JP2001067124A - 無人搬送装置 - Google Patents

無人搬送装置

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JP2001067124A JP23817399A JP23817399A JP2001067124A JP 2001067124 A JP2001067124 A JP 2001067124A JP 23817399 A JP23817399 A JP 23817399A JP 23817399 A JP23817399 A JP 23817399A JP 2001067124 A JP2001067124 A JP 2001067124A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誘導路を新たに設置する場合や誘導路のレイア
ウトを変更する場合に、搬送物の搬送に必要な情報を容
易に生成する。 【解決手段】分岐点を有する誘導路で結ばれた複数のス
テーションと、前記ステーションで搬送物の受け渡しを
行う1台以上の自走車とを有する無人搬送装置におい
て、前記ステーション及び前記分岐点には標識が設置さ
れ、前記標識は、少なくとも前記ステーション又は前記
分岐点を特定すると共に、前記誘導路に沿って隣接する
他の標識を示すデータを有し、前記自走車は、前記搬送
物の搬送を行う前に、前記標識のデータに基づいて、前
記誘導路を自律走行し、1のステーションから他のステ
ーションへの走行経路を示す経路情報と1のステーショ
ンから他のステーションへの走行時間又は走行距離を示
す指標情報とを生成し、当該生成した前記経路情報及び
前記指標情報に基づいて前記搬送物の搬送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無人搬送装置に関
し、特に、荷積場所又は荷卸場所で搬送物の受け渡しを
行う自走車と、その自走車に搬送要求を割り当てる制御
手段とを有する無人搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無人搬送装置は、工場や倉庫などの床面
に敷設された誘導路に沿って走行する自走車を有し、こ
の自走車を自律走行させることによって、荷積場所で供
給された部品、資材、完成品又は半完成品等を荷卸場所
に運搬する。
【0003】このような無人搬送装置は、製造分野を含
む各種業種の様々な場所で使用されており、各種工程の
自動化と省力化に貢献している。なお、以下の説明にお
いて、部品、資材、完成品又は半完成品など搬送の対象
となる物を「搬送物」と総称する。
【0004】従来の無人搬送装置として、例えば特開平
7−110709号公報に、予め自走車を手動で走行さ
せて走行地図を作成し、その走行地図に基づいて自走車
を自律走行させる無人搬送装置が記載されている。即
ち、この無人搬送装置においては、実際に搬送物の搬送
を行う前に自走車を手動走行モードで走行させ、自走車
が走行する領域内の壁や障害物の位置を計測して走行地
図を作成する。そして、この走行地図に基づいて自走車
を自律走行させ、搬送物の搬送を行わせるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように特開平7−
110709号公報に記載された無人搬送装置は、自走
車を自律走行させるための走行地図を作成する際に、操
作者が手動走行モードで自走車を走行させる必要があ
る。このため、自走車の外部から自走車をリアルタイム
で制御する装置、例えばモニタカメラやジョイスティッ
ク等からなる遠隔操縦装置が必要であり、無人搬送装置
の構成を複雑なものにしていた。
【0006】その上、遠隔操縦の操作に慣れていない操
作者が、モニタカメラで周囲の状況を監視しながらジョ
イスティック等で自走車を制御することは極めて困難で
あり、走行領域が広い場合等には、走行地図を作成する
のに多大の時間を要していた。
【0007】また、正確な走行地図を作成するには、壁
や障害物の位置データ等を10ms程度のサンプリング
周期で取得する必要があり、取得した位置データ等を記
憶するのに非常に多くの記憶容量を有する記憶媒体が必
要になる。一方、記憶された壁や障害物の位置データ
は、広い範囲で走行地図を作成する場合や、走行面に凹
凸がある場合等には誤差が累積しやすく、正確な走行地
図を作成するのは困難であった。
【0008】そこで、本発明の目的は、誘導路を新たに
設置する場合や誘導路のレイアウトを変更する場合に、
搬送物の搬送に必要な情報を容易に生成することができ
