JP2001067195A - ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム - Google Patents

ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム

Info

Publication number
JP2001067195A
JP2001067195A JP23908899A JP23908899A JP2001067195A JP 2001067195 A JP2001067195 A JP 2001067195A JP 23908899 A JP23908899 A JP 23908899A JP 23908899 A JP23908899 A JP 23908899A JP 2001067195 A JP2001067195 A JP 2001067195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printer
print
data
unit
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23908899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001067195A5 (ja
Inventor
Hideto Jingu
秀人 神宮
Manabu Iguchi
学 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP23908899A priority Critical patent/JP2001067195A/ja
Publication of JP2001067195A publication Critical patent/JP2001067195A/ja
Publication of JP2001067195A5 publication Critical patent/JP2001067195A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上のプリンタが印刷不可能な場
合でも効率よく印字ジョブを処理する。 【解決手段】 サブプリンタ情報格納部7に、他のプリ
ンタのサポートしているプロトコルと優先順位の情報を
格納する。プロトコル制御部8は、自プリンタで印刷不
可能な状態であった場合、サブプリンタ情報格納部7に
おける優先順位に基づいて、自プリンタの代わりとなる
プリンタを決定し、印刷データを、そのプリンタのサポ
ートしているプロトコルに変換する。データ送信部5
は、プロトコル制御部8でプロトコルを変換した印刷デ
ータを自プリンタの代わりとなるプリンタに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続されたネットワークプリンタ及びネットワーク印刷シ
ステムに関し、特に、印刷不能時の制御に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークプリンタでの印字を
行う場合には次のように行っていた。即ち、各ネットワ
ークのOSの設定方法に従い、印字を行う複数のネット
ワークプリンタを予めネットワークの管理を行うサーバ
に登録しておく。そして、クライアント上のアプリケー
ションから印字を行う段階で、印字を行わせたいネット
ワークプリンタを指定するデータを含んだジョブをサー
バに送信する。すると、そのジョブをサーバが適切なネ
ットワークプリンタに転送し、それによってクライアン
ト側で指定したネットワークプリンタに対する印字を行
わせることができる。
【0003】また、例えば、Windows95(マイ
クロソフト社の登録商標)のピア・ツー・ピア(peer-t
o-peer)印刷の場合には、セントロニクスインタフェー
スで接続しているプリンタと同様な方法で、クライアン
ト側で予めネットワークプリンタの登録を行っておき、
印字する時にジョブを送信するプリンタを直接指定する
ことによって、適切なネットワークプリンタに対する印
字を行わせることができる。
【0004】更に、上記の技術に加えて、複数のネット
ワークプリンタに対して印字データを自動的に分散させ
て効率よく印字データを処理する方法として、Novell社
のNDPS(NetWare Distributed Print Services)を代表
とするいくつかの方法が存在する。その技術を用いるこ
とによって、ユーザはその時点でプリンタに存在するジ
ョブの処理状態を知ることなしに印字の効率化を行うこ
とができる。特に、NDPSは接続しているユーザが接続し
ている各ネットワークプリンタに対する設定を行うこと
なしに、非常に効率のよい印刷環境を提供する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は以下のような問題があった。
【0006】1.各効率化は、使用されているネットワ
ークOSに依存するものであり、そのため、各ネットワ
ークOSでの印刷効率化には、そのOSがインストール
されたサーバの存在が不可欠である。
【0007】2.印刷先となるプリンタが、どのような
通信プロトコルをサポートしているかを印刷するユーザ
が知っていない場合には、印刷元からプリンタに対し
て、プリンタ側で受信不可能なデータ形式で送信してし
まい、プリンタが印字不可となってしまう場合があっ
た。
【0008】3.印刷先となるプリンタが、どのような
エミュレーションをサポートしているかを印刷するユー
ザが知っていない場合には、印刷元からプリンタに対し
て、プリンタ側で印刷不可能な印字データ形式で送信し
てしまい、プリンタが未サポートの印字データを印字し
ようとするため、多量のゴミ印字を出力してしまう場合
があった。
【0009】4.印刷先プリンタが用紙切れや紙詰まり
等の印字不可能な状態になってしまった場合に、その障
害を取り除くまでは、それ以降のジョブを処理すること
ができなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉ネットワークに接続されている自プリンタと
は異なる他のプリンタのサポートしているプロトコルと
予め決められた優先順位の情報を格納するサブプリンタ
情報格納部と、自プリンタで印刷不可能な状態であった
場合、サブプリンタ情報格納部の優先順位に基づいて、
他のプリンタの中から自プリンタの代わりとなるプリン
タを決定し、自プリンタへの印刷データを、自プリンタ
の代わりとなるプリンタのサポートしているプロトコル
に変換するプロトコル制御部と、プロトコル制御部で変
換した印刷データを、代わりとなるプリンタに送信する
データ送信部とを備えたことを特徴とするネットワーク
プリンタ。
【0011】〈構成2〉構成1に記載のネットワークプ
リンタにおいて、自プリンタとは異なる他のプリンタの
サポートしているエミュレーションの情報を格納するサ
ブプリンタ情報格納部と、自プリンタで印刷不可能な状
態であった場合、プロトコル制御部で決定した自プリン
タの代わりとなるプリンタのエミュレーションに変換す
るエミュレーション制御部と、エミュレーション制御部
でエミュレーションを変換した印刷データを、自プリン
タの代わりとなるプリンタに送信するデータ送信部とを
備えたことを特徴とするネットワークプリンタ。
【0012】〈構成3〉ネットワーク上のファイルサー
バを検索するファイルサーバ検索部と、自プリンタで印
刷不可能な状態であった場合、自プリンタへの印刷デー
タを、ファイルサーバ検索部で検索したファイルサーバ
上にテンポラリデータとして保存し、自プリンタが印刷
可能な状態に戻った場合にファイルサーバからテンポラ
リデータを自プリンタで印刷するためのデータとして読
み出すファイルロード部とを備えたことを特徴とするネ
ットワークプリンタ。
【0013】〈構成4〉ネットワーク上を流れる印刷に
使用される情報を印刷ログとして収集する印刷ログ収集
部と、自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、印
刷ログ収集部で収集した印刷ログに基づき、自プリンタ
以外のプリンタから次の印刷先プリンタとしてふさわし
いプリンタを検索する印刷ログ解析部と、印刷ログ解析
部で検索したプリンタに対して自プリンタへの印刷デー
タを転送するデータ送信部とを備えたことを特徴とする
ネットワークプリンタ。
【0014】〈構成5〉構成4に記載のネットワークプ
リンタにおいて、ネットワーク上を流れる印刷要求元装
置の電子メールアドレスの情報を収集する電子メール送
信ログ収集部と、他プリンタに対して印刷データを転送
した場合、印刷要求元装置の電子メールアドレスに対し
て、転送した旨の電子メールを送信する電子メール送信
ログ解析部とを備えたことを特徴とするネットワークプ
リンタ。
【0015】〈構成6〉ネットワークを介して印刷要求
元装置からネットワークプリンタに印刷を要求するネッ
トワーク印刷システムにおいて、ネットワークプリンタ
は、ネットワーク上を流れる印刷に使用される情報を印
