JP2001063900A - トレイおよび記録装置 - Google Patents

トレイおよび記録装置

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JP2001063900A JP23627799A JP23627799A JP2001063900A JP 2001063900 A JP2001063900 A JP 2001063900A JP 23627799 A JP23627799 A JP 23627799A JP 23627799 A JP23627799 A JP 23627799A JP 2001063900 A JP2001063900 A JP 2001063900A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイの回動等の移動に必要な操作力の大き
さを安定的に設定し、かつそれを簡易に変更するするこ
とができると共に、トレイの移動に必要な操作力の大き
さの設定するための付勢部材の配備スペースを小さくす
ることができるトレイおよび記録装置を提供すること。 【解決手段】 ねじりコイルばねM1006を用いて、
トレイの移動操作に抵抗感を与えるための弾性のストッ
パーM1006eを付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排出される被記録
媒体などのシートを順次積載可能なトレイ、およびその
トレイを備えた記録装置に関するものである。
【0002】なお、本発明は、一般的なプリント装置の
ほか、複写機、通信システムを有するファクシミリ,プ
リント部を有するワードプロセッサ等の装置、さらに
は、各種処理装置と複合的に組み合わされた産業用記録
装置に適用することができる。
【0003】
【従来技術】記録装置の本体から排出される画像記録済
みの記録紙(被記録媒体)を順次積載可能なトレイとし
ては、例えば、図30のように、記録装置の本体(以
下、「装置本体」ともいう)に回動操作可能に保持される
排紙トレイ1がある。排紙トレイ1の両側部のそれぞれ
には回転軸2が設けられており、それらの回転軸2が装
置本体の左右の軸受けに回転可能に嵌合することによっ
て、排紙トレイ1が装置本体に回動操作可能に保持され
る。排紙トレイ1の使用時は、それを装置本体の前方側
へ回動操作して、装置本体における排紙用の開口部を開
成させることにより、その開口部から排出される記録紙
を排紙トレイ1上に順次集積可能とする。
【0004】排紙トレイ1の両側部のそれぞれには、弾
性のストッパー3が一体成形されている。ストッパー3
は、弾性片部3Aと、その弾性片部3Aの自由端に設け
られた先端部3Bとを含む構成とされており、その先端
部3Bが装置本体側の起伏部に圧接する。ストッパー3
の先端部3Bは、排紙トレイ1が排紙用の開口部を閉成
すべく装置本体内に収納されたときに、装置本体側の起
伏部と嵌合して、排紙トレイ1を収納状態に保持する。
また、ストッパー3は、排紙トレイ1の回動位置に応じ
て、装置本体側の起伏部により弾性変形されることによ
り、排紙トレイ1の回動操作にクリック感等の抵抗感を
与えて、排紙トレイ1の回動に必要な操作力の大きさを
設定する。図30の構成例の場合、ストッパー3の背後
側(排紙トレイ1の内側)には、ストッパー3を装置本
体側の起伏部との圧接方向に付勢するための板ばね4が
備えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】まず、図30における
板ばね4のような部材、つまりストッパー3用の付勢部
材が備えられていない場合には、次のような問題を生じ
るおそれがある。
【0006】通常、排紙トレイ1は、プラスチック材の
射出成形により形成されており、ストッパー3は、排紙
トレイ1と一体形成される。そのため、排紙トレイ1を
装置本体の前方側に回動させるときに必要な操作力の大
きさ、あるいは排紙トレイ1を装置本体内に格納すべく
回動させるときに必要な操作力の大きさを変更する場合
には、ストッパー3の形状を変える必要がある。しか
し、そのためには排紙トレイ1の成形型の修正等が必要
となり、コストアップを招くと共に、成形型を修正のた
めの作業日数も必要となる。また、ストッパー3は、プ
ラスチック材によって形成されているため、高温下にお
いて放置された場合には、ストッパー3が変形して、排
紙トレイ1の回動に必要な操作力の大きさを目標どおり
に設定できなくなるおそれがある。
【0007】一方、図30のように、ストッパー3用の
付勢部材として、板ばね4を備えた場合には、次のよう
な問題を生じるおそれがある。
【0008】ストッパー3の形状あるいは設定角度によ
っては板ばね4の幅を大きくする必要があり、その場
合、その板ばね4を薄型の排紙トレイ1に備えることが
できなくなる。また、板ばね4の厚みを変更することに
よって、排紙トレイ1の回動に必要な操作力を変更する
ことができるものの、板ばね4の厚みを変更した場合に
は、排紙トレイ1における板ばね4の取り付け部分の形
状を修正しなければならず、上述した場合と同様に、排
紙トレイの成形型の修正が必要となってしまう。
【0009】本発明の目的は、トレイの回動等の移動に
必要な操作力の大きさを安定的に設定し、かつそれを簡
易に変更するすることができると共に、トレイの移動に
必要な操作力の大きさを設定するための付勢部材の配備
スペースを小さくすることができるトレイおよび記録装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のトレイは、シー
トを排出する装置本体に移動操作可能に備えられて、前
記装置本体から排出される前記シートを順次積載するト
レイにおいて、前記装置本体と前記トレイとの対向部の
一方に設けられた起伏部と、前記装置本体と前記トレイ
との対向部の他方に設けられて、前記トレイの移動操作
に伴ない前記起伏部によって弾性変形されることによ
り、前記トレイの移動操作に抵抗感を与える弾性のスト
ッパーと、前記ストッパーを前記起伏部との対向方向に
付勢するコイルばねとを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の記録装置は、被記録媒体としての
シートに対して画像の記録が可能であり、画像を記録し
た後の前記シートを装置本体から排出する記録装置にお
いて、前記装置本体から排出される前記シートを順次積
載するトレイとして上記のトレイを備えたことを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の記
録装置に係る実施形態を説明する。
【0013】なお、本明細書において、「プリント」
(「記録」という場合もある)とは、文字、図形等有意
の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、
また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであ
るか否かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、
パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も
言うものとする。
【0014】ここで、「プリント媒体」とは、一般的な
プリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プ
ラスチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミック
ス、木材、皮革等、インクを受容可能な物も言うものと
する。
【0015】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきもので、プリント媒体上に付与されることに
よって、画像、模様、パターン等の形成またはプリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えばプリント媒体
に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に供
され得る液体を言うものとする。
【0016】以下に説明する実施形態では、インクジェ
ット記録方式を用いた記録装置としてプリンタを例に挙
げ説明する。
【0017】『基本構成』まず、図1から図18に基づ
いて、そのプリンタの基本構成について説明する。
【0018】[装置本体]図1及び図2にインクジェッ
ト記録方式を用いたプリンタの概略構成を示す。図1に
おいて、この実施形態におけるプリンタの外殻をなす装
置本体M1000は、下ケースM1001、上ケースM
1002、アクセスカバーM1003及び排紙トレイM
1004の外装部材と、その外装部材内に収納されたシ
ャーシM3019(図2参照)とから構成される。
【0019】前記シャーシM3019は、所定の剛性を
有する複数の板状金属部材によって構成され、記録装置
の骨格をなし、後述の各記録動作機構を保持するものと
なっている。また、前記下ケースM1001は装置本体
M1000の略下半部を、上ケースM1002は装置本
体M1000の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケ
ースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する収
納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前面
部にはそれぞれ開口部が形成されている。
【0020】さらに、前記排紙トレイM1004はその
一端部が下ケースM1001に回転自在に保持され、そ
の回転によって下ケースM1001の前面部に形成され
る前記開口部を開閉させ得るようになっている。このた
め、記録動作を実行させる際には、排紙トレイM100
4を前面側へと回転させて開口部を開成させることによ
り、ここから記録シートが排出可能となると共に排出さ
れた記録シートPを順次積載し得るようになっている。
また、排紙トレイM1004には、2枚の補助トレイM
1004a,M1004bが収納されており、必要に応
じて各トレイを手前に引き出すこととにより、用紙の支
持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになってい
る。
【0021】アクセスカバーM1003は、その一端部
が上ケースM1002に回転自在に保持され、上面に形
成される開口部を開閉し得るようになっており、このア
クセスカバーM1003を開くことによって本体内部に
収納されている記録ヘッドカートリッジH1000ある
いはインクタンクH1900等の交換が可能となる。な
お、ここでは特に図示しないが、アクセスカバーM10
03を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバ
ー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバ
ーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することに
より、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようにな
っている。
【0022】また、上ケースM1002の後部上面に
は、電源キーE0018及びレジュームキーE0019
が押下可能に設けられると共に、LED E0020が
設けられており、電源キーE0018を押下すると、L
ED E0020が点灯し記録可能であることをオペレ
ータに知らせるものとなっている。また、LED E0
020は点滅の仕方や色の変化をさせたり、ブザーE0
021(図15)をならすことによりプリンタのトラブ
ル等をオペレータに知らせる等種々の表示機能を有す
る。なお、トラブル等が解決した場合には、レジューム
キーE0019を押下することによって記録が再開され
るようになっている。
【0023】[記録動作機構]次に、上記プリンタの装
置本体M1000に収納、保持される本実施形態におけ
る記録動作機構について説明する。
【0024】本実施形態における記録動作機構として
は、記録シートPを装置本体内へと自動的に給送する自
動給送部M3022と、自動給送部から1枚ずつ送出さ
れる記録シートPを所望の記録位置へと導くと共に、記
録位置から排出部M3030へと記録シートPを導く搬
