JP2001061663A - 飲料調製用密封容器 - Google Patents
飲料調製用密封容器Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 飲料成分全体に液体媒体が行渡り、使用後の
容器内に液分が残らぬよう、衛生的でコンパクト化を図
ることにより、自販機等の小形化及び洗浄等保守の簡略
化、輸送適性良好な飲料調製用密封容器の提供。 【解決手段】 飲料成分が密封される飲料調製用密封容
器50に、飲料成分の収納室56と、これに隣接して液
体媒体を外部から供給するノズル導入室60とを設け、
導入室と収納室との間に液体媒体を注入し得る注入口6
1、この注入口を閉じた位置から開放位置に移動可能な
栓体部63、収納室と連通し飲料を外部に注出する注出
口53とを設ける。これにより、栓体部で注入口を閉じ
た状態として飲料成分が収納室から輸送中に出ず栓体部
を移動して開口した状態で液体媒体をノズル導入室から
注入口を介して注入することで飲料成分と接触せず飲料
との付着を避け衛生的に開口でき、自販機等の機構の簡
素化や保守の容易化が図られる。
容器内に液分が残らぬよう、衛生的でコンパクト化を図
ることにより、自販機等の小形化及び洗浄等保守の簡略
化、輸送適性良好な飲料調製用密封容器の提供。 【解決手段】 飲料成分が密封される飲料調製用密封容
器50に、飲料成分の収納室56と、これに隣接して液
体媒体を外部から供給するノズル導入室60とを設け、
導入室と収納室との間に液体媒体を注入し得る注入口6
1、この注入口を閉じた位置から開放位置に移動可能な
栓体部63、収納室と連通し飲料を外部に注出する注出
口53とを設ける。これにより、栓体部で注入口を閉じ
た状態として飲料成分が収納室から輸送中に出ず栓体部
を移動して開口した状態で液体媒体をノズル導入室から
注入口を介して注入することで飲料成分と接触せず飲料
との付着を避け衛生的に開口でき、自販機等の機構の簡
素化や保守の容易化が図られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飲料調製用密封
容器に関し、レギュラーコーヒー、紅茶、粉末ジュース
などの飲料成分を1回分ずつ密封でき、専用のベンディ
ングマシン等で飲料を作ることができるようにしたもの
で、容器内に飲料が残らず、より衛生的で、コンパクト
化を図ることができ、併せてベンディングマシン等のメ
ンテナンスが容易となるようにしたものである。
容器に関し、レギュラーコーヒー、紅茶、粉末ジュース
などの飲料成分を1回分ずつ密封でき、専用のベンディ
ングマシン等で飲料を作ることができるようにしたもの
で、容器内に飲料が残らず、より衛生的で、コンパクト
化を図ることができ、併せてベンディングマシン等のメ
ンテナンスが容易となるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、レギュラーコーヒー、紅茶、
粉末ジュースなどの粉体、あるいはスープなどのペース
ト、濃縮ジュースなどの液体などの飲料成分を1回分ず
つ密封した容器に入れておき、これを専用のベンディン
グマシンやカップベンダなどにより、熱湯や冷水を用い
て抽出、あるいは溶解、混合することによって飲料とし
て提供することが行われており、種々の形式の密封容器
が用いられている。
粉末ジュースなどの粉体、あるいはスープなどのペース
ト、濃縮ジュースなどの液体などの飲料成分を1回分ず
つ密封した容器に入れておき、これを専用のベンディン
グマシンやカップベンダなどにより、熱湯や冷水を用い
て抽出、あるいは溶解、混合することによって飲料とし
て提供することが行われており、種々の形式の密封容器
が用いられている。
【0003】このような飲料成分を密封する容器として
は、例えば特開昭59−51065公報や特開平4−1
42266号公報などに記載された袋状のパックがあ
り、レギュラーコーヒー用とする場合には、図5および
図6にそれぞれを示すように、パック1,2では、密封
性のあるシート材3の内側に不織布などのフィルタ材4
を配置してコーヒーの粉体5を入れて袋状とするととも
に、上端部に熱湯などの注入口6を取り付けたり、穿刺
用シート部7を設けて構成されている。
は、例えば特開昭59−51065公報や特開平4−1
42266号公報などに記載された袋状のパックがあ
り、レギュラーコーヒー用とする場合には、図5および
図6にそれぞれを示すように、パック1,2では、密封
性のあるシート材3の内側に不織布などのフィルタ材4
を配置してコーヒーの粉体5を入れて袋状とするととも
に、上端部に熱湯などの注入口6を取り付けたり、穿刺
用シート部7を設けて構成されている。
【0004】そして、コーヒーを抽出する場合には、ベ
ンディングマシンなど飲料抽出装置にパック1,2を取
り付け、注入口6や穿刺用シート部7にノズル8を差し
込んで熱湯を注ぎ、さらに圧力を加えた空気を注入して
パック1,2の下方のカップ9でコーヒーを受けるよう
にする。
ンディングマシンなど飲料抽出装置にパック1,2を取
り付け、注入口6や穿刺用シート部7にノズル8を差し
込んで熱湯を注ぎ、さらに圧力を加えた空気を注入して
パック1,2の下方のカップ9でコーヒーを受けるよう
にする。
【0005】また、特開平4−236921号公報に記
載された密封カートリッジでは、図7に示すように、ア
ルミニウムやプラスチックで円錐台状などにカートリッ
ジ10が形成され、下面11の上にフィルタ12が配置
され、フィルタ12の上部にコーヒーの粉体5が入れら
れて上面13及び下面11が密封される一方、下面11
が所定の圧力で裂けるようにしてある。
載された密封カートリッジでは、図7に示すように、ア
ルミニウムやプラスチックで円錐台状などにカートリッ
ジ10が形成され、下面11の上にフィルタ12が配置
され、フィルタ12の上部にコーヒーの粉体5が入れら
れて上面13及び下面11が密封される一方、下面11
が所定の圧力で裂けるようにしてある。
【0006】そして、コーヒーを抽出する場合には、専
用の抽出装置内に導入され、上面13を突き破って注水
器14が差し込まれ、複数のオリフィスから熱湯を注
ぎ、湿潤化した後、水圧で下面11を変形させて裂けさ
せ、下方の空間に形成した注出口15を介してカップで
コーヒーを受けるようにする。
用の抽出装置内に導入され、上面13を突き破って注水
器14が差し込まれ、複数のオリフィスから熱湯を注
ぎ、湿潤化した後、水圧で下面11を変形させて裂けさ
せ、下方の空間に形成した注出口15を介してカップで
コーヒーを受けるようにする。
【0007】このような袋状のパック1,2や密封カー
トリッジ10では、コーヒーを抽出する場合に、熱湯を
注入するためのノズル8や注水器14がコーヒーの粉体
5が入れられた収納部分に差し込まれるため、ノズル8
や注水器14に飲料成分が付着したり、抽出装置の注出
口15に飲料成分が付着し、次の抽出に悪影響を及ぼ
し、香りや味が悪くなってしまう。
トリッジ10では、コーヒーを抽出する場合に、熱湯を
注入するためのノズル8や注水器14がコーヒーの粉体
5が入れられた収納部分に差し込まれるため、ノズル8
や注水器14に飲料成分が付着したり、抽出装置の注出
口15に飲料成分が付着し、次の抽出に悪影響を及ぼ
し、香りや味が悪くなってしまう。
【0008】一方、熱湯を注入するためのノズルがコー
ヒーの粉体などの飲料成分に接触しないようにした密封
容器として、例えば特開平6−315349号公報に記
載された筒状のカプセルがあり、図8に示すように、カ
プセル20の筒状のカプセル本体21内に、上下のフィ
ルタ22を挾んでコーヒー粉5を入れ、このカプセル本
体21の上下が密封シート23で密封されるようになっ
ている。
ヒーの粉体などの飲料成分に接触しないようにした密封
容器として、例えば特開平6−315349号公報に記
載された筒状のカプセルがあり、図8に示すように、カ
プセル20の筒状のカプセル本体21内に、上下のフィ
ルタ22を挾んでコーヒー粉5を入れ、このカプセル本
体21の上下が密封シート23で密封されるようになっ
ている。
【0009】そして、コーヒーを抽出する場合には、抽
出装置の熱湯注入ノズル24を上部密封シート23から
カプセル本体21内に差し込んで熱湯を注入し、下部密
封シート23からカプセル本体21内に差し込んだ受け
口25によりコーヒーを外部に導いてカップ9で受ける
ようにする。
出装置の熱湯注入ノズル24を上部密封シート23から
カプセル本体21内に差し込んで熱湯を注入し、下部密
封シート23からカプセル本体21内に差し込んだ受け
口25によりコーヒーを外部に導いてカップ9で受ける
ようにする。
【0010】このような筒状のカプセル20では、熱湯
注入ノズル24がコーヒーの粉体5などの飲料成分に直
接接触することはないが、熱湯が均一に飲料成分に行き
渡り難く、行き渡らせようとすると、カプセル本体21
の上部の容積を大きくしなければならず、カプセル20
のコンパクト化を図ることができない。
注入ノズル24がコーヒーの粉体5などの飲料成分に直
接接触することはないが、熱湯が均一に飲料成分に行き
渡り難く、行き渡らせようとすると、カプセル本体21
の上部の容積を大きくしなければならず、カプセル20
のコンパクト化を図ることができない。
【0011】また、コーヒーの粉体5などの飲料成分を
上下2枚のフィルタ22で挾む必要があるとともに、カ
プセル本体21の上下を密封シート23でシールしなけ
ればならず、シール部分が多く、カプセル20の製造・
充填工程が繁雑になってしまう。
上下2枚のフィルタ22で挾む必要があるとともに、カ
プセル本体21の上下を密封シート23でシールしなけ
ればならず、シール部分が多く、カプセル20の製造・
充填工程が繁雑になってしまう。
【0012】さらに、コーヒーを取り出すため受け口2
5を下部密封シート23に差し込んで外部に導くため、
受け口25にコーヒーの油分が付着し、これを薬品洗浄
などで除去するベンディングマシンなどのメンテナンス
が必要となる。
5を下部密封シート23に差し込んで外部に導くため、