刷ログとして収集する印刷ログ収集部と、自プリンタで
印刷不可能な状態であった場合、印刷ログ収集部で収集
した印刷ログに基づき、自プリンタ以外のプリンタから
次の印刷先プリンタとしてふさわしいプリンタを検索す
る印刷ログ解析部と、印刷ログ解析部で検索したプリン
タに対して自プリンタへの印刷データを転送するデータ
送信部と、データ送信部から印刷データを送信したプリ
ンタの情報を、ポップアップ・メッセージとして印刷要
求元装置に送るポップアップ・メッセージ送信部とを備
え、印刷要求元装置は、ネットワークプリンタから送信
されたポップアップ・メッセージを受信するポップアッ
プ・メッセージ受信部と、ポップアップ・メッセージ受
信部で受信したポップアップ・メッセージを表示するポ
ップアップ・メッセージ制御部とを備えたことを特徴と
するネットワーク印刷システム。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて詳細に説明する。 《具体例1》具体例1では、クライアントが印字先とし
て指定したネットワークプリンタにおいて、何らかの原
因で印字不可能なエラーが発生した場合、受信した印字
データを、予め設定されている他のネットワークプリン
タ(サブプリンタと呼ぶ)に再転送して印字するもので
ある。その際、本具体例が組み込まれたプリンタは、サ
ブプリンタがサポートしている通信プロトコルに変換し
た後、データを送信する。
【0017】〈構成〉図1は本発明のネットワークプリ
ンタの具体例1を示す構成図である。図の装置は、コン
トローラ部1とエンジン部2からなる。コントローラ部
1は、ネットワークプリンタとしての各種の制御を行う
機能を有し、エンジン部2は印刷データを実際に印刷す
る機能を有している。
【0018】コントローラ部1は、エミュレーション制
御部3、データ受信部4、データ送信部5、MIBデー
タアクセス処理部6、サブプリンタ情報格納部7、プロ
トコル制御部8からなる。また、プロトコル制御部8
は、プロトコル解析部9とプロトコル変換部10からな
る。
【0019】エミュレーション制御部3は、印刷データ
の編集を行い、エンジン部2への印刷データとして出力
する機能を有している。データ受信部4は、印刷データ
をネットワークを介して受信する機能を有している。デ
ータ送信部5は、サブプリンタに対してデータを再送信
する機能を有している。MIBデータアクセス処理部6
は、サブプリンタ情報格納部7へのアクセスを行う機能
を有している。サブプリンタ情報格納部7は、サブプリ
ンタに対しての情報を格納する機能部である。
【0020】図2は、サブプリンタ情報格納部7の内容
例を示す説明図である。図示の内容例は、各サブプリン
タにデータの転送を行うための優先順位、プリンタ名、
MACアドレス、サポートしているプロトコル、サポー
トしているエミュレーションの情報からなる。これらの
データの格納方法の一つとして、MIB(Manage Infor
mation Base)にサブプリンタ情報という独自のオブジ
ェクトを定義し、プリンタの情報の一つとして保持する
方法で実現する。
【0021】サブプリンタ情報における一つのサブプリ
ンタに対するデータの項目として、“優先順位”,“プ
リンタ名”,“MACアドレス”,“サポートしている
プロトコル”,“サポートしているエミュレーション”
があり、“サポートしているプロトコル”と“サポート
しているエミュレーション”については、複数のデータ
である場合がある。例えば、最も優先順位の高いサブプ
リンタのプリンタ名は“PR2”であり、そのMACアド
レスは“00:80:87:XX:XX:XX”である。また、このプリ
ンタは通信プロトコルとして“LPR”と“FTP”をサポー
トしており、印刷エミュレーションとして“PCL”、“I
BM PPR”“EPSON FX”をサポートしていることを示して
いる。尚、図2中のこれらプロトコルやエミュレーショ
ンの名称は、一般に登録商標または商標である。
【0022】図1に戻って、プロトコル制御部8は、自
プリンタで印刷不可能な状態であった場合、サブプリン
タ情報格納部7の優先順位に基づいて、他のプリンタの
中から自プリンタの代わりとなるプリンタを決定し、自
プリンタへの印刷データをそのプリンタがサポートして
いるプロトコルに変換する機能を有するものである。
【0023】また、プロトコル解析部9は、データ受信
部4で受信したデータのプロトコルを解析し、印刷デー
タか制御情報かの判断を行って、印刷データであった場
合はエンジン部2のステータス情報2aに基づき、印刷
データをエミュレーション制御部3に通知するか、プロ
トコル変換部10を起動するかを判定する機能を有して
いる。即ち、自プリンタで印刷不可能な状態であった場
合にプロトコル変換部10を起動するよう制御を行う機
能を有している。
【0024】プロトコル変換部10は、プロトコル解析
部9によって起動されると、サブプリンタ情報格納部7
の優先順位に基づいて、他のプリンタの中から自プリン
タの代わりとなるプリンタを決定し、自プリンタへの印
刷データをそのプリンタがサポートしているプロトコル
に変換する機能を有するものである。
【0025】また、エンジン部2のステータス情報2a
は、そのネットワークプリンタが印刷可能であるか印刷
不可の状態であるかを示す情報である。
【0026】〈動作〉先ず、本装置の動作環境について
説明する。図3は、ネットワークプリンタの動作環境を
示す説明図である。PR1が本ネットワークプリンタであ
り、PR2がサブプリンタである。また、PC1が印刷要求元
装置である印刷元PCであり、PC2はその他のパソコン
を示している。そして、PC1が印刷先プリンタ選択画面
でPR1を選択した場合、印刷データがPR1に送られ、PR1
はこの印刷データを受け取ると印刷を行う。
【0027】次に、動作の前提となるサブプリンタ情報
格納部7の設定方法について説明する。図4は、サブプ
リンタ情報格納部7の情報設定動作のフローチャートで
ある。先ず、プリンタに対してホストからのSNMP(Simp
le Network Management Protocol)のSet Requestパケ
ットが送信される(ステップS1)。
【0028】図5は、ホストからのサブプリンタ情報設
定要求の説明図である。ここで、SNMPとは、TCP/IPのネ
ットワーク管理プロトコルであり、ルータ、ハブなどの
ネットワーク機器(エージェント)のネットワーク管理
情報を管理システム(マネージャ)に送る際の標準プロ
トコルとして採用されているものである。
【0029】図示のように、このSNMPパケットに含まれ
る情報としては、プリンタ名やMACアドレスおよびそ
のプリンタの優先順位、そしてサポートしているプロト
コルやエミュレーションといった情報である。
【0030】図4に戻って、プリンタ側では、ホストか
らのSNMPセットリクエストパケットを受信すると、その
パケットのデータ部から値を読み出し、各設定値をMIB
(サブプリンタ情報格納部7)に格納する。
【0031】図6は、プリンタにおけるサブプリンタ情
報格納部7への情報格納処理の説明図である。図示のよ
うに、優先順位やプリンタ名といった各設定値をMIBに
格納する。
【0032】次に、ネットワークプリンタの印刷動作を
説明する。図7は、印刷動作時のフローチャートであ
る。先ず、ホストから送信されたデータをデータ受信部
4が受信バッファ4aに格納し(ステップS11)、こ
れを、プロトコル制御部8におけるプロトコル解析部9
に通知する。プロトコル解析部9はプロトコルの解析を
行い、このプロトコル情報をMIBデータアクセス処理
部6がサブプリンタ情報格納部7に格納した後、プロト
コル解析部9は制御情報か印刷データかの判断処理を行
う(ステップS12)。ここで、制御情報であった場合
は印刷動作とは直接関係がないため、その説明は省略す
る。
【0033】プロトコル解析部9は、印刷データであっ
た場合、エンジン部2が格納しているステータス情報2
aが印刷状態であるか否かを判断する(ステップS1
3)。ステータス情報2aが印刷不可能状態であった場
合、プロトコル解析部9によってプロトコル変換部10
が起動され、プロトコル変換処理が行われる(ステップ
S14)。
【0034】図8は、プロトコル変換処理のフローチャ
ートである。先ず、サブプリンタ情報格納部7から優先
順位の最も高いサブプリンタを選択し、i=1とする
(ステップS141)。次に、サブプリンタ情報格納部
7に登録されているi番目のサポートしているプロトコ
ルの情報をリードする(ステップS142)。ここでデ
ータが存在しない場合は、プロトコル解析部9で調査し
た受信データで使用しているプロトコルは、選択したサ
ブプリンタでサポートされないため、サブプリンタがサ
ポートしているプロトコルの1番目の情報をリードし
(ステップS143)、受信データをリードしたプロト
コルに変換した(ステップS144)後、データ送信部
5に通知する(ステップS145)。
【0035】一方、上記ステップS142において、デ
ータが存在する場合には、リードしたデータと、受信デ
