JP2001061762A

JP2001061762A - 内視鏡の組立方法

Info

Publication number: JP2001061762A
Application number: JP24611799A
Authority: JP
Inventors: Satoshi Furuumi; 聡古海; Haruhiko Kaiya; 晴彦海谷
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1999-08-31
Filing date: 1999-08-31
Publication date: 2001-03-13

Abstract

(57)【要約】【課題】湾曲操作ワイヤ等にたるみが生じることなく
挿入部の蛇管と操作部本体とを接続することのできる内
視鏡の組立方法を実現する。【解決手段】挿入部２を真直ぐにして、チャンネルチ
ューブ２６を吸引管路分岐部材４２に接続する。次に挿
入部２を形成する蛇管１４の末端に取付けた口金１５を
操作部本体２３を形成する第１の連結部材１７に固定
し、その第１の連結部材１７に吸引管路分岐部材４２を
固定して、前記第１の連結部材１７と本体枠２０とを第
２の連結部材１９を介して連結することで、前記蛇管１
４と前記操作部本体２３とを接続する。そして、予め吸
引制御弁９に固定した吸引チューブ４７を前記吸引管路
分岐部材４２に接続する。また、フォーカス操作ワイヤ
２７，湾曲操作ワイヤ３４，鉗子起上操作ワイヤ３６等
の各操作ワイヤを前記操作部本体２３に設けた各操作機
構に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵物に不具合が
生じないように組立てることができる内視鏡の組立方法
に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、医療分野及び工業用分野において
内視鏡が広く用いられるようになった。上記内視鏡は、
細径の挿入部内に観察光学系及び照明光学系を収納する
と共に、挿入部の先端側に設けた湾曲部を湾曲するワイ
ヤも収納され、この挿入部内を挿通したワイヤは操作部
に設けた湾曲操作機構と接続され、湾曲操作ノブを回動
することにより湾曲部を上下、左右方向等に湾曲できる
ようにしている。

【０００３】上記観察光学系等の内蔵物が高い充填率で
挿通されているため、内視鏡を組立てる作業は熟練を要
することがある。従来の内視鏡の組立方法は、挿入部と
操作部本体とを接続する際、内蔵物と操作部本体とを接
続した後、挿入部を形成する蛇管と操作部本体とを接続
していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の組立方法によれ
ば、蛇管と操作部とが離れた状態で湾曲操作ワイヤと湾
曲操作機構とを接続するので、蛇管と操作部本体とを接
続したとき、湾曲操作ワイヤがたるんでしまう。この
為、湾曲操作ワイヤの押し引きを十分行なうことが出来
ず、所望の湾曲角度が得られないという不具合がある。
また、鉗子起上操作ワイヤとかフォーカス操作ワイヤに
ついても同様に、先にワイヤと各操作機構とを接続して
から、蛇管と操作部本体とを接続すると、ワイヤがたる
んで所望の鉗子起上角度が得られなかったり、フォーカ
ス調整ができないといった不具合がある。

【０００５】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、湾曲操作ワイヤ等にたるみが生じることなく挿
入部の蛇管と操作部本体とを接続することのできる内視
鏡の組立方法を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項１に係わる本発明の内視鏡の組立方法は、先端
部、湾曲部、蛇管、チャンネルチューブを含む各種内蔵
物からなる挿入部と、操作部本体とを接続する場合、前
記チャンネルチューブを固定部材に接続した後、前記蛇
管と前記操作部本体を接続し、且つ前記固定部材を前記
操作部本体に接続することを特徴としている。また、請
求項２に記載の内視鏡の組立方法は、先端部、湾曲部、
蛇管、チャンネルチューブを含む各種内蔵物からなる挿
入部と操作部本体とを接続する場合、前記チャンネルチ
ューブを固定部材に接続した後、前記蛇管と連結部材を
接続し、次に前記固定部材を前記連結部材に固定し、次
に前記連結部材と前記操作部本体とを固定し、次に前記
固定部材と操作部本体に設けた吸引制御弁とを吸引チュ
ーブで接続することを特徴としている。更に、請求項３
に記載の発明は、前記チャンネルチューブを前記固定部
材に固定する場合、該チャンネルチューブを前記蛇管に
対し、押し込んで固定することを特徴としている。この
構成により、挿入部の蛇管と操作部本体を接続した後
に、各操作ワイヤと操作部本体に設けた操作機構とを接
続することにより、各操作ワイヤにたるみが生じるのを
防止できるようにしている。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。（第１の実施の形態）図１ないし図３は本発明の第１の
実施の形態に係り、図１は第１の実施の形態に係る内視
鏡の外観を示す外観図、図２は挿入部の後端及び操作部
本体の構造を示す断面図、図３は図２とは異る断面での
挿入部の後端及び操作部本体の反対側の構造を示す断面
図である。

