JP2001061767A - 内視鏡の湾曲管を構成する節輪のレーザー加工方法 - Google Patents

内視鏡の湾曲管を構成する節輪のレーザー加工方法

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JP2001061767A
JP2001061767A JP23760499A JP23760499A JP2001061767A JP 2001061767 A JP2001061767 A JP 2001061767A JP 23760499 A JP23760499 A JP 23760499A JP 23760499 A JP23760499 A JP 23760499A JP 2001061767 A JP2001061767 A JP 2001061767A
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laser processing
workpiece
processing
deburring
unloading
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JP23760499A
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Takahiro Morii
高広 森井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工工程数および被加工パイプの径に応じた
治具数の削減を図るとともに、連結部、ハルジ加工を簡
易,的確に加工し得る等、作業性に富む内視鏡の湾曲管
を構成する節輪のレーザー加工方法を提供する。 【解決手段】 長尺パイプの端面を整端するとともに所
要長の被加工部材11を切断加工する1次レーザー加工
工程と、この1次レーザー加工工程にて切断加工される
被加工部材11をアンローディング部20を介してレー
ザー加工部19より搬出する工程と、この被加工部材1
1を回収する工程とから成ることを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は内視鏡の湾曲管を構
成する節輪のレーザー加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、一般に対物レンズ等を装備し
ている先端部、接眼レンズを有し内視鏡観察に必要な諸
操作等を行なう操作部、および光学繊維束、湾曲操作ワ
イヤー等を内蔵して上記先端部と操作部とを連結してい
る可撓部さらには上記先端部と可撓部との間に、上記先
端部を傾動させるための湾曲部が設けられることにより
構成されている。
【0003】また、上記湾曲部を構成する湾曲管の一例
を示すのが、図21であって、同図に示す通り、複数の
節輪2の連結部3に穿設した孔を互いに鋲4によって回
動自在に連結するとともに、その先端および基端には連
結用節輪5および6を連結することにより湾曲管1が構
成される。
【0004】そして、上記各節輪2は、輪体7の両端部
対称位置に上記連結部3をそれぞれ設けるとともに、こ
の連結部3の両側部分を斜めに殺ぎ落した形状にて形成
され、かつその周囲の上記連結部3位置とは略90度ず
れた位置にワイヤ挿通部8がそれぞれ設けられることに
より構成されている。
【0005】さらに、上記湾曲管1の先端は内視鏡の先
端部(不図示)に、また基端は可撓管(不図示)にそれ
ぞれ固定され、湾曲管操作ワイヤー9および10が操作
部本体(不図示)から可撓管を経て、上記各節輪2のワ
イヤ押通部8に挿通されたのち、先端を、この湾曲管1
の先端またはその近傍に固定される。
【0006】因て、上記湾曲操作ワイヤー9および10
のうち、一方の湾曲操作ワイヤー9の方を引くことによ
り、湾曲管1は矢印aの向きに湾曲し、他方の湾曲操作
ワイヤー10の方を引くと矢印bの向きに湾曲する。
【0007】上記湾曲管1の各節輪2の製作に当たって
は、図22に示す如く製作すべき節輪2に要求される長
さに切断加工(図22(a))するとともにその短パイ
プ11の端部に孔明け加工治具(不図示)を装着せしめ
て上記連結部3の連結孔3aを加工(図22(b))
後、その端部に対向する連結部3の打ち抜き加工(図2
2(c))を施すことにより遂行される。
【0008】また、他方端部の加工についても、他の節
輪2との連結部(不図示)の加工が施されるとともに、
上述したワイヤ押通部8の加工が施され、さらには図2
2(c)の連結部3とは反対側の端部に連結部3部分の
径よりも大径部3bを加工する場合には、同端部を型に
セットし、バルジ加工(図22(d))が施される等の
加工が遂行され所要の節輪が製作されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
湾曲管1を構成する節輪2の製作には、上記各加工工程
毎にバリ取り作業が要求されることから工数が増加する
とともに、製作せんとする節輪2の径に応じたパイプに
対する加工に於いては、各パイプ径に応じた加工治具が
それぞれの加工毎に要求され、加工治具の数が多く、治
具の取り扱いと管理が非常に煩雑となる欠点を有する。
【0010】また、連結部の加工では、打抜き加工用の
型が加工対象となるパイプ径毎に要求されるとともに型
の摩耗が速く、パイプ肉の切断精度が低下し、切断面が
ダレたりあるいは変形する等の欠点を有する。
【0011】さらに、端部に太径部が要求される場合に
は、型にセットしてバルジ加工を施すものであるが、一
方の瑞部には既に連結部が加工されており、型に村する
位置決めがしにくい等の困難性を有する。
【0012】そこで、本発明は、上記従来の内視鏡の湾
曲管を構成する節輪の製作における欠点に鑑みて開発さ
れたもので、加工工程数および被加工パイプの径に応じ
た治具数の削減を図るとともに、連結部、ハルジ加工を
簡易,的確に加工し得る等、作業性に富み、製品精度の
高い加工方法の提供を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザー加工
手段を介して長尺パイプより一次加工部材を加工すると
ともにこの一次加工部材のレーザー加工に関連してアン
ローディング手段を介して上記一加工部材をレーザー加
工部より搬出した後回収するか、さらに移送手段を介し
て上記一次加工部材をバリ取りおよぴ洗浄処理部に搬送
するとともに、バリ取りおよび洗浄処理後回収するか、
さらには、搬送手段を介してバルジ加工部に移送すると
ともに、バルジ加工を程した後、ローディング手段を介
して一次加工後の加工部材をレーザー加工部に搬入し、
レーザー加工手段を介して所要の2次加工を施すととも
に上記アンローディング手段を介して回収するか、さら
に移送手段、バリ取り手段および洗浄手段を介して所要
の処理を施した後、回収部に回収することにより内視鏡
の湾曲管を横成する節輪の製作を各加工および処理に関
連せしめて自動的に遂行するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の内視鏡の湾曲管を構
成する節輪のレーザー加工方法の実施の形態を、図面と
ともに説明する。
【0015】図1は本実施の形態のレーザー加工方法を
示すフローチャート、図2は各加工および処理手段並び
に移送手段の概略的な配置図、図3は移送手段の加工部
材のチャック部を示す平面図、図4は洗浄部の開閉板の
斜視図、図5は反転用支持部材の側面図である。
【0016】まず、図2に於て本発研方法の実施に当っ
て使用する各加工および処理手段並びに移送手段の概略
略的な配置状態を説明する。
【0017】20はレーザー加工部で、このレーザー加
工部20には被加工物をチャックして回転可能な第1チ
ャッ機21および第2チャック機22がXYテーブル2
3上側に配設されるとともに、第1チャック機21には
