JP2001065521A - 伸縮ロッド - Google Patents

伸縮ロッド

Info

Publication number
JP2001065521A
JP2001065521A JP23689599A JP23689599A JP2001065521A JP 2001065521 A JP2001065521 A JP 2001065521A JP 23689599 A JP23689599 A JP 23689599A JP 23689599 A JP23689599 A JP 23689599A JP 2001065521 A JP2001065521 A JP 2001065521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
intermediate rod
longitudinal direction
ring gear
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23689599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3897491B2 (ja
Inventor
Tsukasa Wada
宰 和田
Kiyoshige Maezawa
清繁 前沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP23689599A priority Critical patent/JP3897491B2/ja
Publication of JP2001065521A publication Critical patent/JP2001065521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3897491B2 publication Critical patent/JP3897491B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1及び第2ロッド部、中間ロッド部を備え
て構成された伸縮ロッドにおいて、ラチェット爪及び操
作ハンド部を支持して中間ロッド部を回転操作する操作
部の小型化を図る。 【解決手段】 中間ロッド部3の外周部分に固定された
リングギヤ部5に、ラチェット爪11を備えた操作部6
を回転自在に外嵌し、中間ロッド部3の長手方向に向い
た操作部6の部分7aに、操作ハンド部15を中間ロッ
ド部3の長手方向と交差する外方に向いた操作姿勢、及
び中間ロッド部3の長手方向に沿った格納姿勢に変更自
在に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1雄ネジを備え
た第1ロッド部、第1雄ネジとは逆向きの第2雄ネジを
備えた第2ロッド部、第1雄ネジに螺合する第1雌ネジ
及び第2雄ネジに螺合する第2雌ネジを備えた中間ロッ
ド部を備えて構成された伸縮ロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】前述のように第1及び第2ロッド部、中
間ロッド部を備えて構成された伸縮ロッドの一例が、実
公平7−37448号公報に開示されている。この伸縮
ロッドは、中間ロッド部の外周部分に固定されたリング
ギヤ部(前記公報の第1図及び第2図中の4)、中間ロ
ッド部におけるリングギヤ部の部分に相対回転自在に外
嵌された操作部(前記公報の第1図及び第2図中の
5)、操作部に揺動自在に支持されたラチェット爪(前
記公報の第1図及び第2図中の6,6’)、並びに操作
部に支持された操作ハンド部(前記公報の第1図及び第
2図中の7)を備えて構成されている。
【0003】これにより、操作ハンド部を中間ロッド部
周りに往復操作することによって、ラチェット爪がリン
グギヤ部に係合及び離間し、第1及び第2ロッド部に対
して中間ロッド部が回転操作されて、中間ロッド部に対
し第1及び第2ロッド部が互いに逆向きに移動し、第1
及び第2ロッドの間隔が変更操作される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術に記載の構
造では、ラチェット爪(前記公報の第1図及び第2図中
の6,6’)を支持する操作部(前記公報の第1図及び
第2図中の5)に、操作ハンド部が支持されており、操
作ハンド部が中間ロッド部の長手方向と交差する外方に
向いた操作姿勢(前記公報の第1図中の7の実線参
照)、及び中間ロッド部の長手方向に沿った格納姿勢
(前記公報の第1図中の7の二点鎖線参照)に変更自在
に構成されている。