【０００８】図１に示すように１の実施の形態に係る内
視鏡１は、体腔内等に挿入し易いように細長にした可撓
性の挿入部２と、該挿入部２の後端に形成された太幅の
操作部３と、この操作部３の後端に形成された接眼部４
と、この操作部３の側部から延出されたライトガイドケ
ーブル５とから構成される。

【０００９】上記挿入部２はその先端部が硬性の部材で
形成され、対物光学系等が配設されている。この先端部
に臨接して、図示しない関節駒を縦列接続して形成した
湾曲部６が形成され、この湾曲部６は操作部３に設けた
湾曲操作ノブ７を回動することにより、上下、左右方向
等に湾曲できるようにしてある。この操作部３には、送
気送水制御弁８と吸引制御弁９とが突設され、さらにこ
の操作部３の前端側部分に鉗子挿入口１０が設けてあ
る。上記操作部３から延出されたライトガイドケーブル
５の先端にはコネクタ１１が取付けられ、このコネクタ
１１にはライトガイドコネクタ口金１１ａと吸引口金、
送気送水口金等が突設されている。

【００１０】上記挿入部２は、図２及び図３に示すよう
に可撓性の蛇管１４で被覆され、この蛇管１４は例えば
３重のチューブで形成され、この蛇管１４の後端に取付
けた口金１５を固定ねじ１６により第１の連結部材１７
に接続され、この第１の連結部材１７はビス１８により
第２の連結部材１９に接続される。また、この第２の連
結部材１９の後端は操作部３を構成する操作部本体枠
（以下、本体枠と略記）２０にビス２１により接続され
る。この本体枠２０の後端には本体カバー２２が接続さ
れ、本体枠２０、本体カバー２２、連結部材１７，１９
とで操作部本体２３が形成される。上記本体カバー２２
は例えば側部方向に２分割できる２体で構成され、本体
枠２０とはその接続部に水密のためのＯリング２４を介
装して嵌合し、例えば接着剤とかビス等で固定できるよ
うにしてある。

【００１１】ところで、上記挿入部２の蛇管１４内には
内蔵物として図３に示すようにチャンネルチューブ２
６、フォーカス操作ワイヤ２７を挿通したガイド部材２
８、送気チューブ２９、送水チューブ３１、イメージガ
イドファイバ（以下ＩＧファイバと略記）３２、ライト
ガイドファイバ（以下、ＬＧファイバと略記）３３、図
２に示すように湾曲操作ワイヤ３４をそれぞれ挿通し
た複数のガイド部材３５、鉗子起上操作ワイヤ３６を挿
通したガイド部材３７が挿通されている。

【００１２】上記操作部本体２３には、送気送水制御弁
８、吸引制御弁９、湾曲操作機構３８、鉗子起上操作機
構３９、フォーカス操作機構４１、鉗子挿入口１０を形
成するための吸引管路分岐部材４２が設けてある。尚、
この吸引管路分岐部材４２はビス４３により第１の連結
部材１７に固定される。上記送気送水制御弁８は、ライ
トガイドケーブル５の被覆チューブ４４内を挿通された
送気チューブ４５、送水チューブ４６により、送気送水
口金と接続されている。上記吸引制御弁９と吸引管路分
岐部材４２は吸引チューブ４７で接続されている。ま
た、この吸引制御弁９は、被覆チューブ４４内を挿通さ
れた吸引チューブ４８を介して吸引口金と接続されてい
る。この被覆チューブ４４内にはＬＧファイバ３３も挿
通され、ライトガイドコネクタ口金１１ａと接続されて
いる。

