JP2001056753A

JP2001056753A - 画像形成装置

Info

Publication number: JP2001056753A
Application number: JP11233825A
Authority: JP
Inventors: Taichi Yamada; 太一山田
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1999-08-20
Filing date: 1999-08-20
Publication date: 2001-02-27

Abstract

(57)【要約】【課題】自動的にドライバを取得することのできる画
像形成装置を得る。【解決手段】コンピュータ５１の印字データの変換処
理および装置の動作制御を行うコントロール手段５４
と、変換処理された印字データの印字を行うエンジン手
段５９と、ファームウェアが格納された第１記憶手段５
５と、ネットワーク上でのコンピュータ６０、本装置、
ゲートウェイ６１の各識別子が格納された第２記憶手段
５６と、ゲートウェイ６１のネットワーク上の識別子と
コンピュータ６０のネットワーク上の識別子を第２記憶
手段５６から読み出すとともに、ファームウェアおよび
コンピュータ５１で動作するドライバをインターフェー
ス手段５３を用いて第２コンピュータ５６から取得する
データ取得手段５７と、コンピュータ５１に備えられ、
ドライバをデータ取得手段５７から受領する通信手段６
２とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータから
インターフェース手段を経てデータを送受信し、画像を
形成してこれを媒体に出力する画像形成装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】近年の画像形成装置において、当該画像
形成装置を利用するためのコンピュータ側のプログラム
（以下、「ドライバ」という。）は、フロッピー等の記
憶媒体に格納されて配布されているため、ユーザがコン
ピュータにインストールする必要があった。

【０００３】最近では、装置を提供している会社がＷｏ
ｒｌｄＷｉｄｅＷｅｂ（以下、「ＷＷＷ」とい
う。）により新しいドライバをアップロードしているの
で、ドライバの入手時間は以前に比べて短縮された。

【０００４】しかしながら、ＷＷＷによる入手では、ユ
ーザがブラウザ等の閲覧アプリケーションにより新しい
ドライバが掲示されているかをしばしば確認する必要が
あるという問題があった。また、新しいドライバがあっ
た場合にはユーザがダウンロードしてインストールする
必要があるため、作業時間がかかるという問題点があっ
た。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来の画
像形成装置におけるドライバは、ユーザが入手するとい
う作業が必要となっており、ユーザがサービス会社に連
絡を取ったり、ブラウザによりかなりの頻度でデータを
確認する必要がある。

【０００６】そこで、本発明は、自動的にドライバを取
得することのできる画像形成装置を提供することを目的
とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の画像形成装置は、第１コンピュータとネッ
トワークを介してデータの送受信を行うインターフェー
ス手段と、第１コンピュータから送信された印字データ
の変換処理および本装置全体の動作制御を行うコントロ
ール手段と、変換処理された印字データの印字を行うエ
ンジン手段と、コントロール手段およびエンジン手段を
動作させるプログラムであるファームウェアが格納され
た第１記憶手段と、ファームウェアを提供する第２コン
ピュータのネットワーク上での識別子、本装置に付与さ
れたネットワーク上の識別子、本装置が設置されたゲー
トウェイのネットワーク上での識別子が格納された第２
記憶手段と、ゲートウェイのネットワーク上の識別子と
第２コンピュータのネットワーク上の識別子を第２記憶
手段から読み出すとともに、ファームウェアおよび第１
コンピュータで動作するドライバをインターフェース手
段を用いて第２コンピュータから取得するデータ取得手
段と、第１コンピュータに備えられ、ドライバをデータ
取得手段から受領する通信手段とを有する構成としたも
のである。

【０００８】これにより、画像形成装置により自動的に
ドライバを取得することが可能になる。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、第１コンピュータとネットワークを介してデータの
送受信を行うインターフェース手段と、第１コンピュー
タから送信された印字データの変換処理および本装置全
体の動作制御を行うコントロール手段と、変換処理され
た印字データの印字を行うエンジン手段と、コントロー
ル手段およびエンジン手段を動作させるプログラムであ
るファームウェアが格納された第１記憶手段と、ファー
ムウェアを提供する第２コンピュータのネットワーク上
での識別子、本装置に付与されたネットワーク上の識別
子、本装置が設置されたゲートウェイのネットワーク上
での識別子が格納された第２記憶手段と、ゲートウェイ
のネットワーク上の識別子と第２コンピュータのネット
ワーク上の識別子を第２記憶手段から読み出すととも
に、ファームウェアおよび第１コンピュータで動作する
ドライバをインターフェース手段を用いて第２コンピュ
ータから取得するデータ取得手段と、第１コンピュータ
に備えられ、ドライバをデータ取得手段から受領する通
信手段とを有する画像形成装置であり、画像形成装置に
より自動的にドライバを取得することが可能になるとい
う作用を有する。

