JP2001064566A - 塗料用組成物、メタリック塗料及び塗装方法 - Google Patents

塗料用組成物、メタリック塗料及び塗装方法

Info

Publication number
JP2001064566A
JP2001064566A JP23846599A JP23846599A JP2001064566A JP 2001064566 A JP2001064566 A JP 2001064566A JP 23846599 A JP23846599 A JP 23846599A JP 23846599 A JP23846599 A JP 23846599A JP 2001064566 A JP2001064566 A JP 2001064566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
weight
metallic
hydroxyl group
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23846599A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Shimizu
邦雄 清水
Yasuteru Kajikawa
泰照 梶川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP23846599A priority Critical patent/JP2001064566A/ja
Publication of JP2001064566A publication Critical patent/JP2001064566A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プライマー塗装工程を省略し、直接メタリッ
ク塗料を塗装することを可能とすると共に、耐候性や耐
汚染性などの優れた塗膜を形成することのできる硬質プ
ラスチック用の塗料組成物、メタリック塗料及びその塗
装方法を提供する。 【解決手段】 水酸基含有ポリエステル樹脂10〜40
重量%、水酸基含有アクリル変性塩素化ポリオレフィン
樹脂30〜70重量%、セルロースエステル誘導体1〜
15重量%及びアミノアルデヒド樹脂10〜40重量%
からなるビヒクル成分及び有機溶剤からなる塗料用組成
物、並びにメタリック顔料を配合してなるメタリック塗
料を曲げ弾性率15,000〜23,000kg/cm2及び
線脹率が4×10-5〜8×10-5cm/cm/℃の範囲にあ
る硬質プラスチックに、プライマーを塗装せずに直接塗
装し、得られた塗面を硬化させずに該塗面上に硬化塗膜
のTgが80〜100℃の範囲にある熱硬化性クリア塗
料を塗装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料用組成物、メ
タリック塗料及び塗装方法に関するものであり、詳しく
は、水酸基含有ポリエステル樹脂、水酸基含有アクリル
変性塩素化ポリオレフィン樹脂、水酸基を有するセルロ
ースエステルに環状エステル類を開環グラフト重合させ
て得られるセルロースエステル誘導体、およびアミノア
ルデヒド樹脂からなる塗料用組成物、該塗料用組成物に
メタリック顔料を配合してなるメタリック塗料、及び該
メタリック塗料の硬質プラスチックへの塗装方法に関す
る。本発明によれば、特にプライマー塗装工程を省略す
ることができ、しかも耐候性や耐汚染性などの優れた塗
膜を形成することができる。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車外板や外装部品、例え
ば自動車バンパーなどに、成形が容易でかつ軽量なポリ
オレフィンのような硬質プラスチックが多く使用されて
いる。このポリオレフィンの表面は、非極性でメタリッ
ク塗膜との付着性が十分でないため、塩素化ポリオレフ
ィン樹脂系プライマーを塗装してから、アクリル樹脂/
メラミン樹脂系のメタリック塗料およびアクリル樹脂/
メラミン樹脂系のクリヤ塗料を順次塗装している。しか
しながら、近年、省資源および省エネルギーなどの観点
から、付着性などの塗膜性能を低下させずに、ポリオレ
フィンのような非極性の硬質プラスチックに対しても、
プライマーを塗装することなしに、直接メタリック塗料
を塗装し、次いでクリヤ塗料を塗装する工程の開発が望
まれているが、この要望を満たす実用的なメタリック塗
料及びその塗装方法は確立していないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、プライマー塗装工程を省略し、直接メタリック塗料
を塗装することを可能とすると共に、耐候性や耐汚染性
などの優れた塗膜を形成することのできる硬質プラスチ