長尺パイプ24が供給手段(不図示)より供給されるべ
く構成されている。そして、長尺パイプ24がレーザー
加工される部位にはレーザー加工機19が配設されてい
る。
【0018】また、レーザー加工部20の隔壁25に
は、第1チャック機21の長尺パイプ24あるいは第2
チャック機22の短尺パイプをレーザー加工機19で加
工する際に使用されるアンローディング機31の進入用
開口部26を、アンローディング機31に対向せしめて
開口するとともに、第2チャック機22に被加工物をロ
ーディングするローディング機81の進入用開口部27
がローディング機81に対向せしめて設けられ、開口部
27にはローディング機81の進入および退出に関連し
て開閉する開閉シャッター(不図示)が装備されてい
る。
【0019】さらに、上記レーザー加工部20の第1チ
ャック機21および第2チャック機22の前方部には、
レーザー加工時に被加工部材の内側に付着するドロスに
対するドロス付着防止材を被加工部材の内側に塗布する
ための塗布装置28および29が配設されている。
【0020】30はアンローディング部で、このアンロ
ーデイング部30は、上記レーザー加工部20における
レーザー加工機19に対応して位置する第1チャック機
21あるいは第2チャック機22にアンローディング機
31を対向せしめて配設することにより構成されてい
る。
【0021】そして、上記アンローディング機31は、
ガイドレール32上を前後方向に移動する移動台34に
設けられた回転駆動部35の駆動軸36に、取り付け部
材33を介して各種の被加工部材を支持する4本の支持
アーム37を互いに直交方向に突設した状態下に取り付
けることにより構成されている。尚、38は移動台34
の駆動部である。
【0022】40は移送手段としてのロボットハンド
で、このロボットハンド40は図8に示す如く被加工部
材の径の種類に対応し得るチャック部41,42および
43を備える平行チャック44(両平行チャック片44
a,44bを互いの対向方向に開閉する操作片44c,
44dに取付けることにより構成されている)を関節部
45を介して昇降および回転自在な支柱46に支持する
ことにより構成されている。
【0023】50はバリ取り部で、このバリ取り部50
はバリ取り用回転ブラシ51およびこの回転プうシ51
の駆動部52を設けるとともに、研削液の噴出ノズル5
3を備える研削液の供給部54を設け、さらにバリ取り
槽55を設けるとことにより構成されている。
【0024】60は上記バリ取り部50に併設した洗浄
部で、この洗浄部60は洗浄槽61に2つの開閉板62
および63を開閉自在に設けるとともに、この開閉板6
2および63に被加工部材の支持ピンとして多数の柔軟
な線状毛を先端より根本部に至る程太経に植毛したブラ
シ部68を備える支持部材69(図9参照)を取付け、
かつこの開閉板62および63の開閉用の操作腕64お
よび65を設けるとともにこの操作腕64およぴ65を
揺動させる駆動部66および67を設けることにより構
成されている。
【0025】70はバルジ加工部で、このバルジ加工部
70は、上金型71を装備するプレス支持台72を設け
るとともに、台盤73の上側に設けたガイドレール74
上を前後方向に、台盤73の下側に取り付けた駆動用ロ
ッドレスシリンダー79によって移動する移動台75を
設け、この移動台75の上側には被加工部材の下金型を
内蔵する金型台76を設け、さらに上記台盤73と上記
洗浄部60間には被加工部材の反転用支持部材77(上
記洗浄部60の支持部材69のブラシ部68と同様のブ
ラシ部78を備える。)を立設することにより構成され
ている。
【0026】80はローディング部で、このローディン
グ部80はローディング機81を、上記レーザー加工部
20の第2チャック機22が到達する位置に対向せしめ
て配設することにより構成されている。
【0027】また、ローディング機81は、ガイドレー
ル82上を前後方向に移動する移動台88に設けられた
回転駆動部83の駆動紬84に、取り付け部材84aを
介して被加工部材を挟持する平行チャック85を備える
2本のローディングアーム86を突設することにより構
成されている。尚、87は移動台88の駆動部(ロッド
レスシリンダー)を示すものである。
【0028】90は回収部で、この回収部90は製造部
品あるいは被加工部材の搬送用シュート91および搬送
用コンベアー92より構成されている。
【0029】次に、レーザー加工方法を図1のフーチャ
ートに沿って図2とともに詳細に説明する。
【0030】まず、被加工部材としての長尺パイプ24
をその供給部よりレーザー加工部20の第1チャック機
21に供給する。
【0031】この長尺パイプ24のレーザー加工部20
に対する長尺パイプ供給工程は長尺パイプ供給部を介し
てレーザー加工部20の第1チャック機21に対して直
接供給されるが、レーザー加工時にパイプ内面にドロス
付着するのを防止するため、予め長尺パイプ24の内面
にはドロス付着防止剤が塗布されている。尚この点につ
いては、レーザー加工機19のレーザー加工に先き立っ
て、塗布装置28を介して長尺パイプ24の被加工部位
の内面にその都度ドロス付着防止剤を塗布しつつ実施す
ることも可能である。
【0032】しかして、上記長尺パイプ24の第1チャ
ック機21に対する供給工程に関連してアンローディン
グ部30が作動し、第1チャック機21に所要の支持ア
ーム37がセットされる。
【0033】このアンローディング部30のセット工程
については、上記長尺パイプ供給工程に関連して、供給
される長尺パイプ径に対応し得る径の支持アーム37
が、アンローディング部30によって選択される。すな
わち、回転駆動部35の駆動軸36が、アンローディン
グ部30による選択指示に従って回転し、それぞれ径の
異なる支持アーム37のうちの上記長尺パイプ24の径
に対応する径の支持アーム37を選択し、その支持アー
ム37を移動台34の前進動によりレーザー加工部20
の開口部26を介してレーザー加工部20内に進入し、
第1チャック機21に保持された長尺パイプ24内に挿
入されて所定位置にセットされる。
【0034】尚、上記長尺パイプ24の供給上の軸心線
とアンローディング部30の支持アーム37のセット上
の軸心線とは予め一致するように、第1チャック機21
はXYテーブル23の作動により、両者の軸心線上に上
記長尺パイプ24の供給工程に先き立ってセットされる
ものである。
【0035】上記長尺パイプ24の供給工程後、第1チ
ャック機21により、長尺パイプ24が回転せられて、
当該長尺パイプ24の整端加工がレーザー加工部20の
レーザー加工機19により加工される。
【0036】このレーザー加工工程における長尺パイプ
24の整端加工は、第1チャック機21に供給された長
尺パイプ24の端部を整形するために実施されるもの
で、次段の所要寸法(例えば30mm)の被加工部材と
しての短パイプ11をレーザー加工するために、通常長
尺パイプ24の先端部を1〜4mm位置について切断す
べくレーザー加工が施される。
【0037】長尺パイプ24の先端部のうちの1〜4m
mの部分がレーザー加工にて切断されると、その切断材
は支持アーム37に支持されるが、一旦支持アーム37
が移動台34の後退動により第1チャック機21のセッ
ト位置より後退後、支持アーム37が回転駆動部35に
て回動されて下側に垂直状態にされることにより、前記
切断部分は支持アーム37より落下して排除される。
【0038】しかるに、再度支持アーム3了が復勤し
て、第1チャック機21にセットされるのに関連して整
端後の長尺パイプ24の先端部が製作せんとする節輪2
の加工に必要な長さ寸法(例えばロボットハンドの把持
しろを含む長さ寸法30mm)の短パイプ(被加工部
材)11となるように第1チャック機21を移動した
後、レーザー加工機19にてレーザー加工を遂行する。
【0039】しかして、上記レーザー加工にて切断され
