(ステップ410)。バッテリ充電
フラグがオフで、目標駆動力tPdが、所定のモータア
シスト閾値P2より大きければエンジンとモータによる
走行を行う「エンジン+モータ走行モード」を選択し、
tPdがP2以下ならばエンジンのみの走行を行う「エ
ンジン走行モード」を選択する(ステップ411)。
【0028】回生モード以外の走行モードでは、エンジ
ンあるいはモータ、発電機の回転数、軸トルクと、CV
T変速比、クラッチの接続/切断を、時々の指定される
tPdの駆動出力を実現しつつ消費エネルギが最小にな
るように制御する。
【0029】回生モードでは、アクセル踏み角APSが
0で、時々の指定される目標駆動出力tPd(≦0)、
即ち、減速仕事を実現するようにモータによる回生発電
力を制御する。モータ回生の限界を上回る減速仕事が必
要な場合には、不足する制動力を制動装置111により
発生するように制御する。
【0030】以上が図4に示されたブロック306の処
理の詳細である。
【0031】つぎにブロック303の処理の詳細を、図
5を用いて説明する。
【0032】ステップ501では、ブロック302から
得た経路上の標高推移をもとに、経路上の勾配変化点を
を抽出、変化点間を単位区間に設定する(イニシャル処
理)。
【0033】続くステップ503から517を、走行中
新しい単位区間に差し掛かるたびに実行する。
【0034】ステップ503では、車両が平坦な単位区
間に進入したかを判定する。平坦でなければ発電開始閾
値eL1と発電終了閾値eL2をともに所定の標準値に
設定する(ステップ517)。平坦区間に進入した場
合、ステップ505から513を実行する。
【0035】ステップ505では、予想走区経路のたど
り、登降坂区間を間に挟む、つづくN個目までの平坦区
間までをバッテリ充電(回生システムエネルギ貯蔵)に
関する計画区間に設定する。ここで、全走行経路に含ま
れる平坦な単位区間の総延長と、標高変化の大きさの割
合を経路の複雑度Cとして、複雑度Cが大であるほどN
を大きくする。Nは最小でも1である。数1に複雑度C
を定める。図9に複雑度CとNの関係を図示する。ここ
で、全走行経路に対して複雑度を求める代りに、現地点
から所定の距離の経路に関して、平坦区間距離と標高変
化の大きさ割合で複雑度を求めても良い。
【0036】
【数1】
【0037】ステップ507では、計画区間内の各単位
区間iの走行に要するバッテリ電気量Wbm(i)を以
下の数2から数4より算出する。
【0038】
【数2】
【0039】数2により区間走行時の出力Pd(i)の
予測値が与えられる。ここでPloss(i)は車重と
車速から予測した走行抵抗に対抗するための出力、Pv
(i)は車速推移から予測した運動エネルギ増加に要す
る出力、Ph(i)は標高推移から定まる位置エネルギ
増加に要する出力である。
【0040】Pd(i)より、単位区間走行時のモータ
仕事量Wmd(i)が数3のように定まる。
【0041】
【数3】
【0042】ここでαは、Pd(i)の駆動出力をなす
ときのモータ出力割合で、制御ロジックにより定まる値
である。Wmd(i)に回転電機とバッテリ固有のエネ
ルギ効率項をかけることで、バッテリの仕事量Wbm
(i)が数4のように求まる。
【0043】
【数4】
【0044】ステップ509では、バッテリ電気量の累
積から、計画区間を走り切るのに必要な電力量Wmax
を、数5から算出する。このWmaxと標準的なeL1
の値を比較し、大きい方を発電開始閾値eL1の値とす
る。
【0045】
【数5】
【0046】ステップ511では、バッテリ電気量の累
積から、計画区間を走り切る間に得られるバッテリへの
回生電力の最大量Wminを、数6から算出する。バッ
テリ実用最大容量EmaxからWminを引いた値と、
標準的なeL2の値を比較し、小さい方を発電終了閾値
eL2の値とする。
【0047】
【数6】
【0048】ステップ513では、以上もとめた発電開
始閾値eL1と発電終了閾値eL2の値が逆転していた
ら、eL1≦eL2の関係が保たれるように修正する。
【0049】ステップ515では、以上のステップ50
3からステップ513および517で求めた閾値eL
1、eL2をブロック306に出力する。
【0050】以上が、図5に示したブロック303の処
理の詳細である。
【0051】以下に本発明の効果を、図6のような登降
坂を含む経路について例示する。本発明の制御によっ
て、該当部分の走行経路が図7のように単位区間1から
5に分割される。本例において、平坦区間の長さに対し
て標高変化は十分に小さく、ステップ505で求めると
ころのNは1である。エネルギ貯蔵計画範囲は、走行に
要するエネルギが十分小さくエネルギ貯蔵が可能な平坦
区間から次の平坦区間までの範囲となる。本実施の形態
において、各区間の走行に必要なバッテリ電気量は、平
坦区間1について0kWh、登坂区間2について1.0
3255kWh、平坦区間3について0kWh、降坂区
間4において−0.99122kWh(回生)である。
【0052】このとき、本発明の制御バッテリ充電残量
は図8のように推移する。また、図8には本発明の制御
を行わず、常に充電残量をバッテリ容量の中心値にとる
制御を行った場合の充電残量の推移も比較のために示
す。図9の特性図には計画平坦区間数Nと走行路の複雑
度Cとの関係を示す。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の制御を行うこと
で、登坂の途中に電力が不足、即ち、運転性が劣化する
ことがなくなる。また、降坂での回生を過充電により失
うこともなく、総消費エネルギの削減されことが分か
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる車両の構成図である。
【図2】本発明の実施例に係わる車両の車両制御装置の
構成図である。