ック用の塗料組成物、メタリック塗料及びその塗装方法
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、メタリック
塗料のビヒクル成分(V)として(a)水酸基含有ポリ
エステル樹脂、(b)水酸基含有アクリル変性塩素化ポ
リオレフィン樹脂に、(c)水酸基を有するセルロース
エステルに環状エステル類を開環グラフト重合させて得
られるセルロースエステル誘導体、及び(d)アミノア
ルデヒド樹脂を加えることにより、上記問題点を解決し
うることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明の第1は、水酸基含有ポリ
エステル樹脂(a)10〜40重量%、水酸基含有アク
リル変性塩素化ポリオレフィン樹脂(b)30〜70重
量%、水酸基を有するセルロースエステルに環状エステ
ル類を開環グラフト重合させて得られるセルロースエス
テル誘導体(c)1〜15重量%、及びアミノアルデヒ
ド樹脂(d)10〜40重量%((a)、(b)、
(c)及び(d)の合計は100重量%である。)から
なるビヒクル成分(V)、及び有機溶剤(S)からなる
塗料用組成物を提供する。本発明の第2は、本発明の第
1に記載の塗料用組成物、及びメタリック顔料(e)を
配合してなるメタリック塗料を提供する。本発明の第3
は、曲げ弾性率が15,000〜23,000kg/cm2
(20℃)および線膨張率が4×10-5〜8×10-5cm
/cm/℃の範囲にある硬質プラスチック(C)に、プラ
イマーを塗装することなしに、本発明の第2に記載のメ
タリック塗料(A)を直接塗装し、得られた塗面を硬化
させることなく、該塗面上に、硬化塗膜のガラス転移温
度が80〜100℃の範囲にある熱硬化性クリア塗料
(B)を塗装することを特徴とする硬質プラスチックの
塗装方法を提供する。本発明の第4は、硬質プラスチッ
ク(C)がポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンプ
ロピレンラバーである本発明の第3に記載の硬質プラス
チックの塗装方法を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳細に
説明する。 メタリック塗料(A) 本発明に係るメタリック塗料は、ビヒクル成分(V)及
び有機溶剤(S)からなる塗料用組成物を主成分とし、
これにメタリック顔料(e)を配合してなる有機溶剤型
メタリック塗料である。
【0007】ビヒクル成分(V) 上記ビヒクル成分(V)は、水酸基含有ポリエステル樹
脂(a)、水酸基含有アクリル変性塩素化ポリオレフィ
ン樹脂(b)、水酸基を有するセルロースエステルに環
状エステル類を開環グラフト重合させて得られるセルロ
ースエステル誘導体(c)、及びアミノアルデヒド樹脂
(d)からなる。
【0008】水酸基含有ポリエステル樹脂(a) 上記水酸基含有ポリエステル樹脂(a)は、多塩基酸
と、多価アルコールとをエステル化反応又はエステル交
換反応させることにより得られる。上記多塩基酸として
は、例えば、(無水)フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、(無水)マレイン酸、(無水)ピロメリット
酸、(無水)トリメリット酸、(無水)コハク酸、アジ
ピン酸、ヘキサヒドロ(無水)フタル酸、ヘキサヒドロ
イソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、テトラヒド
ロ(無水)フタル酸、セバチン酸、アゼライン酸、ドデ
カンジカルボン酸等の、1分子中に2〜4個のカルボキ
シル基を有する脂肪族、脂環族もしくは芳香族カルボン
酸類、あるいはエステル交換反応が可能なそのアルキル
エステルが挙げられる。アルキルエステルとしては、メ
チルエステルが好ましい。上記多価アルコールとして
は、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、グリ
セリン、トリシクロデカンジメタノール等の1分子中に
2〜6個の水酸基を有するアルコール類が挙げられる。
【0009】水酸基含有ポリエステル樹脂(a)は、水
酸基価が20〜200mg−KOH/g、好ましくは3
5〜150mg−KOH/g、数平均分子量が1,00
0〜30,000、好ましくは2,000〜20,00
0の範囲内の値をもつことが望ましい。
【0010】水酸基含有アクリル変性塩素化ポリオレフ
ィン樹脂(b) 上記水酸基含有アクリル変性塩素化ポリオレフィン樹脂
(b)は、水酸基を有する(メタ)アクリル系単量体
(b−1’)を含有するアクリル系単量体(b−1)と
塩素含有率が5〜50重量%の範囲に塩素化された塩素
化ポリオレフイン(b−2)とを共重合して得られるも