【００１３】ところで、湾曲操作ワイヤ３４を挿通した
各ガイド部材３５の末端にはそれぞれ固定部材５０が固
着され、湾曲操作機構３８を形成する基板５１の前端の
折れ曲げ部５２にそれぞれ固定される。しかして、それ
ぞれガイド部材３５から突出した１対の湾曲操作ワイヤ
３４，３４の末端は、プーリ（又はスプロケット）５３
に巻き付けて固定してあるワイヤ（又はチェ―ン）５４
の両端に取付けた係止部５５，５５に、係止部材５６，
５６で固定して接続される。尚、各湾曲操作ワイヤ３４
の先端は湾曲部６を形成する最先端の駒又はこの駒が固
定される先端部材に固着されている。上記プーリ５３は
基板５１に回転自在に取付けられ、湾曲操作ノブ７を回
動することにより、このプ―リ５３を介して１対のワイ
ヤ３４，３４における一方が牽引されると共に、他方が
弛緩され、湾曲部６における牽引された側に湾曲できる
ようにして湾曲操作機構３８が形成してある。

【００１４】上記基板５１の前端には、鉗子起上操作ワ
イヤ３６を挿通したガイド部材３７の末端に取付けた固
定部材５７が固着され、このガイド部材３７から突出さ
せたワイヤ３６の末端は、係止部５８により鉗子起上操
作機構３９を構成するリンク部材５９と連結され、この
リンク部材５９はさらに起上操作レバー６０と連結され
ている。しかして、このレバー６０を回動する操作を行
うと、ワイヤ３６を牽引する等して先端部に設けた図示
しない鉗子起上台を起上して、チャンネルチューブ２６
の先端から突出される鉗子の先端の方向を変えることが
できるようにしてある。

【００１５】一方、フォーカス操作ワイヤ２７を挿通し
たガイド部材２８の末端には固定部材６１が取付けら
れ、該固定部材６１にてフォーカス調整機構４１部分に
固定される。このガイド部材２８から突出するフォーカ
ス操作ワイヤ２７の末端にはワイヤ送り駒６２が取付け
られ、送りねじ６３を回動することにより、この送りね
じ６３と螺合して前後に移動でき、このワイヤ２７の先
端が取付けられたピン等を前後に移動して、対物光学系
又はその一部等が取付けられたレンズ枠を移動してフォ
ーカス調整できるようにしてある。尚、送りねじ６３の
内側には中空の枠６４が取付けられ、この枠６４内には
ＩＧファイバ３２の末端側が挿通され、この後方に取付
けられる接眼部４１に光学像を伝送できるようにしてあ
る。尚、上記湾曲操作機構３８が取付けられた基板５１
は、図２に示すストッパ６５により、操作部本体２３
に固定される位置を前後に微調できる。