【0005】この場合、操作ハンド部を操作及び格納姿
勢に変更自在に支持する支持ピン(前記公報の第2図中
の5b)、及びラチェット爪(前記公報の第1図及び第
2図中の6,6’)が、操作部(前記公報の第1図及び
第2図中の5)において、中間ロッド部の半径方向(前
記公報の第1図及び第2図の紙面左右方向)に沿って並
べて配置されている(ラチェット爪が内側で、支持ピン
が外側)。従って、中間ロッド部から半径方向の外方に
操作部が突出する状態となって、操作部付近が大型化す
る傾向にある。
【0006】従来の技術に記載の伸縮ロッドは、農用ト
ラクタのリンク機構におけるリフトロッド(前記公報の
第4図及び第5図参照)として使用されることがあり、
リンク機構が昇降駆動されるのに伴って伸縮ロッドも上
下移動する。これにより、前述のように操作部が半径方
向の外方に突出する状態になっていると、リンク機構が
昇降駆動されるのに伴って伸縮ロッドが上下移動した
際、操作部が農用トラクタの他の部分に接触するおそれ
が生じてくる。従って、半径方向の外方に突出する操作
部が他の部分に接触しないような構成のものにしか、伸
縮ロッドを装備することができなくなるので、伸縮ロッ
ドの汎用性が低下するものとなる。本発明は第1及び第
2ロッド部、中間ロッド部を備えて構成された伸縮ロッ
ドにおいて、ラチェット爪及び操作ハンド部を支持して
中間ロッド部を回転操作する操作部の小型化を図ること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】[I]請求項1の特徴に
よると、第1及び第2ロッド部、中間ロッド部を備えて
構成された伸縮ロッドにおいて、中間ロッド部の外周部
分に固定されたリングギヤ部の部分に、操作部(ラチェ
ット爪及びラチェット爪をリングギヤ部への係合側に付
勢するバネを備える)を回転自在に外嵌した場合、中間
ロッド部の長手方向に向いた操作部の部分に、操作ハン
ド部が中間ロッド部の長手方向と交差する外方に向いた
操作姿勢、及び中間ロッド部の長手方向に沿った格納姿
勢に変更自在に支持される。
【0008】これにより、従来の技術の構造のように、
操作部においてラチェット爪と操作ハンド部の基部とが
中間ロッド部の半径方向に並ぶと言う状態にはならず、
請求項1の特徴によると、操作部においてラチェット爪
と操作ハンド部の基部とが中間ロッド部の長手方向に沿
って並ぶと言う状態となるのであり、操作ハンド部の基
部が中間ロッド部から半径方向の外方に突出すると言う
ような状態にはならない。
【0009】請求項1の特徴のように、操作部において
ラチェット爪と操作ハンド部の基部とが中間ロッド部の
長手方向に沿って並ぶと言う状態になった場合、操作ハ
ンド部の基部が中間ロッド部の外面に接近するので、操
作ハンド部を中間ロッド部の長手方向に沿った格納姿勢
に変更した際、操作ハンド部の全体を中間ロッド部(又
は第1ロッド部、又は第2ロッド部)に接近させること
ができる。
【0010】[II]請求項2の特徴によると、請求項
1の場合と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えて
おり、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。請求項2の特徴によると、リングギヤ部及び操作部
が中間ロッド部の長手方向の一方の端部に備えられ、中
間ロッド部の長手方向における中間ロッド部の他方の端
部に向いた操作部の部分に、操作ハンド部の基部が支持
されている。これにより操作ハンド部を格納姿勢に設定
した場合、操作ハンド部の全体が中間ロッド部に接近し
た状態となるのであり、操作ハンド部が中間ロッド部の
長手方向の範囲に入る状態になるか、操作ハンド部が中
間ロッド部の長手方向の範囲から出ても操作ハンド部が
大きく出る状態にはならない。
【0011】[III]請求項3の特徴によると、請求
項1又は2の場合と同様に前項[I][II]に記載の
「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作
用」を備えている。請求項3の特徴によると、操作ハン
ド部を格納姿勢で保持する保持部を備えているので、格
納姿勢の操作ハンド部を保持部に保持させておくことに
より、操作ハンド部が格納姿勢から操作姿勢側に動くと
言うような状態を防止することができる。
【0012】[IV]請求項4の特徴によると、請求項
1〜3のうちのいずれか一つの場合と同様に前項[I]
〜[III]に記載の「作用」を備えており、これに加
えて以下のような「作用」を備えている。操作部のラチ
ェット爪をリングギヤ部への係合側に付勢するバネを操
