JP2001061932A - エアー浴槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】寝たきり老人を、好きな時にお風呂に入れるこ
とができるようにする。 【解決手段】長方形に近いビニールシートの縁に、空気
を入れると周囲と仕切り４が膨らんで、エアー浴槽にな
る。ビニールシート状の上に寝かすだけで、老人に負担
をかけずに、大人一人の力でお風呂に入れることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、空気を入れて膨
らます事で浴槽となり、寝たきりの老人を家庭でお風呂
に入れて上げるものです。

【０００２】

【従来の技術】寝たきり老人をお風呂に入れて上げるに
は、市町村の福祉課にお願いして、専用車で家に来ても
らって、大きな浴槽を室内に持ち込み数人がかりで入れ
なければなりません。又、家庭で入るにはリフト式で体
を吊り上げ浴槽の上まで移動させて、湯船に降ろす方法
で設備も大がかりになり、大変な苦労だと思います。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】寝たきり老人を肉体的
な疲労を加えずに、いつでも好きな時に家に居て家族の
協力で、お風呂に入れて上げることです。

【０００４】

【発明を解決するための手段】（イ）この浴槽は、空気
を入れて膨らますだけである。（ゴムボートを想像して
下さい。） （ロ）合成ゴム又はビニールで作っているので、空気の
入っていない状態ではシート状に近い。 （ハ）長方形に近いシート状の上に寝かして空気を入れ
ると、浴槽の中に入った状態になる。 （ニ）一人の力でもお風呂に入れて上げる事が出来ま
す。

【０００５】

【発明の実施の形態】長方形に近いシート状になってい
る物に、空気を入れると側面（周囲）と仕切り部分が膨
らんで、浴槽本体になる。頭部浴槽は頭を洗う所、
体部浴槽体を入れる仕切り首を置くため、幅が広め
で本体浴槽より低くしている。体部浴槽には、空気
を入れて膨らまして体を浮かす体浮装置が交互に底
部に固定している。

【０００６】

【実施例】浴槽本体に空気の入れていない状態を、布
団の横に広げてその上に仕切りに首がくる様に寝かせ
ます。浴槽本体に空気を入れると、浴槽の中に入った
状態になる。体部浴槽に、家庭の風呂場より電動バス
ポンプでお湯を入れる。又は給湯器よりお湯を入れても
良い。お湯を体の上まで入れます。首までふたをして、
ぬくもっている間に洗髪をする。体を洗う前に体浮装置
に空気を入れて持ち上げてから、お湯を少し減らしま
す。こうする事により体を起こしたり、横向きにするこ
となく、体の裏側まで洗えます。ところが体浮装置の
部分が洗えないため、体浮装置に空気を入れて体浮装
置の空気を抜いて洗います。汚れたお湯を抜いて体を
きれいなお湯で流して、お湯を捨て体を拭いて、本体浴
槽の空気を抜いて布団の上に戻します。

【０００７】

【発明の効果】以上のような実施例ですから寝たきり老
人を少しずらして、空気の入っていないエアー浴槽を広
げた上に寝かせたり、寝ている下に引き込む事も簡単で
ある。市町村の福祉課に頼まなくても、家族だけで入れ
て上げる事が出来ます。大掛かりな設備をする必要あり
ません。空気の出し入れも、電動エアーポンプを使うた
め数分で出来ます。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の平面図である。

【図２】本発明の断面図である。

【符号の説明】

１、浴槽本体 ２、頭部浴槽 ３、体部浴槽 ４、仕切り ５、体浮装置 ６、体浮装置 ７、ホース固定

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】合成ゴム又はビニールで作った物で、空気
   を入れて膨らます事によって浴槽になる。