JP2001062821A - スラリー供給装置 - Google Patents
スラリー供給装置Info
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Abstract
横幅方向に均一にスラリーを排出する。 【解決手段】 スラリー供給管(6)と、スラリー供給
管の終端部に連結されてスラリー供給管に連通し、上方
に向かって横幅が漸増するスラリー拡散部(7)と、ス
ラリー拡散部の上端部に設けられ、抄造幅に等しい横幅
を有するスラリー排出口(8)とを備え、スラリー排出
口に対して上下に移動し、スラリー排出口を横幅方向に
均一に開度調節するゲート(10)が設けられる。
Description
供給装置に関するものである。さらに詳しくは、この出
願の発明は、流量調節を行ってもスラリー排出口から常
に横幅方向に均一にスラリーを排出することのできるス
ラリー供給装置に関するものである。
築材には、セメント系無機質板が広く採用されており、
例えば図3の概略図に示したような抄造法により生産さ
れている。この図3に示した抄造法では、例えばセメン
ト及び繊維を主原料とし、フィラーを適宜添加配合した
セメント組成物を水に分散して得られる固形分濃度5〜
30%程度の比較的低濃度のスラリーを、スラリー供給
装置(1)から、無端状の連続体に形成され、駆動ロー
ル(2)及び従動ロール(3)に懸架されて図3図中の
矢印方向に移動するフェルト等の透水性を有する透水性
シート(4)の上に所定の抄造幅で供給し、グリーンシ
ートとした後に、真空固液分離装置(5)において透水
性シート(4)と共にグリーンシートを下方より減圧吸
引し、脱水して生板を作製する。真空固液分離装置
(5)には、例えばサクションボックス(51)が設け
られ、透水性シート(4)をその裏面より支持すると共
に、脱水空間を確保する。
給装置(1)には各種のものが提案されており、その中
の一つとして例えば図4に示したようなスラリー供給装
置がある。この図4に示したスラリー供給装置は、スラ
リー供給管(6)と、スラリー供給管(6)の終端部に
連結されてスラリー供給管(6)に連通し、上方に向か
って横幅が漸増するスラリー拡散部(7)、そして、こ
のスラリー拡散部(7)の上端部に設けられ、抄造幅に
等しい横幅を有するスラリー排出口(8)とを備えてい
る。所定の配合割合及び固形分濃度に調製されたスラリ
ーは、スラリー供給管(6)を通ってスラリー拡散部
(7)内において横幅が広げられ、抄造幅にまで広げら
れてスラリー排出口(8)から図3に示した透水性シー
ト(4)の上に排出される。
供給装置では、スラリーの供給量を調節することができ
るように、スラリー供給管(6)に流量調節用のナイフ
ゲートバルブ(9)が設けられているが、このナイフゲ
ートバルブ(9)による流量調節に難がある。すなわ
ち、スラリー供給管(6)を流れるスラリーは、ナイフ
ゲートバルブ(9)によって急激に流れが絞られ、この
ため、圧力場が発生し、流れが不均一になる。
ブ(9)の開度を変えると、スラリー供給管(6)の開
口部の形状がそれにつれて変化し、スラリーの流れもま
た変わってしまう。従って、スラリーが均一に広がるよ
うにスラリー拡散部(7)を設計しても、それはナイフ
ゲートバルブ(9)のある開度の場合に限られ、流量調
節を行うとスラリーの流れが変化し、流れの速い部分と
遅い部分が発生する。その結果、常にスラリーを横幅方
向に均一に供給することができない。スラリーにそのよ
うな流れ分布が形成されると、作製される生板の板厚に
反映し、厚みの厚い部分と薄い部分が生じる。スラリー
の不均一な流れは、生板の板厚のばらつき、製品不良等
の原因となっている。
みてなされたものであり、これまでに提案されているス
ラリー供給装置の上記欠点を解消し、流量調節を行って
もスラリー排出口から常に横幅方向に均一にスラリーを
排出することのできるスラリー供給装置を提供すること
を目的としている。
の課題を解決するものとして、スラリー供給管と、スラ
リー供給管の終端部に連結されてスラリー供給管に連通
し、上方に向かって横幅が漸増するスラリー拡散部と、
スラリー拡散部の上端部に設けられ、抄造幅に等しい横
幅を有するスラリー排出口とを備えたスラリー供給装置
であって、スラリー排出口に対して上下に移動し、スラ
リー排出口を横幅方向に均一に開度調節するゲートが設
けられたことを特徴とするスラリー供給装置(請求項
1)を提供する。
に等しい横幅を有するブロック体であり、スラリー拡散
部の真上に配設されていること(請求項2)、並びに、
ゲートの下端部には、スラリー排出口側に向かって湾曲
し、ゲートの下端位置が次第に高くなる凹面が形成され
ていること(請求項3)をそれぞれ好ましい態様として
提供するものでもある。
リー供給装置についてさらに詳しく説明する。
ー供給装置の一実施形態を示した斜視図である。例えば
この図1に示したように、この出願の発明のスラリー供
給装置は、図4に例示したスラリー供給装置と同様に、
スラリー供給管(6)と、スラリー供給管(6)の終端
部に連結されてスラリー供給管(6)に連通し、上方に
向かって横幅が漸増するスラリー拡散部(7)と、スラ
リー拡散部(7)の上端部に設けられ、抄造幅に等しい
横幅を有するスラリー排出口(8)とを備えている。