た短パイプ11は、支持アーム37に支持される。すな
わち、支持アーム37はレーザー加工に先き立って長尺
パイプ24の先端部に挿入されてセットされるととも
に、レーザー加工機19のレーザー加工時のドロス吸引
並びにこれの排出に加えて、レーザー光を遮断あるいは
吸収する手段を備え、かつ切断後の短パイプ11は支持
アーム37の挿入端にそのまゝ引掛り、移動台34の後
退動によりレーザー加工部20内より外部に搬出される
とともに、回転駆動部35の駆動により駆動軸36が回
転されて支持アーム37が上側に垂直に立設されること
により、移動台34の移動動作中にも支持アーム37よ
り落下してしまうようなことのない状態に支持される。
【0040】かゝる状態下に移動台34が、ロボットハ
ンド40との受け渡し位置まで移動して停止される。
【0041】上記移動台34の受け渡し位置への停止に
関連してロボットハンド40が作動し、平行チャック部
41,42および43のうちの被加工部材11の経に対
応する平行チャック部41,42あるいは43を介し
て、上側に垂直に立設する支持アーム37より被加工部
材11を扶持しつつ引き抜き、バリ取り部50に搬送す
る。
【0042】かゝるバリ取り部50に於けるバリ取り加
工工程では、上記ロボットハンド40のチャック44に
て挟持された被加工部材11は、バリ取り部50のバリ
取り槽55内に搬入されるとともに、駆動部52の駆動
により前進動した回転ブラシ51に挿入されつつ保持さ
れる。
【0043】しかる後、駆動部52を介して回転する回
転ブラシ51に対して、被加工部材11の内周面を常時
圧接しつつ被加工部材11自体をロボットハンド40の
チャック44の回転に伴って回転し、かつ上記回転する
回転ブラシ51を被加工部材11の長さ方向間に於いて
前後動するとともに、供給部54より噴出ノズル53を
介して研削液を被加工部材11に噴射しつつ、被加工部
材11の両端面および内側面のバリ取りを行うことによ
り遂行される。
【0044】このバリ取り部50に於けるバリ取り加工
工程後、すなわち、駆動部52の駆動により回転ブラシ
51が作動位置より後退して、ロボットハンド40のチ
ャック44に挟持される被加工部材11内より引き抜か
れた後、ロボットハンド40が作動して被加工部材11
をバリ取り槽55内より搬出し、洗浄部60に搬送す
る。
【0045】そして、ロボットハンド40の洗浄部60
への搬送動作に関連して、洗浄部60の駆動部66が作
動して開閉腕64を介して開閉板62を開き、これに取
付けられる支持部材69のブラシ部68に、ロボットハ
ンド40のチャック44に挟持される被加工部材11を
挿入して受け渡す。
【0046】しかる後、ロボットハンド40のチャック
44が後退するのに関連して、開閉腕64が駆動部66
により作動して開閉板62を閉じ、同時に開閉板62の
支持部材に保持される被加工部材11は洗浄槽61の洗
浄液に浸漬され、レーザー加工工程中に内側面に付着さ
れたドロスを、予め内側面に塗布されたドロス付着防止
剤とともに洗浄除去することにより洗浄工程が遂行され
る。
【0047】この洗浄槽61の洗浄処理は、トリクレン
等の溶剤を使用した超音汲洗浄を適用しつつ遂行され
る。
【0048】洗浄槽61内に於ける洗浄処理が完了した
時点で、再び駆動部66の駆動により開閉腕64を介し
て開閉板62が開かれるとともに、支持部材69のブラ
シ部68に保持される被加工部材11が洗浄槽61外側
に搬出されるので、これをロボットハンド40の作動に
より再度チャック44にて挟持しつつ支持部材69のブ
ラシ部68より引き抜き、バルジ加工部70に搬送す
る。
【0049】かゝるバルジ加工部70に於けるバルジ加
工工程について説明すると、まず、ロボットハンド40
にて洗浄後の被加工部材11はバルジ加工部70の移動
台75上側の金型台76に搬入セットされる。しかる
後、移動台75の移動により金型台76が押圧部材(不
図示)による押圧位置に至り、押圧部材によって被加工
部材11を上側より押圧して、金型台76内の下金型の
入子に被加工部材11の下端を装入セットするととも
に、移動台75の移動によって上金型71とのプレス位
置に搬送されるのに関連して上金型71によるプレス成
形が施されて被加工部材11にバルジ加工が施される。
【0050】又、上記プレス成形の完了とともに上下金
型71が復帰するのに関連して移動台75が被加工部材
11の搬入位置に復帰し、同位置にて不図示の突き出し
棒により金型台76より被加工部材11が離型され、か
つこの離型動作に関連して再びロボットハンド40が作
動し、離型後の被加工部材11をチャック44にて挟持
してバルジ加工部70より搬出する。
【0051】上記工程に於て被加工部材11に対する一
次レーザー加工工程が完了するのであるが、次に2次レ
ーザー加工工程について説明すると、まず、上記バルジ
加工後の被加工部材11はロボットハンド40のチャッ
ク44に挟持されるが、その加工部側を反転させるため
に反転用支持部材77のブラシ部78に被加工部材11
を装入保持させた後、再度チャック44を反転させてか
ら、チャック44にて挟持することにより被加工部材1
1の小径部側を上側にして保持することができる。
【0052】かかるは状態下にロボットハンド40によ
り被加工部材11をローディング部80に搬送した後、
チャック44に挟持する被加工部材11をローディング
機81のローディングアーム86の平行チャック85に
受け渡しするとともに、回転駆動部83にてローディン
グアーム86を回動して被加工部材11を水平保持し、
さらに駆動部8了の駆動により移動台88を移動しつつ
ローディングアーム86を前進し、この前進動に関連し
て開かれる開口部27を介してレーザー加工部20内に
被加工部材11を搬入するとともに、ローディングアー
ム86に保持する被加工部材11の小径部側を第2チャ
ック機22の保持部(不図示)に保持せしめつつ受け渡
しを完了する。
【0053】上記ローディング部80によるローディン
グ工程後、ローディング機81が移動台88の後退動に
よりレーザー加工部20内より退出し、これに関連して
開口部27が閉鎖され、かつこれに関連して第2チャッ
ク機22はXYテーブル23の移動によりレーザー加工
位置に移動セットされる。
【0054】そして、この第2チャック機22のセット
に関連して、アンローディング部30が作動し、支持ア
ーム37が第2チャック機22の保持部に保持される被
加工部材11内に装入セットされるとともに、第2チャ
ック機22にて被加工部材11が回転せられて、レーザ
ー加工機19による2次レーザー加工が施される。
【0055】この2次レーザー加工の具体的な工程の一
例を挙げると、まず、被加工部材11のバルジ加工部で
ある大径部側の整端が上記パイプ24の整端加工と同様
の方法にて遂行された後、この大径部側に節輪2として
の構成上要求される連結部のレーザー加工およびその他
のスリット、U字溝等のレーザー加工が施される。
【0056】そして、上記大径部側のレーザー加工後、
小径部側に対する連結部等の必要なレーザー加工を施し
た後、第2チャック機22の保持部にて保持する部分よ
り、レーザー加工部分をレーザー光にて切断することに
より、2次レーザー加工後の製品を支持アーム37に支
持することができる。
【0057】しかる後、移動台34を後退動しつつ支持
アーム37に保持する2次レーザー加工後の製品をレー
ザー加工部20より搬出し、支持アーム37を上側に垂
直状態に立設して2次レーザー加工後の製品を保持せし
めた後、再度、ロボットハンド40との受け渡しを行う
とともにロボットハンド40を介して2次レーザー加工
後の製品をバリ取りおよび洗浄処理を施し、その後、回
収部90に搬送するとともに搬送用シュート91および
コンベアー92を介して製品を回収するものである。
【0058】以上の説明により、図6の各加工および処
