JP2001068923A - 一次放射器 - Google Patents

一次放射器

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JP2001068923A
JP2001068923A JP23863899A JP23863899A JP2001068923A JP 2001068923 A JP2001068923 A JP 2001068923A JP 23863899 A JP23863899 A JP 23863899A JP 23863899 A JP23863899 A JP 23863899A JP 2001068923 A JP2001068923 A JP 2001068923A
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waveguide
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dielectric feeder
projection
dielectric
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Genshu To
元珠 竇
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導波管の開口端に誘電体フィーダを保持した
一次放射器において、1種類の誘電体フィーダで数種類
の放射パターンを得られるようにすること。 【解決手段】 導波管1にその開口端から軸線方向に沿
って延びる複数のスリット6を形成し、誘電体フィーダ
5の保持部5aの外表面に1つの凸部7を形成する。そ
して、誘電体フィーダ5を導波管1に固定する際、凸部
7を各スリット6の1つに挿入して端部に突き当てるこ
とにより、導波管1の開口端から突出する放射部5bの
突出量を決定し、その突出量に応じて放射パターンを最
適なものに合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送反射式ア
ンテナ等に備えられる一次放射器に係り、特に、誘電体
フィーダを使用した一次放射器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の誘電体フィーダを使用した
一次放射器の断面図であり、この一次放射器は、一端が
開口され他端を閉塞面1aとした導波管1と、この導波
管1の開口端に保持された誘電体フィーダ2とを具備し
ている。導波管1の内部には第1プローブ3と第2プロ
ーブ4が互いに直交するように設置されており、これら
プローブ3,4と閉塞面1aとの距離は管内波長の約1
/4波長分だけ離れている。誘電体フィーダ2はポリエ
チレン等の誘電材料からなり、保持部2aを境にして両
端に放射部2bと変換部2cとが形成されている。保持
部2aの外径は導波管1の内径とほぼ同じであり、この
保持部2aを導波管1の開口端内面に圧入することによ
り、誘電体フィーダ2は導波管1に固定されている。放
射部2bと変換部2cはいずれも円錐形状とされてお
り、放射部2bは導波管1の開口端から外部に突出し、
変換部2cは導波管1の内部に延びている。
【0003】このように構成された一次放射器は衛星放
送反射式アンテナの反射鏡の焦点位置に設置されて使用
されるが、この場合、衛星から送信された電波は、反射
鏡で集められて放射部2bから誘電体フィーダ2に収束
され、誘電体フィーダ2の変換部2cでインピーダンス
整合されて導波管1に進入する。そして、導波管1に入
力した水平偏波と垂直偏波からなる直線偏波のうち、水
平偏波を第1プローブ3により受信し、垂直偏波を第2
プローブ4により受信し、その受信信号は図示せぬコン
バータ回路でIF周波数信号に周波数変換されて出力さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の一
次放射器を衛星放送反射式アンテナの反射鏡の焦点位置
に設置した場合、衛星からの電波を効率良く受信するた
めには、反射鏡の反射面形状と一次放射器の放射パター
ンとをマッチングさせることが重要となる。この場合に
おいて、反射面の形状が一定であれば1種類の一次放射
器で対応できるが、実際は反射面の形状を異にする数種
類の反射鏡が使用されるため、それぞれの反射面に対応
させて一次放射器の放射パターンを変更する必要があ
る。
【0005】従来は、誘電体フィーダ2の放射部2bの
形状の違いによって放射パターンを変更し、反射面の形
状に合わせて最適な誘電体フィーダ2を使用するという
方法が採用されている。このため、放射部2bの形状を
異にする数種類の誘電体フィーダ2を製造しなければな
らず、製造コストや部品管理コストが上昇し、このこと
が一次放射器の低コスト化を妨げる大きな要因となって
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、誘電体フィー
ダの導波管に対する軸線方向の取付位置を段階的に変更
