JP2001066886A - 現像装置とそれを有した画像形成装置 - Google Patents

現像装置とそれを有した画像形成装置

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JP2001066886A JP23796799A JP23796799A JP2001066886A JP 2001066886 A JP2001066886 A JP 2001066886A JP 23796799 A JP23796799 A JP 23796799A JP 23796799 A JP23796799 A JP 23796799A JP 2001066886 A JP2001066886 A JP 2001066886A
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Takayuki Takai
隆幸 高井
Tetsuya Kobayashi
徹矢 小林
Junji Murauchi
淳二 村内
Kenzo Totani
謙三 戸谷
Yoshihiro Hattori
好弘 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置とそれを有した画像形成装置におい
て、粉煙トナーの飛散を効率的に防止して、粉煙トナー
の現像装置外への漏出による機内汚染を低減する。 【解決手段】 電極板22を、現像ローラ11上の現像
剤磁気ブラシ運動の最も激しくなる箇所の一つである、
磁極S1により形成される磁界25における磁極S1の
法線方向磁束密度変化が略最大となる領域を含む位置に
配置する。これにより、現像ローラ11上の現像剤磁気
ブラシ運動の最も激しくなる箇所における粉煙トナーを
電極板22の電界で現像ローラ11側に押し戻すことが
できるので、粉煙トナーの飛散を効率的に防止すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置とそれを
有した画像形成装置に関わり、特に、粉煙トナーの飛散
を防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ、複写機等の画像形成装
置では、特に高速機、カラー機の分野を中心に、現像ユ
ニット内で発生した粉煙トナーの現像ユニット外への漏
出による機内汚染を低減するために、現像ユニット近傍
にクリーナ等の吸引手段を設けて、現像ユニット内で発
生した粉煙トナーを回収するようにしたものがある。
【0003】また、このようなクリーナ等の吸引手段を
用いることなく、粉煙トナーの飛散防止を図る技術とし
て、現像主極と下流極により形成される磁界の範囲内に
感光体に対向する電極を設置し、この電極にキャリアと
逆極性の電圧を印加することにより、飛散した粉煙トナ
ーを吸引回収するようにしたものがある(例えば、特開
平8−3680号公報等参照)。また、現像ローラ上の
現像領域より下流側の磁極の形成する磁界の範囲内に対
向電極を配置して、この電極にキャリアと同極性の電圧
を印加することにより、粉煙トナーを現像スリーブ側に
押し戻すようにしたものがある(例えば、特開平7−1
75320号公報、特開平8−171282号公報等参
照)。また、現像ローラ上の現像領域下流側でその法線
方向磁束密度が接線方向磁束密度よりも小さくなる領域
にかかるように対向電極を配して、この電極にキャリア
と同極性の電圧を印加することにより、上記と同様に、
粉煙トナーを現像スリーブ側に押し戻すものがある(例
えば、特開平7−271193号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなクリーナ等の吸引手段を用いて粉煙トナーを回収
する装置では、装置が大型化し、また、コスト増が避け
られない。さらには、吸引手段の吸引経路の確保のため
に装置の内部構成上の制約が生じるという問題や、現像
ユニット外に漏出していないトナーまでも吸引して回収
してしまうことによりトナー消費量が増加するという問
題や、吸引手段の吸引経路に設けられるフィルタ部の耐
久信頼性の確保が困難であるという問題があった。
【0005】また、上記特開平8−3680号公報に示
される装置では、上記と同様に、現像ユニット外に漏出
していないトナーまでも吸引して回収してしまうことに
よりトナー消費量が増加するという問題があった。さら
にまた、上記特開平7−175320号公報、特開平8
−171282号公報及び特開平7−271193号公
報に示される装置では、現像ローラ上の現像剤磁気ブラ
シ運動の最も激しくなる箇所における粉煙トナーの飛散
を効率的に防止することができないという問題があっ
た。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、現像ローラ上の現像剤磁気ブラ
シ運動の最も激しくなる箇所における粉煙トナーの飛散