送部M3029と、搬送部M3029に搬送された記録
シートPに所望の記録を行なう記録部M4000と、前
記記録部M4000等に対する回復処理を行う回復部
(M5000)とから構成されている。
【0025】次に、各機構部の構成を説明する。
【0026】(自動給送部)まず、図2及び図3に基づ
き自動給送部M3022を説明する。
【0027】本実施形態における自動給送部M3022
は、水平面に対して約30°〜60°の角度を持って積
載された記録シートPを水平な状態で送り出し、不図示
の給送口から略水平な状態を維持しつつ本体内へと記録
シートを排出するものとなっている。
【0028】すなわち、自動給送部M3022には、給
送ローラM3026、可動サイドガイドM3024、圧
板M3025、ASFベースM3023、分離シートM
3027、不図示の分離爪等が備えられている。このう
ち前記ASFベースM3023は、自動給送部M302
2の略外殻をなすものであり、前記装置本体の背面側に
設けられている。また、ASFの前面側には、記録シー
トPを支持する圧板M3025が水平面に対し約30°
〜60°の角度をなすよう取り付けられると共に、記録
シートPの両端部を案内する一対のシートガイドM30
24a及びM3024bが突設されており、一方のシー
トガイドM3024bは水平移動可能となっており、記
録シートの水平方向のサイズ(幅)に対応し得るように
なっている。
【0029】また、ASFベースM3023の左右両側
面には、不図示の伝達ギアを介してPGモータに連動す
る駆動軸M3026aが回動可能に支持されており、そ
の駆動軸M3026aには異形の周面形状をなす給紙ロ
ーラが複数個固定されている。そして、前記圧板M30
25上に積載された記録シートPは、PGモータE00
03(図15)の駆動に連動して給送ローラM3026
が回転することにより、前記分離シートM3027およ
び前記分離爪の分離作用によって積載された記録シート
Pの中の最上位の記録シートを順次1枚ずつ分離して送
り出し、搬送部M3029へと搬送するようになってい
る。なお、圧板M3025の下端部はASFベースM3
023との間に介在させた圧板ばねM3028によって
弾性的に支持されているため、給送ローラと記録シート
との圧接力を記録シートPの積載枚数に拘わりなく一定
に保ち得るようになっている。
【0030】また、自動給送部M3022から搬送部M
3029に至る記録シートPの搬送経路内には、PEレ
バーばねM3021によって図3中時計方向へと付勢さ
れたPEレバーM3020が、装置本体M1000に固
定された所定の剛性を有する金属製の板状部材からなる
シャーシM3019に軸着されており、自動給送部M3
022から分離搬送された記録シートPが前記通路を通
過し、その一端部が前記レバーをその一端部を押圧して
回転させることにより、不図示のPEセンサが前記PE
レバーM3020の回転を検知し、記録シートPが搬送
経路内に侵入したことを検知するようになっている。そ
して、前記記録シートPの搬送経路内への進入が検知さ
れた後、記録シートPの予め決められた距離の下流側へ
の搬送が、前記給送ローラM3026によって進められ
る。この前記給送ローラM3026による搬送動作は、
後述の搬送部に設けられた停止状態にあるLFローラM
3001とピンチローラM3014のニップ部とに前記
記録シートPの先端部が当接した後、前記記録シートP
が約3mmループした状態で停止する。
【0031】(搬送部)搬送部M3029は、前記LF
ローラM3001、ピンチローラM3014、及びプラ
テンM2001等を備えており、前記LFローラM30
01は、前記シャーシM3019等によって回動自在に
支持された駆動軸に固定されており、その一端部には、
図4に示すようにLFギアカバーM3002が装着さ
れ、これによって駆動軸M3001aに固定されるLF
ギアM3003と、このLFギアM3003に噛合する
LF中間ギアM3012の小ギアM3012a(図2参
照)とを同時に保護できる構成になっている。さらに、
LFギアカバーM3002の中央部にはリブM3002
aが形成されており、装置本体M1000の側面から衝
撃が加わった場合に、ネジM3010の頭が下ケースM
1001に直接当たらないようにして、下ケースM10
01の破損、およびネジM3010の落下を防止する構
成となっている。そして、前記LF中間ギアM3012
は、後述のLFモータE0002の駆動軸に設けられた
駆動ギアに連動しており、このモータの駆動力によって
回転するようになっている。
【0032】また、前記ピンチローラM3014は、シ
ャーシM3019に回動自在に支持されるピンチローラ
ホルダM3015の先端部に軸着されており、ピンチロ
ーラホルダM3015を付勢する巻きばね状のピンチロ
ーラばねM3016によって前記LFローラM3001
に圧接しており、前記LFローラM3001の回転する
とこれに従動して回転し、前述のようにループ状に停止
している記録シートPをLFローラM3001との間で
挟持しつつ前方へと搬送させるものとなっている。
【0033】また、前記ピンチローラM3014の回転
中心は、前記LFローラM3001の回転中心より約2
mm搬送方向下流側にオフセットして設けられているた
め、前記LFローラM3001とピンチローラM301
4とにより搬送される記録シートPは、図3中右斜め下
方に向かって搬送されることになり、記録シートPは、
前記プラテンM2001の記録シート支持面M2001
a(図5)に沿って搬送される。
【0034】このように構成された搬送部においては、
自動給送部M3022の給紙ローラM3026による搬
送動作が停止した後、一定時間が経過するとLFモータ
E0002の駆動が開始され、前記LFモータE000
2の駆動がLF中間ギアM3012およびLFギアM3
003を介してLFローラM3001に伝達され、LF
ローラM3001とピンチローラM3014のニップ部
とに先端部が当接している前記記録シートPが、前記L
FローラM3001の回転によって前記プラテンM20
01上の記録開始位置まで搬送される。
【0035】この時、前記給送ローラM3026は前記
LFローラM3001と同時に再び回転を開始するた
め、前記記録シートPは、所定時間給送ローラM302
6とLFローラM3001との協動により下流側へと搬
送されることとなる。記録ヘッドカートリッジH100
0は、シャーシM3019によってその両端部が固定さ
れるキャリッジ軸M4012に沿って記録シートPの搬
送方向と直交する方向(走査方向)へと往復移動するキ
ャリッジM4001と共に移動し、記録開始位置に待機
している前記記録シートPにインクを吐出して所定の画
像情報に基づいたインク像を記録する。
【0036】そして、前記インク像の記録の後、前記L
FローラM3001の回転による所定量の搬送、例えば
5.42mm搬送という行単位での前記記録シートPの
搬送を行い、その搬送動作終了後に、前記キャリッジM
4001がキャリッジ軸M4012に沿って主走査を行
う、という動作が繰り返し実行され、プラテンM200
1上に位置する記録シートPに対してインク像の記録が
実施される。また、前記キャリッジ軸M4012は、一
端が紙間調整レバーM2015を介して紙間調整板(図
示せず)に、他端がキャリッジ軸カムM2011を介し
て他方の紙間調整板M2012に、キャリッジ軸ばねM
2014を介して付勢された状態で装着されており、前
記紙間調整板M2012および不図示の紙間調整板は、
それぞれ記録ヘッドカートリッジH1000の吐出面と
前記プラテンM2001の記録支持面M2001aとの
距離間隔が適切なものになるように調整されて、シャー
シM3019に固定されている。
【0037】さらに、前記紙間調整レバーM2015
は、不図示の紙間レバーばねの作用により、図1に示す
上端位置と不図示の下端位置との2つの停止位置へと選
択的に設定することが可能であり、下端位置に移動させ
た場合には、キャリッジM4001が前記プラテンM2
001から約0.6mm待避するため、記録シートPが
封筒のように厚い場合には、予め前記紙間調整レバーM
2015を前記下端位置に移動させさせておき、前記自
動給紙部M3022による給紙動作を開始させる。
【0038】また、前記紙間調整レバーM2015が下
端位置に移動している場合は、GAPセンサE0008
(図15参照)がその状態を検知しているため、記録シ
ートPに対して、自動給紙部M3022による給紙動作
が開始される時に、前記紙間調整レバーM2015の位
置設定が適正であるか否かを判断し、不適切な状態を検
知した場合には、メッセージの表示あるいはブザーの作
動などによって警告を発し、不適切な状態で記録動作が
実行されるのを未然に防止するようになっている。
【0039】[排紙部]次に図3に基づき前記排紙部M
3030を説明する。
【0040】図3に示すように、排出部M3030は、
排出ローラM2003、この排出ローラM2003に装
着され前記LFモータE0002の駆動を前記LF中間
ギアM3012を介して前記排出ローラM2003に伝
達する排出ギアM3013、拍車ステイM2006に装
着された第1の拍車ホルダM2007に取付けられた拍
車ばね軸M2009の付勢力により前記排出ローラM2
003に押圧され前記排出ローラM2003の回転に従
動回転し記録シートPを排出ローラM2003との間で
挟持しつつ搬送する第1の拍車M2004、及び記録シ
ートPの排出を補助する排紙トレイM1004等を備え
ている。
【0041】そして、この排紙部M3030へと搬送さ
れてきた記録シートPは、前記排出ローラM2003と
前記第1の拍車M2004とによる搬送力を受けること
となるが、前記第1の拍車M2004の回転中心は、前
記排出ローラM2003の回転中心より約2mm搬送方
向上流側にオフセットして設定されているため、前記排
出ローラM2003と前記第1の拍車M2004とによ
り搬送される記録シートPは、前記プラテンM2001
の記録シート支持面M2001aとの間に隙間を生じる
ことなく軽く接触するため、記録シートは適正かつスム
ーズに搬送される。
【0042】さらに、前記排出ローラM2003と前記
第1の拍車M2004による搬送速度と、前記LFロー
ラM3001と前記ピンチローラM3014とによる搬
送速度はほぼ同等の速度であるが、記録シートPが弛む
ことをさらに防止するため、前記排出ローラM2003
と前記第1の拍車M2004とによる搬送速度の方が若
干早くなるよう構成されている。
【0043】さらに、前記拍車ステイM2006には、
前記第1の拍車M2004の下流側の一部に第2の拍車
ホルダM2008に装着された第2の拍車M2005が
保持されており、記録シートPが前記拍車ステイM20
06に摺擦してしまうことを防止している。
【0044】前記記録シートPへのインク像の記録が終
了し、前記LFローラM3001とピンチローラM30
14の間から前記記録シートPの後端が抜脱すると、前
記排出ローラM2003と前記第1の拍車M2004の
みによる記録シートPの搬送が行われ、前記記録シート
Pの排出は完了する。
【0045】(記録部)次に前記記録部M4000を説
明する。
【0046】前記キャリッジ軸M4021によって移動
可能に支持されたキャリッジM4001と、このキャリ
ッジM4001に着脱可能に搭載されるヘッドカートリ
ッジH1000とからなる。
【0047】記録ヘッドカートリッジ まず、前記ヘッドカートリッジについて図6〜8に基づ
き説明する。
【0048】この実施形態における記録ヘッドカートリ
ッジH1000は、図6に示すようにインクを貯留する
インクタンクH1900と、このインクタンクH190
0から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから
吐出させる記録ヘッドH1001とを有し、前記記録ヘ
ッドH1001は、後述するキャリッジM4001に対
して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式
を採るものとなっている。
【0049】ここに示す記録ヘッドカートリッジH10
00では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするた
め、インクタンクとして、例えば、ブラック、ライトシ
アン、ライトマゼンタ、シアン、マゼンタ及びイエロー
の各色独立のインクタンクが用意されており、図7に示