理工程が遂行されるのであるが、必ずしも図1の各加工
および処理工程が全て行なわれるものではなく必要に応
じて選択された工程に従って遂行され、また作業能率上
からの選択等により遂行される。
【0059】例えば1次レーザー加工の施された被加工
部材11を、バリ取りおよび洗浄処理並びにバルジ加工
を経ずにアンローディング後、回収パレットに直接回収
することにより、1次レーザー加工後の多数の被加工部
材11を他のバリ取りおよび洗浄処理手段を介して同加
工および処理を同時に加工処理する場合、あるいはバリ
取りおよび洗浄処理後の被加工部材11をバルジ加工お
よび2次レーザー加工を施さずに一旦回収パレットに回
収する場合、さらにはバリ取り加工、洗浄処理およびバ
ルジ加工後、ローディング部80を介して2次レーザー
加工を施し、そのまゝ、その後のバリ取りおよび洗浄処
理工程を経ずにアンローディング後、回収パレットに直
接回収する場合等を具体的に挙げ得る。
【0060】さらに、上記した各工程の作業上、作業能
率を向上する目的から、被加工部材11のバリ取りおよ
び洗浄加工およぴ処理中にも、残りの長尺パイプ24に
対して1次レーザー加工を連続的に遂行し、これを回収
したり、洗浄処理に当っては、上記において開閉板62
を使用した処理についてのみ説明したが、他の開閉板6
3側を同時に梗用した実施も可能である等図6に示す各
工程順位に従うことのない実施による場合も勿論可能で
ある。
【0061】さて、以上に於いては、本実施の形態のレ
ーザー加工方法を図1乃至図5により説明してきたが、
以下には特に上記第1次あるいは第次レーザー加工後の
被加工部材あるいは製品めアンローディング、バリ取り
加工およびバルジ加工の工程に使用する各装置の具体的
な実施の形態について許述する。
【0062】図6乃至図10はアンローディング装置を
示し、図6は斜視図、図7は支持アームの斜視図、図8
は支持アームの識別板の斜視図、図9は縦断正面図、図
10は縦断側面図である。
【0063】架台100の上側板101にガイドレール
32を敷設するとともに、上側板101の下側には前後
両側板102,103間にロッドレスシリンダー38と
これに平行なガイドレール104を渡架し、かつ移動台
34をガイド部材105を介してガイドレール32に前
後動自在に装着するとともに、上記ガイド部材105を
ロッドレスシリンダー38の駆動用移動部材106に連
結部材107を介して連続せしてい。また上記連結部材
107は上記ガイドレール104にスライド自在に装着
したスライド部材108に連結板109を介して連結し
ている。
【0064】上記移動台34には支持部材110を介し
てインデックステーブル111を搭載するとともに、こ
のインデックステーブル111の入力軸112は移動台
34に取付けたモーター35の駆動軸114に取付けた
騒動プーリー115に、ベルト116および入力軸11
2に取付けた従動プーリー117を介して連結され、か
つ上記インデックステーブル111の出力軸36には取
り付け部材33が固着されている。
【0065】この取り付け部材33は中空で、かつ略正
方形の六面体から成り、前側面を上記出力軸36に固着
するとともに、後側面には連結管118を固着し、この
連結管118を吸引水−ス119の連結部120に対し
てオイルシール部121を介して回動自在に連結しつ
つ、取り付け部材33の中空部を吸引ホース119に連
結している。
【0066】又、取り付け部材33の外周面の4面に
は、上記中空部に連通する支持アーム37の取付部12
2を設けるとともに、この各4面の取付部122には4
本の支持アーム37が互いに直交する方向に突設されて
十字状に取付けられている。
【0067】そして、図7に示すように、各支持アーム
37は上記取付部122に対しての取付金具123およ
びこの取付金具123にアーム本体124を連結すると
ともに、このアーム本体124にアーム125a乃至ア
ーム125dを連結することにより構成され、かつ各ア
ーム125a乃至アーム125dには先端部にドロス吸
引孔126を開孔し、取付金具123およびアーム本体
124の中空部と上記取り付け部33の連結管118を
介して上記吸引水−ス119に連通せしめることにより
構成されている。
【0068】さらに、各支持アーム37のアーム125
a、125b、125cおよび125dの径は被加工部
材の径の種類に対応すべく漸次太径に形成されている。
【0069】尚、各アーム125a乃至アーム125d
は熱伝導率の高いアルミニウム、銅等の材料により形成
されている。
【0070】そして、各支持アーム37のアーム125
a、125b、125cおよび125dを識別するため
に、各支持アーム37の取付金具123には、図3に示
す識別板127a、127b,127cおよび127d
がそれぞれ取付けられている。又、上記インデックステ
ーブル111の側面には、上記識別板127を識別する
ための2対の光電センサー128が取付けてある。
【0071】すなわち、取り付け部材33の4面のうち
の、水平状態に支持される各支持アーム37のうちの一
方の支持アーム37の識別板127が2対の光電センサ
ー128間に介在するようにセットされ、2対の光電セ
ンサー128が介在される識別板127の識別片129
を検出することにより、その検出信号によって各支持ア
ーム37のうちのいずれかの径(種類)の支持アーム3
7が作用位置にセットされているかを確認し得るように
構成されている。
【0072】他方、上記モーター35の駆動プーリー1
15には回転板130を取付けるとともに、この回転板
130の検出用光電センサー131が移動台34の取付
板に取付けられている。
【0073】すなわち、上記各支持アーム37の識別板
127の検出信号により、モーター35の回転を回転板
130の光電センサー131にて検出しつつ制御するこ
とによって、4本の支持ア−ム37のうちの所望の支持
アーム37を選択しつつ作用位置に保持し得るように構
成したものである。
【0074】尚、図中、132は上記吸引ホース119
との連結部120に設けた吸引ホース119の連結管、
133は上記ロッドレスシリンダー38の移動部材10
6に対向せしめて設けたショックアブソーバーである。
【0075】以上の構成からなる本実施の形態のアンロ
ーディング装置30に於いて、上記レーザー加工方法の
実施に当つては、レーザー加工する被加工部材の径に対
応する支持アーム37を、上記取付け部材33に取り付
けられる4本の支持アーム37のうちより選択しつつ使
用するとともに、レーザー加工工程に対応せしめてロッ
レスシリンダー38を駆動しつつ移動台3dを架台10
0上に於いて前後動せしめ、かつインデックステーブル
111の制御を介して支持アーム37を作動せしめるこ
とにより、レーザー加工に於ける被加工部材および切断
材の搬出および排除作業を遂行するものである。
【0076】すなわち、予めレーザー加工部20め第1
チャック機21に供給される長尺パイプ24の径に対応
する支持アーム37を、取り付け部材33の水平状態
で、かつ作用位覆に位置せしめてセットする。
【0077】かゝる操作は上記した如く、光電センサー
128によって、この間に介在される識別板127の識
別片129を検出することにより、現在取り付け部材3
3の作用位置に選択される支持アーム37を確認した
後、4本の支持アーム37のうちの上記長尺パイプ24
の経に対応する支持アーム37が取り付け部材33のど
の位置に保持されているかを知ることができ、従って、
その位置より作用位置に保持するための制御をインデッ
クステーブル111を介して遂行するが、モーター35
の駆動プーリー115に取り付けた回転板130の1回
転をインデックステーブル111の出力軸36が90度
回転する等の設計により、モーター35の駆動軸114
の回転による回転板130の回転を光電センサー131
にて検出しつつ制御することにより、上記各支持アーム