可能な可変手段を設けることとする。このような可変手
段を有する一次放射器によれば、導波管の開口端から突
出する誘電体フィーダの放射部の突出量を変えることに
より、1種類の誘電体フィーダで数種類の放射パターン
を得ることが可能になるため、製造コストや部品管理コ
ストを抑え、一次放射器のトータルコストを下げること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一次放射器では、一端に
電波の導入用の開口を有する導波管と、この導波管の開
口端に保持される誘電体フィーダとを備え、前記誘電体
フィーダの前記導波管に対する軸線方向の取付位置を段
階的に変更可能な可変手段を設けた。
【0008】このように構成すると、導波管の開口端か
ら突出する誘電体フィーダの放射部の突出量を変えるこ
とにより、1種類の誘電体フィーダで数種類の放射パタ
ーンを得ることが可能になるため、製造コストや部品管
理コストを抑え、一次放射器のトータルコストを下げる
ことができる。
【0009】前記可変手段を、導波管の開口端から軸線
方向に沿って設けられた長さを異にする複数の凹部と、
誘電体フィーダの外表面に設けられた凸部とで構成する
ことが好ましく、この場合は、凸部を各凹部に選択的に
挿入すれば良い。あるいは、これとは逆に、導波管の内
壁面設けられた凸部と、誘電体フィーダの外表面に設け
られた軸線方向の長さを異にする複数の凹部とで可変手
段を構成し、これら凹部を凸部に選択的に挿入しても良
い。
【0010】上記構成において、前記凸部は少なくとも
1つ設けられていれば良いが、凸部を複数設けると、導
波管に対する誘電体フィーダの保持力が高まり、誘電体
フィーダの姿勢を安定化することができる。この場合、
複数の凸部を導波管の軸線方向に対して位置ずれして設
けると、各凸部に対応する凹部の数を減らすことができ
る。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明の一実施例に係る一次放射器の断面図、図
2は該一次放射器に備えられる導波管と誘電体フィーダ
の要部を示す分解斜視図であり、図5に対応する部分に
は同一符号を付してある。
【0012】本実施例に係る一次放射器は、一端が開口
され他端を閉塞面1aとした断面円形の導波管1と、こ
の導波管1の開口端に保持された誘電体フィーダ5とを
具備しており、導波管1の内部には第1プローブ3と第
2プローブ4が互いに直交するように設置されている。
これらプローブ3,4と閉塞面1aとの距離は管内波長
λgの約1/4波長分だけ離れており、両プローブ3,
4は図示せぬコンバータ回路に接続されている。
【0013】導波管1にはその開口端から軸線方向に沿
って延びる複数のスリット6が形成されており、本実施
例の場合、4つのスリット6が周方向に約90度の等間
隔を保って形成されている。各スリット6は同一幅を有
するが、それぞれの長さ(深さ)は全て異なり、長い方
から順にL1,L2,L3,L4に設定されている。誘電体
フィーダ5はポリエチレン等の誘電材料からなり、円柱
状の保持部5aを境にして両端に円錐状の放射部5bと
変換部5cとが形成されている。保持部5aの外径は導
波管1の内径とほぼ同じであり、保持部5aの外表面に
は1つの凸部7が形成されている。この凸部7の幅は各
スリット6の幅とほぼ同じであり、凸部7の長さは最も
短いスリット6の長さL4とほぼ同じに設定されてい
る。そして、各スリット6と凸部7によって可変手段が
構成されている。
【0014】誘電体フィーダ5を導波管1に固定する場
合は、変換部5cを導波管1の開口端から内部に挿入
し、保持部5aを導波管1の内周面に圧入すれば良く、
この状態で放射部5bは導波管1の開口端から外部に突
出する。その際、各スリット6の1つを選択し、選択さ
れた1つのスリット6に凸部7を挿入して端部に突き当
てることにより、導波管1の開口端から突出する放射部
5bの突出量を4段階に変更することができる。すなわ
ち、最も長いL1のスリット6を選択した場合に放射部
5bの突出量は最も少なくなり、L2,L3,L4のスリ
ット6を選択するのに伴って放射部5bの突出量は順次
大きくなる。そして、このように放射部5bの突出量が
変わると放射パターンも変化するため、対象となる反射
面の形状に応じて放射部5bの突出量を決定し、例えば
放射パターンの放射角が大きい一次放射器を必要とする
場合は、放射部5bの突出量が最大となるL4のスリッ
ト6を選択すれば良い。
【0015】なお、このように構成された一次放射器
は、衛星放送反射式アンテナの反射鏡の焦点位置に設置
され、前述した従来例と基本的に同様の動作が行われ
る。すなわち、衛星から送信された電波は、アンテナの
反射鏡で集められて一次放射器に至り、放射部5bから
誘電体フィーダ5に収束され、誘電体フィーダ5の変換
部5cでインピーダンス整合されて導波管1に進入す
る。そして、導波管1に入力した水平偏波と垂直偏波か
らなる直線偏波のうち、水平偏波を第1プローブ3によ
り受信し、垂直偏波を第2プローブ4により受信し、そ