を効率的に防止することができるようにして、粉煙トナ
ーの現像装置外への漏出による機内汚染を低減すること
が可能な現像装置とそれを有した画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、現像剤を担持し現像領域に搬送す
る現像剤担持体を有する現像装置において、現像剤担持
体は、現像剤を表面側に保持し移動する基体と、この基
体の内側に固定配置され複数の磁極を有する磁性体とか
らなり、現像剤担持体を保持するケーシングと、現像剤
担持体と対向するケーシングに配置された電極とを備
え、電極は、磁性体の所定の磁極により形成される法線
方向磁束密度変化が略最大となる領域を含む位置に配置
されるものである。
【0008】上記構成においては、磁性体の所定の磁極
により形成される法線方向磁束密度変化が略最大となる
領域は、現像剤担持体上の現像剤磁気ブラシ運動の最も
激しくなる箇所であり、この最も激しくなる箇所におけ
る粉煙トナーを電極の電界で形成した電界シールにより
現像剤担持体側に押し戻すことができるので、粉煙トナ
ーの飛散を効率的に防止することができる。
【0009】また、基体は、ハードローラ又はベルトと
することができる。これにより、基体としてハードロー
ラ又はベルトのいずれを用いた装置においても、上記と
同様な作用を得ることができる。
【0010】また、基体に交番電界を含む現像バイアス
を印加したものとすることができる。これにより、直流
電界のみからなる現像バイアスを印加した場合と比べ
て、現像効率、すなわち潜像へのトナー付与率を向上さ
せることができる。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項1に記載
の現像装置を有する画像形成装置である。この構成にお
いては、粉煙トナーの飛散を効率的に防止して、粉煙ト
ナーの現像装置外への漏出を防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
現像剤担持体とそれを有した現像装置及び画像形成装置
について図面を参照して説明する。図1に、第1の実施
形態による画像形成装置の要部を示す。この画像形成装
置は、電子写真方式により感光体1に形成したトナー像
を用紙等の転写媒体Pに転写して画像形成を行うプリン
タである。この画像形成装置は画像を担持するための感
光体1を有しており、感光体1の周辺には、感光体1を
帯電するための帯電ローラ3、感光体1上の静電潜像を
現像する現像装置2、感光体1上のトナー像を転写する
ための転写ローラ4、及び感光体1上の残留トナー除去
用のクリーニングブレード5が、感光体1の回転方向A
に沿って順に配置されている。
【0013】感光体1は、帯電ローラ3で帯電された後
に、図中のE点の位置で不図示の露光装置により露光さ
れて、その表面上に静電潜像が形成される。現像装置2
は、この静電潜像をトナー像に現像する。転写ローラ4
は、この感光体1上のトナー像を転写媒体Pに転写した
後、図中の矢印C方向に排出する。クリーニングブレー
ド5は、転写後の感光体1上の残留トナーを、その機械
的な力で除去する。
【0014】次に、現像装置2の構成について説明す
る。現像装置2は、現像バイアスが印加される現像ロー
ラ11(請求項に言う現像剤担持体)、トナーとキャリ
アから成る2成分の現像剤24を収容する現像槽16、
現像部6で消費した分のトナーを現像槽16内に補給す
る補給部7、及び現像剤薄層化用の規制ブレード15よ
り構成される。現像ローラ11は、固定配置された磁石
ローラ13(請求項に言う磁性体)と、これを内包する
回転自在なスリーブローラ12(請求項に言う基体)と
から構成される。現像槽16は、ケーシング18より形
成されており、内部に現像ローラ11への現像剤供給用
のバケットローラ17を収納している。ケーシング18
のバケットローラ17に対向する位置には、トナー濃度
検出用のATDC(Automatic Toner Density Control)
センサ20が配設されており、また、ケーシング18の
現像剤取り込み口付近には、現像ローラ11に対向して
粉煙トナー飛散防止用の電極板22が設けられている。
補給部7は、補給トナー23を収納したホッパ21と、
現像槽16内へのトナー補給用の補給ローラ19とから
構成される。
【0015】次に、現像ローラ11内の磁石ローラ13
の構成について説明する。磁石ローラ13は、スリーブ
ローラ12の回転方向Bに沿ってN1,S1,N3,N
2,S2の5つの磁極を有する。これらの磁極のうち、
主磁極N1は、感光体1と対向する現像部6の位置に配
されており、また、スリーブローラ12上の現像剤24
を剥離するための反発磁界を発生させる同極部N3,N
2は、現像槽16内のバケットローラ17に対向した位
置に配置されている。
【0016】上記構成の現像装置2において、現像槽1