37の取り付け部材33を90度づつ回転せしめること
ができ、上記長尺パイプ24の径に対応する支持アーム
37を作用位置にセット保持することができる。
【0078】しかる後、上記レーザー加工部20の第1
チャック機21に対する長尺パイプ24の供給動作に関
連して、ロッドレスシリンダー38を作動して移動台3
4をガイドレール32上で前進動せしめ、上記作用位置
に保持される支持アーム37をレーザー加工部20の開
口部26よりレーザー加工部20内に進入せしめるとと
もに、第1チャック機21に供給された長尺パイプ24
の先端内部に支持アーム37のアーム125の先端を挿
入し、かつア−ム125のドロス吸引孔126をレーザ
ー光に対応し得る位置にセットする。
【0079】しかる後、レーザー加工機19によるレー
ザー加工に関連して吸引ホース119に連結した吸引源
(不図示)を作動せしめ、レーザー加工によって生ずる
ドロスをドロス吸引孔126を介して吸引しつつ上記長
尺パイプ24の端部を整端するためのレーザー切断加工
を遂行する。
【0080】上記長尺パイプ24の切断された端部は、
支持アーム37のアーム125に保持されているので、
一旦レーザ加工機19によるレーザー加工を停止した
後、ロッドレスシリンダー38を作動して移動台34を
後退動せしめ、支持アーム37のアーム125をレーザ
ー加工部20の開口部26外に移動せしめるとともに、
インデックステーブル111の制御を介して支持アーム
37を90度回転してアーム125を下側に向けること
により、アーム125に保持される上記切断端部をアー
ム125より落下排除することができる。
【0081】再度インデックステーブル111の制御を
介して支持アーム37を90度回転して作用位置に復帰
せしめた後、再度ロッドレスシリンダー38を作動せし
め、移動台34を前進することにより支持アーム37を
レーザー加工部20内に至らしめるとともに、ア−ム1
25を第1チャック機21の長尺パイプ24中に挿入
し、かつそのドロス吸引孔126をレーザー加工位置に
対応せしめつつセットする。
【0082】しかる後、上記長尺パイプ24に対する所
要長の短パイプ(被加工部材)11のレーザー切断加工
が完了すると、長尺パイプ24より切断後の被加工部材
11は支持ア−ム37のアーム125に保持されている
ので、再度、レーザー加工の停止後、ロッドレスシリン
ダー38を作動して移動台34を後退動せしめて、支持
アーム37をレーザー加工部20の外側に至らしめつつ
被加工部材11をレーザー加工部20外に搬出せしめ、
かつ支持アーム37がレーザー加工部20の外側に至る
のを待って、再度インデックステーブル111の制御に
より、上記支持アーム37を今度は90度上側に回転し
て垂直状態に直立せしめることにより、上記アーム12
5に保持されていた被加工部材11を支持アーム37よ
り落下するのを防止し得る完全な保持状態下に保持する
ことができる。
【0083】この状態下に移動台34は後退動を続け、
やがてその後退基端への移動により停止するとき、垂直
状態に直立する支持アーム37に保持される被加工部材
11をロボットハンド40との受け夜し位置に搬送する
ことができるものである。
【0084】しかして、支持アーム37よりロボットハ
ンド40に受け渡された被加工部材11は、ロボットハ
ンド40を介して次順のバリ取り工程へと搬送される
か、あるいは一旦回収されるべく搬送される。
【0085】尚、支持アーム37に保持される被加工部
材11のロボットハンド40への受け渡し動作は、ロボ
ットハンド40のチャック44にて支持アーム37に保
持される被加工部材11をチャックした後、直立状態の
支持アーム37に沿って上側に引き抜くことにより行な
われる。
【0086】また、上記1次レーザー加工後の被加工部
材11のアンローディングと同様の方法により、チャッ
ク機22に保持された被加工部材11に対する2次レー
ザー加工後の加工製品のアンローディングを遂行し得る
ものである。
【0087】次に、図11乃至図15は、バリ取り装置
を示すもので、図11は斜視図、図12は一部を破断し
た平面図、図13は一部を破断した側面図、図14は駆
動部の部分斜視図、図51はバリ取り状態を示す説明図
である。
【0088】さて、かゝるバリ取り装置は上記レーザー
加工工程の説明に於いて述べたバリ取り部50に相当す
るもので、その要部については図2にそれぞれ示した如
く、バリ取り用の回転ブラシ51、この回転ブラシ51
の駆動部52、研削液を噴出する噴出ノズル53を備え
る研削液の供給部54、そして上記レーザー加工部20
にて所要長に切断された被加工部材11のバリ取りを上
記各部を介して遂行するバリ取り槽55の各構成であ
る。そこで、上記バリ取り槽55は基板140の上側に
立設した架台141の上側部に配設されている。
【0089】このバリ取り槽55は上側部を開口した直
方体の槽体142の中央部に研削液等の排出孔143を
設けるとともに側壁144の上側中央部には、回転ブラ
シ51のスライドガイド用の開口部144aを槽体14
2内側中央部方向に配置せしめ、かつ側壁146には研
削液の噴出ノズル53の管継手部147を設けることに
より構成されている。
【0090】また、上記回転ブラシ51の駆動部52
は、上記バリ取り槽55の前側部に配設されている。
【0091】この駆動部52は、上記架台141に駆動
モーター148を取り付けるとともに架台141の上側
板149にガイドレール150を敷設し、かつこのガイ
ドレール150にガイド部材151および152を介し
て移動台153を前後動自在に搭載するとともに、この
移動台153の前側部に取り付けたカム溝154を備え
るカム板155を上記駆動モーター148の駆動軸15
6に対して駆動軸156に固着した作動板157にカム
フロアー158を介して連結し、さらに上記移動台15
3に立設した前後支持板160および161間に上記回
転ブラシ51の回転軸162を上記前後支持板160お
よび161に取り付けた軸受163および164を介し
て回動自在に軸着するとともに、この回転軸162を上
記前側支持板160に取付けた回転用駆動モーター16
5の駆動軸166に対して駆動軸166の駆動プーリ1
67、上記回転軸162に固着した従動プーリー168
および上記駆動プーリー167と従動プーリー168間
に張設したベルト169を介して連結することにより構
成されている。
【0092】また、上記回転軸162の先端部162a
にはアダプター145を固接し、そのアダプター145
に回転ブラシ51の軸杆51aを着脱自在に連結すると
ともに、上記カムフロアー158は図4に示す如く、駆
動モーター148の駆動軸156に固着したコマ受け筒
159にコマ案内部材170および171を介して移動
コマ172を前後動自在に装着するとともに、この移動
コマ172にカムフロア−158を立設し、かつ上記移
動コマ172をコマ受け筒157の前後部のネジ部17
3および174に螺合した調整ネジ175および176
に連結することにより構成されている。
【0093】さらに、上記噴出ノズル53は上記バリ取
り槽55の管継手部147に連結されるとともに、上記
架台141下部に配設した研削液の供給部54に連結さ
れた供給パイプ177に連結されている。
【0094】そして、上記回転ブラシ51は図15に示
す如く、軸杆51aに対して先端部に砥粒177を固着
した弾性線材178を植設することにより形成されてい
る。以上の構成から成るバリ取り装置50を使用して上
記レーザー加工部20にて長尺パイプ24をレーザーに
て切断加工した1次レーザー加工あるいは2次レーザー
加工後の被加工部材11の両端面のバリ取り加工を実施
する場合には、ロボットハンド40のチャック44に挟
持される被加工部材11をロボットハンド40を介して
バリ取り装置50のバリ取り槽55内に搬入するととも
に図5に示す如く、被加工部材11を回転ブラシ51に