る無人搬送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の一つの側面は、1台の自走車が全誘導路
上を自律走行し、その誘導路に設けられ標識の情報を逐
次取得する。その際に二つの標識のつながりも取得し、
それら標識間の移動時間又は距離を計測する。そして、
自律走行により得た情報により、走行経路である経路情
報と搬送要求の割り当ての判断に必要な指標情報を構築
する。更に、構築した経路情報と指標情報を他の自走車
に供給し、情報の共有化を図ることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、誘導路を新たに設置する
場合や誘導路のレイアウトを変更する場合に、搬送物の
搬送に必要な情報を容易に生成することができる。
【0011】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、分岐点を有する誘導路で結ばれた複数のステ
ーションと、前記ステーションで搬送物の受け渡しを行
う1台以上の自走車とを有する無人搬送装置において、
前記ステーション及び前記分岐点には標識が設置され、
前記標識は、少なくとも前記ステーション又は前記分岐
点を特定すると共に、前記誘導路に沿って隣接する他の
標識を示すデータを有し、前記自走車は、前記搬送物の
搬送を行う前に、前記標識のデータに基づいて、前記誘
導路を自律走行し、1のステーションから他のステーシ
ョンへの走行経路を示す経路情報と1のステーションか
ら他のステーションへの走行時間又は走行距離を示す指
標情報とを生成し、当該生成した前記経路情報及び前記
指標情報に基づいて前記搬送物の搬送を行うことを特徴
とする。
【0012】本発明によれば、誘導路に沿って標識を設
置して自走車を自律走行させることにより、走行経路及
び指標情報を生成することができる。従って、従来のよ
うに自走車を手動走行モードで走行させながら走行地図
を作成する必要がなく、誘導路を新たに設置する場合、
及び誘導路のレイアウトを変更する場合にも、搬送物の
搬送に必要な情報を容易に生成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0014】図1は、本発明の実施の形態の無人搬送装
置が工場等に設置された場合のレイアウトを示す要部構
成図である。本実施の形態の無人搬送装置は、通信手段
41によりステーション21、22、23、24と通信
し、通信手段42により自走車31と通信して自走車3
1の走行を制御する制御手段11と、ステーション2
5、26、27、28、29と通信手段43により通信
し、通信手段44により自走車32と通信して自走車3
2の走行を制御する制御手段12とを有する。制御手段
11と制御手段12は、通信手段46で制御データの授
受を行うことができ、自走車31と自走車32は、通信
手段45または通信手段42、46、44で走行データ
の授受を行うことができる。
【0015】この場合、ステーション21、22、2
3、24及び制御手段11が属するグループを第1グル
ープ51とし、ステーション25、26、27、28、
29及び制御手段12が属するグループを第2グループ
52とするのは、制御領域をグループ化してシステムの
変更や改良を容易に行うと共に、異常やトラブルに柔軟
に対応できるようにするためである。
【0016】なお、制御領域は、更に多くのグループに
分割することができ、逆に1つのグループに統合するこ
とも可能である。また、図1では自走車及び制御手段が
それぞれ2つの場合を示したが、自走車及び制御手段の
数はそれに限定されるものではない。
【0017】自走車31、32は、ステーション21〜
29で搬送物の受け渡し等ができるように設置された誘
導路4、5、6に沿って走行し、誘導路4、5、6に
は、ステーション、分岐点、曲り角等の位置に標識10
1〜110、201、301が設置される。
【0018】なお、ここでは走行地図を作成する便宜
上、標識101から標識110まで標識が番号順に設置
されている誘導路を第1誘導路4とし、標識106から
分岐している誘導路を第2の誘導路5とし、標識109
から分岐している誘導路を第3の誘導路6とする。ま
た、ステーション21〜29は、予め例えば荷積場所、
荷卸場所又は自走車31、32のバッテリを充電する充
電場所として区別されており、自走車31、32は、搬
送要求がない場合に、充電場所とされたステーションで
待機するものとする。
【0019】誘導路4、5、6は、例えば、床面に磁気
テープを貼り付けることにより構成され、自走車31、
32は、磁気テープの磁気を検出しながら磁気テープに
