JP2001065705A - 混合機における混合軸の軸封方法 - Google Patents

混合機における混合軸の軸封方法

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JP2001065705A
JP2001065705A JP23957499A JP23957499A JP2001065705A JP 2001065705 A JP2001065705 A JP 2001065705A JP 23957499 A JP23957499 A JP 23957499A JP 23957499 A JP23957499 A JP 23957499A JP 2001065705 A JP2001065705 A JP 2001065705A
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oil chamber
shaft
mixing
oil
mixing shaft
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JP23957499A
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Shunsuke Hama
俊佑 濱
Satoshi Takeshita
聡 竹下
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KOYO KIKAI SANGYO KK
Original Assignee
KOYO KIKAI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、少ない潤滑油量でもって本来の潤
滑作用のみならず、混練物の侵入を容易に、しかも確実
に防止せしめることが出来る、混合機における混合軸の
軸封方法を提供するものである。 【解決手段】 混合軸3の軸封装置を構成するラビリン
ス状の第2オイル室19に液状潤滑油を圧縮空気に霧状
に混合して圧入せしめ、第2オイル室19を構成する保
持リング7やスリ−ブ4などの間を確実に潤滑せしめて
スリ−ブ4など混合軸3の構成部材の回転をスム−ズに
行わしめると共に、混合槽2の内側壁がわに位置する第
2オイル室19の開口縁より侵入する混練物を確実に阻
止せしめ、仮に混練物が侵入した場合においても潤滑油
の注油圧力を調整して迅速、かつ確実に排出せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリ−トミキ
サ−など所要の混合機における混合軸の軸封方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種混合機における混合軸
の軸封方法としては、混合槽を貫通して回転自在に水平
配設せしめた混合軸の貫通部位外周面上に第1オイル室
を環状形成し、該第1オイル室を混合槽内に連通せしめ
るべく混合軸の構成部材と混合槽の構成部材との隙間を
ラビリンス状に設定して第2オイル室を形成すると共
に、該第2オイル室と分離せしめるべく第1オイル室内
には0−リング付き静止滑動リングと回動滑動リングと
よりなる滑動リングユニットを内設し、第1および第2
オイル室に各々グリ−スを注油せしめて軸封せしめる方
法が開示されている(特公昭58−21146号公報参
照)。
【0003】そして、上述の如く構成された従来例は、
第1オイル室内に注油せしめた軟質な半固体状のグリ−
スにより滑動リングユニットを構成する静止滑動リング
と回動滑動リングとの接触面を潤滑せしめると共に、第
2オイル室内に注油せしめた同種のグリ−スにより混合
軸および混合槽の構成部材どうしを潤滑せしめつつ混合
軸を軸封して混合槽内の混練物の侵入を防止せしめるも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如く
構成された従来例は、単にラビリンス状とされた第2オ
イル室内に軟質な半固体状のグリ−スを充填して混練物
の侵入を防止せしめるものとされているにすぎないもの
であるから、混合軸の強い混練力により混練物が第2オ
イル室内に侵入し、構成部材間における潤滑作用を阻害
せしめるおそれがあるため、稼働時においては適宜グリ
−スを第2オイル室内に注油し、侵入混練物を室外に強
制的に排出せしめる必要があるものである。このため、
稼働時における頻繁なグリ−スの注油作業は非常に面倒
で煩しく、しかも、グリ−スを本来の潤滑目的のみなら
