JP2001067195A - ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム - Google Patents
ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システムInfo
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Abstract
合でも効率よく印字ジョブを処理する。 【解決手段】 サブプリンタ情報格納部7に、他のプリ
ンタのサポートしているプロトコルと優先順位の情報を
格納する。プロトコル制御部8は、自プリンタで印刷不
可能な状態であった場合、サブプリンタ情報格納部7に
おける優先順位に基づいて、自プリンタの代わりとなる
プリンタを決定し、印刷データを、そのプリンタのサポ
ートしているプロトコルに変換する。データ送信部5
は、プロトコル制御部8でプロトコルを変換した印刷デ
ータを自プリンタの代わりとなるプリンタに送信する。
Description
続されたネットワークプリンタ及びネットワーク印刷シ
ステムに関し、特に、印刷不能時の制御に関するもので
ある。
行う場合には次のように行っていた。即ち、各ネットワ
ークのOSの設定方法に従い、印字を行う複数のネット
ワークプリンタを予めネットワークの管理を行うサーバ
に登録しておく。そして、クライアント上のアプリケー
ションから印字を行う段階で、印字を行わせたいネット
ワークプリンタを指定するデータを含んだジョブをサー
バに送信する。すると、そのジョブをサーバが適切なネ
ットワークプリンタに転送し、それによってクライアン
ト側で指定したネットワークプリンタに対する印字を行
わせることができる。
クロソフト社の登録商標)のピア・ツー・ピア(peer-t
o-peer)印刷の場合には、セントロニクスインタフェー
スで接続しているプリンタと同様な方法で、クライアン
ト側で予めネットワークプリンタの登録を行っておき、
印字する時にジョブを送信するプリンタを直接指定する
ことによって、適切なネットワークプリンタに対する印
字を行わせることができる。
ワークプリンタに対して印字データを自動的に分散させ
て効率よく印字データを処理する方法として、Novell社
のNDPS(NetWare Distributed Print Services)を代表
とするいくつかの方法が存在する。その技術を用いるこ
とによって、ユーザはその時点でプリンタに存在するジ
ョブの処理状態を知ることなしに印字の効率化を行うこ
とができる。特に、NDPSは接続しているユーザが接続し
ている各ネットワークプリンタに対する設定を行うこと
なしに、非常に効率のよい印刷環境を提供する。
は以下のような問題があった。
ークOSに依存するものであり、そのため、各ネットワ
ークOSでの印刷効率化には、そのOSがインストール
されたサーバの存在が不可欠である。
通信プロトコルをサポートしているかを印刷するユーザ
が知っていない場合には、印刷元からプリンタに対し
て、プリンタ側で受信不可能なデータ形式で送信してし
まい、プリンタが印字不可となってしまう場合があっ
た。
エミュレーションをサポートしているかを印刷するユー
ザが知っていない場合には、印刷元からプリンタに対し
て、プリンタ側で印刷不可能な印字データ形式で送信し
てしまい、プリンタが未サポートの印字データを印字し
ようとするため、多量のゴミ印字を出力してしまう場合
があった。
等の印字不可能な状態になってしまった場合に、その障
害を取り除くまでは、それ以降のジョブを処理すること
ができなかった。
解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉ネットワークに接続されている自プリンタと
は異なる他のプリンタのサポートしているプロトコルと
予め決められた優先順位の情報を格納するサブプリンタ
情報格納部と、自プリンタで印刷不可能な状態であった
場合、サブプリンタ情報格納部の優先順位に基づいて、
他のプリンタの中から自プリンタの代わりとなるプリン
タを決定し、自プリンタへの印刷データを、自プリンタ
の代わりとなるプリンタのサポートしているプロトコル
に変換するプロトコル制御部と、プロトコル制御部で変
換した印刷データを、代わりとなるプリンタに送信する
データ送信部とを備えたことを特徴とするネットワーク
プリンタ。
リンタにおいて、自プリンタとは異なる他のプリンタの
サポートしているエミュレーションの情報を格納するサ
ブプリンタ情報格納部と、自プリンタで印刷不可能な状
態であった場合、プロトコル制御部で決定した自プリン
タの代わりとなるプリンタのエミュレーションに変換す
るエミュレーション制御部と、エミュレーション制御部
でエミュレーションを変換した印刷データを、自プリン
タの代わりとなるプリンタに送信するデータ送信部とを
備えたことを特徴とするネットワークプリンタ。
バを検索するファイルサーバ検索部と、自プリンタで印
刷不可能な状態であった場合、自プリンタへの印刷デー
タを、ファイルサーバ検索部で検索したファイルサーバ
上にテンポラリデータとして保存し、自プリンタが印刷
可能な状態に戻った場合にファイルサーバからテンポラ
リデータを自プリンタで印刷するためのデータとして読
み出すファイルロード部とを備えたことを特徴とするネ
ットワークプリンタ。
使用される情報を印刷ログとして収集する印刷ログ収集
部と、自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、印
刷ログ収集部で収集した印刷ログに基づき、自プリンタ
以外のプリンタから次の印刷先プリンタとしてふさわし
いプリンタを検索する印刷ログ解析部と、印刷ログ解析
部で検索したプリンタに対して自プリンタへの印刷デー
タを転送するデータ送信部とを備えたことを特徴とする
ネットワークプリンタ。
リンタにおいて、ネットワーク上を流れる印刷要求元装
置の電子メールアドレスの情報を収集する電子メール送
信ログ収集部と、他プリンタに対して印刷データを転送
した場合、印刷要求元装置の電子メールアドレスに対し
て、転送した旨の電子メールを送信する電子メール送信
ログ解析部とを備えたことを特徴とするネットワークプ
リンタ。
元装置からネットワークプリンタに印刷を要求するネッ
トワーク印刷システムにおいて、ネットワークプリンタ
は、ネットワーク上を流れる印刷に使用される情報を印
刷ログとして収集する印刷ログ収集部と、自プリンタで
印刷不可能な状態であった場合、印刷ログ収集部で収集
した印刷ログに基づき、自プリンタ以外のプリンタから
次の印刷先プリンタとしてふさわしいプリンタを検索す
る印刷ログ解析部と、印刷ログ解析部で検索したプリン
タに対して自プリンタへの印刷データを転送するデータ
送信部と、データ送信部から印刷データを送信したプリ
