JP2001061523A - 折畳傘 - Google Patents

折畳傘

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JP2001061523A
JP2001061523A JP23954999A JP23954999A JP2001061523A JP 2001061523 A JP2001061523 A JP 2001061523A JP 23954999 A JP23954999 A JP 23954999A JP 23954999 A JP23954999 A JP 23954999A JP 2001061523 A JP2001061523 A JP 2001061523A
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JP
Japan
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umbrella
spring
rib
wheel
rod
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JP23954999A
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English (en)
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Teruzo Tanaka
照三 田中
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TANAKAKI KK
Original Assignee
TANAKAKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ジャンプ傘の利点を活かしつつ、
可能な限り、傘の重量を軽減することができるジャンプ
式の3つ折畳傘を提供すること。 【解決手段】 上ろくろ1側から第1〜第3の中棒20
〜22に分割された中棒2の内側に、一端が第3の中棒
22に取付けられ、他端が上ろくろ1に取付けられたス
プリング3が配置され、そのスプリング3が、常時中棒
2を伸延する方向に付勢する付勢機構を設けている。ま
た前記スプリング3による前記中棒2に対する伸延力を
利用して、下ろくろ4を中棒2に沿って引上げて傘を開
かせるために、前記第3の中棒22と前記下ろくろ4間
で、前記上ろくろ1を介して、紐5を挿通させる連結機
構を設けている。前記スプリング3によって、各中棒2
0〜22が伸延すると同時に、前記紐5によって下ろく
ろ4が第1の中棒20に沿って上方に移動し、それに伴
って、各受骨7がそれぞれ対応する親骨6を開放方向に
付勢することにより、ジャンプ式の3つ折畳傘が構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折畳傘に関する。
【0002】
【従来の技術】3つ折り可能な折畳傘は、2つ折畳傘に
比べてコンパクトになり、鞄等に入れて、気軽に持運ぶ
ことができる。近時、この3つ折畳傘にジャンプ機構を
組み込んだ傘が流通しており、荷物等で片手が塞がって
いる時に重宝である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このジャンプ機構を組
込んだ3つ折畳傘は、通常のステッキ型のジャンプ傘と
同様に、図8に示したごとく、補助受骨100とスプリ
ング101とスプリング収容ろくろ102を付け加えた
ものである。しかし、この折畳傘には、次のような問題
点があった。従来構造の3つ折畳傘に比べ、構成部品が
増えた分、傘自体の重量が増えることになり、折畳傘に
おいて重視される携帯性が犠牲になってしまう恐れがあ
った。特に、前記スプリング101については、親骨を
開く方向に付勢する必要から、付勢エネルギーを蓄積で
きるように、ばねの径を太く、且つ、ばねを密にしてお
り、それだけ重量が増していた。
【0004】そこで、本発明は、ジャンプ傘の利点を活
かしつつ、可能な限り、傘の重量を軽減することができ
るジャンプ式の3つ折畳傘を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、親骨を束ねる上ろくろと、前記親骨の開閉に連動す
る受骨を束ねる下ろくろと、前記親骨の開閉に伴い、前