沿って走行する。また、標識101〜110、201、
301には、例えば、磁気的に位置情報等を書き込んだ
磁気円盤が使用され、誘導路4、5、6上のステーショ
ン、分岐点、曲り角等の床面に貼り付けられる。自走車
31、32は、標識101〜110、201、301の
上を通過する時に、標識101〜110、201、30
1に書き込まれた位置情報等を読み出し、それぞれのス
テーションに移動することができる。
【0020】図2は、本実施の形態の無人搬送装置に使
用される標識101〜110、201、301に書き込
まれるデータの例である。図2の示すように、標識10
1〜110、201、301に書き込まれるデータとし
ては、例えば、その標識を唯一に特定する標識IDと、
荷積場所、荷卸場所、充電場所、分岐点又は曲り角等を
区別する場所の種別データと、その場所が荷積場所、荷
卸場所又は充電場所の場合は対応するステーションの識
別子と、その標識が誘導路上で隣接する通りのIDと向
き等がある。
【0021】例えば、標識101には、標識のIDが1
01であることを示すデータと、この標識101が設置
された場所が荷積場所であり、対応するステーションの
識別子がST21であることを示すデータと、自走車が
図面上方へ走行する場合にはステーション番号が100
番台通りの昇順の方向の走行で、図面下方へ走行する場
合には通りがないこと、即ち行き止まりであることを示
すデータが書き込まれる。
【0022】また、標識102には、標識のIDが10
2であることを示すデータと、この標識102が設置さ
れた場所が荷卸場所であり、対応するステーションの識
別子がST22であることを示すデータと、自走車が図
面上方へ走行する場合にはステーション番号が100番
台通りの昇順の方向の走行であり、図面下方へ走行する
場合にはステーション番号が100番台通りの降順の走
行であることを示すデータが書き込まれる。
【0023】また、標識103には、この標識が曲り角
に設置されていることを示すデータと、自走車が右折す
ればステーション番号が100番台通りの昇順の方向の
走行になり、後退すればステーション番号が100番台
通りの降順の方向の走行になることを示すデータが書き
込まれる。
【0024】他の標識にも同様のデータが書き込まれる
が、標識106には、この標識が分岐点に設置されてい
ることを示すデータと、自走車が図面右方へ走行すれば
ステーション番号が100番台通りの昇順の方向の走行
になり、図面下方へ走行すればステーション番号が20
0番台通りの昇順の方向の走行になり、図面左方へ走行
すればステーション番号が100番台通りの降順の方向
の走行になることを示すデータが書き込まれる。
【0025】図3は、本発明の実施の形態の無人搬送装
置において、実際に搬送物の搬送を行う前に実施される
各種情報生成の概略フローチャートである。このフロー
チャートにより、自走車の事前走行により走行地図を作
成し、次に、走行経路となる経路情報を生成し、更に、
複数の自走車がある場合にどの自走車に搬送要求を依頼
するかの判断指標となる指標情報を生成する手順につい
て説明する。
【0026】本実施の形態の無人搬送装置では、まず自
走車を走行させる工場等の床面に磁気テープを貼り付け
て誘導路を構成した後、誘導路におけるステーション、
分岐点又は曲り角等の場所に標識を設置する(S1)。
【0027】次に、1台の自走車を誘導路に沿って事前
走行させる(S2)。これは、自走車が実際に搬送物を
搬送する前に、標識に書き込まれたデータを読み出し、
自走車が搬送物を搬送する際に必要な走行地図を作成す
るためである。なお、この事前走行において、自走車は
後述するフローチャートに従って誘導路を自律走行し、
標識に書き込まれたデータと共に、隣接する標識間の走
行時間又は走行距離のデータを取得する。
【0028】次に、自走車は、作成した走行地図に基づ
いて、荷積場所から荷卸場所、荷卸場所から荷積場所及
び充電場所から荷積場所等への経路を示す経路情報と、
自走車が上記の荷積場所から荷卸場所等への経路を走行
する場合の時間又は距離を示す指標情報を生成する(S
3)。この指標情報は、前述のように、複数の自走車が
ある場合に、どの自走車に搬送要求を依頼すれば、最も
早く搬送要求を処理できるかの判断指標になる。
【0029】次に、経路情報及び指標情報を生成した自
走車は、無人搬送装置内に他の自走車があるか否かを判
断し(S4)、経路情報及び指標情報を生成していない
他の自走車がある場合(Yes)は、その自走車に経路
情報及び指標情報を送信する(S5)。
【0030】このように本実施の形態の無人搬送装置