【００１６】上記構成の内視鏡１は以下に説明する第１
の実施の形態の組立て方法により組立てられる。 (1) 挿入部２を真直ぐにし、各内蔵物を自然状態に
し、チャンネルチューブ２６を所定の寸法でカットし、
吸引管路分岐部材４２に接続する。この場合、チャンネ
ルチューブ２６のカットする寸法を長めに設定すると、
チャンネルチューブ２６が挿入部２内に押し込まれた状
態になり、一方短めに設定すると、チャンネルチューブ
２６が挿入部２より引き出された状態になる。尚、例え
ば押し込める場合、その押し込み量としては例えば０〜
１０mmとすることもできる。 (2) 次に挿入部２を形成する蛇管１４の末端に取付け
た口金１５を操作部本体２３を形成する第１の連結部材
１７に固定ねじ１６で固定する。このとき、挿入部２と
操作部本体２３との周方向の方位を合わせて固定する。
次に、第１の連結部材１７に吸引管路分岐部材４２をビ
ス４３で固定する。 (3) 次に、第１の連結部材１７と本体枠２０とは第２
の連結部材１９を介して、ビス１８，２１により連結す
る。 (4) 次に、各湾曲操作ワイヤ３４が挿通されたガイド
部材３５の末端に、それぞれ固定部材５０を固定し、湾
曲操作機構３８が取付けられる基板５１の前端部分に固
定する。次に、湾曲操作機構３８のプーリ５３に巻き付
けて固定してあるワイヤ５４の両端に設けた係止部５
５，５５に１対の湾曲操作ワイヤ３４，３４の末端に、
係止部５５，５５の位置に合わせて固定した係止部材５
６，５６を引掛けて係止する。尚、上記湾曲操作ワイヤ
３４に係止部材５６を固定する際、該ワイヤ３４を挿入
部２に対して所定の力量で引っぱりながら係止部５５の
位置に係止部材５６を合わせて固定しても良い。少くと
も、対向する湾曲方向（例えば上と下方向、又は右と左
方向）では同じ力量で引っ張ると良い。図２では、対向
する１対の湾曲方向（つまり２方向）について示してあ
るが、４方向に湾曲する様な場合には、４方向とも同じ
力量で引っ張っても良い。 (5) 次に予め吸引制御弁９に固定しておいた吸引チュ
ーブ４７を吸引管路分岐部材４２に接続する。 (6) 次に、鉗子起上操作ワイヤ３６のガイド部材３７
もガイド部材３５と同様に末端に固定部材５７を固定
し、基板５１の前端部分に固定する。次に、鉗子起上操
作ワイヤ３６を基板５１上に設けた鉗子起上操作機構３
９に接続する。 (7) 次に送気チューブ２９と送水チューブ３１を送気
送水制御弁８に接続する。送気チューブ２９、送水チュ
ーブ３１は図３に示すように、操作部本体２３内でルー
プを形成してから送気送水制御弁８に接続しても良い。
また、チャンネルチューブ２６と同様に挿入部２内に押
し込んだりして固定しても良い。この押し込む場合、そ
の押し込み量を例えば０〜１０mmとしても良い。 (8) 次に、フォーカス操作ワイヤ２７のガイド部材２
８の末端に固定部材６１を固定し、フォーカス操作機構
４１に固定する。次に、フォーカス操作ワイヤ２７の末
端にワイヤ送り駒６２を固定し、送りねじ６３に螺入す
る。 ◎ (9) 次に、ＩＧファイバ３２を接眼部４の図示しない
接眼レンズに固定する。 (10) 次に、湾曲角度が所定の角度になるようにストッ
パ６５で調整する。 (11) 次に、ＩＧファイバ３３、送気チューブ４５、送
水チューブ４６、吸引チューブ４８をライトガイドケー
ブル５の被覆チューブ４４内に通し、コネクタ１１の各
口金に接続する。尚、操作部本体２３を形成する本体カ
バー２２は、２分割される一方（湾曲操作機構３８等が
取付けられる側）を本体枠２０に固定し、他方はガイド
部材５０，５７等の取付け、調整後に取付けるようにす
れば良い。