挿入せしめつつ保持セットされる。
【0095】上記ロボットハンド40の被加工部材11
のバリ取り槽55内に対する搬入およびセット動作に関
連して、供給部54より供給パイプ277および噴出ノ
ズル53を介して被加工部材11の両端部に研削液が噴
出供給されるとともに回転用駆動モーター165が作動
して回転軸162が回転され、かつ駆動モーター148
が作動して、作動板157、カムフロアー158および
カム板155を介して移動台153がガイドレール15
0上を前後動されるのに関連して、上記回転軸162を
介して回転ブラシ51は回転かつ前後往復運動する。
【0096】かゝる回転ブラシ51の回転かつ前後往復
運動に対して、この回転ブラシ51に挿入した被加工部
材11の内周面11aを、その内周面に沿って回転ブラ
シ51に圧接せしめるべくロボットハンド40のチャッ
ク44を回転しつつ被加工部材11を回転(遊星運動)
せしめる(図11参照)。尚図11中179は被加工部
材11の回転中心軌跡を示すものである。
【0097】因て、上記回転ブラシ51の回転かつ前後
往復運動と、被加工部材11の回転運動および噴出ノズ
ル53からの研削液の供給により、被加工部材11の両
端部のバリは研削される。
【0098】尚、上記回転ブラシ51の前後往復運動の
ストロークは、被加工部材11の長さに対応したストロ
ークが要求されるが、これは、図14に示す調整ネジ1
75および176を螺進せしめ、移動コマ172をコマ
案内部材170および17lを介して前後方向にスライ
ドせしめつつ移動コマ172に固着したカムフロアー1
58の作動板157に対する立設位置を変化させること
により、移動台153の前後往復連動のストロークを変
化させることができ、被加工部材11の長さに対応した
ストロークにより両端部のバリ取り加工を適確に遂行す
ることができるものである。
【0099】また、回転ブラシ51は回転軸162に対
して着脱自在に取り付けてあるので、被加工部材11の
種類例えば径の違い、長さの違いあるいは材質の違い等
の種類に対応して、回転ブラシ51もブラシ部分の径、
長さあるいは砥粒177等の種類のものを選択交換して
バリ取り加工を実施することが可能である。
【0100】同様にして被加工部材11の種類に対応し
た研削液を使用しつつバリ取り加工を遂行することは勿
論である。
【0101】次に、上記バリ取り加工および洗浄処理後
の被加工部材11に対するバルジ加工の工程の実施に使
用するバルジ加工装置について図16乃至20を参照し
て説明する。
【0102】図16はバルジ加工装置の一部を破断した
斜視図、図17は同正断面面図、図18は一部を省略し
た平面図、図19および図20は部分的な側断面図であ
る。
【0103】そこで、上記各図において、70はバルジ
加工部を示すとともに71は上金型、72はプレス支持
台、73は台盤、74はガイドレール、75は移動台,
76は金型台,79は前記移動台75の駆動用ロッドレ
スシリンダーをそれぞれ示すもので、この点については
上記レーザー加工方法の説明中、バルジ加工方法の説明
について説明した際に使用したもので、かゝる各構成に
ついては上記番号をそのまゝ使用して説明を加えるもの
である。
【0104】上記上金型71に対応する下金型180は
上記金型台76内に上下動自在に装着されている。
【0105】すなわち、図16図に示す如く上記金型台
76は筒体76aを移動台75に固着するとともに筒体
76aの上側開口部に下金型180のストッパーリング
76bを装着することにより形成され、かつ上記筒体7
6aの下側は開口されている。
【0106】しかして、上記下金型180は上記筒体7
6a内に上下動自在に装着されるとともに、この下金型
180の内側にはバルジ加工をせんとする被加工部材を
当該下金型180に対してのセット状態下に位置出しか
つ支持する支持部材181を上下動自在に嵌合し、かつ
下金型180下側には支持部材181を受け止める受け
止めリング180aを固着するとともにこの受け止めリ
ング180aには突き出し棒182の挿入孔183を開
口している。
【0107】さらに、上記下金型180の下部は、図1
9に示す如く、下金型180の係合段部180bに係合
自在に配設された支持板212に支持し得るように構成
されている。
【0108】すなわち、上記支持板212は、上記移動
台75上側に設けた支持板212の操作用のシリンダー
209のロッド209aに連結されるとともに、ロッド
209aと支持板212との連結ネジ213には調整座
214が介装されている。
【0109】しかして、図17に実線で示す、上記下金
型180の受け止めリング180aに設けた係合段部1
80bと支持板212の係合端部212aとの係合によ
り、下金型180は支持板212によって支持されると
ともに、上記支持板212が上記シリンダー209の作
動により下死点(点線で示すイ位置)に退避されること
により下金型180の下部受け止めリング180aがプ
レス台211上側に載置され、下金型180は上金型7
1とのプレス状態に配設される。
【0110】他方シリンダー209の作動により支持板
212が上死点(点線で示すロ位置)まで上昇されるこ
とにより、下金型180は支持板212の上昇によりプ
レス台211上側において載置状態より移動台了5の移
動に支障をきたすことのない状態に保持される。
【0111】尚、上記下金型180の内周面と支持部材
181の外周面間には図2に示す如く被加工部材の装入
用間隙215が設けられている。
【0112】上記プレス台211は、上記上金型71に
対向されつつ架台206の基板210上側に立設されて
いる。
【0113】また上記金型台76の移動台75は、上記
台盤73の下側に取り付けられたロッドレスシリンダー
79の移動部材184に、上記移動台75の連結板18
5を連結することにより構成されている。
【0114】従って、上記移動台75を上記ロッドレス
シリンダー79を駆動することにより、上記ガイドレー
ル74に沿って前後方向、すなわち図17の上金型71
との対向位置であるプレス位置より、突き出し棒182
の配設位置である離型位置間に、上記金型台76を移動
し得るように構成されている。
【0115】図17において実線で示す金型台76が下
金型180のプレス位置であり、点線で示す金型台76
の位置が上記突き出し棒182の配設位置であってかつ
離型位置である。
【0116】そして、上記突き出し棒182は、台盤7
3に取り付けた下金型180のセット台186内に上下
動自在に嵌合されるとともに上記セット台186の下側
に突き出し棒182の操作用シリンダー187を取り付
け、このシリンダロッド188を突き出し棒182の底
部に固着し得るように構成されている。
【0117】そして、上記突き出し棒182は、台盤7
3に取り付けた下金型180のセット台186内に上下
動自在に嵌合されるとともに上記セット台186の下側
に突き出し棒182の操作用シリンダー187を取り付
け、このシリンダロッド188を突き出し棒182の底
部に固着し得るように構成されている。
【0118】又、上記下金型180のセット台186の
配設位置(下金型180の離型位置)に対向する上側位
置に、操作腕189を介して上記金型台76に対する被
加工部材11のセット用押圧部材190が上下動自在に
架設されている。
【0119】すなわち、上記押圧部材190は上記操作
腕109の先端部に取り付けられるとともに、押圧部材
190の操作腕189は、台盤73上側に立設した支持
部191にリニアガイドブッシュ192を介装して上下
動自在に装着したガイド193および194により支持
されている。
【0120】また、上記支持部191にはリニアガイド
ブッシュ201を介装して上記操作腕189の作動軸1
95を上下動自在に装着するとともに、この作動軸19
5は図5に示す如く、台盤73に取り付けた作動用シリ
ンダー196のシリンダーロッド197に連結板198