受け口25にコーヒーの油分が付着し、これを薬品洗浄
などで除去するベンディングマシンなどのメンテナンス
が必要となる。
【0013】一方、特開平4−224715号公報に記
載された矩形箱状の密封容器では、図9に示すように、
矩形箱状で下面が開口した本体31内にコーヒーの粉体
5などの飲料成分を収納する区画室32を設けるととも
に、この区画室32の周囲3辺の外側に通路33を形成
し、この通路33と連通する熱湯入口34を天面に設
け、この区画室32と通路33との間の側壁の下端部に
スリット状の注入口35を多数形成し、さらに区画室3
2の天面の下方にフィルタ36を設け、フィルタ36と
天面との間を抽出流路37として下面に開口する注出口
38に連通させ、下面全体をフィルム状のシール材39
で覆って密封容器30が構成されている。
載された矩形箱状の密封容器では、図9に示すように、
矩形箱状で下面が開口した本体31内にコーヒーの粉体
5などの飲料成分を収納する区画室32を設けるととも
に、この区画室32の周囲3辺の外側に通路33を形成
し、この通路33と連通する熱湯入口34を天面に設
け、この区画室32と通路33との間の側壁の下端部に
スリット状の注入口35を多数形成し、さらに区画室3
2の天面の下方にフィルタ36を設け、フィルタ36と
天面との間を抽出流路37として下面に開口する注出口
38に連通させ、下面全体をフィルム状のシール材39
で覆って密封容器30が構成されている。
【0014】そして、コーヒーを抽出する場合には、専
用の飲料調製装置に密封容器30を取り付け、天面から
穿孔して熱湯用のノズル40を差し込んで通路33内に
注入し、周囲3辺の下端部のスリット状の注入口35か
ら区画室32内のコーヒーの粉体5に噴射するとともに
乱流を生じさせて熱湯を下方から上方に流し、フィルタ
36を介して天面との間の抽出流路37で集めたコーヒ
ーを刺し通し具で開口した注出口38を介して外部のカ
ップで受けるようにする。
用の飲料調製装置に密封容器30を取り付け、天面から
穿孔して熱湯用のノズル40を差し込んで通路33内に
注入し、周囲3辺の下端部のスリット状の注入口35か
ら区画室32内のコーヒーの粉体5に噴射するとともに
乱流を生じさせて熱湯を下方から上方に流し、フィルタ
36を介して天面との間の抽出流路37で集めたコーヒ
ーを刺し通し具で開口した注出口38を介して外部のカ
ップで受けるようにする。
【0015】これにより、コンパクト化を図るととも
に、シール部分を少なくし、密封容器30の製造・充填
工程を簡素化するようにしている。
に、シール部分を少なくし、密封容器30の製造・充填
工程を簡素化するようにしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
密封容器30では、シール材39で覆われた注出口を刺
し通し具で開口する必要があり、このための機構が複雑
になり、特に開口後退避させてコーヒーなどと接触しな
いようにすると一層機構が複雑になるとともに、ベンデ
ィングマシンなどが大型化してしまう一方、刺し通し具
の退避が不十分で注出口38の近くにある場合には、コ
ーヒーの油分が付着してしまい薬品洗浄などのメンテナ
ンスが必要となるという問題がある。
密封容器30では、シール材39で覆われた注出口を刺
し通し具で開口する必要があり、このための機構が複雑
になり、特に開口後退避させてコーヒーなどと接触しな
いようにすると一層機構が複雑になるとともに、ベンデ
ィングマシンなどが大型化してしまう一方、刺し通し具
の退避が不十分で注出口38の近くにある場合には、コ
ーヒーの油分が付着してしまい薬品洗浄などのメンテナ
ンスが必要となるという問題がある。
【0017】また、コーヒーを抽出するための熱湯を区
画室32の下端部の注入口35から天面の抽出流路37
に向かって下方から上方に流してフィルタ36で濾過す
るため、容器30内にコーヒーなどの抽出液が残り易
く、これによってコーヒー滓などが腐敗し易くなるなど
の問題もある。
画室32の下端部の注入口35から天面の抽出流路37
に向かって下方から上方に流してフィルタ36で濾過す
るため、容器30内にコーヒーなどの抽出液が残り易
く、これによってコーヒー滓などが腐敗し易くなるなど
の問題もある。
【0018】さらに、このような密封容器に要求される
性能として区画室内等に入れられたコーヒー粉末が注入
口側や注出口側に出てしまい抽出液中に混入しない構造
などとする必要がある。
性能として区画室内等に入れられたコーヒー粉末が注入
口側や注出口側に出てしまい抽出液中に混入しない構造
などとする必要がある。
【0019】この発明はかかる従来技術の有する課題を
解決するためになされたもので、飲料成分全体に液体媒
体が行き渡り均一な抽出などができ、しかも使用後の容
器内に液分が残らず、より衛生的でコンパクト化を図る
ことができ、これによりベンディングマシンなどの小形
化や薬品洗浄などのメンテナンスを簡略化することがで
き、輸送中の問題もない飲料調製用密封容器を提供しよ
うとするものである。
解決するためになされたもので、飲料成分全体に液体媒
体が行き渡り均一な抽出などができ、しかも使用後の容
器内に液分が残らず、より衛生的でコンパクト化を図る
ことができ、これによりベンディングマシンなどの小形
化や薬品洗浄などのメンテナンスを簡略化することがで
き、輸送中の問題もない飲料調製用密封容器を提供しよ
うとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するためこの発明の請求項1記載の飲料調製用
密封容器は、略空気および水不透過性材料で形成され飲
料を作るための原料となる粒状または粉状などの飲料成
分が密封される飲料調製用密封容器であって、前記飲料
成分を収納保持する収納室と、この収納室に隣接して設
けられ液体媒体を外部から供給する供給ノズルが突き刺
し導入されるノズル導入室と、このノズル導入室と前記
収納室との間に設けられ当該ノズル導入室から前記液体
媒体を注入し得る注入口と、この注入口と前記ノズル導
入室との間に設けられ当該注入口を閉じた位置から開放
位置に移動可能な栓体部と、前記収納室と連通し飲料を
外部に注出する注出口とを有することを特徴とするもの
である。
題を解決するためこの発明の請求項1記載の飲料調製用
密封容器は、略空気および水不透過性材料で形成され飲
料を作るための原料となる粒状または粉状などの飲料成
分が密封される飲料調製用密封容器であって、前記飲料
成分を収納保持する収納室と、この収納室に隣接して設
けられ液体媒体を外部から供給する供給ノズルが突き刺
し導入されるノズル導入室と、このノズル導入室と前記
収納室との間に設けられ当該ノズル導入室から前記液体
媒体を注入し得る注入口と、この注入口と前記ノズル導
入室との間に設けられ当該注入口を閉じた位置から開放
位置に移動可能な栓体部と、前記収納室と連通し飲料を
外部に注出する注出口とを有することを特徴とするもの
である。
【0021】この飲料調製用密封容器によれば、飲料成
分が密封される飲料調製用密封容器に、飲料成分を収納
保持する収納室を設け、この収納室に隣接して液体媒体
を外部から供給する供給ノズルが突き刺し導入されるノ
ズル導入室を設け、このノズル導入室と収納室との間に
ノズル導入室から収納室へ液体媒体を注入し得る注入口
を設けるとともに、この注入口とノズル導入室との間に
注入口を閉じた位置から開放位置に移動可能な栓体部を
設けておき、収納室と連通し飲料を外部に注出する注出
口を設けるようにしており、栓体部で注入口を閉じた状
態として飲料成分が収納室から輸送中などに出ないよう
にする一方、栓体部を移動して開口した状態で熱湯など
の液体媒体をノズル導入室から注入口を介して注入する
ことで飲料成分と接触しないようにして、飲料との付着
を起こさずに衛生的に開口でき、ベンディングマシンな
どの機構の簡素化やメンテナンスの容易化を図るように
している。
分が密封される飲料調製用密封容器に、飲料成分を収納
保持する収納室を設け、この収納室に隣接して液体媒体
を外部から供給する供給ノズルが突き刺し導入されるノ
ズル導入室を設け、このノズル導入室と収納室との間に
ノズル導入室から収納室へ液体媒体を注入し得る注入口
を設けるとともに、この注入口とノズル導入室との間に
注入口を閉じた位置から開放位置に移動可能な栓体部を
設けておき、収納室と連通し飲料を外部に注出する注出
口を設けるようにしており、栓体部で注入口を閉じた状
態として飲料成分が収納室から輸送中などに出ないよう
にする一方、栓体部を移動して開口した状態で熱湯など
の液体媒体をノズル導入室から注入口を介して注入する
ことで飲料成分と接触しないようにして、飲料との付着
を起こさずに衛生的に開口でき、ベンディングマシンな
どの機構の簡素化やメンテナンスの容易化を図るように
している。
【0022】また、この発明の請求項2記載の飲料調製
用密封容器は、請求項1記載の構成に加え、前記栓体部
は前記供給ノズルの突き刺し導入動作に連動して前記開
放位置に移動され前記収納室と前記ノズル導入室とを連
通させることを特徴とするものである。
用密封容器は、請求項1記載の構成に加え、前記栓体部
は前記供給ノズルの突き刺し導入動作に連動して前記開
放位置に移動され前記収納室と前記ノズル導入室とを連
通させることを特徴とするものである。
【0023】この飲料調製用密封容器によれば、栓体部
を供給ノズルの突き刺し導入動作に連動して開放位置に
移動して収納室とノズル導入室とを連通させるようにし
ており、液体媒体を供給する供給ノズルを突き刺すこと
によって栓体部が移動されて注入口を開口でき、輸送中
などは栓体部で注入口を閉じた状態として飲料成分が収
納室から出ないようにする一方、抽出時には、栓体部の
移動を供給ノズルと連動させることでベンディングマシ
ンなどの機構の簡素化やメンテナンスの容易化を図るよ
うにしている。
を供給ノズルの突き刺し導入動作に連動して開放位置に
移動して収納室とノズル導入室とを連通させるようにし
ており、液体媒体を供給する供給ノズルを突き刺すこと
によって栓体部が移動されて注入口を開口でき、輸送中