ータで使用されているプロトコルとの比較を行う(ステ
ップS146)。比較の結果が一致していれば、受信デ
ータで使用したプロトコルは、選択したサブプリンタで
サポートしているため、変換を行わずにデータ送信部5
に通知する(ステップS145)。
【0036】ステップS146の比較の結果、不一致の
場合にはi←i+1とし(ステップS147)、ステッ
プS142に戻って次のサポートしているプロトコルの
情報をリードする。
【0037】図9は、プロトコル変換の説明図である。
この例では、LPRパケットからFTPパケットへの変換を行
っている。この場合に必要なことは、 ホストと印刷先プリンタを示していたMACアドレ
ス,IPアドレスを、印刷先プリンタとサブプリンタの
MACアドレス,IPアドレスに変換すること TCP層でのポート番号を、608(LPR)から1033(FTP)
に変更することである。
【0038】そこで、LPRパケットでは、(PC→PR1)で
あったMACアドレスを(PR1→PR2)とし、IPアドレ
ス(PC→PR1)を(PR1→PR2)に、TCP層のポート番号を
608から1033に変更している。このようにして、本具体
例では、サブプリンタがサポートしている通信プロトコ
ルへの変換を行っている。
【0039】また、図7において、ステップS14でプ
ロトコル変換を行った後は、データ送信部5によって、
サブプリンタに印刷データを送信する(ステップS1
5)。一方、ステップS13で印刷が可能であった場合
は、通常動作であるため、エンジン部2で印刷可能なデ
ータに変換し(ステップS16)、印刷を行う(ステッ
プS17)。
【0040】そして、自ネットワークプリンタでの印刷
不可能時、データ送信部5は、選択したサブプリンタの
MACアドレスに対してデータを再送信する。図10
は、印刷不可時の動作説明図である。図示のように、本
具体例では、PR1に何らかの印刷不可エラーが発生した
場合、サブプリンタであるPR2に印刷データを転送す
る。また、印刷元であるホスト(PC1)に対しては、印
刷データ転送先通知メッセージを送信する。
【0041】〈効果〉以上のように具体例1によれば、
自プリンタで印刷不可能な場合に印刷データを転送する
サブプリンタのプロトコルの情報を予め登録し、印刷不
可能な場合は、サブプリンタのプロトコルに変換して転
送するようにしたので、ホストから印字先として指定し
たネットワークプリンタでエラーが発生し、印刷が不可
能な場合でもそのネットワークプリンタの資源を最大限
に利用し、効率よく印字ジョブを処理することができ
る。
【0042】《具体例2》具体例2では、上記具体例1
のように、クライアントが印字先として指定したネット
ワークプリンタにおいて、何らかの原因で印字不可能な
エラーが発生した場合、サブプリンタの通信プロトコル
に変換すると共に、そのエミュレーション(データ形
式)に変換するようにしたものである。
【0043】〈構成〉図11は、本発明のネットワーク
プリンタの具体例2を示す構成図である。図において、
具体例1と異なる構成は、コントローラ部1aのエミュ
レーション制御部3におけるエミュレーション解析部1
1とエミュレーション変換部12である。エミュレーシ
ョン解析部11は、印刷データが用いているエミュレー
ションを解析する機能を有し、エミュレーション変換部
12は、サブプリンタがサポートしているエミュレーシ
ョンに合わせてエミュレーション変換を行う機能を有し
ている。他の各構成については、対応する部分に具体例
1と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0044】〈動作〉ネットワークプリンタの動作環境
やサブプリンタ情報格納部7の情報設定動作は具体例1
と同様であるため、印刷動作についてのみ説明する。
【0045】図12は、印刷動作時のフローチャートで
ある。先ず、ホストから送信されたデータをデータ受信
部4が受信バッファ4aに格納し(ステップS21)、
これを、プロトコル制御部8におけるプロトコル解析部
9に通知する。プロトコル解析部9はプロトコルの解析
を行いプロトコル情報を格納した後、制御情報か印刷デ
ータかの判断処理を行う(ステップS22)。
【0046】印刷データであった場合、エンジン部2が
格納しているステータス情報2aが印刷状態であるか否
かを判断する(ステップS23)。プリンタのステータ
スが印刷不可能状態の場合、プロトコル解析部9によっ
てプロトコル変換部10が起動され、プロトコル変換処
理が行われる(ステップS24)。以上の処理は具体例
1と同様である。
【0047】ステップS24のプロトコル変換処理が終
了すると、次にエミュレーション制御部3によって、エ
ミュレーション解析部11が起動され、エミュレーショ
ン解析が行われる(ステップS25)。エミュレーショ
ン解析部11は、受信した印字データが、どのようなエ
ミュレーションを用いているかを解析し、その情報を格
納する。次に、エミュレーション制御部3によって、エ
ミュレーション変換部12が起動され、エミュレーショ
ン変換が行われる(ステップS26)。
【0048】図13は、エミュレーション変換部12の
動作フローチャートである。先ず、サブプリンタ情報格
納部7から優先順位の最も高いサブプリンタを選択し、
i=1とする(ステップS261)。次に、サブプリン
タ情報格納部7に登録されているi番目のサポートして
いるエミュレーションの情報をリードする(ステップS
262)。ここで、データが存在しない場合は、エミュ
レーション解析部11で調査した受信データで使用され
ているエミュレーションは、選択したサブプリンタでは
サポートされないため、サブプリンタがサポートしてい
るエミュレーションの1番目の情報をリードし(ステッ
プS263)、受信データをリードしたエミュレーショ
ンに変換した(ステップS264)後、データ送信部5
に通知する(ステップS265)。
【0049】一方、ステップS262において、データ
が存在する場合には、リードしたデータと、受信データ
で使用したエミュレーションとの比較を行う(ステップ
S266)。比較の結果が一致していれば、受信データ
で使用しているエミュレーションは、選択したサブプリ
ンタでサポートされるため、変換を行わずにデータ送信
部5に通知する(ステップS265)。また、ステップ
S266で不一致の場合にはi=i+1とし(ステップ
S267)、ステップS262に戻って次のサポートし
ているエミュレーションの情報をリードする。
【0050】尚、図12において、ステップS27〜ス
テップS29の処理は、具体例1における図7のステッ
プS15〜ステップS17の処理と同様である。
【0051】〈効果〉以上のように具体例2によれば、
具体例1の構成に加えて、自プリンタで印刷不可能な場
合に印刷データを転送するサブプリンタのエミュレーシ
ョンの情報を予め登録し、印刷不可能な場合は、サブプ
リンタのエミュレーションに変換して転送するようにし
たので、ホストから印字先として指定したネットワーク
プリンタでエラーが発生し、印刷が不可能な場合でもそ
のネットワークプリンタの資源を最大限に利用し、効率
よく印字ジョブを処理することができる。また、サブプ
リンタのエミュレーションが異なる場合でも印刷動作を
行うことができる。
【0052】《具体例3》具体例3では、クライアント
が印字先として指定したネットワークプリンタにおい
て、何らかの原因で印字不可能なエラーが発生した場
合、ネットワークプリンタは、ネットワーク上のファイ
ルサーバを探し、そのサーバにテンポラリとして印刷デ
ータを保持するようにしたものである。
【0053】〈構成〉図14は、本発明のネットワーク
プリンタの具体例3を示す構成図である。図の装置は、
コントローラ部1bとエンジン部2からなり、これらの
全体としての機能は上記具体例1,2と同様である。
【0054】コントローラ部1bは、エミュレーション
制御部3、データ受信部4、データ送信部5、MIBデ
ータアクセス処理部6、ジョブ登録情報格納部13、印
刷データ制御部14からなる。また、印刷データ制御部
14は、ファイルサーバ検索部15、ファイル登録部1
6、ファイルロード部17からなる。
【0055】ここで、エミュレーション制御部3〜MI
Bデータアクセス処理部6の機能は、上記各具体例と同
様であるため、ここでの説明は省略する。一方、ジョブ
登録情報格納部13は、ファイルサーバにテンポラリと
して作成した印刷データの情報を格納する機能部であ
り、例えば、次のような情報を格納する。
【0056】図15は、ジョブ登録情報格納部13の内
容例を示す説明図である。図示例では、テンポラリデー
タ名とファイルサーバのMACアドレスをインデックス
を付与して格納している。ここで、テンポラリデータと
は印刷不可の状態から復旧した時点で読み出しを行うべ
きデータの名前であり、ファイルサーバのMACアドレ
スとは、読み出しの対象となるファイルサーバのMAC
アドレスを指している。
【0057】これらのデータの格納方法の一つとして、
MIBにジョブ登録情報という独自のオブジェクトを定義