ず侵入混練物の排出用としても費消するものとなり、ひ
いては、全体としてランニングコストのアップを招来せ
しめるものである。
【0005】本発明はかかる従来例の問題点を解決し、
少ない潤滑油量でもって本来の潤滑作用のみならず、混
練物の侵入を容易に、しかも確実に防止せしめることが
出来る、混合機における混合軸の軸封方法を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、混合槽
を貫通して回転自在に水平配設せしめた混合軸の貫通部
位外周面上に第1オイル室を環状形成し、該第1オイル
室を混合槽内に連通せしめるべく混合軸の構成部材と混
合槽の構成部材との隙間をラビリンス状に設定して第2
オイル室を形成すると共に、該第2オイル室と分離せし
めるべく第1オイル室内には0−リング付き静止滑動リ
ングと回動滑動リングとよりなる滑動リングユニットを
内設し、第1および第2オイル室に各々注油せしめて軸
封せしめる混合機における混合軸の軸封方法において、
上記第2オイル室内には液状の潤滑油を圧縮空気に霧状
に混合して圧入せしめることを特徴とする、混合機にお
ける混合軸の軸封方法を要旨とするものである。
【0007】そして、本発明における混合軸の軸封方法
は、液状潤滑油を圧縮空気に霧状に混合せしめて第2オ
イル室内に連続的に圧入せしめつつ、混合軸および混合
槽の構成部材どうしを潤滑せしめると共に、混合軸を軸
封せしめ、混練物の侵入を容易に、しかも確実に防止せ
しめることが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1に示す装置に基づいて説明する。即ち、同図中、1は
コンクリ−トなどを混練せしめる混合機、2は該混合機
1を構成する略半截ひさご形状の混合槽、3は該混合槽
2のほぼ中心を通って貫通状に水平配設された撹拌翼付
き混合軸で、該混合軸3の両自由端部は所要の軸受(図
示略)を介して軸支されると共に、減速機付きモ−タ
(図示略)により所定方向に回転自在とされている。4
は上記混合軸3の貫通部位に異径段部を介して外嵌状に
嵌着されたスリ−ブ、5は該スリ−ブ4の基端がわに一
体形成された肉厚状のフランジ、6は該フランジ5の基
部裏面個所に切欠き形成された環状溝、7は外方に位置
する該フランジ5およびスリ−ブ4の外周面上をカバ−
すべく取付け部材8を介して混合槽2の外側壁に取付け
られた保持リング、9は該保持リング7内周面とスリ−
ブ4外周面および環状溝6との間に区画形成された環状
の第1オイル室、10は該第1オイル室9に注油孔11
を介して注油すべく保持リング7に付設されたグリ−ス
ニップルである。12は後記する第2オイル室19と分
離すべく上記第1オイル室9に内設された滑動リングユ
ニットで、該滑動リングユニット12は保持リング7内
周面に0−リング13を介して静止状に内設された静止
滑動リング14と、フランジ5の環状溝6に0−リング
15を介して内設された回動滑動リング16とを摺動自
在に突合せることにより構成されている。
【0009】17は前記混合槽2の内側壁に取付けられ
たリングライナ−、18は該リングライナ−17の外表
面に沿って摺動すべくフランジ5を介して混合軸3に取
付けられた円形状のダストカバ−、19は前記第1オイ
ル室9と混合槽2内とを連通せしめるラビリンス状の第
2オイル室で、該第2オイル室19は保持リング7・ス
リ−ブ4・取付け部材8・リングライナ−17・ダスト
カバ−18間の隙間をラビリンス状に形成せしめること
により構成されている。20は上記第2オイル室19に
注油孔21を介して注油せしめるべく保持リング7に付
設されたグリ−スニップル、22は該グリ−スニップル
20に配管系統23を介して接続されたコンプレッサ−
で、該コンプレッサ−22は液状潤滑油を圧縮空気に霧
状に混合せしめつつ所要の圧力でもってグリ−スニップ
ル20に圧送せしめるものとされている。なお、上記配
管系統23は圧力計24、スピ−ドコントロ−ラ25、
圧力スイッチ26、分配器27、ルブリケ−タ28、レ
ギュレ−タ29、シリンダ−バルブ30、エアフィルタ
−31、及び玉形弁32を各々介在せしめることにより
構成されている。
【0010】次に、上記の装置による軸封方法について
説明する。まず、第1オイル室9内にグリ−スニップル
10より軟質な半固体状のグリ−スを注油して充填せし
める。次いで、コンプレッサ−22より液体状の潤滑油
を圧縮空気に霧状に混合せしめて圧送し、配管系統23