などは栓体部で注入口を閉じた状態として飲料成分が収
納室から出ないようにする一方、抽出時には、栓体部の
移動を供給ノズルと連動させることでベンディングマシ
ンなどの機構の簡素化やメンテナンスの容易化を図るよ
うにしている。
【0024】さらに、この発明の請求項3記載の飲料調
製用密封容器は、請求項1または2記載の構成に加え、
前記注出口を開口する開口治具部を有することを特徴と
するものである。
製用密封容器は、請求項1または2記載の構成に加え、
前記注出口を開口する開口治具部を有することを特徴と
するものである。
【0025】この飲料調製用密封容器によれば、注出口
を開口する開口治具部を有するようにしており、閉じら
れた注出口を容器に内蔵した開口治具部で開口すること
で、飲料との付着を起こさずに衛生的に開口でき、ベン
ディングマシンなどの機構の簡素化やメンテナンスの容
易化を図るようにしている。
を開口する開口治具部を有するようにしており、閉じら
れた注出口を容器に内蔵した開口治具部で開口すること
で、飲料との付着を起こさずに衛生的に開口でき、ベン
ディングマシンなどの機構の簡素化やメンテナンスの容
易化を図るようにしている。
【0026】また、この発明の請求項4記載の飲料調製
用密封容器は、請求項3記載の構成に加え、前記栓体部
と前記開口治具部とが一体に形成され前記注入口の開放
と同時に前記注出口の開口を行うことを特徴とするもの
である。
用密封容器は、請求項3記載の構成に加え、前記栓体部
と前記開口治具部とが一体に形成され前記注入口の開放
と同時に前記注出口の開口を行うことを特徴とするもの
である。
【0027】この飲料調製用密封容器によれば、栓体部
と開口治具部とを一体に形成し、注入口の開放と同時に
注出口の開口を行うようにしており、密封状態の容器の
注入口と注出口を同時に開口するようにしてベンディン
グマシンなどの機構の一層の簡素化を図るようにしてい
る。
と開口治具部とを一体に形成し、注入口の開放と同時に
注出口の開口を行うようにしており、密封状態の容器の
注入口と注出口を同時に開口するようにしてベンディン
グマシンなどの機構の一層の簡素化を図るようにしてい
る。
【0028】さらに、この発明の請求項5記載の飲料調
製用密封容器は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成
に加え、前記収納室の端部に、前記飲料を濾過するフィ
ルタを設けたことを特徴とするものである。
製用密封容器は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成
に加え、前記収納室の端部に、前記飲料を濾過するフィ
ルタを設けたことを特徴とするものである。
【0029】この飲料調製用密封容器によれば、収納室
の端部に、飲料を濾過するフィルタを設けるようにして
おり、レギュラーコーヒーや紅茶など滓を取り除く必要
のある飲料であっても簡単に抽出することができるよう
になる。
の端部に、飲料を濾過するフィルタを設けるようにして
おり、レギュラーコーヒーや紅茶など滓を取り除く必要
のある飲料であっても簡単に抽出することができるよう
になる。
【0030】また、この発明の請求項6記載の飲料調製
用密封容器は、請求項1〜5のいずれかに記載の構成に
加え、前記ノズル導入室と前記開口治具部とを同軸上に
配置したことを特徴とするものである。
用密封容器は、請求項1〜5のいずれかに記載の構成に
加え、前記ノズル導入室と前記開口治具部とを同軸上に
配置したことを特徴とするものである。
【0031】この飲料調製用密封容器によれば、ノズル
導入室と開口治具部とを同軸上に配置するようにしてお
り、ノズル導入室に突き刺し導入される液体媒体の供給
ノズルをそのまま利用して開口治具部で開口することが
でき、開口動作のための機構が簡単になるとともに、容
器もコンパクトにすることができるようになる。
導入室と開口治具部とを同軸上に配置するようにしてお
り、ノズル導入室に突き刺し導入される液体媒体の供給
ノズルをそのまま利用して開口治具部で開口することが
でき、開口動作のための機構が簡単になるとともに、容
器もコンパクトにすることができるようになる。
【0032】さらに、この発明の請求項7記載の飲料調
製用密封容器は、請求項1〜6のいずれかに記載の構成
に加え、前記収納室および前記ノズル導入室の天面をフ
ィルム状のシール材で密封するとともに、少なくともノ
ズル導入室天面が破断可能としてあることを特徴とする
ものである。
製用密封容器は、請求項1〜6のいずれかに記載の構成
に加え、前記収納室および前記ノズル導入室の天面をフ
ィルム状のシール材で密封するとともに、少なくともノ
ズル導入室天面が破断可能としてあることを特徴とする
ものである。
【0033】この飲料調製用密封容器によれば、収納室
およびノズル導入室の天面をフィルム状のシール材で密
封するとともに、少なくともノズル導入室天面が破断可
能としてあり、収納室への飲料成分の充填収納後の密封
が容易にとなるとともに、液体媒体の供給ノズルの突き
刺し導入が容易となる。
およびノズル導入室の天面をフィルム状のシール材で密
封するとともに、少なくともノズル導入室天面が破断可
能としてあり、収納室への飲料成分の充填収納後の密封
が容易にとなるとともに、液体媒体の供給ノズルの突き
刺し導入が容易となる。
【0034】また、この発明の請求項8記載の飲料調製
用密封容器は、請求項1〜7のいずれかに記載の構成に
加え、前記収納室を円環状に形成するとともに、前記注
出口を当該円環の中心に設けたことを特徴とするもので
ある。
用密封容器は、請求項1〜7のいずれかに記載の構成に
加え、前記収納室を円環状に形成するとともに、前記注
出口を当該円環の中心に設けたことを特徴とするもので
ある。
【0035】この飲料調製用密封容器によれば、収納室
を円環状に形成するとともに、注出口を当該円環の中心
に設けるようにしており、容器の向きにかかわらず注出
口の位置が一定となり、ベンディングマシンなどでの位
置決めがやり易く、位置決めのための構造が簡単とな
る。
を円環状に形成するとともに、注出口を当該円環の中心
に設けるようにしており、容器の向きにかかわらず注出
口の位置が一定となり、ベンディングマシンなどでの位
置決めがやり易く、位置決めのための構造が簡単とな
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づき詳細に説明する。図1〜図4はこの発
明の飲料調製用密封容器の一実施の形態にかかり、図1
は輸送時などの縦断面図および抽出時の縦断面図、図2
は外カップ部の平面図、縦断面図および底面図、図3は
中かご部の平面図、縦断面図および底面図、図4は栓体
部および開口治具部の平面図、縦断面図および底面図で
ある。
いて図面に基づき詳細に説明する。図1〜図4はこの発
明の飲料調製用密封容器の一実施の形態にかかり、図1
は輸送時などの縦断面図および抽出時の縦断面図、図2
は外カップ部の平面図、縦断面図および底面図、図3は
中かご部の平面図、縦断面図および底面図、図4は栓体
部および開口治具部の平面図、縦断面図および底面図で
ある。
【0037】この飲料調製用密封容器は、レギュラーコ
ーヒー、紅茶、粉末ジュースなどの粒状や粉状の飲料成
分、あるいはスープなどのペースト状の飲料成分、濃縮
ジュースなどの液体状の飲料成分などの飲料成分を1回
分ずつ密封するものであり、専用のカップベンダやベン
ディングマシンなどで熱湯や冷水などの液体媒体を用い
て抽出、あるいは溶解、混合することによって飲料とす
るのに用いられるものであるが、ここでは、粉状の飲料
成分(コーヒー粉末)からレギュラーコーヒーを抽出す
る場合を例に説明する。
ーヒー、紅茶、粉末ジュースなどの粒状や粉状の飲料成
分、あるいはスープなどのペースト状の飲料成分、濃縮
ジュースなどの液体状の飲料成分などの飲料成分を1回
分ずつ密封するものであり、専用のカップベンダやベン
ディングマシンなどで熱湯や冷水などの液体媒体を用い
て抽出、あるいは溶解、混合することによって飲料とす
るのに用いられるものであるが、ここでは、粉状の飲料
成分(コーヒー粉末)からレギュラーコーヒーを抽出す
る場合を例に説明する。
【0038】この飲料調製用密封容器50は、プラスチ
ックで成形された密封容器本体となる外カップ部51
と、この外カップ部51内に装着される中かご部52
と、液体媒体を注入する注入口を閉じた状態から開いた
状態に移動する栓体部63と、この栓体部63と一体と
された注出口63を開口する開口治具部64とを備えて
いる。
ックで成形された密封容器本体となる外カップ部51
と、この外カップ部51内に装着される中かご部52
と、液体媒体を注入する注入口を閉じた状態から開いた
状態に移動する栓体部63と、この栓体部63と一体と
された注出口63を開口する開口治具部64とを備えて
いる。
【0039】この外カップ部51は、上部が大径とさ
れ、下部が小径とされ滑らかに連続した2段円筒状の側
壁部51aと、この側壁部51aの下端よりわずかに上
方に配置された底部51bとを備えており、側壁部51
aの上端外周には、フランジ部51cが水平に突き出し
て一体に形成される一方、底部51bの下端外周に側壁
と一体の環状の外周接地部51dが形成されるととも
に、中心部に2重に中間接地部51eと内周接地部51
fとが底部51bと一体に形成してある。
れ、下部が小径とされ滑らかに連続した2段円筒状の側
壁部51aと、この側壁部51aの下端よりわずかに上
方に配置された底部51bとを備えており、側壁部51
aの上端外周には、フランジ部51cが水平に突き出し
て一体に形成される一方、底部51bの下端外周に側壁
と一体の環状の外周接地部51dが形成されるととも
に、中心部に2重に中間接地部51eと内周接地部51
fとが底部51bと一体に形成してある。
【0040】そして、この外カップ部51の底部51b
の円筒状の内周接地部51fが底部51bの上面より上
方に突き出して形成されて飲料(抽出されたコーヒー)
の注出口53とされており、円筒の上端面から底部51