6内の現像剤24は、バケットローラ17の回転により
混合攪拌され摩擦帯電した後、バケットローラ17によ
って汲み上げられて現像ローラ11表面のスリーブロー
ラ12へと供給される。この現像剤24は、現像ローラ
11内部の磁石ローラ13の磁力によってスリーブロー
ラ12の表面側に保持され、スリーブローラ12と共に
回転移動して、現像ローラ11に対向して設けられた規
制ブレード15で通過量を規制された後、感光体1と対
向する現像部6へと搬送される。そして、現像部6にお
いて、磁石ローラ13の主磁極N1の磁力によって穂立
ちが形成される。現像部6では、感光体1上の静電潜像
と現像バイアスの印加された現像ローラ11との間に形
成された電界がトナーに与える力により、トナーが感光
体1上の静電潜像側へと移動して、この静電潜像が顕像
へと現像される。現像部6でトナーを消費した現像剤2
4は、現像槽16に向けて搬送され、バケットローラ1
7に対向して設けられた磁石ローラ同極部N3,N2の
反発磁界によって現像ローラ11上から剥離され、現像
槽16内へと回収される。補給部7に設けられた不図示
の補給制御部は、ATDCセンサ20の出力値から現像
剤24中のトナー濃度が画像濃度確保のための最低トナ
ー濃度以下になったことを検出すると、トナー補給ロー
ラ19の駆動手段に駆動開始信号を送る。そして、トナ
ー補給ローラ19の回転が始まり、この回転に伴って、
ホッパ21内に貯蔵された補給トナー23が現像槽16
内へ供給される。
【0017】現像ローラ11のスリーブローラ12上に
おける現像剤の動きについて図2を参照して説明する。
スリーブローラ12の表面側には、その内側に固定配置
された磁石ローラ13の磁力によって磁性のキャリアを
含む現像剤24が保持される。この現像剤24は、スリ
ーブローラ12の回転に伴って、その回転方向に向かっ
て搬送される。スリーブローラ12上ではトナーをその
表面に保持した磁性のキャリアがチェーンを成し、磁性
ローラ13上の各磁極14が形成する磁界に対応して、
各磁極14上では現像ローラ11の法線方向に向かって
伸び、高さはあるが粗に分布しており、隣り合う磁極1
4の間では、接線方向に向かって伸び、高さはないが密
に存在している。磁極14上の法線方向に向かって伸び
た現像剤24のチェーンは、磁極14の磁力に保持され
つつ、回転するスリーブローラ12表面の持つ摩擦力に
よって倒れ込むように移動してゆき、その後、次の磁極
14に向かって起き上がってゆく。この現像剤磁気ブラ
シ運動は、各磁極14が形成する法線方向磁束密度の変
化が最大になる地点において最も激しくなっている。図
3に磁極と法線方向磁束密度の相関を示す。同図に示さ
れるように、各磁極N1,S1における法線方向磁束密
度の変化は、磁極間において最大となり、現像剤磁気ブ
ラシ運動も最大となる。
【0018】本実施形態は、上記の現像剤磁気ブラシ運
動を利用して粉煙トナー飛散の防止を図るものであり、
現像極N1の下流側の磁極S1が形成する磁界25にお
いて、磁極S1の法線方向磁束密度変化の極大位置に対
応して、現像ローラ11と対向する現像装置2のケーシ
ング18上にトナーの帯電極性と同極の電圧(-1000V)
が印加された電極板22を配設する。これにより、現像
剤24の取り込み口付近において現像剤磁気ブラシ運動
の最も激しくなる箇所である磁極S1の法線方向磁束密
度変化の極大位置における粉煙トナーを、電極板22側
からスリーブローラ12側に向かう電界の力でスリーブ
ローラ12側に押し戻すことができるので、粉煙トナー
の現像装置外への飛散を効率的に防止することができ
る。この場合の現像条件として、例えば、現像バイアス
を-500V のDC(直流)電圧、トナー帯電量を-25 μ
g、制御TC(Toner Concentration:トナー混合比)を
5%とする。また、現像バイアスとしては、ピーク間電
圧が2000V 、周波数が2000HZ程度のAC(交流)電圧が
重畳されたものを用いることが望ましい(請求項3に対
応)。これにより、交番電界が生じるので、直流電界の
みからなる現像バイアスを印加した場合と比べて、現像
効率、すなわち潜像へのトナー付与率を向上させること
ができる。
【0019】上述したように、第1の実施形態では、電
極板22を、現像剤取り込み口付近において現像剤磁気
ブラシ運動の最も激しくなる箇所である、磁極S1によ
り形成される法線方向磁束密度変化が略最大となる領域
を含む位置に配置するようにしたので、現像剤磁気ブラ
シ運動の最も激しくなる箇所における粉煙トナーを電極
板22の電界で現像ローラ11側に押し戻すことができ
る。これにより、現像剤取り込み口付近における粉煙ト
ナーの飛散を効率的に防止することができるので、粉煙
トナーの現像装置外への漏出による機内汚染を低減する
ことができる。
【0020】次に、第2の実施形態による現像装置につ
いて図4を参照して説明する。第2の実施形態では、粉