すように、それぞれが記録ヘッドH1001に対して着
脱自在となっている。
【0050】そして,前記記録ヘッドH1001は、図
8の分解斜視図に示すように、記録素子基板H110
0、第1のプレートH1200、電気配線基板H130
0、第2のプレートH1400、タンクホルダーH15
00、流路形成部材H1600、フィルターH170
0、シールゴムH1800から構成されている。
【0051】記録素子基板H1100には、Si基板の
片面にインクを吐出するための複数の記録素子と、各記
録素子に電力を供給するAI等の電気配線とが成膜技術
により形成され、この記録素子に対応した複数のインク
流路と複数の吐出口H1100Tとがフォトリソ技術に
より形成されると共に、複数のインク流路にインクを供
給するためのインク供給口が裏面に開口するように形成
されている。また、前記記録素子基板H1100は第1
のプレートH1200に接着固定されており、ここに
は、前記記録素子基板H1100にインクを供給するた
めのインク供給口H1201が形成されている。さら
に、第1のプレートH1200には、開口部を有する第
2のプレートH1400が接着固定されており、この第
2のプレートH1400は、電気配線基板H1300と
記録素子基板H1100とが電気的に接続されるよう電
気配線基板H1300を保持している。この電気配線基
板H1300は、前記記録素子基板H1100にインク
を吐出するための電気信号を印加するものであり、記録
素子基板H1100に対応する電気配線と、この電気配
線端部に位置し本体からの電気信号を受け取るための外
部信号入力端子H1301とを有しており、前記外部信
号入力端子H1301は、後述のタンクホルダーH15
00の背面側に位置決め固定されている。
【0052】一方、前記インクタンクH1900を着脱
可能に保持するタンクホルダーH1500には、流路形
成部材H1600が超音波溶着され、インクタンクH1
900から第1のプレートH1200に亘るインク流路
H1501を形成している。また、インクタンクH19
00と係合するインク流路H1501のインクタンク側
端部には、フィルターH1700が設けられており、外
部からの塵埃の侵入を防止し得るようになっている。ま
た、インクタンクH1900との係合部にはシールゴム
H1800が装着され、前記係合部からのインクの蒸発
を防止し得るようになっている。
【0053】さらに、前述のようにタンクホルダーH1
500、流路形成部材H1600、フィルターH170
0及びシールゴムH1800から構成されるタンクホル
ダー部と、前記記録素子基板H1100、第1のプレー
トH1200、電気配線基板H1300及び第2のプレ
ートH1400から構成される記録素子部とを、接着等
で結合することにより、記録ヘッドH1001を構成し
ている。
【0054】(キャリッジ)次に、図2及び図9、図1
0に基づき前記キャリッジM4001を説明する。
【0055】各図に示すように、キャリッジM4001
には、キャリッジM4001と係合し記録ヘッドH10
01をキャリッジM4001の装着位置に案内するため
のキャリッジカバーM4002と、記録ヘッドH100
1のタンクホルダーH1500と係合し記録ヘッドH1
001を所定の装着位置にセットさせるよう押圧するヘ
ッドセットレバーM4007とが設けられている。すな
わち、ヘッドセットレバーM4007はキャリッジM4
001の上部にヘッドセットレバー軸M4008に対し
て回動可能に設けられると共に、記録ヘッドH1001
との係合部には不図示のヘッドセットプレートがばねを
介して備えられ、このばね力によって記録ヘッド100
1を押圧しながらキャリッジM4001に装着する構成
となっている。
【0056】またキャリッジM4001の記録ヘッドH
1001との別の係合部にはコンタクトフレキシブルプ
リントケーブル(以下、コンタクトFPCと称す)E0
011が設けられ、コンタクトFPC E0011上の
コンタクト部E0011aと記録ヘッドH1001に設
けられたコンタクト部(外部信号入力端子)H1301
とが電気的に接触し、記録のための各種情報の授受や記
録ヘッドH1001への電力の供給などを行い得るよう
になっている。
【0057】ここでコンタクトFPC E0011のコ
ンタクト部E0011aとキャリッジM4001との間
には不図示のゴムなどの弾性部材が設けられ、この弾性
部材の弾性力とヘッドセットレバーばねによる押圧力と
によってコンタクト部E0011aとキャリッジM40
01との確実な接触を可能とするようになっている。さ
らに前記コンタクトFPC E0011はキャリッジM
4001の両側面部に引き出され、図9及び図10に示
すように一対のFPC押さえM4003、M4006に
よって両部端部がキャリッジM4001の両側面部に挟
持、固定され、キャリッジM4001の背面に搭載され
たキャリッジ基板E0013に接続されている(図10
参照)。
【0058】また、図10に示すようにキャリッジ基板
E0013はシャーシM3019に設けられている後述
のメイン基板E0014(図15参照)とキャリッジフ
レキシブルフラットケーブル(キャリッジFFC)E0
012により電気的に接続されている。また、図10に
示すようにキャリッジFFC E0014の一方の端部
とキャリッジ基板E0013との接合部には一組の押さ
え部材であるフレキシブルフラットケーブル押さえ2
(FFC押さえ2)M4015及びFFC押さえ2aM
4016が設けられ、キャリッジFFC E0014が
キャリッジ基板E0013(図15参照)に固定的に設
けられると共に、キャリッジFFC E0012等から
放射される電磁波を遮断するためのフェライトコアM4
017が設けられた構成となっている。
【0059】また、キャリッジFFC E0012の他
方の端部は、シャーシM3019(図2)にFFC押さ
えM4028(図2)によって固定されると共に、シャ
ーシM3019に設けられた不図示の穴を介してシャー
シM3019の背面側に導出され、前記メイン基板E0
014(図15)に接続されている。
【0060】図10に示すようにキャリッジ基板E00
13にはエンコーダセンサE0004が設けられ、シャ
ーシM3019の両側面の間にキャリッジ軸M4012
と平行に張架されたエンコーダスケールE0005上の
情報を検出することにより、キャリッジM4001の位
置や走査速度等を検出できるようになっている。この実
施形態の場合、エンコーダセンサE0004は光学式の
透過型センサであり、エンコーダスケールE0005は
ポリエステル等の樹脂製のフィルム上に写真製版などの
手法によって、エンコーダセンサからの検出光を遮断す
る遮光部と検出光が透過する透光部とを所定のピッチで
交互に印刷したものとなっている。
【0061】従って、キャリッジ軸M4012に沿って
移動するキャリッジM4001の位置は、キャリッジM
4001の走査軌道上の端部に設けられたシャーシM3
019の一方の側板にキャリッジを突き当て、その突き
当て位置を基準とし、その後キャリッジM4001の走
査に伴ないエンコーダセンサE0004によるエンコー
ダスケールE0005に形成されたパターン数を計数す
ることにより随時検出し得るようになっている。
【0062】またキャリッジM4001はシャーシM3
019の両側面の間に架設されたキャリッジ軸M401
2とキャリッジレールM4013とに案内されて走査さ
れるように構成され、キャリッジ軸M4012の軸受け
部には焼結製の金属等にオイル等の潤滑剤を含浸させて
なる一対のキャリッジ軸受けM4029がインサート成
形等の方法により一体的に形成されている。さらにキャ
リッジM4001のキャリッジレールM4013との当
接部には、摺動性や耐摩耗性に優れた樹脂等によって当
接部材であるキャリッジスライダ(CRスライダ)M4
014が設けられ、前述のCR軸受けM4029と共に
キャリッジM4001の潤滑な走査を可能とするよう構
成されている。
【0063】また、キャリッジM4001は、アイドラ
プーリM4020(図2)とキャリッジモータプーリM
4024(図2)との間にキャリッジ軸と略平行に張架
されたキャリッジベルトM4018に固定されており、
キャリッジモータE0001(図15)の駆動によって
キャリッジモータプーリM4024を移動させ、キャリ
ッジベルトM4018を往動方向または復動方向へと移
動させることにより、キャリッジM4001をキャリッ
ジ軸M4012に沿って走査させ得るようになってい
る。また、前記キャリッジモータプーリM4024は、
シャーシによって定位置に保持されているが、アイドラ
プーリM4020は、プーリホルダM4021と共にシ
ャーシM3019に対して移動可能に保持され、前記モ
ータプーリM4024から離間する方向へとばねによっ
て付勢されているため、両プーリM4020からM40
24に亘って架け渡されたキャリッジベルトM4018
には、常に適度な張力が付与され、弛みのない良好な架
設状態が維持されるようになっている。なお、キャリッ
ジベルトM4018とキャリッジM4001との取付部
分には、キャリッジベルト止めM4019が設けられて
おり、これによってキャリッジM4001との取り付け
を確実に行い得るようになっている。
【0064】また、拍車ステイM2006のキャリッジ
M4001の走査軌道上には、キャリッジM4001に
装着された記録ヘッドカートリッジH1000のインク
タンクH1900に貯留されているインクの残量を検出
するため、インクタンクH1900に対向露出してイン
クエンドセンサE0006(図2)が備えられている。
このインクエンドセンサE0006はインクエンドセン
サホルダーM4026によって保持されると共に、セン
サの誤動作などを防止するため金属板等を備えたインク
エンドセンサカバーM4027内に収納され、外部から
のノイズを遮断し得るようになっている。
【0065】(回復部)次に図11及び図12用いて、
記録ヘッドカートリッジH1000に対しての回復処理
を行う回復部の説明を行う。
【0066】この実施形態における回復部は、装置本体
M1000に対し、独立して着脱を可能とする回復系ユ
ニットM5000によって構成されており、この回復系
ユニットM5000は、記録ヘッドH1001の記録素
子基板H1100に付着した異物を除去するためのクリ
ーニング手段やインクタンクH1900から記録ヘッド
H1001の記録素子基板1100に至るインクの流路
(H1501からH1501及びH1600を経てH1
400に至る流路)の正常化を図るための回復手段等を
備える。
【0067】図11及び図12において、E0003は
PGモータであり、後述するキャップM5001、ポン
プM5100、ワイパーブレードM5011、M501
2−1、M5012−2及び自動給送部M3022を駆
動するための駆動源として機能する。このPGモータE
0003ではモータ軸の両側部から駆動力を取り出して
おり、一側部は後述する駆動切換手段を介してポンプM
5100または前述の自動給送部M3022を駆動し、
他側部はワンウェイクラッチM5041を介してPGモ
ータE0003が特定の回転方向(以下、この回転方向
を正転方向とし反対方向を逆転方向とする。)へと回転
する時にのみ互いに連結されて連動するキャップM50
01とワイパーブレードM5011、M5012−1、
M5012−2を駆動する。従って、PGモータE00
03が逆転方向に回転している時にはワンウェイクラッ
チM5041が空転し駆動力が伝達されないため、キャ
ップM5001とワイパーブレードM5011、M50
12−1、M5012−2は駆動されない。
【0068】前記キャップM5001はゴム材からな
り、軸中心に回動可能なキャップレバーM5004に取
り付けられている。このキャップM5001は、ワンウ
ェイクラッチM5041、キャップ駆動伝達ギア列M5
110、キャップカム及びキャップレバーM5004を
介して矢印A方向(図12)に移動し、記録ヘッドH1
001の記録素子基板H1100に対して当接、離間可
能に構成されている。キャップM5001には、キャッ
プ吸収体M5002が設けられており、キャッピング時
に所定の間隔をもって記録素子基板H1100と対向す
るように配置されている。
【0069】このキャップ吸収体M5002を配置する
ことにより、吸引動作時に記録ヘッドカートリッジH1
000から出されたインクを受容することができ、さら
に後述する空吸引によりキャップM5001内のインク
を廃インク吸収体へと完全に排出させることが可能とな