b上面より上方までの間に放射状の溝53aが形成され
て円筒の側壁部の内外が連通し、この溝53aの下端面
53bの円筒内径部が常時、一体に形成された注出口シ
ール材53cで密封され、コーヒーの抽出時に容易に開
口できるように円筒内径部の内側に環状の薄肉部53d
が形成してある。これにより、外カップ部51の底部5
1bに至ったコーヒーなどの飲料は注出口53の溝53
aの間から下端面53bを乗り越えるようにして外部に
導き出される一方、溝53aの下端面53bを底部51
bの上面より高くすることで注出完了後に滲み出る残液
が外カップ部51外に漏れでないようにしている。
の円筒状の内周接地部51fが底部51bの上面より上
方に突き出して形成されて飲料(抽出されたコーヒー)
の注出口53とされており、円筒の上端面から底部51
b上面より上方までの間に放射状の溝53aが形成され
て円筒の側壁部の内外が連通し、この溝53aの下端面
53bの円筒内径部が常時、一体に形成された注出口シ
ール材53cで密封され、コーヒーの抽出時に容易に開
口できるように円筒内径部の内側に環状の薄肉部53d
が形成してある。これにより、外カップ部51の底部5
1bに至ったコーヒーなどの飲料は注出口53の溝53
aの間から下端面53bを乗り越えるようにして外部に
導き出される一方、溝53aの下端面53bを底部51
bの上面より高くすることで注出完了後に滲み出る残液
が外カップ部51外に漏れでないようにしている。
【0041】また、この外カップ部51の側壁部51a
の下端部内周には、この外カップ部51内に装着される
中かご部52を係止固定するための係止突起51gが円
周等間隔に8個内側に突き出して形成され、上から押し
込んだ中かご部52が係止突起51gを乗り越えて装着
されたのち、係止突起51gで係止固定されるようにな
っている。
の下端部内周には、この外カップ部51内に装着される
中かご部52を係止固定するための係止突起51gが円
周等間隔に8個内側に突き出して形成され、上から押し
込んだ中かご部52が係止突起51gを乗り越えて装着
されたのち、係止突起51gで係止固定されるようにな
っている。
【0042】このような外カップ部51に装着される中
かご部52は、下端部に外カップ部51の底部51b上
に載置されるとともに、側壁部51a内周に接するよう
装着されるフィルタ支持部54と、このフィルタ支持部
54の中心部に上方に突き出して一体に形成された略円
筒状の中かご本体となる中かご側壁部55とを備えてお
り、中かご側壁部55の上下両端部は外カップ部51の
内側に突き出した段差状に形成されるとともに、外カッ
プ部51への装着状態で外カップ部51の側壁部51a
との間に環状の収納室56を形成するよう同一の高さに
中かご部52が形成してある。
かご部52は、下端部に外カップ部51の底部51b上
に載置されるとともに、側壁部51a内周に接するよう
装着されるフィルタ支持部54と、このフィルタ支持部
54の中心部に上方に突き出して一体に形成された略円
筒状の中かご本体となる中かご側壁部55とを備えてお
り、中かご側壁部55の上下両端部は外カップ部51の
内側に突き出した段差状に形成されるとともに、外カッ
プ部51への装着状態で外カップ部51の側壁部51a
との間に環状の収納室56を形成するよう同一の高さに
中かご部52が形成してある。
【0043】このフィルタ支持部54は、リング状の外
周支持部54aとリング状の内周支持部54bとこれら
を連結する放射状の連結支持部54cとで枠状に形成さ
れており、外周支持部54aが外カップ部51の係止突
起51gで係止固定されるとともに、中かご側壁部55
の下端段差部内側に下方に突き出して円筒状の嵌着部5
4dが形成され、外カップ部51の注出口53の溝53
aの外周部に上方から溝53aの中間部までを覆うよう
に嵌合されて固定されるようになっている。
周支持部54aとリング状の内周支持部54bとこれら
を連結する放射状の連結支持部54cとで枠状に形成さ
れており、外周支持部54aが外カップ部51の係止突
起51gで係止固定されるとともに、中かご側壁部55
の下端段差部内側に下方に突き出して円筒状の嵌着部5
4dが形成され、外カップ部51の注出口53の溝53
aの外周部に上方から溝53aの中間部までを覆うよう
に嵌合されて固定されるようになっている。
【0044】また、フィルタ支持部54の内周支持部5
4bの下端には、円周方向等間隔に複数箇所厚さ方向中
間まで切欠部54eが形成してあり、外周支持部54a
の内周側がこれら切欠部54eによって中心部まで連通
され、この切欠部54eと中かご側壁部55の下端部内
周および嵌着部54d下方の空間が抽出されたコーヒー
を集める注出通路57を形成している。
4bの下端には、円周方向等間隔に複数箇所厚さ方向中
間まで切欠部54eが形成してあり、外周支持部54a
の内周側がこれら切欠部54eによって中心部まで連通
され、この切欠部54eと中かご側壁部55の下端部内
周および嵌着部54d下方の空間が抽出されたコーヒー
を集める注出通路57を形成している。
【0045】そして、フィルタ支持部54の上面には、
フィルタ58が取り付けられており、例えばコーヒーの
抽出濾過の場合には、PETとPP不織布で形成された
不織布フィルタが用いられ、超音波シール法でフィルタ
支持部54に接着される。
フィルタ58が取り付けられており、例えばコーヒーの
抽出濾過の場合には、PETとPP不織布で形成された
不織布フィルタが用いられ、超音波シール法でフィルタ
支持部54に接着される。
【0046】このような外カップ部51に装着された中
かご部52によって、外周部が側壁部51aで構成さ
れ、内周部が中かご側壁部55で構成されるとともに、
底部にフィルタ58が配置された環状の空間が形成され
て収納部56とされ、この収納部56内に飲料成分とな
る粉状のコーヒー59の1回分が収納される。
かご部52によって、外周部が側壁部51aで構成さ
れ、内周部が中かご側壁部55で構成されるとともに、
底部にフィルタ58が配置された環状の空間が形成され
て収納部56とされ、この収納部56内に飲料成分とな
る粉状のコーヒー59の1回分が収納される。
【0047】したがって、この収納部56はカップ1杯
分のコーヒーの抽出に必要な粉状のコーヒー59を収納
するための容積となるように外カップ部51および中か
ご部52の外径および高さなどの寸法が定められるが、
抽出に必要な飲料成分の量によっては外カップ部51を
共通にし、中かご部52のフィルタ支持部54の高さを
変えて収納部56の容積を小さくするようにすれば、同
一のカップベンダやベンディングマシン等を使用して抽
出することができる。
分のコーヒーの抽出に必要な粉状のコーヒー59を収納
するための容積となるように外カップ部51および中か
ご部52の外径および高さなどの寸法が定められるが、
抽出に必要な飲料成分の量によっては外カップ部51を
共通にし、中かご部52のフィルタ支持部54の高さを
変えて収納部56の容積を小さくするようにすれば、同
一のカップベンダやベンディングマシン等を使用して抽
出することができる。
【0048】この収納部56の内周壁を構成する略円筒
状の中かご側壁部55には、その内側の中間上部が液体
媒体としての熱湯を供給する供給ノズルNが導入される
円筒状のノズル導入室60とされ、このノズル導入室6
0と収納室56との間を仕切る中かご側壁部55の内周
の上端部には、ノズル導入室60側から収納室56内に
液体媒体である熱湯を注入する注入口61が形成してあ
る。
状の中かご側壁部55には、その内側の中間上部が液体
媒体としての熱湯を供給する供給ノズルNが導入される
円筒状のノズル導入室60とされ、このノズル導入室6
0と収納室56との間を仕切る中かご側壁部55の内周
の上端部には、ノズル導入室60側から収納室56内に
液体媒体である熱湯を注入する注入口61が形成してあ
る。
【0049】この注入口61は、中かご側壁部55の内
周の上端面から円周等間隔に複数個、図示例では12個
の縦溝61aと、各縦溝61aの上下方向中間部と連通
して中かご側壁部55の外周に形成された環状溝61b
とで構成されており、中かご側壁部55の上端面には、
縦溝61aの外周に環状に連続する平坦面55aが残し
てある。
周の上端面から円周等間隔に複数個、図示例では12個
の縦溝61aと、各縦溝61aの上下方向中間部と連通
して中かご側壁部55の外周に形成された環状溝61b
とで構成されており、中かご側壁部55の上端面には、
縦溝61aの外周に環状に連続する平坦面55aが残し
てある。
【0050】このような縦溝61aと環状溝61bとで
注入口61を構成することで、ノズル導入室60に加圧
して供給された熱湯などの液体媒体が収納室56の上部
全面に水平方向に噴射されるとともに、乱流状態となっ
て均一に注入することができ、さらにノズル導入室60
側の縦溝61aによって収納室56およびノズル導入室
60の上面を覆うシール材62が供給ノズルNで破られ
たのち注入口61を塞がないようにする一方、中かご側
壁部55の上端面に環状に連続する平坦面55aを残す
ことによって、熱湯などの液体媒体を加圧供給する供給
ノズルNを密着させるシール面とすることができ、液体
媒体の漏れをなくすようにしている。
注入口61を構成することで、ノズル導入室60に加圧
して供給された熱湯などの液体媒体が収納室56の上部
全面に水平方向に噴射されるとともに、乱流状態となっ
て均一に注入することができ、さらにノズル導入室60
側の縦溝61aによって収納室56およびノズル導入室
60の上面を覆うシール材62が供給ノズルNで破られ
たのち注入口61を塞がないようにする一方、中かご側
壁部55の上端面に環状に連続する平坦面55aを残す
ことによって、熱湯などの液体媒体を加圧供給する供給
ノズルNを密着させるシール面とすることができ、液体
媒体の漏れをなくすようにしている。
【0051】このようなノズル導入室60には、収納室
56との間の注入口61をコーヒーなどを抽出するまで
の間塞ぐ栓体部63が設けられるとともに、ノズル導入
室60の底部である外カップ部51の底部51bの中心