ンタの情報を、ポップアップ・メッセージとして印刷要
求元装置に送るポップアップ・メッセージ送信部とを備
え、印刷要求元装置は、ネットワークプリンタから送信
されたポップアップ・メッセージを受信するポップアッ
プ・メッセージ受信部と、ポップアップ・メッセージ受
信部で受信したポップアップ・メッセージを表示するポ
ップアップ・メッセージ制御部とを備えたことを特徴と
するネットワーク印刷システム。
例を用いて詳細に説明する。 《具体例1》具体例1では、クライアントが印字先とし
て指定したネットワークプリンタにおいて、何らかの原
因で印字不可能なエラーが発生した場合、受信した印字
データを、予め設定されている他のネットワークプリン
タ(サブプリンタと呼ぶ)に再転送して印字するもので
ある。その際、本具体例が組み込まれたプリンタは、サ
ブプリンタがサポートしている通信プロトコルに変換し
た後、データを送信する。
ンタの具体例1を示す構成図である。図の装置は、コン
トローラ部1とエンジン部2からなる。コントローラ部
1は、ネットワークプリンタとしての各種の制御を行う
機能を有し、エンジン部2は印刷データを実際に印刷す
る機能を有している。
御部3、データ受信部4、データ送信部5、MIBデー
タアクセス処理部6、サブプリンタ情報格納部7、プロ
トコル制御部8からなる。また、プロトコル制御部8
は、プロトコル解析部9とプロトコル変換部10からな
る。
の編集を行い、エンジン部2への印刷データとして出力
する機能を有している。データ受信部4は、印刷データ
をネットワークを介して受信する機能を有している。デ
ータ送信部5は、サブプリンタに対してデータを再送信
する機能を有している。MIBデータアクセス処理部6
は、サブプリンタ情報格納部7へのアクセスを行う機能
を有している。サブプリンタ情報格納部7は、サブプリ
ンタに対しての情報を格納する機能部である。
例を示す説明図である。図示の内容例は、各サブプリン
タにデータの転送を行うための優先順位、プリンタ名、
MACアドレス、サポートしているプロトコル、サポー
トしているエミュレーションの情報からなる。これらの
データの格納方法の一つとして、MIB(Manage Infor
mation Base)にサブプリンタ情報という独自のオブジ
ェクトを定義し、プリンタの情報の一つとして保持する
方法で実現する。
ンタに対するデータの項目として、“優先順位”,“プ
リンタ名”,“MACアドレス”,“サポートしている
プロトコル”,“サポートしているエミュレーション”
があり、“サポートしているプロトコル”と“サポート
しているエミュレーション”については、複数のデータ
である場合がある。例えば、最も優先順位の高いサブプ
リンタのプリンタ名は“PR2”であり、そのMACアド
レスは“00:80:87:XX:XX:XX”である。また、このプリ
ンタは通信プロトコルとして“LPR”と“FTP”をサポー
トしており、印刷エミュレーションとして“PCL”、“I
BM PPR”“EPSON FX”をサポートしていることを示して
いる。尚、図2中のこれらプロトコルやエミュレーショ
ンの名称は、一般に登録商標または商標である。
プリンタで印刷不可能な状態であった場合、サブプリン
タ情報格納部7の優先順位に基づいて、他のプリンタの
中から自プリンタの代わりとなるプリンタを決定し、自
プリンタへの印刷データをそのプリンタがサポートして
いるプロトコルに変換する機能を有するものである。
部4で受信したデータのプロトコルを解析し、印刷デー
タか制御情報かの判断を行って、印刷データであった場
合はエンジン部2のステータス情報2aに基づき、印刷
データをエミュレーション制御部3に通知するか、プロ
トコル変換部10を起動するかを判定する機能を有して
いる。即ち、自プリンタで印刷不可能な状態であった場
合にプロトコル変換部10を起動するよう制御を行う機
能を有している。
部9によって起動されると、サブプリンタ情報格納部7
の優先順位に基づいて、他のプリンタの中から自プリン
タの代わりとなるプリンタを決定し、自プリンタへの印
刷データをそのプリンタがサポートしているプロトコル
に変換する機能を有するものである。
は、そのネットワークプリンタが印刷可能であるか印刷
不可の状態であるかを示す情報である。
説明する。図3は、ネットワークプリンタの動作環境を
示す説明図である。PR1が本ネットワークプリンタであ
り、PR2がサブプリンタである。また、PC1が印刷要求元
装置である印刷元PCであり、PC2はその他のパソコン
を示している。そして、PC1が印刷先プリンタ選択画面
でPR1を選択した場合、印刷データがPR1に送られ、PR1
はこの印刷データを受け取ると印刷を行う。
格納部7の設定方法について説明する。図4は、サブプ
リンタ情報格納部7の情報設定動作のフローチャートで
ある。先ず、プリンタに対してホストからのSNMP(Simp
le Network Management Protocol)のSet Requestパケ
ットが送信される(ステップS1)。
定要求の説明図である。ここで、SNMPとは、TCP/IPのネ
ットワーク管理プロトコルであり、ルータ、ハブなどの
ネットワーク機器(エージェント)のネットワーク管理
情報を管理システム(マネージャ)に送る際の標準プロ
トコルとして採用されているものである。
る情報としては、プリンタ名やMACアドレスおよびそ
のプリンタの優先順位、そしてサポートしているプロト
コルやエミュレーションといった情報である。
らのSNMPセットリクエストパケットを受信すると、その
パケットのデータ部から値を読み出し、各設定値をMIB
(サブプリンタ情報格納部7)に格納する。
報格納部7への情報格納処理の説明図である。図示のよ
うに、優先順位やプリンタ名といった各設定値をMIBに
格納する。
説明する。図7は、印刷動作時のフローチャートであ
る。先ず、ホストから送信されたデータをデータ受信部
4が受信バッファ4aに格納し(ステップS11)、こ
れを、プロトコル制御部8におけるプロトコル解析部9
に通知する。プロトコル解析部9はプロトコルの解析を
行い、このプロトコル情報をMIBデータアクセス処理
部6がサブプリンタ情報格納部7に格納した後、プロト
コル解析部9は制御情報か印刷データかの判断処理を行
う(ステップS12)。ここで、制御情報であった場合
は印刷動作とは直接関係がないため、その説明は省略す
る。
た場合、エンジン部2が格納しているステータス情報2
aが印刷状態であるか否かを判断する(ステップS1
3)。ステータス情報2aが印刷不可能状態であった場
合、プロトコル解析部9によってプロトコル変換部10
が起動され、プロトコル変換処理が行われる(ステップ
S14)。
ートである。先ず、サブプリンタ情報格納部7から優先
順位の最も高いサブプリンタを選択し、i=1とする
(ステップS141)。次に、サブプリンタ情報格納部