およびグリ−スニップル20を介して第2オイル室19
内に適正な圧力でもって連続的に注油せしめつつ、混合
軸3を回転作動せしめて所要の混練り作業を行なわしめ
る。このさい、第1オイル室9内の静止滑動リング14
と、混合軸3の回転に連動して回動する回動滑動リング
16とはその突合せ面に沿って摺動し、かつ、主として
第1オイル室9内のグリ−スにより摩擦の少ない運動を
相互に浮動状態で行い、第1オイル室9より第2オイル
室19を確実に分離せしめて第2オイル室19からの混
練物の侵入を防止せしめる。また、第2オイル室19内
には圧縮空気に霧状に混合せしめた潤滑油が所定の圧力
でもって連続的に注油せしめられているから、第2オイ
ル室19を区画形成する非回転の保持リング7・取付け
部材8・リングライナ−17と回転するスリ−ブ4・フ
ランジ5・ダストカバ−18との間を潤滑せしめてスリ
−ブ4等の回転をスム−ズに行わしめると共に、混合槽
2の内側壁がわに位置する第2オイル室19の開口縁よ
り侵入する混練物を確実に阻止せしめ、仮に混練物が侵
入した場合においてもグリ−スの注入圧力を適正に調整
して迅速に排出せしめることが出来る。
【0011】以下同様に、第1オイル室9内の滑動リン
グユニット12を軟質な半固体状のグリ−スにより潤滑
して作動せしめつつ第2オイル室19と分離せしめると
共に、圧縮空気に霧状に混合せしめた液状の潤滑油を第
2オイル室19に所定の圧力でもって連続的に注油せし
めつつ潤滑してスリ−ブ4等の回転作動をスム−ズに行
わしめ、かつ、第2オイル室19内に侵入する混練物を
阻止せしめることにより混合軸3を軸封せしめる。
【0012】なお、本発明は混合機における混合軸の軸
封のみならず、これに類した他の混合軸の軸封にも適用
せしめることが出来るものである。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば以上の次第で、混合軸の
軸封装置を構成する第2オイル室に液状潤滑油を圧縮空
気に霧状に混合して圧入せしめるものであるから、第2
オイル室を構成する保持リングやスリ−ブなどの間を確
実に潤滑せしめてスリ−ブなど混合軸の構成部材の回転
をスム−ズに行わしめると共に、混合槽の内側壁がわに
位置する第2オイル室の開口縁より侵入する混練物を確
実に阻止せしめ、仮に混練物が侵入した場合においても
潤滑油の注油圧力を調整して迅速、かつ確実に排出せし
めることが出来るものであって、ひいては、従来例に比
して、軸封を簡単、かつ確実に、しかも少ない潤滑油で
もって効率よく行うことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 混合機 2 混合槽 3 混合軸 4 スリ−ブ 7 保持リング 9 第1オイル室 12 滑動リングユニット 13 0−リング 14 静止滑動リング 15 0−リング 16 回動滑動リング 19 第2オイル室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】混合槽を貫通して回転自在に水平配設せし
    めた混合軸の貫通部位外周面上に第1オイル室を環状形
    成し、該第1オイル室を混合槽内に連通せしめるべく混
    合軸の構成部材と混合槽の構成部材との隙間をラビリン
    ス状に設定して第2オイル室を形成すると共に、該第2
    オイル室と分離せしめるべく第1オイル室内には0−リ
    ング付き静止滑動リングと回動滑動リングとよりなる滑
    動リングユニットを内設し、第1および第2オイル室に
    各々注油せしめて軸封せしめる混合機における混合軸の
    軸封方法において、上記第2オイル室内には液状の潤滑
    油を圧縮空気に霧状に混合して圧入せしめることを特徴
    とする、混合機における混合軸の軸封方法。
JP23957499A 1999-08-26 1999-08-26 混合機における混合軸の軸封方法 Pending JP2001065705A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109464961A (zh) * 2018-12-26 2019-03-15 张家港市繁昌机械有限公司 迷宫式防漏粉补气装置
CN114017506A (zh) * 2021-12-08 2022-02-08 西安壹波流体科技有限责任公司 一种abs聚合釜用无泄漏密封装置

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