【図3】本発明の実施の形態の制御処理のブロック図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の制御処理のフロー図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の制御処理のフロー図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の効果を例示するための図
である。
【図7】本発明の実施の形態の効果を例示するための図
である。
【図8】本発明の実施の形態の効果を例示するための図
である。
【図9】本発明の実施の形態の効果である計画平坦区間
数Nと走行路の複雑度Cとの関係を示す特性図である。
【符号の説明】
100…クラ動力伝達軸、101…エンジン、103…
発電機、105…モータ、107…バッテリ、108…
CVT、109…走行輪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 射場本 正彦 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 3G093 AA06 AA07 AA16 BA19 DA06 DB00 DB05 DB15 DB18 EA05 FA10 FA11 FB02 5H115 PA12 PC06 PG04 PI16 PI22 PI29 PO02 PO06 PO17 PU01 PU22 PU24 PU25 QE04 QE05 QE10 QI04 QI07 QN03 RB08 RE03 SE04 SE05 SE06 TB01 TD01 TI02 TI10 TO21 TO23 TO30 TR19 TU16 TU17 UI13 UI23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の力学的エネルギ或いはエンジン出
    力を変換、貯蔵、出力する回生システムとエンジンを備
    えたハイブリッド車両において、回生システム貯蔵エネ
    ルギ量の上下限を、現在及び将来の走行環境に基づき変
    更するエネルギ貯蔵計画を行うことを特徴としたハイブ
    リッド車両制御方法。
  2. 【請求項2】 車両の力学的エネルギ或いはエンジン出
    力を変換、貯蔵、出力する回生システムとエンジンとを
    備えたハイブリッド車両において、予期される走行環境
    に基づき走行経路を単位区間に分割し、少なくとも一つ
    のエネルギ貯蔵可能区間を含む複数個の単位区間からな
    るエネルギ貯蔵計画区間を設定し、計画区間単位でエネ
    ルギ最適化を行うことを特徴としたハイブリッド車両制
    御方法。
  3. 【請求項3】 予測走行経路及びその周囲の地形変化の
    複雑度に応じて、エネルギ貯蔵計画区間を延長すること
    を特徴とした請求項2に記載のハイブリッド車両制御方
    法。
  4. 【請求項4】 車両の力学的エネルギ或いはエンジン出
    力を変換、貯蔵、出力する回生システムとして、回転電
    機と蓄電池、弾性体、圧縮エア、フライホイール、油圧
    ポンプなどを用いることを特徴とした請求項1から3の
    いずれか1項に記載のハイブリッド車両制御方法。
JP23651699A 1999-08-24 1999-08-24 ハイブリッド車両制御方法 Pending JP2001069605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23651699A JP2001069605A (ja) 1999-08-24 1999-08-24 ハイブリッド車両制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23651699A JP2001069605A (ja) 1999-08-24 1999-08-24 ハイブリッド車両制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001069605A true JP2001069605A (ja) 2001-03-16

Family

ID=17001872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23651699A Pending JP2001069605A (ja) 1999-08-24 1999-08-24 ハイブリッド車両制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001069605A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003047110A (ja) * 2001-05-09 2003-02-14 Ford Global Technol Inc 車両エネルギー管理のためにハイブリッド電気自動車に車載ナビゲーション・システムを用いる方法
DE102015208380A1 (de) 2014-05-13 2015-11-19 Mitsubishi Electric Corporation Fahrzeugenergie-Handhabungsvorrichtung
JP2017024635A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置
KR101829118B1 (ko) 2015-02-05 2018-02-13 도요타지도샤가부시키가이샤 차량 제어 장치
JP2019077211A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 株式会社デンソー 車両用制御装置
JP2020073363A (ja) * 2013-12-20 2020-05-14 ボルボ トラック コーポレイション 車両のエネルギーの流れを制御する車両システムを備えた車両