記下ろくろをスライドさせる中棒を備えた3つ折りの折
畳傘において、前記中棒を上ろくろ側から第1、第2及
び第3の中棒に分割すると共に、いずれか1つの中棒に
他の各中棒を出没可能に構成し、前記第3の中棒と上ろ
くろ間に、常時、中棒を伸延方向に付勢する付勢手段を
収容すると共に、前記第3の中棒と前記下ろくろ間を、
前記上ろくろを介して、所定の張力で連結する連結手段
を設けた(請求項1に記載の発明)。
【0006】ここにおいて、例えば、前記親骨は、上ろ
くろ側から第1、第2及び第3の親骨に分割されてい
る。また受骨は、下ろくろ側から第1及び第2の受骨に
分割されている。そして、第1の親骨に対し第2の親骨
を谷折りに、且つ、第2の親骨に対し第3の親骨を山折
りに可能に構成し、前記第1の受骨は、第1の親骨に連
動し、且つ、第2の受骨をして、前記第2の親骨を谷折
り方向に付勢するようになっている。上記構成の折畳傘
によれば、重量が嵩むばねの径を太く、且つ、ばねを密
にする必要もないので、それだけジャンプ傘の重量を軽
減させることができる。
【0007】前記連結手段を、紐により構成してもよい
(請求項2に記載の発明)。紐を用いることにより、軽
減化を徹底させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る折畳傘の実施形態を
図1乃至図7に基づいて説明する。図1は、親骨及び受
骨の先端部分を省略した、同傘の中央縦断面図、図2は
同傘を構成する後述の付勢機構の分解説明図、図3は同
付勢機構を構成する上ろくろの分解斜視図、図4は同傘
を構成する後述の連結機構の中央縦断面図、図5は同連
結機構を構成する下ろくろの斜視図、図6は中棒の正面
図、図7は親骨と受骨の構成例図である。なお、これら
の各図において、同一の構成には同一の符号を付して、
重複した説明を省略する。
【0009】実施形態に係る折畳傘の第1の特徴点は、
図1に示すように、上ろくろ1側から第1、第2及び第
3の各中棒20、21、22に分割された中棒2の内側
に、一端が第3の中棒22に取付けられ、他端が上ろく
ろ1に取付けられた付勢手段としてのスプリング3が配
置され、そのスプリング3が、常時中棒2を伸延する方
向に付勢していること(以下、付勢機構という)であ
る。
【0010】第2の特徴点は、前記スプリング3による
前記中棒2に対する伸延力を利用して、下ろくろ4を中
棒2に沿って引上げて傘を開かせるために、前記第3の
中棒22と前記下ろくろ4間で、前記上ろくろ1を介し
て、連結手段としての紐5を挿通させていること(以
下、連結機構)である。
【0011】前記スプリング3によって、前記第1の中
棒内に収容されている第2,第3の各中棒21,22が
伸延すると同時に、前記紐5によって下ろくろ4が第1
の中棒20に沿って上方に移動し、それに伴って、各受
骨7がそれぞれ対応する3つ折りの各親骨6を開放方向
に付勢することにより、ジャンプ式の3つ折畳傘が構成
される。
【0012】なお、傘を閉じるときには、一方の手で手
元8を持ち、他方の手で下ろくろ4の把持部43をもっ
て、その下ろくろ4を下方に引き降ろす。その結果、受
骨7及び親骨6が折畳まれると同時に、下ろくろ4に加
えられる引降し力が、紐5に伝達されて、スプリング3
が圧縮されると共に、第2の中棒21が第1の中棒20
に収容され、第3の中棒22が第2の中棒21に収容さ
れる。最後に、手元8に設けられたはじき80と下ろく
ろ4の係合孔40(図4及び図5参照)とを係合させる
と、親骨6、受骨7及び中棒2が折畳まれる。よって、
従来のジャンプ式の折畳傘とは、構成を異にする折畳傘
を提供することができ、またスプリング3の中棒2に対
する伸縮力を利用しているので、迅速、且つ、快適に傘
を開かせることができる。しかも、可及的に重量を抑え
ることにより、携帯性を高めている。
【0013】前記付勢機構は、図2に詳細に示したよう
に、前記スプリング3と、このスプリング3の一端30
から挿入し、且つ、スプリング3を保持させると共に、
圧縮されたスプリング3の付勢方向を制御するガイド棒
31と、このガイド棒31を載せる下固定筒32と、ス
プリング3の他端33を取付ける上固定筒34からなっ
ている。
【0014】前記ガイド棒31は、底部フランジ310
と、そのフランジ中心から突設されている棒状部311
からなり、各中棒20〜22の長さ寸法と略同一の寸法