は、誘導路に沿って標識を設置して自走車を自律走行さ
せることにより、走行地図と走行経路及び指標情報を生
成でき、その情報を他の自走車と共有することができ
る。従って、従来のように自走車を手動走行モードで走
行させながら走行地図を作成する必要がなく、誘導路を
新たに設置する場合、及び誘導路のレイアウトを変更す
る場合にも、搬送物の搬送に必要な情報を容易に生成す
ることができる。
【0031】図4は、図3のステップS2に示した自走
車の事前走行における詳細フローチャートである。図4
の自走車の事前走行のフローチャートについて、図1に
示した誘導路のレイアウトに則して説明する。
【0032】複数の自走車のうちの1台、例えば自走車
31は、事前走行において誘導路に沿って自律走行する
ようにプログラムされており、例えば図1の標識101
の位置に置かれると、第1誘導路4を標識の番号順に自
律走行する(S11)。自走車31は、自律走行時に第
1誘導路4に設置されたすべての標識101〜110を
検出し(S12)、それらの標識101〜110に書き
込まれているデータを読み出し(S13)、読み出しだ
データを自走車31内の記憶装置に記憶する(S1
4)。
【0033】次に、第1誘導路4のすべての経路を走行
し終わったかを否かを判断し(S15)、すべての経路
を走行し終わっている場合(Yes)は、第1誘導路4
に走行していない他の誘導路に接続された分岐点がある
か否かを判断する(S16)。
【0034】図1のレイアウトの場合、第1誘導路4に
は、走行していない第2誘導路5に接続された分岐点1
06が有る(Yes)ので、自走車31は分岐点106
に移動する(S17)。そして、自走車31は第2誘導
路5に進入し(S18)、ステップS11からステップ
S15において、第2誘導路5に設置されたすべての標
識201に書き込まれたデータを読み出す。
【0035】同様に、ステップS15において第2誘導
路5の走行が終わった場合(Yes)は、ステップS1
6〜S18において第3誘導路6に進入し、第3誘導路
6に設置されたすべての標識301に書き込まれたデー
タを読み出す。
【0036】このように、本実施の形態の無人搬送装置
は、実際に搬送物を搬送する前の事前走行において、自
走車31は誘導路4、5、6上をくまなく自律走行し、
すべての標識101〜110、201、301に書き込
まれているデータと、隣接する標識のつながり及び隣接
する標識間の移動に要した時間のデータを取得する。も
ちろん、隣接する標識間の距離のデータを取得してもよ
い。従って、従来のように、自走車を手動走行させて走
行地図を作成する手間を省くことができ、誘導路を新た
に設置する場合、及び誘導路のレイアウトを変更する場
合に、搬送物の搬送に必要な情報を容易に生成すること
ができる。
【0037】図5は、図1に示した誘導路のレイアウト
において、自走車の事前走行により取得した標識間のつ
ながりと移動時間のデータの例である。ここでは、隣接
する標識間の経路を「線分」と呼び、その線分に識別子
を付ける。例えば、線分401は、標識101と標識1
02の間の経路であり、自走車が線分401を移動する
時間が20秒であることを示す。
【0038】標識と線分のデータを取得した自走車は、
次に、あるステーションから他のステーションへの経路
情報を生成する。図6は、標識と線分のデータから経路
情報を生成する場合の詳細フローチャートであり、図3
のステップS3に対応する。図6のフローチャートを図
1に示した誘導路のレイアウトに則して説明する。な
お、ここでは誘導路において閉じた経路はないものとす
る。
【0039】あるステーションから他のステーションへ
の経路には、荷積場所から荷卸場所への経路、荷卸場所
から荷積場所への経路、充電場所から荷積場所への経路
等の組み合わせがあるが、まず、生成すべき全経路の生
成が終わっていないことを確認する(S21)。生成さ
れていない経路があれば(No)、生成すべき経路のス
テーションを始点と終点に設定し(S22)、始点と終
点のステーションに設置された標識IDを端点に設定す
る(S23)。
【0040】例えば、ステーション24を始点としステ
ーション28を終点とする場合は、標識105を始点と
し標識301を終点として設定する。また、誘導路上の
すべての標識と線分のデータに経路生成の際に確認され
たかどうかを示すフラグを設け、そのすべてのフラグを
「未確認」とする。
【0041】次に、始点を端点とする線分があるか否か
を判断し(S24)、ある場合(Yes)はステップS
25に移行する。例えば、図1において始点105を端
点とする線分は線分404と線分405であるが、ここ