る。そして、キャップM5001にはキャップチューブ
M5009とバルブチューブM5010の2本のチュー
ブが接続されており、キャップチューブM5009は後
述するポンプM5100のポンプチューブM5019
に、バルブチューブM5010は後述するバルブゴムM
5036にそれぞれ接続されている。
【0070】また、M5011、M5012−1、M5
012−2はゴム等の可撓性部材からなるワイパーブレ
ードであり、その端縁部が上方へ向けて突出するように
ブレードホルダM5013に立設されている。また、前
記ブレードホルダM5013には、リードスクリューM
5031が挿通されると共に、このリードスクリューM
5031に形成された溝にブレードホルダM5013の
不図示の突起部が移動可能に嵌合している。このため、
前記ブレードホルダM5013がリードスクリューM5
031の回転に従って回転することにより、リードスク
リューM5031に沿って矢印B1、B2方向(図1
2)へと往復動し、これと共にワイパーブレードM50
11、M5012−1、M5012−2が記録ヘッドカ
ートリッジH1000の記録素子基板H1100を拭取
りクリーニングする。リードスクリューM5031はワ
ンウェイクラッチM5041及びワイパー駆動伝達ギア
列M5120を介してPGモータE0003に接続され
ている。
【0071】M5100はポンプチューブM5019を
コロ(不図示)でしごいて圧力を発生させるポンプであ
る。このポンプは、前記自動給送部M3022と本ポン
プM5100とに駆動力の伝達経路を切り換える駆動切
換手段とポンプ駆動伝達ギア列M5130とを介してP
GモータE0003の他側部に連結されている。また、
詳細は省略するが、このポンプM5100にはポンプチ
ューブM5019をしごくコロ(不図示)のチューブへ
の圧接力を解除できる機構が設けられており、PGモー
タE0003が正転方向に回転する時にはコロの圧接力
が解除されてチューブをしごかず、PGモータE000
3が逆転方向に回転する時にはコロの圧接力が作用しチ
ューブをしごくことができる構成となっている。また、
ポンプチューブM5019の一端は前記キャップチュー
ブM5009を介してキャップM5001に接続されて
いる。
【0072】前記駆動切換手段は、振り子アームM50
26と切換レバーM5043とからなっている。振り子
アームM5026はPGモータE0003の回転方向に
従い矢印C1、C2方向(図11)に軸M5026aを
中心に回動可能に構成されている。また切り換えレバー
M5043は、キャリッジM4001の位置によって切
り換わるものとなっている。すなわち、キャリッジが回
復系ユニットM5000上方へと移動すると、切換レバ
ーM5043の一部はキャリッジM4001の一部と当
接し、キャリッジM4001の位置に従って切換レバー
M5043が矢印D1、D2方向(図11)へと移動
し、振り子アームM5026のロック穴M5026bと
切換レバーM5043のロックピンM5043aとが嵌
合し得るよう構成されている。
【0073】一方、前記バルブゴムM5036には、一
端部が前記キャップM5001に接続されたバルブチュ
ーブM5010の他端部が接続されている。また、この
バルブゴムM5036は、バルブカムM5035、バル
ブクラッチM5048及びバルブ駆動伝達ギア列M51
40を介して前記排紙ローラM2003(図5)に接続
され、排紙ローラM2003の回転に従って、軸M50
38aを中心に矢印E1、E2方向に回動可能なバルブ
レバーM5038が、バルブゴムM5036に対して当
接、離間可能に配置されている。このバルブレバーM5
038がバルブゴムM5036に当接している時がバル
ブ閉状態、離間している時がバルブ開状態となる。な
お、E0010はPGセンサであり、キャップM500
1の位置を検出するようになっている。
【0074】次に、上記構成を有する回復系ユニットM
5000の各動作を説明する。まず、自動給送部M30
22の駆動について説明する。キャリッジM4001が
切換レバーM5043に当接しない待避位置でPGモー
タE0003が逆転方向に回転すると、振り子駆動伝達
ギア列M5150を介して振り子アームM5026が矢
印C1方向(図11)に振られ、振り子アームM502
6上に取り付けられている切換出力ギアM5027がA
SF駆動伝達ギア列M5160の一端にあるASFギア
1M5064に噛合する。この状態でPGモータE00
03が逆転方向に回転し続けると、ASF駆動伝達ギア
列M5160を介して自動給送部M3022が駆動され
る。この時、キャップM5001とワイパーブレードM
5011、M5012−1、M5012−2には、ワン
ウェイクラッチM5041の空転により駆動力が伝達さ
れないため、ワイパーブレードは動作しない。
【0075】次にポンプM5100の吸引動作について
説明する。
【0076】キャリッジM4001が切換レバーM50
43に当接しない待避位置で、PGモータE0003が
正転方向に回転すると、振り子駆動伝達ギア列M515
0を介して振り子アームM5026が矢印C2方向に振
られ、振り子アームM5026上に取り付けられている
切換出力ギアM5027が、ポンプ駆動伝達ギア列M5
130の一端に位置するポンプギア1M5053に噛合
する。
【0077】この後、キャリッジM4001がキャッピ
ング位置(記録ヘッドカートリッジH1000の記録素
子基板H1100がキャップM5001と対向するキャ
リッジの位置)に移動すると、キャリッジM4001の
一部が切換レバーM5043の一部と当接し、切換レバ
ーM5043をD1方向へと移動させ、切換レバーM5
043のロックピンM5043aが振り子アームM50
26のロック穴M5026bに嵌合するため、振り子ア
ームM5026はポンプ側に接続された状態でロックさ
れる。
【0078】ここで、排出ローラM2003は逆転方向
に駆動され、バルブレバーM5038は矢印E1方向に
回転してバルブゴムM5036は開状態となる。この開
状態において、PGモータE0003は正転方向に回転
し、キャップM5001とワイパーブレードM501
1、M5012−1、M5012−2とを駆動しキャッ
ピング(キャップM5001が記録ヘッド1001の記
録素子基板1100に密着して当接し覆う動作)を行
う。この時、ポンプM5100は動作するが、コロ(不
図示)のポンプチューブM5019に対する圧接力は解
除されているため、コロはポンプチューブM5019を
しごかず、圧力は発生しない。
【0079】また、排紙ローラM2003が正転方向に
駆動され、バルブレバーM5038が矢印E2方向(図
12)へと回動すると、バルブゴムM5036は閉状態
となる。ここで、PGモータE0003が逆転方向に回
転しコロの圧接力によってポンプチューブM5019を
しごくことにより、キャップチューブM5009及びキ
ャップM5001を介して記録ヘッドカートリッジH1
000の記録素子基板H1100に負圧を作用させ、該
記録素子基板H1100上の吐出口から記録に適さなく
なったインクや泡等を強制的に吸引する。
【0080】この後、PGモータE0003が逆転方向
に回転しながら排紙ローラM2003を逆転方向に駆動
し、バルブレバーM5038を矢印E1方向(図12参
照)に回動するとバルブゴムM5036は開状態とな
る。その結果、ポンプチューブM5019、キャップチ
ューブM5009及びキャップM5001内の圧力は大
気圧となり、記録ヘッドカートリッジH1000の記録
素子基板1100におけるインク吐出口からの強制吸引
動作は停止し、同時にポンプチューブM5019、キャ
ップチューブM5009及びキャップM5001内に満
たされているインクが吸引され、ポンプチューブM50
19の他端から廃インク吸収体(不図示)へと排出され
る(以下、この動作を空吸引という)。ここで、PGモ
ータE0003が停止し、排紙ローラM2003が正転
方向に駆動し、バルブレバーM5038が矢印E2方向
(図12)に回動すると、バルブゴムM5306は閉状
態となり、以上で吸引動作は終了する。
【0081】次にワイピング動作について説明する。
【0082】ワイピング動作において、PGモータE0
003は、まず正転方向に回転し、ワイパーブレードM
5011、M5012−1、M5012−2がワイピン
グ開始位置(キャップM5001が記録ヘッドカートリ
ッジH1000から離間した状態でワイパーブレードM
5011、M5012−1、M5012−2が、記録ヘ
ッドカートリッジH1000より記録動作において上流
側にある位置)へと移動する。次いで、キャリッジM4
001はワイピング位置(ワイパーブレードM501
1、M5012−1、M5012−2が記録素子基板H
1100と対向する位置)へと移動する。この時、キャ
リッジM4001と切換レバーM5043とは当接して
おらず、振り子アームM5026はロックされていない
状態にある。
【0083】ここで、PGモータE0003が正転方向
に回転し、ワイパーブレードM5011、M5012−
1、M5012−2が矢印B1方向(図12)に移動し
ながら記録ヘッドカートリッジH1000の記録素子基
板H1100を拭取りクリーニングし、さらに記録ヘッ
ドカートリッジH1000の記録素子基板1100より
記録動作方向において下流側に設けられた不図示のワイ
パーブレードクリーニング手段により、前記記録素子基
板H1100の拭取りクリーニングを行い、ワイパーブ
レードに付着した汚れをクリーニングする。この時キャ
ップM5001は離間した状態に維持される。
【0084】ワイパーブレードがワイピング終了位置
(記録動作において下流側の終端位置)に到達したとこ
ろでPGモータが停止し、キャリッジM4001はワイ
ピング待避位置(ワイパーブレードM5011、M50
12−1、及びM5012−2の移動領域外)へと移動
する。この後、PGモータE0003は正転方向に回転
し、ワイパーブレードはワイピング終了位置へと移動す
る。なお、この時もキャップM5001は離間した状態
に維持され、以上によりワイピングは終了する。
【0085】次に予備吐出について説明する。
【0086】複数色のインクを吐出する記録ヘッドを用
いて前述の吸引動作やワイピング動作を行うと、インク
が混ざり合う問題が発生することがある。
【0087】例えば、吸引動作時には吸引によってイン
ク吐出口から吸い出されたインクが他の色のインク吐出
口へ侵入してしまったり、ワイピング動作時にはインク
吐出口周辺に付着している様々な色のインクをワイパー
により異なる色のインク吐出口へ押し込んでしまったり
することが原因であり、このような場合、次に記録を開
始したときに、最初の部分が変色(混色ともいう)とな
って画像が劣化してしまうおそれがある。
【0088】この混色を防止するために、記録する直前
に混色した分のインクを予め吐出しておくことを予備吐
出といい、本実施形態においては図11に示す通りキャ
ップM5001の近傍に予備吐出口M5045が配置さ
れており、記録直前に前記記録ヘッドの記録素子基板H
1100をその予備吐出口M5045に対向する位置へ
移動させて実行する。
【0089】なお、前記予備吐出口M5045は、予備
吐出吸収体M5046及び予備吐出カバーM5047に
より形成されており、予備吐出吸収体M5046は不図
示の廃インク吸収体につながっている。
【0090】[スキャナ]この実施形態におけるプリン
タは、記録ヘッドを図13に示すようなスキャナと交換
することで読取装置としても使用することができる。
【0091】このスキャナは、プリンタ側のキャリッジ
と共に移動し、記録媒体に代えて給送された原稿画像を
副走査方向において読み取るようになっており、その読
み取り動作と原稿の給送動作とを交互に行うことによ
り、1枚の原稿画像情報を読み取るようになっている。
【0092】図13はこのスキャナM6000の概略構
成を示す図である。
【0093】図示のように、スキャナホルダM6001
は箱型形状となしており、その内部には読み取りに必要
な光学系・処理回路などが収納されている。また、この
スキャナM6000をキャリッジM4001へと装着し
た時、原稿面と対面する部分にはスキャナ読取レンズM
6006が設けられており、ここから原稿画像を読み取
るようになっている。スキャナ照明レンズM6005は
内部に不図示の光源を有し、その光源から発せられた光
が原稿へと照射される。
【0094】前記スキャナホルダM6001の底部に固
定されたスキャナカバーM6003は、スキャナホルダ
M6001内部を遮光するように嵌合し、側面に設けら