【００１７】上記第１の実施の形態の組立方法によれ
ば、蛇管１４と操作部本体２３とを接続した後に、各操
作ワイヤ２７，３４，３６を接続するので、該ワイヤ２
７，３４，３６が内視鏡組立て後にたるまないようにで
き、ワイヤ２７，３４，３６の押し引きを十分に行うこ
とができる。従って、フォーカス、湾曲、鉗子起上の各
動作を確実に行うことができる。又、チャンネルチュー
ブ２６の挿入部２に対する押し込み、引張りが自由に設
定できるので、内蔵物の硬さのアンバランスをキャンセ
ルできる。よって、湾曲時の湾曲部６のねじれとか倒れ
を防止することができ、湾曲方向を所望の方向に向ける
ことができる。又、送気チューブ２９、送水チューブ３
１を蛇管１４と操作部本体２３接続後に固定したので、
チューブ２９，３１が挿入部２に多量に押し込まれた状
態で固定されるのを防止でき、チューブ２９，３１の座
屈を防止できる。さらにチューブ２９，３１をループに
することにより、湾曲時のチューブ２９，３１の動きも
良くできるので、耐久性を向上できる。さらにＩＧファ
イバ３２、ＬＧファイバ３３を蛇管１４と操作部本体２
３接続後に固定したので、ＩＧファイバ３２を接眼レン
ズに、ＬＧファイバ３３をＩＧコネクタに固定する作業
中、蛇管１４と操作部３とがずれてしまうことがなく、
従って、このずれによるＩＧファイバ３２、ＬＧファイ
バ３３の折損を防止できる。

【００１８】尚、上記第１の実施の形態に係る内視鏡１
としては異る構造にも適用できる。又、操作部本体２３
として、接眼部を含めた構造にすることもできるし、第
１の連結部材１７を挿入部２の蛇管１４と操作部本体２
３とを接続する連結部材と見なすこともできる。又、操
作部本体２３は本体枠２０と本体カバー２２とが一体化
されているものでも良く、接眼部側の開口から湾曲操作
ワイヤ３４等を固定できるようにすることもできるし、
ライトガイドケーブル５を接続するための開口を取付け
に用いることもできる。又、操作部本体２３の側部に蓋
部を設けてワイヤ３４を取付け後に蓋を閉じるようにし
ても良い。

【００１９】（第２の実施の形態）図４は本発明の第２
の実施の形態に係る電子内視鏡の操作部周辺の構造を示
し、図３に相当する断面図を示す断面図である。

【００２０】この電子内視鏡７１は、光学式内視鏡１に
おけるＩＧファイバ３２の代りにその入射端面にＣＣＤ
（図示略）が配設され、そのＣＣＤに接続された信号ケ
ーブル７２が挿入部２及び操作部３側に延設され、さら
にこの操作部３からライトガイドケーブル５の代りに延
設されたユニバーサルコード５′が外部に延設される。
又、このユニバーサルコード５′の先端には信号用コネ
クタ（図示略）が設けられたコネクタに取付けられる。

【００２１】又、この電子内視鏡７１では、接眼部４を
有しない。その他は光学式の内視鏡１と殆んど同様の構
成であり、同符号で示してある。尚、この電子内視鏡７
１では図３における本体枠２０と本体カバー２２とが一
体化された構造の本体枠２０′が用いてある。

【００２２】この電子内視鏡７１の場合には、上記第１
の実施の形態の組立方法において、(9）の工程を行わな
いで、(11)の工程において、信号ケーブル７２をコネク
タの信号用コネクタに接続する。その他は同様の工程で
ある。

【００２３】［付記］（付記項１）先端部、湾曲部、蛇管、チャンネルチュ
ーブを含む各種内蔵物からなる挿入部と、操作部本体と
を接続する場合、前記チャンネルチューブを固定部材に
接続した後、前記蛇管と前記操作部本体を接続し、且つ
前記固定部材を前記操作部本体に接続することを特徴と
する内視鏡の組立方法。

【００２４】（付記項２）先端部、湾曲部、蛇管、チ
ャンネルチューブを含む各種内蔵物からなる挿入部と操
作部本体とを接続する場合、前記チャンネルチューブを
固定部材に接続した後、前記蛇管と連結部材を接続し、
次に前記固定部材を前記連結部材に固定し、次に前記連
結部材と前記操作部本体とを固定し、次に前記固定部材
と操作部本体に設けた吸引制御弁とを吸引チューブで接
続することを特徴とする内視鏡の組立方法。