部に設けた注出口53を塞ぐ注出口シール材53cを開
口するための開口治具部64が設けられ、これら抽出時
に下方に移動することで注入口61および注出口63を
開口するようになっており、ここでは、栓体部63と開
口治具部64とが一体に形成してある。
56との間の注入口61をコーヒーなどを抽出するまで
の間塞ぐ栓体部63が設けられるとともに、ノズル導入
室60の底部である外カップ部51の底部51bの中心
部に設けた注出口53を塞ぐ注出口シール材53cを開
口するための開口治具部64が設けられ、これら抽出時
に下方に移動することで注入口61および注出口63を
開口するようになっており、ここでは、栓体部63と開
口治具部64とが一体に形成してある。
【0052】そして、ノズル導入室60の底部中心に
は、上方に突き出して栓体部63および開口治具部64
の開口動作をガイドする円筒状の案内筒部60aが中か
ご側壁部55と同心状かつ一体に形成してある。
は、上方に突き出して栓体部63および開口治具部64
の開口動作をガイドする円筒状の案内筒部60aが中か
ご側壁部55と同心状かつ一体に形成してある。
【0053】一方、栓体部63および開口治具部64
は、案内筒部60aの内周部にガイドされて摺動する円
柱部63aを備え、円柱部63aの外周部に上下2段の
環状突起63bが形成され、案内筒部60aの内周部に
形成した上下2段の環状の係止溝60bに係止すること
で栓体部63および開口治具部64を抽出時以外の輸送
時などに閉鎖状態を保持できるようにしてある。
は、案内筒部60aの内周部にガイドされて摺動する円
柱部63aを備え、円柱部63aの外周部に上下2段の
環状突起63bが形成され、案内筒部60aの内周部に
形成した上下2段の環状の係止溝60bに係止すること
で栓体部63および開口治具部64を抽出時以外の輸送
時などに閉鎖状態を保持できるようにしてある。
【0054】この円柱部63aの上端部に栓体部63を
構成する円筒状の栓体63cが同心状に設けられてお
り、この栓体63cが注入口61の縦溝61aの内周側
を塞ぐ高さに形成してある。この栓体63cは円柱部6
3aと上端面同士が連結されるとともに、この連結部下
面と円柱部63aの外周と栓体63cの内周とが円周等
間隔の例えば4個の補強リブ63dで連結されている。
構成する円筒状の栓体63cが同心状に設けられてお
り、この栓体63cが注入口61の縦溝61aの内周側
を塞ぐ高さに形成してある。この栓体63cは円柱部6
3aと上端面同士が連結されるとともに、この連結部下
面と円柱部63aの外周と栓体63cの内周とが円周等
間隔の例えば4個の補強リブ63dで連結されている。
【0055】そして、栓体部63の円柱部63aが案内
筒部60aに沿って下降すると、栓体63cが中かご側
壁部55の内周と案内筒部60aの外周との間を下降
し、案内筒部60aの上端面に補強リブ63dが当接す
ることで下降位置が規制されるようになっており、この
栓体部63の下降位置で栓体63cが注入口61の縦溝
61aの下方に位置し、注入口61を開放状態にする。
筒部60aに沿って下降すると、栓体63cが中かご側
壁部55の内周と案内筒部60aの外周との間を下降
し、案内筒部60aの上端面に補強リブ63dが当接す
ることで下降位置が規制されるようになっており、この
栓体部63の下降位置で栓体63cが注入口61の縦溝
61aの下方に位置し、注入口61を開放状態にする。
【0056】また、円柱部63aの下端部には、開口治
具部64を構成する突刺し部64aが設けてあり、円柱
部63aの中心軸に対し傾斜した斜面で切り落とされた
形状とされ、この斜面の下端内側に円弧状の切刃部64
bがわずかに突き出して形成され、この切刃部64bが
注出口53を塞ぐ注出口シール材53cの薄肉部53d
に対応する位置および円弧で形成してある。
具部64を構成する突刺し部64aが設けてあり、円柱
部63aの中心軸に対し傾斜した斜面で切り落とされた
形状とされ、この斜面の下端内側に円弧状の切刃部64
bがわずかに突き出して形成され、この切刃部64bが
注出口53を塞ぐ注出口シール材53cの薄肉部53d
に対応する位置および円弧で形成してある。
【0057】さらに、この開口治具部64を構成する円
柱部63aの下端部には、開口治具部64(栓体部6
3)が下降端に位置した状態で下端面から注出口53の
溝53aの上端面までに注出穴64cが形成されるとと
もに、この注出穴64cに連通させて突刺し部64aの
切刃部64bと対角位置の側面が開口する注出溝64d
が形成してある。
柱部63aの下端部には、開口治具部64(栓体部6
3)が下降端に位置した状態で下端面から注出口53の
溝53aの上端面までに注出穴64cが形成されるとと
もに、この注出穴64cに連通させて突刺し部64aの
切刃部64bと対角位置の側面が開口する注出溝64d
が形成してある。
【0058】これにより、開口治具部64の円柱部63
aが案内筒部60aに沿って下降されると、まず、斜面
で切り落とされた突刺し部64aの切刃部64bが注出
口シール材53cの薄肉部53dに当たって突き刺され
て破き、さらに下降されると、突き刺された部分を中心
に円周方向両側に注出口シール材53cの薄肉部53d
が破かれ、下降端では、注出口シール材53cの切刃部
64bと対角位置が注出溝64dの幅の分だけ切り残さ
れて連結された状態となり、注出口シール材53cを折
り曲げて注出口53を開口状態にする。
aが案内筒部60aに沿って下降されると、まず、斜面
で切り落とされた突刺し部64aの切刃部64bが注出
口シール材53cの薄肉部53dに当たって突き刺され
て破き、さらに下降されると、突き刺された部分を中心
に円周方向両側に注出口シール材53cの薄肉部53d
が破かれ、下降端では、注出口シール材53cの切刃部
64bと対角位置が注出溝64dの幅の分だけ切り残さ
れて連結された状態となり、注出口シール材53cを折
り曲げて注出口53を開口状態にする。
【0059】そして、この開口治具部64の下降端で
は、収納室56の下方と連通する注出通路57と注出口
53の溝53aおよびその内周空間を介して注出溝64
dおよび注出穴64cが連通され、注出口シール材53
cが破かれた開口状態の注出口53からコーヒーなどを
外部に導き出すことができる。
は、収納室56の下方と連通する注出通路57と注出口
53の溝53aおよびその内周空間を介して注出溝64
dおよび注出穴64cが連通され、注出口シール材53
cが破かれた開口状態の注出口53からコーヒーなどを
外部に導き出すことができる。
【0060】このような栓体部63および開口治具部6
4の下降には、カップベンダやベンディングマシンの供
給ノズルNの突き刺し導入動作を利用するようになって
おり、供給ノズルNの先端ノーズ部N1 が挿入される挿
入穴63eが円柱部63aの上端面に形成されるととも
に、挿入穴63eの中間部に射出成形時のコア残し用の
アンダーカット63fが形成されている。
4の下降には、カップベンダやベンディングマシンの供
給ノズルNの突き刺し導入動作を利用するようになって
おり、供給ノズルNの先端ノーズ部N1 が挿入される挿
入穴63eが円柱部63aの上端面に形成されるととも
に、挿入穴63eの中間部に射出成形時のコア残し用の
アンダーカット63fが形成されている。
【0061】なお、液体媒体の供給ノズルNには、先端
ノーズ部N1 の基端部に注入口61の縦溝61a内に挿
入される供給部N2 が設けられ、この供給部N2 に側方
に開口する供給口N3 が形成され、側方に向かって熱湯
などの液体媒体が噴射供給されるとともに、供給ノズル
Nの供給部N2 の基端面に環状のシール部N4 が形成さ
れ、先端ノーズ部N1 を挿入穴63eに挿入して栓体部
63および開口治具部64を下降端まで下降させた状態
で、中かご側壁部55の平坦面55aに当接してシール
状態にできるようにしてある。
ノーズ部N1 の基端部に注入口61の縦溝61a内に挿
入される供給部N2 が設けられ、この供給部N2 に側方
に開口する供給口N3 が形成され、側方に向かって熱湯
などの液体媒体が噴射供給されるとともに、供給ノズル
Nの供給部N2 の基端面に環状のシール部N4 が形成さ
れ、先端ノーズ部N1 を挿入穴63eに挿入して栓体部
63および開口治具部64を下降端まで下降させた状態
で、中かご側壁部55の平坦面55aに当接してシール
状態にできるようにしてある。
【0062】このような外カップ部51に中かご部5
2、栓体部63および開口治具部64を装着することに
よって構成された飲料調整用密封容器50は、収納部5
6に粉状のコーヒー59が入れられた後、上面がアルミ
ニウム積層フィルムなどのフィルム状のシール材62で
覆われて外周がフランジ部51cに接着されるととも
に、中かご側壁部55の平坦面55aとの間も接着され
てシールされている。
2、栓体部63および開口治具部64を装着することに
よって構成された飲料調整用密封容器50は、収納部5
6に粉状のコーヒー59が入れられた後、上面がアルミ
ニウム積層フィルムなどのフィルム状のシール材62で
覆われて外周がフランジ部51cに接着されるととも
に、中かご側壁部55の平坦面55aとの間も接着され
てシールされている。
【0063】したがって、この飲料調整用密封容器50
は外カップ部51の側壁部51aで周囲が、底部51b
とシール材62とで上下がそれぞれ覆われて完全に密封
された状態となっている。
は外カップ部51の側壁部51aで周囲が、底部51b
とシール材62とで上下がそれぞれ覆われて完全に密封
された状態となっている。
【0064】次に、このように構成された飲料調整用密
封容器50によるコーヒーの抽出について説明する。こ
の飲料調整用密封容器50によるコーヒーの抽出には、
専用のカップベンダやベンディングマシンが用いられ、
外カップ部51の底部51bの注出口53に相当する孔
が形成されたテーブルT上に飲料調整用密封容器50が
外周設置部51dおよび中間設置部51eを介して載置
されるとともに、飲料調整用密封容器50の上面も中心
部に供給ノズルN用の孔が形成された押さえプレートP