を介して連結されている。さらに、上記作動軸195の
上端には、取付板199を介して上記操作腕189との
係止部材200を突設してある。 しかして、上記作動
用シリンダー196を作動してシリンダーロッド197
およぴ連結板198を介して作動軸195を上昇せしめ
ることにより、作動軸195の係止部材200に操作腕
189を係止せしめつつ、操作腕189を図2の点線で
示す上昇死点位置まで上昇せしめることができるととも
に再度作動用シリンダー196を作動することにより、
操作腕189はその自重によりガイド193および19
4によってガイドされつつ、図16の実線で示す下降死
点位置まで降下せしめることができる。
【0121】従って上記操作腕189が上昇死点位置ま
で上昇することにより上記押圧部材190を不作用位置
に退避せしめるとともに、操作腕189が上記作動軸1
95の係止部付200による係止が解除されて自重によ
り下降し、図17の実線位置に至るとき、上記移動台7
5が上記離型位置に移動して図17の点線位置にセット
された金型台76に予め搬入されセットされる被加工部
材11を押圧しつつ、金型台76の下金型180に対し
てプレス状態にセットすることができるように構成され
ている。
【0122】上記説明によって明らかな通り、移動台7
5が図17の上金型71との対向位置であるプレス位置
に金型台76を位置せしめている一方の端部より、上記
下金型180のセット台186の配設位置であり離型位
置となる他方の端部に至り、金型台76を図17の点線
位置に移動配置せしめる位置は、上記バリ取りおよび洗
浄処理後の被加工部材11をロボットハンド40を介し
て当該バルジ加工部への搬入位置であるとともに、プレ
ス状態に被加工部材11を押圧部材190にてセットす
るセット位置である。
【0123】又、上記プレス位置側の台盤73上側には
支持板202が立設されるとともに、この支持板202
の先端部には上記上金型71の通孔203を開口し、か
つこの先端部に離型板204が取り付けられている。
【0124】さらに、図中205は上記ロッドレスシリ
ンダー79に対するショックアブソーバーで、上記台盤
73を支持する架台206に取り付けられている。20
7および208は上記移動台75に取り付けたレールガ
イドである。
【0125】以上の構成から成るバルジ加工部70によ
って、上記バリ取りおよび洗浄処理後の被加工部材11
をバルジ加工する場合には、上記ロボットハンド40の
チャック44に挟持した状態下に、被加工部材11をバ
ルジ加工部70の上記搬入位置に搬入する。
【0126】すなわち、上記ロボットハンド40による
被加工部材11の搬入動作に関連して、作動用シリンダ
ー196を作動して作動軸195を上昇し、作動軸19
5の係止部材200によって操作腕189を上昇死点位
置に上昇せしめて、押圧部材190を上記被加工部材1
1の搬入に先きだって退避せしめておくと同時に、ロッ
ドレスシリンダー79を作動して移動台75をセット台
186め端部側に移動し、金型台76を被加工部材11
の搬入セット位置に配置せしめる。
【0127】但し、上記移動台75の移動に際しては、
上記シリンダー209を作動して、支持板212を上昇
して支持板212の係合端部212aを金型台76にお
ける下金型180の係合段部180bに係合しつつ移動
台75側に保持することにより移動台了5の移動を可能
にする。
【0128】そして、移動台75がセット台186の端
部側に移動し、金型台76が被加工部材11の搬入セッ
ト位置に配置せしめられるのを持って、再度シリンダー
209が作動され支持板212が下降し、上記下金型1
80はセット台186上側に載置されて支持され、かつ
上記支持板212の係合端部212aは下金型180の
係合段部180bとの係合状態は解除される。
【0129】しかる後、上記ロボットハンド40を介し
て搬入される被加工部材11を金型台76上側に載置し
た後、ロボットハンド40をその搬入位置より元位置に
復帰せしめつつ搬入位置より退避させる。そしてこのロ
ボットハンド40の退避動作に関連して再度上記作動用
シリンダー196を作動して作動軸195を下降死点に
下降せしめて、係止部材200による上記操作腕189
の係止状態を解除し、操作腕189を、その自重によっ
て下降せしめつつ押圧部材190により、上記金型台7
6に載置される被加工部材11を下金型180と支持部
打181との間隙215中に装入することにより、下金
型180に対するプレス状態にセットする。
【0130】その後、上記作動用シリンダー196の作
動による作動軸195の動作を介して、押圧部材190
を上昇死点に退避せしめた後、再度上記ロッドレスシリ
ンダー79を作動して、移動台75をプレス位置側の端
部に移動して金型台76を上金型71のプレス位置に配
置セットする。
【0131】尚、上記移動台75の被加工部材11の搬
入セット位置よりプレス位置側の端部へめ移動に先き立
ち、上記においてセット台186上側に載置されて支持
される金型台76の下金型180を、シリンダー209
の作動による支持板212の上昇により、支持板212
の係合端部212aに下金型180の係合段部180b
を係合しつつ移動台75側に支持せしめる。
【0132】また、移動台75がプレス位置側に移動さ
れると同時にシリンダー209を作動して、支持板21
2を下降し、金型台76の下金型180をプレス台21
1上側に載置保持せしめ、上記支持板212はその係合
端部212aが下金型180の係合段部180bとの係
合状態を解除し、下死点位置に退避される。
【0133】上記金型台76のプレス位置への配置セッ
トを待って、上金型71を不図示の駆動部を作動して下
金型180に対して型縮めを行い、上記金型台76にセ
ットされる被加工部材11のバルジ加工を施すことがで
きるものである。
【0134】さらに、この上金型71および下金型18
0によるプレス加工後、上金型71を上昇後、再度、ロ
ッドレスシリンダー79を作動して被加工部材11の搬
入位置側の端部に移動台75を移動して金型台76を離
型位置に至らしめるとともに操作用シリンダー187を
作動してシリンダーヘッド188を上昇せしめつつ突き
出し棒182および支持部材181を介して金型台76
の下金型180内にてバルジ加工された披加工部材11
を突き出して、これを下金型180より離型せしめる。
【0135】因て、この離型後の被加工部材11を上記
ロボットハンド40を介してバルジ加工部70より搬出
し、上記した如く回収するかあるいはローディング部8
0を介して2次レーザー加工をすべくレーザー加工部2
0へと搬送するものである。
【0136】但し、上記プレス成形後の移動台75の移
動には、再度支持板212にて下金型180を移動台7
5側に支持した状態下に遂行されるとともに、セット台
186側の離型位置に移動された際には支持板212に
よる支持を解除され下金型180はセット台186上側
に載置されて支持される。
【0137】また、上記ハルジ加工後の被加工部材11
は上記バルジ加工部分が上側に位置するため、これを反
転した後にレーザー加工部20へ搬入せしめる必要上、
上記反転用支持部材77のブラシ部78に一旦被加工部
材11を挿入して支持せしめた後、上記ロボットハンド
40のチャック44にて上記とは逆向きに挟持し、かゝ
る状態下にローディング部80を介してレーザー加工部
20に2次レーザー加工すべく搬入せしめるものであ
る。
【0138】尚、その場合、ローディングアーム86に
ついてはアンローディング部30における支持アーム3
7に換えて、平行チャック等の被加工部材11の保持部
を備え、かつ径、長さ等の異なる被加工部材11を保持
し得る構成のローディングアーム86を複数装備せし
め、それをアンローディング装置における2対の光電セ
ンサーと識別板との組み合わせからなる識別手段にて選
択し得るように構成すればよい。