作部に備える場合、バネをコイルスプリングによって構
成すると、バネ(コイルスプリング)を配置する為に大
きなスペースが必要になって、操作部が大型化すること
がある。
【0013】請求項4の特徴によると、操作部のラチェ
ット爪をリングギヤ部への係合側に付勢するバネが、板
バネによって構成されている。この場合、板バネは薄い
ものであり、配置の為に大きなスペースを必要としない
ので、請求項4の特徴のように操作部のラチェット爪を
リングギヤ部への係合側に付勢するバネを、板バネによ
って構成すれば、バネ(板バネ)を操作部に備えても、
操作部が大型化することはない。
【0014】[V]請求項5の特徴によると、請求項4
の場合と同様に前項[I]〜[IV]に記載の「作用」
を備えておりこれに加えて以下のような「作用」を備え
ている。操作部のラチェット爪をリングギヤ部への係合
側に付勢するバネが、板バネによって構成された場合、
請求項5の特徴によると、バネ(板バネ)がラチェット
爪に直接に接当して、ラチェット爪をリングギヤ部への
係合側に付勢しているので、バネ(板バネ)とラチェッ
ト爪とを連係するような連係部材を備える必要がない。
【0015】[VI]請求項6の特徴によると、請求項
1〜5のうちのいずれか一つの場合と同様に前項[I]
〜[V]に記載の「作用」を備えており、これに加えて
以下のような「作用」を備えている。請求項6の特徴に
よると、操作部が中間ロッド部の長手方向に沿った分割
面で連結及び分離自在に構成されており、前述の分割面
で操作部を分離することによって、中間ロッド部から操
作部を容易に離すことができる。
【0016】[VII]請求項7の特徴によると、請求
項1〜6のうちのいずれか一つの場合と同様に前項
[I]〜[VI]に記載の「作用」を備えており、これ
に加えて以下のような「作用」を備えている。請求項7
の特徴によると、リングギヤ部及びラチェット爪へのゴ
ミ等の付着を防止するカバーを備えているので、リング
ギヤ部やラチェット爪にゴミ等が付着して、操作ハンド
部による中間ロッド部の回転操作に支障を来すと言う状
態が防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、伸縮ロッドの全
体が示されている。板材をU字状に折り曲げて構成され
た連結金具1a、連結金具1aに溶接によって連結され
た丸棒状のロッド1b、及びロッド1bの外面に形成さ
れた第1雄ネジ1c(右ネジ)によって第1ロッド部1
が構成されており、第1雄ネジ1cに防錆用のメッキ処
理が施されている。板材をU字状に折り曲げて構成され
た連結金具2a、連結金具2aに溶接によって連結され
た丸棒状のロッド2b、及びロッド2bの外面に形成さ
れた第2雄ネジ2c(左ネジ)によって第2ロッド部2
が構成されており、第2雄ネジ2cに防錆用のメッキ処
理が施されている。
【0018】図1及び図2に示すように、丸パイプの両
端部を細く絞って中間ロッド部3が構成され、中間ロッ
ド部3の一方の端部の内面に第1雌ネジ3a(右ネジ)
が形成されて、中間ロッド部3の他方の端部の内面に第
2雌ネジ3b(左ネジ)が形成されおり、第1及び第2
雌ネジ3a,3bに防錆用のメッキ処理が施されてい
る。第1ロッド部1の第1雄ネジ1cと中間ロッド部3
の第1雌ネジ3aとが螺合し、第2ロッド部2の第2雄
ネジ2cと中間ロッド部3の第2雌ネジ3bとが螺合し
ている。この状態で中間ロッド部3の内部にグリスが充
填されており、グリスを補充する為のグリスニップル4
が中間ロッド部3に備えられている。
【0019】以上の構造により、伸縮ロッドを一方の部
材と他方の部材とに亘って接続した状態(第1ロッド部
1が一方の部材に接続され、第2ロッド部2が他方の部
材に接続されて、第1及び第2ロッド部1,2が回転し
ない状態)において、中間ロッド部3を第1及び第2ロ
ッド部1,2に対して回転操作すると、右及び左ネジの
作用により、中間ロッド部3に対し第1及び第2ロッド
部1,2が互いに逆向きに移動して、第1及び第2ロッ
ド部1,2の間隔(伸縮ロッドの長さ)が変更操作され
る。
【0020】次に、第1及び第2ロッド部1,2に対し
て中間ロッド部3を回転操作する構造について説明す
る。図1,2,3に示すように、中間ロッド部3の長手
方向における第1ロッド部1側の端部において、中間ロ
ッド部3の外周部分にリングギヤ部5が溶接によって固
定され、操作部6がリングギヤ部5周りに回転自在に外
嵌されており、中間ロッド部3の長手方向(図3の紙面
左右方向)に沿った分割面で分割される第1部分7及び
第2部分8によって、操作部6が構成されている。