れたルーバー状の把持部によってキャリッジM4001
への着脱操作性の向上を図っている。スキャナホルダM
6001の外形形状は記録ヘッドH1001と略同形状
であり、キャリッジM4001へは記録ヘッドカートリ
ッジH1000と同様の操作で着脱することができる。
【0095】また、スキャナホルダM6001には、前
記処理回路を有する基板が収納される一方、この基板に
接続されたスキャナコンタクトPCBが外部に露出する
よう設けられており、キャリッジM4001へとスキャ
ナM6000を装着した際、前記スキャナコンタクトP
CB M6004がキャリッジM4001側のコンタク
トFPC E0011に接触し、前記基板を、前記キャ
リッジM4001を介して本体側の制御系に電気的に接
続させるようになっている。
【0096】[保管箱]図14は、前記記録ヘッドH1
001を保管するための保管箱M6100を示す図であ
る。
【0097】この保管箱M6100は、上方に開口部を
有する保管箱ベースM6101、この保管箱ベースM6
101に対しその開口部を開閉させるよう軸着した保管
箱カバーM6102、保管箱ベースM6101の底部に
固定した保管箱キャップM6103、及び前記保管箱カ
バーM6102の内側上面部に固定した板ばね状の保管
箱ばねM6104によって構成されている。
【0098】そして、上記構成を有する保管箱に記録ヘ
ッドを保管する場合には、ノズル部が前記保管箱キャッ
プに対向するよう記録ヘッドを前記保管箱ベースM61
01に挿入し、保管箱カバーM6102を閉じて保管箱
ベースM6101の係止部を前記保管箱カバーM610
2に係合させ、保管箱カバーM6102を閉塞状態に保
つ。この閉塞状態において、保管箱ばねM6104は記
録ヘッド1001を押圧するため、記録ヘッド1001
のノズル部分は保管箱キャップM6103によって密封
状態で覆われることとなる。従って、この保管箱によれ
ばノズルへの塵埃の付着やインクの蒸発を防止しつつ記
録ヘッドを保管することができるため、記録ヘッドを長
期に亘って良好な状態に保つことができる。
【0099】また、この記録ヘッドH1001を保管す
るための保管箱M6100は、スキャナM6000を保
管するためにも使用できる。但し、記録ヘッドH100
1のノズル部を保護する保管箱キャップM6103には
インクが付着しているため、これがスキャナに当接しな
いように、スキャナ読み取りレンズM6006及びスキ
ャナ照明レンズM6005の構成されている面は記録ヘ
ッドH1001のノズル位置面よりも保管箱キャップM
6103から離間する方向に向けて収納させる必要があ
る。
【0100】次に、本発明の実施形態における電気的回
路構成を説明する。図15は、この実施形態における電
気的回路の全体構成を概略的に示す図である。
【0101】この実施形態における電気的回路は、主に
キャリッジ基板(CRPCB)E0013、メインPC
B(Printed Circuit Board)E0014、電源ユニッ
トE0015等によって構成されている。ここで、前記
電源ユニットE0015は、メインPCB E0014
と接続され、各種駆動電源を供給するものとなってい
る。また、キャリッジ基板E0013は、キャリッジM
4001(図2)に搭載されたプリント基板ユニットで
あり、コンタクトFPC E0011を通じて記録ヘッ
ドとの信号の授受を行うインターフェースとして機能す
る他、キャリッジM4001の移動に伴ってエンコーダ
センサE0004から出力されるパルス信号に基づき、
エンコーダスケールE0005とエンコーダセンサE0
004との位置関係の変化を検出し、その出力信号をフ
レキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012
を通じてメインPCB E0014へと出力する。
【0102】さらに、メインPCBはこの実施形態にお
けるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプ
リント基板ユニットであり、紙端検出センサ(PEセン
サ)E0007、ASFセンサE0009、カバーセン
サE0022、パラレルインターフェース(パラレルI
/F)E0016、シリアルインターフェース(シリア
ルI/F)E0017、リジュームキーE0019、L
ED E0020、電源キーE0018、ブザーE00
21等に対するI/Oポートを基板上に有し、さらにC
RモータE0001、LFモータE0002、PGモー
タE0003と接続されてこれらの駆動を制御する他、
インクエンドセンサE0006、GAPセンサE000
8、PGセンサE0010、CRFFC E0012、
電源ユニットE0015との接続インターフェイスを有
する。
【0103】図16は、メインPCBの内部構成を示す
ブロック図である。図において、E1001はCPUで
あり、このCPU E1001は内部にオシレータOS
C E1002を有すると共に、発振回路E1005に
接続されてその出力信号E1019によりシステムクロ
ックを発生する。また、制御バスE1014を通じてR
OM E1004およびASIC(Application Specif
ic Integrated Circuit)E1006に接続され、RO
Mに格納されたプログラムに従って、ASICの制御、
電源キーからの入力信号E1017、及びリジュームキ
ーからの入力信号E1016、カバー検出信号E104
2、ヘッド検出信号(HSENS)E1013の状態の
検知を行ない、さらにブザー信号(BUZ)E1018
によりブザーE0021を駆動し、内蔵されるA/Dコ
ンバータE1003に接続されるインクエンド検出信号
(INKS)E1011及びサーミスタ温度検出信号
(TH)E1012の状態の検知を行う一方、その他各
種論理演算・条件判断等を行ない、インクジェット記録
装置の駆動制御を司る。
【0104】ここで、ヘッド検出信号E1013は、記
録ヘッドカートリッジH1000からフレキシブルフラ
ットケーブルE0012、キャリッジ基板E0013及
びコンタクトフレキシブルプリントケーブルE0011
を介して入力されるヘッド搭載検出信号であり、インク
エンド検出信号E1011はインクエンドセンサE00
06から出力されるアナログ信号、サーミスタ温度検出
信号E1012はキャリッジ基板E0013上に設けら
れたサーミスタ(図示せず)からのアナログ信号であ
る。
【0105】E1008はCRモータドライバであっ
て、モータ電源(VM)E1040を駆動源とし、AS
IC E1006からのCRモータ制御信号E1036
に従って、CRモータ駆動信号E1037を生成し、C
RモータE0001を駆動する。E1009はLF/P
Gモータドライバであって、モータ電源E1040を駆
動源とし、ASIC E1006からのパルスモータ制
御信号(PM制御信号)E1033に従ってLFモータ
駆動信号E1035を生成し、これによってLFモータ
を駆動すると共に、PGモータ駆動信号E1034を生
成してPGモータを駆動する。
【0106】E1010は電源制御回路であり、ASI
C E1006からの電源制御信号E1024に従って
発光素子を有する各センサ等への電源供給を制御する。
パラレルI/F E0016は、ASIC E1006
からのパラレルI/F信号E1030を、外部に接続さ
れるパラレルI/FケーブルE1031に伝達し、また
パラレルI/FケーブルE1031の信号をASIC
E1006に伝達する。シリアルI/F E0017
は、ASIC E1006からのシリアルI/F信号E
1028を、外部に接続されるシリアルI/Fケーブル
E1029に伝達し、また同ケーブルE1029からの
信号をASIC E1006に伝達する。
【0107】一方、前記電源ユニットE0015から
は、ヘッド電源(VH)E1039及びモータ電源(V
M)E1040、ロジック電源(VDD)E1041が
供給される。また、ASIC E1006からのヘッド
電源ON信号(VHON)E1022及びモータ電源O
N信号(VMOM)E1023が電源ユニットE001
5に入力され、それぞれヘッド電源E1039及びモー
タ電源E1040のON/OFFを制御する。電源ユニ
ットE0015から供給されたロジック電源(VDD)
E1041は、必要に応じて電圧変換された上で、メイ
ンPCB E0014内外の各部へ供給される。
【0108】またヘッド電源E1039は、メインPC
B E0014上で平滑された後にフレキシブルフラッ
トケーブルE0011へと送出され、記録ヘッドカート
リッジH1000の駆動に用いられる。E1007はリ
セット回路で、ロジック電源電圧E1040の低下を検
出して、CPU E1001及びASIC E1006
にリセット信号(RESET)E1015を供給し、初
期化を行なう。
【0109】このASIC E1006は1チップの半
導体集積回路であり、制御バスE1014を通じてCP
U E1001によって制御され、前述したCRモータ
制御信号E1036、PM制御信号E1033、電源制
御信号E1024、ヘッド電源ON信号E1022、及
びモータ電源ON信号E1023等を出力し、パラレル
I/F E0016およびシリアルI/F E0017
との信号の授受を行なう他、PEセンサE0007から
のPE検出信号(PES)E1025、ASFセンサE
0009からのASF検出信号(ASFS)E102
6、GAPセンサE0008からのGAP検出信号(G
APS)E1027、PGセンサE0010からのPG
検出信号(PGS)E1032の状態を検知して、その
状態を表すデータを制御バスE1014を通じてCPU
E1001に伝達し、入力されたデータに基づきCP
U E1001はLED駆動信号E1038の駆動を制
御してLEDE0020の点滅を行なう。
【0110】さらに、エンコーダ信号(ENC)E10
20の状態を検知してタイミング信号を生成し、ヘッド
制御信号E1021で記録ヘッドカートリッジH100
0とのインターフェイスをとり記録動作を制御する。こ
こにおいて、エンコーダ信号(ENC)E1020はフ
レキシブルフラットケーブルE0012を通じて入力さ
れるCRエンコーダセンサE0004の出力信号であ
る。また、ヘッド制御信号E1021は、フレキシブル
フラットケーブルE0012、キャリッジ基板E001
3、及びコンタクトFPC E0011を経て記録ヘッ
ドH1001に供給される。
【0111】図17は、ASIC E1006の内部構
成を示すブロック図である。
【0112】なお、同図において、各ブロック間の接続
については、記録データやモータ制御データ等、ヘッド
や各部機構部品の制御にかかわるデータの流れのみを示
しており、各ブロックに内蔵されるレジスタの読み書き
に係わる制御信号やクロック、DMA制御にかかわる制
御信号などは図面上の記載の煩雑化を避けるため省略し
ている。
【0113】図中、E2002はPLLであり、図16
に示した前記CPU E1001から出力されるクロッ
ク信号(CLK)E2031及びPLL制御信号(PL
LON)E2033により、ASIC E1006内の
大部分へと供給するクロック(図示しない)を発生す
る。
【0114】また、E2001はCPUインターフェー
ス(CPUI/F)であり、リセット信号E1015、
CPU E1001から出力されるソフトリセット信号
(PDWN)E2032、クロック信号(CLK)E2
031及び制御バスE1014からの制御信号により、
以下に説明するような各ブロックに対するレジスタ読み
書き等の制御や、一部ブロックへのクロックの供給、割
り込み信号の受け付け等(いずれも図示しない)を行な
い、CPU E1001に対して割り込み信号(IN
T)E2034を出力し、ASIC E1006内部で
の割り込みの発生を知らせる。
【0115】また、E2005はDRAMであり、記録
用のデータバッファとして、受信バッファE2010、
ワークバッファE2011、プリントバッファE201
4、展開用データバッファE2016などの各領域を有
すると共に、モータ制御用としてモータ制御バッファE
2023を有し、さらにスキャナ動作モード時に使用す
るバッファとして、上記の各記録用データバッファに代
えてスキャナ取込みバッファE2024、スキャナデー
タバッファE2026、送出バッファE2028などの
領域を有する。
【0116】また、このDRAM E2005は、CP
U E1001の動作に必要なワーク領域としても使用
されている。すなわち、E2004はDRAM制御部で