のである。
【0011】水酸基を有する(メタ)アクリル系単量体
(b−1’)としては、例えばヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レートなどの、(メタ)アクリル酸の炭素数2〜8のヒ
ドロキシアルキルエステルが挙げられる。これらは単独
で又は2種以上を組合わせて使用することができる。上
記(b−1’)成分は、硬化剤であるアミノアルデヒド
樹脂(c)と水酸基含有アクリル変性塩素化ポリオレフ
ィン樹脂(b)とが化学的に反応し、架橋硬化塗膜を形
成させるために樹脂(b)中に導入される成分であり、
(メタ)アクリル系単量体(b−1)中に3〜20重量
%の範囲で含有する必要があり、共重合体(b)の水酸
基価が20〜150(対固形分)の範囲になるように配
合することが好ましい。
【0012】アクリル系単量体(b−1)を構成する成
分は、上記水酸基含有(メタ)アクリル系単量体(b−
1’)およびこれと共重合可能なラジカル重合性不飽和
単量体(b−1”)であり、(b−1”)成分としては
ラジカル重合性のエチレン性不飽和結合(−C=C−)
を有する限り、特に制約がなく、従来から公知の(メ
タ)アクリル酸のエステル(例えば、(メタ)アクリル
酸のメチル、エチル、プロピル、ブチルエステルな
ど)、ビニル芳香族化合物(例えば、スチレン、ビニル
トルエンなど)、不飽和カルボン酸(例えば、(メタ)
アクリル酸など)、グリシジル基含有不飽和単量体(グ
リシジル(メタ)アクリレートなど)などが用いられ
る。
【0013】また、塩素化ポリオレフィン(b−2)
は、硬質プラスチックとの付着性などを向上させるのに
有効であり、その塩素化率(塩素含有率)は5〜50重
量%、特に10〜30重量%の範囲であることが好まし
い。塩素化ポリオレフィンの原料としては、結晶性ポリ
プロピレン、非晶性ポリプロピレン、ポリブデン−1、
ポリペンテン−1、4−メチルペンテン−1、低密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−プロピレ
ン共重合物、エチレン−プロピレン−ジエン共重合物な
どが挙げられる。塩素化ポリオレフィンは、これらを原
料として常法により塩素化して得ることができる。
【0014】アクリル系単量体(b−1)と塩素化ポリ
オレフィン(b−2)との共重合は、重合開始剤の存在
下に、溶液重合によって行うことが好ましい。共重合す
る際の原料の使用割合は、所望する塗膜の表面硬度、耐
摩耗性および表面光沢等に応じて適宜決定すればよい
が、多すぎても少なすぎてもバランスの取れた良好な塗
膜は得られない。(b−1)/(b−2)=30/70
〜90/10の重量比範囲で共重合することが好まし
い。共重合を行うに際して使用する溶剤としては、トル
エンやキシレンなどの芳香族溶剤が最も好ましく、他に
エステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコール系溶剤、塩
素系溶剤、脂肪族系溶剤、環状脂肪族系溶剤などを併用
しても差支えない。上記重合開始剤としては、ベンゾイ
ルパーオキシサイドのような過酸化物系やアゾビスイソ
ブチルニトリルのようなアゾビス系を好ましく使用する
ことができる。重合停止剤としては、ハイドロキノンの
ようなキノン類を用いることができる。重合方法として
は、塩素化ポリオレフィン(b−2)を溶剤で適当に希
釈し、開始剤を添加した後加温し、アクリル系単量体
(b−1)を徐々に加えながら反応させることを基本プ
ロセスとする。
【0015】セルロースエステル誘導体(c) メタリック塗料用組成物に用いられるセルロースエステ
ル誘導体(c)は、水酸基を有するセルロースエステル
に環状エステル類を開環グラフト重合させて得られる。
【0016】上記水酸基を有するセルロースエステルと
は、セルロースの水酸基がその一部を残して脂肪酸や硝
酸等の酸によりエステル化されたものであり、例えば、
セルロースアセテート、セルロースアセテートプロピオ
ネート、セルロースアセテートブチレート、セルロース
アセテートフタレート、硝酸セルロース等のセルロース
エステル類が例示できるが、これらの内セルロースアセ
テート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロ
ースアセテートブチレートが好ましく、特にセルロース
アセテートが有用である。酸とセルロースのグルコース
単位の有する水酸基(最大3個である。)とからなるエ
ステル結合は平均1〜2.9個、即ち置換度1〜2.9
が好ましく、従って残存水酸基は平均0.1〜2個が好
ましいが、特に0.2〜1.3個が好ましい。
【0017】上記環状エステルとしては、開環重合し得
るものであれば特に限定されるものではなく、例えば、