の受信信号は図示せぬコンバータ回路でIF周波数信号
に周波数変換されて出力される。
【0016】上記した第1実施例にあっては、導波管1
に形成された各スリット6の1つを選択し、選択された
スリット6に誘電体フィーダの凸部7を挿入することに
より、導波管1の開口端から突出する放射部5bの突出
量が多段階に変わり、その突出量に応じて放射パターン
が変化するため、1種類の誘電体フィーダ5で数種類の
放射パターンを得ることができ、製造コストや部品管理
コストを抑えて一次放射器のトータルコストを下げるこ
とができる。
【0017】なお、本発明による一次放射器は上記実施
例に限定されず、種々の変形例を採用することができ
る。例えば、図3に示すように、上記実施例におけるス
リット6と凸部7の関係を逆にし、導波管1の内壁面に
1つの凸部8を形成すると共に誘電体フィーダの外表面
に軸線方向の長さを異にする複数の凹溝9を形成し、こ
れら凹溝9の1つを選択して凸部8に挿入しても良い。
あるいは、図4に示すように、導波管1や誘電体フィー
ダ5の保持部5aの形状を角形にしたり、スリット6に
代えて複数の凹溝10を導波管1の内壁面に形成しても
良い。さらに、図示省略するが、誘電体フィーダの姿勢
を安定化するために凸部を複数設けたり、複数の凸部を
導波管の軸線方向に対して位置ずれして設けても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0019】誘電体フィーダを導波管の開口端に保持し
た一次放射器において、誘電体フィーダの導波管に対す
る軸線方向の取付位置を段階的に変更可能な可変手段を
設けると、導波管の開口端から突出する誘電体フィーダ
の放射部の突出量を変えることにより、1種類の誘電体
フィーダで数種類の放射パターンを得ることが可能にな
るため、製造コストや部品管理コストを抑え、一次放射
器のトータルコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る一次放射器の断面図で
ある。
【図2】該一次放射器に備えられる導波管と誘電体フィ
ーダの要部を示す分解斜視図である。
【図3】可変手段の変形例を示す説明図である。
【図4】可変手段の変形例を示す説明図である。
【図5】従来例に係る一次放射器の断面図である。
【符号の説明】 1 導波管 1a 閉塞面 3 第1プローブ 4 第2プローブ 5 誘電体フィーダ 5a 保持部 5b 放射部 5c 変換部 6 スリット 7 凸部 8 凸部 9 凹溝 10 凹溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に電波の導入用の開口を有する導波
    管と、この導波管の開口端に保持される誘電体フィーダ
    とを備え、前記誘電体フィーダの前記導波管に対する軸
    線方向の取付位置を段階的に変更可能な可変手段を設け
    たことを特徴とする一次放射器。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記可変手段
    が、前記導波管の開口端から軸線方向に沿って設けられ
    た長さを異にする複数の凹部と、前記誘電体フィーダの
    外表面に設けられた凸部とで構成され、前記凸部を前記
    各凹部に選択的に挿入したことを特徴とする一次放射
    器。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、前記可変手段
    が、前記導波管の内壁面設けられた凸部と、前記誘電体
    フィーダの外表面に設けられた軸線方向の長さを異にす
    る複数の凹部とで構成され、これら凹部を前記凸部に選
    択的に挿入したことを特徴とする一次放射器。
  4. 【請求項4】 請求項2または3の記載において、前記
    凸部が複数設けられていることを特徴とする一次放射
    器。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、前記各凸部が
    前記導波管の軸線方向に対して位置ずれしていることを
    特徴とする一次放射器。
JP23863899A 1999-08-25 1999-08-25 一次放射器 Withdrawn JP2001068923A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008211791A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Krohne Messtech Gmbh & Co Kg レーダー方式にしたがって動作する充填レベル測定装置のためのアンテナ
JP2017200076A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 日本放送協会 偏波共用八木型アンテナ

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