【００１０】本発明の請求項２に記載の発明は、請求項
１記載の発明において、第１コンピュータには、この第
１コンピュータが有するドライバがデータ取得手段に取
得されたドライバよりも古いかどうかを判断する判断手
段と、判断手段により第１コンピュータのドライバの方
がデータ取得手段に取得されたドライバよりも古いと判
断された場合にデータ取得手段のドライバを第１コンピ
ュータに取得するものデータ取り込み手段とを有する画
像形成装置であり、第１コンピュータに最新のドライバ
を付与することが可能になるという作用を有する。

【００１１】本発明の請求項３に記載の発明は、請求項
２記載の発明において、第１コンピュータには、データ
取得手段に対するドライバの取得動作周期を設定する周
期設定手段が備えられている画像形成装置であり、ある
一定の周期で、定期的に第１コンピュータ上に最新のド
ライバを付与することが可能になるという作用を有す
る。

【００１２】本発明の請求項４に記載の発明は、請求項
３記載の発明において、第１コンピュータには、取得さ
れた新しいドライバをそれまでのドライバに置き換える
置換手段が備えられている画像形成装置であり、ユーザ
を介することなく自動的に新しいドライバへの置き換え
を行うことが可能になるという作用を有する。

【００１３】以下、本発明の実施の形態について、図１
から図４を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。

【００１４】（実施の形態１）図１は本発明の実施の形
態１における画像形成装置を示すブロック図である。な
お、本実施の形態および以下に説明する実施の形態２、
３では、双方向の通信手段としてＴＣＰ／ＩＰを用いた
例が示されている。但し、本発明はこれ以外の通信手段
を用いることもできる。

【００１５】図１に示すように、本実施の形態の画像形
成装置５０はネットワークを介して１台のコンピュータ
（第１コンピュータ）５１および２台のコンピュータ６
３とデータの送受信を行うものである。

【００１６】コンピュータ５１にはコンピュータ５１で
作成されたデータを印字データに変換して画像形成装置
５０に送信するドライバ５２が、コンピュータ６３には
コンピュータ６３で作成されたデータを印字データに変
換して画像形成装置５０に送信するドライバ６４がそれ
ぞれインストールされている。また、コンピュータ５１
には、画像形成装置５０やネットワーク上のコンピュー
タ６３、あるいは後述するゲートウェイ６１やコンピュ
ータ６０との通信を行う通信手段６２を有している。

【００１７】なお、本実施の形態において、画像形成装
置５０には３台のコンピュータ５１，６３がネットワー
ク接続されているが、少なくとも１台接続されていれば
よく、３台である必要はない。また、コンピュータ６３
はコンピュータ５１とは異なるネットワーク上に存在す
るようにしてもよい。

【００１８】また、画像形成装置５０を使用するコンピ
ュータ５１，６３で動作するドライバ５２，６４を提供
するコンピュータ（第２コンピュータ）６０がゲートウ
ェイ６１を介してネットワーク接続されている。

【００１９】画像形成装置５０は、コンピュータ５１，
６３とネットワークを介してデータの送受信を行うイン
ターフェース手段５３と、コンピュータ５１，６３から
送信された印字データの変換処理および装置全体の動作
制御を行うコントロール手段５４と、変換処理された印
字データの印字を行うエンジン手段５９と、コントロー
ル手段５４およびエンジン手段５９を動作させるプログ
ラムであるファームウェアが格納された第１記憶手段５
５と、ユーザによる画像形成装置５０の動作設定が行わ
れる入力手段５８と、画像形成装置５０にファームウェ
アを提供するコンピュータ６０のネットワーク上での識
別子、画像形成装置５０に付与されたネットワーク上の
識別子、画像形成装置５０が設置されたネットワーク内
のゲートウェイ６１のネットワーク上での識別子および
画像形成装置５０に関するデータが格納された第２記憶
手段５６と、ゲートウェイ６１のネットワーク上の識別
子と画像形成装置５０に関するデータを提供しているコ
ンピュータ６０のネットワーク上の識別子を第２記憶手
段５６から読み出すとともに、コントロール手段５４お
よびエンジン手段５９を動作させる前述のファームウェ
アおよび画像形成装置５０を使用するコンピュータ５
１，６３で動作するドライバ５２，６４をインターフェ
ース手段５３を用いてコンピュータ６０から取得するデ
ータ取得手段５７とを有している。