し、プリンタの情報の一つとして保持する方法で実現す
る。例えば、図15の例では、データの項目として“テ
ンポラリデータ名”と“ファイルサーバのMACアドレ
ス”がある。例として、図示の状態では、エラーから復
旧して最初に処理される印刷データのテンポラリデータ
名は“DATA1”であり、そのデータを格納しているファ
イルサーバのMACアドレスは“00:80:87:XX:XX:XX”
である。
【0058】図14に戻って、印刷データ制御部14
は、印刷データに対する制御を行う機能部であり、ファ
イルサーバ検索部15は、テンポラリデータを作成すべ
きファイルサーバを検索する機能部、ファイル登録部1
6は、ファイルサーバへテンポラリデータを作成するた
めの処理を行う機能部、ファイルロード部17は、エラ
ーからの復旧後にファイルサーバから印刷データを読み
出す機能部である。
【0059】〈動作〉先ず、ジョブ登録情報格納部13
の設定について説明する。図16は、ジョブ登録情報格
納部13におけるジョブ登録情報格納処理の説明図であ
る。図示のように、ネットワーク上を流れるデータ名と
そのデータの宛先であるMACアドレスをそれぞれ登録
順序のインデックスを付与し、MIBのデータ構造で格納
する。
【0060】次に、印刷動作を説明する。図17は、自
分宛のパケット受信時の印刷動作のフローチャートであ
る。先ず、ホストから送信されたデータをデータ受信部
4が受信バッファ4aに格納し(ステップS31)、印
刷データ制御部14に通知する。これにより印刷データ
制御部14は印刷データ制御処理を行い(ステップS3
2)、データが制御情報か印刷データかの判断処理を行
う(ステップS33)。ステップS33において、印刷
データでない場合はそのままエミュレーション制御部3
に通知し(ステップS34)、印刷データであった場合
は、エンジン部2が格納しているステータス情報2aが
印刷状態か否かを判断する(ステップS35)。
【0061】プリンタのステータスが印刷可能状態の場
合、印刷データ制御部14は印刷データをエミュレーシ
ョン制御部3へ通知する。エミュレーション制御部3で
は、通知されたデータをエンジン部2にて印刷可能なフ
ォーマットに変換し(ステップS36)、エンジン部2
に通知する。エンジン部2は通知されたデータを元に用
紙に印刷する(ステップS37)。
【0062】プリンタのステータスが印刷不可能状態の
場合、印刷データ制御部14によって、ファイルサーバ
検索部15が起動され、ファイルサーバ検索処理が行わ
れる(ステップS38)。
【0063】図18は、ファイルサーバ検索処理のフロ
ーチャートである。ファイルサーバ検索部15は、ファ
イルサーバを検索するためのパケットを作成し、データ
送信部5から送信する(ステップS381)。送信した
パケットに対するファイルサーバからの応答を受信する
と(ステップS382)、受信した応答パケットからフ
ァイルサーバのMACアドレスを取り出し、MIB(ジョ
ブ登録情報格納部13)に格納する。
【0064】図19は、ファイルサーバ検索処理の説明
図である。図示例は、ネットワーク上に複数のクライア
ントとファイルサーバ、ネットワークプリンタが存在す
るネットワークを示している。ここで、PR1は具体例3
の構成を備えたネットワークプリンタであり、PR2はそ
の他のプリンタを指している。また、PC1は印刷元パソ
コンであり、ネットワークプリンタPR1に対して印刷を
行うホストである。FS1はネットワーク上に存在するフ
ァイルサーバである。
【0065】図20は、ファイルサーバ検索時に送受信
される検索パケットと応答パケットの説明図である。プ
リンタからファイルサーバを検索するために送信される
検索パケットは、情報フィールドにサーバのタイプにつ
いての情報を含み、ネットワーク上にブロードキャスト
される(図19中のに示す)。
【0066】検索パケットを受信したサーバの中で、検
索パケットのサーバタイプと一致するファイルサーバ
は、その検索パケットに対する応答パケットをプリンタ
に対して送信する(図19中のに示す)。この応答パ
ケットには、ファイルサーバ自身のMACアドレスの情
報が含まれている。そして、このような応答パケットを
受信することによって、ネットワークプリンタPR1はフ
ァイルサーバの存在を認識することができる。
【0067】このような方法でサーバ検索が行える実例
として、ディレクトリサービスのインターネット標準で
あるLDAP(Light Directory Access Protocol)が存在
する。
【0068】図21に、LDAPサービスの概要を示す。こ
のプロトコルは、X.500標準リンクであるDAP(Director
y Access Protocol)を基礎としており、クライアント
がアクセスするべき適切なファイルサーバを自動的に検
索し、クライアントに対してファイル内の資源を提供す
ることができる。この機能の実現には特定のネットワー
クOSは不要であり、サーバとクライアントに対してLD
AP機能がインストールされていることのみ必須である。
【0069】図17に戻り、ファイルサーバ検索処理が
行われると、ファイル登録部16が起動され、ファイル
登録処理が行われる(ステップS39)。
【0070】図22は、ファイル登録処理のフローチャ
ートである。ファイル登録部16は、対象となるファイ
ルサーバ上に印刷データのテンポラリデータを作成し
(ステップS391)、そのデータをMIB(ジョブ登録
情報格納部13)に格納する(ステップS392)。こ
の状態が図15に示す状態である。
【0071】また、このとき、プリンタに対してファイ
ルサーバへのアクセス権が与えられていない場合、プリ
ンタはファイルサーバにテンポラリデータを作成するこ
とができない。このような場合、予めファイルサーバ側
に、プリンタがテンポラリデータ作成時に使用するログ
インアカウントを作成しておく必要がある。
【0072】次にエラー復旧時の動作を説明する。図2
3は、エラー復旧時のフローチャートである。プリンタ
がエラーから復旧すると、即ち、ステップS41におい
て印刷可能になると、ファイルロード部17が起動さ
れ、ファイルロード処理が行われる(ステップS4
2)。
【0073】図24は、ファイルロード処理のフローチ
ャートである。ファイルロード部17は、ジョブ登録情
報格納部13のジョブ情報管理テーブルを参照し(ステ
ップS421)、データが登録されていれば(ステップ
S422)、そのジョブ情報管理テーブルに登録されて
いるMACアドレスを持つファイルサーバから、テーブ
ルに登録されているデータ名を持つテンポラリデータを
ロードし(ステップS423)、エミュレーション制御
部3に渡すことによって印刷を行う。
【0074】テンポラリデータのロードが終了すると、
ファイルロード部17は、ファイルサーバ上からテンポ
ラリデータを削除し(ステップS424)、ジョブ情報
管理テーブル上から登録情報を削除する(ステップS4
25)。
【0075】〈効果〉以上のように、具体例3によれ
ば、自プリンタで印刷不可能な場合は、ネットワーク上
のファイルサーバを検索して、このファイルサーバにテ
ンポラリデータを格納し、プリンタが復旧した場合はこ
のテンポラリデータを読み出して印刷を行うようにした
ので、ホストから印字先として指定したネットワークプ
リンタでエラーが発生し、印刷が不可能な場合でもその
ネットワークプリンタの資源を最大限に利用し、効率よ
く印字ジョブを処理することができる。また、印刷元の
パソコンがネットワーク上のファイルサーバの存在を知
らなくとも、プリンタ側で自動的にデータの保存や復旧
時の印刷を行うことができる。
【0076】《具体例4》具体例4は、クライアントが
印字先として指定したネットワークプリンタにおいて、
何らかの原因で印字不可能なエラーが発生した場合、そ
れ以前に収集したネットワークの印刷履歴のログからユ
ーザに最も近くに接続されていると推測される他のネッ
トワークプリンタ(サブプリンタと呼ぶ)に再転送して
印字するものである。
【0077】〈構成〉図25は、本発明のネットワーク
プリンタの具体例4を示す構成図である。図の装置は、
コントローラ部1cとエンジン部2からなり、これらの
全体としての機能は上記各具体例と同様である。
【0078】コントローラ部1cは、エミュレーション
制御部3、データ受信部4、データ送信部5、MIBデ
ータアクセス処理部6、印刷ログ情報格納部18、印刷
ログ収集部19、印刷ログ解析部20からなる。
【0079】印刷ログ情報格納部18は、種々の印刷ロ
グ情報を格納する格納部であり、例えば次のような情報
を格納している。図26は、印刷ログ情報格納部18の
内容例の説明図である。図示例では、ネットワーク上に
存在するPCのアドレス、そのPCから印刷を行ったプリン
タのMACアドレス、印刷データ形式、印刷回数といっ
た情報からなる。これらのデータの格納方法の一つとし
て、MIBにジョブ登録情報という独自のオブジェクトを
定義し、プリンタの情報の一つとして保持する方法で実
現する。
【0080】印刷ログ情報格納部18の構造として、図