に形成されている。そして前記底部フランジ310の円
径は、前記スプリング3の外径より大きく、また前記棒
状部311の径は、前記スプリング3の内径より小さく
形成され、その棒状部311にスプリングを挿通できる
ようにして、スプリング3を安定的に配置する役割を果
たしている。前記底部フランジ310及び前記棒状部3
11は、中空状に形成され、前記下固定筒32に向けて
前記紐5を挿通できるようになっている。
【0015】前記下固定筒32は、第3の中棒22の下
端にピン等で固定されており、この上面320に、前記
ガイド棒31の底部フランジ310が配置されるように
なっている。前記上固定筒34は、第1の中棒20の上
端内部に収容されており、その底面330に取付凹部3
31が設けられており、この取付凹部331にスプリン
グ3の他端33が嵌込まれている。そして、この上固定
筒34は、図3に示したように、上ろくろ本体10に覆
われ状態で、ピンなどにより、前記上ろくろ本体10と
共に、第1の中棒20上端に固定される。
【0016】次に、前記連結機構の構成を図4に基づい
て、詳細に説明する。この連結機構の前記紐5は、その
一端50が前記上面320から下固定筒32の内部に挿
通されて、固定される。一方、その他端51が、上固定
筒34に取付けられた第2の滑車53と下ろくろ4に取
付けられた第1の滑車52を介して、前記上固定筒34
に固定されている。前記紐5は、前記スプリング3の付
勢力により、常時、張力が付与された状態にあり、その
スプリング3の付勢力が、第1、第2の滑車52、53
を介して、前記下ろくろ4に伝達される。そして、前記
付勢機構のスプリング3によって、各中棒20〜22が
伸延するときに、前記下ろくろ4が、第1の中棒20に
沿って上方に移動し、傘が開くようになっている。
【0017】前記第1の滑車52は、下ろくろ4の軸4
1を介して回転可能に取付けられており、一方、前記第
2の滑車53は、上固定筒34の軸受け340を介して
回転可能に取付けられている。なお、図4中、符号81
で示した部材は、第1,第2の中棒20,21の下端に
対するストッパーである。
【0018】次に、上記各機構を収容する前記各中棒2
0〜22の構成例を、図6に基づいて説明する。第1の
中棒20は中空状になっており、その上端200の開口
切欠201に沿って、前記上固定筒34の軸受け340
が挿入され、前記上固定筒34が、第1の中棒20の上
端内部に収容される。そして、前記上ろくろ本体10が
前記上固定筒34を覆うように、第1の中棒20の上端
外側に取付けられ、ピン等で固定される。一方、第1の
中棒20の下端開口202は、第2の中棒21の径より
大きく形成されて、且つ、下端から所定幅にて、第2の
中棒21の断面形状に対応する6角絞り203が成形さ
れており、第2の中棒21が、その絞りに沿って、第1
の中棒20に出没可能になっている。
【0019】第2の中棒21は、その断面形状が略6角
形であって、中空状に形成されている。その上端210
には第1の中棒20の前記6角絞り203によって係止
される係止部211が設けられ、前記スプリング3の付
勢力によって付勢される第1の中棒20に追随して、こ
の第2の中棒21が伸延されるようになっている。一
方、第2の中棒21の下端212には、第3の中棒22
の断面形状に対応する円柱状絞り213が形成され、第
3の中棒22が、その絞り213に沿って、第2の中棒
23に出没可能になっている。
【0020】第3の中棒22は、その断面形状が略円柱
状であって、中空状に形成されている。その上端220
には第2の中棒21の前記円柱絞り213によって係止
される六角係止部221が設けられ、第2の中棒21か
ら第3の中棒22が離脱することを防いでいる。一方、
第3の中棒22の下端214には、上述のように前記下
固定筒32が固着され、さらに、手元8が固着されてい
る。
【0021】次に、図7に基づいて、受骨及び親骨の構
成例を説明する。親骨6は、第1,第2及び第3の親骨
60〜62に分割され、受骨7は、第1の受骨70と第
2の受骨71とに分割されている。第1の受骨70の一
端は、前記下ろくろ4の凹部42(図4等参照)にワイ
ヤを介して、回動可能に固定されており、他端は、前記
第1の親骨60の略中間部にピン等を介して、回動可能
に固定されている。そして、下ろくろ4が中棒20を移
動スライドするに伴い、そのスライド力が前記第1の受