【0021】図2,3,4に示すように操作部6の第1
部分7は、リングギヤ部5に嵌まり込む半円状の凹部を
備えた一対の支持板7a,7b、一対の支持板7a,7
bに亘って溶接によって固定された外側板7c及び一対
のフランジ板7dによって、構成されている。操作部6
の第2部分8は、リングギヤ部5に嵌まり込む半リング
状の一対のガイド部材8a、及び一対のガイド部材8a
に亘って溶接によって固定されたブランジ板8bによっ
て構成されている。
【0022】図1,2,3に示す状態は第1部分7の支
持板7a,7b及び第2部分8のガイド部材8aを、リ
ングギヤ部5に嵌め込み、第1及び第2部分7,8のフ
ランジ板7d,8bを介してボルト9により、第1及び
第2部分7,8を互いに連結している状態であり、この
状態で、操作部6(第1及び第2部分7,8)がリング
ギヤ部5から外れることなく、リングギヤ部5周りに回
転自在に外嵌される。図3に示す状態からボルト9を外
すと、図4に示すように操作部6の第1及び第2部分
7,8を分離させてリングギヤ部5から取り外すことが
できるのであり、これによってリングギヤ部5、操作部
6の第1及び第2部分7,8、後述するラチェット爪1
1の清掃等のメンテナンス作業を容易に行うことができ
る。
【0023】図2,3,4に示すように、第1部分7の
支持板7a,7bに亘り支持ピン10(中間ロッド部3
の長手方向に沿う方向(図2の紙面左右方向))が固定
されて、第1部分7の支持板7a,7bの間において支
持ピン10周りに、ラチェット爪11が揺動自在に支持
されている。ラチェット爪11は一対の爪部11a,1
1b、一対の操作アーム11c及び接当部11dを備え
て構成されており、ラチェット爪11の操作アーム11
cが、第1部分7の支持板7a,7bから外方に突出し
ている。板バネ12が波型(図3及び図4参照)に曲げ
られて、第1部分7の支持板7a,7bの間に配置され
ており、板バネ12の中央の凸部12aがラチェット爪
11の接当部11dに直接に接当している。
【0024】図1及び図2に示すように、第1部分7に
おいて中間ロッド部3の長手方向における第2ロッド部
2に向いた支持板7aに、ブラケット13が中間ロッド
部3の長手方向における第2ロッド部2に向けて固定さ
れており、ブラケット13の支持ピン14(中間ロッド
部3の長手方向と直交する方向)に、操作ハンド部15
が揺動自在に支持されている。第2ロッド部2の連結金
具2aに固定された保持板16が中間ロッド部3側に延
出され、樹脂により半リング状に形成された保持部17
が保持板16に固定されている。図1の二点鎖線及び図
2の実線に示す状態は、操作ハンド部15を中間ロッド
部3の長手方向に沿った格納姿勢に設定し、操作ハンド
部15を保持部17に嵌め込んで保持している状態であ
る。
【0025】第1及び第2ロッド部1,2に対して中間
ロッド部3を回転操作する場合、図1の実線及び図2の
二点鎖線に示すように、操作ハンド部15を保持部17
から外して、操作ハンド部15を中間ロッド部3の長手
方向と交差する外方に向いた操作姿勢に設定する。図3
の実線に示す状態はラチェット爪11の接当部11dの
紙面左側部分に、板バネ12の凸部12aが接当してい
る状態であり、板バネ12の付勢力によってラチェット
爪11が、図3の紙面時計方向(ラチェット爪11の爪
部11aがリングギヤ部5に係合する側)に付勢されて
いる。
【0026】以上の状態で図1及び図3に示すように、
操作ハンド部15を矢印Y1の方向に操作し操作部6を
矢印Y1の方向に回転操作すると、ラチェット爪11の
爪部11aのリングギヤ部5への係合によって、操作部
6と一緒にリングギヤ部5及び中間ロッド部3が矢印Y
1の方向に回転操作される。次に操作ハンド部15を逆
の矢印Y2の方向に戻し操作し操作部6を矢印Y2の方
向に回転操作すると、板バネ12の付勢力に抗して、ラ
チェット爪11の爪部11aがリングギヤ部5から逃げ
て、リングギヤ部5及び中間ロッド部3は矢印Y2の方
向に回転操作されずに残る。このように図3の実線に示
すようにラチェット爪11の接当部11dの紙面左側部
分に板バネ12の凸部12aを接当させている状態で、
操作ハンド部15を矢印Y1,Y2の方向に往復操作す
ると、リングギヤ部5及び中間ロッド部3が矢印Y1の
方向に回転操作される。
【0027】次にリングギヤ部5及び中間ロッド部3を
矢印Y2の方向に回転操作する場合には、ラチェット爪
11の操作アーム11cを手で押し操作し、ラチェット
爪11の接当部11dを板バネ12の凸部12aを乗り
越えさせて、図3の二点鎖線に示すようにラチェット爪