示のように、一つのPCのMACアドレスに対するデータ
の項目として、“印刷先MACアドレス”,“印刷デー
タ形式”,“印刷回数”がある。例えば、図示例におい
て、PC1から印刷データとしてPCL形式のデータが送信さ
れる頻度が最も高いプリンタのMACアドレスは“00:8
0:87:XX:XX:XX”であり、本具体例の構成を備えたネッ
トワークプリンタにおいて、印刷障害が発生している時
にPC1からPCL形式のデータを受信すると、印刷データは
“00:80:87:XX:XX:XX”のMACアドレスを持つプリン
タに転送されることになる。
【0081】図25に戻って、印刷ログ収集部19は、
ネットワーク上を流れるパケットから印刷ログを収集す
る機能を有している。印刷ログ解析部20は、印刷ログ
収集部19にて収集した印刷ログを解析し、その解析結
果をMIBデータアクセス処理部6に渡す機能を有する
と共に、自プリンタが印刷不可能な状態である場合は、
印刷ログ情報格納部18の印刷ログ情報に基づき、印刷
データを転送すべきプリンタを決定する機能を有してい
る。
【0082】〈動作〉図27は、パケット受信時のフロ
ーチャートである。プリンタはネットワーク上を流れる
パケットを受信する度に印刷ログ収集処理を起動し(ス
テップS51)、その情報を、例えば具体例3のジョブ
登録情報格納部の設定方法と同様な処理で、印刷ログ情
報格納部18に設定する(ステップS52)。
【0083】図28は、印刷ログ収集処理の動作フロー
チャートである。印刷に使用されるパケットを受信する
(ステップS521)と、印刷ログ解析部20は、パケ
ットから送信元のMACアドレスを取り出し(ステップ
S522)、印刷ログ情報格納部18に存在しなければ
MIBデータアクセス処理部6によって登録を行う(ス
テップS523、S524)。
【0084】次に、印刷ログ解析部20は、送信先MA
Cアドレスを取り出し(ステップS525)、プリンタ
自身に割り当てられたアドレスと同一であるかを調べ
(ステップS526)、同一でない場合は、印刷ログ情
報格納部18の参照を行い、登録されていなければ新規
に登録を行う(ステップS527、S528)。
【0085】そして、印刷データがどのような形式であ
るかを調べ(ステップS529)、対象となる印刷デー
タ形式での印刷回数を1増加する(ステップS53
0)。
【0086】次に、自分宛の印刷データを受信した場合
の動作を説明する。図29は、自分宛のパケットを受信
した場合の動作フローチャートである。ここで、ステッ
プS61〜ステップS67までの処理は、具体例3の図
17で示した自分宛のパケット受信時の動作におけるス
テップS31〜ステップS37と同様である。
【0087】ステップS65において、印刷不可能であ
った場合、印刷ログ解析部20が起動し、印刷ログ解析
処理を行う(ステップS68)。
【0088】図30は、印刷ログ解析処理のフローチャ
ートである。プリンタのステータスが印刷不可能状態の
場合、印刷ログ解析部20は受信した印刷データの送信
元となるホストのMACアドレスにおいて、受信した印
刷データ形式と同一の印刷データに対して最も印刷頻度
が高いプリンタを印刷ログ情報格納部18の中で検索
し、印刷データを転送するべきプリンタのMACアドレ
スを選択する。
【0089】即ち、印刷ログ情報中に印刷データ送信元
が存在するかを調べ(ステップS681)、存在した場
合は受信した印刷データの形式をチェックする(ステッ
プS682)。そして、データ形式が一致し、かつ、印
刷回数が最大の送信元MACアドレスを取り出し(ステ
ップS683)、これが存在したら(ステップS68
4)、印刷データの再転送先として選択を行う(ステッ
プS685)。
【0090】データ送信部5では、選択したサブプリン
タのMACアドレスに対してデータを再送信する。
【0091】〈効果〉以上のように、具体例4によれ
ば、自プリンタで印刷不可能な場合は、それ以前に収集
したネットワークの印刷履歴のログから、データ形式が
一致し、かつ、印刷回数が最も多いサブプリンタに再転
送して印刷するようにしたので、ホストから印字先とし
て指定したネットワークプリンタでエラーが発生し、印
刷が不可能な場合でもそのネットワークプリンタの資源
を最大限に利用し、代替として最も適当と思われるネッ
トワークプリンタに対して印刷ジョブを転送することに
よって、効率よく印字ジョブを処理することができる。
【0092】《具体例5》具体例5は、クライアントが
印字先として指定したネットワークプリンタにおいて、
何らかの原因で印字不可能なエラーが発生した場合、具
体例4と同様にサブプリンタに再転送して印字すると共
に、それ以前に収集したネットワークの電子メール送信
ログから、印刷を行ったユーザの電子メールアドレスを
調べ、サブプリンタに再転送したことを電子メールで通
知するようにしたものである。
【0093】〈構成〉図31は、本発明のネットワーク
プリンタの具体例5を示す構成図である。図の装置は、
コントローラ部1dとエンジン部2からなり、これらの
全体としての機能は上記各具体例と同様である。
【0094】コントローラ部1dは、エミュレーション
制御部3、データ受信部4、データ送信部5、MIBデ
ータアクセス処理部6、印刷ログ・電子メールアドレス
情報格納部18a、印刷ログ収集部19、印刷ログ解析
部20、電子メール送信ログ収集部21、電子メール送
信ログ解析部22からなる。
【0095】印刷ログ・電子メールアドレス情報格納部
18aは、具体例4における種々の印刷ログ情報を格納
すると共に、ユーザの電子メールアドレスを格納する格
納部である。
【0096】図32は、印刷ログ・電子メールアドレス
情報格納部18aの内容例の説明図である。図示例で
は、ネットワーク上に存在するPCのアドレス、そのPCか
ら印刷を行ったプリンタのMACアドレス、印刷データ
形式、印刷回数、印刷を行ったPCから送信された電子メ
ールアドレスといった情報からなる。これらのデータの
格納方法の一つとして、MIBにジョブ登録情報という独
自のオブジェクトを定義し、プリンタの情報の一つとし
て保持する方法で実現する。
【0097】印刷ログ・電子メールアドレス情報格納部
18aの構造として、図示のように、一つのPCのMAC
アドレスに対するデータの項目として、“印刷先MAC
アドレス”,“印刷データ形式”,“印刷回数”,“電
子メールアドレス”がある。例えば、図示例において、
PC1から印刷データとしてPCL形式のデータが送信される
頻度が最も高いプリンタのMACアドレスは“00:80:8
7:XX:XX:XX”であり、その電子メールアドレスは“xxx@
xxx.xx.xx”である。そのため、本具体例の構成を備え
たネットワークプリンタにおいて、印刷障害が発生して
いる時にPC1からPCL形式のデータを受信すると、印刷デ
ータは“00:80:87:XX:XX:XX”のMACアドレスを持つ
プリンタに転送され、転送先のプリンタのMACアドレ
ス情報を含んだ電子メールが、“xxx@xxx.xx.xx”に送
信されることになる。
【0098】また、電子メール送信ログ収集部21は、
ネットワーク上を流れる電子メール送信用のパケットを
収集して電子メールアドレスの情報を収集する機能を有
している。更に、電子メール送信ログ解析部22は、電
子メール送信ログ収集部21で収集した電子メール送信
用のパケットからそのログを解析し、これをMIBデー
タアクセス処理部6に渡す機能を有すると共に、印刷不
可能時、サブプリンタにデータが再転送された場合は、
印刷ログ・電子メールアドレス情報格納部18aに情報
に基づき、そのサブプリンタについての情報を印刷要求
元のPCの電子メールアドレスに送信する機能を有してい
る。その他の各構成は具体例4と同様であるため、ここ
での説明は省略する。
【0099】〈動作〉図33は、パケット受信時のフロ
ーチャートである。プリンタはネットワーク上を流れる
パケットを受信する度に電子メールログ収集処理を起動
し(ステップS71)、その情報を、例えば具体例3の
ジョブ登録情報格納部の設定方法と同様な処理で、印刷
ログ・電子メールアドレス情報格納部18aに設定する
(ステップS72)。
【0100】図34は、電子メール送信ログ収集処理の
動作フローチャートである。電子メール送信に使用され
るパケットを受信する(ステップS721)と、電子メ
ール送信ログ解析部22は、そのパケットから送信元の
MACアドレスを取り出す(ステップS722)。次
に、印刷ログ・電子メールアドレス情報格納部18aの
印刷元のMACアドレスを確認し(ステップS72
3)、印刷元のMACアドレスとして存在するかを調べ
(ステップS724)、存在しなければ廃棄する。
【0101】ステップS724において、印刷元MAC
アドレスとして存在した場合は、パケットから送信元電
子メールアドレスを取り出し(ステップS725)、印
刷ログ・電子メールアドレス情報格納部18aに登録す
る(ステップS726)。
【0102】次に、自分宛の印刷データを受信した場合
の動作を説明する。図35は、自分宛のパケットを受信