では例えば線分404を選び、線分404のデータのフ
ラグを「確認済」に設定する。
【0042】次に、線分404の別の端点104を求
め、それが求める経路の終点でないかを判断する(S2
5)。この場合は端点104は求める経路の終点ではな
いので(No)、ステップS26に移行し端点104を
新たな端点に設定する。そして、ステップS24におい
て、新たな端点104を含む線分403を選択する。
【0043】以下、ステップS24〜S26のループに
おいて、線分402、401が選択されるが、ステップ
S24において、線分401の端点101には別の線分
がない(No)。従って、ステップS28に移行し、こ
れまでのステップにおいて選択されなかった「未確認」
の線分があるか否かを判断する。
【0044】図1の場合は、1回目のステップS24に
おいて選択しなかった線分405がある(Yes)の
で、ステップS29に移行し線分405の端点106を
設定する。そして、ステップS24において端点106
を含む線分があるか否かが判断される。
【0045】この場合、端点106を含む線分には線分
406と線分410があるが、線分410を選択した場
合は上記と同様に端点106に戻るので、線分406を
選択し、ステップS24〜S26のループにおいて、線
分406、407、408が選択される。
【0046】同様に、ステップS24において端点10
9を含む線分があるか否かが判断される。ここで、端点
109を含む線分には線分409と線分411がある
が、線分409を選択した場合は上記と同様に端点10
9に戻るので、線分411を選択する。
【0047】この場合は、ステップS25において、線
分411の別の端点111が終点である(Yes)の
で、ステーション24からステーション28への経路の
データを保存し(S27)、ステップS21に戻る。
【0048】なお、経路生成の途中で不要となった端点
と線分のデータは経路データから除く。このようにして
得られた始点と終点を結ぶことができる端点と線分が、
求めるべき経路データである。このようにして構成した
ステーション24からステーション28への経路データ
は下記のようになる。
【0049】始点105−線分405−端点106−線
分406−端点107−線分407−端点108−線分
408−端点109−線分411−終点111なお、始
点まで戻っても「未確認」の線分がない場合は、自走車
の事前走行において標識のデータを読み誤ったか、標識
に誤ったIDを付けた場合であり、現情報ではその経路
を構成することができない。そこで、ステップS28に
おいて別の線分がない場合(No)はステップS30に
移行し、その経路を構成できなかったことを自走車に備
えられた表示装置に表示させたり、自走車に音源が備わ
っている場合は音を用いて利用者に通知する。また、ど
の経路が構成できなかったかを利用者に通知してもよ
い。
【0050】図7は、上記のようにステーション24
(始点105)からステーション28(終点301)ま
での経路生成の過程を示す概念図である。このように本
実施の形態の無人搬送装置の経路データは、端点と線分
のデータから構成されている。破線は、経路生成の過程
で最初に始点105から端点101までの経路を構成し
たが、端点101で未確認の線分が見つけられなかった
ので(図6のステップS24)、始点105まで戻り、
別の線分405を基に終点301までの経路を生成した
ことを示している。もちろん、経路の生成方法はこの方
法に限定するものではない。
【0051】図8は、本実施の形態の無人搬送装置にお
いて生成された経路情報と指標情報の例である。図8で
は、自走車が走行する経路として、荷積場所から荷卸場
所、荷卸場所から荷積場所及び充電場所から荷積場所の
3種類を想定している。それぞれの経路は、ステーショ
ンIDの組み合わせ、及び端点IDと線分IDの組み合
わせで表され、指標情報として、それぞれの経路の移動
に要する移動時間が用いられる。これらの経路情報と指
標情報が、自走車の事前走行により生成され、他の自走
車に通信されることにより、他の自走車と共有される。
【0052】このように始点から終点までの経路情報が
生成されれば、自走車は標識のデータを検出しながら自
律走行を行うことができるが、複雑に分岐した経路を移
動する場合には、上記の経路データから端点又は分岐点
を移動順に取り出し、取り出した端点又は分岐点を適宜
目標点に設定して移動することもできる。ここで、図9
により、ステーション24からステーション28への移
動時における目標点の設定について説明する。
【0053】今、自走車31がステーション24で荷物