β−プロピオラクトン、δ−バレロラクトン、ε−カプ
ロラクトン、α、α−ジメチル−β−プロピオラクト
ン、β−エチル−δ−バレロラクトン、α−メチルラク
トン、β−メチル−ε−カプロラクトン、γ−メチル−
ε−カプロラクトン、3,3,5−トリメチル−ε−カ
プロラクトン、3,5,5−トリメチル−ε−カプロラ
クトン、エナントラクトン等のラクトン類、グリコリ
ド、ラクチドなどの環状エステルなどが挙げられる。環
状エステルとしては、単一種類のものに限定されるもの
ではなく、上記各種のものを複数組み合わせたものでも
よい。環状エステルとしては、とりわけ工業的に入手し
やすく、比較的安価であり、セルロースアセテート等、
本発明に係るセルロースエステルとの相溶性の優れたε
−カプロラクトンが特に好適である。
【0018】本発明において、セルロースエステル誘導
体(c)を得るための水酸基を有するセルロースエステ
ルと環状エステルの仕込み比率には特に制限はなく、塗
料用組成物の使用形態によって、適宜選択することがで
きる。しかし、水酸基を有するセルロースエステルに環
状エステルをグラフト重合を行うには、一般に前者の1
〜85重量%に対して後者の99〜15重量%の比率が
望ましい。水酸基を有するセルロースエステルの仕込み
比率が85重量%を越えると反応系の粘度が著しく高く
なり、取り扱いにくくなる。また、逆に、1重量%未満
では耐熱性などのセルロースエステルの特徴が失われて
好ましくない。粘度が高すぎて取り扱い難いときには、
補助的に第三成分として、セルロースアセテート及び環
状エステルとの相溶性の良い活性水素を持たない有機溶
剤を加えることによって系の粘度を下げ、反応させやす
くすることも可能である。
【0019】水酸基を有するセルロースエステルに環状
エステル、特にラクトン類をグラフト重合させる反応に
用いられる触媒としては、通常環状エステルの開環反応
に用いられる触媒、即ち、ナトリウムやカリウムなどの
アルカリ金属及びそのアルコキシドなどの誘導体、トリ
エチルアルミニウムで代表されるアルキルアルミニウム
及びその誘導体、チタン酸テトラブチルで代表されるア
ルコキシチタン化合物、オクチル酸スズ、ジブチルスズ
ラウリレート等の有機金属又は金属錯体、有機スズなど
の金属ハロゲン化物が挙げられ、好ましくはオクチル酸
スズである。
【0020】グラフト重合体である上記セルロースエス
テル誘導体(c)を得るためには、通常の攪拌機、乾燥
管付き還流冷却器を備えた反応器を使用するほか、二軸
押出機が好ましく使用される。本発明に係る上記誘導体
を得るための重合温度は、通常、環状エステルの開環重
合に適用されている温度が好適であり、100〜210
℃が好ましい。また、上記重合反応時間は、水酸基を有
するセルロースエステルと環状エステルのそれぞれの種
類、仕込み比率、触媒の種類と量、反応温度、さらには
反応装置により異なり、特に制限されるものではない
が、好ましくは1時間〜8時間である。
【0021】また本発明に係るグラフト重合体を得るに
際して、重合反応に用いられる各原料、窒素、反応機等
については、十分乾燥させておくことが望ましい。更に
反応系の水分は0.1重量%以下、好ましくは0.01
重量%以下、より好ましくは0.001重量%以下であ
る。セルロースエステル誘導体(c)の分子量は、原料
の水酸基を有するセルロースエステルの分子量や、グラ
フトさせる環状エステルの種類によっても左右される。
重量平均分子量(GPCにおいて、クロロホルム中の標
準ポリスチレンの検量線を用いて測定したものであ
る。)が5万〜100万の範囲のものが好ましく、8万
〜80万がより好ましい。重量平均分子量が5万未満で
は、導電性塗料組成物の塗膜の強度が不充分となりやす
い。又、100万を超えると、グラフト重合体の粘度が
高過ぎて、塗膜の平滑性が低くなり塗装上の問題が生じ
やすい。この様な水酸基を有するセルロースエステルと
環状エステルの仕込み割合で重合反応させた平均的なグ
ラフト重合体は、グルコース単位中の残存水酸基当た
り、ε−カプロラクトン1〜50モル、好ましくは3〜
30、更に好ましくは5〜20モル付加重合してなる構
造を有するものが最も好ましい。セルロースエステル誘
導体(c)の分子量は、原料の水酸基を有するセルロー
スエステルの分子量や、グラフトさせる環状エステルの
種類によっても左右される。重量平均分子量が5万〜1
00万の範囲のものが好ましく、8万〜80万がより好
ましい。重量平均分子量が5万未満では、導電性塗料組
成物の塗膜の強度が不充分となりやすい。又、100万
を超えると、グラフト重合体の粘度が高過ぎて、塗膜の
平滑性が低くなり塗装上の問題が生じやすい。
【0022】アミノアルデヒド樹脂(d) アミノアルデヒド樹脂(d)としては、アミノ成分とし