【００２５】（付記項３）前記チャンネルチューブを
前記固定部材に固定する場合、該チャンネルチューブを
前記蛇管に対し、押し込んで固定することを特徴とする
付記項１又は２に記載の内視鏡の組立方法。

【００２６】（付記項４）前記チャンネルチューブを
前記固定部材に固定する場合、該チャンネルチューブを
前記蛇管に対し、引張って固定することを特徴とする付
記項１又は２に記載の内視鏡の組立方法。

【００２７】（付記項５）前記チャンネルチューブを
押し込んで固定する場合、その押し込み量は０〜１０mm
にしたことを特徴とする付記項４に記載の内視鏡の組立
方法。

【００２８】（付記項６）先端部、湾曲部、蛇管、湾
曲操作ワイヤを含む各種内蔵物からなる挿入部と、操作
部本体とを接続する場合、前記蛇管と前記操作部本体と
を接続した後、前記湾曲操作ワイヤが挿通されたワイヤ
ガイド部材を前記操作部本体に固定することを特徴とす
る内視鏡の組立方法。

【００２９】（付記項７）先端部、湾曲部、蛇管、湾
曲操作ワイヤを含む各種内蔵物からなる挿入部と、操作
部本体とを接続する場合、前記蛇管と前記操作部本体と
を接続した後、前記湾曲操作ワイヤが挿通されたワイヤ
ガイド部材を前記操作部本体に固定した後、前記湾曲操
作ワイヤを前記操作部本体に設けた湾曲操作機構に固定
することを特徴とする内視鏡の組立方法。

【００３０】（付記項８）前記湾曲操作ワイヤを前記
湾曲操作機構に固定する時、前記湾曲操作ワイヤを引張
りながら固定することを特徴とする付記項７に記載の内
視鏡の組立方法。

【００３１】（付記項９）前記湾曲操作ワイヤを引張
りながら固定する時、その力量は各湾曲方向の湾曲操作
ワイヤ又は少くとも対向する湾曲方向の湾曲操作ワイヤ
で同じにしたことを特徴とする付記項８に記載の内視鏡
の組立方法。

【００３２】（付記項１０）前記ワイヤガイド部材を
固定する場合、前記蛇管に対して押し込んで固定するこ
とを特徴とする付記項６に記載の内視鏡の組立方法。

【００３３】（付記項１１）前記ワイヤガイド部材を
押し込んで固定する場合、その押し込み量は０〜７mmに
することを特徴とする付記項１０に記載の内視鏡の組立
方法。

【００３４】（付記項１２）先端部、湾曲部、蛇管、
送気チューブ、送水チューブを含む各種内蔵物からなる
挿入部と操作部本体とを接続する場合、前記蛇管と操作
部本体とを接続した後、前記送気チューブ、前記送水チ
ューブを固定することを特徴とする内視鏡の組立方法。

【００３５】（付記項１３）前記送気チューブ及び送
水チューブの少くとも一方のチューブを前記操作部本体
内でループさせたことを特徴とする付記項１２に記載の
内視鏡の組立方法。

【００３６】（付記項１４）前記送気チューブ及び送
水チューブを固定する場合、該送気チューブ及び送水チ
ューブを前記蛇管に対して押し込んで固定することを特
徴とする付記項１２に記載の内視鏡の組立方法。

【００３７】（付記項１５）前記送気チューブ及び送
水チューブを押し込んで固定する場合、その押し込み量
を０〜１０mmにすることを特徴とする付記項１４に記載
の内視鏡の組立方法。

【００３８】（付記項１６）先端部、湾曲部、蛇管、
鉗子起上操作ワイヤを含む各種内蔵物からなる挿入部
と、操作部本体とを接続する場合、前記蛇管と前記操作
部本体とを接続した後、前記鉗子起上操作ワイヤを前記
操作部本体に設けた鉗子起上操作機構に接続することを
特徴とする内視鏡の組立方法。