置には、スラリー排出口(8)に対して上下に移動し、
スラリー排出口(8)を横幅方向に均一に開度調節する
ゲート(10)が設けられている。このゲート(10)
は、例えば図1に示したように、抄造幅に等しい横幅を
有するブロック体とすることができ、スラリー拡散部
(7)の真上に配設することができる。また、ゲート
(10)は、ハンドル(11)の回転操作で上下に移動
可能としたり、あるいはその回転軸をモータに接続し、
上下動を自動的に行うようにすることもできる。
に、スラリー排出口(8)に対して上下に移動し、スラ
リー排出口(8)を横幅方向に均一に開度調節するた
め、スラリー排出口(8)から排出されるスラリーは、
横幅方向に均一な流れのまま流量調節される。図4に示
したスラリー供給装置におけるナイフゲートバルブ
(9)に起因する問題が一切解消される。このため、作
製される生板の板厚のばらつき、製品不良等は十分に抑
制される。
では、例えば図2に示したように、ゲート(10)の下
端部には、図1に示したスラリー排出口(8)側に向か
って湾曲し、ゲート(10)の下端位置が次第に高くな
る凹面(12)を形成することができる。スラリーは、
スラリー排出口(8)から流出する時に、図2図中の矢
印で示したように凹面(12)に沿って流れるため、ス
ラリーはスムーズに流れる。凹面(12)は、スラリー
の流れをより均一とするのに有効となる。
施例1)、図2に示したゲートに代えたスラリー供給装
置(実施例2)、そして図4に示したスラリー供給装置
(比較例1)を用い、スラリーの流量調節を行いながら
図3に示した抄造法に従って生板の作製を行った。
横幅方向の流速差、並びに作製される生板の板厚差を測
定した。その結果は、次の表1に示す通りである。
発明のスラリー供給装置では、スラリー排出口から排出
されるスラリーの横幅方向の流速差が十分に小さく、生
板の板厚はほぼ均一となる。これに対し、図4に示した
この出願の発明前のスラリー供給装置では、流速差が大
きく、生板には板厚のばらつきが生じている。もちろん
この出願の発明は、以上の実施形態及び実施例によって
限定されるものではない。スラリー拡散部及びゲートの
形状、ゲートを上下に移動させる手段等の細部について
は様々な態様が可能であることは言うまでもない。
明によって、流量調節を行ってもスラリー排出口から常
にスラリーを横幅方向に均一な流れで排出することがで
き、板厚のばらつき、製品不良等が十分に抑制された生
板が作製可能となる。
態を示した斜視図である。
ートの一形態を示した要部断面図である。
示した概略図である。
た斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 スラリー供給管と、スラリー供給管の終
端部に連結されてスラリー供給管に連通し、上方に向か
って横幅が漸増するスラリー拡散部と、スラリー拡散部
の上端部に設けられ、抄造幅に等しい横幅を有するスラ
リー排出口とを備えたスラリー供給装置であって、スラ
リー排出口に対して上下に移動し、スラリー排出口を横
幅方向に均一に開度調節するゲートが設けられたことを
特徴とするスラリー供給装置。 - 【請求項2】 ゲートは、抄造幅に等しい横幅を有する
ブロック体であり、スラリー拡散部の真上に配設されて
いる請求項1記載のスラリー供給装置。 - 【請求項3】 ゲートの下端部には、スラリー排出口側
に向かって湾曲し、ゲートの下端位置が次第に高くなる
凹面が形成されている請求項1又は2記載のスラリー供
給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23758399A JP2001062821A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | スラリー供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23758399A JP2001062821A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | スラリー供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001062821A true JP2001062821A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17017479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23758399A Pending JP2001062821A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | スラリー供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001062821A (ja) |
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-
1999
- 1999-08-24 JP JP23758399A patent/JP2001062821A/ja active Pending
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