煙トナー飛散防止用の電極板22を、現像極N1の上流
側磁極S2と下流側磁極S1のそれぞれの法線方向磁束
密度変化が最大になる地点に対向してケーシング18上
に設ける。電極板22にはトナーの帯電極性と同極の電
圧(-1000V)が印加される。これにより、磁極S2,S
1が形成する磁界25内で現像剤磁気ブラシ運動の最も
激しくなる箇所において、それぞれの電極板22の電界
の力で粉煙トナーをスリーブローラ12側に押し戻すこ
とができるので、トナーが漏出しやすいこれらの箇所に
おける粉煙トナーの飛散を効率的に防止することができ
る。
【0021】次に、第3の実施形態による現像装置につ
いて図5を参照して説明する。第3の実施形態では、上
流側から下流側に向かって電圧値が小さくなるように設
定された複数の電極板22を現像ローラ11と対向する
ケーシング18上に配設して、これらの電極板22によ
り生じるスリーブローラ12の回転方向に沿った電界の
力によって、磁極S1周辺における粉煙トナーを現像槽
16内へ回収する。具体的には、磁極S1の法線方向磁
束密度変化の極大位置を含む位置に対向したケーシング
18上に電極板22を3個配設して、これらの電極板2
2に印加する電圧値を、現像剤搬送方向上流側から下流
側に向かって小さくなるように設定する。これらの電圧
値は、例えば、上流側から下流側に向かって、それぞれ
-1000V,-850V,-700Vに設定する。これにより、これら3
つの電極板22とスリーブローラ12との間には、上述
した電極板22側からスリーブローラ12側に向かう電
界と共に、スリーブローラ12の回動方向下流側に向か
う電界が生じる。電極板22の配設された付近には、現
像剤24の滞留や現像槽16内へ取り込まれる際の衝撃
等で粉煙トナーが発生し、現像装置2外に飛散しようと
する。しかしながら、この粉煙トナーは、電極板22側
からスリーブローラ12側に向かう電界によりスリーブ
ローラ12に押し付けられると共に、スリーブローラ1
2の回動方向下流側に向かう電界により現像剤搬送方向
下流側に運ばれる。従って、粉煙トナーを効率的に現像
槽16内へ回収して、粉煙トナーの現像装置外への飛散
を防止することができる。
【0022】次に、第4の実施形態による現像装置と画
像形成装置について図6及び図7を参照して説明する。
図6は本実施形態による現像装置を適用したタンデム方
式によるフルカラー画像形成装置の要部構成図、図7は
現像ローラ−対向電極板間の静電容量と現像電源トラン
ス容量の関係を示す図である。図6に示されるように、
この画像形成装置の内部には、ブラック、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの各色毎に、感光体1、帯電チャージャ
34、露光LED36、現像装置2、画像濃度安定化用
のAIDC(Automatic Image Density Control)センサ
37、一次転写ローラ38、感光体1上の転写残トナー
清掃用のクリーナユニット33、及び感光体除電用の光
イレーサ35の各エレメントからなる作像ユニットが共
通構造で4色分用意されており、これらが転写ベルト3
1に対向して並列に配置されている。各現像装置内の現
像ローラ11周辺の構成は第1の実施形態の場合と同様
であり、現像ローラ11と対向するケーシング上には電
極板(図示なし)が設けられている。
【0023】この画像形成装置では上記の電極板用の電
源を現像バイアス印加用の高圧電源と共通化しているた
め、他の条件を一定とすると、図7に示されるように、
現像ローラ11−電極板間の静電容量の増加に応じて、
現像バイアス印加用の高圧電源のトランス容量を大きく
する必要がある。従って、例えば、各現像ローラ11と
各感光体1間の静電容量を30pF、各現像ローラ11
と各電極板間の静電容量を15pFとし、各現像ローラ
11と各電極板間の静電容量を、各現像ローラ11と各
感光体1間の静電容量よりも小さくなるように設定する
ことで、特にタンデム方式の画像形成装置において問題
となる現像バイアス印加用の高圧電源のトランス容量増
大を抑制することができる。
【0024】本発明は、上記実施形態に限られるもので
はなく、様々な変形が可能である。例えば、上記第1の
実施形態では、現像剤24の現像槽16内への取り込み
口付近に位置する磁極S1の法線方向磁束密度変化の極
大位置にのみ粉煙トナー飛散防止用の電極板22を配設
したが、現像極以外の全ての磁極の法線方向磁束密度変
化の極大位置に電極板を配設してもよい。また、現像剤
を担持する基体は、スリーブに限らず、ベルトであって
もよい(請求項2に対応)。さらにまた、磁性ローラ
は、5極構成のものに限らず、例えば7極構成のもので
あってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
電極を、現像剤担持体内部の磁性体の所定の磁極により