を積載したとすると、最初の目標点として分岐点106
を設定する。そして、分岐点106を通過したら、次の
目標点として分岐点109を設定し、分岐点109を通
過したら、終点301を目標点に設定する。
【0054】このようにすれば、単に通過するだけの標
識のデータを経路データと比較する必要がなく、2点鎖
線で示した始点105、分岐点106、109及び終点
301のデータだけを経路データと比較すればよいの
で、自走車31のデータ処理の負担を軽くすることがで
きる。
【0055】一方、制御手段11、12が複数の自走車
31、32に効率よく搬送要求を割り当てる際には、そ
の搬送要求を割り当てる判断基準が必要である。本実施
の形態の無人搬送装置では、この判断基準に前述の指標
情報を利用する。
【0056】例えば、新たな搬送要求が生じた場合、制
御手段11、12は、それぞれの自走車から、各自走車
が新たな搬送要求の依頼を受けた場合に、その処理を完
了させるまでの時間を回答させる。これには、各自走車
31、32から、既に依頼を受けている搬送要求の処理
時間と新たな搬送要求の処理時間とを加算した時間を回
答させればよい。この場合、制御手段11、12は、新
たな搬送要求を最も早く処理できる自走車に依頼し、搬
送効率を向上させる。
【0057】なお、本発明の保護範囲は、上記の実施の
形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明と
その均等物に及ぶものである。
【0058】
【発明の効果】以上、本発明によれば、誘導路に沿って
標識を設置して自走車を自律走行させることにより、走
行経路及び指標情報を生成し、その情報を他の自走車と
共有することができる。従って、従来のように自走車を
手動走行モードで走行させながら走行地図を作成する必
要がなく、誘導路を新たに設置する場合、及び誘導路の
レイアウトを変更する場合にも、搬送物の搬送に必要な
情報を容易に生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の無人搬送装置の要部構成
図である。
【図2】標識に書き込まれたデータの例である。
【図3】本発明の実施の形態における情報生成のフロー
チャートである。
【図4】本発明の実施の形態における自走車の事前走行
のフローチャートである。
【図5】標識間のつながりと移動時間データの例であ
る。
【図6】本発明の実施の形態において経路情報を構成す
るフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態において経路情報を構成す
る場合の概念図である。
【図8】本発明の実施の形態における経路情報と指標情
報の例である。
【図9】移動時の目標点の設定の説明図である。
【符号の説明】
4 第1誘導路 5 第2誘導路 6 第3誘導路 11、12 制御手段 21〜29 ステーション 31、32 自走車 41〜46 通信手段 101〜110、201、301 標識 401〜411 線分
フロントページの続き Fターム(参考) 5H301 AA02 AA10 BB05 CC03 CC06 DD01 DD05 DD17 EE04 FF04 FF15 FF21 GG11 KK01 KK02 KK03 KK08 KK19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分岐点を有する誘導路で結ばれた複数のス
    テーションと、前記ステーションで搬送物の受け渡しを
    行う1台以上の自走車とを有する無人搬送装置におい
    て、 前記ステーション及び前記分岐点には標識が設置され、
    前記標識は、少なくとも前記ステーション又は前記分岐
    点を特定すると共に、前記誘導路に沿って隣接する他の
    標識を示すデータを有し、 前記自走車は、 前記搬送物の搬送を行う前に、前記標識のデータに基づ
    いて、前記誘導路を自律走行し、1のステーションから
    他のステーションへの走行経路を示す経路情報と1のス
    テーションから他のステーションへの走行時間又は走行
    距離を示す指標情報とを生成し、 当該生成した前記経路情報及び前記指標情報に基づいて
    前記搬送物の搬送を行うことを特徴とする無人搬送装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記自走車が生成した前記経路情報及び前記指標情報
    を、他の自走車と共有することを特徴とする無人搬送装
    置。
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