てメラミン、尿素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミ
ン、ステログアナミンおよびスピログアナミンなどから
成る群から選ばれた少なくとも1種とホルムアルデヒド
とを反応させてメチロール化し、さらに低級モノアルコ
ールでエーテル化したものなどが挙げられる。このらの
うち、メラミンホルムアルデヒド樹脂の低級モノアルコ
ールでエーテル化したものが特に好ましい。
【0023】本発明で用いるメタリック塗料におけるビ
ヒクル成分は、上記(a),(b),(c)および
(d)成分を含有する組成物を主成分とし、これらの各
成分の構成比率は、(a),(b),(c)および
(d)成分の合計量を100重量%として、(a)成分
は10〜40重量%、好ましくは20〜30重量%、
(b)成分は30〜70重量%、好ましくは40〜60
重量%、(c)成分は1〜15重量%、好ましくは2〜
13重量%、(d)成分は10〜40重量%、好ましく
は15〜35重量%である。各成分の構成比率がこの範
囲外になると、本発明の目的を達成することができな
い。
【0024】有機溶剤(S) 本発明に係る有機溶剤(S)としては、公知の塗料用有
機溶剤の中から適宜選択して使用することができる。具
体的には、炭化水素系、アルコール系、エステル系およ
びケトン系、及びこれらの混合物などが挙げられる。
【0025】メタリック顔料(e) 本発明のメタリック塗料(A)に使用するメタリック顔
料(e)としては、従来からの公知のアルミニウム粉、
ブロンズ粉、銅粉、パール状マイカおよび酵母状酸化鉄
などが好ましく用いられる。メタリック顔料(e) の
粒径、粒径分布は従来のメタリック塗料用のものであ
る。(e)成分の配合量は、通常、ビヒクル成分に対し
て5〜20重量%の範囲であることが好ましい。
【0026】本発明のメタリック塗料(A)には、必要
に応じて表面調整剤、硬化促進用触媒、ハジキ防止剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、クエンチャー、その他の添
加剤などを添加してもよい。
【0027】本発明で用いるメタリック塗料(A)は、
上記した各ビヒクル成分(V)、有機溶剤(S)、メタ
リック顔料(e)、必要に応じて加えられる添加剤を有
機溶剤に混合、分散させることによって調製することが
できる。
【0028】このようにして得られるメタリック塗料
(A)は、耐候性、耐薬品性(耐酸性)、塗装のし易
さ、塗面の外観、可撓性、耐水性および硬質プラスチッ
クとの付着性などの性能に優れている。
【0029】クリヤ塗料(B) 本発明に係るクリヤ塗料(B)は、上記メタリック塗料
(A)の塗面に塗装する透明塗膜を形成する塗料であっ
て、具体的にはクリヤ塗料用ビヒクル成分および有機溶
剤を必須成分としており、さらに必要に応じて透明感を
阻害しない程度に着色顔料、体質顔料、メタリック顔料
などを配合してなる。クリヤ塗料用ビヒクル成分は、基
体樹脂および架橋剤からなっている。クリヤ塗料(B)
の基体樹脂としては、熱硬化性樹脂が好ましく、公知の
樹脂の中から適宜選択して使用することができる。具体
的には、水酸基、アミノ基、ブロックイソシアネート
基、カルボキシル基およびエポキシ基などから成る群か
ら選ばれた少なくとも1種の架橋性官能基を1分子中に
2個以上有するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂および
ウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂が特に好適である。ま
た、架橋剤としては、上記架橋性官能基と架橋硬化する
ことができるメラミン樹脂、ブロックポリイソシアネー
ト化合物、カルボキシル基含有化合物などが挙げられ
る。クリヤ塗料(B)に使用する有機溶剤としては、上
記ビヒクル成分およびアルミニウムフレークを混合分散
できるものである限り、特に制限されず、例えば脂肪族
炭化水素、芳香族炭化水素、アルコール系、エステル系
およびケトン系などの溶剤、及びこれらの混合物が挙げ
られる。
【0030】本発明で用いられるクリヤ塗料(B)は、
その加熱硬化塗膜のガラス転移温度が80〜100℃の
範囲内に包含される。ガラス転移温度が80℃未満にな
ると、耐薬品性が弱くなり、逆に100℃を超えると基
材への追従性が低くなる。
【0031】硬質プラスチック(C) 本発明における被塗物は硬質プラスチック(C)であっ
て、具体的には曲げ弾性率が15,000〜23,00
0kg/cm2(20℃)、好ましくは18,000〜2
0,000kg/cm2(20℃)、および線膨脹率が4×
10-5〜8×10- 5cm/cm/℃、好ましくは5×10-5