が当てられて押さえられる。そして、テーブルTの中心
の孔の下方にカップが配置される。
封容器50によるコーヒーの抽出について説明する。こ
の飲料調整用密封容器50によるコーヒーの抽出には、
専用のカップベンダやベンディングマシンが用いられ、
外カップ部51の底部51bの注出口53に相当する孔
が形成されたテーブルT上に飲料調整用密封容器50が
外周設置部51dおよび中間設置部51eを介して載置
されるとともに、飲料調整用密封容器50の上面も中心
部に供給ノズルN用の孔が形成された押さえプレートP
が当てられて押さえられる。そして、テーブルTの中心
の孔の下方にカップが配置される。
【0065】この後、熱湯を供給する供給ノズルNが下
降されると、飲料調整用密封容器50の上面を覆うシー
ル材62が先端ノーズ部N1 が突き刺されて破かれ、ノ
ズル導入室60に導入され、供給ノズルNの先端ノーズ
部N1 で栓体部63および開口治具部64を押し下げ
る。
降されると、飲料調整用密封容器50の上面を覆うシー
ル材62が先端ノーズ部N1 が突き刺されて破かれ、ノ
ズル導入室60に導入され、供給ノズルNの先端ノーズ
部N1 で栓体部63および開口治具部64を押し下げ
る。
【0066】すると、供給ノズルNの先端ノーズ部N1
が栓体部63および開口治具部64の円柱部63aの上
端面の挿入穴63eに挿入され、供給部N2 が円柱部6
3aの上端面に当接した状態で、栓体部63の補強リブ
63dが案内筒部60aの上端面に当たるまで栓体部6
3および開口治具部64を押し込む。
が栓体部63および開口治具部64の円柱部63aの上
端面の挿入穴63eに挿入され、供給部N2 が円柱部6
3aの上端面に当接した状態で、栓体部63の補強リブ
63dが案内筒部60aの上端面に当たるまで栓体部6
3および開口治具部64を押し込む。
【0067】これにより、栓体部63の栓体63cが中
かご側壁部55の内周と案内筒部60aの外周との間を
下降し、この栓体部63の下降状態で栓体63cが注入
口61の縦溝61aの下方に位置し、注入口61を開放
状態にする。
かご側壁部55の内周と案内筒部60aの外周との間を
下降し、この栓体部63の下降状態で栓体63cが注入
口61の縦溝61aの下方に位置し、注入口61を開放
状態にする。
【0068】これと同時に、開口治具部64が案内筒部
60aに沿って下降し、まず、斜面先端の突刺し部64
aの切刃部64bが注出口シール材53cの薄肉部53
dに当たって突き刺されて破かれたのち、突き刺された
部分を中心に円周方向両側に注出口シール材53cの薄
肉部53dが破かれ、注出溝64dの幅の分だけ切り残
されて注出口シール材53cが折り曲がった状態で注出
口53が開口状態となる。
60aに沿って下降し、まず、斜面先端の突刺し部64
aの切刃部64bが注出口シール材53cの薄肉部53
dに当たって突き刺されて破かれたのち、突き刺された
部分を中心に円周方向両側に注出口シール材53cの薄
肉部53dが破かれ、注出溝64dの幅の分だけ切り残
されて注出口シール材53cが折り曲がった状態で注出
口53が開口状態となる。
【0069】そして、この開口治具部64の下降端で
は、収納室56の下方と連通する注出通路57と注出口
53の溝53aおよびその内周空間を介して開口治具部
64の注出溝64dおよび注出穴64cが連通され、開
口状態の注出口53の下方のカップまで連通した状態と
なり、注出口53の注出口シール材53cが破かれた後
に切り残し部分で折り曲げられるので、注出穴64cの
下端開口部が注出口シール材53cの一部で塞がれるこ
ともなく、常に完全に開口した状態を保持することがで
き、コーヒーなどの抽出液を飛び散らすことなくカップ
に導くことができる。
は、収納室56の下方と連通する注出通路57と注出口
53の溝53aおよびその内周空間を介して開口治具部
64の注出溝64dおよび注出穴64cが連通され、開
口状態の注出口53の下方のカップまで連通した状態と
なり、注出口53の注出口シール材53cが破かれた後
に切り残し部分で折り曲げられるので、注出穴64cの
下端開口部が注出口シール材53cの一部で塞がれるこ
ともなく、常に完全に開口した状態を保持することがで
き、コーヒーなどの抽出液を飛び散らすことなくカップ
に導くことができる。
【0070】また、ノズル導入室60内に導入された供
給ノズルNは、先端側が先端ノーズ部N1 を栓体部63
の挿入穴63eに挿入された状態となるとともに、基端
側が供給部N2 の基端面の環状のシール部N4 が中かご
側壁部55の平坦面55aに当接してシール状態になる
一方、ノズル導入室60内に供給部N2 の供給口N3が
位置し、側方に向かって熱湯などの液体媒体が噴射供給
される状態となる。
給ノズルNは、先端側が先端ノーズ部N1 を栓体部63
の挿入穴63eに挿入された状態となるとともに、基端
側が供給部N2 の基端面の環状のシール部N4 が中かご
側壁部55の平坦面55aに当接してシール状態になる
一方、ノズル導入室60内に供給部N2 の供給口N3が
位置し、側方に向かって熱湯などの液体媒体が噴射供給
される状態となる。
【0071】さらに、ノズル導入室60の上端部の注入
口61は、内周側に破られたシール材62の一部が折れ
曲がって位置することになるが、注入口61の縦溝61
aによって、注入口61に密着せず収納室56内との連
通状態が確保される。
口61は、内周側に破られたシール材62の一部が折れ
曲がって位置することになるが、注入口61の縦溝61
aによって、注入口61に密着せず収納室56内との連
通状態が確保される。
【0072】この後、供給ノズルNから90℃程度の熱
湯が圧力0.3〜5kg/cm 2 g 程度で供給されると、ノ
ズル導入室60の縦溝61aと環状溝61bで構成され
た注入口61から注入される熱湯が収納室56の側壁上
部からまず水平方向に向かって収納室56の上部全面に
向かい、次いで下方のフィルタ58へ向かう流れとなる
ので、飲料成分である粉状のコーヒー59全体に液体媒
体である熱湯が行き渡り、均一な抽出が行われる。
湯が圧力0.3〜5kg/cm 2 g 程度で供給されると、ノ
ズル導入室60の縦溝61aと環状溝61bで構成され
た注入口61から注入される熱湯が収納室56の側壁上
部からまず水平方向に向かって収納室56の上部全面に
向かい、次いで下方のフィルタ58へ向かう流れとなる
ので、飲料成分である粉状のコーヒー59全体に液体媒
体である熱湯が行き渡り、均一な抽出が行われる。
【0073】そして、収納室56の底部に配置したフィ
ルタ58で濾過された飲料であるコーヒーが収納室56
の下方の注出通路57に集められた後、注出口53の溝
53aの下端面53bを越えて溝53aの内周空間を介
して注出口シール材53cを貫通した状態の開口治具部
64の注出溝64d内に入り、中心部の注出穴64cか
ら密封容器50の下方のカップに入る。
ルタ58で濾過された飲料であるコーヒーが収納室56
の下方の注出通路57に集められた後、注出口53の溝
53aの下端面53bを越えて溝53aの内周空間を介
して注出口シール材53cを貫通した状態の開口治具部
64の注出溝64d内に入り、中心部の注出穴64cか
ら密封容器50の下方のカップに入る。
【0074】なお、レギュラーコーヒーの抽出の場合に
は、例えば熱湯を給水(一次給水)して、一旦給水を停
止(一次むらし)した後、再給水(二次給水)し、その
後数秒間エアを供給して1サイクルが完了する。
は、例えば熱湯を給水(一次給水)して、一旦給水を停
止(一次むらし)した後、再給水(二次給水)し、その
後数秒間エアを供給して1サイクルが完了する。
【0075】このような飲料調製用密封容器50によれ
ば、粉状のコーヒー59などの飲料成分を外カップ部5
1と上面のシール材62とで略空気および水不透過状態
で密封することができるので、香りや味などの酸化劣下
を極力防止することができ、長期間保存することができ
る。
ば、粉状のコーヒー59などの飲料成分を外カップ部5
1と上面のシール材62とで略空気および水不透過状態
で密封することができるので、香りや味などの酸化劣下
を極力防止することができ、長期間保存することができ
る。
【0076】また、この飲料調製用密封容器50では、
熱湯などの液体媒体をノズル導入室60と収納室56と
を仕切る収納室56の側壁上部の縦溝61aと環状溝6
1bで構成された注入口61から水平方向に向かって注
入した後下方に向かって流すようにしたので、均一に液
体媒体を行き渡らせて抽出することができるとともに、
液体媒体の流れが上方から下方であり、下端部の注出通
路57で集めて注出口53から密封容器外に導出するの
で、密封容器内に液が残らず、残液によるコーヒー滓の
腐敗などを防止して衛生的に保つことができ、供給した
液体媒体を完全に飲料として取り出すことができるの
で、密封容器自体をコンパクトにすることもできる。
熱湯などの液体媒体をノズル導入室60と収納室56と
を仕切る収納室56の側壁上部の縦溝61aと環状溝6
1bで構成された注入口61から水平方向に向かって注
入した後下方に向かって流すようにしたので、均一に液
体媒体を行き渡らせて抽出することができるとともに、
液体媒体の流れが上方から下方であり、下端部の注出通
路57で集めて注出口53から密封容器外に導出するの
で、密封容器内に液が残らず、残液によるコーヒー滓の
腐敗などを防止して衛生的に保つことができ、供給した
液体媒体を完全に飲料として取り出すことができるの
で、密封容器自体をコンパクトにすることもできる。
【0077】さらに、この飲料調製用密封容器50で
は、ノズル導入室60と収納室56との間の注入口61
を塞ぐ栓体部63を設け、抽出時に下方に移動すること
で注入口61を開口するようにしたので、輸送時などに
収納室56に入れられたコーヒーなどの飲料成分の粉末
などがノズル導入室60側に出ることがなく、飲料中に
混入することもない。
は、ノズル導入室60と収納室56との間の注入口61
を塞ぐ栓体部63を設け、抽出時に下方に移動すること
で注入口61を開口するようにしたので、輸送時などに