した場合の動作フローチャートである。ここで、ステッ
プS81〜ステップS89までの処理は、具体例4の図
29で示したステップS61〜ステップS69と同様で
あるため、ここでの説明は省略する。
【0103】ステップS89でデータ送信を行うと、次
に電子メール送信ログ解析処理を行う(ステップS9
0)。
【0104】図36は、電子メール送信ログ解析処理の
フローチャートである。データ送信部5で選択したサブ
プリンタのMACアドレスに対してデータが再送信され
ると、電子メール送信ログ解析部22は、印刷ログ・電
子メールアドレス情報格納部18aを参照し(ステップ
S901)、印刷元の電子メールアドレスが登録されて
いるかどうかを確認する(ステップS902)。電子メ
ールアドレスが登録されていない場合はそのまま終了す
るが、登録されている場合は、印刷データが転送された
サブプリンタのMACアドレスを取り出す(ステップS
903)。そして、取り出したMACアドレスの情報を
含んだ電子メールを作成し(ステップS904)、登録
されている電子メールアドレスに送信する(ステップS
905)。
【0105】〈効果〉以上のように、具体例5によれ
ば、具体例4の構成に加えて、自プリンタで印刷不可能
な場合は、それ以前に収集したネットワークの電子メー
ルの送信ログから、印刷元の電子メールを調べ、この印
刷元に対して電子メールで通知するようにしたので、ホ
ストから印字先として指定したネットワークプリンタで
エラーが発生し、印刷が不可能な場合でもそのネットワ
ークプリンタの資源を最大限に利用し、効率よく印字ジ
ョブを処理することができる。また、ユーザがどのネッ
トワークプリンタで印刷が行われているかを的確に把握
することができる。
【0106】《具体例6》具体例6は、クライアントが
印字先として指定したネットワークプリンタにおいて、
何らかの原因で印字不可能なエラーが発生した場合、具
体例4と同様にサブプリンタに再転送して印字すると共
に、印刷を行ったユーザに対してポップアップ・メッセ
ージにより、サブプリンタに再転送したことを通知する
ようにしたものである。
【0107】尚、ポップアップ・メッセージとは、ネッ
トワーク上のパソコン間でメッセージのやり取りを行う
機能であり、メッセージを送った場合に相手側のパソコ
ンの画面上にメッセージがポップアップするよう構成さ
れている機能を指す。
【0108】〈構成〉図37は、本発明のネットワーク
プリンタの具体例6を示す構成図である。図の装置は、
コントローラ部1eとエンジン部2からなり、これらの
全体としての機能は上記各具体例と同様である。
【0109】コントローラ部1eは、エミュレーション
制御部3、データ受信部4、データ送信部5、MIBデ
ータアクセス処理部6、印刷ログ情報格納部18b、印
刷ログ収集部19、印刷ログ解析部20、ポップアップ
・メッセージ送信部23からなる。
【0110】印刷ログ情報格納部18bは、具体例4に
おける種々の印刷ログ情報を格納する機能を有してい
る。
【0111】図38は、印刷ログ情報格納部18bの内
容例の説明図である。図示例では、ネットワーク上に存
在するPCのアドレス、そのPCから印刷を行ったプリンタ
のMACアドレス、印刷データ形式、印刷回数、使用プ
ロトコルからなる。これらのデータの格納方法の一つと
して、MIBにジョブ登録情報という独自のオブジェクト
を定義し、プリンタの情報の一つとして保持する方法で
実現する。
【0112】例として、図38に示した印刷ログ情報格
納部18bにおいて、MACアドレスが“00:10:11:XX:
XX:XX”であるPC1から印刷データとしてPCLデータが送
信される頻度が元も高いプリンタのMACアドレスは、
“00:80:87:XX:XX:XX”である。また、PC1には、TCP
/IPとIPXの少なくとも二つのプロトコルがインス
トールされており、TCP/IPを使用しての印刷が先
に行われたことを示している。そのため、本具体例の構
成を備えたネットワークプリンタにおいて、印刷障害が
発生している時にPC1からPCL形式のデータを受信する
と、印刷データは“00:80:87:XX:XX:XX”のMACアド
レスを持つプリンタに転送され、転送先のプリンタのM
ACアドレス情報を含んだポップアップ・メッセージ
が、TCP/IPプロトコルを使用して“00:10:11:XX:
XX:XX”のMACアドレスに送信されることになる。
【0113】また、ポップアップ・メッセージ送信部2
3は、印刷データを再転送したプリンタについての情報
をポップアップ・メッセージとして送信する機能を有し
ている。その他の各構成は具体例4と同様であるため、
ここでの説明は省略する。
【0114】また、印刷元PCのシステム部にはプリン
タドライバのインストールと共に、ポップアップ・メッ
セージ受信部がインストールされている。
【0115】図39は、印刷元PCの構成図である。図
において、100は印刷元PCを示し、ポップアップ・
メッセージ受信部101とポップアップ・メッセージ制
御部102を備えている。ポップアップ・メッセージ受
信部101は、ネットワークプリンタから、ポップアッ
プ・メッセージを含んだパケットを受け取った場合、そ
のパケットからポップアップ・メッセージを取り出し、
これをポップアップ・メッセージ制御部102に渡す機
能を有している。
【0116】ポップアップ・メッセージ制御部102
は、例えば、Windowsの標準機能として備えられ
ているポップアップサービスの制御部であり、ポップア
ップ・メッセージ表示処理部103とポップアップ・メ
ッセージ表示部104を備えている。
【0117】ポップアップ・メッセージ表示処理部10
3は、他のパソコンやポップアップ・メッセージ受信部
101からポップアップ・メッセージを受け取った場合
に、そのメッセージをポップアップ・メッセージ表示部
104に表示する機能を有している。また、ポップアッ
プ・メッセージ表示部104は、例えば、ディスプレイ
からなり、ポップアップ・メッセージを表示する表示部
である。
【0118】〈動作〉図40は、パケット受信時のフロ
ーチャートである。プリンタはネットワーク上を流れる
パケットを受信する(ステップS101)度に印刷ログ
収集処理および印刷ログ収集処理2を起動し(ステップ
S102、S103)、その情報を、例えば具体例3の
ジョブ登録情報格納部の設定方法と同様な処理で、印刷
ログ情報格納部18bに設定する。ここで、印刷ログ収
集処理は、具体例4の図27におけるステップS52の
印刷ログ収集処理と同様である。また、印刷ログ収集処
理2は、印刷に使用されるパケットのフォーマットから
使用しているプロトコルを調べる処理である。
【0119】図41は、印刷ログ収集処理2の動作フロ
ーチャートである。電子メール送信に使用されるパケッ
トを受信する(ステップS1031)と、そのパケット
のフォーマットから使用しているプロトコルを調べる
(ステップS1032)。次に、印刷ログ情報格納部1
8bの使用プロトコルを確認し(ステップS103
3)、登録されているかを調べ(ステップS103
4)、登録されていれば廃棄し、登録されていなければ
使用プロトコルとして印刷ログ情報格納部18bに登録
する(ステップS1035)。
【0120】次に、自分宛の印刷データを受信した場合
の動作を説明する。図42は、自分宛のパケットを受信
した場合の動作フローチャートである。ここで、ステッ
プS1101〜ステップS1109までの処理は、具体
例4の図29で示したステップS61〜ステップS69
と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0121】ステップS1109でデータ送信を行う
と、次にポップアップ・メッセージ送信処理を行う(ス
テップS1110)。
【0122】図43は、ポップアップ・メッセージ送信
処理のフローチャートである。データ送信部5で選択し
たサブプリンタのMACアドレスに対してデータが再送
信されると、ポップアップ・メッセージ送信部23は、
印刷ログ情報格納部18bを参照し(ステップS111
01)、印刷データが転送されたサブプリンタのMAC
アドレスと、印刷元PCが印刷に使用したプロトコルと
して最初に登録されたプロトコル情報を取り出す(ステ
ップS11102、S11103)。
【0123】そして、取り出されたプロトコル情報に従
ってパケットを作成し(ステップS11104)、取り
出したMACアドレスの情報を含んだポップアップ・メ
ッセージと共に、印刷データ送信元のMACアドレスへ
パケットを送信する(ステップS11105、1110
6)。
【0124】次に、ポップアップ・メッセージを受信し
た印刷元PCの処理を説明する。図44は、印刷元PC
におけるポップアップ・メッセージ受信処理のフローチ
ャートである。印刷元PC100のポップアップ・メッ
セージ受信部101は、プリンタからのパケットを受信
すると(ステップS1201)、ポップアップ・メッセ
ージを取り出し(ステップS1202)、ポップアップ
・メッセージ表示処理部103をコールし、そのメッセ