【0139】
【発明の効果】以上の説明からら明かな通り、本発明の
レーザ加工方法によれば、内視鏡の湾曲管を構成する節
輪の加工を簡素化するとともに、バルジ加工を適確かつ
簡易に遂行し得る等の作業性に富み、製品精度の高い加
工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のレーザー加工方法の加工
工程を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態の各加工工程に使用される
装置の概略的な配置図である。
【図3】本発明実施の形態のロボットハンドのチャック
を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態の洗浄部の開閉板の斜視図
である。
【図5】本発明の実施の形態の反転用支持部材の側面図
である。
【図6】本発明の実施の形態のアンローディング装置の
部分切欠斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態のアンローディング装置の
支持アームの斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態のアンローディング装置に
おける支持アームの識別板の斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態のアンローディング装置の
縦断正面図である。
【図10】本発明の実施の形態のアンローディング装置
の縦断側面図である。
【図11】本発明の実施の形態のバリ取り装置の斜視図
である。
【図12】本発明の実施の形態のバリ取り装置の平面図
である。
【図13】本発明の実施の形態のバリ取り装置の側面図
である。
【図14】本発明の実施の形態のバリ取り装置の部分斜
視図である。
【図15】本発明の実施の形態のバリ取り状態を示す説
明図である。
【図16】本発明バルジ加工装置の実施の形態を示す一
部を破断して示す斜視図である。
【図17】本発明バルジ加工装置の実施の形態を示す正
断面図である。
【図18】本発明バルジ加工装置の実施の形態を示す一
部を省略した平面図である。
【図19】本発明バルジ加工装置の実施の形態を示す部
分的な側断面図である。
【図20】本発明バルジ加工装置の実施の形態を示す部
分的な側断面図である。
【図21】内視鏡の湾曲部を構成する湾曲管の従来例を
示す側面図である。
【図22】湾曲管の節輪の製造工程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 湾曲管 2 節輪 3 連結部 4 鋲 5 連結用節輪 7 輪体 8 ワイヤ挿通部 9 湾曲操作ワイヤー 11 短パイプ(被加工部材) 19 レーザー加工機 20 レーザー加工部 21 第1チャック機 28 塗布装置 30 アンローディング部 31 アンローディング機 35 回転駆動部 36 駆動部 41 チャック部 50 バリ取り部 70 バルジ加工部 71 上金型 75 移動台 76 金型台 80 ローディング部 87 駆動部 90 回収部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺パイプの端面を整端するとともに所
    要長の被加工部材を切断加工する1次レーザー加工工程
    と、この1次レーザー加工工程にて切断加工される被加
    工部材をアンローディング手段を介してレーザー加工部
    より搬出する工程と、この被加工部材を回収する工程と
    から成ることを特徴とする内視鏡の湾曲管を構成する節
    輪のレーザー加工方法。
  2. 【請求項2】 長尺パイプの端面を整端するとともに所
    要長の被加工部材を切断加工する1次レーザー加工工程
    と、この1次レーザー加工工程にて切断加工される被加
    工部材をアンローディング手段介してレーザー加工部よ
    り搬出するとともにバリ取りおよび洗浄処理する工程
    と、このバリ取りおよび洗浄処理後の被加工部材を回収
    する工程とから成る内視鏡の湾曲管を構成することを特
    徴とする節輪のレーザー加工方法。
  3. 【請求項3】 長尺パイプの端面を整端するとともに所
    要長の被加部材を切断加工する1次レーザー加工工程
    と、この1次レーザー加工工程にて切断加工される被加
    工部材をアンローディング手段を介してレーザー加工部
    より搬出るとともにバリ取りおよび洗浄処理する工程
    と、このバリ取りおよび洗浄処理後の被加工部材をロー
    ディング手段を介してレーザー加工部内に搬入するとと
    もに連結部等の節輪の構成に要求される加工を施す2次
    レーザー加工工程と、この2次レーザー加工工程後の加
    工製品をアンローディング手段を介してレーザー加工部
    より搬出するとともに回収する工程とから成る内視鏡の
    湾曲管を構成することを特徴とする節輪のレーザー加工
    方法。
  4. 【請求項4】 長尺パイプの端面を整端するとともに所
    要長の被加工部材を切断加工する1次レーザー加工工程
    と、この1次レーザ一加工工程にて切断加工される被加
    工部材をアンローディング手段を介してレーザー加工部
    より搬出するとともにバリ取りおよぴ洗浄処理する工程
    と、このバリ取りおよび洗浄処理後の被加工部材をバル
    ジ加工する工程と、このバルジ加工後の被加工部材をロ
    ーディング手段を介してレーザー加工部内に搬入すると
    ともに連結部等の節輪の構成に要求される加工を施す2
    次レーザー加工工程と、この2次レーザー加工工程後の
    被加工部材をアンローディング手段を介してレーザー加
    工部より搬出するとともに回収する工程とから成る内視
    鏡の湾曲管を構成することを特徴とする節輪のレーザー
    加工方法。
  5. 【請求項5】 長尺パイプの端面を整端するとともに所
    要長の被加工部材を切斬加工する1次レーザー加工工程
    と、この1次レーザ一加工工程にて切断加工される被加
    工部材をアンローディング手段を介してレーザー加工部
    より搬出するとともにバリ取りおよぴ洗浄処理する工程
    と、このバリ取りおよび洗浄処理後の被加工部材をバル
    ジ加工する工程と、このバルジ加工後の被加工部材をロ
    ーディング手段を介してレーザー加工部内に搬入すると
    ともに連結部等の節輪の構成に要求される加工を施す2
    次レーザー加工工程と、この2次レーザー加工工程後の
    被加工部材をアンローディング手段を介してレーザー加
    工部より搬出するとともにバリ取りおよび洗浄処理する
    工程と、このバリ取りおよび洗浄処理後の被加工部材を
    回収する工程とから成ることを特徴とする内視鏡の湾曲
    管を構成する節輪のレーザー加工方法。
  6. 【請求項6】 前記1次レーザー加工は、第1チャック
    機に供給される長尺パイプの端面をレーザーにて切断
    し、その切断材をアンローディング手段を介してレーザ
    ー加工部より搬出排除する請求項1、2、3、4または
    5記載の内視鏡の湾曲管を構成することを特徴とする節
    輪のレーザー加工方法。
  7. 【請求項7】 前記アンローディング手段、バリ取りお
    よび洗浄処理工程あるいはバルジ加工、ローディング手
    段間に於ける受け渡しにはロボットハンドを介して受け
    渡すことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記
    載の内視鏡の湾曲管を構成する節輪のレーザー加工方
    法。
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