〜6×10-5cm/cm/℃の物性値を有する硬質プラスチ
ックである。
【0032】硬質プラスチック(C)としては、公知の
合成樹脂の中から適宜選択して使用することができ、例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレ
ンラバーなどのポリオレフィンが挙げられ、このポリオ
レフィンにタルクや炭酸カルシウムなどの充填剤を配合
して硬度を調整したものであってもよい。
【0033】硬質プラスチック(C)の曲げ弾性率が1
5,000kg/cm2(20℃)未満になると、亀裂を生
ずる状態となり、逆に23,000kg/cm2(20℃)
を超えると、硬質プラスチックとメタリック塗料の密着
性が低下する。また、硬質プラスチックの線膨脹率が4
×10-5cm/cm/℃未満になると、硬質プラスチックと
メタリック塗料の密着性が低下し、8×10-5cm/cm/
℃を超えると、冷熱の温度変化でクリア塗料の塗装表面
に亀裂を生ずる。
【0034】上記硬質プラスチック(C)は、自動車の
バンパーや外板(ボデー)などに使用することができ
る。通常、自動車バンパーなどは軟質プラスチックが使
用され、柔軟性塗膜が要求されるので、その部分には、
他の硬質被塗面部分(例えば、自動車ボデー外板)の塗
膜より軟質の上塗塗料が使用されている。この軟質プラ
スチックの部分に硬質プラスチックを使用すると、この
ような制約がなくなり、自動車ボデー外板およびバンパ
ーを硬質塗料を共用化して同時に塗装できるという利点
がある。さらに、硬質塗膜を使用すると、耐汚染性に優
れ、外観品質の耐久性の向上を期待することができる。
【0035】本発明の塗装方法では、硬質プラスチック
(C)にプライマーを塗装することなしに、直接メタリ
ック塗料(A)を塗装することができる。本発明の塗装
方法は、硬質プラスチックの表面を水洗浄し(省略可
能)、次いで希釈用溶剤により塗料粘度をフォードカッ
プ♯4(20℃)で15〜20秒の範囲に調整した上記
メタリック塗料(A)を硬質プラスチック(C)の表面
に、直接、乾燥膜厚が約15〜20μmの範囲になるよ
うに塗装して行う。塗装を実施するに際しては、公知の
塗装方法の中から適宜選択して使用することができる
が、通常は、エアスプレー、エアレススプレー、静電塗
装などで行う。
【0036】次に、上記塗装方法を実施した後、数分間
常温下で放置する。得られた塗面を硬化させることな
く、更にその上に、希釈用有機溶剤により塗料粘度をフ
ォードカップ♯4(20℃)で15〜20秒の範囲に調
整したクリヤー塗料(B)を乾燥膜厚が約25〜30μ
mの範囲になるように塗装する。なお、上記において、
得られた塗面を硬化させると、メタリック塗料(A)と
クリヤー塗料(B)間の密着性が低下するので、メタリ
ック塗料(A)を硬化させることなくクリヤー塗料
(B)を塗装する。クリヤー塗料(B)の塗装方法も、
上記メタリック塗料(A)と同様にして通常のエアスプ
レー、エアレススプレー、静電塗膜などで行う。次に、
数分間常温下で放置した後100〜150℃で20〜4
0分間加熱せしめて2コート1ベーク塗膜を得る。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。なお、特に断らない限り、以下に記載する部および
%は、それぞれ重量部および重量%を示す。
【0038】(合成例1) 水酸基を有する脂肪酸セル
ロースエステル誘導体の合成 攪拌機、温度計、上部に乾燥管付き還流冷却管を備えた
反応器に、絶乾燥セルロースアセテート(ダイセル化学
工業(株)製、酢化度55%、置換度2.45、表1で
は酢綿と記す)、精製ε−カプロラクトンを表1に示す
重量比率で加え、反応系内の水分濃度を0.1重量%以
下にして、180℃に加熱し、攪拌してセルロースアセ
テートを均一に溶解させた。溶解を確かめた後、触媒と
してオクチル酸スズ(II)を0.24部を滴下により
加え、4時間反応させた後、グラフト物を反応器より取
り出した。
【0039】
【表1】
【0040】メタリック塗料(A1)の調製 下記の配合に基づいてディスパーによりメタリック塗料
(A1)を調製した。 (a1)固形分60重量%の水酸基含有ポリエステル樹脂
ワニス(注1):50.0重量部 (注1)無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ア
ジピン酸、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサン
ジオールおよびトリメチロールプロパンを通常の方法に
よってエステル化反応を行ったポリエステル樹脂のキシ
レン溶液、水酸基価103、酸価5、固形分60重量
%、粘度(ガードナー)T〜W、数平均分子量2,90