7に登録されているi番目のサポートしているプロトコ
ルの情報をリードする(ステップS142)。ここでデ
ータが存在しない場合は、プロトコル解析部9で調査し
た受信データで使用しているプロトコルは、選択したサ
ブプリンタでサポートされないため、サブプリンタがサ
ポートしているプロトコルの1番目の情報をリードし
(ステップS143)、受信データをリードしたプロト
コルに変換した(ステップS144)後、データ送信部
5に通知する(ステップS145)。
ータが存在する場合には、リードしたデータと、受信デ
ータで使用されているプロトコルとの比較を行う(ステ
ップS146)。比較の結果が一致していれば、受信デ
ータで使用したプロトコルは、選択したサブプリンタで
サポートしているため、変換を行わずにデータ送信部5
に通知する(ステップS145)。
場合にはi←i+1とし(ステップS147)、ステッ
プS142に戻って次のサポートしているプロトコルの
情報をリードする。
この例では、LPRパケットからFTPパケットへの変換を行
っている。この場合に必要なことは、 ホストと印刷先プリンタを示していたMACアドレ
ス,IPアドレスを、印刷先プリンタとサブプリンタの
MACアドレス,IPアドレスに変換すること TCP層でのポート番号を、608(LPR)から1033(FTP)
に変更することである。
あったMACアドレスを(PR1→PR2)とし、IPアドレ
ス(PC→PR1)を(PR1→PR2)に、TCP層のポート番号を
608から1033に変更している。このようにして、本具体
例では、サブプリンタがサポートしている通信プロトコ
ルへの変換を行っている。
ロトコル変換を行った後は、データ送信部5によって、
サブプリンタに印刷データを送信する(ステップS1
5)。一方、ステップS13で印刷が可能であった場合
は、通常動作であるため、エンジン部2で印刷可能なデ
ータに変換し(ステップS16)、印刷を行う(ステッ
プS17)。
不可能時、データ送信部5は、選択したサブプリンタの
MACアドレスに対してデータを再送信する。図10
は、印刷不可時の動作説明図である。図示のように、本
具体例では、PR1に何らかの印刷不可エラーが発生した
場合、サブプリンタであるPR2に印刷データを転送す
る。また、印刷元であるホスト(PC1)に対しては、印
刷データ転送先通知メッセージを送信する。
自プリンタで印刷不可能な場合に印刷データを転送する
サブプリンタのプロトコルの情報を予め登録し、印刷不
可能な場合は、サブプリンタのプロトコルに変換して転
送するようにしたので、ホストから印字先として指定し
たネットワークプリンタでエラーが発生し、印刷が不可
能な場合でもそのネットワークプリンタの資源を最大限
に利用し、効率よく印字ジョブを処理することができ
る。
のように、クライアントが印字先として指定したネット
ワークプリンタにおいて、何らかの原因で印字不可能な
エラーが発生した場合、サブプリンタの通信プロトコル
に変換すると共に、そのエミュレーション(データ形
式)に変換するようにしたものである。
プリンタの具体例2を示す構成図である。図において、
具体例1と異なる構成は、コントローラ部1aのエミュ
レーション制御部3におけるエミュレーション解析部1
1とエミュレーション変換部12である。エミュレーシ
ョン解析部11は、印刷データが用いているエミュレー
ションを解析する機能を有し、エミュレーション変換部
12は、サブプリンタがサポートしているエミュレーシ
ョンに合わせてエミュレーション変換を行う機能を有し
ている。他の各構成については、対応する部分に具体例
1と同一の符号を付してその説明を省略する。
やサブプリンタ情報格納部7の情報設定動作は具体例1
と同様であるため、印刷動作についてのみ説明する。
ある。先ず、ホストから送信されたデータをデータ受信
部4が受信バッファ4aに格納し(ステップS21)、
これを、プロトコル制御部8におけるプロトコル解析部
9に通知する。プロトコル解析部9はプロトコルの解析
を行いプロトコル情報を格納した後、制御情報か印刷デ
ータかの判断処理を行う(ステップS22)。
格納しているステータス情報2aが印刷状態であるか否
かを判断する(ステップS23)。プリンタのステータ
スが印刷不可能状態の場合、プロトコル解析部9によっ
てプロトコル変換部10が起動され、プロトコル変換処
理が行われる(ステップS24)。以上の処理は具体例
1と同様である。
了すると、次にエミュレーション制御部3によって、エ
ミュレーション解析部11が起動され、エミュレーショ
ン解析が行われる(ステップS25)。エミュレーショ
ン解析部11は、受信した印字データが、どのようなエ
ミュレーションを用いているかを解析し、その情報を格
納する。次に、エミュレーション制御部3によって、エ
ミュレーション変換部12が起動され、エミュレーショ
ン変換が行われる(ステップS26)。
動作フローチャートである。先ず、サブプリンタ情報格
納部7から優先順位の最も高いサブプリンタを選択し、
i=1とする(ステップS261)。次に、サブプリン
タ情報格納部7に登録されているi番目のサポートして
いるエミュレーションの情報をリードする(ステップS
262)。ここで、データが存在しない場合は、エミュ
レーション解析部11で調査した受信データで使用され
ているエミュレーションは、選択したサブプリンタでは
サポートされないため、サブプリンタがサポートしてい
るエミュレーションの1番目の情報をリードし(ステッ
プS263)、受信データをリードしたエミュレーショ
ンに変換した(ステップS264)後、データ送信部5
に通知する(ステップS265)。
が存在する場合には、リードしたデータと、受信データ
で使用したエミュレーションとの比較を行う(ステップ
S266)。比較の結果が一致していれば、受信データ
で使用しているエミュレーションは、選択したサブプリ
ンタでサポートされるため、変換を行わずにデータ送信
部5に通知する(ステップS265)。また、ステップ
S266で不一致の場合にはi=i+1とし(ステップ
S267)、ステップS262に戻って次のサポートし
ているエミュレーションの情報をリードする。
テップS29の処理は、具体例1における図7のステッ
プS15〜ステップS17の処理と同様である。
具体例1の構成に加えて、自プリンタで印刷不可能な場
合に印刷データを転送するサブプリンタのエミュレーシ
ョンの情報を予め登録し、印刷不可能な場合は、サブプ
リンタのエミュレーションに変換して転送するようにし
たので、ホストから印字先として指定したネットワーク
プリンタでエラーが発生し、印刷が不可能な場合でもそ
のネットワークプリンタの資源を最大限に利用し、効率
よく印字ジョブを処理することができる。また、サブプ
リンタのエミュレーションが異なる場合でも印刷動作を
行うことができる。