【００２０】ここで、インターフェース手段５３は、シ
リアルケーブル、パラレルケーブルＩＥＥＥ１３９４、
ＳＣＳＩケーブル、あらゆる通信速度のイーサネットケ
ーブルなどの通信媒体、ＩｒＤＡなどの無線による通信
媒体といった通信媒体を通して、その通信媒体に適応し
た通信プロトコルによりコンピュータ５１，６３からの
印字データを受信したり印字処理に関するデータを当該
通信媒体と通信プロトコルによりコンピュータ５１，６
３に送信する。

【００２１】また、入力手段５８は、ユーザがこれを用
いて画像形成装置５０の動作を設定したり、画像形成装
置５０がネットワークで使用される場合の識別子等を入
力する。なお、入力手段５８により設定された設定値は
第２記憶手段５６に保存される。

【００２２】第２記憶手段５６は、画像形成装置５０に
ついての最新のファームウェアやドライバなどこの画像
形成装置５０にデータを提供するコンピュータ６０のネ
ットワーク上での識別子（たとえば、ＩＰアドレス、メ
ールアドレス、全てのスキームのＵＲＬ−Ｕｎｉｆｏｒ
ｍＲｅｓｏｕｒｃｅＬｏｃａｔｏｒ−アドレス、ネ
ットワーク上でコンピュータ６０を認識するための識別
子などの少なくとも１つ）、画像形成装置５０に付与さ
れたネットワーク上の識別子（たとえば、ＩＰアドレ
ス、メールアドレス、全てのスキームのＵＲＬアドレ
ス、ネットワーク上で画像形成装置５０を認識するため
の識別子）、画像形成装置５０が設置されたネットワー
ク内のゲートウェイ６１の識別子（たとえば、ＩＰアド
レス、メールアドレス、全てのスキームのＵＲＬアドレ
ス、あるいはネットワーク上でゲートウェイ６１を認識
するための識別子など）、および画像形成装置５０のバ
ージョンなどの当該画像形成装置５０に関するデータを
記憶している。

【００２３】次に、このような構成を有する画像形成装
置５０について、コンピュータ５１で動作するドライバ
５２との間の動作に関して説明する。

【００２４】コンピュータ５１のアプリケーションプロ
グラム等で作成されたデータを印字する場合、コンピュ
ータ５１にあるドライバ５２により、アプリケーション
により作成されたデータを通信媒体を介してインターフ
ェース手段５３に送信する。

【００２５】コンピュータ５１から送信されたデータを
受信した画像形成装置５０は、当該データをコントロー
ル手段５４により内部データに変換し、さらに印字デー
タであるビットマップデータに変換する。そして、この
ビットマップデータをエンジン手段５９に渡す。これに
より、エンジン手段５９は、この印字データに基づいて
印刷を行う。

【００２６】このような画像形成装置５０において、ユ
ーザは、入力手段５８、あるいはコンピュータ５１にイ
ンストールされている画像形成装置５０のドライバ５２
や設定アプリケーションにより、画像形成装置５０の動
作モードの設定や接続されたネットワーク上での識別子
やネットワーク内にあるゲートウェイ６１のネットワー
ク上の識別子を入力する。

【００２７】入力手段５８などによる設定内容は、コン
トロール手段５４により第２記憶手段５６に記憶され
る。そして、コントロール手段５４はこれらの設定内容
に基づいて動作する。なお、画像形成装置５０のファー
ムウェアやドライバ、さらに画像形成装置５０に関する
データを提供するネットワーク上のコンピュータ６０の
ネットワーク上の識別子は第２記憶手段５６に記憶され
ているが、ユーザにより入力手段５８や画像形成装置５
０のドライバ５２、あるいは管理アプリケーションでも
設定することが可能となっている。

【００２８】画像形成装置５０のネットワーク上の識別
子およびゲートウェイ６１のネットワーク上の識別子が
設定されると、コントロール手段５４はデータ取得手段
５７を起動する。