11の接当部11dの紙面右側部分に、板バネ12の凸
部12aを接当させる。これにより、板バネ12の付勢
力によってラチェット爪11が、図3の紙面反時計方向
(ラチェット爪11の爪部11bがリングギヤ部5に係
合する側)に付勢される。
【0028】以上の状態で図1及び図3に示すように、
操作ハンド部15を矢印Y2の方向に操作し操作部6を
矢印Y2の方向に回転操作すると、ラチェット爪11の
爪部11bのリングギヤ部5への係合によって、操作部
6と一緒にリングギヤ部5及び中間ロッド部3が矢印Y
2の方向に回転操作される。次に操作ハンド部15を逆
の矢印Y1の方向に戻し操作し操作部6を矢印Y1の方
向に回転操作すると、板バネ12の付勢力に抗して、ラ
チェット爪11の爪部11bがリングギヤ部5から逃げ
て、リングギヤ部5及び中間ロッド部3は矢印Y1の方
向に回転操作されずに残る。このように図3の二点鎖線
に示すようにラチェット爪11の接当部11dの紙面右
側部分に板バネ12の凸部12aを接当させている状態
で、操作ハンド部15を矢印Y1,Y2の方向に往復操
作すると、リングギヤ部5及び中間ロッド部3が矢印Y
2の方向に回転操作される。
【0029】[発明の実施の第1別形態]図1及び図2
に示す保持板16及び保持部17を廃止し、図5に示す
ように線材を折り曲げて保持部18を構成し、保持部1
8を第2ロッド部2の連結金具2aに溶接によって固定
するように構成してもよい。これにより、保持部18の
折れ曲がった凹部18aに操作ハンド部15を入れるこ
とによって、操作ハンド部15を格納姿勢に保持する。
【0030】[発明の実施の第2別形態]図1〜図5に
示す構成では、第1部分7の支持板7a,7bの間(ラ
チェット爪11の操作アーム11cが突出する部分)に
開口が形成されているので、第1部分7の支持板7a,
7bの間にゴミ等が入り込み、リングギヤ部5やラチェ
ット爪11に付着するおそれがある。この場合に、図6
に示すように第1部分7の支持板7a,7bの間に、ス
ポンジやゴム等の弾性材製のカバー19を取り付けて、
第1部分7の支持板7a,7bの間にゴミ等が入り込ま
ないように構成してもよい。又、操作部6の全体を覆う
ゴム製で防水機能を備えたカバー(図示せず)を備えて
もよく、この場合にはカバーの上側からラチェット爪1
1の操作アーム11cを操作する。
【0031】[発明の実施の第3別形態]図1〜図5に
示す構成において、リングギヤ部5及び操作部6を中間
ロッド部3の長手方向における第2ロッド部2側の端部
に設け、第1部分7において中間ロッド部3の長手方向
における第1ロッド部1に向いた支持板7bに、ブラケ
ット13を中間ロッド部3の長手方向における第1ロッ
ド部1に向けて固定してもよい。この場合、保持板16
及び保持部17(図5に示す保持部18)を、第1ロッ
ド部1の連結金具1aに固定する。
【0032】図1〜図5に示す構成において、リングギ
ヤ部5及び操作部6を中間ロッド部3の長手方向におけ
る中間に設け、第1部分7において中間ロッド部3の長
手方向における第1ロッド部1に向いた支持板7bに、
ブラケット13を中間ロッド部3の長手方向における第
1ロッド部1に向けて固定してもよい。この場合、保持
板16及び保持部17(図5に示す保持部18)を、第
1ロッド部1の連結金具1aに固定する。逆に、リング
ギヤ部5及び操作部6を中間ロッド部3の長手方向にお
ける中間に設け、第1部分7において中間ロッド部3の
長手方向における第2ロッド部2に向いた支持板7a
に、ブラケット13を中間ロッド部3の長手方向におけ
る第2ロッド部2に向けて固定してもよい。この場合、
保持板16及び保持部17(図5に示す保持部18)
を、第2ロッド部2の連結金具2aに固定する。
【0033】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、第1及び第2
ロッド部、中間ロッド部を備えて構成された伸縮ロッド
において、中間ロッド部の外周部分に固定されたリング
ギヤ部の部分に操作部を回転自在に外嵌した場合、操作
部においてラチェット爪と操作ハンド部の基部とが中間
ロッド部の長手方向に沿って並ぶように構成し、操作ハ
ンド部の基部が中間ロッド部から半径方向の外方に突出
すると言うような状態を避けることにより、伸縮ロッド
の操作部の小型化を図ることができた。
【0034】請求項1の特徴によると、操作部において
ラチェット爪と操作ハンド部の基部とが中間ロッド部の
長手方向に沿って並ぶように構成することによって、操
作ハンド部を中間ロッド部の長手方向に沿った格納姿勢
に変更した際、操作ハンド部の全体を中間ロッド部(又