形成される法線方向磁束密度変化が略最大となる領域を
含む位置に配置するようにしたことにより、現像剤担持
体上の現像剤磁気ブラシ運動の最も激しくなる箇所にお
ける粉煙トナーを、電極の電界で形成した電界シールに
より現像剤担持体側に押し戻すことができる。これによ
り、粉煙トナーの飛散を効率的に防止することができる
ので、粉煙トナーの現像装置外への漏出による機内汚染
を低減することができる。
【0026】また、基体をハードローラ又はベルトとす
ることにより、基体としてハードローラ又はベルトのい
ずれを用いた装置においても、上記と同様の効果を得る
ことができる。
【0027】また、基体に交番電界を含む現像バイアス
を印加したものとすることにより、直流電界のみからな
る現像バイアスを印加した場合と比べて、現像効率の向
上と画像の高品位化を図ることができる。
【0028】また、請求項4の発明によれば、画像形成
装置であって、請求項1に記載の現像装置を有するもの
としたことにより、粉煙トナーの飛散を効率的に防止す
ることができるので、粉煙トナーの現像装置外への漏出
による機内汚染を低減して、画像汚れ等を防ぐことがで
きる。また、従来の現像装置近傍にクリーナ等の吸引手
段を設けた画像形成装置に比べて、装置を小型化するこ
とができ、しかも、生産コストの削減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による画像形成装置
の要部断面図である。
【図2】 上記画像形成装置の現像ローラ周辺の断面図
である。
【図3】 上記現像ローラ内部の磁性ローラの法線方向
磁束密度変化を示す図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態による画像形成装置
の現像ローラ周辺の断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施形態による画像形成装置
の現像ローラ周辺の断面図である。
【図6】 本発明の第4の実施形態による画像形成装置
の要部断面図である。
【図7】 現像ローラ−対向電極板間の静電容量と現像
電源トランス容量の関係を示す図である。
【符号の説明】
2 現像装置 11 現像ローラ(現像剤担持体) 12 スリーブローラ(基体) 13 磁石ローラ(磁性体) 18 ケーシング 22 電極板(電極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村内 淳二 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 戸谷 謙三 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 服部 好弘 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H031 AC08 AC19 AC20 AC38 BA04 CA07 CA13 2H073 AA10 BA02 BA15 CA03 2H077 AD06 AD13 AD18 AD35 BA08 CA11 EA03 FA19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を担持し現像領域に搬送する現像
    剤担持体を有する現像装置において、 前記現像剤担持体は、現像剤を表面側に保持し移動する
    基体と、この基体の内側に固定配置され複数の磁極を有
    する磁性体とからなり、 前記現像剤担持体を保持するケーシングと、 前記現像剤担持体と対向する前記ケーシングに配置され
    た電極とを備え、 前記電極は、前記磁性体の所定の磁極により形成される
    法線方向磁束密度変化が略最大となる領域を含む位置に
    配置されることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記基体は、ハードローラ又はベルトで
    あることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記基体に交番電界を含む現像バイアス
    を印加したことを特徴とする請求項1に記載の現像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1に記載の現像装置を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006250972A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006250972A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及びこれを用いた画像形成装置

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