あり、制御バスによるCPU E1001からDRAM
E2005へのアクセスと、後述するDMA制御部E
2003からDRAM E2005へのアクセスとを切
り替えて、DRAM E2005への読み書き動作を行
なう。
【0117】DMA制御部E2003では、各ブロック
からのリクエスト(図示せず)を受け付けて、アドレス
信号や制御信号(図示せず)、書込み動作の場合には書
込みデータ(E2038、E2041、E2044、E
2053、E2055、E2057)などをRAM制御
部に出力してDRAMアクセスを行なう。また読み出し
の場合には、DRAM制御部E2004からの読み出し
データ(E2040、E2043、E2045、E20
51、E2054、E2056、E2058、E205
9)を、リクエスト元のブロックに受け渡す。
【0118】また、E2006は1284I/Fであ
り、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、パラレルI/F E0016を通じ
て、図示しない外部ホスト機器との双方向通信インター
フェイスを行なう他、記録時にはパラレルI/F E0
016からの受信データ(PIF受信データE203
6)をDMA処理によって受信制御部E2008へと受
け渡し、スキャナ読み取り時にはDRAM E2005
内の送出バッファE2028に格納されたデータ(12
84送信データ(RDPIF)E2059)をDMA処
理によりパラレルI/Fに送信する。
【0119】E2007はUSBI/Fであり、CPU
I/F E2001を介したCPUE1001の制御に
より、シリアルI/F E0017を通じて、図示しな
い外部ホスト機器との双方向通信インターフェイスを行
なう他、印刷時にはシリアルI/F E0017からの
受信データ(USB受信データE2037)をDMA処
理により受信制御部E2008に受け渡し、スキャナ読
み取り時にはDRAM E2005内の送出バッファE
2028に格納されたデータ(USB送信データ(RD
USB)E2058)をDMA処理によりシリアルI/
F E0017に送信する。受信制御部E2008は、
1284I/F E2006もしくはUSB I/F
E2007のうちの選択されたI/Fからの受信データ
(WDIF)E2038)を、受信バッファ制御部E2
039の管理する受信バッファ書込みアドレスに、書込
む。E2009は圧縮・伸長DMAであり、CPUI/
F E2001を介したCPUE1001の制御によ
り、受信バッファE2010上に格納された受信データ
(ラスタデータ)を、受信バッファ制御部E2039の
管理する受信バッファ読み出しアドレスから読み出し、
そのデータ(RDWK)E2040を指定されたモード
に従って圧縮・伸長し、記録コード列(WDWK)E2
041としてワークバッファ領域に書込む。
【0120】E2013は記録バッファ転送DMAで、
CPUI/F E2001を介したCPU E1001
の制御によってワークバッファE2011上の記録コー
ド(RDWP)E2043を読み出し、各記録コード
を、記録ヘッドカートリッジH1000へのデータ転送
順序に適するようなプリントバッファE2014上のア
ドレスに並べ替えて転送(WDWP E2044)す
る。また、E2012はワーククリアDMAであり、C
PUI/F E2001を介したCPU E1001の
制御によって記録バッファ転送DMA E2015によ
る転送が完了したワークバッファ上の領域に対し、指定
したワークフィルデータ(WDWF)E2042を繰返
し書込む。
【0121】E2015は記録データ展開DMAであ
り、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、ヘッド制御部E2018からのデー
タ展開タイミング信号E2050をトリガとして、プリ
ントバッファ上に並べ替えて書込まれた記録コードと展
開用データバッファE2016上に書込まれた展開用デ
ータとを読み出し、展開記録データ(RDHDG)E2
045を生成し、これをカラムバッファ書込みデータ
(WDHDG)E2047としてカラムバッファE20
17に書込む。ここで、カラムバッファE2017は、
記録ヘッドカートリッジH1000への転送データ(展
開記録データ)を一時的に格納するSRAMであり、記
録データ展開DMAとヘッド制御部とのハンドシェーク
信号(図示せず)によって両ブロックにより共有管理さ
れている。
【0122】E2018はヘッド制御部で、CPUI/
F E2001を介したCPUE1001の制御によ
り、ヘッド制御信号を介して記録ヘッドカートリッジH
1000またはスキャナとのインターフェイスを行なう
他、エンコーダ信号制御部E2019からのヘッド駆動
タイミング信号E2049に基づき、記録データ展開D
MAに対してデータ展開タイミング信号E2050の出
力を行なう。
【0123】また、印刷時には、前記ヘッド駆動タイミ
ング信号E2049に従って、カラムバッファから展開
記録データ(RDHD)E2048を読み出し、そのデ
ータをヘッド制御信号E1201として記録ヘッドカー
トリッジH1000に出力する。また、スキャナ読み取
りモードにおいては、ヘッド制御部E2018を通して
入力された取込みデータ(WDHD)E2053をDR
AM E2005上のスキャナ取込みバッファE202
4へとDMA転送する。E2025はスキャナデータ処
理DMAであり、CPUI/F E2001を介したC
PU E1001の制御により、スキャナ取込みバッフ
ァE2024に蓄えられた取込みバッファ読み出しデー
タ(RDAV)E2054を読み出し、平均化等の処理
を行なった処理済データ(WDAV)E2055をDR
AM E2005上のスキャナデータバッファE202
6に書込む。E2027はスキャナデータ圧縮DMA
で、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、スキャナデータバッファE2026
上の処理済データ(RDYC)E2056を読み出して
データ圧縮を行ない、圧縮データ(WDYC)E205
7を送出バッファE2028に書込み転送する。
【0124】E2019はエンコーダ信号処理部であ
り、エンコーダ信号(ENC)を受けて、CPU E1
001の制御で定められたモードに従ってヘッド駆動タ
イミング信号E2049を出力する他、エンコーダ信号
E1020から得られるキャリッジM4001の位置や
速度にかかわる情報をレジスタに格納して、CPU E
1001に提供する。CPU E1001はこの情報に
基づき、CRモータE0001の制御における各種パラ
メータを決定する。また、E2020はCRモータ制御
部であり、CPUI/F E2001を介したCPU
E1001の制御により、CRモータ制御信号E103
6を出力する。
【0125】E2022はセンサ信号処理部で、PGセ
ンサE0010、PEセンサE0007、ASFセンサ
E0009、及びGAPセンサE0008等から出力さ
れる各検出信号を受けて、CPU E1001の制御で
定められたモードに従ってこれらのセンサ情報をCPU
E1001に伝達する他、LF/PGモータ制御部D
MA E2021に対してセンサ検出信号E2052を
出力する。
【0126】LF/PGモータ制御DMAE2021
は、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、DRAM E2005上のモータ制
御バッファE2023からパルスモータ駆動テーブル
(RDPM)E2051を読み出してパルスモータ制御
信号E1033を出力する他、動作モードによっては前
記センサ検出信号を制御のトリガとしてパルスモータ制
御信号E1033を出力する。また、E2030はLE
D制御部であり、CPUI/F E2001を介したC
PU E1001の制御により、LED駆動信号E10
38を出力する。さらに、E2029はポート制御部で
あり、CPUI/F E2001を介したCPU E1
001の制御により、ヘッド電源ON信号E1022、
モータ電源ON信号E1023、及び電源制御信号E1
024を出力する。
【0127】次に、上記のように構成された本発明の実
施形態におけるインクジェット記録装置の動作を図18
のフローチャートに基づき説明する。
【0128】AC電源に本装置が接続されると、まず、
ステップS1では装置の第1の初期化処理を行なう。こ
の初期化処理では、本装置のROMおよびRAMのチェ
ックなどの電気回路系のチェックを行ない、電気的に本
装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0129】次にステップS2では、装置本体M100
0の上ケースM1002に設けられた電源キーE001
8がONされたかどうかの判断を行い、電源キーE00
18が押された場合には、次のステップS3へと移行
し、ここで第2の初期化処理を行う。
【0130】この第2の初期化処理では、本装置の各種
駆動機構及びヘッド系のチェックを行なう。すなわち、
各種モータの初期化やヘッド情報の読み込みを行うに際
し、本装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0131】次にステップS4ではイベント待ちを行な
う。すなわち、本装置に対して、外部I/Fからの指令
イベント、ユーザ操作によるパネルキーイベントおよび
内部的な制御イベントなどを監視し、これらのイベント
が発生すると当該イベントに対応した処理を実行する。
【0132】例えば、ステップS4で外部I/Fからの
印刷指令イベントを受信した場合には、ステップS5へ
と移行し、同ステップでユーザ操作による電源キーイベ
ントが発生した場合にはステップS10へと移行し、同
ステップでその他のイベントが発生した場合にはステッ
プS11へと移行する。ここで、ステップS5では、外
部I/Fからの印刷指令を解析し、指定された紙種別、
用紙サイズ、印刷品位、給紙方法などを判断し、その判
断結果を表すデータを本装置内のRAM E2005に
記憶し、ステップS6へと進む。
【0133】次いでステップS6ではステップS5で指
定された給紙方法により給紙を開始し、用紙を記録開始
位置まで送り、ステップS7に進む。ステップS7では
記録動作を行なう。この記録動作では、外部I/Fから
送出されてきた記録データを、一旦記録バッファに格納
し、次いでCRモータE0001を駆動してキャリッジ
M4001の走査方向への移動を開始すると共に、プリ
ントバッファE2104に格納されている記録データを
記録ヘッドH1001へと供給して1行の記録を行な
い、1行分の記録データの記録動作が終了するとLFモ
ータE0002を駆動し、LFローラM3001を回転
させて用紙を副走査方向へと送る。この後、上記動作を
繰り返し実行し、外部I/Fからの1ページ分の記録デ
ータの記録が終了すると、ステップ8へと進む。
【0134】ステップS8では、LFモータE0002
を駆動し、排紙ローラM2003を駆動し、用紙が完全
に本装置から送り出されたと判断されるまで紙送りを繰
返し、終了した時点で用紙は排紙トレイM1004a上
に完全に排紙された状態となる。
【0135】次にステップS9では、記録すべき全ペー
ジの記録動作が終了したか否かを判定し、記録すべきペ
ージが残存する場合には、ステップS5へと復帰し、以
下、前述のステップS5〜S9までの動作を繰り返し、
記録すべき全てのページの記録動作が終了した時点で記
録動作は終了し、その後ステップS4へと移行し、次の
イベントを待つ。
【0136】一方、ステップS10ではプリンタ終了処
理を行ない、本装置の動作を停止させる。つまり、各種
モータやヘッドなどの電源を切断するために、電源を切
断可能な状態に移行した後、電源を切断しステップS4
に進み、次のイベントを待つ。
【0137】また、ステップS11では、上記以外の他
のイベント処理を行なう。例えば、本装置の各種パネル
キーや外部I/Fからの回復指令や内部的に発生する回
復イベントなどに対応した処理を行なう。なお、処理終
了後にはステップS4に進み、次のイベントを待つ。
【0138】『特徴構成』次に、上記のような『基本構
成』のプリンタにおける本願発明の特徴構成を図19か
ら図29に基づいて説明する。
【0139】図19は、排紙トレイM1004の一部切
り欠きの平面図である。M1004aは補助トレイ1、
M1004bは補助トレイ2、M1004cは、排紙ト
レイM1004の上面に取り付けられる補助トレイ3で