は第1ロッド部、又は第2ロッド部)に接近させること
ができて、操作ハンド部を格納姿勢に設定した際の伸縮
ロッド(及び操作ハンド部)の小型化を図ることができ
た。このように伸縮ロッドの操作部の小型化、及び操作
ハンド部を格納姿勢に設定した際の伸縮ロッド(及び操
作ハンド部)の小型化を図ることができれば、移動する
部分に伸縮ロッドを接続しても、伸縮ロッドの操作部や
操作ハンド部が他の部分に接触するおそれが小さくなる
ので、その分だけ伸縮ロッドを接続する部分の制約が少
なくなり、伸縮ロッドの汎用性を高めることができた。
【0035】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項2の特徴によると、操作ハ
ンド部を格納姿勢に設定した場合、操作ハンド部の全体
が中間ロッド部に接近した状態となり、操作ハンド部が
中間ロッド部の長手方向の範囲に入る状態になるか、操
作ハンド部が中間ロッド部の長手方向の範囲から出ても
操作ハンド部が大きく出る状態にはならないので、操作
ハンド部を格納姿勢に設定した際の伸縮ロッド(及び操
作ハンド部)の小型化をさらに図ることができて、伸縮
ロッドの汎用性をさらに高めることができた。
【0036】請求項3の特徴によると、請求項1又は2
の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」
を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のよう
な「発明の効果」を備えている。請求項3の特徴による
と、格納姿勢の操作ハンド部を保持部に保持させておく
ことにより、操作ハンド部が格納姿勢から操作姿勢側に
動くと言うような状態を防止することができるようにな
って、操作ハンド部が格納姿勢から操作姿勢側に不用意
に動くことにより、操作ハンド部が他の部分に接触する
状態を防止することができた。
【0037】請求項4の特徴によると、請求項1〜3の
うちのいずれか一つの場合と同様に請求項1〜3の「発
明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて
以下のような「発明の効果」を備えている。請求項4の
特徴によると、操作部のラチェット爪をリングギヤ部へ
の係合側に付勢するバネを操作部に備える場合、バネを
薄く配置の為に大きなスペースを必要としない板バネに
よって構成することにより、伸縮ロッドの操作部の大型
化を抑えることができて、伸縮ロッドの汎用性をさらに
高めることができた。
【0038】請求項5の特徴によると、請求項4の場合
と同様に前述の請求項4の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項5の特徴によると、操作部
のラチェット爪をリングギヤ部への係合側に付勢するバ
ネを、板バネによって構成した場合、バネ(板バネ)を
ラチェット爪に直接に接当させることにより、バネ(板
バネ)とラチェット爪とを連係するような連係部材を備
える必要がなくなるので、伸縮ロッドの操作部の小型化
を図ることができて、伸縮ロッドの汎用性をさらに高め
ることができた。
【0039】請求項6の特徴によると、請求項1〜5の
うちのいずれか一つの場合と同様に請求項1〜5の「発
明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて
以下のような「発明の効果」を備えている。請求項6の
特徴によると、操作部を中間ロッド部の長手方向に沿っ
た分割面で連結及び分離自在に構成することにより、中
間ロッド部から操作部を容易に離すことができ、操作部
及びリングギヤ部付近のメンテナンス作業が楽に行える
ようになって、伸縮ロッドのメンテナンス性を向上させ
ることができた。
【0040】請求項7の特徴によると、請求項1〜6の
うちのいずれか一つの場合と同様に請求項1〜6の「発
明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて
以下のような「発明の効果」を備えている。請求項7の
特徴によると、リングギヤ部及びラチェット爪へのゴミ
等の付着を防止するカバーを備えることにより、リング
ギヤ部やラチェット爪にゴミ等が付着して、操作ハンド
部による中間ロッド部の回転操作に支障を来すと言う状
態が防止されるようになって、伸縮ロッドの作業性及び
耐久性を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】伸縮ロッドの全体斜視図
【図2】伸縮ロッドの縦断側面図
【図3】伸縮ロッドの操作部付近の縦断正面図