ージを渡す(ステップS1203)。ポップアップ・メ
ッセージ表示処理部103は、受け取ったメッセージを
ポップアップ・メッセージ表示部104に表示する。
【0125】〈効果〉以上のように、具体例6によれ
ば、具体例4の構成に加えて、自プリンタで印刷不可能
な場合は、印刷元PCに対してポップアップ・メッセー
ジで通知するようにしたので、ホストから印字先として
指定したネットワークプリンタでエラーが発生し、印刷
が不可能な場合でもそのネットワークプリンタの資源を
最大限に利用し、効率よく印字ジョブを処理することが
できる。また、ネットワークで使用しているプロトコル
や印刷を行ったユーザに対するメールアドレス割り当て
の有無にかかわらず、実際に印刷を行ったプリンタをユ
ーザに通知することが可能となり、印刷結果を探す手間
が省けるという効果がある。
【0126】尚、上記具体例6では、ポップアップ・メ
ッセージ制御部としてWindowsのポップアップサ
ービスを用いたが、これに限定されるものではなく、同
様のポップアップ・メッセージの送受信処理が行えるも
のであれば同様に使用可能である。
【0127】また、上記具体例1〜6において、サブプ
リンタ情報格納部7やジョブ登録情報格納部13あるい
は印刷ログ情報格納部18b等の情報設定にSNMPを用い
たが、SNMPの他にも“Webブラウザ”や“Telnet”
“プリンタのオペレーションパネル”等が利用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワークプリンタの具体例1を示
す構成図である。
【図2】サブプリンタ情報格納部の内容例を示す説明図
である。
【図3】ネットワークプリンタの動作環境を示す説明図
である。
【図4】サブプリンタ情報格納部の情報設定動作のフロ
ーチャートである。
【図5】ホストからのサブプリンタ情報設定要求の説明
図である。
【図6】プリンタにおけるサブプリンタ情報格納部への
情報格納処理の説明図である。
【図7】具体例1の印刷動作時のフローチャートであ
る。
【図8】プロトコル変換の動作フローチャートである。
【図9】プロトコル変換の説明図である。
【図10】印刷不可時の動作説明図である。
【図11】本発明のネットワークプリンタの具体例2を
示す構成図である。
【図12】具体例2の印刷動作時のフローチャートであ
る。
【図13】エミュレーション変換部の動作フローチャー
トである。
【図14】本発明のネットワークプリンタの具体例3を
示す構成図である。
【図15】ジョブ登録情報格納部の内容例を示す説明図
である。
【図16】ジョブ登録情報格納部におけるジョブ登録情
報格納処理の説明図である。
【図17】具体例3の自分宛のパケット受信時の印刷動
作のフローチャートである。
【図18】ファイルサーバ検索処理のフローチャートで
ある。
【図19】ファイルサーバ検索処理の説明図である。
【図20】ファイルサーバ検索時に送受信される検索パ
ケットと応答パケットの説明図である。
【図21】LDAPサービスの概要を示す説明図である。
【図22】ファイル登録処理のフローチャートである。
【図23】エラー復旧時のフローチャートである。
【図24】ファイルロード処理のフローチャートであ
る。
【図25】本発明のネットワークプリンタの具体例4を
示す構成図である。
【図26】印刷ログ情報格納部の内容例の説明図であ
る。
【図27】パケット受信時のフローチャートである。
【図28】印刷ログ収集処理の動作フローチャートであ
る。
【図29】自分宛のパケットを受信した場合の動作フロ
ーチャートである。
【図30】印刷ログ解析処理のフローチャートである。
【図31】本発明のネットワークプリンタの具体例5を
示す構成図である。
【図32】印刷ログ・電子メールアドレス情報格納部の
内容例の説明図である。
【図33】パケット受信時のフローチャートである。
【図34】電子メール送信ログ収集処理の動作フローチ
ャートである。
【図35】自分宛のパケットを受信した場合の動作フロ
ーチャートである。
【図36】電子メール送信ログ解析処理のフローチャー
トである。
【図37】本発明のネットワークプリンタの具体例6を
示す構成図である。
【図38】印刷ログ情報格納部の内容例の説明図であ
る。
【図39】印刷元PCの構成図である。
【図40】パケット受信時のフローチャートである。
【図41】印刷ログ収集処理2の動作フローチャートで
ある。
【図42】自分宛のパケットを受信した場合の動作フロ
ーチャートである。
【図43】ポップアップ・メッセージ送信処理のフロー
チャートである。
【図44】印刷元PCにおけるポップアップ・メッセー
ジ受信処理のフローチャートである。
【符号の説明】
3 エミュレーション制御部 5 データ送信部 7 サブプリンタ情報格納部 8 プロトコル制御部 15 ファイルサーバ検索部 17 ファイルロード部 19 印刷ログ収集部 20 印刷ログ解析部 21 電子メール送信ログ収集部 22 電子メール送信ログ解析部 23 ポップアップ・メッセージ送信部 101 ポップアップ・メッセージ受信部 102 ポップアップ・メッセージ制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されている自プリン
    タとは異なる他のプリンタのサポートしているプロトコ
    ルと予め決められた優先順位の情報を格納するサブプリ
    ンタ情報格納部と、 前記自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、前記
    サブプリンタ情報格納部の優先順位に基づいて、前記他
    のプリンタの中から当該自プリンタの代わりとなるプリ
    ンタを決定し、前記自プリンタへの印刷データを、前記
    自プリンタの代わりとなるプリンタのサポートしている
    プロトコルに変換するプロトコル制御部と、 前記プロトコル制御部で変換した印刷データを、前記代
    わりとなるプリンタに送信するデータ送信部とを備えた
    ことを特徴とするネットワークプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワークプリンタ
    において、 自プリンタとは異なる他のプリンタのサポートしている
    エミュレーションの情報を格納するサブプリンタ情報格
    納部と、 前記自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、プロ
    トコル制御部で決定した前記自プリンタの代わりとなる
    プリンタのエミュレーションに変換するエミュレーショ
    ン制御部と、 前記エミュレーション制御部でエミュレーションを変換
    した印刷データを、前記自プリンタの代わりとなるプリ
    ンタに送信するデータ送信部とを備えたことを特徴とす
    るネットワークプリンタ。
  3. 【請求項3】 ネットワーク上のファイルサーバを検索
    するファイルサーバ検索部と、 自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、当該自プ
    リンタへの印刷データを、前記ファイルサーバ検索部で
    検索したファイルサーバ上にテンポラリデータとして保
    存し、前記自プリンタが印刷可能な状態に戻った場合に
    前記ファイルサーバから前記テンポラリデータを自プリ
    ンタで印刷するためのデータとして読み出すファイルロ
    ード部とを備えたことを特徴とするネットワークプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 ネットワーク上を流れる印刷に使用され
    る情報を印刷ログとして収集する印刷ログ収集部と、 自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、前記印刷
    ログ収集部で収集した印刷ログに基づき、当該自プリン
    タ以外のプリンタから次の印刷先プリンタとしてふさわ
    しいプリンタを検索する印刷ログ解析部と、 前記印刷ログ解析部で検索したプリンタに対して当該自
    プリンタへの印刷データを転送するデータ送信部とを備
    えたことを特徴とするネットワークプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のネットワークプリンタ
    において、 ネットワーク上を流れる印刷要求元装置の電子メールア
    ドレスの情報を収集する電子メール送信ログ収集部と、 他プリンタに対して印刷データを転送した場合、前記印
    刷要求元装置の電子メールアドレスに対して、転送した
    旨の電子メールを送信する電子メール送信ログ解析部と
    を備えたことを特徴とするネットワークプリンタ。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して印刷要求元装置か
    らネットワークプリンタに印刷を要求するネットワーク