あり、これらの上面に記録紙が順次積載される。M10
06およびM10007はねじりコイルばねであり、後
述するように、それぞれ排紙トレイM1004のストッ
パーM1004eおよびM1004fの背後を排紙トレ
イM1004の外方に向かって付勢する。
【0140】図29のように、補助トレイ2 M100
4bは、補助トレイ1 M1004aに対して伸縮方向
に摺動自在に取り付けられ、また補助トレイ1 M10
04aは、補助トレイ3 M1004cに対して伸縮方
向に摺動自在に取り付けられている。補助トレイ3 M
1004cの4箇所に形成された不図示の爪は、排紙ト
レイM1004の本体(以下、単に「排紙トレイM10
04」ともいう)に形成された爪M1004i,M10
04j,M1004k,M1004l(図19参照)に
嵌合する。これにより、補助トレイ3 M1004cが
排紙トレイM1004に取り付けられる。補助トレイ1
M1004aおよび補助トレイ2 M1004bは、
必要に応じて、図29のように排紙トレイM1004か
ら引き出すことができる。
【0141】排紙トレイM1004の左側に形成された
回転軸M1004gは、下ケースM1001に形成され
た左側の軸受M1001a(図27参照)に回転自在に
嵌合される。左側のストッパーM1004eは、図20
および図25のように、樹脂材料によって排紙トレイM
1004と共に一体成形されており、下方に延在する弾
性片部M1004e−1の自由端に、排紙トレイM10
04の外方に突出する先端部M1004e―2を設けた
構成となっている。この左側のストッパーM1004e
の先端部M1004e−2は、排紙トレイM1004が
図28のように装置本体M1000に格納されたとき
に、下ケースM1001に設けられた左側の溝M100
1b(図27参照)内に弾性的に嵌合する。排紙トレイ
M1004は、左右対称的に構成されており、同様に、
右側の回転軸M1004hは下ケースM1001の右側
の軸受(図示せず)に回転自在に嵌合され、右側のスト
ッパーM1004fの弾性片部M1004f−1の自由
端に設けられた先端部M1004f−2(図22参照)
は、排紙トレイM1004が図28のように装置本体M
1000に格納されたときに、下ケースM1001の右
側の溝(図示せず)内に弾性的に嵌合する。
【0142】排紙トレイM1004を図28のような格
納状態から図29のような開放状態に回動操作したと
き、左側のストッパーM1004eは、対応する溝M1
001bの縁に衝突した後、排紙トレイM1004の内
方への弾性変形を伴ないながら溝M1001bの縁に乗
り上げて、その溝M1001b内から外れる。同様に、
右側のストッパーM1004fは、対応する溝の縁に衝
突した後、排紙トレイM1004の内方への弾性変形を
伴ないながら溝の縁に乗り上げて、その溝内から外れ
る。このように、排紙トレイM1004の開き操作に際
して、ストッパーM1004e,M1004fを対応す
る溝内から外すために必要な力に応じて、排紙トレイM
1004の開き操作に抵抗感が与えられる。また、その
排紙トレイM1004の閉じ操作する際には、下ケース
M1001に対するストッパーM1004e,M100
4fの圧接力に応じて、排紙トレイ1004の閉じ操作
に抵抗感が与えられる。そして、排紙トレイM1004
を図28のように閉じたとき、左右のストッパーM10
04e,M1004fのそれぞれが対応する溝内に弾性
的に嵌合することによって、排紙トレイ1004が格納
状態に保持される。
【0143】ねじりコイルばねM1006およびM10
07は、それぞれ図23および図24のような形状を呈
する。ねじりコイルばねM1006は、図21のよう
に、その中間部分に排紙トレイM1004のボスM10
04a′が挿入され、その右端M1006bは、排紙ト
レイM1004のリブ1004c′に係合され、その左
端M1006aは、ストッパーM1004eに設けられ
た穴に挿入される(図25参照)。同様に、ねじりコイ
ルばねM1007は、図22のように、その中間部分に
排紙トレイM1004のボスM1004b′が挿入さ
れ、その左端M1007bは、排紙トレイM1004の
リブ1004d′に係合され、その右端M1007a
は、ストッパーM1004fに設けられた穴に挿入され
る。
【0144】図25(a),(b)は、排紙トレイM1
004における左側のストッパーM1004eの作用を
説明するための要部の拡大断面図である。図25(a)
のようにストッパーM1004eに外力Fが作用する
と、そのストッパーM1004eは、図25(b)のよ
うにねじりコイルばねM1006と共に矢印K方向に弾
性変形する。外力Fが解除されると、ストッパーM10
04eは、ねじりコイルばねM1006の弾性復元力を
伴なって、図25(a)のように元の位置に復帰する。
外力Fは、ストッパーM1004eを溝M1001bか
ら外すために必要な力に相当する。
【0145】本例の場合、ねじりコイルばねM1006
の屈曲点M1006cと、その屈曲点M1006cから
左端寄りの腕部分は、排紙トレイM1006の内壁に沿
うようにして、その内壁に圧接する。そのため、ストッ
パーM1004eが図25(a)の元の位置に弾性復帰
するときに、そのストッパーM1004eが排紙トレイ
M1004の外側(図25(a)中の左側)に必要以上
に突出し過ぎたり、それが内側に引っ込みすぎたりする
ことがない。つまり、ねじりコイルばねM1006は、
ストッパーM1004eの復帰位置を図25(a)のよ
うに確実に規制する。また、ねじりコイルばねM100
6の屈曲点M1006cは、弾性片部M1004e−1
の根元よりも図25中の上方に離れた位置において、排
紙トレイM1004に圧接する。そのため、ねじりコイ
ルばねM1006の弾性復元力は、屈曲点M1006c
が圧接する排紙トレイM1004の部位、つまりストッ
パーM1004eの先端から離れた比較的高強度の部分
(側部)にて受けられることになる。したがって、ねじ
りコイルばねM1004eのねじりモーメントを増大さ
せても、ストッパーM1004eを破損させることはな
い。
【0146】右側のねじりコイルばねM1007とスト
ッパーM1004fとの関係は、上述した左側のねじり
コイルばねM1006とストッパーM1004eとの関
係と同様である(図22参照)。
【0147】結局、ねじりコイルばねM1006,M1
007によって、ストッパーM1004e,1004f
が下ケースM1001との圧接方向に付勢され、その付
勢力に応じて、排紙トレイ1004の回動操作に抵抗感
が与えられて、排紙トレイ1004の回動に必要な操作
力の大きさが設定される。
【0148】また、排紙トレイM1004の回動に必要
な操作力の大きさは、ねじりコイルばねM1006,M
1007の巻数や線径に応じてねじりモーメントを変更
することにより、設定することができる。特に、ねじり
コイルばねM1006,M1007の大きな外形変化を
伴なわないという観点からは、それらの線径を変更する
ことが好ましい。ねじりコイルばねM1006,M10
07の巻数を変えて、それらのねじりモーメントを変更
した場合には、それらの外形が変化する。しかし、ねじ
りコイルばねM1006,M1007の取り付け位置に
倣うように、それらの腕部(端部)が容易に弾性変形す
るため、それらの外形の変化による影響はない。
【0149】また、排紙トレイM1004を図28のよ
うに装置本体M1000に格納したまま高温下に放置し
た場合、ストッパーM1004e,M1004fには、
排紙トレイM1004の内側に変形しようとするクリー
プ現象が生じる。しかし、ねじりコイルばねM100
6,M1007がストッパーM1004e,1004f
の位置を規制するため、それらの変形が防止される。
【0150】(他の実施形態)上述した構成のように、
2種類のねじりコイルばねM1006,M1007を用
いる場合には、左側のねじりコイルばねM1006と右
側のねじりコイルばねM1007の組付け作業を間違わ
ないように、それぞれに異なる着色などを施して、識別
できるようにすればよい。
【0151】また、ねじりコイルばねM1006の巻形
状部分の内径を排紙トレイM1004のボスM1004
a′の外径よりも充分に大きく設定することにより、ね
じりコイルばねM1006の腕部をより変形しやすくす
ることができ、その結果、左右のねじりコイルばねとし
て、1種類のねじりコイルばねを共通化して取り付ける
ことも可能である。
【0152】また、ストッパーM1004e,M100
4fが圧接する下ケースM1001の部位は、溝などの
種々の形態を成す起伏部とすることができ、その起伏部
の形態に応じて、排紙トレイM1004の回動に必要な
操作力の大きさを様々に、かつ多段階的に設定すること
もできる。さらに、ストッパーM1004e,M100
4fの付勢部材として、ねじりコイルばねM1006,
M1007の他、種々の形態のコイルばねを用いること
もできる。
【0153】なお、本発明が有効に用いられる一形態
は、電気熱変換体が発生する熱エネルギーを利用して液
体に膜沸騰を生じさせ気泡を形成する形態である。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、トレイ
の移動操作に抵抗感を与えるべく弾性のストッパーを付
勢する付勢部材として、コイルばねを用いることによ
り、トレイの回動等の移動に必要な操作力の大きさを安
定的に設定し、かつそれを簡易に変更することができる
と共に、トレイの移動に必要な操作力の大きさを設定す
るための付勢部材の配備スペースを小さくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるインクジェットプリ
ンタの外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すものの外装部材を取り外した状態を
示す斜視図である。
【図3】図2に示したものの側面図である。
【図4】図2に示した給紙ローラ及びLFギアカバーな
どを示す正面図である。
【図5】図2に示したピンチローラ等を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施形態に用いる記録ヘッドカートリ
ッジを示す斜視図である。
【図7】図6に示す記録ヘッドカートリッジを組立てた
状態を示す分解斜視図である。
【図8】図7に示した記録ヘッドを斜め下方から観た分
解斜視図である。
【図9】本発明の実施形態に用いるキャリッジの正面側
を示す斜視図である。
【図10】図9に示したキャリッジの背面側を示す斜視
図である。
【図11】本発明の実施形態における回復系ユニットの
一側部を示す斜視図である。
【図12】図11に示した回復系ユニットの他側部を示
す斜視図である。
【図13】本発明の実施形態におけるスキャナカートリ
ッジを示す斜視図である。
【図14】本発明の実施形態における保管箱を示す斜視
図である。
【図15】本発明の実施形態における電気的回路の全体
構成を概略的に示すブロック図である。
【図16】図15に示したメインPCBの内部構成を示
すブロック図である。
【図17】図16に示したASICの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図18】本発明の実施形態の動作を示すフローチャー
トである。
【図19】本発明の一実施形態の特徴構成を説明するた
めの排紙トレイの一部切り欠きの平面図である。
【図20】図19の排紙トレイの概観斜視図である。
【図21】図19の排紙トレイにおける左側内部の斜視
図である。
【図22】図19の排紙トレイにおける右側内部の斜視
図である。
【図23】図19における左側のねじりコイルばねの斜
視図である。
【図24】図19における右側のねじりコイルばねの斜
視図である。
【図25】(a),(b)は、図19の左側のねじりコ
イルばねの作用を説明するための要部の断面図である。
【図26】図19の排紙トレイにおける内部の斜視図で
ある。
【図27】図19の排紙トレイの取り付けが可能な記録
装置の斜視図である。
【図28】図27の記録装置における排紙トレイ閉成時
の斜視図である。
【図29】図27の記録装置における排紙トレイ開成時
の斜視図である。
【図30】従来の排紙トレイの斜視図である。
【符号の説明】