【図4】伸縮ロッドの操作部付近を分解した状態を示す
縦断正面図
【図5】発明の実施の第1別形態での伸縮ロッドの全体
斜視図
【図6】発明の実施の第2別形態での伸縮ロッドの操作
部付近の縦断正面図
【符号の説明】
1 第1ロッド部 1c 第1ロッド部の第1雄ネジ 2 第2ロッド部 2 第2ロッド部の第2雄ネジ 3 中間ロッド部 3a 中間ロッド部の第1雌ネジ 3b 中間ロッド部の第2雌ネジ 5 リングギヤ部 6 操作部 7a 操作部の部分 10 操作部の軸芯 11 ラチェット爪 12 バネ、板バネ 15 操作ハンド部 17,18 保持部 19 カバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1雄ネジを備えた第1ロッド部と、前
    記第1雄ネジとは逆向きの第2雄ネジを備えた第2ロッ
    ド部と、前記第1雄ネジに螺合する第1雌ネジ及び前記
    第2雄ネジに螺合する第2雌ネジを備えた中間ロッド部
    とを備えると共に、 前記中間ロッド部の外周部分に固定されたリングギヤ部
    と、前記中間ロッド部における前記リングギヤ部の部分
    に回転自在に外嵌された操作部と、前記中間ロッド部の
    長手方向に沿う前記操作部の軸芯周りに揺動自在に支持
    されて前記リングギヤ部に係合するラチェット爪と、前
    記ラチェット爪をリングギヤ部への係合側に付勢するも
    ので前記操作部に支持されるバネとを備え、 前記中間ロッド部の長手方向に向いた前記操作部の部分
    に、操作ハンド部を前記中間ロッド部の長手方向と交差
    する外方に向いた操作姿勢、及び前記中間ロッド部の長
    手方向に沿った格納姿勢に変更自在に備えて、 前記操作姿勢の操作ハンド部を前記中間ロッド部周りに
    往復操作することにより、前記ラチェット爪が前記リン
    グギヤ部に係合し、前記第1及び第2ロッド部に対して
    前記中間ロッド部が回転操作されて、前記中間ロッド部
    に対し前記第1及び第2ロッド部が互いに逆向きに移動
    し、前記第1及び第2ロッド部の間隔が変更操作される
    ように構成してある伸縮ロッド。
  2. 【請求項2】 前記リングギヤ部及び操作部を前記中間
    ロッド部の長手方向の一方の端部に備えると共に、 前記中間ロッド部の長手方向における前記中間ロッド部
    の他方の端部に向いた前記操作部の部分に、前記操作ハ
    ンド部を前記中間ロッド部の長手方向と交差する外方に
    向いた操作姿勢、及び前記中間ロッド部に沿った格納姿
    勢に変更自在に備えてある請求項1記載の伸縮ロッド。
  3. 【請求項3】 前記操作ハンド部を格納姿勢で保持する
    保持部を備えてある請求項1又は2記載の伸縮ロッド。
  4. 【請求項4】 前記バネを板バネで構成してある請求項
    1〜3のうちのいずれか一つに記載の伸縮ロッド。
  5. 【請求項5】 板バネで構成された前記バネを、前記ラ
    チェット爪に直接に接当させてある請求項4記載の伸縮
    ロッド。
  6. 【請求項6】 前記操作部を前記中間ロッド部の長手方
    向に沿った分割面で連結及び分離自在に構成してある請
    求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の伸縮ロッド。
  7. 【請求項7】 前記リングギヤ部及びラチェット爪への
    ゴミ等の付着を防止するカバーを備えてある請求項1〜
    6のうちのいずれか一つに記載の伸縮ロッド。
JP23689599A 1999-08-24 1999-08-24 伸縮ロッド Expired - Lifetime JP3897491B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23689599A JP3897491B2 (ja) 1999-08-24 1999-08-24 伸縮ロッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23689599A JP3897491B2 (ja) 1999-08-24 1999-08-24 伸縮ロッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001065521A true JP2001065521A (ja) 2001-03-16