    印刷システムにおいて、 前記ネットワークプリンタは、 前記ネットワーク上を流れる印刷に使用される情報を印
    刷ログとして収集する印刷ログ収集部と、 自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、前記印刷
    ログ収集部で収集した印刷ログに基づき、当該自プリン
    タ以外のプリンタから次の印刷先プリンタとしてふさわ
    しいプリンタを検索する印刷ログ解析部と、 前記印刷ログ解析部で検索したプリンタに対して当該自
    プリンタへの印刷データを転送するデータ送信部と、 前記データ送信部から印刷データを送信したプリンタの
    情報を、ポップアップ・メッセージとして前記印刷要求
    元装置に送るポップアップ・メッセージ送信部とを備
    え、 前記印刷要求元装置は、 前記ネットワークプリンタから送信されたポップアップ
    ・メッセージを受信するポップアップ・メッセージ受信
    部と、 前記ポップアップ・メッセージ受信部で受信したポップ
    アップ・メッセージを表示するポップアップ・メッセー
    ジ制御部とを備えたことを特徴とするネットワーク印刷
    システム。
JP23908899A 1999-08-26 1999-08-26 ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム Pending JP2001067195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23908899A JP2001067195A (ja) 1999-08-26 1999-08-26 ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23908899A JP2001067195A (ja) 1999-08-26 1999-08-26 ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007318602A Division JP4564527B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-10 印刷装置、印刷方法及び印刷システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001067195A true JP2001067195A (ja) 2001-03-16
JP2001067195A5 JP2001067195A5 (ja) 2005-10-27

Family

ID=17039652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23908899A Pending JP2001067195A (ja) 1999-08-26 1999-08-26 ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001067195A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010081555A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Oki Data Corp 画像形成装置
US7782474B2 (en) 2004-03-30 2010-08-24 Canon Kabushiki Kaisha Job managing apparatus and method, job managing program, storage medium storing the program, and job managing system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7782474B2 (en) 2004-03-30 2010-08-24 Canon Kabushiki Kaisha Job managing apparatus and method, job managing program, storage medium storing the program, and job managing system
JP2010081555A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Oki Data Corp 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6631407B1 (en) Device management network system, management server, and computer readable medium
US7266601B2 (en) Method and apparatus for managing network devices
US6574662B2 (en) System for network-device management including collecting and storing of device attributes that change with time and device attributes that hardly change with time
US7009941B1 (en) Node-search method, device, and medium on which a node-search program is recorded
US7546365B2 (en) Network device management system and method of controlling same
EP1059766B1 (en) Network device managing apparatus and method
JP3935276B2 (ja) ネットワークデバイス管理方法、装置、記憶媒体、及び送出装置
US6970923B1 (en) Device management network system management server and computer readable medium
US20020080391A1 (en) Print control method, a print server, a client and a recording medium in a network environment
JPH10233860A (ja) データ通信装置及びその方法
US20030135549A1 (en) Print system including application server
US20030090716A1 (en) Management information transmission apparatus, apparatus management apparatus, and apparatus management system
US9280306B2 (en) Generating image data in accordance with identification information
US7468804B2 (en) Techniques for printer-side network cluster printing
JP2000181849A (ja) ネットワ―ク上の周辺機器用サ―バ発見方法
JP2000238388A (ja) プリンタ装置及び制御方法並びにプリンタ制御プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体
JP4564527B2 (ja) 印刷装置、印刷方法及び印刷システム
JP4045800B2 (ja) プリントシステム及び方法
JP2001067195A (ja) ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム
JP4231241B2 (ja) ネットワークにおける通信
JP2005092860A (ja) ネットワークデータ処理システム、ネットワーク印刷システム、データ処理装置、印刷装置、データ処理プログラムおよび印刷処理プログラム、並びにネットワークデータ処理方法およびネットワーク印刷方法
JP2001056753A (ja) 画像形成装置
US20040230561A1 (en) Processing apparatus, data processing method, program for implementing the method, and storage medium therefor
JP3950736B2 (ja) ネットワークデバイス管理システム及びその制御方法
JPH086746A (ja) プリンタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050830

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080422