0である。 (b1)固形分40重量%の水酸基含有アクリル変性塩素
化ポリオレフィン樹脂(注2):125重量部 (注2)日本製紙(株)社製の商品名、スーパークロン
576であり、ポリオレフィンの塩素含有量29重量
%、水酸基価56、固形分40重量%、粘度(40重量
%トルエン)1,300〜1,700cps/25℃であ
る。 (c1)合成例1の水酸基を有する脂肪酸セルロースエス
テル誘導体:10.0重量部 (d1)固形分60重量%のアミノアルデヒド樹脂(注
3):89.3重量部 (注3)三井化学(株)社製の商品名、ユーバン20S
Eである。 (e1)アルミペースト(注4):12.0重量部 (注4)東洋アルミ(株)社製のアルミペーストS5−
519である。 有機溶剤(キシレン):12.0重量部 得られたメタリック塗料(A1)をシンナーで粘度17秒
(フォードカップ♯4/20℃)に希釈した。
【0041】メタリック塗料(A2)の調製 (a1)水酸基含有ポリエステル樹脂ワニスの使用量を6
6.7重量部および、(b1)水酸基含有アクリル変性塩
素化ポリオレフィン樹脂の使用量を100重量部に変え
た他は、メタリック塗料(A1)と全く同様にしてメタリ
ック塗料(A2)を調製した。
【0042】クリア塗料(B1) ソフレックス1620クリヤーTM:関西ペイント(株)
社製アクリル/メラミン型クリヤー塗料である。加熱硬
化塗膜のガラス転移温度は95℃である。
【0043】硬質プラスチック(C1) 硬質プラスチックとしてポリプロピレンを使用し、これ
にタルクや炭酸カルシウムを配合してなるもので、曲げ
弾性率が19,000kg/cm2(20℃)、線膨脹率が
5×10-5cm/cm/℃である硬質プラスチックを用い
た。大きさ10×30×1cmの硬質プラスチック(C1)
を水で洗浄した。
【0044】[実施例1]メタリック塗料(A1)を硬質
プラスチック(C1)の表面に、乾燥膜厚が20μmと
なるように直接エアスプレーし、室温で10分間セッテ
ィングした。次いで、クリア塗料(B1)をシンナーで
粘度17秒(フォードカップ♯4/20℃)に希釈し、
乾燥膜厚が30μmとなるようにエアスプレーし、室温
で10分間セッティングした後、120℃×30分焼き
付けた。得られた塗板の試験結果を表2に示す。
【0045】[比較例1]メタリック塗料(A1)を同
(A2)に変更した他は、実施例1と全く同様にして行
なった。得られた塗板の試験結果を表2に示す。
【0046】[試験例1]サンシャインウエザーメーター
JIS B7753(サンシャインカーボンアーク灯
式、耐候試験機)に規定されるものを使用し、1,30
0時間試験した後、光沢(60°グロス)および密着性
を測定した。結果を表2に示す。表2のこれらの評価基
準は次の通りである。 ◎:非常に良好、○:良好、△:やや不良、×:不良。
【0047】[試験例2] 耐汚染性:5×5cmの塗板上に、JIS第15種汚染ダ
スト1gをのせて、これを刷毛で20回掃くように均一
に拡げ、20℃で24時間静置した。次に、これを清浄
な刷毛を用いて流水中で洗浄し、汚染の程度を調べた。
結果を表2に示す。表2のこれらの評価基準は次の通り
である。 ◎:全く汚れが認められない、○:僅かに汚れが認めら
れる、△:かなり汚れが認められる、×:著しく汚れが
認められる。
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、プライマー塗装工程を
省略し、直接メタリック塗料を塗装することを可能とす
ると共に、耐候性や耐汚染性などの優れた塗膜を形成す
ることのできる硬質プラスチックの塗料用組成物、メタ
リック塗料及び塗装方法を提供することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸基含有ポリエステル樹脂(a)10
    〜40重量%、水酸基含有アクリル変性塩素化ポリオレ
    フィン樹脂(b)30〜70重量%、水酸基を有するセ
    ルロースエステルに環状エステル類を開環グラフト重合
    させて得られるセルロースエステル誘導体(c)1〜1
    5重量%、及びアミノアルデヒド樹脂(d)10〜40
    重量%((a)、(b)、(c)及び(d)の合計は1
    00重量%である。)からなるビヒクル成分(V)、及
    び有機溶剤(S)からなる塗料用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の塗料用組成物、及びメ
    タリック顔料(e)を配合してなるメタリック塗料。
  3. 【請求項3】 曲げ弾性率が15,000〜23,00
    0kg/cm2(20℃)および線膨張率が4×10-5〜8
    ×10-5cm/cm/℃の範囲にある硬質プラスチック