骨70を介して、第1の親骨60に伝達されて、その第
1の親骨60が、回動点600を中心に開閉される。
【0022】前記第2の受骨71の一端は、前記第1の
受骨70の先端近くにピンを介して回動可能に取付けら
れ、他端は、第2の親骨61の基端に、ピンを介して回
動可能に取付けられている。そして、前記第1の受骨7
0から第2の受骨71に伝達された回動力が、第2の親
骨61の基端に伝達されて、第1の親骨60が開閉する
と同時に、回動点610を中心に第2の親骨61を谷折
り方向に回動させる。
【0023】なお、第1の親骨60の開閉力は、弓金具
63を介して、第3の親骨62に伝達されて、傘を閉じ
る際には、その第3の親骨62を山折り方向に回動させ
る。
【0024】次に、上記構成の折畳傘の動作を詳細に説
明する。まず、傘を閉じた状態から開いた状態への動作
は、次の通りである。傘の閉時には、前記手元8のはじ
き80が下ろくろ4の係合孔40に係合されて、圧縮さ
れたスプリング3が、前記ガイド棒31を介して、第3
の中棒22内に収容されると共に、その第3の中棒22
の外側に第2の中棒21が、さらにその外側に第1の中
棒20が重ねられている。そして、前記はじき80を操
作して、スプリング3を開放すると、その付勢力によ
り、各中棒20〜22が伸延し、同時に下ろくろ4が、
第1の中棒20に沿って上昇し、その上昇と共に、前記
第1の受骨70を介して、第1の親骨60を開放し、第
2の受骨71を介して、第2の親骨61を開放し、弓金
具63を介して第3の親骨62を開放する。
【0025】一方、開いた傘を閉じる場合には、前記手
元8をもって、前記下ろくろ4を引き下げる。その引下
力は、前記紐5を介して、各中棒20〜22を圧縮する
力に変換され、前記スプリング3を圧縮する。と同時
に、第1の受骨70が下ろくろ4の下方へのスライド共
に、中棒2に対する交差角度が徐々に小さくなり、第1
の受骨70が、第1の親骨60を谷折りすると共に、第
2の受骨71が、前記第2の親骨61を谷折りにし、同
時に弓金具63を介して、第3の親骨62を山折りにな
す。最後に前記下ろくろ4を前記はじき80に係止させ
ればよい。
【0026】以上の構成によれば、上記付勢機構及び連
結機構に、重量が軽い合成樹脂を多く用いることがで
き、従来構造の3つ折畳傘よりも重量を軽減させること
ができる。また、従来構造の3つ折畳傘に必要となって
いる、各中棒用のはじきが不要となっている。
【0027】なお、上記実施形態では、前記紐5の他端
51は前記上ろくろ本体10の上固定筒34に固定され
ていたが、前記第1の滑車52を省略して、紐5の他端
51を下ろくろ4に固定してもよい。また、前記中棒の
径については、第1の中棒を細くし、第3の中棒22を
太くして、第3の中棒に第1,第2の中棒を収容するよ
うにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、従来の3つ折
畳傘とは異なるジャンプ構造を採用することにより、傘
を開かせるスピードが向上する。また、ばねの径を太
く、且つ、ばねを密にする必要もないので、それだけジ
ャンプ傘の重量を軽減させることができる。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、傘重量の
軽減化を徹底することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係る折畳傘の中央縦断面図、
【図2】 同傘を構成する付勢機構の分解図、
【図3】 同付勢機構の上ろくろの分解斜視図、
【図4】 同傘を構成する連結機構の中央縦端面図、
【図5】 同機構を構成する下ろくろの斜視図、
【図6】 同傘を構成する中棒の正面図、
【図7】 同傘を構成する親骨及び受骨の一正面図、
【図8】 従来例の構成例図。
【符号の説明】