【００２９】すると、起動されたデータ取得手段５７
は、第２記憶手段５６に記憶されたゲートウェイ６１の
ネットワーク上の識別子とコンピュータ６０のネットワ
ーク上の識別子とを読み出し、これらの識別子の種類を
判定する。また、データ取得手段５７は、インターフェ
ース手段５３に対して、現在利用できるプロトコルの種
類の問い合わせを行う。問い合わせを受けたインターフ
ェース手段５３は、現在利用できるプロトコルをデータ
取得手段５７に送り返す。

【００３０】利用できるプロトコルを受け取ったデータ
取得手段５７は、コンピュータ６０とゲートウェイ６１
のネットワーク上の識別子の種類を判定した結果を基
に、ネットワーク上の識別子に適応したプロトコルを選
択する。そして、データ取得手段５７は、そのプロトコ
ルでインターフェース手段５３を介してコンピュータ６
０に対して通信を行う。

【００３１】ここで、この通信は、コンピュータ５１か
らの印字データが受信されているかどうかに関係なく行
うことが可能であるが、コンピュータ５１からの印字デ
ータがない場合に優先的に行われるようになっている。
また、印字データが受信されている場合でも、印字処理
と並行してコンピュータ６０への通信を行うことが可能
である。

【００３２】コンピュータ６０との通信を確立したデー
タ取得手段５７は、コンピュータ６０にある画像形成装
置５０に関するデータをダウンロードすることをコンピ
ュータ６０に通知する。そして、コンピュータ６０から
前述した通知に対する応答があると、データ取得手段５
７はコンピュータ６０上にあるデータを解析してどの種
類のデータがあるかを判定し、当該データをダウンロー
ドする。そして、データ取得手段５７は、ダウンロード
したデータをデータの種類毎に第２記憶手段５６の予め
指定されている領域に格納していく。

【００３３】ダウンロードが終了すると、データ取得手
段５７はコンピュータ６０との通信を終了する。

【００３４】通信が終了すると、データ取得手段５７
は、コントロール手段５４に対してデータの取得が終了
したことを通知する。通知を受けたコントロール手段５
４は、ダウンロードしたデータの種類を判定する。

【００３５】そして、当該データがファームウェアの場
合には、印字データの受信を行わないようにする。その
後、コントロール手段５４は、ダウンロードしたデータ
が格納された第２記憶手段５６の指定の記憶領域から処
理を実行する。この処理により、新しいファームウェア
に更新される。

【００３６】また、ダウンロードしたデータがドライバ
の場合には、コントロール手段５４は、インターフェー
ス手段５３のプロトコルを用い、ブロードキャストある
いは予め指定したネットワークのポートを利用して、コ
ンピュータ５１へダウンロードしてきたことを通信手段
６２を介して通知する。通知を受けたコンピュータ５１
は、画像形成装置５０へ格納されたデータをダウンロー
ドすることを通知する。すると、インターフェース手段
５３を通してこの通知を受けた画像形成装置５０のコン
トロール手段５４は、通信手段６２によりドライバをコ
ンピュータ５１へと転送する。

【００３７】このような画像形成装置５０において、Ｉ
ＳＯのＯＳＩ参照モデルのデータリンク層、ネットワー
ク層、トランスポート層、セッション層、プレゼンテー
ション層、アプリケーション層を用いた通信手段である
ＴＣＰ／ＩＰ、あるいは双方向通信が行える通信手段を
用いて直接画像形成装置５０と通信を行うことができる
通信手段６２により、画像形成装置５０やゲートウェイ
６１、コンピュータ６０，６３に画像形成装置５０に関
するデータの送信および受信を行う。

【００３８】ドライバ５２は、ＴＣＰ／ＩＰの指定され
たポート番号に対して、画像形成装置５０に関するデー
タ、つまりドライバのバージョンやファームウェアのバ
ージョン、画像形成装置５０の状態などのデータの返信
指令を画像形成装置５０が設置されたネットワーク内に
一斉に送信する。なお、この送信データは、固定長、可
変長のいずれでもよく、さらに、データにはドライバの
バージョン、ファームウェアのバージョンあるいは画像
形成装置５０の状態だけでなく、これら以外のデータを
追加することも可能である。