【００３９】（付記項１７）先端部、湾曲部、蛇管、
フォーカス操作ワイヤを含む各種内蔵物からなる挿入部
と、操作部本体とを接続する場合、前記蛇管と前記操作
部本体とを接続した後、前記フォーカス操作ワイヤを前
記操作部本体に設けたフォーカス操作機構に接続するこ
とを特徴とする内視鏡の組立方法。

【００４０】（付記項１８）先端部、湾曲部、蛇管、
各種内蔵物からなる挿入部と、前記湾曲部に対する湾曲
操作機構が取付けられる操作部本体とを接続する場合、
前記操作部本体に固定する前記内蔵物を全て前記操作部
本体に接続した後、前記湾曲部を湾曲操作した場合のア
ングル角度が規定の角度となるように前記湾曲操作機構
の調整を行うことを特徴とする内視鏡の組立方法。

【００４１】（付記項１９）先端部、湾曲部、蛇管、
イメージガイドを含む各種内蔵物からなる挿入部と、操
作部本体とを接続する場合、前記蛇管を前記操作部本体
に接続した後、前記イメージガイドを前記操作部本体に
設けた接眼レンズに固定することを特徴とする内視鏡の
組立方法。

【００４２】（付記項２０）先端部、湾曲部、蛇管、
ライトガイドを含む各種内視鏡からなる挿入部と、操作
部本体を固定した後、前記ライトガイドをコネクタに接
続することを特徴とする内視鏡の組立方法。

【００４３】

【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、挿入
部の蛇管と操作部本体とを接続した後に、湾曲操作ワイ
ヤ等の挿入部内蔵物を接続するようにしたので、湾曲操
作ワイヤ等がたるんでしまうのを防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１ないし図３は本発明の第１の実施の形態に
係り、図１は第１の実施の形態に係る内視鏡の外観を示
す外観図。

【図２】挿入部の後端及び操作部本体の構造を示す断面
図。

【図３】図２とは異る断面での挿入部の後端及び操作部
本体の反対側の構造を示す断面図。

【図４】本発明の第２の実施の形態に係る電子内視鏡の
操作部周辺の構造を示し、図３に相当する断面図を示す
断面図。

【符号の説明】

１ …内視鏡２ …挿入部３ …操作部４ …接眼部５ …ライトガイドケーブル６ …湾曲部７ …湾曲操作ノブ８ …送気送水制御弁９ …吸引制御弁１１ …コネクタ１４ …蛇管１５ …口金１７，１９…連結部材２０ …本体枠２２ …本体カバー２３ …操作部本体２６ …チャンネルチューブ２７ …フォーカス操作ワイヤ２９ …送気チューブ３１ …送水チューブ３２ …ＩＧファイバ３３ …ＬＧファイバ３４ …湾曲操作ワイヤ３６ …鉗子起上操作ワイヤ３８ …湾曲操作機構

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2H040 BA00 CA11 CA27 DA03 DA14 DA18 DA19 DA21 DA56 DA57 4C061 BB00 CC00 DD00 FF11 FF21 JJ06

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】先端部、湾曲部、蛇管、チャンネルチ
ューブを含む各種内蔵物からなる挿入部と、操作部本体
とを接続する場合、前記チャンネルチューブを固定部材
に接続した後、前記蛇管と前記操作部本体を接続し、且
つ前記固定部材を前記操作部本体に接続することを特徴
とする内視鏡の組立方法。
【請求項２】先端部、湾曲部、蛇管、チャンネルチ
ューブを含む各種内蔵物からなる挿入部と操作部本体と
を接続する場合、前記チャンネルチューブを固定部材に
接続した後、前記蛇管と連結部材を接続し、次に前記固
定部材を前記連結部材に固定し、次に前記連結部材と前
記操作部本体とを固定し、次に前記固定部材と操作部本
体に設けた吸引制御弁とを吸引チューブで接続すること
を特徴とする内視鏡の組立方法。
【請求項３】前記チャンネルチューブを前記固定部
材に固定する場合、該チャンネルチューブを前記蛇管に
対し、押し込んで固定することを特徴とする請求項１又
は２に記載の内視鏡の組立方法。