1 上ろくろ 10 上ろくろ本体 11 石突 2 中棒 20 第1の中棒 21 第2の中棒 22 第3の中棒 200 上端 201 開口切欠 202 下端開口 203 6角絞り 210 上端 211 係止部 213 円柱状絞り 214 下端 220 上端 221 六角係止部 3 スプリング 30 一端 31 ガイド棒 32 下固定筒 33 他端 34 上固定筒 310 底部フランジ部 311 棒状部 320 上面 330 底面 331 取付凹部 340 軸受け 4 下ろくろ 40 係合孔 41 軸 42 凹部 43 把持部 5 紐 50 一端 51 他端 52 第1の滑車 53 第2の滑車 6 親骨 60 第1の親骨 61 第2の親骨 62 第3の親骨 600 610 回動点 7 受骨 70 第1の受骨 71 第2の受骨 8 手元 80 はじき 81 ストッパー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月6日(2000.4.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、親骨を束ねる上ろくろと、前記親骨の開閉に連動す
る受骨を束ねる下ろくろと、前記親骨の開閉に伴い、前
記下ろくろをスライドさせる中棒を備え、前記中棒を上
ろくろ側から第1、第2及び第3の中棒に分割すると共
に、いずれか1つの中棒に他の各中棒を出没可能に構成
し、前記第3の中棒と上ろくろ間に、常時、中棒を伸延
方向に付勢する付勢手段を収容すると共に、前記第3の
中棒と前記下ろくろ間を、前記上ろくろを介して、所定
の張力で連結する連結手段としての紐を設けた3つ折り
の折畳傘において前記第1の中棒には、その上端内部
に上固定筒が収容され、この上固定筒を覆うように、前
記上ろくろ本体が第1の中棒の上端外側に取付けられ、
一方、第1の中棒の下端開口には、第2の中棒の径より
大きく形成されて、且つ、下端から所定幅にて、第2の
中棒の断面形状に対応する6角絞りが成形され、前記第
2の中棒は、その断面形状が略6角形であって、その上
端には第1の中棒の前記6角絞りによって係止される係
止部が設けられ、一方、第2の中棒の下端には、第3の
中棒の断面形状に対応する円柱状絞りが形成され、前記
第3の中棒は、その断面形状が略円柱状であって、その
上端には第2の中棒の前記円柱絞りによって係止される
六角係止部が設けられ、一方、第3の中棒の下端には、
下固定筒が固着され、さらに、手元が固着されており、
前記付勢手段としてのスプリングは、前記下固定筒に載
せられたガイド棒により圧縮されたスプリングの付勢方
向が制御され、前記紐は、その一端が前記下固定筒の内
部に挿通されて固定され、一方、その他端が、上固定筒
に取付けられた第2の滑車と下ろくろに取付けられた第
1の滑車を介して、前記上固定筒に固定され、前記手元
には、前記下ろくろの係合孔と係合するはじきを設けた
(請求項1に記載の発明)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】前記連結手段を、紐により構成したことに
より、軽減化を徹底させることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】前記連結手段を、紐により構成したことに
より、傘重量の軽減化を徹底させることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親骨を束ねる上ろくろと、前記親骨の開閉
    に連動する受骨を束ねる下ろくろと、前記親骨の開閉に
    伴い、前記下ろくろをスライドさせる中棒を備えた3つ
    折りの折畳傘において、 前記中棒を上ろくろ側から第1、第2及び第3の中棒に
    分割すると共に、いずれか1つの中棒に他の各中棒を出
    没可能に構成し、 前記第3の中棒と上ろくろ間に、常時、中棒を伸延方向
    に付勢する付勢手段を収容すると共に、 前記第3の中棒と前記下ろくろ間を、前記上ろくろを介
    して、所定の張力で連結する連結手段を設けたことを特
    徴とする折畳傘。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は、紐であることを特徴と
    する請求項1に記載の折畳傘。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011110069A1 (zh) * 2010-03-08 2011-09-15 Zhang Shumin 自动开收伞的拉线结构

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WO2011110069A1 (zh) * 2010-03-08 2011-09-15 Zhang Shumin 自动开收伞的拉线结构

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