JP2001061524A - 洋傘の露先 - Google Patents

洋傘の露先

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JP2001061524A JP28329799A JP28329799A JP2001061524A JP 2001061524 A JP2001061524 A JP 2001061524A JP 28329799 A JP28329799 A JP 28329799A JP 28329799 A JP28329799 A JP 28329799A JP 2001061524 A JP2001061524 A JP 2001061524A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親骨の先端部に嵌挿される合成樹脂からなる
露先を、容易に抜け落ちないように改良した洋傘の露先
の提供。 【解決手段】 軸柄2の先端部に上ろくろ5を介して多
数の親骨6の基端部を放射方向に展開、折り畳み可能に
枢支し、これら各親骨6の先端部に合成樹脂からなる露
先9を嵌挿し、各親骨6の上側に張り布を張って露先9
に係止し、軸柄2の基端部にグリップ3を設け、軸柄2
に挿通した摺動ろくろ8により各親骨6及び張り布を展
開、折り畳むようにし、先端を丸くした露先9の基端側
に、親骨6の先端部に形成した嵌合凹部6aに嵌合する
嵌合突起9bを設け、親骨6の先端部から露先9が容易
に抜けないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親骨の先端部に嵌
挿される合成樹脂からなる露先を、容易に抜け落ちない
ように改良した洋傘の露先に関する。
【0002】
【従来の技術】図8(a)に示すように、従来周知の洋
傘Aとして、軸柄Bの先端部に上ろくろEを介して多数
の親骨Fの基端部を放射方向に展開、折り畳み可能に枢
支し、これら各親骨Fの先端部に合成樹脂からなる露先
Jを嵌挿し、各親骨Fの上側に図示しない張り布を張っ
てその先端部を露先Jに一体的に固着し、上記軸柄Bの
基端部にグリップCを設け、該軸柄Bに挿通した摺動ろ
くろH及び受骨Gにより上記各親骨F及び張り布を展
開、折り畳むようにし、軸柄Bの先端部に石突Dを設
け、軸柄Bに摺動ろくろHを係止、係止解除する上はじ
きIを設けたものがある。そして、図8(b)に示すよ
うに、親骨Fの先端部には露先Jが嵌挿されている。
【0003】上記従来の露先Jは、親骨Fの先端部に嵌
挿してあるだけなので、嵌挿方向と逆方向に力が加わる
と、簡単に抜けてしまうことが多々あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように親骨Fの
先端部から露先Jが抜けてしまうと、むき出しになった
親骨Fの先端部が、身体に当たって怪我をしたり、眼に
刺さったりする危険がある、という問題点があった。
【0005】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
もので、露先を親骨の先端部に嵌挿させるとロックさ
れ、露先に嵌挿方向と逆方向の力が加わっても、容易に
抜けることがなく、従って、従来のような、露先が抜け
落ちて、親骨の先端部が身体に当たって怪我をしたり、
眼に刺さったりする危険を防止できる洋傘の露先を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、軸柄の先端部に上ろくろを介して多数の
親骨の基端部を放射方向に展開、折り畳み可能に枢支
し、これら各親骨の先端部に合成樹脂からなる露先を嵌
挿し、各親骨の上側に張り布を張って露先に係止し、上
記軸柄の基端部にグリップを設け、該軸柄に挿通した摺
動ろくろにより上記各親骨及び張り布を展開、折り畳む
ようにした洋傘において、先端を丸くした露先の基端側
に、親骨の先端部に形成した嵌合凹部に嵌合する嵌合突
起を設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成によって本発明の洋傘の露先は、親
骨の先端部に露先を嵌挿させると、露先の嵌合突起が親
骨の嵌合凹部に嵌合してロックし、嵌挿方向と逆方向の
力が加わっても、容易に抜けることがない。従って、従
来の露先が抜けることにより親骨の先端部によって生じ
る事故は未然に防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による洋傘の露先の
実施の形態を、添付の図面に基づいて具体的に説明す
る。
【0009】図6及び図7において、洋傘1は、軸柄2
の基端部にグリップ3を設け、先端部に石突4を設ける
と共に、石突4直下の軸柄2の先端側に上ろくろ5を介
して多数の親骨6の基端部を放射方向に展開、折り畳み
可能に枢支している。これら各親骨6の中間部には受骨
7の先端部が枢着され、各受骨7の基端部は、軸柄2に
挿通した摺動ろくろ8に枢支されている。各親骨6の上
側には、図示しない張り布が張設されている。また、各
親骨6の先端部には、合成樹脂からなる露先9を嵌挿し
ており、各露先9に、張り布の先端部が一体的に固着さ
れている。本発明においては、従来の洋傘のように、傘
を開くときに軸柄2に摺動ろくろ8を係止し、畳むとき
に係止解除する上はじきは設けられていない。
【0010】本発明の洋傘1においては、傘を開くとき
に、図6に示すように摺動ろくろ8を矢印方向に押し上
げると、図7に示すように摺動ろくろ8の上端部が上ろ
くろ5の下端部に当接した時点で、受骨7の突っ張り力
により各親骨6は開いた状態に保持される。傘を閉じる
ときは、摺動ろくろ8をわずかに下方に引き下げること
で、受骨7の突っ張り力が解除されて各親骨6は閉じら
れる状態となる。なお図示しないが、張り布の外周部、
あるいはグリップ3に、親骨6及び張り布を閉じた状態