JP3897491B2 JP3897491B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=17007365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23689599A Expired - Lifetime JP3897491B2 (ja) 1999-08-24 1999-08-24 伸縮ロッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3897491B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005214264A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Daikin Ind Ltd アジャスタ
JP2008282733A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 接地棒操作装置
WO2012056085A1 (en) * 2010-10-27 2012-05-03 Cargotec Finland Oy Rotation prevention means of a lashing device
EP3115294A1 (de) * 2015-07-10 2017-01-11 Josef Fellinger Zug-druck-stange

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005214264A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Daikin Ind Ltd アジャスタ
JP2008282733A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 接地棒操作装置
WO2012056085A1 (en) * 2010-10-27 2012-05-03 Cargotec Finland Oy Rotation prevention means of a lashing device
EP3115294A1 (de) * 2015-07-10 2017-01-11 Josef Fellinger Zug-druck-stange

Also Published As

Publication number Publication date
JP3897491B2 (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1829651A1 (en) Joint structure for robot
CA2571308A1 (en) Hermaphrodite connector
JP7272569B2 (ja) モータユニット、および駆動装置
JP3346846B2 (ja) 光電センサーのコネクタ構造
JP2001065521A (ja) 伸縮ロッド
US6702491B2 (en) Film transfer apparatus
CN109531593B (zh) 机器人及其手臂结构
JP2002155979A (ja) ばね装置
US11764592B2 (en) Charging device
US6382543B1 (en) Swing arm device for fishing reel
CN201008114Y (zh) 电动缸的快释装置
JP3539807B2 (ja) フレキシブルコネクタ
CN211820358U (zh) 一种销轴定位组件
JP4015786B2 (ja) 連結装置
CN216803496U (zh) 一种关节结构及具有该关节结构的机器人
JP2002112081A (ja) 撮像装置
JPH059894U (ja) マニピユレ−タの配線装置
CN213082916U (zh) 喷雾机差速锁双联踏板控制机构
JP2557327Y2 (ja) スピニングリールの操作軸抜け止め構造
CN216944659U (zh) 潜伏式仓储机器人相机安装结构
JP2003194091A (ja) 自在軸継手
JPS6233101B2 (ja)
JP2010271676A (ja) ストロボ取付装置
JP2573320Y2 (ja) 両軸受リール
JPS5939842B2 (ja) 丸型螢光灯器具のランプ支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3897491

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140105

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term