CN114516320A (zh) * 2020-11-17 2022-05-20 丰田自动车株式会社 行驶控制装置、行驶控制方法以及非临时性存储介质

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003047110A (ja) * 2001-05-09 2003-02-14 Ford Global Technol Inc 車両エネルギー管理のためにハイブリッド電気自動車に車載ナビゲーション・システムを用いる方法
JP2020073363A (ja) * 2013-12-20 2020-05-14 ボルボ トラック コーポレイション 車両のエネルギーの流れを制御する車両システムを備えた車両
DE102015208380A1 (de) 2014-05-13 2015-11-19 Mitsubishi Electric Corporation Fahrzeugenergie-Handhabungsvorrichtung
JP2015214294A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 三菱電機株式会社 車両用エネルギーマネジメント装置
US9758145B2 (en) 2014-05-13 2017-09-12 Mitsubishi Electric Corporation Vehicle energy management device
KR101829118B1 (ko) 2015-02-05 2018-02-13 도요타지도샤가부시키가이샤 차량 제어 장치
JP2017024635A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置
JP2019077211A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 株式会社デンソー 車両用制御装置
JP7180065B2 (ja) 2017-10-20 2022-11-30 株式会社デンソー 車両用制御装置
CN114516320A (zh) * 2020-11-17 2022-05-20 丰田自动车株式会社 行驶控制装置、行驶控制方法以及非临时性存储介质
CN114516320B (zh) * 2020-11-17 2024-05-28 丰田自动车株式会社 行驶控制装置、行驶控制方法以及非临时性存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3536703B2 (ja) ハイブリッド車両の制御方法、ハイブリッド車両の制御装置およびハイブリッド車両
KR101713734B1 (ko) 하이브리드 차량의 제어 방법 및 장치
JP3610879B2 (ja) ハイブリッド車両
JP4637443B2 (ja) 車両の制御システム及び制御方法
US6507127B1 (en) Hybrid vehicle
JP3624839B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US6687581B2 (en) Control device and control method for hybrid vehicle
US8744656B2 (en) Running control device for electric vehicle
US8204638B2 (en) Control apparatus for a hybrid vehicle
KR100949260B1 (ko) 전기자동차용 전지 충전 시스템
KR101601889B1 (ko) 규칙 및/또는 비용에 기초하여 차량 속도를 제어하기 위한 방법 및 모듈
JP5817917B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動力制御装置及びハイブリッド車両の駆動力制御方法
CN101857023B (zh) 用于操作电动汽车的方法
US20120232731A1 (en) Methods, systems, and apparatuses for driveline load management
JP2001169408A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2011504086A (ja) 運転条件に応じて自動車の動作を管理するための方法およびシステム
KR20140107587A (ko) 규칙 및/또는 비용에 기초하여 차량의 속도를 제어하기 위한 방법 및 모듈
JP2017114312A (ja) ハイブリッド車両及びその制御方法
JP2009274610A (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP2003070102A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2001069605A (ja) ハイブリッド車両制御方法
WO2017086435A1 (ja) ハイブリッド車両の回生電力量制御システム、ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の回生電力量制御方法
JP3786082B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2005137135A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
He et al. Novel flexible hybrid electric system and adaptive online-optimal energy management controller for plug-in hybrid electric vehicles