収納室56に入れられたコーヒーなどの飲料成分の粉末
などがノズル導入室60側に出ることがなく、飲料中に
混入することもない。
【0078】また、このノズル導入室60と収納室56
との間の注入口61を塞ぐ栓体部63を供給ノズルNの
差し込み動作に連動して下方に移動して開口するように
したので、開口のための機構を別に設けること無く簡単
に構成することができる。
との間の注入口61を塞ぐ栓体部63を供給ノズルNの
差し込み動作に連動して下方に移動して開口するように
したので、開口のための機構を別に設けること無く簡単
に構成することができる。
【0079】さらに、この飲料調製用密封容器50で
は、液体媒体で抽出された飲料を密封容器外に取り出す
ための注出口53を、密封容器内に設けた開口治具部6
4で開口するようにしたので、液体媒体の供給ノズルN
をノズル導入室60に差し込んで導入する動作で開口で
き、カップベンダやベンディングマシン側に開口用の治
具部を設けたり、これを退避させる機構を設ける必要が
なく、開口治具部64の薬品洗浄などのメンテナスの必
要がなくなるとともに、カップベンダやベンディングマ
シンの機構が簡素化でき、小型化を図ることもでき、卓
上に置くことも可能となる。
は、液体媒体で抽出された飲料を密封容器外に取り出す
ための注出口53を、密封容器内に設けた開口治具部6
4で開口するようにしたので、液体媒体の供給ノズルN
をノズル導入室60に差し込んで導入する動作で開口で
き、カップベンダやベンディングマシン側に開口用の治
具部を設けたり、これを退避させる機構を設ける必要が
なく、開口治具部64の薬品洗浄などのメンテナスの必
要がなくなるとともに、カップベンダやベンディングマ
シンの機構が簡素化でき、小型化を図ることもでき、卓
上に置くことも可能となる。
【0080】また、この飲料調製用密封容器50では、
密封容器内への液体媒体の供給を飲料成分が収納された
収納室56に直接供給ノズルNを差し込むことなく、ノ
ズル導入室60に差し込んで側壁上部の注入口61を介
して行うので、供給ノズルNに飲料成分などが付着する
ことがなく衛生的であり、洗浄などのメンテナンスを極
力減らすことができる。
密封容器内への液体媒体の供給を飲料成分が収納された
収納室56に直接供給ノズルNを差し込むことなく、ノ
ズル導入室60に差し込んで側壁上部の注入口61を介
して行うので、供給ノズルNに飲料成分などが付着する
ことがなく衛生的であり、洗浄などのメンテナンスを極
力減らすことができる。
【0081】さらに、この飲料調製用密封容器50で
は、液体媒体を供給する供給ノズルNが導入されるノズ
ル導入室60と飲料を密封容器外に排出する注出口53
およびこれを開口する開口治具部64を同軸上に配置し
たので、供給ノズルNの先端ノーズ部N1 で開口治具部
64を操作して開口でき、開口のための機構および密封
容器の構造が簡単になる。
は、液体媒体を供給する供給ノズルNが導入されるノズ
ル導入室60と飲料を密封容器外に排出する注出口53
およびこれを開口する開口治具部64を同軸上に配置し
たので、供給ノズルNの先端ノーズ部N1 で開口治具部
64を操作して開口でき、開口のための機構および密封
容器の構造が簡単になる。
【0082】また、この飲料調製用密封容器50では、
外カップ部51を略円筒状とするとともに、その中心部
に液体媒体を供給する供給ノズルNのノズル導入室60
を配置するとともに、抽出された飲料を密封容器外へ排
出する注出口53をノズル導入室60と同軸上に配置し
てあるので、密封容器のカップベンダやベンディングマ
シン等への取り付けの際の位置合わせの必要がなく、い
ずれの向きでも良く、カップベンダやベンディングマシ
ン等の構造を簡単にすることができる。
外カップ部51を略円筒状とするとともに、その中心部
に液体媒体を供給する供給ノズルNのノズル導入室60
を配置するとともに、抽出された飲料を密封容器外へ排
出する注出口53をノズル導入室60と同軸上に配置し
てあるので、密封容器のカップベンダやベンディングマ
シン等への取り付けの際の位置合わせの必要がなく、い
ずれの向きでも良く、カップベンダやベンディングマシ
ン等の構造を簡単にすることができる。
【0083】さらに、外カップ部51の底部51bに形
成する注出口53に薄肉部53dが形成してあるので、
開口治具部64で簡単に開口できるとともに、開口治具
部64の斜面先端の突刺し部64aの切刃部64bで注
出口シール材53cを破き、これを中心に円周方向両側
に薄肉部53dを破いて注出溝64dの幅の分だけ切り
残して注出口シール材53cを折り曲げて注出口53を
開口状態にするので、注出穴64cの下端開口部が注出
口シール材53cの一部で塞がれることもなく、常に完
全に開口した状態を保持することができ、コーヒーなど
の抽出液を飛び散らすことなくカップに導くことができ
る。
成する注出口53に薄肉部53dが形成してあるので、
開口治具部64で簡単に開口できるとともに、開口治具
部64の斜面先端の突刺し部64aの切刃部64bで注
出口シール材53cを破き、これを中心に円周方向両側
に薄肉部53dを破いて注出溝64dの幅の分だけ切り
残して注出口シール材53cを折り曲げて注出口53を
開口状態にするので、注出穴64cの下端開口部が注出
口シール材53cの一部で塞がれることもなく、常に完
全に開口した状態を保持することができ、コーヒーなど
の抽出液を飛び散らすことなくカップに導くことができ
る。
【0084】また、外カップ部51の上面がアルミニウ
ムの積層フィルム等のフィルム状のシート材63で覆っ
て密封してあるので、供給ノズルNの先端ノーズ部N2
を差し込むだけで簡単に突き破ってノズル導入室60に
供給ノズルNを導入することができるとともに、中かご
側壁部55の上端面に環状の平坦面55aを形成するよ
うにしたので、供給ノズルNの環状のシール部N4 を当
接させて液体媒体をシールすることができ、供給される
液体媒体が漏れ出ることがない。
ムの積層フィルム等のフィルム状のシート材63で覆っ
て密封してあるので、供給ノズルNの先端ノーズ部N2
を差し込むだけで簡単に突き破ってノズル導入室60に
供給ノズルNを導入することができるとともに、中かご
側壁部55の上端面に環状の平坦面55aを形成するよ
うにしたので、供給ノズルNの環状のシール部N4 を当
接させて液体媒体をシールすることができ、供給される
液体媒体が漏れ出ることがない。
【0085】さらに、コーヒーなどの抽出液の注出口5
3の溝53aの下端面53bを底部51bの上面より高
く形成してあるので、エアの供給で1サイクルの抽出完
了後に僅かに滲み出る残液があっても、この溝53aの
下端面53bの乗り越えるまで外カップ部51外に漏れ
でることがなく、使用後の飲料調製用密封容器50の処
理が簡単にでき、しかも衛生的である。
3の溝53aの下端面53bを底部51bの上面より高
く形成してあるので、エアの供給で1サイクルの抽出完
了後に僅かに滲み出る残液があっても、この溝53aの
下端面53bの乗り越えるまで外カップ部51外に漏れ
でることがなく、使用後の飲料調製用密封容器50の処
理が簡単にでき、しかも衛生的である。
【0086】なお、上記各実施の形態では、コーヒーの
抽出を例に説明したが、これに限らず他の飲料成分の抽
出、溶解、混合などを行うための密封容器とすることが
でき、抽出以外の溶解や混合によって飲料を得る場合に
は、フィルタは必要なく、飲料成分を保持するためのグ
リッドなどで収納室底部を構成しても良く、フィルタも
不織布フィルタに限るものでない。
抽出を例に説明したが、これに限らず他の飲料成分の抽
出、溶解、混合などを行うための密封容器とすることが
でき、抽出以外の溶解や混合によって飲料を得る場合に
は、フィルタは必要なく、飲料成分を保持するためのグ
リッドなどで収納室底部を構成しても良く、フィルタも
不織布フィルタに限るものでない。
【0087】また、収納室やノズル導入室などの形状は
円筒状や円形環状にする場合に限らず、矩形筒状や矩形
の環状としても良く、多角形状などで任意の形状とする
ことができる。
円筒状や円形環状にする場合に限らず、矩形筒状や矩形
の環状としても良く、多角形状などで任意の形状とする
ことができる。
【0088】さらに、液体媒体も熱湯に限らず冷水など
他の液体媒体を用いるようにしても良い。
他の液体媒体を用いるようにしても良い。
【0089】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したように、この発明の請求項1記載の飲料調製用密
封容器によれば、飲料成分が密封される飲料調製用密封
容器に、飲料成分を収納保持する収納室を設け、この収
納室に隣接して液体媒体を外部から供給する供給ノズル
が突き刺し導入されるノズル導入室を設け、このノズル
導入室と収納室との間にノズル導入室から収納室へ液体
媒体を注入し得る注入口を設けるとともに、この注入口
とノズル導入室との間に注入口を閉じた位置から開放位
置に移動可能な栓体部を設けておき、収納室と連通し飲
料を外部に注出する注出口を設けるようにしたので、栓
体部で注入口を閉じた状態として飲料成分が収納室から
輸送中などに出ないようにすることができる一方、栓体
部を移動して開口した状態で熱湯などの液体媒体をノズ
ル導入室から注入口を介して注入することで飲料成分と
接触しないようにして、飲料との付着を起こさずに衛生
的に開口でき、ベンディングマシンなどの機構の簡素化
やメンテナンスの容易化を図ることができる。
明したように、この発明の請求項1記載の飲料調製用密
封容器によれば、飲料成分が密封される飲料調製用密封
容器に、飲料成分を収納保持する収納室を設け、この収
納室に隣接して液体媒体を外部から供給する供給ノズル
が突き刺し導入されるノズル導入室を設け、このノズル
導入室と収納室との間にノズル導入室から収納室へ液体
媒体を注入し得る注入口を設けるとともに、この注入口
とノズル導入室との間に注入口を閉じた位置から開放位
置に移動可能な栓体部を設けておき、収納室と連通し飲
料を外部に注出する注出口を設けるようにしたので、栓