が印字先として指定したネットワークプリンタにおい
て、何らかの原因で印字不可能なエラーが発生した場
合、ネットワークプリンタは、ネットワーク上のファイ
ルサーバを探し、そのサーバにテンポラリとして印刷デ
ータを保持するようにしたものである。
プリンタの具体例3を示す構成図である。図の装置は、
コントローラ部1bとエンジン部2からなり、これらの
全体としての機能は上記具体例1,2と同様である。
制御部3、データ受信部4、データ送信部5、MIBデ
ータアクセス処理部6、ジョブ登録情報格納部13、印
刷データ制御部14からなる。また、印刷データ制御部
14は、ファイルサーバ検索部15、ファイル登録部1
6、ファイルロード部17からなる。
Bデータアクセス処理部6の機能は、上記各具体例と同
様であるため、ここでの説明は省略する。一方、ジョブ
登録情報格納部13は、ファイルサーバにテンポラリと
して作成した印刷データの情報を格納する機能部であ
り、例えば、次のような情報を格納する。
容例を示す説明図である。図示例では、テンポラリデー
タ名とファイルサーバのMACアドレスをインデックス
を付与して格納している。ここで、テンポラリデータと
は印刷不可の状態から復旧した時点で読み出しを行うべ
きデータの名前であり、ファイルサーバのMACアドレ
スとは、読み出しの対象となるファイルサーバのMAC
アドレスを指している。
MIBにジョブ登録情報という独自のオブジェクトを定義
し、プリンタの情報の一つとして保持する方法で実現す
る。例えば、図15の例では、データの項目として“テ
ンポラリデータ名”と“ファイルサーバのMACアドレ
ス”がある。例として、図示の状態では、エラーから復
旧して最初に処理される印刷データのテンポラリデータ
名は“DATA1”であり、そのデータを格納しているファ
イルサーバのMACアドレスは“00:80:87:XX:XX:XX”
である。
は、印刷データに対する制御を行う機能部であり、ファ
イルサーバ検索部15は、テンポラリデータを作成すべ
きファイルサーバを検索する機能部、ファイル登録部1
6は、ファイルサーバへテンポラリデータを作成するた
めの処理を行う機能部、ファイルロード部17は、エラ
ーからの復旧後にファイルサーバから印刷データを読み
出す機能部である。
の設定について説明する。図16は、ジョブ登録情報格
納部13におけるジョブ登録情報格納処理の説明図であ
る。図示のように、ネットワーク上を流れるデータ名と
そのデータの宛先であるMACアドレスをそれぞれ登録
順序のインデックスを付与し、MIBのデータ構造で格納
する。
分宛のパケット受信時の印刷動作のフローチャートであ
る。先ず、ホストから送信されたデータをデータ受信部
4が受信バッファ4aに格納し(ステップS31)、印
刷データ制御部14に通知する。これにより印刷データ
制御部14は印刷データ制御処理を行い(ステップS3
2)、データが制御情報か印刷データかの判断処理を行
う(ステップS33)。ステップS33において、印刷
データでない場合はそのままエミュレーション制御部3
に通知し(ステップS34)、印刷データであった場合
は、エンジン部2が格納しているステータス情報2aが
印刷状態か否かを判断する(ステップS35)。
合、印刷データ制御部14は印刷データをエミュレーシ
ョン制御部3へ通知する。エミュレーション制御部3で
は、通知されたデータをエンジン部2にて印刷可能なフ
ォーマットに変換し(ステップS36)、エンジン部2
に通知する。エンジン部2は通知されたデータを元に用
紙に印刷する(ステップS37)。
場合、印刷データ制御部14によって、ファイルサーバ
検索部15が起動され、ファイルサーバ検索処理が行わ
れる(ステップS38)。
ーチャートである。ファイルサーバ検索部15は、ファ
イルサーバを検索するためのパケットを作成し、データ
送信部5から送信する(ステップS381)。送信した
パケットに対するファイルサーバからの応答を受信する
と(ステップS382)、受信した応答パケットからフ
ァイルサーバのMACアドレスを取り出し、MIB(ジョ
ブ登録情報格納部13)に格納する。
図である。図示例は、ネットワーク上に複数のクライア
ントとファイルサーバ、ネットワークプリンタが存在す
るネットワークを示している。ここで、PR1は具体例3
の構成を備えたネットワークプリンタであり、PR2はそ
の他のプリンタを指している。また、PC1は印刷元パソ
コンであり、ネットワークプリンタPR1に対して印刷を
行うホストである。FS1はネットワーク上に存在するフ
ァイルサーバである。
される検索パケットと応答パケットの説明図である。プ
リンタからファイルサーバを検索するために送信される
検索パケットは、情報フィールドにサーバのタイプにつ
いての情報を含み、ネットワーク上にブロードキャスト
される(図19中のに示す)。
索パケットのサーバタイプと一致するファイルサーバ
は、その検索パケットに対する応答パケットをプリンタ
に対して送信する(図19中のに示す)。この応答パ
ケットには、ファイルサーバ自身のMACアドレスの情
報が含まれている。そして、このような応答パケットを
受信することによって、ネットワークプリンタPR1はフ
ァイルサーバの存在を認識することができる。
として、ディレクトリサービスのインターネット標準で
あるLDAP(Light Directory Access Protocol)が存在
する。
のプロトコルは、X.500標準リンクであるDAP(Director
y Access Protocol)を基礎としており、クライアント
がアクセスするべき適切なファイルサーバを自動的に検
索し、クライアントに対してファイル内の資源を提供す
ることができる。この機能の実現には特定のネットワー
クOSは不要であり、サーバとクライアントに対してLD
AP機能がインストールされていることのみ必須である。
行われると、ファイル登録部16が起動され、ファイル
登録処理が行われる(ステップS39)。
ートである。ファイル登録部16は、対象となるファイ
ルサーバ上に印刷データのテンポラリデータを作成し
(ステップS391)、そのデータをMIB(ジョブ登録
情報格納部13)に格納する(ステップS392)。こ
の状態が図15に示す状態である。
ルサーバへのアクセス権が与えられていない場合、プリ
ンタはファイルサーバにテンポラリデータを作成するこ
とができない。このような場合、予めファイルサーバ側
に、プリンタがテンポラリデータ作成時に使用するログ
インアカウントを作成しておく必要がある。
3は、エラー復旧時のフローチャートである。プリンタ
がエラーから復旧すると、即ち、ステップS41におい
て印刷可能になると、ファイルロード部17が起動さ
れ、ファイルロード処理が行われる(ステップS4
2)。
ャートである。ファイルロード部17は、ジョブ登録情
報格納部13のジョブ情報管理テーブルを参照し(ステ