    (C)に、プライマーを塗装することなしに、請求項2
    に記載のメタリック塗料(A)を直接塗装し、得られた
    塗面を硬化させることなく、該塗面上に、硬化塗膜のガ
    ラス転移温度が80〜100℃の範囲にある熱硬化性ク
    リア塗料(B)を塗装することを特徴とする硬質プラス
    チックの塗装方法。
  4. 【請求項4】 硬質プラスチック(C)がポリエチレ
    ン、ポリプロピレン、エチレンプロピレンラバーである
    請求項3に記載の硬質プラスチックの塗装方法。
JP23846599A 1999-08-25 1999-08-25 塗料用組成物、メタリック塗料及び塗装方法 Pending JP2001064566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23846599A JP2001064566A (ja) 1999-08-25 1999-08-25 塗料用組成物、メタリック塗料及び塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23846599A JP2001064566A (ja) 1999-08-25 1999-08-25 塗料用組成物、メタリック塗料及び塗装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001064566A true JP2001064566A (ja) 2001-03-13

Family

ID=17030645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23846599A Pending JP2001064566A (ja) 1999-08-25 1999-08-25 塗料用組成物、メタリック塗料及び塗装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001064566A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1101588A (en) Coating composition for flexible substrates
PT862601E (pt) Composicao de revestimento que contem polimeros de poliester com grupos carbamato terminais e poliol polimerico derivado de monomeros etilenicamente insaturados
JPH09509434A (ja) 改良されたインターコート付着性を有するカラー‐クリアー複合コーティング
JPH10174929A (ja) 耐酸エッチング性を有するカラー−クリアー複合コーティングを調製する方法
GB2351680A (en) Forming multilayer coating films
JP2009173731A (ja) プライマー及びそれを用いた塗装方法
JP2004051808A (ja) ポリオレフィン用プライマー
JP2005139336A (ja) 2液型塗料組成物、塗装仕上げ方法及び塗装物品
US5736247A (en) Coated molded articles of olefin resin
JP2003313332A (ja) ポリオレフィン用プライマー
KR100583335B1 (ko) 열경화성 분체 도료 조성물
JP2001064566A (ja) 塗料用組成物、メタリック塗料及び塗装方法
JPH09241580A (ja) チッピングプライマー及び耐チッピング性塗膜形成方 法
JPH10140073A (ja) 塗料用樹脂組成物
JPH115060A (ja) バンパー用ポリプロピレン成型体の塗装法
JP2008184523A (ja) プライマー及びそれを用いた塗装方法
JP4463895B2 (ja) 複層塗膜形成方法
JPS62283134A (ja) プラスチツク部材用プライマ−
JPH08259667A (ja) 硬化性樹脂組成物、塗料組成物および塗膜形成方法
JP4003017B2 (ja) ポリオレフィン成型体の塗装法
JP2002332448A (ja) 塗料用樹脂組成物及びこれを含む塗料組成物
JPH09253572A (ja) 硬質プラスチックの塗装方法
JPS6131473A (ja) 塗料組成物
JP2003226843A (ja) 水性メタリック塗料及び複層塗膜形成方法
JP2010285549A (ja) 塗料組成物、塗装仕上げ方法および塗装物品

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050819