【００３９】データを送信したコンピュータ５１のドラ
イバ５２と別のコンピュータ６３に存在するドライバ６
４と画像形成装置５０は、そのＴＣＰ／ＩＰネットワー
ク上の指定されたポート番号に対してポーリングを行っ
ており、コンピュータ５１のドライバ５２が送信したデ
ータを受信して、その指令を解析する。そして、指令に
対する応答をデータに付加して、当該データに記述され
ている送信元のネットワーク上の識別子を基に、送信元
である指令を出したドライバ５２あるいは画像形成装置
５０に返信を行う。

【００４０】このように、本実施の形態によれば、画像
形成装置５０により自動的にドライバを取得することが
可能になる。

【００４１】（実施の形態２）図２は本発明の実施の形
態２における画像形成装置を示すブロック図である。

【００４２】本実施の形態では、実施の形態１で説明し
たコンピュータ５１に、通信手段６２に加えて、判断手
段６５およびデータ取り込み手段６７が備えられたもの
である。

【００４３】ここで、判断手段６５は、コンピュータ５
１が有するドライバ５２が画像形成装置５０で取得され
たドライバ、あるいはコンピュータ６３が有するドライ
バ６４よりも古いかどうかを判断するもので、データ取
り込み手段６７は、判断手段６５によりコンピュータ５
１が有するドライバ５２の方が他のドライバよりも古い
と判断された場合に起動されて当該他のドライバをコン
ピュータ５１に取得するものである。

【００４４】すなわち、前述のように、ドライバ５２が
画像形成装置５０やファームウェア、ドライバ５２に関
するデータを画像形成装置５０が設置されたネットワー
ク内に送信する。

【００４５】すると、送信したネットワーク内にある画
像形成装置５０やデータを送信した以外のコンピュータ
６３にあるドライバ６４は、送信されたデータを受信し
て、自らが有しているドライバのデータを付加してこれ
をコンピュータ５１に返信する。

【００４６】返信されたデータを受信したコンピュータ
５１のドライバ５２は、受信したデータを解析する。そ
して、このデータを基に、コンピュータ５１内のドライ
バ５２はネットワーク内の画像形成装置５０のドライバ
やコンピュータ６３内のドライバ６４よりも新しいか、
古いかを判定する。もし、判断手段６５がコンピュータ
５１のドライバ５２より新しいバージョンのドライバが
ネットワーク内にあると判断した場合には、コンピュー
タ５１のドライバ５２は、通信手段６２を用いて最新の
ドライバが存在する画像形成装置５０あるいはコンピュ
ータ６３に通信を行う。

【００４７】画像形成装置５０あるいはコンピュータ６
３と通信が確立されると、ドライバ５２は、データ取り
込み手段６７を起動する。

【００４８】そして、起動されたデータ取り込み手段６
７は、通信が確立された画像形成装置５０あるいはコン
ピュータ６３から新しいドライバを取得する。取得後
は、通信手段６２は接続を終了する。

【００４９】これにより、コンピュータ５１に最新のド
ライバを付与することができる。

【００５０】（実施の形態３）図３は本発明の実施の形
態３における画像形成装置を示すブロック図である。

【００５１】本実施の形態では、実施の形態２で説明し
たコンピュータ５１に、さらに周期設定手段６６が備え
られたものである。

【００５２】ここで、周期設定手段６６は、画像形成装
置５０のデータ取得手段５７に対するドライバの取得動
作周期を設定するものである。なお、取得周期は、予め
設定されていてもよく、あるいはユーザ側において周期
を設定できるようになっていてもよい。

【００５３】このような周期設定手段６６において設定
された周期はドライバ５２に記憶される。周期設定手段
６６は、格納された周期設定値を読み取り、その設定周
期をセットし、タイマを用いてカウントを行っている。
そして、設定された値に到達すると、周期設定手段６６
はその旨をドライバ５２に通知するとともにカウント値
をリセットする。

【００５４】通知を受けたドライバ５２では、実施の形
態２で説明した様にして通信手段６２を起動する。

【００５５】起動された通信手段６２は、返信されたデ
ータを基に最新のドライバが存在する装置のネットワー
ク上の識別子を取り出し、通信手段６２は装置と通信を
確立する。通信が確立されると、ドライバ５２はデータ
取り込み手段６７により画像形成装置５０上にあるドラ
イバを取得する。