ップS421)、データが登録されていれば(ステップ
S422)、そのジョブ情報管理テーブルに登録されて
いるMACアドレスを持つファイルサーバから、テーブ
ルに登録されているデータ名を持つテンポラリデータを
ロードし(ステップS423)、エミュレーション制御
部3に渡すことによって印刷を行う。
ファイルロード部17は、ファイルサーバ上からテンポ
ラリデータを削除し(ステップS424)、ジョブ情報
管理テーブル上から登録情報を削除する(ステップS4
25)。
ば、自プリンタで印刷不可能な場合は、ネットワーク上
のファイルサーバを検索して、このファイルサーバにテ
ンポラリデータを格納し、プリンタが復旧した場合はこ
のテンポラリデータを読み出して印刷を行うようにした
ので、ホストから印字先として指定したネットワークプ
リンタでエラーが発生し、印刷が不可能な場合でもその
ネットワークプリンタの資源を最大限に利用し、効率よ
く印字ジョブを処理することができる。また、印刷元の
パソコンがネットワーク上のファイルサーバの存在を知
らなくとも、プリンタ側で自動的にデータの保存や復旧
時の印刷を行うことができる。
印字先として指定したネットワークプリンタにおいて、
何らかの原因で印字不可能なエラーが発生した場合、そ
れ以前に収集したネットワークの印刷履歴のログからユ
ーザに最も近くに接続されていると推測される他のネッ
トワークプリンタ(サブプリンタと呼ぶ)に再転送して
印字するものである。
プリンタの具体例4を示す構成図である。図の装置は、
コントローラ部1cとエンジン部2からなり、これらの
全体としての機能は上記各具体例と同様である。
制御部3、データ受信部4、データ送信部5、MIBデ
ータアクセス処理部6、印刷ログ情報格納部18、印刷
ログ収集部19、印刷ログ解析部20からなる。
グ情報を格納する格納部であり、例えば次のような情報
を格納している。図26は、印刷ログ情報格納部18の
内容例の説明図である。図示例では、ネットワーク上に
存在するPCのアドレス、そのPCから印刷を行ったプリン
タのMACアドレス、印刷データ形式、印刷回数といっ
た情報からなる。これらのデータの格納方法の一つとし
て、MIBにジョブ登録情報という独自のオブジェクトを
定義し、プリンタの情報の一つとして保持する方法で実
現する。
示のように、一つのPCのMACアドレスに対するデータ
の項目として、“印刷先MACアドレス”,“印刷デー
タ形式”,“印刷回数”がある。例えば、図示例におい
て、PC1から印刷データとしてPCL形式のデータが送信さ
れる頻度が最も高いプリンタのMACアドレスは“00:8
0:87:XX:XX:XX”であり、本具体例の構成を備えたネッ
トワークプリンタにおいて、印刷障害が発生している時
にPC1からPCL形式のデータを受信すると、印刷データは
“00:80:87:XX:XX:XX”のMACアドレスを持つプリン
タに転送されることになる。
ネットワーク上を流れるパケットから印刷ログを収集す
る機能を有している。印刷ログ解析部20は、印刷ログ
収集部19にて収集した印刷ログを解析し、その解析結
果をMIBデータアクセス処理部6に渡す機能を有する
と共に、自プリンタが印刷不可能な状態である場合は、
印刷ログ情報格納部18の印刷ログ情報に基づき、印刷
データを転送すべきプリンタを決定する機能を有してい
る。
ーチャートである。プリンタはネットワーク上を流れる
パケットを受信する度に印刷ログ収集処理を起動し(ス
テップS51)、その情報を、例えば具体例3のジョブ
登録情報格納部の設定方法と同様な処理で、印刷ログ情
報格納部18に設定する(ステップS52)。
チャートである。印刷に使用されるパケットを受信する
(ステップS521)と、印刷ログ解析部20は、パケ
ットから送信元のMACアドレスを取り出し(ステップ
S522)、印刷ログ情報格納部18に存在しなければ
MIBデータアクセス処理部6によって登録を行う(ス
テップS523、S524)。
Cアドレスを取り出し(ステップS525)、プリンタ
自身に割り当てられたアドレスと同一であるかを調べ
(ステップS526)、同一でない場合は、印刷ログ情
報格納部18の参照を行い、登録されていなければ新規
に登録を行う(ステップS527、S528)。
るかを調べ(ステップS529)、対象となる印刷デー
タ形式での印刷回数を1増加する(ステップS53
0)。
の動作を説明する。図29は、自分宛のパケットを受信
した場合の動作フローチャートである。ここで、ステッ
プS61〜ステップS67までの処理は、具体例3の図
17で示した自分宛のパケット受信時の動作におけるス
テップS31〜ステップS37と同様である。
った場合、印刷ログ解析部20が起動し、印刷ログ解析
処理を行う(ステップS68)。
ートである。プリンタのステータスが印刷不可能状態の
場合、印刷ログ解析部20は受信した印刷データの送信
元となるホストのMACアドレスにおいて、受信した印
刷データ形式と同一の印刷データに対して最も印刷頻度
が高いプリンタを印刷ログ情報格納部18の中で検索
し、印刷データを転送するべきプリンタのMACアドレ
スを選択する。
が存在するかを調べ(ステップS681)、存在した場
合は受信した印刷データの形式をチェックする(ステッ
プS682)。そして、データ形式が一致し、かつ、印
刷回数が最大の送信元MACアドレスを取り出し(ステ
ップS683)、これが存在したら(ステップS68
4)、印刷データの再転送先として選択を行う(ステッ
プS685)。
タのMACアドレスに対してデータを再送信する。
ば、自プリンタで印刷不可能な場合は、それ以前に収集
したネットワークの印刷履歴のログから、データ形式が
一致し、かつ、印刷回数が最も多いサブプリンタに再転
送して印刷するようにしたので、ホストから印字先とし
て指定したネットワークプリンタでエラーが発生し、印
刷が不可能な場合でもそのネットワークプリンタの資源
を最大限に利用し、代替として最も適当と思われるネッ
トワークプリンタに対して印刷ジョブを転送することに
よって、効率よく印字ジョブを処理することができる。
印字先として指定したネットワークプリンタにおいて、
何らかの原因で印字不可能なエラーが発生した場合、具
体例4と同様にサブプリンタに再転送して印字すると共
に、それ以前に収集したネットワークの電子メール送信
ログから、印刷を行ったユーザの電子メールアドレスを
調べ、サブプリンタに再転送したことを電子メールで通
知するようにしたものである。
プリンタの具体例5を示す構成図である。図の装置は、
コントローラ部1dとエンジン部2からなり、これらの
全体としての機能は上記各具体例と同様である。
制御部3、データ受信部4、データ送信部5、MIBデ
ータアクセス処理部6、印刷ログ・電子メールアドレス
情報格納部18a、印刷ログ収集部19、印刷ログ解析
部20、電子メール送信ログ収集部21、電子メール送