に保持する保持具が設けられている。
【0011】本発明による露先9は、図1ないし図5に
示すように、先端を丸くした露先9の基端側に、親骨6
の先端部に形成した嵌合凹部6aに嵌合する嵌合突起9
bを設けている。この露先9の嵌合突起9bは、親骨6
の嵌合凹部6aを含む先端部が嵌挿される嵌挿空間9a
を介して上下動が可能で、親骨6の先端部に露先9を嵌
挿したときに嵌合突起9bが嵌合凹部6aに嵌合してロ
ックされ、露先9に嵌挿方向と逆方向の力が加わって
も、露先9は容易には抜け出さない。嵌合突起9bが嵌
合凹部6aに嵌合してロックされた後、親骨6から露先
9を抜き取るときは、先鋭な金具を嵌挿空間9aに差し
込んで嵌合突起9bを弾性的に押し上げて嵌合凹部6a
とのロックを解除することで、親骨6から露先9を容易
に抜き取ることができる。
【0012】洋傘1に張られている張り布には、エチレ
ン酢酸ビニルコポリマー(略号EVA)が用いられてい
る。このEVAは、ポリエチレン(POLYETHYL
ENE)83.5%、ビニルアセテート(VINYL
ACETATE)14.0%、色素(PIBMENT)
2.5%からなるものである。
【0013】上記EVAの性質と加工条件は以下の通り
である。 [成形条件] ・射出成形シリンダー温度 ℃ 175〜220 ・射出成形金型温度 ℃ 20〜60 ・射出成形収縮率 % 0.7〜3.5 ・射出成形流動長 L/t 320 ・押出し加工 150〜195
【0014】 [二次加工性] ・塗装・印刷 可 ・真空蒸着・スパッタリング 可 ・ホットスタンピング 可 ・超音波溶着 不可
【0015】 [密度] JIS K7112 g/cm 0.922〜0.943
【0016】 [機械的性質] ・引っ張り強さ JIS K7113 kgf/cm 145〜265 ・伸び JIS K7113 % 300〜750 ・引っ張り弾性モジュラス JIS K7113 10kgf/cm 0.5〜1.9 ・衝撃強さ(アイゾット) JIS K7110 kgfcm/cm 破損せず ・硬度(ジュロメータ) JIS K7215 D17〜45
【0017】 [熱的性質] ・融点・結晶融点 ℃ 103〜108 ・線膨張係数 10−5cm/cm/t 16〜20
【0018】 [その他] ・透明性 透明 ・吸水性(24時間) JIS K7209 % 0.05〜0.13
【0019】本発明による洋傘1の張り布に使用される
EVAは、上記の性質及び加工条件を有することによ
り、これを不使用時に畳んで収納したときに、濡れた状
態でも布面同士が密着することがなく、使用時にスムー
ズに展開することができるものである。
【0020】また、EVAは、その焼却処理発生成分
が、二酸化炭素(CO)と水(HO)のみであり、
有害成分(有毒ガス)は発生せず、また、燃焼温度が低
く、焼却炉を傷めない。従って、傘が使えなくなって、
張り布3を焼却するような場合には、安全に焼却処理で
きる。
【0021】なお、張り布には、上記エチレン酢酸ビニ
ルコポリマー(EVA)ばかりでなく、ナイロン、ポリ
エチレンなど、各種の化学合成フィルム等を用いてもよ
いものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の洋傘の露先
によれば、先端を丸くした合成樹脂製の露先の基端側
に、親骨の先端部に形成した嵌合凹部に嵌合する嵌合突
起を設けたので、親骨の先端部に露先を嵌挿させると、
露先の嵌合突起が親骨の嵌合凹部に嵌合してロックさ
れ、露先に嵌挿方向と逆方向の力が加わっても、容易に
抜け出すことがない。従って、従来の露先が抜けること
により親骨の先端部によって生じる事故を未然に防止す
ることができ、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による露先を親骨の先端部に嵌挿すると
きの斜視図である。
【図2】同親骨の先端部に露先を嵌挿した状態の一部透
視した斜視図である。
【図3】露先の平面図である。
【図4】(a)は露先の側面図、(b)は露先の背面図
である。
【図5】図4(a)のA−A線断面図である。
【図6】本発明による洋傘の部分側面図である。
【図7】同洋傘を開いた状態の部分側面図である。
【図8】従来の洋傘の部分側面図(a)、(b)は
(a)の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 洋傘 2 親骨 3 グリップ 4 石突 5 上ろくろ 6 親骨 6a 嵌合凹部 7 受骨 8 摺動ろくろ 9 露先 9a 嵌挿空間 9b 嵌合突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸柄の先端部に上ろくろを介して多数の
    親骨の基端部を放射方向に展開、折り畳み可能に枢支
    し、これら各親骨の先端部に合成樹脂からなる露先を嵌
    挿し、各親骨の上側に張り布を張って露先に係止し、上
    記軸柄の基端部にグリップを設け、該軸柄に挿通した摺
    動ろくろにより上記各親骨及び張り布を展開、折り畳む
    ようにした洋傘において、 先端を丸くした露先の基端側に、親骨の先端部に形成し
    た嵌合凹部に嵌合する嵌合突起を設けたことを特徴とす
    る洋傘の露先。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016059456A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 株式会社ラヴィル 傘部材と傘骨の接続部の構造
KR101817473B1 (ko) 2017-06-20 2018-01-11 울산과학대학교 산학협력단 다양한 연출이 가능한 조립식 우산 키트

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