体部で注入口を閉じた状態として飲料成分が収納室から
輸送中などに出ないようにすることができる一方、栓体
部を移動して開口した状態で熱湯などの液体媒体をノズ
ル導入室から注入口を介して注入することで飲料成分と
接触しないようにして、飲料との付着を起こさずに衛生
的に開口でき、ベンディングマシンなどの機構の簡素化
やメンテナンスの容易化を図ることができる。
【0090】また、この発明の請求項2記載の飲料調製
用密封容器によれば、栓体部を供給ノズルの突き刺し導
入動作に連動して開放位置に移動して収納室とノズル導
入室とを連通させるようにしたので、液体媒体を供給す
る供給ノズルを突き刺すことによって栓体部を移動して
注入口を開口することができ、輸送中などは栓体部で注
入口を閉じた状態として飲料成分が収納室から出ないよ
うにすることができる一方、抽出時には、栓体部の移動
を供給ノズルと連動させることでベンディングマシンな
どの機構の簡素化やメンテナンスの容易化を図ることが
できる。
用密封容器によれば、栓体部を供給ノズルの突き刺し導
入動作に連動して開放位置に移動して収納室とノズル導
入室とを連通させるようにしたので、液体媒体を供給す
る供給ノズルを突き刺すことによって栓体部を移動して
注入口を開口することができ、輸送中などは栓体部で注
入口を閉じた状態として飲料成分が収納室から出ないよ
うにすることができる一方、抽出時には、栓体部の移動
を供給ノズルと連動させることでベンディングマシンな
どの機構の簡素化やメンテナンスの容易化を図ることが
できる。
【0091】さらに、この発明の請求項3記載の飲料調
製用密封容器によれば、注出口を開口する開口治具部を
有するようにしたので、閉じられた注出口を容器に内蔵
した開口治具部で開口することができ、飲料との付着を
起こさずに衛生的に開口できるとともに、ベンディング
マシンなどの機構の簡素化やメンテナンスの容易化を図
ることができる。
製用密封容器によれば、注出口を開口する開口治具部を
有するようにしたので、閉じられた注出口を容器に内蔵
した開口治具部で開口することができ、飲料との付着を
起こさずに衛生的に開口できるとともに、ベンディング
マシンなどの機構の簡素化やメンテナンスの容易化を図
ることができる。
【0092】また、この発明の請求項4記載の飲料調製
用密封容器によれば、栓体部と開口治具部とを一体に形
成し、注入口の開放と同時に注出口の開口を行うように
したので、密封状態の容器の注入口と注出口を同時に開
口することができ、ベンディングマシンなどの機構の一
層の簡素化を図ることができる。
用密封容器によれば、栓体部と開口治具部とを一体に形
成し、注入口の開放と同時に注出口の開口を行うように
したので、密封状態の容器の注入口と注出口を同時に開
口することができ、ベンディングマシンなどの機構の一
層の簡素化を図ることができる。
【0093】さらに、この発明の請求項5記載の飲料調
製用密封容器によれば、収納室の端部に、飲料を濾過す
るフィルタを設けるようにしたので、レギュラーコーヒ
ーや紅茶など滓を取り除く必要のある飲料であっても簡
単に抽出することができる。
製用密封容器によれば、収納室の端部に、飲料を濾過す
るフィルタを設けるようにしたので、レギュラーコーヒ
ーや紅茶など滓を取り除く必要のある飲料であっても簡
単に抽出することができる。
【0094】また、この発明の請求項6記載の飲料調製
用密封容器によれば、ノズル導入室と開口治具部とを同
軸上に配置するようにしたので、ノズル導入室に突き刺
し導入される液体媒体の供給ノズルをそのまま利用して
開口治具部で開口することができ、開口動作のための機
構が簡単になるとともに、容器もコンパクトにすること
ができる。
用密封容器によれば、ノズル導入室と開口治具部とを同
軸上に配置するようにしたので、ノズル導入室に突き刺
し導入される液体媒体の供給ノズルをそのまま利用して
開口治具部で開口することができ、開口動作のための機
構が簡単になるとともに、容器もコンパクトにすること
ができる。
【0095】さらに、この発明の請求項7記載の飲料調
製用密封容器によれば、収納室およびノズル導入室の天
面をフィルム状のシール材で密封するとともに、少なく
ともノズル導入室天面が破断可能としたので、収納室へ
の飲料成分の充填収納後の密封が容易にとなるととも
に、液体媒体の供給ノズルの突き刺し導入を容易にする
ことができる。
製用密封容器によれば、収納室およびノズル導入室の天
面をフィルム状のシール材で密封するとともに、少なく
ともノズル導入室天面が破断可能としたので、収納室へ
の飲料成分の充填収納後の密封が容易にとなるととも
に、液体媒体の供給ノズルの突き刺し導入を容易にする
ことができる。
【0096】また、この発明の請求項8記載の飲料調製
用密封容器によれば、収納室を円環状に形成するととも
に、注出口を当該円環の中心に設けるようにしたので、
容器の向きにかかわらず注出口の位置が一定となり、ベ
ンディングマシンなどでの位置決めがやり易く、位置決
めのための構造を簡単にすることができる。
用密封容器によれば、収納室を円環状に形成するととも
に、注出口を当該円環の中心に設けるようにしたので、
容器の向きにかかわらず注出口の位置が一定となり、ベ
ンディングマシンなどでの位置決めがやり易く、位置決
めのための構造を簡単にすることができる。
【図1】この発明の飲料調製用密封容器の一実施の形態
にかかる輸送時などの縦断面図および抽出時の縦断面図
である。
にかかる輸送時などの縦断面図および抽出時の縦断面図
である。
【図2】この発明の飲料調製用密封容器の一実施の形態
にかかる外カップ部の平面図、縦断面図および底面図で
ある。
にかかる外カップ部の平面図、縦断面図および底面図で
ある。
【図3】この発明の飲料調製用密封容器の一実施の形態
にかかる中かご部の平面図、縦断面図および底面図であ
る。
にかかる中かご部の平面図、縦断面図および底面図であ
る。
【図4】この発明の飲料調製用密封容器の一実施の形態
にかかる栓体部および開口治具部の平面図、縦断面図お
よび底面図である。
にかかる栓体部および開口治具部の平面図、縦断面図お
よび底面図である。
【図5】従来の袋状のパックの一例の概略斜視図であ
る。
る。
【図6】従来の袋状のパックの他の一例の抽出状態の概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図7】従来の密封パックの一例の断面図および抽出状
態の概略断面図である。
態の概略断面図である。
【図8】従来の密封容器の一例の抽出状態の概略断面図
である。
である。
【図9】従来の矩形箱状の密封容器の一例の概略斜視図
および抽出状態の概略断面図である。
および抽出状態の概略断面図である。
50 飲料調製用密封容器 51 外カップ部 52 中かご部 53 注出口 53a 切り溝 54 フィルタ支持部 55 中かご側壁部 55a 平坦面 56 収納部 57 注出通路 58 フィルタ 59 粉状のコーヒー 60 ノズル導入室 61 注入口 62 シール材 63 栓体部 64 開口治具部 N 供給ノズル N1 先端ノーズ部 N2 供給部 N3 供給口 N4 シール部
Claims (8)
- 【請求項1】略空気および水不透過性材料で形成され飲
料を作るための原料となる粒状または粉状などの飲料成
分が密封される飲料調製用密封容器であって、前記飲料
成分を収納保持する収納室と、この収納室に隣接して設
けられ液体媒体を外部から供給する供給ノズルが突き刺
し導入されるノズル導入室と、このノズル導入室と前記
収納室との間に設けられ当該ノズル導入室から前記液体
媒体を注入し得る注入口と、この注入口と前記ノズル導
入室との間に設けられ当該注入口を閉じた位置から開放
位置に移動可能な栓体部と、前記収納室と連通し飲料を
外部に注出する注出口とを有することを特徴とする飲料
調製用密封容器。 - 【請求項2】前記栓体部は前記供給ノズルの突き刺し導
入動作に連動して前記開放位置に移動され前記収納室と
前記ノズル導入室とを連通させることを特徴とする請求
項1記載の飲料調製用密封容器。 - 【請求項3】前記注出口を開口する開口治具部を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の飲料調製用密
封容器。 - 【請求項4】前記栓体部と前記開口治具部とが一体に形
成され前記注入口の開放と同時に前記注出口の開口を行
うことを特徴とする請求項3記載の飲料調製用密封容
器。 - 【請求項5】前記収納室の端部に、前記飲料を濾過する
フィルタを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の飲料調製用密封容器。 - 【請求項6】前記ノズル導入室と前記開口治具部とを同
軸上に配置したことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
かに記載の飲料調製用密封容器。 - 【請求項7】前記収納室および前記ノズル導入室の天面
をフィルム状のシール材で密封するとともに、少なくと
もノズル導入室天面が破断可能としてあることを特徴と
する請求項1〜6のいずれかに記載の飲料調製用密封容
器。 - 【請求項8】前記収納室を円環状に形成するとともに、
前記注出口を当該円環の中心に設けたことを特徴とする
請求項1〜7のいずれかに記載の飲料調製用密封容器。
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|---|---|---|---|
| JP23649199A JP2001061663A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 飲料調製用密封容器 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001061663A true JP2001061663A (ja) | 2001-03-13 |
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