信ログ解析部22からなる。
18aは、具体例4における種々の印刷ログ情報を格納
すると共に、ユーザの電子メールアドレスを格納する格
納部である。
情報格納部18aの内容例の説明図である。図示例で
は、ネットワーク上に存在するPCのアドレス、そのPCか
ら印刷を行ったプリンタのMACアドレス、印刷データ
形式、印刷回数、印刷を行ったPCから送信された電子メ
ールアドレスといった情報からなる。これらのデータの
格納方法の一つとして、MIBにジョブ登録情報という独
自のオブジェクトを定義し、プリンタの情報の一つとし
て保持する方法で実現する。
18aの構造として、図示のように、一つのPCのMAC
アドレスに対するデータの項目として、“印刷先MAC
アドレス”,“印刷データ形式”,“印刷回数”,“電
子メールアドレス”がある。例えば、図示例において、
PC1から印刷データとしてPCL形式のデータが送信される
頻度が最も高いプリンタのMACアドレスは“00:80:8
7:XX:XX:XX”であり、その電子メールアドレスは“xxx@
xxx.xx.xx”である。そのため、本具体例の構成を備え
たネットワークプリンタにおいて、印刷障害が発生して
いる時にPC1からPCL形式のデータを受信すると、印刷デ
ータは“00:80:87:XX:XX:XX”のMACアドレスを持つ
プリンタに転送され、転送先のプリンタのMACアドレ
ス情報を含んだ電子メールが、“xxx@xxx.xx.xx”に送
信されることになる。
ネットワーク上を流れる電子メール送信用のパケットを
収集して電子メールアドレスの情報を収集する機能を有
している。更に、電子メール送信ログ解析部22は、電
子メール送信ログ収集部21で収集した電子メール送信
用のパケットからそのログを解析し、これをMIBデー
タアクセス処理部6に渡す機能を有すると共に、印刷不
可能時、サブプリンタにデータが再転送された場合は、
印刷ログ・電子メールアドレス情報格納部18aに情報
に基づき、そのサブプリンタについての情報を印刷要求
元のPCの電子メールアドレスに送信する機能を有してい
る。その他の各構成は具体例4と同様であるため、ここ
での説明は省略する。
ーチャートである。プリンタはネットワーク上を流れる
パケットを受信する度に電子メールログ収集処理を起動
し(ステップS71)、その情報を、例えば具体例3の
ジョブ登録情報格納部の設定方法と同様な処理で、印刷
ログ・電子メールアドレス情報格納部18aに設定する
(ステップS72)。
動作フローチャートである。電子メール送信に使用され
るパケットを受信する(ステップS721)と、電子メ
ール送信ログ解析部22は、そのパケットから送信元の
MACアドレスを取り出す(ステップS722)。次
に、印刷ログ・電子メールアドレス情報格納部18aの
印刷元のMACアドレスを確認し(ステップS72
3)、印刷元のMACアドレスとして存在するかを調べ
(ステップS724)、存在しなければ廃棄する。
アドレスとして存在した場合は、パケットから送信元電
子メールアドレスを取り出し(ステップS725)、印
刷ログ・電子メールアドレス情報格納部18aに登録す
る(ステップS726)。
の動作を説明する。図35は、自分宛のパケットを受信
した場合の動作フローチャートである。ここで、ステッ
プS81〜ステップS89までの処理は、具体例4の図
29で示したステップS61〜ステップS69と同様で
あるため、ここでの説明は省略する。
に電子メール送信ログ解析処理を行う(ステップS9
0)。
フローチャートである。データ送信部5で選択したサブ
プリンタのMACアドレスに対してデータが再送信され
ると、電子メール送信ログ解析部22は、印刷ログ・電
子メールアドレス情報格納部18aを参照し(ステップ
S901)、印刷元の電子メールアドレスが登録されて
いるかどうかを確認する(ステップS902)。電子メ
ールアドレスが登録されていない場合はそのまま終了す
るが、登録されている場合は、印刷データが転送された
サブプリンタのMACアドレスを取り出す(ステップS
903)。そして、取り出したMACアドレスの情報を
含んだ電子メールを作成し(ステップS904)、登録
されている電子メールアドレスに送信する(ステップS
905)。
ば、具体例4の構成に加えて、自プリンタで印刷不可能
な場合は、それ以前に収集したネットワークの電子メー
ルの送信ログから、印刷元の電子メールを調べ、この印
刷元に対して電子メールで通知するようにしたので、ホ
ストから印字先として指定したネットワークプリンタで
エラーが発生し、印刷が不可能な場合でもそのネットワ
ークプリンタの資源を最大限に利用し、効率よく印字ジ
ョブを処理することができる。また、ユーザがどのネッ
トワークプリンタで印刷が行われているかを的確に把握
することができる。
印字先として指定したネットワークプリンタにおいて、
何らかの原因で印字不可能なエラーが発生した場合、具
体例4と同様にサブプリンタに再転送して印字すると共
に、印刷を行ったユーザに対してポップアップ・メッセ
ージにより、サブプリンタに再転送したことを通知する
ようにしたものである。
トワーク上のパソコン間でメッセージのやり取りを行う
機能であり、メッセージを送った場合に相手側のパソコ
ンの画面上にメッセージがポップアップするよう構成さ
れている機能を指す。
プリンタの具体例6を示す構成図である。図の装置は、
コントローラ部1eとエンジン部2からなり、これらの
全体としての機能は上記各具体例と同様である。
制御部3、データ受信部4、データ送信部5、MIBデ
ータアクセス処理部6、印刷ログ情報格納部18b、印
刷ログ収集部19、印刷ログ解析部20、ポップアップ
・メッセージ送信部23からなる。
おける種々の印刷ログ情報を格納する機能を有してい
る。
容例の説明図である。図示例では、ネットワーク上に存
在するPCのアドレス、そのPCから印刷を行ったプリンタ
のMACアドレス、印刷データ形式、印刷回数、使用プ
ロトコルからなる。これらのデータの格納方法の一つと
して、MIBにジョブ登録情報という独自のオブジェクト
を定義し、プリンタの情報の一つとして保持する方法で
実現する。
納部18bにおいて、MACアドレスが“00:10:11:XX:
XX:XX”であるPC1から印刷データとしてPCLデータが送
信される頻度が元も高いプリンタのMACアドレスは、
“00:80:87:XX:XX:XX”である。また、PC1には、TCP
/IPとIPXの少なくとも二つのプロトコルがインス
トールされており、TCP/IPを使用しての印刷が先
に行われたことを示している。そのため、本具体例の構
成を備えたネットワークプリンタにおいて、印刷障害が
発生している時にPC1からPCL形式のデータを受信する
と、印刷データは“00:80:87:XX:XX:XX”のMACアド
レスを持つプリンタに転送され、転送先のプリンタのM