【００５６】これにより、ある一定の周期で、定期的に
コンピュータ５１上に最新のドライバを付与することが
可能になる。

【００５７】（実施の形態４）図４は本発明の実施の形
態４における画像形成装置を示すブロック図である。

【００５８】本実施の形態では、実施の形態３で説明し
たコンピュータ５１に、さらに置換手段６８が備えられ
たものである。

【００５９】ここで、置換手段６８は、ドライバ５２の
実体を実行する手段であり、取得された新しいドライバ
をそれまでのドライバに置き換えるものである。

【００６０】すなわち、前述したようにして新しいドラ
イバが取得されると、置換手段６８に最新のデータを取
得したことが通知される。この通知を受けた置換手段６
８は、取得したデータの先頭を読み取る。読み取ったデ
ータにはプログラムの先頭番地が記述されているので、
読み取ったその番地からデータを実行して行く。

【００６１】実行が終了すると、置換手段６８は、置換
手段６８が管理している情報の設定と置換した最新のバ
ージョンを更新して、ドライバ５２に実行権を渡す。そ
の後、実行権を移されたドライバ５２は最新のドライバ
として動作する。

【００６２】これにより、ユーザを介することなく自動
的に新しいドライバへの置き換えを行うことが可能にな
る。

【００６３】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画像形
成装置により自動的にドライバを取得することが可能に
なるという有効な効果が得られる。

【００６４】また、判断手段とデータ取り込み手段とを
設ければ、第１コンピュータに最新のドライバを付与す
ることが可能になるという有効な効果が得られる。

【００６５】周期設定手段を設ければ、ある一定の周期
で、定期的に第１コンピュータ上に最新のドライバを付
与することが可能になるという有効な効果が得られる。

【００６６】置換手段を設ければ、ユーザを介すること
なく自動的に新しいドライバへの置き換えを行うことが
可能になるという有効な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１における画像形成装置を
示すブロック図

【図２】本発明の実施の形態２における画像形成装置を
示すブロック図

【図３】本発明の実施の形態３における画像形成装置を
示すブロック図

【図４】本発明の実施の形態４における画像形成装置を
示すブロック図

【符号の説明】

５０画像形成装置５１コンピュータ（第１コンピュータ）５２ドライバ５３インターフェース手段５４コントロール手段５５第１記憶手段５６第２記憶手段５７データ取得手段５９エンジン手段６０コンピュータ（第２コンピュータ）６１ゲートウェイ６２通信手段６５判断手段６６周期設定手段６７データ取り込み手段６８置換手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】第１コンピュータとネットワークを介して
データの送受信を行うインターフェース手段と、前記第１コンピュータから送信された印字データの変換
処理および本装置全体の動作制御を行うコントロール手
段と、変換処理された前記印字データの印字を行うエンジン手
段と、前記コントロール手段およびエンジン手段を動作させる
プログラムであるファームウェアが格納された第１記憶
手段と、前記ファームウェアを提供する第２コンピュータの前記
ネットワーク上での識別子、本装置に付与された前記ネ
ットワーク上の識別子、本装置が設置されたゲートウェ
イの前記ネットワーク上での識別子が格納された第２記
憶手段と、前記ゲートウェイの前記ネットワーク上の識別子と前記
第２コンピュータの前記ネットワーク上の識別子を前記
第２記憶手段から読み出すとともに、前記ファームウェ
アおよび前記第１コンピュータで動作するドライバを前
記インターフェース手段を用いて前記第２コンピュータ
から取得するデータ取得手段と、前記第１コンピュータに備えられ、前記ドライバを前記
データ取得手段から受領する通信手段とを有することを
特徴とする画像形成装置。
【請求項２】前記第１コンピュータには、この第１コンピュータが有するドライバが前記データ取
得手段に取得された前記ドライバよりも古いかどうかを
判断する判断手段と、前記判断手段により前記第１コンピュータの前記ドライ
バの方が前記データ取得手段に取得された前記ドライバ
よりも古いと判断された場合に前記データ取得手段のド
ライバを前記第１コンピュータに取得するものデータ取
り込み手段とを有することを特徴とする請求項１記載の
画像形成装置。
【請求項３】前記第１コンピュータには、前記データ取
得手段に対するドライバの取得動作周期を設定する周期
設定手段が備えられていることを特徴とする請求項２記
載の画像形成装置。
【請求項４】前記第１コンピュータには、取得された新
しいドライバをそれまでのドライバに置き換える置換手
段が備えられていることを特徴とする請求項３記載の画
像形成装置。