M1001 下ケース M1002 上ケース M1003 アクセスカバー M1004 排紙トレイ M1005 カバー開閉レバー M2001 プラテン M2001‐a 記録シート支持面 M2002 排紙ローラ軸受 M2003 排紙ローラ M2004 拍車1 M2005 拍車2 M2006 拍車ステイ M2007 拍車ホルダ1 M2008 拍車ホルダ2 M2009 拍車バネ軸 M2010 フロントステイ M2011 キャリッジ軸カム M2012 紙間調整板L M2014 キャリッジ軸バネ M2015 紙間調整レバー M3001 LFローラ M3002 LFギアカバー M3003 LFギア M3004 LFローラバネ M3005 LFローラ軸受けL M3006 LFローラ軸受けR M3007 LFローラ座金 M3008 スプリングピン M3009 CEリング M3010 ネジ M3011 通紙ガイド M3012 LF中間ギア M3013 排紙ギア M3014 ピンチローラ M3015 ピンチローラホルダ M3016 ピンチローラバネ M3017 ピンチローラ軸 M3018 ピンチローラステイ M3019 シャーシ M3020 PEレバー M3021 PEレバーバネ M3022 自動給送部 M3023 ASFベース M3024 可動サイドガイド M3025 圧板 M3026 給紙ローラ M3027 分離シート M3028 圧板バネ M3029 搬送部 M3030 排出部 M4000 記録部 M4001 キャリッジ M4002 キャリッジカバー M4003 FPC押さえ M4006 FPC押さえ M4007 ヘッドセットレバー M4008 ヘッドセットレバー軸 M4012 キャリッジ軸 M4013 キャリッジレール M4014 キャリッジスライダー M4015 FFC押さえ2 M4016 FFC押さえ2a M4017 フェライトコア M4018 キャリッジベルト M4019 キャリッジベルト止め M4020 アイドラプーリ M4021 プーリホルダー M4024 キャリッジモータプーリ M4025 センサーカバー M4026 インクエンドセンサホルダー M4027 インクエンドセンサカバー M4028 FFC押さえ1 M4029 キャリッジ軸受け M5000 回復系ユニット M5001 キャップ M5002 キャップ吸収体 M5004 キャップレバー M5009 キャップチューブ M5010 バルブチューブ M5011 ワイパーブレード(W) M5012 ワイパーブレード(N) M5013 ブレードホルダ M5019 ポンプチューブ M5031 リードスクリュー M5034 舟形ばね M5035 バルブカム M5036 バルブゴム M5038 バルブレバー M5041 ワンウェイクラッチ M5043 切換レバー1 M5045 予備吐出口 M5046 予備吐出吸収体 M5047 予備吐出カバー M5048 バルブクラッチ M5053 ポンプギア1 M5100 ポンプ M5110 キャップ駆動伝達ギア列 M5120 ワイパー駆動伝達ギア列 M5130 ポンプ電動伝達ギア列 M5140 バルブ駆動伝達ギア列 M5150 振り子駆動伝達ギア列 M5160 ASF駆動伝達ギア列 M6001 スキャナ M6002 スキャナホルダ M6003 スキャナカバー M6004 スキャナコンタクトPCB M6005 スキャナ照明レンズ M6006 スキャナ読取レンズ M6100 保管箱 M6101 保管箱ベース M6102 保管箱カバー M6103 保管箱キャップ M6104 保管箱バネ E0001 キャリッジモータ E0002 LFモータ E0003 PGモータ E0004 エンコーダセンサ E0005 エンコーダスケール E0006 インクエンドセンサ E0007 PEセンサ E0008 GAPセンサ(紙間センサ) E0009 ASFセンサ E0010 PGセンサ E0011 コンタクトFPC(フレキシフ゛ルフ゜リントケーフ゛ル) E0012 CRFFC(フレキシフ゛ルフラットケーフ゛ル) E0013 キャリッジ基板 E0014 メイン基板 E0015 電源ユニット E0016 パラレルI/F E0017 シリアルI/F E0018 電源キー E0019 リジュームキー E0020 LED E0021 ブザー E0022 カバーセンサ E1001 CPU E1002 OSC(CPU内蔵オシレータ) E1003 A/D(CPU内蔵A/Dコンバータ) E1004 ROM E1005 発振回路 E1006 ASIC E1007 リセット回路 E1008 CRモータドライバ E1009 LF/PGモータドライバ E1010 電源制御回路 E1011 INKS(インクエンド検出信号) E1012 TH(サーミスタ温度検出信号) E1013 HSENS(ヘッド検出信号) E1014 制御バス E1015 RESET(リセット信号) E1016 RESUME(リジュームキー入力) E1017 POWER(電源キー入力) E1018 BUZ(ブザー信号) E1019 (発振回路の接続) E1020 ENC(エンコーダ信号) E1021 ヘッド制御信号 E1022 VHON(ヘッド電源ON信号) E1023 VMON(モータ電源ON信号) E1024 電源制御信号 E1025 PES(PE検出信号) E1026 ASFS(ASF検出信号) E1027 GAPS(GAP検出信号) E0028 シリアルI/F信号 E1029 シリアルI/Fケーブル E1030 パラレルI/F信号 E1031 パラレルI/Fケーブル E1032 PGS(PG検出信号) E1033 PM制御信号(パルスモータ制御信号) E1034 PGモータ駆動信号 E1035 LFモータ駆動信号 E1036 CRモータ制御信号 E1037 CRモータ駆動信号 E0038 LED駆動信号 E1039 VH(ヘッド電源) E1040 VM(モータ電源) E1041 VDD(ロジック電源) E1042 COVS(カバー検出信号) E2001 CPU I/F E2002 PLL E2003 DMA制御部 E2004 DRAM制御部 E2005 DRAM E2006 1284 I/F E2007 USB I/F E2008 受信制御部 E2009 圧縮・伸長DMA E2010 受信バッファ E2011 ワークバッファ E2012 ワークエリアDMA E2013 記録バッファ転送DMA E2014 プリントバッファ E2015 記録データ展開DMA E2016 展開用データバッファ E2017 カラムバッファ E2018 ヘッド前記部 E2019 エンコーダ信号処理部 E2020 CRモータ制御部 E2021 LF/PGモータ制御部 E2022 センサ信号処理部 E2023 モータ制御バッファ E2024 スキャナ取込みバッファ E2025 スキャナデータ処理DMA E2026 スキャナデータバッファ E2027 スキャナデータ圧縮DMA E2028 送出バッファ E2029 ポート制御部 E2030 LED制御部 E2031 CLK(クロック信号) E2032 PDWM(ソフト制御信号) E2033 PLLON(PLL制御信号) E2034 INT(割り込み信号) E2036 PIF受信データ E2037 USB受信データ E2038 WDIF(受信データ/ラスタデータ) E2039 受信バッファ制御部 E2040 RDWK(受信バッファ読み出しデータ/
ラスタデータ) E2041 WDWK(ワークバッファ書込みデータ/
記録コード) E2042 WDWF(ワークフィルデータ) E2043 RDWP(ワークバッファ読み出しデータ
/記録コード) E2044 WDWP(並べ替え記録コード) E2045 RDHDG(記録展開用データ) E2047 WDHDG(カラムバッファ書込みデータ
/展開記録データ) E2048 RDHD(カラムバッファ読み出しデータ
/展開記録データ) E2049 ヘッド駆動タイミング信号 E2050 データ展開タイミング信号 E2051 RDPM(パルスモータ駆動テーブル読み
出しデータ) E2052 センサ検出信号 E2053 WDHD(取込みデータ) E2054 RDAV(取込みバッファ読み出しデー
タ) E2055 WDAV(データバッファ書込みデータ/
処理済データ) E2056 RDYC(データバッファ読み出しデータ
/処理済データ) E2057 WDYC(送出バッファ書込みデータ/圧
縮データ) E2058 RDUSB(USB送信データ/圧縮デー
タ) H1000 記録ヘッドカートリッジ H1001 記録ヘッド H1200 第1のプレート H1201 インク供給口 H1300 電気配線基板 H1301 外部信号入力端子 H1400 第2のプレート H1500 タンクホルダー H1501 インク流路 H1600 流路形成部材 H1700 フィルター H1800 シールゴム H1900 インクタンク H1004a 補助トレイ1 H1004b 補助トレイ2 M1004c 補助トレイ3 M1004a′,M1004b′ ボス M1004c′,M1004d′ リブ M1004e,M1004f ストッパー M1004e−1,M1004f−1 弾性片部 M1004e−2,M1004f−2 先端部 M1004g,M1004h 回転軸 M1004i,M1004j,M1004k,M100
4l 爪 M1006,M1007 ねじりコイルばね

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを排出する装置本体に移動操作可
    能に備えられて、前記装置本体から排出される前記シー
    トを順次積載するトレイにおいて、 前記装置本体と前記トレイとの対向部の一方に設けられ
    た起伏部と、 前記装置本体と前記トレイとの対向部の他方に設けられ
    て、前記トレイの移動操作に伴ない前記起伏部によって
    弾性変形されることにより、前記トレイの移動操作に抵
    抗感を与える弾性のストッパーと、 前記ストッパーを前記起伏部との対向方向に付勢するコ
    イルばねとを備えたことを特徴とするトレイ。
  2. 【請求項2】 前記起伏部は、前記トレイの側部と対向
    する前記装置本体の位置に設けられ、 前記ストッパーは、前記トレイの側部に設けられて、前
    記起伏部に対して前記トレイの内方から外方に向かって
    弾性的に圧接し、 前記コイルばねは、前記ストッパーを前記起伏部との対
    向方向に付勢することを特徴とする請求項1に記載のト
    レイ。
  3. 【請求項3】 前記ストッパーは、前記トレイの側部に
    一体成形された弾性片部と、前記弾性片部の自由端に設
    けられて前記起伏部に圧接する先端部とを含むことを特
    徴とする請求項2に記載のトレイ。
  4. 【請求項4】 前記コイルばねはねじりコイルばねであ
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    トレイ。
  5. 【請求項5】 前記ストッパーは前記トレイの側部に一
    体成形され、 前記コイルばねは、一方の腕部が前記トレイの側部の内
    面に圧接するねじりコイルばねであることを特徴とする
    請求項2に記載のトレイ。
  6. 【請求項6】 前記ねじりコイルばねは、一方の腕部側
    に形成された屈曲部が前記ストッパーから離れた前記ト
    レイの部位に圧接することを特徴とする請求項5に記載
    のトレイ。
  7. 【請求項7】 前記装置本体に回動操作可能に備えられ
    たことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    トレイ。
  8. 【請求項8】 被記録媒体としてのシートに対して画像
    の記録が可能であり、画像を記録した後の前記シートを
    装置本体から排出する記録装置において、 前記装置本体から排出される前記シートを順次積載する
    トレイとして、請求項1から7のいずれかに記載のトレ
    イを備えたことを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 インクを吐出可能な記録ヘッドを用いる
    ことにより、前記シートに画像の記録が可能であること
    を特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、インクを吐出する
    ためのエネルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱
    変換体を有することを特徴とする請求項9に記載の記録
    装置。
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