ACアドレス情報を含んだポップアップ・メッセージ
が、TCP/IPプロトコルを使用して“00:10:11:XX:
XX:XX”のMACアドレスに送信されることになる。
3は、印刷データを再転送したプリンタについての情報
をポップアップ・メッセージとして送信する機能を有し
ている。その他の各構成は具体例4と同様であるため、
ここでの説明は省略する。
タドライバのインストールと共に、ポップアップ・メッ
セージ受信部がインストールされている。
において、100は印刷元PCを示し、ポップアップ・
メッセージ受信部101とポップアップ・メッセージ制
御部102を備えている。ポップアップ・メッセージ受
信部101は、ネットワークプリンタから、ポップアッ
プ・メッセージを含んだパケットを受け取った場合、そ
のパケットからポップアップ・メッセージを取り出し、
これをポップアップ・メッセージ制御部102に渡す機
能を有している。
は、例えば、Windowsの標準機能として備えられ
ているポップアップサービスの制御部であり、ポップア
ップ・メッセージ表示処理部103とポップアップ・メ
ッセージ表示部104を備えている。
3は、他のパソコンやポップアップ・メッセージ受信部
101からポップアップ・メッセージを受け取った場合
に、そのメッセージをポップアップ・メッセージ表示部
104に表示する機能を有している。また、ポップアッ
プ・メッセージ表示部104は、例えば、ディスプレイ
からなり、ポップアップ・メッセージを表示する表示部
である。
ーチャートである。プリンタはネットワーク上を流れる
パケットを受信する(ステップS101)度に印刷ログ
収集処理および印刷ログ収集処理2を起動し(ステップ
S102、S103)、その情報を、例えば具体例3の
ジョブ登録情報格納部の設定方法と同様な処理で、印刷
ログ情報格納部18bに設定する。ここで、印刷ログ収
集処理は、具体例4の図27におけるステップS52の
印刷ログ収集処理と同様である。また、印刷ログ収集処
理2は、印刷に使用されるパケットのフォーマットから
使用しているプロトコルを調べる処理である。
ーチャートである。電子メール送信に使用されるパケッ
トを受信する(ステップS1031)と、そのパケット
のフォーマットから使用しているプロトコルを調べる
(ステップS1032)。次に、印刷ログ情報格納部1
8bの使用プロトコルを確認し(ステップS103
3)、登録されているかを調べ(ステップS103
4)、登録されていれば廃棄し、登録されていなければ
使用プロトコルとして印刷ログ情報格納部18bに登録
する(ステップS1035)。
の動作を説明する。図42は、自分宛のパケットを受信
した場合の動作フローチャートである。ここで、ステッ
プS1101〜ステップS1109までの処理は、具体
例4の図29で示したステップS61〜ステップS69
と同様であるため、ここでの説明は省略する。
と、次にポップアップ・メッセージ送信処理を行う(ス
テップS1110)。
処理のフローチャートである。データ送信部5で選択し
たサブプリンタのMACアドレスに対してデータが再送
信されると、ポップアップ・メッセージ送信部23は、
印刷ログ情報格納部18bを参照し(ステップS111
01)、印刷データが転送されたサブプリンタのMAC
アドレスと、印刷元PCが印刷に使用したプロトコルと
して最初に登録されたプロトコル情報を取り出す(ステ
ップS11102、S11103)。
ってパケットを作成し(ステップS11104)、取り
出したMACアドレスの情報を含んだポップアップ・メ
ッセージと共に、印刷データ送信元のMACアドレスへ
パケットを送信する(ステップS11105、1110
6)。
た印刷元PCの処理を説明する。図44は、印刷元PC
におけるポップアップ・メッセージ受信処理のフローチ
ャートである。印刷元PC100のポップアップ・メッ
セージ受信部101は、プリンタからのパケットを受信
すると(ステップS1201)、ポップアップ・メッセ
ージを取り出し(ステップS1202)、ポップアップ
・メッセージ表示処理部103をコールし、そのメッセ
ージを渡す(ステップS1203)。ポップアップ・メ
ッセージ表示処理部103は、受け取ったメッセージを
ポップアップ・メッセージ表示部104に表示する。
ば、具体例4の構成に加えて、自プリンタで印刷不可能
な場合は、印刷元PCに対してポップアップ・メッセー
ジで通知するようにしたので、ホストから印字先として
指定したネットワークプリンタでエラーが発生し、印刷
が不可能な場合でもそのネットワークプリンタの資源を
最大限に利用し、効率よく印字ジョブを処理することが
できる。また、ネットワークで使用しているプロトコル
や印刷を行ったユーザに対するメールアドレス割り当て
の有無にかかわらず、実際に印刷を行ったプリンタをユ
ーザに通知することが可能となり、印刷結果を探す手間
が省けるという効果がある。
ッセージ制御部としてWindowsのポップアップサ
ービスを用いたが、これに限定されるものではなく、同
様のポップアップ・メッセージの送受信処理が行えるも
のであれば同様に使用可能である。
リンタ情報格納部7やジョブ登録情報格納部13あるい
は印刷ログ情報格納部18b等の情報設定にSNMPを用い
たが、SNMPの他にも“Webブラウザ”や“Telnet”
“プリンタのオペレーションパネル”等が利用可能であ
る。
す構成図である。
である。
である。
ーチャートである。
図である。
情報格納処理の説明図である。
る。
示す構成図である。
る。
トである。
示す構成図である。
である。
報格納処理の説明図である。
作のフローチャートである。
ある。
ケットと応答パケットの説明図である。
る。
示す構成図である。
る。
る。
ーチャートである。
示す構成図である。
内容例の説明図である。
ャートである。
ーチャートである。
トである。
示す構成図である。
る。
ある。
ーチャートである。
チャートである。
ジ受信処理のフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 ネットワークに接続されている自プリン
タとは異なる他のプリンタのサポートしているプロトコ
ルと予め決められた優先順位の情報を格納するサブプリ
ンタ情報格納部と、 前記自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、前記
サブプリンタ情報格納部の優先順位に基づいて、前記他
のプリンタの中から当該自プリンタの代わりとなるプリ
ンタを決定し、前記自プリンタへの印刷データを、前記
自プリンタの代わりとなるプリンタのサポートしている
プロトコルに変換するプロトコル制御部と、 前記プロトコル制御部で変換した印刷データを、前記代
わりとなるプリンタに送信するデータ送信部とを備えた
ことを特徴とするネットワークプリンタ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のネットワークプリンタ
において、 自プリンタとは異なる他のプリンタのサポートしている
エミュレーションの情報を格納するサブプリンタ情報格
納部と、 前記自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、プロ
トコル制御部で決定した前記自プリンタの代わりとなる
プリンタのエミュレーションに変換するエミュレーショ
ン制御部と、 前記エミュレーション制御部でエミュレーションを変換
した印刷データを、前記自プリンタの代わりとなるプリ
ンタに送信するデータ送信部とを備えたことを特徴とす
るネットワークプリンタ。 - 【請求項3】 ネットワーク上のファイルサーバを検索
するファイルサーバ検索部と、 自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、当該自プ
リンタへの印刷データを、前記ファイルサーバ検索部で
検索したファイルサーバ上にテンポラリデータとして保
存し、前記自プリンタが印刷可能な状態に戻った場合に
前記ファイルサーバから前記テンポラリデータを自プリ
ンタで印刷するためのデータとして読み出すファイルロ
ード部とを備えたことを特徴とするネットワークプリン
タ。 - 【請求項4】 ネットワーク上を流れる印刷に使用され
る情報を印刷ログとして収集する印刷ログ収集部と、 自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、前記印刷
ログ収集部で収集した印刷ログに基づき、当該自プリン
タ以外のプリンタから次の印刷先プリンタとしてふさわ
しいプリンタを検索する印刷ログ解析部と、 前記印刷ログ解析部で検索したプリンタに対して当該自
プリンタへの印刷データを転送するデータ送信部とを備
えたことを特徴とするネットワークプリンタ。 - 【請求項5】 請求項4に記載のネットワークプリンタ
において、 ネットワーク上を流れる印刷要求元装置の電子メールア
ドレスの情報を収集する電子メール送信ログ収集部と、 他プリンタに対して印刷データを転送した場合、前記印
刷要求元装置の電子メールアドレスに対して、転送した
旨の電子メールを送信する電子メール送信ログ解析部と
を備えたことを特徴とするネットワークプリンタ。 - 【請求項6】 ネットワークを介して印刷要求元装置か
らネットワークプリンタに印刷を要求するネットワーク
印刷システムにおいて、 前記ネットワークプリンタは、 前記ネットワーク上を流れる印刷に使用される情報を印
刷ログとして収集する印刷ログ収集部と、 自プリンタで印刷不可能な状態であった場合、前記印刷
ログ収集部で収集した印刷ログに基づき、当該自プリン
タ以外のプリンタから次の印刷先プリンタとしてふさわ
しいプリンタを検索する印刷ログ解析部と、 前記印刷ログ解析部で検索したプリンタに対して当該自
プリンタへの印刷データを転送するデータ送信部と、 前記データ送信部から印刷データを送信したプリンタの
情報を、ポップアップ・メッセージとして前記印刷要求
元装置に送るポップアップ・メッセージ送信部とを備
え、 前記印刷要求元装置は、 前記ネットワークプリンタから送信されたポップアップ
・メッセージを受信するポップアップ・メッセージ受信
部と、 前記ポップアップ・メッセージ受信部で受信したポップ
アップ・メッセージを表示するポップアップ・メッセー
ジ制御部とを備えたことを特徴とするネットワーク印刷
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23908899A JP2001067195A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23908899A JP2001067195A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007318602A Division JP4564527B2 (ja) | 2007-12-10 | 2007-12-10 | 印刷装置、印刷方法及び印刷システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001067195A true JP2001067195A (ja) | 2001-03-16 |
JP2001067195A5 JP2001067195A5 (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=17039652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23908899A Pending JP2001067195A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | ネットワークプリンタ及びネットワーク印刷システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001067195A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010081555A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
US7782474B2 (en) | 2004-03-30 | 2010-08-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Job managing apparatus and method, job managing program, storage medium storing the program, and job managing system |
-
1999
- 1999-08-26 JP JP23908899A patent/JP2001067195A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7782474B2 (en) | 2004-03-30 | 2010-08-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Job managing apparatus and method, job managing program, storage medium storing the program, and job managing system |
JP2010081555A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
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